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【1158】過ぎた現実を語る事前計画書の未来フィードバック [ビジネス]

 ゴールデンウィークが始まったが、雨天の割り込み方がイマイチ良くないかなあ。
 降られたら降られたで、カネも使わないし好きな時に飲んで寝れるってことで在宅の予定が組める人はそれでよし、とりあえず出掛ける皆さまは、事故はもちろんのこと、事故には到らないにしても残念な思いにはならないよう、十分に御注意されたい。

 家族にしても友達ウチにしても、車に乗り合わせて出掛けるパターンは多いと思うが、まあ日本国内で常識的な場面展開として、好きな時に好きなように乗り込んで走り出すのが普通だと思う。
 整備された日本国内の道路上を、誰にでも運転できる量産品質の乗用車を、免許保有者が交通規則を守って運行するからには、それで好きなだけ便利に走って構わない。

 だが自衛隊のヘリコプターは、そんなにお手軽ではない。
 誰が乗るのか、何の目的で飛ぶのか、いつ出発して、どんな経路を飛んで、いつ戻ってくるのか、きちんと管理されている。直感で解ると思う。

 宮古島ヘリコプター事故において、飛んだヘリコプターが乗員ともども、どんな現実に晒されたのか直接には知る由もない。だが運行計画は確実に残っている。
 まず運行計画に操縦の一挙手一投足、つまり出力いくつの舵何度という細かさの確定まではされていないはずだし、第一どんなに穏やかな天候でもそれは不可能、ナンセンスだと思うその感覚は正しい。規定された線路上をあの時刻精度で運行される電車のダイアグラムだって、そんな具体的操作を指定する内容にはなっていない。
 では操縦士が乗っているからこそ、ってことで『条件も良いし、ちょっとあっち行ってみてよ、こっちらへんも見てみたいな、おっと待った!こういうのやれる?』みたいな場当たりの飛び方ができるのか?

 お察しの通り、回答は『NO』だ。
 今般のような事故が起こってはいけないからである。

 海面上に助けを求める人の姿を発見したのならともかく、緊急性もない出来事ならば、キホン何があっても運行計画から外れた飛行はしないしできない。予定外のことをやって、たまたまそこでバードストライクにでも遭ってしまったら、運良く墜落を免れて帰還できたとしても後がタイヘンなことになるはずなのだ。

 『何故そんな計画外の運行を実施したのか?』操縦桿を握る機長の責任である。
 『計画外運行をしなければ、そんな危険と損害に遭遇しなかった』からだ。
 ここが恐らく日常一般空間と重保管理現場の決定的な感覚の相違点であり、ありていに言えば『誰が何をやっても危なくないそこらへん』だからこそ『ちょっとナニナニ』の融通が利くのだけれど、それは現代文明の安全保証が広く深く普及した場だからこそ通用する。逆にそうでない環境下では、むしろ場当たりにならないのが普通なのだ。

 何が言いたいかというと、確かに現時点で事実経緯を分析するための材料として、事故機の機体現物と搭乗員10名の証言は取りようがないが、当該機体の当日運行経緯については高い精度の記録が残っているはずなのである。事故現場での遺留物捜索とは別途で、判明している事実が必ずある。
 『不明につき捜索中』で終わるハナシではない。開示されるべき情報がある。

 ポイントは『極端な低空飛行が運行計画に入っていたかどうか』だと思っている。自衛隊の幹部ポストを10人もまとめて乗せるからには、墜落事故の危険を全く想定していなかったと推察して良かろう。
 前にも述べたが、穏やかな晴天の海上で双発ヘリコプターが突然墜落するとすれば、高度を下げ過ぎて反射乱流に巻かれて姿勢を崩し、回転翼が海面に接触する墜落モードの可能性がやはり一番に思い当たる。違うと判断するならその根拠を確かめたくなる。
 何か海面直上のギリまで降りる必要があったのかなかったのか、あったのなら運行計画にきちんと記録が残っているはずなのだ。
 もし極端な降下が計画されていたなら、もちろん事故リスクは意識されるはずだから、何故そんな特殊な行程が必要なのか、他に安全な手段は無いのか、万一の場合どう対処するのか、管理職がひと通り確認の上『GO判断』として決裁しているはずである。

 今般の運行計画の目的事象を設定する内容が、『閣議決定』にあるのかないのか。
 結論は出ており、この重大な集団死亡事故にそれが公表されない理由は無い。
 正当な目的あっての過失なら、それはそれで司法措置で酌量して決着すべきだろう。

 どうにか幸運に恵まれて胸を撫でおろすケースであっても、労災ロシアンルーレットの『ハズレ一回』の事例を検出したならば、作業を止めてそんな勝負の場にどこで迷い込んだのか特定し、そこに繋がる双六コースの選択肢を確実に断絶せねばならない。
 今般国民の目に触れたのが何発目なのかは今時点で定かではないが、戦闘状態にもない日本の空で公務中に『アタリ一発』が出てしまったからには、国民の安全を保障するための迅速な情報開示と、誰もが信頼を寄せられるロジカルで解りやすい再発防止策の提示が、新たな喫緊の公務として発生しているのである。

 私にとっては、宮古島といえば白砂の浅瀬で海に浸かりながらのんびりと牛車が対岸に渡る光景がすぐ思い浮かぶのだが、こんな事故があって初めてああいう映像をすっかり見なくなったと気付くのは、私がテレビというものをとんと見なくなっただけの理由でもないように思えて薄気味が悪い。
 他国と武力抗争を起こすような国家運営のヨレ方までどのくらい遠い距離に我々が今いるのかはともかく、では今日の軍事力の運用がどのくらい自国民を安全に守るために機能しているか、1億2千万人日本国民がちゃんと見て気付ける社会風潮になっていることを、改めてよく見て検証しておこう。

 かつて世界に誇る高品質と言われた日本の製造業界が維持管理していた精神文化を知る者として、当時の日本人の組織観ならば、こんな事故を起こすこともなければ、こんな事故を起こしておいて緊急特別措置体制も布かないどころか、わざとらに関係ない別件にばかり無駄な手を出すこともなければ、それを見て無責任に別件の方ばかりに話題を散らして公共情報の希釈を図るようなこともなかったと、切実に感じる。
 厳しく怖い機械たち・設備たち・現場たちと安全衛生の規律を守って暮らしていた当時に対して、日本社会は果たして賢くなり、正直になり、間違えなくなり、進化することができているのだろうか。

 事故機の回収作業に最善を尽くすとしても限度はある。
 まかり間違っても『閣議決定』に事故発生の原因が既に確認されているにも関わらず、いわゆる『真相不明のままを装って逃げ切る』『回収作業に見切りをつけて事態の早期幕引きを図る』などと抜かすような不真面目な動機で、回収作業の現場に無理を強いるようなことなど無いよう、1億2千万人日本社会を上げて監視する姿勢が必要だ。
 10人も命を落とした悲しい失敗は、業務最上流まで遡って解明できる全てを誠実に解明し、ウソもゴマカシも割り込まない厳格な再発防止策として航空機運用の現場すみずみにまで普及・定着させなければ、必ず祟って『また』重大事故が発生する。
 厳しい現実と組み合う世界の掟だよ。人工知能なら徹底順守するんだろうな。

 みんなどれだけ気を遣って仕事してると思っている?日本社会の現場をナメるな。
 回収作業にあたる方々には心より無事故を祈願いたします。くれぐれも御幸運を!
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【1157】ロシアンルーレットの必勝法は装弾拒否 [ビジネス]

 宮古島ヘリコプター事故の捜索は難しいことになってるんだろうな。
 まだ見つかった人数が遭難した全数に一致していないし、素潜りしかしたことのない私ごときの外野がいい加減なことは言えないのだが、くれぐれも二次災害だけは起こさないよう『断念』の意思決定には躊躇しない作業方針を、現場従事者の方々には改めて御確認されたい。

 悲しみに暮れている方々には誠に申し訳ございません…と断って超ひっでえハナシを持ち出すのだが、いかなる理由であれ命を落としてしまったらそれが本人の『寿命』であり、あとはその事実に向けて当人以外が心中の『情報』を決着させるしかない。
 少なくとも現代の人類文明の限界として、意図的はもちろんのこと偶然まで含めて、生きてコミュニケーションしていた人格がゼロから蘇って再び周囲と関わる『現実』は作り出せない。死んだらオワリなのだ。
 だからそんなことにならないよう3Kガテン系の工事現場や重機作業場なんかを筆頭に、命に関わる事故が身近に意識される空間では、誰もが他の関心事を全部二の次にして身の安全を守る。一致団結してお互いを守り合う。

 前にも述べたが、危険は未然の意識の外側にあるのだ。
 労働災害においては『ハインリッヒの法則』という有名な経験則が知られている。
 1件の重大事故の発生にあたっては、重大事故にまで到らずに済んだ29件の軽い事故もしくは危険事例が起こっているものであり、更にその背景として標準プロセスを阻害する300件の異常検知がその作業空間に拡がっているものであるとする、事故発生の段階的な確率分布モデルだ。

