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【636】これでいいのか?天災バカボン終活プラン [ビジネス]

 半島の南北が握手する光景が報じられた。
 両国とも様々な事情を踏まえての判断なのは間違いないが、ともあれ飛翔体がどうこう水爆がどうこうからは、予想外の急展開と言ってよかろう。真横に位置する日本国は完全に蚊帳の外である。
 日本人は奇跡の日本列島に育まれた『組織の民』だ、という話はした【278】【404】
 コンパクトに限られた千変万化の生存空間を、知恵と思いやりで棲み分けながら生き延びてきた君が代DNAは、地球規模の世界平和を考える現代にこそ新たな筆頭活躍のチャンスがあるはずだと。

 だが目前の現実は、あまりにも冷酷だ。
 各自都合のしたたかな腹はあるにせよ、弱肉強食バトルロワイヤルの国々はあっさり対立をやめて、世界の注目を集めながら象徴的に手を結んだ。わざわざ日本国が出て行って『世界に誇る組織力の素晴らしさ』を見せつける必要なんか無かったワケだ。
 それどころか当の日本国は、お隣の大陸や半島も呆れるくらい知的文明社会として荒廃した人治国家に堕ちてしまっていて、半島のお隣で皆の笑いものになっているというのが実態であろう。

 国家運営の場で横行する違法行為が次々と暴かれ、事実関係を問い質された犯罪者政権は世襲のガキ以下、何ひとつまともに答えられない。答えられないまま、不正捏造含みが明らかな法案を政府与党が勝手に集中審議である。立法府で違法案件の審議をやっているのだ。信じられない、狂っている。
 民主主義だ独裁主義だ言う前に、国家組織としての形態を成す人間の集団が、ひとつの目的を共有して何か実行に移す途中経過のプロセスとして成立してるのか、これ?

 自分がどこか別の国の住民だと思えばすぐ判る。普通に考えて、こんな今だけ一応の国家があと何年もつとお思いだろうか?他人事にすれば、簡単に一桁で見積もれると思う。
 その自然な危機感がわからなくなっているヤツがあちこちにいるのだ。認知症つまり老人ボケという頭の故障=知能の病気で、常人に備わっている思考や判断がもうできなくなっている連中である。月並な弁明で、膿そのものが、自分は違うととぼけるスタンスで『膿を出し切る』などと口走って、何か事態の改善があるとでも思えるところがまた涙を誘う。
 我が国はいま子供の目にも明らかな、ガイキチ国家になり下がってしまった。
 日本国に暮らす日本人として冷静に考えていただきたい。異論はあるだろうか?

 人類文明は言語情報を生み出し、定量尺度を生み出し、流通情報に基づく仮想現実の共有まで可能にした結果、自然生命力と異なる次元の『情報権力』の概念を生み出したのである。
 『カネをたくさん持ってる奴が強いことにする』『上下関係を布き上位にいる奴が強いことにする』あたりが誰でも真先に思い付く実例だと思う。
 いやカネも地位も、ある文明フェーズの規則性に則ったパワー概念であり、それらが通用する場においては、相応の優位性はあるのですよ。それはその通り。私が子供の頃は、まだその分別があった。
 『お前んち、カネ持ちだよな~』『エライやつは違うな~』というのは昭和世代の子供ウチでけなしコトバであり、言われた相手は真っ赤になって『ウチにカネなんかねえよっ!』『オレはちっとも偉くなんかないやいっ!』と言い返したものである。情報権力は原則、恥とされていた。

 小学校の頃、講堂に学年全員が集められ授業時間に、アニメ『天才バカボン』の一編を映写機投影で見た記憶が残っている。ストーリーの詳細はどうしようもなく失念しているのだが、当時の定番イメージとして出っ腹に格子柄の派手なスーツ、くわえ煙草でタイコ持ちのようなヘイコラ部下を一人従えた傲慢な中年オヤジが登場、コイツが自己満足のため散々横暴をはたらいて自分上位を主張し悦に入るという内容であった。
 もちろんラストは身から出た錆で酷い目に遭い、這う這うの体で逃げるようにその場を去っていくのだが、その後ろ姿を見送りながらバカボン少年がママに言う。
  『お金や地位があるからって偉いつもりで、何でも思い通りになると思う人ってバカだよね』
 ママが笑って答える。
  『そうね♪バカね』

 このシーンで語られるバカは、『自分が生きる時空間で、人として楽しく幸せに暮らす世界観を知らない人間』という意味だ。
 だが今日の日本国の現実は極めて苛酷であり、国家代表気取りの政治家も役人も、それを牽制するべき公共言論も、ガチの深刻な人間的理性喪失としての、頭がおかしくなった意味での『バカ』を患ってしまっている。

 カネも地位も『無いのが偉い、無いのが幸せ』とは言わない。
 だが、それら情報権力のレベルが自然生命力の実力相応に一致しない場合の、具体的な歪みの出方を個人スケール・組織スケールの両面でしっかり想定し、現実のエラー作動に遭遇都度きちんと照合して処置するコンセプトが必要だ。

 自然生命力の実力が並以下の弱い社会層には、『人類文明ならではの情報権力』を能力評価に重ね合わせてそっちを強調し、同じく自然生命力の足りない弱い個体を狙って、仮想現実の力関係を刷り込もうとする者が一定数いる。
 現政権の機関横断型・犯罪者組織において、『カネ』『地位』がその基本骨格を支えていることに説明は不要だと思う。元々生物としては虚弱で劣悪な人間ばかりが、『カネ』と『地位』の虎の威を生存手段にして群れ集まった必然の結果である。実に、意味不明の答弁や情けない失言には枚挙に暇がない。

 情報的に進化した人間は、情報だけで組む仮想現実を意図的に生み出すことを覚え、文明社会でそれを自然生命力と等価以上にまで持て囃した。反面、社会全体の自然生命力は徐々に衰弱し、いつの間にか情報価値や情報権力に誰も逆らえない虚弱な『情報依存社会』に陥った。
 これが一斉の高齢化で組織認知症に到る老衰期を迎え、合理性を支える情報処理機能が社会まるごと崩壊。情報権力を握っていた連中は法治社会の一線を割り込んで犯罪に手を染め、そんな情報権力の監視役だったはずの連中はパシリ言いなりの頬かむりで犯罪を見て見ぬふり、孫子を含む若年層の将来をいとも簡単に放棄して諦めてしまった。そして今がある。

 厳しい現況だが、逃げるに逃げられないし逃げたくない。現実解を探して先へ行きたい。
 何よりまず『狂った今を止めること』【243】が最優先、これが国民感情として異論なかろう。
 次の展開がいま見えなくともボケ老人と心中よりマシである。頼む、負けるな、野党たち!
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【635】球体式戦略思考術<11> [ビジネス]

 1年前の今日、さすがに今頃はヤク離脱も完了していると思い込んでいたものだ。
 この忌々しい現実どうしてくれよう…って簡単な話で、素直に受け入れて、思いつく限りの善処を着々とやっていくしかない。ホント現実ってのは何の情け容赦もしてくれないものである。

 前回、文字情報の話題を扱った流れを延長するなら、私は最近『人』という文字の図形イメージを抱きながら暮らしている。第一画の左払いが、頭の中心から左耳の奥を通って肩から左脇の背中まで抜けるラインに相当する感じだ。この組み合わせがひとつの系を成していて、この左払いに今の離脱過程の中心がある。いっぽう第二画の右払いは背中の中心から分岐した別系統、これが右腕方面に伸びていることになる。
 両手でうなじを覆った時に人差指が出会う位置、ここで脊椎の中心からむくみが湧き上がっては、左払いの上と左へ分散して外界に廃棄されていく流れがあると思う。この感覚が解剖学的にもアタリだったとすると、人体の体幹+左腕に対して、独立性の高い右腕系が生え出ている系統図になり、もしかするとこれが人種や文化を問わずに共通する、人間の右利き多勢の理由なのかも知れない。

