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【1242】結果にコミットする情報トレーニングジムの月額負担 [ビジネス]

 まだもう少し人間の、いや生物の体内情報処理について考えてみよう。

 脳の構造は『神経網が脂肪のカタマリの中に浮んでいる』とよく説明される。
 スズメの焼鳥のアタマ部分を嚙み潰すと、中の脳みそは、サイズがしょぼいので味わいの特定がなかなか難しいところではあるが、一応なるほど!の食感…のような気がしないでもない。

 そりゃやっぱり鶏肉や鴨肉なんかに比べると柔らか感もジューシー感も遥かに貧相で、ねぎまだの皮だのモモだの区別も一切なく、スズメの小鳥ちゃん一羽がまんまキホン串に刺さって平たく炙られた丸焼きである。さすがに足先だけは食えなくて、指が拡がっている少々上の脛の途中で切り落とされてるんだけどさ。あ、あとくちばしもか。
 手乗り文鳥と大して違わない体格なんだから、串の焼鳥というより半ば煎餅みたいなもんであり、夏の京都伏見あたりでビールのアテにするぶんには、たまの非日常を感じられるしそれなりに美味いしで面白い。
 因みにひとまわり大きく肉厚なウズラも横で売っているが、こちらは大きくて太いぶん骨の主張が強く、スズメほどオススメはしないとのこと。今もって私はウズラに手を出したことがない。

 脂肪といえば、生体の構成素材としては、蛋白質やカルシウム部材の固定構造部に対する『変動部』に相当し、身体構造のスキマ充填剤であると共に栄養分のストックとしても機能する。ぱっと思い付きで解説する限りはこんなところか。
 食い過ぎるとストック供給が嵩んで太るし、絶食の修行でずっと食わずにいると、内部留保のストックが持ち出し消費されて痩せる。血を通わせ成長させて構築する骨や筋肉とは区別して、体内にぶら下がって貯まる流動体の概念として『脂肪太り』『脂肪でぷるぷる』みたいなコトバがあるんだよな。実際おサカナや肉料理の脂身もそのイメージだし。

 この『流動性』が大きな機能要件だと思うのだ。
 かねてから私が推察する通りに、生物の『記憶』の情報もコンピューターと同じくデジタルデータ原理で記録されているのだとすると、その記憶素子はゼロイチ二進法の書き込みと消去で稼働することになる。
 そこでコンピューターの記憶ビットのように電気的にゼロかイチかを任意に切り換える物理的構造など、生体には不可能だと思うのだ。
 生物が何かを動かすならキホン筋肉が要る。筋肉でゼロイチ切換スイッチを動かすのだとすると、本体が動き回って三次元方向のGを喰らうと、スイッチ端子の位置決めにどうしてもエラーが発生しがちになる。
 G環境が静穏であっても、何千何万で済まない数のスイッチング動作を行わねばならず、合計すると相当な筋肉運動量を四六時中こなし続けることになるはずで、これでは作動信頼性が低すぎて種が滅んでしまうだろう。

 重さのあるスイッチ端子を筋肉でゼロからイチに動かすのではなく、生化学領域の化学電子式で書き表されるような、記憶ビットの電子ケミカル変化を使うしかないのではないか。だとすると、ゼロイチをスイッチ式に切り換えるのではなくて、チェックボックスを白紙『ゼロ』から書き込み『イチ』に変化させるしかない【628】【629】

 一度ケミカル変化させた物質を再び変化前に戻すような都合の良い生体機能を、私は思いつけない。そもそも行って来いが自由自在な可逆変化を原理にすると、これまた書き込み損ないが散発してストレージとして使い物にならず、やはり種が滅んでしまう。
 だから一度チェックを入れたが最後、消しゴム無用のワンタイム使い捨て式にするしかないはずなんだよ、生体記憶ビットは。
 毎日新しい現実に遭遇し、毎日新しい情報を書き込み、それだけでは行き詰まってしまうので、記憶ビットの書き込み状況を適宜にデフラグ整理し、不要になった記憶ビットを片っ端から捨てていく必要がある。

 ではガンガン調達し、気前よく使い捨てできる記憶ビットの素材とはナニか…?
 そう、流動性のある脂肪が適切な素材ということになる。

 世間一般で『脂肪』というと、肥満の原因だとか血管の劣化をはじめ健康状態を悪化させがちなワルモノの印象が常識的にまかり通っている。
 野生で暮らしていた頃の特性として、飢餓などに備えて生き残るために脂肪でエネルギー源の体内蓄積をするワケだが、現代文明社会は食料が豊富でそのリスク対応負荷が軽くなり過ぎており、早いハナシが普通に食っていたら脂肪が余りがちの溜りがちになるであろうことはすぐ判る。少なからずの現代社会人が脂肪過剰に悩む所以だ。

 だがもうひとつ、脳内でえらい勢いで書き込まれては記録ファイルとして保存され、刻一刻この世の現実に遭遇しては新規情報により更新されて、毎日の睡眠デフラグでどんどん用済みになり使い捨てられる記憶ビット。この素材が他ならぬ脂肪であり、だから脳みそは『脂肪のカタマリに浮かぶ神経網』という構造になるのだよ、きっと。

 ホント高負荷の頭脳労働をやると、自分の記憶管理にドタバタ騒乱が起こっている自覚もあるし、何よりめちゃくちゃ腹が減るのだ【201】【556】
 『もう書き込んじゃったから再使用不可』という理屈で次々と廃棄される記憶ビット脂肪は、のちに筋肉ムーブメントの熱源に転用され燃焼させられるのだろうか。それとも30億年生命の歴史はまだそこまで体内回収エコシステムを構築できておらず、いきなり翌朝うんこにしてサヨウナラだろうか。

 『脳は最もエネルギー消費の大きい臓器である』と言われるが、確かにまず化学電子式レベルの微小なケミカル変化のイチ単位ながら、膨大な記憶ビット数でそれをやるからには、そこに内燃機関としてのまとまった規模のエネルギー消費が発生する。
 この燃料消費ぶんに加えて、脂肪素材の記憶ビットたちが『書き込み済、再使用不可』の廃棄処分となってただ使い捨てられるのだとしたら、こちらは燃焼反応でエネルギーを取り出すところまでやらずに、もったいなく消費していることになる。
 このあたりが、内燃機関としての脳みそが別格にエネルギー源を浪費し、熱効率の悪いイメージに映る原因なのではないかと思っている。

 ともあれ、四六時中ナニガシか暗記ゴトを見つけては、何分で幾つまで行けるか試すような暮らしの習慣があれば、記憶ビット脂肪の日常消費ペースは促進されるはずだ。
 高脂血症とか脂肪肝とか、多少のそれなりにでも抑制効果が期待できるようなら、脳トレ生活スタイルを工夫してシェイプアップしてみてはいかがでしょうか。

 高度情報化社会は超速で脂肪消費タスクを積んでくる。遅れるな、グッドラック!
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