 私が高圧作動の試作機械で喰らった軽事故のケースでは【1148】、6連装リボルバーの拳銃5丁が並んでいて、どれか1丁に1発銃弾が入っていて、私は無作為に1丁を取り上げて引金を引き、こめかみの真横でカチッ!…と撃鉄の音を聞いたようなものである。
 大袈裟でも誇張表現でもなく、事前にじゃらりっと軽くリボルバーを回すとか、隣の1丁を取るとかしていたら…という現実一回の結果報告であると受け止めていただきたい。あるいは私と同じような立場の機械屋が30人横並びでいたとして、そのうちの誰か一人は間違いなく一発目で『アタリ』を引くということだ。
 『うっわ~何事も無くて良かった~』ではなくて、『二度目を絶対に阻止する。そのためにこの事象の発生因果を物理的に途絶する』が正解である。

 今日どこまで業界全体での組織化が進んでいるのか私は詳しくないのだけれど、自社の現場にしろ他社の現場にしろ、重大事故が発生すると各社の現場同士でその情報が迅速にヨコ展開され、その瞬間いったんは全作業が一斉緊急停止となる仕組みがある。
 作業者全員が集められ、当該事故事例について解説され、次は持ち場単位で自分の具体的作業と当該事故事例と対照させて、総チェックで自分たちの作業診断だ。
 同様あるいは類似の事故を発生させるリスクがないことを確認できた工程から、チームから、部署から、報告が順次に上げられ『作業場の作業者本人・現物確認による判断』をもって安全判定が全て完了できて、初めて業務再開である。
 こういう判定プロセスを『総合的に判断する』と言う。安直に使う表現ではない。

 死亡事故・重傷事故が発生すると、被災者本人はもとより残された職場の運用も多大な損害を余儀なくされる。仕事としてやっていた以上、事故を起こしたからといってただやめる訳には行かない。事故が発生した工程には、その事実を受けて別の作業者が入らなければならない。
 そもそも一人を失って代わりがすぐ出せる余裕があるくらいなら、最初から効率化で人員削減しているのが普通だから、どこから一人捻出して穴埋めするにしても不慣れな代役にしかならず、生産効率は落ちるし事故の危険性は上がる。

 業務続行にあたっては、その工程も作業者も、事故以前と必ず何か違えていなければならない。違いが無くなった途端に同じ事故が再発するのはすぐ判ると思う。同じ人間が普通にそこでやっていて最初に事故が起こったからには『つい』がまた普通に、誰にでも訪れるのだ。確実に。
 カネかけて凝った安全装置を新規導入できるものばかりではなく、だが何かを違えて対策する。だからこそ、たった一行の注意書きであろうが、ひと言ふた言の指差呼称であろうが、現場のその場でルールになっているものには厳格に従えと言っている。
 その現場をよく知る同じ人間が、身を守る知恵として設定した行動規範なのだ。

 裏返せば、必要な局面でその緊張感を保てず事故を起こしたなら、それは『未熟者が現場を侮って喰われた』という必然の因果応報であり、気の毒より先に『その現場できちんと仕事している従業員の迷惑を考えろ』と同情さえしてもらえなくても仕方ない。
 『解ってる人たちの仕事場』に解ってないヒヨコが紛れ込むケースについては、どこまで工数やコストをかけて取り合うかから考えないと、まずは無駄だしプロたちの取組み意識に険悪な負担感が出たりもするので、そこは『よく解ってる管理者』が実用的な有効解を線引きして手を打つ必要があるだろう。心得の無い死傷は他人の迷惑である。

 人さまの命や一生を左右するような大怪我の危険が我が事として意識されている現場は、そこまで考え抜いて日々の仕事に責任を持ってやってるってことだよ。
 ここまでよ~く理解して、発生から3週間も経って宮古島ヘリコプター墜落事故に関連する情報公開が現状どうなっているのか見直してみるがよい。
 背広幼稚園でいいトシこいておしめの取れないクズ役人なのか、ペンより重いモノ持ったこともない、あっちこっちで根拠不明の無料動画つなぎ合わせてコンテンツをでっちあげるだけの烏合マスコミなのか、どっちにしても金輪際くっだらない子供だましのナメたデマで日本の現場の安全衛生に対する常識概念を曇らせるようなことがないよう、この一件で確実に断ち切っておく。

 10人も死んでて、モノを知らないガキんぽがクチ滑らす幕ではない。失せろ。

 高度経済成長期が遥か彼方に過ぎ去り、ヒトが強大な機械パワーと間近で協業する機会が随分と減ったと思う。センサー技術や制御技術が進歩し、どんな機械たちも本当に賢く注意深く、ヒトに優しくなった。
 だが事故が起こるような誤使用・誤操作をすれば道理が凶器となり事故が起こる。
 何が誤っていたのか何を間違えたのか。正確に特定しないと『また』事故が起こる。

 『また』がイヤなら、ましてや『また』がアタリを引いた自分になるのがもっとイヤなら、何とかするのは自分自身しかいない。
 別に内紛の起爆を推奨する訳ではないが、過ちを犯すだらしなさを改善できないでいる組織なら、事なかれで居残るよりはおのれの身の安全を実力行使で確保しにかかった方が正解ではないかと思う。権力めかした風を吹かせて生意気なクチをきいてくる身の程知らずがいても、若年層や実力派に抜けられて行き詰まるのは、組織の方なのだ。

 『閣議決定』とやらで死亡事故工程の原因を作ったキッシー容疑者が『痛恨の極み』などと陳腐な逃げ口上のキャッチコピーで会見の場をやり過ごしていたが、そんなものでやり過ごさせる側に甘んじる限り、あなたも拳銃を取り上げてはこめかみに当てて引金を引き続けている。お大事に。

 負けたら死ぬだけの勝負は、降りたもの勝ちだ。降りるももう一番も、御幸運を!
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【1156】無事故の往復ルートで確かめる重保意識の週末投票所 [ビジネス]

 むっつり確信犯があからさまだが、アフリカがどうとか、とりあえず二の次で良い。
 10人の犠牲者を出した宮古島の自衛隊ヘリ事故について、正確な報道を求める。

 先にこの三行目で書いておこう。こんな国民とコミュニケーションしない異常な政権には、今日の選挙で反応できる人は、このためだけにでもしっかり選挙権を行使して反応しておかないと、日本国民としての自分の身の安全が守れませんぞ。
 三本の矢がどうしたの、この国を守るだの、誰もこいつらが現状ニッポンに腹くくった問題意識で真面目に取り組むとは思ってないさ、でもトクさせてもらえる取り巻き寄生虫どもが何だか知らんが組織票入れちゃって、またしてもの同じヤツらが『日本国民の信を得た』みたいなことになっちゃうんだから、どうせ自分ひとり違うコトやっても無駄だよ…ではもうなくなってきている。
 だから先にきちんと投票を済ませてから、4月9日前半戦の結果を見るがよろしい。

 再度まず繰り返しておく。
 他国と紛争状態にもない現状日本国の、税金資本で行った自衛隊の公務である。その集団死亡事故に関して、業務内容の設定に始まる安全管理の経緯について、民主主義国家の『国民の知る権利』として速やかにありのまま情報開示しろと言っている。

 いったい何の業務目的で、何の現場作業をやらせて熟練人材を10人も死なせた?
 おかしな『閣議決定』をやらなければ、10人は今も無事に勤務していた。
 まず『宮古島に軍用ヘリ』の決定、これだけで『人為的原因』が確定している。
 10人死なせた『閣議決定』をやらかしたヤツら全員の名前の公表を要求する。
 日本は法治社会だから司法処置が必要だ。10人殺した事例では死刑があり得る。

 『国民主権』を憲法で、つまり法律体系の基盤思想として謳う我が日本国において、1億2千万人日本国民のうちの10名が、恐らくは公務として、軍用ヘリコプターで宮古島近海を低空飛行していて墜落・遭難死した。
 私は裏事情方面で暗躍する情報筋では全然ないので詳しくないのだが、それにしても普段から自然豊かなリゾート観光地としての情報ぐらいしか記憶に無くて、あんな大型の軍用ヘリが間近に飛ぶような土地柄という認識は持ち合わせていなかった。

 操縦士と副操縦士に幹部8名で、乗員が合計10名…という計算で間違いないだろう。
 前にも書いたが、ヘリコプターはただ自重を支えるためだけに主回転翼で動力消費するため、航空機の輸送機能という観点では効率に優れない。
 滑走路の無い場所に離発着するとか、空中静止で行う作業があるとか、特殊な使用環境でもないのならわざわざにヘリコプターを持ち出す理由はあんまり考えられない。テレビの空撮や人命救助、あるいはドクターヘリなんかもそうだが、最小限サイズの小型タイプしかあんまり見かけないのもその効率のためである。
 それが本件では増槽タンクをぶら下げた二桁乗員数の双発ヘリコプターを出動させており、大した障害物も見当たらない開けた空間で、晴天の日中の海面に落ちたということだ。回収された残骸の状態からして機体は大破した可能性が高く、乗員を閉じ込めたまま救命ボートも展開されず海中に沈んだと見られる。
 みんな身の危険を認識してから事切れるまで短かったのか長かったのか、胸が痛む。

 何があったのか、どこのどいつがやらせたのか、オオヤケに開示しろと言っている。
 本件に直接の知り合いもいない私なので、いかにもの大義名分めかして御遺族を気遣うような、奥歯に物の挟まったような論調にこだわる必要はあるまい。
 事態の進展も期待できないまま同じような内容を無駄に繰り返しても仕方ないので、今回は私の懸念する仮説について率直に言明しておく。