 ここまでやってきて実感するのは、まず離脱症状の非対称性の有難味である。全くの左右一律にやられていたら同時の同レベルに生物としてのイチ機能が丸々へばってしまい、これほど山あり谷あり試行錯誤できる離脱過程にはなっていない。左右一対あって、左右差がついているから助かっている【606】

 視覚・聴覚の空間環境検知のため目と耳はまず左右対称、これらが移動装置たる足と、高機能マニピュレーターの手を備えるとすると、併せてひっくるめて全て左右対称とするのが合理的設計だ。
 だが機能喪失までも左右対称に喰らっては生存確率が低下する。一番シンプルで全身隅々に有効な左右差、これが心臓の左偏移だったりするのではなかろうか。

 確認があやふやで事実誤認の可能性はあるのだが、忘れたくないので書き落としておくと、ここへ来て大きな傷にはならないものの肘の内側や膝裏、手首足首など関節近辺がよく荒れて粉を吹く。実は就寝中に関節付近がトクトクトクトク…と脈拍より速い周期で振動する現象がしばしば感じられていて、これはもしや身体じゅうの関節や筋肉に独自ローカルの作動制御と記録保存の機能が備わっており、そのデフラグ処理ではないかという気が少ししている【628】
 実際、首は痛むわ粉は落ちるわ耳鳴りは酷いわで長らく楽器から遠ざかっているのだが、この不調期以前に何十年来どう試しても身に付かなかったことが幾つか、知らない間にできるようになってしまっているのだ。

 関節あるいは四肢単位ぐらいで情報処理ハブ中枢機能が備わっているとすると、『人体は右手だけ独立系、故に右利き文明』となる道理はありそうに思う。武器を持って対人格闘した原始人たちの頭蓋骨は左半球の損傷率が高いというが、生存ロバスト性向上の非対称性=心臓左偏移と、それに基づく身体制御系マップが人間の右利きを決めていたのなら、そんな原始時代にまで遡って右利き多勢が確認されるというのは十分にあり得る。

 ここ数ヵ月、訳あって立て続けに弦楽クラシックの演奏現場に遠近ふた通りで立ち会う機会に恵まれた。その奏者たちを眺めていて、
  『自由に動き回り弦を弾き鳴らす右手vs自在に受け止め対応する楽器+左手+上体』
の協業イメージがあると見受けるのだが、いかがだろうか?
 バイオリンやビオラほど派手に判りやすい運動系コントラストは感じられないが、ラッパ類なんかも似たような協業イメージが見出せると思う。吹奏楽やってる学生さん方、いろいろ実験して面白いコト考えてくださいましよ。
 今の私は、ここまで解っていてまだ身体が楽器に向かおうとしないし耳が音楽を聞こうとしない。ファスナーをちょい開けで姿をチラ見確認し、愛車からいつものCDを引張り出して聴力チェックしたら、溜息ついて今はそこまでである。
 散々に悔しいけれど、まあこんなの大したことではない。何しろこうなっていなければ一生思いつけなかった。

 実は上半身よりぼんやりしているのだが、『人』の字は腹から下にもうひとつある感じで、もしかすると歩行における『支持軸の左足vs機動先導の右足』の役割分担と関係あるのかも知れない。競技場・運動場のオーバルトラックが基本的に左回りになっている理由はこれだと言われている。
 学校教育において、体育とは『一般的なスポーツは体験がてら知っておきましょう』的な1コマになっている訳だが、いずれは効率良い自己制御の能力開発を習得するための、もっと保健や音楽や理科と混ぜこぜにした1コマにした方が良いのかも知れない【214】
 更に拡張して、成長期の子供に施す学校教育だけではなく、むしろ加齢による身体機能の低下を総合的に食い止め組織認知症の発症率を下げ、せっかくの人生の知見を世のため人のため建設的なチャレンジに昇華しようとする人口比率を増やす方策を編み出せないかと思っている。
 ここでは随分なことも書いているが、もう改善の見込めない組織認知症患者は社会から隔離する勢いで消せとまでいうつもりは毛頭ない。人がいるんなら皆で楽しく幸せに組合わせる手を探そうよ、そういうコトだ。ここに美談めいた論拠はなく、人間が寿命を延長したのなら、社会人としての組織性も相応に延長しないと、社会組織という上位スケール生物が狂い死にする運命を辿るだけなのである。

 話を戻して、焦熱感と発汗と炎症痛は相変わらず引きずっているのだが、実は免疫力発動のぞっとする感覚も、懐かし系の長編ストーリーの夢も、どうやらその時期を終えたらしい。大脳の一定機能部位が離脱プロセスを完遂したか。
 先が見えないヤク離脱過程をここまで消化してきた私だが、考え得る最大限の加速操作を試しながら、何をどこまでできるか思いつく限りの実験を経て、そりゃ思い通りでは全然ないけれど、想定外の成果物も本当に数多く刈り取った。一寸先は闇、ならばバカ正直のマジメ一徹が納得の回答を導き出す。

 社会の誰がこれを喰らうかという人選があったとして、やっぱ私だったんだろうな。
 さて、次回はまた情報で考える人間社会組織の話を続けようか。
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【634】イノチ懸けコトバ遊びの終着点予測 [ビジネス]

 『国会空転』という見出しが時々目に付くが、大事なのはナニが空転しているかである。

 そう、組織認知症患者が、生きる役目を終え集団入水自殺を図るために、ウソをつく違法行為を手段にして、未来ある仲間を騙し真実を隠して作ってきた不正法案の審議だ。
 こんなもの空転してくれないと困る。もちろん次はこれら不正法案を全て御破算にする作業である。その過程において、組織認知症患者を特定し二度と社会運営に紛れ込まないよう、文字通りその場から葬り去る措置が必要となろう。

 内容としては繰り返しになるが、簡単な検証ロジックを挙げておく。
 普通に、集団自殺が目的でなくて、ウソも一切ついてなくて、何ひとつ隠してもないのなら、名指しされたヤツら全員が次々出てきて法的拘束力のもと堂々と、思う存分しゃべり尽せば済むハナシである。
 まあちょっとはソロ言論のオン・ステージで緊張はするんだろうが、逆にそれでキレイさっぱり片付いて正確な記録も残り、何の経緯顛末を追いかけるにも『まずその記録情報に照らしてから』ってことで、本人たち雲隠れして日の当たらない場所ばかり逃げ回る面倒もなくなるはずだ。真実に口を閉ざし、答弁をやらない理由を野党に訊かれてちゃんと答えないから、今こうなっている。

 直接的には『国家運営の意思決定に関わる議論の場で、複数の違法な情報操作が検出されながら、その事実関係を明らかにする手筈を、政府与党が実行しないため』国会が空転しているのだ。
 更には真実解明に無関係な弁論で時間を浪費することにより、物事を進展させようとする目的意識が他から自然発生するのを待ち、その焦りと苛立ちの感情論の勢いが、コトの真相解明に向く法律行使を形式的で不正確なものに終わらせようとする魂胆が透けて見える。
 その水面下に立法・行政・司法の三権横断型の犯罪者組織がなす集団自殺計画グループが根深く潜んでいるのは、今や零細レベル+α程度の方々が御存知の通りとなった。
 今回は、なぜこんなことになるのか『情報』で捉えるフラクタル生物学として考えてみよう。