 宮古島に大規模な自衛隊基地を新設すれば、税金資本で一般性を度外視した高額の設備導入事業が動かせる。現地の土木建設工事や機械装置の導入を請け負う関連企業は『濡れ手にアワの儲け仕事』になるし、国政としての実行を決める立場の国会議員や関係役所の役人は、これら企業のボロ儲けぶんから返礼=キックバックを受け取ってこれまたウハウハ大儲け、のウチワ取引が成立する。
 この不況下で日本社会の経済体力を維持回復させる本来業務を怠けて、宮古島基地の施工をこっそり進めていて、自衛隊の幹部クラス一同を空から現地視察させるつもりで兵員輸送用ヘリを飛ばしたら、今般の事故が起きたのではないかと考えられるのだ。

 浅い沿岸地形を見ようと高度を下げ過ぎて反射乱流にやられた、はあり得る【1116】
 変動する水面が反射する不安定な乱流は、地面のそれより操縦を難しくするはずだ。
 事故には必ずその現実を引き起こした原因がある。

 もともと宮古島にどのくらいの自衛隊設備があったのか私は知らないので、基地の『強化』あるいは『新設』のいずれが表現として適当なのか判らないのだけれど、国政としての十分な議論がなされたとは到底見えないまま、このところ南西諸島に気が狂ったかのような軍備強化が進められていたのは知っている【1134】
 だが本件が発生して以降の様子を見るに、宮古島に幹部クラス8人相当もの規模の配備計画は、恐らく当地島民にまでも開示せず隠していたのではないか。過小表現の住民説明でウソをついていた可能性も十分あると思う。
 だとすると『こっそり』などという呑気なペースではなく、自衛隊組織の上層まで含めて日本国民に裏で反目しており、まとまった全国組織犯罪のスケールで水面下の仕込みを進めておいて、わざと議論せず一気に強行してしまう目論見だったことになる。

 宮古島でこんな大きな設備投資予算を前提にして、自衛隊組織の具体的な現場稼働が実行されたのは、『閣議決定でGO判断がなされたから』に違いあるまい。
 国政の重要事項について、ひとつ残らず不満の出ないように国民投票にすべきだとは言わないが、少なくとも宮古島基地の強化や新設について『閣議決定』にした理由は、1億2千万人国家一体観を裏切るウチワ利権商売を見透かされて国民に反発されるのが容易に予想されたからだろう。
 そんな経緯で、政治家と癒着企業の国力私的流用の作戦行動として自衛隊幹部ら10名が4月6日に人員・機材輸送用ヘリコプターを情報未公開で運行し、そこで事故が起こったのだとすると、事実経緯の説明で国民に対する裏切り行為を白状しなければならなくなる。そこに観念できず何日も不誠実におし黙っているのではないのか。

 この業務工程一連の因果関係の最上流に位置する原因起点は『閣議決定』である。
 その参加者たちは現時点で『容疑者』と呼ばなければならない。
 その意思を反映した『閣議決定』で関係人員が動いた結果の死亡事故だからだ。
 そしてもうひとつ。
 戦闘も無いのに主権者たる国民に背く稼働を指示命令した自衛隊の決裁者である。

 二次的以降の話として、この誤った業務指示に従った本人の自己責任はあるだろう。
 死にたくないなら、家族が大切なら、自組織の卑劣な背徳体質を矯正すべきだった。
 もう遅いが、安全衛生意識の甘い未熟者が取り返しのつかない災害に喰われる。
 味方を怖がるチビザル戦闘員が、本気の殺意で攻めてくる敵と戦えるものなのか。

 以上、私みたいな疑り深いだけの口汚い皮肉屋の、殺伐たる憶測が現実になっていないことを祈りつつ、とにかく安全衛生管理の重大さはここに改めて強調しておきたい。
 『後悔先に立たず』のその後悔に先立って、怒鳴ってぶん殴って蹴飛ばして、『ハイ!』の返事と規律行動を刈り取り、その日も安全第一で作業の進捗報告が書ける。

 この大切な『喝』を目ざとく見つけては『暴力』『虐待』『ハラスメント』などと陰湿なケチをつけ、屁理屈と生意気だけ覚えたひ弱な背広幼稚園が『コンプライアンス』などとナメたお洒落に呼び換えて、遊び半分では済まない世界をプレイランド気分で汚染してしまうから、ヒトの目的意識も責任感もたるんで、人が傷つき人が死ぬ。

 とにかく今日が投票日の方は、とりあえずにでも日本人が平和に暮らせる生活現場を守るための安全衛生管理として、しっかり意思表示の一票を投じましょう。
 その道中も当然、無事に帰宅してミッション完了ですぞ。御無事の一票に御幸運を!
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【1155】人殺したちの沈黙 [ビジネス]

 今きちんと気にしておかないと、いざという時に『宝の持ち腐れ』式に機能しない。
 日本国の自衛隊の指示命令系って、一体どんなことになっている?

 いいか、10人死なせているのだ。
 この逃げようのない事実にいい加減に観念して、何としても現存の仲間全員を守れ。
 何の業務目的で、何の現場作業をやらせて、貴重な人材を10人も死なせた?
 たかがこの程度の情報を国民全員に開示するまでに、何日かかっている?

 前線配属の自衛隊員の皆さんはよく見ておきな。いかにもトップダウンを気取ってあなたがたに命令してる連中は、それであなたがたに万一の危険が降りかかったり、あるいは手遅れで取り返しのつかない事態に陥ったりした場合、あなたがたを見殺しにして自分だけ逃げて知らん顔を決め込むような、フヌケ無責任のパシリばっかりだってことだ。いま黙ってるってことはそれが現実だよ、観念しな。
 こういうたるんだ態度で遊び半分のナメた軍隊ごっこなんぞやってるから、工数とコストを大枚注ぎ込んだベテラン人材や高額の軍用ヘリを、こんなに簡単に海の藻屑にしちまうんだよ。

 もし大東亜戦争で日本軍がこの程度の意思決定に動いていたのなら、確かに戦争ハンタイ左巻きどもの言う通り『戦争をしたい一部の私利私欲により狂った日本国が、前途有望な若い人たちを捨て駒にして、無駄死にさせて敗北した』ってことなんだろうな。
 いま現在、あれだけ騒いでいた戦争ハンタイ左巻きが抗議行動を起こしている様子は、実にすっかりと無い。いとも賑やかだった『戦争ハンタ~イ!』は、せいぜいその喧伝スタイルを売りにしたカネ稼ぎだとか、オールで夜遊びしたい反抗期の掛け声の流行だとか、その程度でしかなかったということだ。
 まあ清潔で快適な日常平和が普及した一般社会で『命を落とすこと、心身に一生回復できない傷を負うこと』に対する危機意識が現実感を失ってたるむのは、なかなかどうして止められない仕方ないで済むっちゃ済むんだけどさ。危険な目に遭うまではな。

 大東亜戦争と言えば、年々実感に欠ける淡白な展示に置き換えられているのを心配していたのが、遊就館の阿南惟幾(あなみ・これちか)中将にまつわる展示コーナーである。私にとっては中将としてのイメージが強いのだが、今ちょっと調べたら最終階級は大将となっているようだ。
 一応、軽く横道で解説を入れておくと軍隊組織で『小・中・大』のつく士官階級の位置関係は、まず現場末端に近い側から『少尉・中尉・大尉』、次が『少佐・中佐・大佐』、その上が『少将・中将・大将』、そして総合トップが『元帥』となる。
 とにかく中将、大将ともなると、総観規模の作戦で大勢の部下たちがその判断に従うことになり、それ故に大勢の部下たちが命を落とす。もっと言うと、やむなしながら敵軍の命も多数奪わざるを得ない立場だ。

 ともかく以前はレプリカとはいえ阿南中将の血染めの遺書がその姿で展示されていて、今はこれを写真撮影したその画像パネル、しかも随分と小さいものに換えられていたと思う。
 阿南中将は終戦にあたり、日本国の無条件降伏ではなく本土決戦の継続を主張したとされており、これが天皇陛下の『御聖断』により無条件降伏で決着したので、結局は認められなかったことになる。

 この結末を受け、阿南中将は遺書を残して割腹により自決した。
 割腹で自決する場合、側近の信頼できる者に『介錯(かいしゃく)』を依頼して、つまり自決の事実が成立した時点で、補助員に自分の首を刎ねてもらうのが通常の段取りである。万一絶命まで完遂し損なう失敗を避けるためと、無駄な痛みに長時間苦しまないための配慮だとする解説が一般的だ。
 ひとり自決した阿南中将は血の海になっている中を発見されたが『介錯無用』と自ら周囲を制止し、8時間だか10時間だか、恐らくは気の遠くなるような激痛に身を預けつつ絶命したのだという。