 いつもの通り結論から行く。 『言語』という情報形態にその原因がある。

 人間は、一定規則の文字や音声で定義される情報つまり『言語』を、現実の事象と対応させた。これによりリアルタイム現場現物をいったん言語情報に置き換え、いちいち現場現物をモロに持ち出すことなく、言語世界だけの処理プロセスで扱うことが可能となった。
 話せて聞けて、辞書ライブラリーの記憶が人並に頭に収まっていれば、言語情報を原材料にして人間各自の脳内で仮想現実が組み上がり、当該事象の共有ができる。更に書けて読めれば、当該事象を自分から切り離して取り置いたり、手放しで流通させることまで可能だ。
 現実の事象が、その場の関係者ウチだけで閉じることなく、空間と時間の縛りを越えるようになったのである【226】~【228】

 この言語情報の高機能性により通信が飛躍的に発達、人間の生産力は空間の拡がり方向にも、時間軸の伸び方向にもどんどん協調が進み発展させられることとなった。新規の生産成果を積み上げて強化された人間の生産力は、次なる新たな言語情報を生み、その新しい言語に対応して人間の情報処理能力は更に高度化していく。
 こうして大規模かつ長期的に生産力を紡ぎ合わせながら人間の文明は他生物から別格に複雑深層化し、人間のなす社会組織という上階スケール生物もまた巨大化し長寿化してきた。
 ここまでは生命進化の樹形図において、人間および人間の社会組織が分岐路一本を現世まで繋げてきた経緯である。

 ところがここで、現場現物が存在しない『ウソ』の言語情報という新規概念が登場する。

 実は生物界において真実を偽る行為は他にも存在し、例えば小鳥が巣を守るため、自らが負傷した風を装って捕食者の関心を惹きつけながら離れた位置まで誘導する『擬傷』などはよく知られている。小鳥なら完全にその目的意識で思考して行動を決断しているはずだ。

 ちょっと柔らか系の余談を挟んでおくと、昔ウチには桜文鳥【630】とセキセイインコがいたのだが、彼等は明らかにステレオの音楽鑑賞を理解していた。
 普段あちこち私の身体じゅう飛び乗ったりよじ登ったりして遊んでいるのだが、私がステレオに対峙して音楽を聴いている時に限って、必ず私と同じ方を向き両肩に各々とまって大人しく動かない。声も上げないし頭をきょろきょろ振らないので、左右チャンネルで再現する楽器毎の定位まで判別しながら聴くことを知っていたのではないかと思っている。
 意思疎通としての言語会話は無かったが、小鳥は十分に人間と同列で高度思考コミュニケーションが成立する生物なのだ。裏返せば、あれだけ会話して言語情報はひとつも交わさなかったことになる。

 人間は言語情報に続けてカネや地位などの定量概念を考え出すのだが、これが自然生物として認める価値や能力と食い違ってきたのだ。これが人間ならではの深刻な問題を引き起こすことになる。
 何しろカネも地位も定量つまり物差しを当てて読む目盛の概念で言語情報に変換されるため、『食用』の価値を得て血肉とし生命を繋いだり、『信用に基づく統率』の能力を発揮して組織生命体で狩猟・農耕を成功させたり【632】といった原始的な生命活動の現場から乖離して、『数値目盛の大小』という人工的な関心事が人間の情報処理に、別の図柄のレイヤーとして重なってきたのだ。
 これが人間の『価値観や能力を支える自我の充足度』につきまとう二重性の原理であり、老衰が進んで迷惑な過ちを犯しがちな『避けられない人間のサガ』だと考えている。

 生きとし生けるモノ平等に授かった寿命を自力で延長した人間は、その延長期に思いのほか早々に訪れる『組織性の老衰』に気付けなかった。そして、まず組織生命体スケールで痴呆状態に陥り、自己保存本能が失われて組織の自滅=集団自殺を目指すに到った。
 日本社会の現状は、その具体事例だとする見方が成立すると思うのである。

 生物は情報的に進化する宿命にあると述べたが【629】、その進化過程で高度な言語情報が生まれ、後にその言語情報が命取りになって、生命進化樹形図における高度文明人類の分岐路は淘汰されました…の結末で、真先に高齢化ニッポンが滅びるなんてハナシは絶対に避けたい。
 もう法治民主主義社会の看板を隠れ蓑にした認知症老人の人治国家なんぞ、呑気な日和見敬老意識だけで通用させる時代ではない。

 引き続き応援を続けるので頼む、野党たち!どうもありがとう!
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【633】若返り夢見る三半規管の認知症緊急対策案 [ビジネス]

 水で満たした透明ゴムホースの両端をつなげて輪にしたとしよう。ハチマキのように、その輪に頭を突込んでみようか。おっと、水の中には小さく刻んだ色紙をひと摘み混入しておくこととする。よろしく。
 フィギュアスケートのスピンのように、立ち姿勢のままその場でくるくる回ってみよう。傍で誰かがあなたを見ていたなら、ホースの中の色紙は止まったまま、あなただけスピンするのが確認できるはずである。中の水には慣性があるからだ。
 この時あなた視点で見れば、自分に対してホースの中の水は回流している。ホースの内壁にたくさん細く柔らかい絨毛を生やしておけば、その倒れる方向で回流を感知することができる。

 これが人間の三半規管の作動原理だ。この世は三次元だから、x軸・y軸・z軸の三方向に輪っかが揃えば、自分自身の動的な三次元空間認識が叶う。だから三半規管の解説図には輪っかが三本あると。
 で、この繊細な流動感知の機構は、周辺空気の圧力波を検知するのにも適していた。鼓膜の振動が『あぶみ・きぬた・つち』の3パーツ構成でできている耳小骨を介して内耳に伝播し、これが聴覚の音感として認識される。日常生活で耳と言えば音を聞く機能を真先に思いつくが、搖動・振動で捉える物理的環境の統合把握センサーなのである。だから眼球と共に、人体の最上部かつ脳への最短距離に配置されることになったのだろう。
 それは解るのだが、故にヤク離脱症状が本当に慢性的でしつこい。離脱過程の炎症がもたらすのは皮肉にも四六時中ひどいモスキート音の耳鳴りであり、私にとっては地上最悪の意地悪症状である。

 だが、ふと気が付いた。これはもしかして、離脱過程が過ぎ去って身体の再構築が完了したら、若者限定のモスキート音が聞こえるようになったりするのではないかと【195】
 勝手な空想で期待だけを膨らませてもしょうがないんだが、こりゃ賭けの楽しみのひとつには持っとかないと。もともと早くから密閉型のイヤフォンを耳栓としても解釈し、オープンエア型と使い分けながら耳を大事にして生きてきた自覚は、人並以上にあるつもりだ。
 これで高音可聴域の限界が若返られたなら、たかがこの5年半なんかお安い支払いってことになる。残りの人生、まだまだ何倍も良いことをして暮らしてやろうじゃないか。

 ともあれトラブルを抱えると精神の安定に揺さぶりをかけてくる危険察知の器官ゆえ【620】、知識を揃え落ち着いて自己観察の視点を保つことが大切である。
 これもまた『この程度、たいしたことない』で自分を無視して何事も無くやり過ごすワケだが、それでも特に今週に入ってからの事務チカンの一件にはイライラとムカムカが募りまくり、心穏やかにはいられなかった。まあ私なんぞが独り言を吠え出す前に日本社会のあちこちから非難の矢が次々と放たれ、御存知の通り事務チカンの野郎は辞めると抜かしおったのだが。

 日本国に暮らす女性たち、事務チカンもあの脅し状を書いたクズ野郎もセメント屋も絶対に許すなよ。お嬢さんが泣いて終わるハナシでも、恥をかかねばならないハナシでもない。
 私は世間一般にいうセクハラ概念は中身カラッポで馬鹿馬鹿しくて大嫌いなクチだが、本件はそんなものと次元の違う、思い切り原始的な感情域で癇に障っている。一切をなし崩しにせず、ここで見せしめに社会運営の場から完全抹殺・再起不能にまで追い込んで、きっちり結末まで確認するべきだと思う。
 華麗な学歴だエリート王道の職歴だって、このゴミクズ野郎のどこが人の世で暮らすオトコとして人並以上だというのだ。外道が!

 近年の過去事例の傾向とこの政権総崩れの空気からすると、世襲のガキが海外逃亡している間に残党がいきなり意味も無く解散を口走り始め、政権に跪くばかりの腰砕けたマスコミが雑魚のつぶやきをフル増幅して解散の大合唱…という展開が、『またしても』頭にフラッシュバックし始める。
 ほう、今度はGW明け狙いかよ?だがもう自爆解散はやめとけ、工数とカネの無駄だ。

 ここ最近の国政の混乱は『社会が組織認知症という病理現象に気付き、その破滅を呼ぶ宿命的症状が仕込んできた犯罪含みの不正政策を、今ここで阻止する』という、日本社会組織の自我の生存本能によるものだから、解散したところでその後の流れは変わらない。自爆解散選挙をやったらやったで、当選議席数に現時点の免疫力回復の到達度が反映されるだけである。
 何度か述べている通り、これは立法・行政・司法の三権に跨って日本国が重篤に罹患している組織認知症をどう特定し撲滅するかの問題であり、今さらちょっと外交で点稼ぎだとか、それで政党支持率の数字をいくつ持ち直すだとか、そういう日和見情勢の雲行き論ではないのである。

 未だに『野党が諸問題にこだわるばかりで、重要な法案審議ができていないのが国難』という論法が通用すると勘違いしている政府広報パシリ言論が散見されるのには呆れるばかりだ。その法案ってのが、機関横断型の組織認知症患者の隠蔽と捏造でできたものだと日本社会の過半数にバレたから、今があるんだろ?現有の不正法案を審議してどうするんだよ?

 簡単なハナシで、世襲のガキにアッキー、もう一回ペテン眼鏡、あといっぱいい過ぎて面倒くさいので以下略、ひとり1日ずつ連日証人喚問にかけ、かかったヤツは訊かれたことに正直かつ日本語常識的に素直に回答していけば良いだけのことだろう。それが普通だし、そうであればとうの昔に揉め事の真相なんか全部解明できている。
 そして語り合うべき本題、例えばどの犯罪者組織が、どんな犯意で『裁量労働制にした方が時短になりますよ』との根拠で議決させようとしたのか、世襲のガキは何を目当てにこれを真実アピールする共犯の道を選んだのか、ちゃんとそういった『狂った不正法案の発生源を突きとめる本来議論』に移れているはずだぞ。
 極端な隠蔽が目に余る軽減税率なんか、時間を巻き戻していの一番に精査し内容の完全開示が必要だと思う。そういうのが国会の正しい審議事項ではないのか。

 野党たち、いま日本国民は組織認知症患者の速やかな特定と排除措置を望んでいるのであり、ここは闇雲な倒閣や政権交代をがっつく姿勢にならないよう慎重に御注意されたい。こんな雰囲気だからこそ思慮深くも冷徹な、容赦ない追及をお願いする。
 その限りにおいて、引き続き応援を続けたい。連日大変だと思う。ありがとう!
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【632】機械屋ドクターの認知症診断カルテ [ビジネス]

 一般にいう生物のイチ個体であろうがなかろうがまで拡げて、ナニガシかの活動体が集合すると、相互に影響を及ぼし合って望むと望まざると組織が形成される。それをマクロ視すると組織全体としての活動志向が顕れており、これが『組織の自我』を持つ組織生命体の基本的概念である。

 たまたま人間ひとりの単位が動いてしゃべって歩き回って、このスケールの統合フェーズを生命単位とするのが解りやすかったため、人間は『自己』のくくりでもって外界と対峙する基本概念を自然に普及させただけなのだ。本当は、生命も意識ももっと階層構造を成しており、この世の全景をフラクタル視しながら階層毎で考え、それらの最適解での作動に努めないと、DNAを紡いで種が繁栄することはできない。

 人間たったひとりの生物機能単位だけでは生きていけないので、日本人は日本社会という組織体を維持せねばならない大前提がある。いま最大の問題は、高齢化で組織認知症を発症した社会層が、『老い先みじかい自己』を『継続する日本国組織』よりも優先しようとする誤作動に走っていることだ。
 組織生産力認知障害=組織認知症【617】の原理について考えてみよう。

 例によって結論から行く。その根源は、つまるところ『弱さ』である。
 強い個人は強いが故に余裕があり、『自己』を多人数組織の有効生産力として作動させる。生活の土壌に、組織力のアドバンテージを保証しようとするのだ。そこに多人数組織という生命体が顕れる。
 弱い個人は、他の多人数の生産力を『足りない自己の補填』に使おうとする。何しろ余裕がないので、自己の寿命をどうにか切り回す以上のことに興味が持てない。これでは多人数組織のスケールで生命体は出現せず、これが『烏合の衆』というやつだ。

 そして烏合の衆で済まないところまで、人間は衰弱する。
 少々知恵を絞って精神論や道徳観を説いたところで、生きる力が及第レベルを割り込んでしまった個人には無力なのだ。『自力で生きるにも足りないひ弱な自己』の保存に本能が向くから、時にあちこち隠れて、時に迷惑な横車を押して、執拗に組織生産力の不正な使い込みを繰り返すことになる。

 地球上の生物一般の寿命に規則性のある算出式を見出す研究は数多くあり、心拍数基準【615】もあれば、体重と脳の重さを計算処理して寿命を得るなどの数式も考え出されている。
 特に哺乳類に限定した場合、基本は食物の燃焼エネルギーを得て作動する内燃サイクルであり、体寸が2倍になれば熱授受する体表面積は自乗で4倍、生体活動量としての体重は三乗で8倍になる関係が成立するため、割と精度よく一本の線に乗ってくる相関が掴みやすいようだ。では、その生物一般解として算出される人間の寿命とはどのくらいなのだろうか?

 概ね、せいぜい30~40年とされる。
 私が子供の頃まだ『人生五十年』という言葉が残ってはいたが、現代先進文明による人間の寿命の延長は凄いレベルに達しているのだ。私はもう、死んでいる。
 ただ寿命期間が時間軸方向に均等に引き伸ばされるのなら、成長期の進行プロセスから緩慢に始まるはずだが、そうなっていない。むしろ老衰開始から死去までの期間を様々な支援ツールで引き伸ばしているのは御存知の通りであり、その新規延長ぶんの年齢域特性が生命としてどんな未知の作動を引き起こすのかは判っていない。世界の先陣を切って高齢化する日本社会が最初の一例となる。

 その日本社会で、本来ならば豊富な知見を期待され国家運営の重責ポストに就くべき人材層が軒並、老衰により自然生命としての組織生産力を使い果たして、次々と組織認知症を発症したのだと考える。
 自然界なら組織本体と反目・決別し孤独死を迎えるはずだった用済み運命の個体が、文明社会ならではの延命にあやかり、余計な人工価値たる損得勘定や身分意識のもと似た者同士が同調してしまい、ここにまた一種の組織を形成してしまったのが、この政治家・役所横断型の犯罪者政権だろう。
 社会組織を維持する目的の法律に抵触するような隠し事を多々やっているのも、それを暴かれてなお道理の立たない解釈を主張して譲らないのも、科学的に辻褄が合う姿なのだ。それをだらしなく看過してきた日本社会全体も免疫力が弱って組織認知症に罹患しているのであり、当然これをこのまま許すと、脈々と歴史を紡いできた日本国組織の生命力は、増殖した老衰体質に吸い尽くされて滅亡すると予想される。