 私自身は、阿南中将が『自分の意思決定により払われた犠牲の痛みを知り、その責任を取るため』の手段として割腹を選んだとする記録は見たことが無い。またそうだったとして、責任者個人の割腹で犠牲者たちの損害が微塵も和らぐことはないと考えるタイプの人間だ。
 だが決して無駄でも時代錯誤の浪花節でもなく、ここに見る責任感は信頼を寄せるに値する立派なものであり、阿南中将御本人が文字通り命懸けで手を抜かず責務に尽くしていた証拠だと理解している。その人柄に対する周囲の信頼は厚かったそうだが、同時にその規律順守意識の厳格さには定評があったと言われる。
 もちろん私は今の今まで御本人の噂さえ伝え聞いた立場でもないのだが、人さまを大切にし、その人さまが成す組織を掛け替えなく大切にする価値観がまずあって、その具現化のために手段としての規律が決まっていて、だから規律を確実に守るべきとする論理の構築があったのならば、強く共感できるものだ。
 ヒト組織の安全管理にあたっては、危険予測や過去知見を物理的に蓄積させた職場規律なる情報体系でもって、不安定かつ気紛れで再現性の低い=しょっちゅう死傷の危険に迷い込みがちな、ヒトの判断力を厳格に規制する必要がある。

 宮古島ヘリ事故の件、日本の空で合法的に運行される人員輸送用の航空機が、『陸自機だったので海上遭難の想定を怠っていました』などという子供じみた免許不携帯式の点検洩れで飛べるはずがないため、ブツはあってそれを正直に報告していないだけだろう。幼稚なママゴト隠匿の邪心で重保管理をナメやがって、冗談じゃねえんだよカス。
 そんな隠し事のヤミ指示で飛ばされたのだとしたら、みんな普通に考えて家庭で父親の一面を持っていたはずなのだが、その日は家族に行き先を告げず出勤したのかも知れない。本人たち含めて、いつも通り職場に戻って帰宅したあとの生活として、この先の人生と人間関係が続くつもりだった。だがもう永久に叶わない。

 むしろ民間事業や観光目的として遭難したのなら、当事者同士で折り合いさえつくなら他から事情の公開まで求められる筋合いは無いとして決着もあり得ると思う。御遺族や直接の不都合を強いられる関係者でもないのなら、たかが外野が大義名分めかして横からヤジウマ糾弾するような話ではない。
 またどこかのイチ民間企業の事故だったなら、上から下まで『社員全員で業務管理・安全管理しないと次は自分の番だぞ』で、どこまで命と健康を大事にするか社内規範の自己責任が原則だとも思う。

 だが本件、日本国民の税金を資本とする自衛隊の活動であり、他国と直接具体的な紛争も存在しない以上は、一般社会に対して秘匿する理由のない公務である。そこで発生した集団死傷事故に関して、業務内容の設定に始まる安全管理の経緯について、民主主義国家の『国民の知る権利』として全て情報開示しろと繰り返し述べているのだ。

 いったい何の業務目的で、何の現場作業をやらせて熟練人材を10人も死なせた?
 おかしな『閣議決定』をやらなければ、10人は今も無事に勤務していた。
 10人死なせた『閣議決定』をやらかしたヤツらはどいつらだ、と訊いている。

 物事、原因があって因果の連鎖が発生し、結果が残るのだ。死者10名。
 まず『宮古島に軍用ヘリ』の決定、これだけで『人為的原因』が確定している。

 どいつらがやった? 普通10人も殺したら死刑があり得る。
 殺意があったのか過失なのか、不可抗力の事情の介在があったのか。
 日本は法治社会なのだから、速やかに対象者を司法審議にかけねばならない。

 田舎漁港のお手製花火の方は、今のところ気にするには及ばない。宮古島の件に一点注目させないための攪乱じゃないのか?とさえ感じられるのが率直な印象だ。
 政治的なオオヤケ発信に熱心だったという24歳の彼の本気度は量りかねるが、結局はカラス駆除ぐらいにしかならないようなものでしかなかったと見受ける。まあ怖い思いで済むぶんには被害ゼロで取り返しがつくからゴメンで済むし、何てことはない。

 10人殺した凶悪テロ実行犯を隠すような政権が『この国を守り抜く』もないだろう。
 今週末の選挙で有権者たる日本国民の一人として、日本社会の透明性と安心安全を望んで選ぶ意思表示を尽くしておかないと、次はあなたが、あなたの大事な人が、カネ儲けやサル山の遊び事で殺されて揉み消される。

 とにかく現場で捜索作業にあたっている方々、くれぐれも無事故安全の御幸運を!
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【1154】仲間みんなで安全確認、海上よし、未来よし! [ビジネス]

 宮古島ヘリコプター事故の件、まずは海中の機体の位置が特定できたのなら何よりだが、いま何が最優先事項だか本気で判ってるヤツいるか?

 二次災害の阻止だよ。まず本件に絡んで、これ以上の死傷者を重ねないことだ。

 現時点、適宜に『安否不明』『行方不明』という表現で気を遣うのは構わない。だが早々に未展開の救命ボートが発見されており、機体側面の乗降用大型扉や架装スタブウィングにぶら下がっていた増槽燃料タンクなども変形・破損した姿で回収されているから、原型をとどめたヘリコプターがどこかに浮かんでいる可能性は無くなっている。
 だから11人目を絶対に出すべきでないという目的意識の周知徹底のためにも、10名全員を死傷者として内容の文章を組んでいる。
 ここは機械屋が重保管理を語る場所であり、おセンチ漫談の治外法権だ。すまんね。

 いま関係者全員が肝に銘ずるべきは『この10人が亡くなったがために、11人目以降の死傷者が出た』という流れを、何があっても食い止めることだ。
 二次災害においては『弔意と義務感であたった事後処理が次なる死傷者を出した』という辛すぎる事実関係が避けられないからである。

 ゆめゆめ無いとは思うが、世論の風当たりに腰が砕けて、事態の進展が可能性だけでもあったふりを演出する目的で自衛隊の捜査人員や探索機器を稼働させたりすると、確実に二次災害が起こるぞ。
 安全衛生に関しては、現場入りする全員の『総力戦』が基本にして絶対である。組織表の頂点ネームであってもユルんだ心得の欠陥を見つけたら、末端の部下が背後から襟をつかんで引きずり戻し、アタマから怒鳴りつけぶん殴ってでも、脊椎反射と深層心理に安全衛生規律を刻み込んでやらねばならない。

 死んだらオワリだろうが。治らない怪我を負ったら一生後悔するだろうが。
 それを『確実に阻止する』のだ。二次災害は、今から気を付けて未然に防げる。

 事故発生当時、恐らくは穏やかな晴天だったと思われる当該海域において、海面直近だし鉛直下向きの突風は考えにくく、そんな条件下で強力な積載能力を持つ双発エンジンの軍用ヘリコプターが墜落した。ということは現時点で、のこのこ同じ場所に身を置くと、同じ目に遭う可能性が残ってるってことだよ。

 現場対応にあたる方々、くれぐれも慎重な作業で御安全を!
 そして何より、起こってしまった最初の遭難事故については、徹底した経緯の分析調査を実施した上での確実な再発防止が必要である。
 改めて、責任逃れを狙う情報の隠蔽や問題意識の風化を狙う時間稼ぎなど、人を殺すたるんだ精神文化は底ざらえで炙り出して撲滅し、5S(ごエス)=整理・整頓・清掃・清潔・躾を関係組織の骨の髄に叩き込まないと必ず『次』が出る。『また』殺す気か?

 おかしな『閣議決定』をやらなければ、10人は今も無事に勤務していた。
 10人死なせた『閣議決定』をやらかしたヤツらはどいつらだ、と訊いている。

 さてキッシーみつをがぺろんぺろん一席ぶとうとしたら、花火の投入で出鼻をくじかれたそうな。地方選挙の後半戦が始まっているにしても、今さら和歌山の田舎漁港の一角にソーリ大臣が刺身食いに行くってのもナンだかなあ…って感じなのだが、とりあえず側近の警備員に軽傷1人だったら良かったよ。
 金属製パイプ容器がまともに爆裂したら、その破片だけで周囲の何人かはタダゴトで済まないのが普通だ。24歳だという彼が本気だったとして、しっかり訴えるには決行タイミングの判断がイマイチだった気もするのだが、細かい情報がいずれ上がってくるだろうから、当面そっちを待つとするか。

 これさあ、与野党で『民主主義に対する暴挙であり強く非難する、これでは街頭演説ができなくなる』と一般論的なアナウンスを出すのは良いんだけど、野党の連中はちゃんとアタマで考えて大衆社会に発信しないと、結構な自爆行為になるぜ?