 いまペテン眼鏡の立件見送りがチラつかされているが、これは立法・行政に続いて司法機関もダメになっている証拠だろう。もちろん『公文書の内容を改竄した』こと自体が即刻に違法行為なのであり、何をどのくらい変えたら良い悪いなどという個人主観の程度問題などハナっから存在しない。まずアッキー関連の記載が抹消されている時点で十分大規模かつ悪質な改竄だし、現在もアッキー証人喚問の必要性は厳然と残ったままである。
 これ裁判官が立件躊躇の意思表示をしているなら、いつもは大して気にしない投票用紙の『やめさせた方がいい裁判官』欄を頭の隅に置いて注視すべき事態だろう。
 いま役所枠や政党枠で引責の追及を閉じさせようとする言動に取り合ってはならず、要は全機関横断スケールの組織認知症病巣枠で不正行為の検出・確定と是正処置が必要なのが判ると思う。

 ところで気になっているのが、ひとつにあほ共が群れて消費税率影響緩和の検討会などという三文芝居をでっち上げようとするカラ報道の流布だ。道理も何もなくなっていて呆れるばかりである。
 消費税率を上げれば単純に景気が悪化するのは、市場経済の原理的傾向としても、過去事実に基づく経験則としても明らかであり、つまりは10%への引き上げは日本経済景気の自滅行為と言わざるを得ない。消費税率を引き上げながらこの影響を緩和する手段など存在せず、景気の悪化を防ぐ意図が本当にあるなら、消費税率は据え置くか引き下げるかのいずれかしかないはずだ。その場合、もちろん軽減税率は廃止が妥当ということになる。

 もうひとつ気になっているのが、インターネット上の海賊版著作コンテンツに対する『サイトブロッキング』なる行政の強権敷設の仕込みである。
 いや、海賊版の横行が良いとは言わないが、それでオリジナルが被害を受けて初めて、社会の損失が発生する訳だろ?オリジナルが訴えない限りは、わざわざ行政から無駄に税金使って回線遮断の手を下す必要など無い。
 これって、行政が『コイツは海賊版だ』と一方的に言いがかりをつけた瞬間、行政の独断で発信者は言論の自由を奪われ世間のネット風景から消される恐怖社会の危険性を孕んでいるのだ。基本的人権の保障に抵触し兼ねない異常な権力設定案だと思うが、ここの読者さま方はどうお考えだろうか?
 お隣の大陸で『熊のプーさん』など特定の検索ワードにインターネットが反応しないなど滑稽な社会事情が時々報じられるが、これではこの日本国も全く同じコトになるかも知れない。放送制度の大改革とやらにも厳しく注意を向けておいた方が良いと思う。

 最後に一発、生物学の領域に引き返して準オカルト仮説まで押し込んでおこう。
 オトコの匂いは祭りや争いで大騒ぎを呼び、オンナの匂いは愛情と平和で安らぎを呼ぶ、そんな組織の空気感染機能であった【403】
 加齢臭は、将来放棄の無気力と理不尽、傲慢と裏切り、ひいては破滅を呼ぶ機能性現象である可能性を感じている。自然界で何かの拍子に高齢化構成に陥ったネズミの一群は、互いの加齢臭に操られて破滅志向のプログラムがONになり、集団入水自殺を図るのではないだろうか【624】
 『謎の集団入水自殺』の謎って、他ならぬ今の日本社会のコレなんじゃないだろうか?

 だから言うのだ。理性ある人間なら、自覚し納得して『老衰する組織』の小単位を進んで構築し、健常者組織を健全に取り置く目的意識を持って一線を隔し、幸せに自分たちの身を修めよと【546】
 無駄にトシだけ喰っておのれの身を修められない『ガキ老人』と集団自殺するような不幸な日本国組織なのかどうか、科学的視点で確かめて行こうと思う。
 私は御免こうむりたいので、全面的に応援を続ける。油断なきよう頼む、野党たち!
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【631】幸せ壮絶バトル御用達の実用備忘録 [ビジネス]

 以前、寒さと免疫力発動の関連について述べた【615】
 今回は、暑さと炎症による体組織の代謝の関連から、いま流行りの?備忘録を始めよう。

 複雑なハナシは、例によって結論から行く。
 『焦熱感』と『発汗』と『炎症』は機械的にセット稼動になっていて、決して『体に熱がこもって暑い』という自覚のもとに、『放熱のため発汗』して汗に蒸発熱を持って行かせ、『そのついでに皮下の老廃物を汗腺から廃棄』しているのではないと思う。
 今の私を例に挙げるなら、まず代謝で捨てたいモノがいつも皮下にあって、これは身体の厚み面直方向の最短距離で、つまりは汗腺から捨てたい。そこで身体が『きっかけあらば汗をかいてやろう』と常時スタンバイ状態で構えており、ちょっと室温が上がったり、直射日光を浴びたり、激しい運動をしたり、香辛料を嗅いだり食べたりした途端、スイッチが入るのだ。

 普通なら暑いと感じないような穏やかな受熱入力でも、スイッチONで一撃に体温が急上昇する焦熱感とともに発汗する。この時『暑くて汗をかくだけでない証拠』として、その部位がひりひりとあせもみたく痛むことが多く、まあ『このくらい、大したことない』とトカゲの尻尾を切っていくワケです。
 しばしば『私は自分の汗で肌を傷めてしまう体質』という表現を見かけるが、真相は恐らくこれであり、いち早く肌の表面を乾燥した大気に解放するのが最善策のはずである。これをやっていて汗を拭っていると、ポツリと小さな点で出血していることもあるので間違ってはいまい。
 体組織の代謝機能としての汗腺がまず人間には備わっており、後にわざわざ気合い入れて廃棄するほどのモノが無いような時でも、水分主体で放熱目的も可能という便利稼動モードを手に入れた。そんな順番なんじゃないか。
 子供のあせもやにきびは、肌が不潔なので汗腺が塞がるという外的原因より、成長期の盛んな新陳代謝が引き起こす体内側の炎症とその廃棄過程だったりするのでは?ちょっと見かけ悪いけど、きれいに洗って乾かしときゃ治るってハナシなのではなかろうか。

 思えばこのヤク中騒ぎを起こす以前、私は激辛マニアとは言わないまでも割と辛いモノ好きで、カレーもキムチ鍋も好き放題に食っていた。ということは、いずれ元通り平気で食える日が来るはずだ。
 更に記憶を遡ると、これに先立って『俺って結構な汗かきなんだよ』という世間話をしょっちゅうしていた記憶がある。偶然の可能性もあるが、例えばこの段階で勘付いて軽く試しにだけでも断薬し、予備知識を揃えあらゆる症状を想定に入れて様子を見れば、せいぜい数ヵ月の不調期を、焦らず見抜いてペースダウンしながら消化して済んだかも知れない。
 もしやと心当たりのある方、まだその段階なら急激な悪化に倒れる心配はないから、その気で試してみてはいかがだろう?ビンゴだった場合、あなたがそのノウハウをどこかで公開すれば、早期発見・早期離脱でしんどい思いをせずに済む人を増やせますぞ。