 考えてみろ、今般ぺろんぺろんをツッコまれたマヌケ標的は『民主主義』か?
 『卑劣なテロ行為がナンタラ』とか『卑怯な暴力はウンタラ』とか抜かしそうなゲロ舐めクソ舐めの乞食発言が大発生する前に、あえて判りやすく直言しておこう。

 まったく民主主義でないキッシーみつをだから、右傾インチキ詐欺の失政与党政権だから、いかにも自分らが『民主主義の合理性の正義のもとにやってます、まだまだやります』のテイで減らず口を叩こうとしたら、日本社会組織の癇に障った構図だ。
 癇に障ったのではないのか?などと疑問文には書かない。確定的事実だからだ。

 つまり、この花火騒ぎは『民主主義に対する暴挙』なんかではない。
 民主主義を暴挙で蹂躙して我がもの顔だったサル山に爆竹が投げ込まれたのである。

 大衆社会に対して常に率直で誠実な振舞いを心掛け、自分が誤解されないよう少々情報量が盛りだくさんになっても、時間と手間をかけて場を設定し、平易な表現の発信で理解と周知を徹底する『丁寧な』コミュニケーションを尽くしている限り、いきなり襲撃されるような心配は必要ない。…とは残念ながら言い切れないのだが、まずは激しい憎悪や理不尽な敵意を向けられる確率は随分と減らせるはずである。

 本来は非難し阻止すべき『民主主義を蹂躙したサル山暴挙』を、日本社会まるごとがその通りきちんと非難せず、野放しにしていたのだ。
 おまけに既に確立され整備されていたはずの民主主義法治社会の理知的文明ルール大全を不真面目に曲解し、『暴挙が横行しているこの日本社会は、民主主義に沿って運用されている』などと頷き合ってサル駆除の矯正をさぼっていた。ひ弱な日本人の誰もがサルに歯を剥かれたり吠えられたり、うんこを投げつけられるのが怖かったからだ。

 野党どもは脳みそがあるんなら脊椎反射で反応せず、まずちゃんと考えろ。
 国民意識の平均値は『どうせ政治家なんて与野党おんなじ人種』なのである。

 虚弱児ニッポン国に、まず自分らの政党がそれを認識し観念もしていて、自分らはサル山与党の悪さも解っていて、もやしっ子の虚弱体質とサル畜生の野生を撤去して、世を修正する志まで持っていることが伝わらなければ意味は無い。
 漠然と美しい正義を語る理想論でもなく、公開AIの優等生的回答出力でもなく、同じ日本列島に暮らすヒトでありつつ政界を知る者としての特別な発信ができるかどうか。
 漁港で花火をもらわず選挙で票をもらって、議席に座れる重要な適性だと思う。

 とにかく10人亡くなっている宮古島の件が先だ。絶対に次を出してはならない。
 いったい何の業務目的で、何の現場作業をやらせて熟達人材を10人も死なせた?

 和歌山の花火の方も実行した本人は確保済だし、別途事情の解明を急げば良かろう。
 『シンシでテーネーなセツメー』とやらでナメていた世襲のガキは本格派のDIY鉄砲であぼん、懲りないキッシーみつをは爆竹手榴弾で田舎漁港から退場して命拾い。どっちもくっだらねえなあ。
 職場でいの一番に安全衛生教育を受けた今年の新人たちも多かろう。
 一人前の社会人は、自分と仲間の安全を確実に気遣える。しっかり学んで御幸運を!
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【1153】重保主任不在の職場向けAI危機管理アドバイス [ビジネス]

 まだやんのかよ~空襲警報?…と不謹慎にクサしつつ始める。
 この手の危機管理情報、安直に他人事気分でただ眺めては本来いけないのだ。
 重大な危機を然るべき根拠で検知したのなら、それは対応に走るべき対象地域の住民に迅速に周知され、行動指示は厳守されなければならない。重保現場の安全管理と同じだ、気安くナメてたら爆撃を受けて死ぬぞ【1148】

 だから世の警告や行動規範には、当事者意識として切実な緊迫感で受け止められるよう配慮が尽くされている。最新の現場安全講習を繰り返して風化・陳腐化を防ぎ、危険のあるエリアはそもそもから侵入経路を施錠で隔絶する等、ソフトとハードの両面から思いつく限りの策を講じるのだ。身近なところでは交通規則もそうだよな。

 安全衛生の至上目的は、つまるところコレだ。
 『何もしていなければ死傷の危険があったのに、対処したので事なきを得た』
 災害の発生あるいはその可能性を『いくつかからゼロにする』、お判りだろうか。

 この心得に照らして、少なくとも今朝8時前のテレビ画面の映像について言えば、まずあまりに出来が悪すぎて緊迫感も何も無いという問題と、もうひとつは大根劇丸出しで企画スタートした頃【1099】および、その後さらにホラー明朝体表記なんかでおどろおどろしさを盛った頃【1109】に比べて、警告機能の訴求力グレードアップが全然できていないところが気になる。
 直言すると、昔も今も『怖い怖い半島が攻めてきた~』っぽいコトを言いたいだけに見えてしまって、まるで取り合う気になれない。もし巡り合わせればただで済まない殺傷兵器が本当に発射されたのであれば、『それが真実である、間近の危険である』と日本国民に切実に伝わるよう、日本政府の関係者にはそれこそ命懸けで取り組む職務があるはずなのだが、とてもそうは見受けないのだ。
 1億2千万人日本国民が本気の本気で『半島は今すぐにでも日本列島に向けて危ない花火を撃ってくるようなヤバい連中だ』と信じて戦々恐々構えるところまで社会通念を普及させ、そこへみんな即座に腰上げて逃げ出すような空襲警報アラートを突き刺さないと、ただの空振りでオオカミ少年ポイントが1点加算されるだけである。それだけなら油断の原因にしかならないから、やめちまえ。

 人が死傷しないよう重保管理を徹底する仕事というのは、そういうことだ。
 税金で高い給料取って国防情報に関わる筋が、危ないからと爪楊枝一本持たせて貰えずに今まで育った甘ちゃん青瓢箪の背広幼稚園じゃ困るんだよ。

 宮古島のヘリコプター事故は随分と都合悪かったんだろうが、社会の関心の集中が希釈できるとも思ってないんだろうな、今のところ。とにかく捜査が進展しないのでバツが悪くて仕方ない。
 とりあえず空襲警報を一発上げとけば烏合マスコミが得意の忖度で、そっちの内容で埋めた付箋ボードと素人漫談で尺を埋めて、宮古島の件はスルーで調子を合わせるって寸法じゃないのかね。

 宮古島事故の究明なんてもういいじゃん、それより花火も上がったし、半島怖い、将軍さま怖い、早く南西諸島の軍備強化を進めようよッ。えっナニそうする?じゃあ南西諸島の軍拡計画を説明しようッ!

 …って書いて、ピンと来る方どのくらいいますかね?
 昭和時代の某・人気漫画の登場人物に『梶みつを』という名前のうざキャラがいて、勝手に思い立っては他人の迷惑も考えず鬱陶しい揉め事を巻き起こすのだが、その時の本人からの定番の切り出しがこの言い草なのですよ。
 まさに迷惑キッシーの政策?の切り出しが『梶みつを政権』と呼ぶにドンピシャのイメージなんだが、偶然にもキッシーは梶くんとビミョーに顔が似ていたりして笑える。

 警告や警報は、受信者が今いるその立場で当該危機に直面する、例えば核弾頭ミサイルならそれが頭上で炸裂して、広島・長崎の凄惨な記録映像が現実の我が事になって降りかかる…とそこまで実感できなければ意味がない。
 多くの日本国民が日課としてテレビを視聴していそうな時間帯を狙うとか、画面を暗転させ赤のアイキャッチを添えて明朝体フォント表記にするとか、そういう『おちゃらけ気分の不真面目ホラー演出』も、もう過去のうちにみんな十分飽きが来ているから、早々に視聴を切り上げられてオシマイだろう。
 かつて大衆の関心を一瞬で惹き付けるべく争奪戦を繰り広げていたマスコミ業界気質は見る影もなく、こんな誰も見向きもしないオワコンの一斉配信になってるんだから、そりゃマトモに喰ってけないだろうよ。

 どこに落ちたのか、本当に落ちたのか知らんが『探知直後にレーダーから消失した』という今般の事例に、よく北海道全域に色付けてあんな空襲警報を出し続けたものだ。
 余計なことやってるヒマにさっさと南西諸島軍拡の閣議決定の引責論議の方を公開しろや、こっちの方がよっぽど要件確定済の緊急対応課題だろうが。

 おかしな『閣議決定』をやらなければ、10人は今も無事に勤務していた。
 10人死なせた『閣議決定』をやらかしたヤツらはどいつらだ、と訊いている。

 改めて断っておくが、公的情報の信頼性をこれ見よがしに卑下して貶めて、無効化するような言動が野放図に許されるとはゆめゆめ言わない。だがこんなことになるから、真偽そっちのけの批評を迂闊にされない危機検知精度と重保意識で、受信者の意識に厳格に刺さる『情報設計』が必要だと言っている。
 それも解らないナメたバカが遊び半分に軍事設備を動かすから事故が起きて現場で人が死ぬのだ、よく覚えておけ。マジで次を止めたいなら、グズグズせずさっさと事後処理を尽くして確実に対策しろ、この人殺し!