 ふと気が付くと、あれだけ好きだった大型書店の散歩はいつから疎遠になったのか思い出せないくらいの御無沙汰になってしまっている。まだ急な発汗が来るので落ち着いて散歩できないのが主原因なのだが、それ以前に視界に入った平積みの本が私の目を引かないし、視覚から入った文字情報がちゃんと意識に理解されて、買う買わない判定のまな板に乗りもしないのだ。
 視神経に宿る興味・好奇心機能を原点でやられているのか、通信ケーブルが切れて視覚情報が脳の俯瞰ウィンドウにまで飛ばないのかは判らない。ともあれ回復すると再び本屋に足が向き始めると思われる。

 おっと、もうひとつ忘れちゃいけないのが音の話だ。
 免疫力発動中は、意識の中で過ごす体感時間に対して、実際の時計の進みが極端に遅くなる【615】
 このとき現実日常の生活騒音が聞こえると、一気に時間感覚が通常速度に引き戻され、不快というか嫌悪感さえ覚えるのだ。特にガタゴト系の衝突音は、耳に激しく突き刺さる。
 免疫力発動中は、生体活動が設定する体感時間に身を預けて復調に専念できるよう、文字通り安静にするのが大事だと思った。改善が進むにつれ、自然にその要求は弱まっていく。
 小細胞肺癌で抗癌剤を投与された姉は、音を遠ざけた。腐るほどある私のCDにもDVDにも一切手を付けようとしなかったのだが、もしかすると外力による免疫力操作が体感時間に何か負担になる影響を与えていたのかも知れない。音楽なんぞ、時間感覚を強制される入力でしかなさそうにも思う。

 以上、少々ぶつ切れ小ネタの盛り合わせ風になってしまったが、今ちょうど野党たちが日本国の組織認知症を叩いてくれているので、今のうちに取り急ぎ書き並べておくことにした。
 ボケた日本国組織は自分に芽生えてくる一番新鮮な体組織をかじり取って、新たな老人班【629】の定常生成システムまで仕込みかかっている。だが痴呆を自覚し修正に向かう動機が残っているうちなら、正気を取り戻す可能性は十分にあるのだ【565】
 ここ最近、認知症患部に汚い圧力で腐らされていた二次病変部が、次々と自ら痛みを訴え始めた。『痛い』と知らせて組織全体の自己保存につながる希望が拡がり始めたのだと思う。

 引き続き応援するので頼む、野党たち!
 油断せず現状の展開を着実に進められたい。連日お疲れさま!
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【630】生命退化する高齢化ニッポンの抵抗力 [ビジネス]

 更に検証を進める。まずはこの私自身の身体現象から。

 恐らく体内物流の総本山である心臓に直近という理由で、左腕に向かう神経にヤク依存の残留症状が根深い。覚醒中は何ら問題ないのだが、入眠モードに突入すると背中~小指をつなぐ外側面の触感が麻痺してくる。もちろん年月を経て徐々に軽減しつつあるのだが、離脱進行中は寝違えたような不快感が出るようで、遠い意識の向こうで邪魔にひっかかっていた記憶が残っていることもしばしばである。
 いっぽう心臓も離脱の不調を訴える時が残っており、腹の天井たる横隔膜の左上空が減圧されたような違和感を覚えることが時々だがある。たぶん血圧落ちてるんだろうな。

 私は原則、あおむけ大の字…というか、本当に横一直線に腕を伸ばす訳ではなく、軽く両側に開いた姿で眠るのだが、いつからか、すぐに左手が折り返してきて左の掌が左胸に乗るようになっている寝姿に気が付いた。
 これはもしや左腕の交信ケーブルが睡眠中に切断されてしまうため、心臓と手の平が直近で非接触通信しようとしているのではないか。
 また右足首の皮膚感覚が怪しかった時期には、やたら左足が右足に重なりたがっていたことを思い出す。寝るとついつい足だけキリスト像状態である。

 怪我や疾病で痛む部位に手を当てると苦痛が和らぐ現象は御存知だろう。あれは気のせいではなく、本当に痛覚信号が軽減されるデータが取れるのだという。また自分自身の手でやるより、他の人に当ててもらった方が効くのだそうだ。
 あらら微笑ましくはあるが、自分より他人の手の方が和らぐってのは何故だろう?

 私が高校生の頃、ウチには手乗りの桜文鳥がいた。
 コイツ、珍しく風邪で寝込んでしまい枕に埋めた私の横顔に添い寝してくれたことがあるのだ。いつも一緒に暮らして遊んでいる人間が調子悪くて伸びてしまったのを見て、自分がくっついて寝てやることで労わりその回復を早めようとした。芸も何も教えていない、血統書も無いそこらへんの雑種の文鳥である。
 小鳥たちに着替えや散髪の概念などないのだろうが、実はどんなに装いを急変・激変させようが、彼等が家族のどれが誰だか判らなくなって迷う場面を見たことがない。ウチの家族めいめいに付き合い方も決めており、明らかに人付き合いの領域で相手を認識している。更には自分が人間とは違う種の生物であることも理解しているようだ。
 『仲良く一緒に暮らす仲間組織』の概念は、種を跨いで生命標準のDNAプログラムとしてかなり原始的な階層に一般普及していると考えられ、一人の人間に収まる臓器同士であれ、ひとつ屋根の下に暮らす鳥と人間であれ、ツラい状況の仲間には『お~い大丈夫か?』と寄り添いにいくと組織力がパワーアップして生存率が上がる経緯を経て来た結果なのだろう。
 『生物は、できるだけ自己の系外と交信し協調を求め、協調できた範囲で組織生命体となる』のではないだろうか。まあ寄ってって弱肉強食で捕食されちゃったりすると、それはそれでDNAに刻まれると。
 傲慢に思い上がった卑しく愚かな人間どもの観察視点とは全くかけ離れた次元で、地球上の生物たちは組織の快適性と生産性を維持管理し進化しているのだ。

 でもまあ、フツーそうだよな。共存で得られる組織生命力をわざわざに壊す人間の方が何かおかしいんだよ。これは生命の原理の領域で、人間だけ何か異常事態を起こしている。
 人間に限って、仲間を裏切ってまでせせこましい我の通し方に執着し、組織を介した広く長期的な快適空間への興味が二の次になりがちなのは何故だろう?
 誰からも本心で好いてもらえず、価値ある付き合いとして腹割って貰えないのが必然なのに、相手を痛めつけてまでしょうもない我欲を満たす刹那に時間を浪費するのは何故だろう?
 生き抜くチカラが弱く自分が個体単独で生存できないことは自覚した上で、組織に身を委ねながら組織本体を裏切り、全てが破滅する道を選ぼうとするのは何故だろう?
 子供が可愛い孫が可愛いと、時に異常とも映る溺愛を演じて自己満足を確かめたがる割には、ガチで我が身を捨てて子孫を死守する動物たちの本能が、人間だけウソのように抜け落ちているケースが散見されるように感じるのは何故だろう?