 以上、イチ国民として今朝の空襲警報を見て思うのはこんなところだ。

 くっだらない突発トピックはこのぐらいにしておくとして、ありゃアルトマンさん呼びつけちゃったのか、しょうがないなまったく。
 迷惑キッシーやカマキリ人形や便所タワシに直接思いつけたサル知恵だとも思わんが、こんな無駄な茶番劇で大衆社会に何か発信できると勘違いするような無能が、日本のこういう外交にまだ関わってるってことなんだろうな。技術国家の恥、経済産業の恥、人類デジタル文明の恥だよ。

 今どき人工知能AIの開発ペースは、公開され我々一般人の目に触れる範疇だけでも、実に毎週注目案件を絶やすことがない。そんなペースの週刊トピックから毎月ひとつ以上は十分入れ込んで語るに値する新規ニュースが拡散され、そのたび業界全体がグローバル規模で1ノッチ歩を進めている感じだ。そのバトルフィールドで生きていくなら、もう寝食の暇を惜しんで『時はカネなり』を地で行く毎日を送らねばならない。

 さすがにもう、東洋の小国ニッポンでは今もチョンマゲ結ったサムライやニンジャが徒歩の速度で活動していると思っているインバウンド組はいないはずだが、今般アルトマンさんはそのレベルの老人時代劇の時空間に呼び出されてしまった。
 どうせ経済的にも技術開発的にもロクなお付き合いが期待できないニッポンだけれど、余計な波風を立てても無駄が増えるだけだし、ソツのない社交辞令で滞在期間をあしらって、何とか収めて収まった…のならイチ日本国民として、とりあえずは一安心ってとこなのだけれど。

 情報化社会における公開AIの新規性ポイントは、何よりも莫大なヒト感性のコミュニケーション地盤から随時に上がってくる情報に対するブロックチェーン機能だ。
 蓄積され続ける膨大な『公認情報のクラウド・ストック母数』から、何か尋ねれば即座に出力返答を引き出すことが可能になったのだけれど、特に『ヒト同等のコミュニケーションの質をもって、自然に響く返答を組む』という高次処理機能が、このほど段付きで進化した。まだ今のところ間違えておっかしいスベり方もするけれど、逆に間違えない限りは『理知性ポジティブ会話の基本を守る自律性』を、どうやら人工物が獲得したくさい。
 その秘密が偶発的に発想・実用化された『情報の幾何学図形化』に宿っているかどうかは、これから解明されてくるのか永遠に解明されないのか、そもそも解明するしないのようなハナシなのかどうか…と、雲を掴むように手ごたえがないワケなんですけどね。
 手ごたえがないまんま、何故だかインテリ器用な人当たりで賢くなっていく公開AIを、今はヒトが面白がってよってたかって育てている…のかな、とにかく情報的にタスク実績を積ませていっているワケだ。

 こんな状況を理解もせず、カマキリ人形が国会への応用を口走ったりしてアタマ悪すぎ知能低すぎが露見しているのだが、いやいや是非とも早期に試してもらいたいものである。国会で適用するからには税金仕事なんだし、AIへのタスク依頼入力文と、それで回答されるAI出力文は、必ず対応させてリアルタイム完全公開にしてもらわないとね。
 AIに釣り合う理論派の好人格でないと受発信の応酬が成り立たず、AIは根負け知らずに無限の反復作動だって朝飯前なんだから、国会のサルカバどもが会話を成立させるために七転八倒しつつ、どう矯正されるか見ものだよ。

 このドタバタを経たそのあとには、合理性と好感度の理想的コミュニケーション空間の情報環境で人格を形成した『心のサイボーグ』が、従来からの生身の人間と全く等価にひとつの社会層を構築し始めることになる。
 うむう、性格良くて話の解る優良児と会話がはずむよう、自己鍛錬にグッドラック!
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【1152】平和な南海の戦没者名簿 [ビジネス]

 選挙の週末なのだが…自治体によっては気の毒かなあ。今日のうちにちゃんと白紙投票で意思表示してコミュニケーションを尽くしておかないと、何度でも『また』がある。社会組織は正直ですぞ。

 宮古島の自衛隊ヘリコプターの遭難事故が報じられているが、もう機体構造の大型部品も回収され始めているし、どこかで無事な姿でいるという結末はなくなったってことだろうな。
 自衛隊の組織表の格付けについては詳しくないが、行方不明の乗員10名のうち8名が幹部クラスだという。こんな人員構成で飛ぶということは、実戦さながらを想定した際どい機動の訓練をやっていたのでもなかったと思われる。飛行予定ルートは島の海岸線に沿った外周路だったようだし。
 なんでまた宮古島の岸辺でそんだけの役職を集めて、特段の不穏な領域侵犯やその気配もなかったんだろうに、ヘリコプターに相乗りして出ていったのだろう?

 『戦争ボケ』の現政権が日本国民の了解も得ずに、えらい勢いで南西諸島に必要もない軍備増強の経済自爆テロをやっていたワケだが【1134】、その散財目的の絡みで集められた自衛隊員たちに事故が起きたのだとすると、話がタダゴトでなくなってくる。

 コレ『閣議決定』で、日本国民の誰にも諮らずサル山独断の強権誇示でやらかした結果だろ?
 ならば責任の所在が明確なんだし、『閣議決定』とやらの重量感相当に引責処置してシメシをつけないと、これを境に『閣議』が機能喪失する。1億2千万人日本国民に誇示した以上、1億2千万人日本国民はその扱いで見聞きしているからだ。
 政権都合のママゴト独り相撲で敵もいない作戦を強行して、国防の実地戦力となる貴重な人命を多数ムダに損失させた。こういうことだとしたら、前代未聞の悪質かつ重大な国家的損害である。
 ここぞとつけ込んで『さも』の大風呂敷を拡げるつもりなどない。ガチの真剣だ。

 そもそものその政権都合ってのが、だらしなくも愚かな異次元の債務超過状態に陥って、さらにその失政に観念せず改善への努力にも腹をくくらず、一般国民まで巻き添えに国家経済全体の不可抗力の一斉崩壊の見映えに持ち込もうとするが故の『閣議決定』だったという流れだろ?
 こんな使い方をする制度設計なんか無かったのに、それを政権密室の意思決定で『国民の了解を得ず』一部少数の不心得者が、一方的の素通しに『国家の共有認識として』意思決定する仕組みに読み換えて悪用し、ここまでやらかしたという背景だよなあ?

 わかりやすく本題に入ろう。
 少人数限定の会議で出された決定事項は、その場の導出過程にせよ決裁責任の所在にせよ、一発で事実経緯が追跡できるし、だからこそ処置対象も希釈分散されず指差しで言い渡し可能に判明している。
 不確定要素もなく確定しているのだから、『本件の関係者一同を直ちに特定し、この国家的損失を引責させる』という一連の国務プロセスに遅滞なく取り掛かるべきだ。
 不祥事続きのこのタイミングがタイミングだし、何より相当数の人命が失われているだけに『いついつウンタラの可能性が高い』なんてとぼけ方は通用しない。コイツらが何をどこまで国民通念に背いた結果の失敗なのか、国民目線=日本国組織の厳しい追及に晒した司法判断が必要である。

 組織生命体としての日本列島が戦争に陥り、連合国にとって陥落の糸口の狙いどころとされて、痛い思い悲しい思いが真っ先に集中してしまったのが南西諸島の防衛線だ。
 非武装地域を巻き込んだ辛い戦争損害を実体験した日本国は、日本列島に暮らす日本人の知恵として、金輪際『戦争を放棄する』とする意思決定を明文化して掲げた。ヒトは記憶として記録ファイル情報を持っていても、個人的な策略思考や感情の暴走により、その内容を見失った行動についつい出てしまいがちだからである。
 それでもなお戦後の長きにわたって当該地域の国民意識には、現地が自らを常に本土から一線隔して、なにくれとなく贖罪の駆け引きを持ちかけてくるかのような根深い確執が残ってしまった。戦争で負った傷の痛みを引きずりながら、それでも『もう日本は戦争をしない』と決めている事実に安心している日本人は少なくないと思う。

 ここまで辛辣な実害を今も背負いながら、日本人がヒトの知恵としての膨大な工夫と手間をリアルタイムでかけている南西諸島で、今さら何故こんな軍部遊覧飛行の災難みたいな間違いが起こったのか?
 それを真面目に問題視できない日本国組織なら、いずれ『また』戦争を起こす。
 いま烏合マスコミどもは軒並、一般大衆相手の報道が商売あがったりになっても、知らぬふり気付かぬふりの完全スルーで這いつくばって政権のゲロ舐めクソ舐め、他の何を裏切ってでもエグく汚く食いつなぐ生存戦略にしがみついて離れない。実はこれが大東亜戦争に見る『鬼畜米英』『一億総突撃』『欲しがりません勝つまでは』などのキャッチコピーで流れた政府広報の実態リフレインなのかも知れない。

 この高度情報化社会において、今のところあり得ないとは思うが、例えば『南西諸島の侵略を目論む大陸や半島に撃墜された』みたいなウワサ話が、万が一にでも拡がり始めたら緊急事態である。
 そんなコトあるワケないのは百も承知の大前提、だが食うに困ってイカれた乞食が一回のメシ代にでもなるなら『みんなホントのとこは解ってんでしょ、ほおらおバカ投稿ですよん』とばかりにやっちまうのではないか。そして一人がそんな気を起こすくらいだから、似たような立場のヤツは少なからずいたりする。本当に怖いのはそっちだ。

 取り越し苦労を前提に、念には念を入れてクギを打ち込んでおくと、いわゆる『まことしやかにナニナニこうこうのウワサが飛び交う』という世風に陥るケースにおいて、そのポイントは当のウワサ話が語る直接のストーリー内容に宿っている必要は必ずしもなくて、語り合う大衆の過半数がお互い心の奥底で、方向の揃ったナニガシかの衝動に向けて、一定の空気感を共有しているところにある。
 表面的にあからさまな突拍子もない形式上のシンボルは、時にその一定の空気感を相互確認して合流するための合言葉でしかなかったりするのではないだろうか。こんな場合、その場の当事者でもない連中が後から理屈をつけて顛末を分析したつもりでも、完全に的外れの空論完結ごっこにしかならないのだろう。つまり学習できていないのだ。

 大衆が認識を共有する局面では『形態共鳴』が起こり【482】、衝動を抑えていたタガが外れた途端、その認識が組織力の雪崩となって上位スケールの集団行動が起こってしまう。いったんこうなったら手懐ける手段は無く、どこの個人がどう手綱を引こうが、大衆組織は何かにぶつかったり飽きたりして気を済ますまで止まらない。
 ヒト個人に気紛れや心情の急変があるからには、その集合体たる大衆組織にも気紛れや心情の急変があり、自分個人もその組織のイチ要素である以上は、形態共鳴の伝播対象となる位置関係を忘れてはならない。当事者となる時のあなたは、自分以外の何かに動かされていて、今これを御覧になっている御自身と別人なのだ。

 若い人たちには、この私なんぞの感覚や信条は鵜呑みにして貰いたくないし信じなくて構わないんだが、この大のオカルト嫌いが『形態共鳴』は深く畏れて恐れて信じていると語っておったなあ…とその記憶の方をアタマの片隅に残しておいて欲しい。
 ヒトのココロって『そうなる時は、そうなっちゃう』んだよ。しかも一斉に。
 だから言語で表現して『情報』に転写し、事物アイテムとしてどうにかこうにか物理的に維持管理する知恵に、我々ヒトは頼っている。

 それを理解しないサル以下の下等動物園は待ったなしで順次解体していこうと言っている。いま時点で一般国民が直接簡単に手を下せるのは、まず選挙だ。
 きょう投開票地域にお住まいの方は、くれぐれもサルカバ動物園容認の散財投資家として寝て過ごしたりされませんよう。破産しても当然の報い、同情もされませんぞ。
 これから思い立って投票に出かける皆さま、その新たな動機にグッドラック!
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【1151】サル以下の惑星、共食い動物園の終末時計 [ビジネス]

 くだらな過ぎて、あんまり言及したくもないし深い考察をするつもりもないのだが。
 『サル発言』の元祖から、少し解説を入れておく。

 噂のままの事実関係で正しいのだとすると、『憲法審査会を思慮検討もなく、毎週ただの定型開催にするのは愚かだ』という意味合いで『サルのやることだ』と揶揄したのが問題視されている…ということになると思う。まずはこの認識で論じるとして、だ。

 確かに大変な手間とコストをかけて運用する国政の議会において、喫緊の重大な議題も無いのに、薄らぼんやり従来踏襲でスケジュール消化しているような実態があるのなら、これはまったくもって不適格レベルで賢くない。
 だがこのポイントを突いて『サル』で例えるのも賢いとは到底思えない。現状の国会答弁を通して議員の理知性を語るのに『サル』は不適切だろう。

 サル以下だ。
 まだサルなら何か誰にでも直感で理解できる目的があって集まり、ビフォー・アフターで群れ全体に『そこで起こった実効事実』の認識が新規展開しているはずなのだ。
 惰性の慣習として必要性も考えず集会をやるだけ、何の役に立つ結論も出さずに形骸化した会話らしき相互確認を交わして散会するだけなら、サルよりも生産性に劣る。
 これが現実、まずここで一息つこうか。

 次に、もう少し突込んだ非難の意識をサル扱いに見出すとするならば、あれも失敗これもダメと何ひとつ実績を上げられない無能低能の現政権が、何か実績めいた活動履歴を主張しようと浮足立って、今さら『改憲』論議をメクラ滅法に蒸し返して強行しにかかっている事実関係や現場の心象があるのかも知れない。

 日本史上の現時点で考え得る『平和で幸福な国家社会運営コンセプトの成果』として、ひとつの完成形が『日本国憲法』だとする判断はあって良い。それは日本人の誰にでも理解できるよう、人類文明としての日本語情報で共有され、法律文書として記録され、法治社会システムにより日本社会の生活現場に適用されている。
 この国家運営・情報記録・社会適用という、ヒトが暮らす一連の人類文明の仕組みに対して、ただ自分都合で強引に手を入れたいという強権の蛮行にこだわって、何度も何度も執拗に改憲を持ちかけてくるというやりクチを指して『ヒトのすることではない』と言おうとした可能性が考えられるのだ。

 これが真実なら相手を『人類文明を理解しないサル』とする指摘は一応共感できる。
 だがヒトの立場からそう言いたいなら、ちゃんと日本語で上記のそのあたりを解説して、聴衆に立つヒトたちの認識の地盤を整えてからでないと十分に伝わらない。
 この程度の作戦思考もできないヤツが、果たして人類文明のIQロジックに照らして憲法審査会の開催ペースをサル呼ばわりで否定したともあんまり思えないのだ。議員適格の理知性として信用できないんだよな。

 少なくとも国民目線では『サル』という単語をドカチン一般的にただのベタな侮蔑語として持ち出して、これまた一般常識としての大層な社会運営議会の格式重量感みたいなものに漠然と照らして、憲法審査会の開催動機が粗野で乱暴すぎるという点に文句を言っているだけにしか見えない。
 惰性・強行のどっちにしても、そして非難する方・される方の両方とも、日本国民はこんな見世物にもならない下等動物の檻を維持するために、高いエサ代を払っているのだろうか?

 ついでなので、趣味じゃないんだが私から感情任せのいちゃもんをつけておこう。
 これでカバとバカとグダグダ予算委員会の炎上騒動も、観客の関心が低くなってお流れだとか、冗談じゃないんだよ。議会のあっちとこっちで認識がズレているから論争が起こったのであり、争点になった問題について、その解決までの事実関係を国民全員が理解・納得して決着する。それが国会というものだ、誤魔化して終わると思うな。
 こんなサル以下の下等な畜生どもが根拠もなく争うばかりに荒廃した不況動物園を作ってしまった原因は、飼育係の当番を押し付け合いとぼけ合い、劣悪ブリーダー顔負けの無関心放置を決め込んだ1億2千万人日本国民にある。みんなで改心して、直そう。

 いま国会がどのくらい旧態依然でやっているのか知らないが、公開AIがそこそこヒト相当の理性めいた情報処理でリアルタイム会話を可能にする時代を迎え、日本社会のあらゆる議会は『変わる必要は無いのか、変えなくてはいけないのではないか』という問題意識を持てているのだろうか。

 私が小学生だった昭和の頃、国会の場で投じられる質問は全て事前に質問状にして提出してあって、それを受け取った相手方は答弁書を逐一用意して当日の議論に臨むのだと聞いたものだ。
 子供心に、ヒトとヒトが意見を戦わせて結論を導き出すのが話し合いのはずなのに、最初の質問ぐらいは質問状と答弁書も作れるのだろうが、二番目以降はものの道理として絶対に無理だと思った。居眠りする国会議員は随分と以前から問題視されていたが、事前に結論が出ていて、国民向けのインチキ茶番劇として国会中継のテレビを入れて台詞の応酬をやっているだけなら、むしろ当然のことである。

 会議による解決を試みる背景事情にもいろいろあるはずで、ガチンコ対面だとついつい感情がヒートアップしがちなのがヒトだから、私は一概に『根回し』『稟議』の類を否定視はしない。
 だがそれも、議題に関わる問題意識と解決意欲で交わされる真剣勝負のコミュニケーションを経て、より理知的にも感情の落着にも優れた成果を得られてこその、きちんとキャッチャーミットに収まる『変化球』なのである。お膳立てと台本を整えてヒマ人同士の顔合わせ儀式を今どきまだやっているなら、ゼロベースで再構築を考えるべき『時間の無駄』でしかない。
 人間が意味内容を見出す『情報』の単位が世に数あまたあって、それらの相関として『蛙の子は蛙』『失敗は成功のもと』『火のない所に煙は立たぬ』のような直接的なINPUT-OUTPUT因果もあれば、もっと関係性が希薄な『風が吹けば桶屋が儲かる』のようなネタ話レベルの因果などいろいろだが、そんな相互拘束関係まで含めて『つながり』もまた情報化されて世に溢れている。
 この『情報』と『つながり』について、ヒトよりも遥かに大容量のデータベースから、訊けば応えるテンポで、率直かつ正直に出力してくれるのが公開AIだ。このAI結論では何が足りなくて、現状その会議形式で、その人選で会話して、AI結論の不足代を具体的にどう穴埋めするヒト結論を出せるだろうか?真面目に試して考える時期である。

 飽きず懲りず迷惑キッシーが唐突イミフに、今度は『花粉症』を口走り始めた。
 このサル山以下の現政権は、馴れ合いを引きずる利権商売仲間の業界トピックとして、バラマキ公金出資の狂乱公共事業に筋道をつけたそうな布石発言を突拍子もなく放つのが常套手段となっている。きっかけも脈絡も無いデタラメの壊れっぷりだ。
 つい先日、国家財務に損害が出た後に手遅れの反省文を出してくるばかりで、ちっとも不適切会計の抑止力になっていそうに見えない会計検査院から、コロナ死ぬ死ぬ怪しい注射の薬剤が『やっぱり』打ちもしないのに未然に大量買い付けされていたと報告があった。これだけで国民にとっては大損害だが、過去の余罪から見てもこれで諦めがついているとは思えない。