 これらの疑問について『人間という特段ややこしい生物の不確定性』みたいなブラックボックスにして誤魔化さず、生命の原理に照らして考えた結果が『老衰で弱った個体の認知症発症』ひいては、そんな個体数の占有率が今なお増加中の『日本国組織の認知症発症』であった。
 高齢化を迎えた人間社会は、老衰により作動不良を起こし退化の局面を迎えるのだ。
 1億2千万もの規模の群れでこれだけ象徴的に顕れてきているからには、確率問題としての志の個人差や、金欲・物欲・承認欲あたりの人工トク文化ごときの薄っぺらい原因ではないはずである。『生命の掟』と組み合う覚悟が必要だ。
 技術文明が発達すれば、社会に暮らす人間の寿命は総じて延長され高齢化が進む。だが健全な社会組織が必要とする個々人の組織観レベルを、行動規範マニュアルの情報形式にまで具体化し真剣に実地管理しなければ、高齢化社会の先にあるのは老衰死ということにしかならない。マスメディアで大映しになる面々をよく見たまえ。
 社会組織の健全性管理は日本国憲法以下、現有の日本社会の法律に累々と籠められていたはずだが、遂に進行した組織認知症がその法治システムを理解できなくなってきた。今たて続けに発覚している違法行為の数々は、この解釈で間違いなかろう。

 とにかく喫緊の課題として、法律への抵触という正しい形で問題事象が網にかかったのだから、まず違法行為は全面的に緊急停止し、是正のための情報開示が絶対に必要なのだ。
 応援を続けるから頼む、野党たち!この通り科学的な裏付けが成立しているのだから。
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【629】寝る子は育つ、睡眠デフラグ進化論 [ビジネス]

 アルツハイマー型認知症患者の脳には『老人班』と呼ばれる変性部位が特徴的に見られ、それは『アミロイドβ蛋白質』の蓄積が引き起こすとされる。
 アルツハイマーの症例としては、さっき食事をしたのに忘れてしまうなど短期記憶力の低下が有名だ。また食事の作り方や家計簿の計算など、ずっと習慣的にできていたことがやれなくなってきたりする。

 脳が毎日デフラグ処理を繰り返すなら、『使用済み、書き込み不可』となった細胞ビットが代謝できずに残骸データとなり蓄積していく故障モードが考えられる。
 タスク領域の断片化が進み情報処理速度が落ちてきて、さらに新規ワンタイムROMで埋め直す容量も日々減っていくことになるだろう。デフラグ処理で既存のファイルやフォルダーを移動させるにしても、その過程でデータの脱落や損傷が度々起こるはずだ。
 ここまでいろいろと辻褄は合うが、私にはここで脳細胞の記憶ビット機能原理に関わる生体化学の専門知識が無い。どなたか頭いい人、この仮説を検証してうまく論理構築できるようなら役立ててやってください。

 さて、もう少し小市民の私なりに睡眠中デフラグ仮説の検証をしておこう。
 まず思い当たったのが、お手本動作を直近ライブ観察した体験が、後にある日ある時、自分自身の内的世界に噛み合って習得される現象だ【15】
 視覚・聴覚以外に、現場間近の空気の圧力波から温冷感から、地面接地の振動から荷重感から、組み上がった現実進行情報の総合コンビネーション一式を全身全方位から入力される。これが後のデフラグ処理過程を経ていて、ああでもないこうでもないと孤独に試行錯誤を繰り返した記憶情報と、ふと整合されるのではなかろうか。あの何というか、全てが『いきなり噛み合い始める』『みるみるハマっていく』感じはこれだろう。
 うまく行かずにもがき苦しんだ後、一夜明けて『できる感覚』が勝手に身に付いている現象【168】なんかは、まさにその夜のデフラグで断片化していた習得スキル情報が一連に組み上がる偶発成果なのだと思う。

 どこかの数学者さんの話だったと思うが、面白い記事を読んだことがある。
 『人間とは便利にできていて、寝ている間に脳みそが自動的に考えてくれるから、壁にぶつかってもあんまり気負う必要はない』とおっしゃるのだ。面白い表現である。
 あ、あのことだな、やっぱりみんな体験してるんだと確信した反面、こういう余裕のある理解の仕方は、激しい競争を日夜繰り広げる大企業の職場においては現実解として思い切るのが難しいとも感じた【119】【120】

 コトここに及んで、梅棹忠夫著『知的生産の技術』【260】~【262】は、今まで自分になかった情報の発想・着想により知的進化が起こる現象について、経験則を的確に方法論化していると思う。
 いろんな記録や思考履歴を片っ端からカードに書き落として分類整理し、アイディア発掘の際には適宜カードを取り出してきて一面に並べて俯瞰。視界から関連成立を思い付いたカードを次々拾い上げて組み合わせ、順番に並べてホッチキスでつなぎとめてしまい、それを眺めては思考チャレンジを繰り返す…と、ざっくりそんなやり方の手引書ではなかったかなあ。
 これを散々やってよく眠れば、またデフラグ処理が新たな偶然を呼び起こしてくれるだろう。

 そうか、元々だいたい同じような臓器を揃えて、わりかし似たような身体構造を持つ我々動物たちは、脳の記憶容量を増やしながら『情報的に進化』する運命にあるのですよ。そこに『新規性のある動作が生存率向上や食物の捕獲率増大につながる』みたいな進化のきっかけを、厚かましく偶然任せ以上に仕込もうとしているのが人間、こういうことだろう。
 意図的に進化したいなら、毎日メシ食って睡眠デフラグに精出すのはもちろんだが、最初に入力する情報網トランポリン交信画像のデータを高品質に管理すべきである。まず流通する一般論のトライアル入力を自分なりの解釈で丁寧に試し【14】【95】【126】、正しい情報の多彩な組み合わせ発現を高頻度で呼び込む。これが基本だ。
 事実現実に正確であることは大前提、そして情報密度の高い記録データが望ましい。

 生物の本質に立ち返って考えるなら、余力に溢れた優良で強い個体は『現実を正確に把握して、多種多様のトライアルで回数を稼ぎ、隅々までしっかり記憶をデフラグ処理する』ということになる。端的に、あらゆる環境変化に的確に適応して進化・生存できる特性だ。
 裏返せば、体力が衰退し弱った個体は『現実から目をそらし認識を捻じ曲げてでも独り思い込んだ架空シナリオに執着し、不動の過去キャリーオーバーを原則にしがち』ということになる。こうなるとまず自身単独で変化に対応できないし、環境に適応しようと努力を絶やさぬ群れからは脱落していくことになるだろう。
 生きとし生けるモノ全て、老衰により体力を落とし新陳代謝をスローダウンさせる運命にある。自然界にあっては、群れのみんなと意思疎通ができるうちに組織認知症の導きで、自ら相性を崩して離脱していく特性がDNAを紡いだのではないだろうか【617】

 ここまで理解して、いま高齢化ニッポンに実現可能な即効解とは何だろう?
 まず日本国民の睡眠中デフラグ処理を一斉促進させる手が考えられる。具体的には、一人でも多くお肌のゴールデンタイムを逃さずに眠る習慣を布くこと、つまり早朝タイムシフトだ【204】【560】【575】
 また連日深夜まで研修所に缶詰めでアイディア創出なんてのは非常に効率が悪いはずだから、例えば最初に演劇仕立てで成功事例を台本にしてしまい、プロジェクトメンバー劇団で鬼気迫る本気の演出のもと大芝居うったら、みんなでメシ喰って早寝した方が成果を上げられるのかも知れない。社会実験式に、計画立てて標準の台本を作って、いくつかの職場で同時進行させ比較してみるとか。

 『裁量労働制にした方が時短になりラックラク』などとウソっぱちの情報をでっち上げれば失敗しかしないのは間違いなく【4】【5】【6】、理に適った『生産性革命』『働き方改革』の現実作動を目指すなら、こういう科学的な根拠で議論せねばならないはずだ。
 マトモな頭なら簡単に判ると思う。政府与党ってのは、どこまでマトモなのかね?

 犯意含みの予算案は未然に緊急停止し、まず情報の隠蔽と偽造を国家運営の意思決定プロセスから消せ。
 引き続き応援するから頼む、野党たち!また対応事象が増えたがダレないように!
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【628】晴れ待つてるてる坊主の白日夢 [ビジネス]

 つい最近、1億分の1秒の分解能を持つ超高速デジタルカメラが開発され、向かい合せた鏡の間を反射しながら約3メートルずつ進むレーザー光の連続ショットが公開された。これで光通信しながら撮影すると、何らかの断続破線パターンが空間をかっ飛んでいく姿が写るんだろうな。凄いなあ。

 NHKの番組がうまく映像にしてくれていたが、円周上に四肢の筋肉や臓器をずらり並べて、隣や向かい同士を光通信ケーブルで結びつけるとしよう。どんどん結びつけて、無数のケーブルが織りなすトランポリンのような構造イメージまで行こう。四肢や臓器などの身体構成パーツから情報の光シグナルが発信&受信され、トランポリンの膜には様々な破線パターンが縦横無尽に錯綜することになる。
 この光通信網トランポリンの交信風景を、真上から俯瞰して撮影し動画ファイルを作り、取捨選択を経て適宜保存するのが脳の機能なのではないだろうか。
 生命維持・自己保存に直結するような本能ファイルは浅層高次元システムファイルとして小脳に、いっぽう未知なる進化のきっかけを引き起こす、偶然の組み合わせ発現の冗長ネタになるような知識ファイルは深層低次元ユーザーファイルとして大脳に、ざっくりこれが生きた人間の情報構造モデルではないかと思う【616】

 また最近のタヌキ寝入り夢うつつの話になるのだが、時々目を閉じた暗黒の視界が、暗赤色に点滅することがある。テレビ番組の古い映像の演出で、敢えて明滅を粗くした動画を流すではないですか。あの感じだ。
 チカチカチカチカチカチカチカチカ…いま何やってんだオレ…?

 デフラグだ!
 恐らくハズしていないと思う。自信ある。実感だ。

 ちょっとパソコンの扱いに手馴れていて、XP以前のウィンドウズで仕事した経験をお持ちの方には御馴染みであろう。
 まずパソコンの基本構造についておさらいしておくと、演算機能=CPU、記憶機能=ハードディスクやSSD、入力機能=キーボードやタッチパネルや音声認識マイク、出力機能=ディスプレイ画面やプリンター、の4機能で構成されている【238】
 また記録データを長期保管する書庫相当のハードディスクに対して、そこから今使うデータを取り出してきて仕事を拡げられる作業机のサイズが、短期記憶=メモリー容量に例えられる。
 ここに、パソコンが何かタスクを実行する場合、メモリーにせよHDDにせよSSDにせよ、その広大な記憶領域の隅っこから必要都度に逐一データを書き込んでいくのではない。まず『このプログラムならこのくらい』とひと声ナンボで、がばちょんと白紙領域を確保し、そこでデータの操作が進むのである。
 例えば下書き文面を作って、最終版の完成後にそれを削除しディスプレイ画面上からそれが消えても、実は『削除済につき非表示のこと』という作業指示札が付くだけで、記憶機能デバイス上には下書きデータが残っている。つまり作業すればするほど、『見えない無駄記録』が蓄積していくのだ。
 そのうち、タスク開始でひと声ナンボを確保しようにも、あっちこっち残骸だらけでまとまった白紙が確保できなくなる。『あそこと、ここと、こっちと、向こう』みたくツギハギだらけのタスク領域でもって、それらを順番に覗いては組合わせつつ作業を進めるしかない。パソコンの反応速度が鈍ってくるのだ。

 早い話が、本棚が残骸だらけで成果物の記録ノートも離れ離れで散在するようなことになっちゃっているので、残骸は捨てて記録ノートたちはちゃんと左端に寄せて揃えましょう、これがデフラグである。
 ウィンドウズ7なら『コントロールパネル』→『システムのセキュリティ』→『ハードドライブの最適化』を開いて出てくる『ディスクの最適化』がこれだ。最近はタイマー仕掛けで自動的にやってくれるが、XP以前の昔は業務時間に開店休業状態でデフラグ進行中の画面を流して放っておくしかなかったものである。
 XPの場合は記憶領域が左端から右端までの帯グラフ形式になっており、点在するデータが輝線スペクトル風に断片表示され、これらが順番に左詰めで整理されていく。いっぽうWin2000以前では、画面いっぱいが細かいテトリスのような景色となり、ずらりと一面に並んだブロックの虫食い部分を詰めては順次最下段まで落としていくような表示だったと思う。

 ともかく情報記録の原理として、コンピューターの記憶機能=『0』or『1』の1ビット単位と同じように、生物の記憶機能もつまるところ『細胞の何かを無or有』みたいなデジタルチックなやり方しか無いような気がする。いや、電荷の出し入れなんか生体細胞にはムリだから、細胞ビットのひとつを不可逆に何か変化させるのではなかろうか。
 この仮説に則れば、人間の情報処理プロセスのモデルがうまく整理できるのだ。

 覚醒中の活動で得た通信網トランポリン交信動画の記録ファイルは、睡眠中に身体各部の記憶機能のデフラグ処理とともに、整理整頓されて大脳に記憶し直されるのではないかと思う。その細胞ビットは一旦『1』と書き込んだらオシマイのワンタイムROMみたいなもので、『0』の新品が調達したいなら、まず使用済み残骸ファイルを廃棄処分にして、新規『0』細胞ビットを作り出す新陳代謝が必要なのではないか。
 …だから生物はメシ食って眠るんだよ!頭脳フル回転すると腹が減るんだよ!【201】

 今だいぶマシになったが、この年末年始からの私の故障モードにおける最大の難点は『連続した体系思考で頭が働かない』ことなのだ。
 五月雨式に着信する数値を同一単位で揃えて、発信者別に分類し、必要な係数を掛けて、色分けして一覧表示させる…のような一連の作業がさっぱりダメ、数分~せいぜい十数分毎に計画思考も短期記憶もオールクリアされるような、抵抗しようにも抵抗できない情報処理プロセスの機能不全なのである。砂浜の波打ち際で筆算するようなものとでもいうか。
 これは恐らく、私のメモリー機能部位が総力あげて全面更新中であり、さっき記録した細胞ビットも見境なく壊しては作り直しているのだと思う。またデフラグを自前の人力操作でやるとすれば、片っ端から過去ファイルを開き内容を確認して整理していくはずだから、ここで『アレ、何だっけこれ?』と覗くたびにそれが夢にもなると。
 特に今の私は、数あるファイルやフォルダーを順次避難させつつ、普通なら絶対やらないところまで記憶機能部位を更新していっているはずだから、その作業の抱き合わせで、記憶の奥底に眠っていた子供時代の想い出が立て続けに蘇ってきたのかも知れない。
 そうか、今の私はハーネスが分断され壊れたパソコンなのだが、ハードディスクから記録ファイルを読み出すだけみたいな作業でしかないから、ここの更新はこのレベルでどうにか叶っているのだ。

 うわー、ますます『プログラムになって機械の体で不老不死』が現実味を帯びて来やがったぞ。そりゃ当然、視覚から入った情報の通信網トランポリン交信動画は、身体各部の作動や構築に反映もされるだろうよ【559】
 このハナシはまだまだ拡がる。
 通信網トランポリンの中央をつまみ上げたとすると、膜の周囲に四肢や臓器がぞろぞろぶら下がった『てるてる坊主』みたいな形になるだろう。これが『情報で描く人間』の概形モデルだと思うのだ。

 シビアな話題が続いていたので、ちょいとこのエンタメ集客サイエンスで様子を見ますかね。
 組織はいつも『興味を持てる、面白い発信源』目掛けて受信しに来るのだから。
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