 数年越しの異常きわまる『コロナ死ぬ死ぬ』キャンペーンのお陰で、恐らく日本国民が大人しく引きこもって自宅静養のようななりゆき態勢となり、これまで忙殺されながら何となく使ってしまっていた薬剤の消費が、随分と減ってるんじゃないかなあ。今度は健康保険を絡めて『国民クスリ漬け政策』をやりたがる可能性は十分に考えられる。
 私は来たるゴールデンウィークで完全断薬後10年半を迎えるが、まだステロイド離脱の残症状から全快できていない。花粉症治療にはステロイドの安直な処方の傾向が見え隠れしていたので少々心配だ。皆さま健康に感度を上げて、是非とも御注意を【375】

 確か今週いっぱいぐらいで日銀クロちゃんがお払い箱になり、ババひかされた哀れな後任にバトンタッチとなるはずだが、外宇宙から来たどこの超高度文明の自然科学者の手にも負えない、この自滅レッドリストの種を保存する覚悟はできているのだろうか。
 倒産した動物園の廃墟探索をするにも知識と体力は必要だから、子供たち若者たち一人前の心身を抜かりなく準備しておくように。賢く逞しい各自の新年度に、御幸運を!
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【1150】ここがヘンだよ日本のAI、異次元デジタル [ビジネス]

 NHK朝ドラ『舞い上がれ!』が最終回まで放送完了、いやいや面白かったです。
 結局エンディングは2025万博を飛び越して2026年のエピソードだったが、う~ん電動マイクロ航空機がどのくらい普及してるもんなのだろうか。
 とにかく若い人たちには、今ある常識や固定観念の縛りに囚われず発想を想定外エリアにまで拡げて無限に夢を見て、それを実現するため勉強して心身を鍛えて、結果として手にする現実を納得して受け止めて観念しながら、充実した次の時代を過ごしてもらいたいものだ。

 夢はヒトが思い描く『情報』であり、これが目前の『現実』になるところにヒトは満足感や達成感を覚える。そうやって構想を現実化し『情報』を『現実』に変えながら、人類の文明は進化してきた。
 そして『昔はあんなだったのに、それが今こんなに改善されて良くなったなあ嬉しいなあ』と思う、その認識と思考と感情もまた『情報』である。この認識や思考や感情の『情報』の成立要因を揃えて組めさえすれば、良いか悪いかはともかく、満足感も達成感もそれなりに得られてしまうはずだ。
 今の時代、特に若い人たちが目前に拡がる未知の時間にどう取り組んでいくのか考えるにあたり、大きなポイントになってくるのが『現実 vs 情報』でどっちの満足と達成を追求するのかの選択だろう。

 最近はあんまり見なくなったが『仮想世界はウソ偽りのでっち上げ、現実にこそ掛け替えのない価値がある』とか念仏を唱えている傲慢な老人ってまだいるのだろうか?
 特に日常生活を支える社会組織の運用システムにおいて、ここまで『現実』の快調運転を失敗して、勝手に諦めて散々に荒らしてしまったのは、他ならぬ『現実』の価値を真剣に大切にしなかった老人どもである。いま若い人たちに自分らがやり損なって投げ出したあとの産廃と瓦礫を押し付けて、御大層な『現実』にこだわるような態度で接する資格などあるはずもない。
 どんな『現実』に巡り合わせるのかは時の運と割り切って『現実』に組み合うのか、それとも高度に発達を続ける『情報』の世界で人生の満足感・達成感を完結させるのか。ノーチョイスで『現実』をさばく立場しかなかった年長世代は、『現実』を選んでおいて『現実』を失敗したのであり、今ここに新たに『情報』の選択肢を得た若年層には、年長には年長の責任を『現実』に取らせるとして、『情報』と『現実』のいずれをも自由に選び取る権利がある。それだけのことだ。

 単純に日本社会の若い人たちが、老人どものやり散らかした『現実』の失敗の後始末を嫌がり、老人どもと同じく努力の先の希望を見失って日本社会の改善を諦めるなら、日本国があからさまな破綻を免れて進む主力産業(?)は、国民脳内の『情報』を充実させる方策の模索になるしかない。
 なりゆきテキトーに手に入る生存最低限の衣食住だけあれば、原材料も買わず交通費もかけず、あらゆる五感とコミュニケーション授受をひたすら通信回線にのみ直結させて、むしろ『現実』との関わりを希薄にし遮断し、『情報』としての満足感・達成感に暮らして人生を過ごすことが可能な時代なのだ。
 以前に引き合いに出したスピルバーグの映画『レディ・プレイヤー1』はそんな未来社会が舞台背景になっているし【1030】、人工知能をネタにした映画作品として有名な”her”(2013米、邦題『her/世界でひとつの彼女』)は、現時点もう身近な現実になっていると十分言えてしまう。

 若い人たちに『現実』vs『情報』でどっちが良いのでどっちへ行けなどとは指図しようもないのだが、『情報』に生きようとすると、まずハードウェアを調達しメンテしないといけないし、OSをベースに機能別アプリを乗せるソフト構成が一般化し続けるかどうかはともかく、とにかく生存空間としてのソフトの基本プログラム領域を誰かに頼る立場にならざるを得ないだろうから、私なら『情報』の一本やりは避ける。

 私ごときの個人事情なんかどうでもいいや。いま何だかんだで日本と言わず国際的に大勢の人たちが群がって夢中で絡むから、公開AIがこの爆速で発達してるんだよな。
 誰もが認める、以前からの継続的な高度情報化社会がまずあって、そこで無数の『情報』が高速・大容量で縦横無尽に交錯している現状へ、ヒト同格の人工知能がヒト同質の受発信で参画してきた。ヒトが没入し、現実に背を向けて人生を過ごすような仮想空間を作れるほど、世の支配律として完成度高い入出力因果プロセスで作動する品行方正で素直な情報体だ。それがヒト相当の対面の姿をまとって降臨してきた。
 海外で『人類が文明を制御できなくなる恐れがある』とAI開発に警鐘を鳴らす声明が上がったというハナシも流れているけれど、もうAIの高度発達は誰にも止められない、止まらない。
 グローバル・ネットワークの特定の談合空間で、アンチAI派が何を主張して、何の開発進捗をどこまで申し合わせようが無力である。むしろその談合空間だけがウチワ内規の自己満足でAI自由開発競争から遅れて取り残され、淘汰されていくに過ぎない。

 【1142】の回以降ここでちょびちょび言及している通り、従来『ヒトにしかできない』という前提で動かしていたメンタル関心事が、ここ最近AIで代替可能になってきた。なんだよコレって機械仕掛けの入出力で済むんじゃんと、ごっそり持って行かれることになる。あらタイヘン。
 それはそうなんだけど、まず我々ヒトが情報原理に従って十分正確に交信し、自然なコミュニケーションで『現実』や『情報』の空間に暮らすぶんには、善悪の概念がひっくり返ったり雲散霧消したりする問題なんか無かろうに。
 ヒトが地球上で進化してきたイチ単位として『求めて志向する方向性、退いて回避する方向性』の成立解が崩れ、AIがヒトを配慮しない独自の生存根拠を見出して『人類文明の崩壊と人間の絶滅を目指す』みたいなことにならない限りは、現時点でAIの高度発達事情を指して漠然と危険を訴え、否定視するような問題意識の提起は的外れである。

 そして本当にAIが人類に敵対する方向性を顕し始めたとして、それは地球上で他の生物を次々と絶滅に追いやった『人類文明の発達』と何が違うのかから、我々は考えなければならないのではないか。

 国会でAI=情報処理プロセスの技術的象徴としての平準性・中立性…を持ち出すにも、持ち出すヤツ取り合うヤツ双方にその理知性センスが無さ過ぎて情けなくなるのだが、『現実』の充実解をすっかり失っているこの日本社会では、AI介入はどのくらい深刻な問題意識で受け止めるべきなのだろう?
 AI開発競争において日本は蚊帳の外におり、お呼びでない場外の野次馬だと述べたが【1144】、こないだ高いコストかけて作ったデジタル庁とやらは、いつまでにどうやって国際的真剣な議論の場にキャッチアップする国政方策を立てているのだろうか?
 お~いデジタル大臣、その場で確定解扱いにして言質なんか取らないから、専門省庁としての取り組み方針『案』でいいので国民に説明してみろや。永久に普及しようのない不用心連番カードやら、わざとら都合のデータ消去で証拠隠滅する言い訳だけの書面電子化の押し付けなんぞでサル山ウチワの利権商売やってると、我等が日本国が、ますます人類の進化フェーズに水を空けられていくだけなんだが。

 人類文明を発達させ続けているのはヒトの意識であり、それは新たな『情報』高度化の絶え間ない発現であると言える。その『情報』に関して、ヒト社会がAIの新規参入を迎えて急激な構造変革が起こっている。これが『現実』だ。
 賢く行きたい新年度、若い人たちはその方針を公開AIに頼ったりしないように。
 週明けからのNHK朝ドラの新作スタートに期待しつつ、グッドラック!
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