SSブログ

【636】これでいいのか?天災バカボン終活プラン [ビジネス]

 半島の南北が握手する光景が報じられた。
 両国とも様々な事情を踏まえての判断なのは間違いないが、ともあれ飛翔体がどうこう水爆がどうこうからは、予想外の急展開と言ってよかろう。真横に位置する日本国は完全に蚊帳の外である。
 日本人は奇跡の日本列島に育まれた『組織の民』だ、という話はした【278】【404】
 コンパクトに限られた千変万化の生存空間を、知恵と思いやりで棲み分けながら生き延びてきた君が代DNAは、地球規模の世界平和を考える現代にこそ新たな筆頭活躍のチャンスがあるはずだと。

 だが目前の現実は、あまりにも冷酷だ。
 各自都合のしたたかな腹はあるにせよ、弱肉強食バトルロワイヤルの国々はあっさり対立をやめて、世界の注目を集めながら象徴的に手を結んだ。わざわざ日本国が出て行って『世界に誇る組織力の素晴らしさ』を見せつける必要なんか無かったワケだ。
 それどころか当の日本国は、お隣の大陸や半島も呆れるくらい知的文明社会として荒廃した人治国家に堕ちてしまっていて、半島のお隣で皆の笑いものになっているというのが実態であろう。

 国家運営の場で横行する違法行為が次々と暴かれ、事実関係を問い質された犯罪者政権は世襲のガキ以下、何ひとつまともに答えられない。答えられないまま、不正捏造含みが明らかな法案を政府与党が勝手に集中審議である。立法府で違法案件の審議をやっているのだ。信じられない、狂っている。
 民主主義だ独裁主義だ言う前に、国家組織としての形態を成す人間の集団が、ひとつの目的を共有して何か実行に移す途中経過のプロセスとして成立してるのか、これ?

 自分がどこか別の国の住民だと思えばすぐ判る。普通に考えて、こんな今だけ一応の国家があと何年もつとお思いだろうか?他人事にすれば、簡単に一桁で見積もれると思う。
 その自然な危機感がわからなくなっているヤツがあちこちにいるのだ。認知症つまり老人ボケという頭の故障=知能の病気で、常人に備わっている思考や判断がもうできなくなっている連中である。月並な弁明で、膿そのものが、自分は違うととぼけるスタンスで『膿を出し切る』などと口走って、何か事態の改善があるとでも思えるところがまた涙を誘う。
 我が国はいま子供の目にも明らかな、ガイキチ国家になり下がってしまった。
 日本国に暮らす日本人として冷静に考えていただきたい。異論はあるだろうか?

 人類文明は言語情報を生み出し、定量尺度を生み出し、流通情報に基づく仮想現実の共有まで可能にした結果、自然生命力と異なる次元の『情報権力』の概念を生み出したのである。
 『カネをたくさん持ってる奴が強いことにする』『上下関係を布き上位にいる奴が強いことにする』あたりが誰でも真先に思い付く実例だと思う。
 いやカネも地位も、ある文明フェーズの規則性に則ったパワー概念であり、それらが通用する場においては、相応の優位性はあるのですよ。それはその通り。私が子供の頃は、まだその分別があった。
 『お前んち、カネ持ちだよな~』『エライやつは違うな~』というのは昭和世代の子供ウチでけなしコトバであり、言われた相手は真っ赤になって『ウチにカネなんかねえよっ!』『オレはちっとも偉くなんかないやいっ!』と言い返したものである。情報権力は原則、恥とされていた。

 小学校の頃、講堂に学年全員が集められ授業時間に、アニメ『天才バカボン』の一編を映写機投影で見た記憶が残っている。ストーリーの詳細はどうしようもなく失念しているのだが、当時の定番イメージとして出っ腹に格子柄の派手なスーツ、くわえ煙草でタイコ持ちのようなヘイコラ部下を一人従えた傲慢な中年オヤジが登場、コイツが自己満足のため散々横暴をはたらいて自分上位を主張し悦に入るという内容であった。
 もちろんラストは身から出た錆で酷い目に遭い、這う這うの体で逃げるようにその場を去っていくのだが、その後ろ姿を見送りながらバカボン少年がママに言う。
  『お金や地位があるからって偉いつもりで、何でも思い通りになると思う人ってバカだよね』
 ママが笑って答える。
  『そうね♪バカね』

 このシーンで語られるバカは、『自分が生きる時空間で、人として楽しく幸せに暮らす世界観を知らない人間』という意味だ。
 だが今日の日本国の現実は極めて苛酷であり、国家代表気取りの政治家も役人も、それを牽制するべき公共言論も、ガチの深刻な人間的理性喪失としての、頭がおかしくなった意味での『バカ』を患ってしまっている。

 カネも地位も『無いのが偉い、無いのが幸せ』とは言わない。
 だが、それら情報権力のレベルが自然生命力の実力相応に一致しない場合の、具体的な歪みの出方を個人スケール・組織スケールの両面でしっかり想定し、現実のエラー作動に遭遇都度きちんと照合して処置するコンセプトが必要だ。

 自然生命力の実力が並以下の弱い社会層には、『人類文明ならではの情報権力』を能力評価に重ね合わせてそっちを強調し、同じく自然生命力の足りない弱い個体を狙って、仮想現実の力関係を刷り込もうとする者が一定数いる。
 現政権の機関横断型・犯罪者組織において、『カネ』『地位』がその基本骨格を支えていることに説明は不要だと思う。元々生物としては虚弱で劣悪な人間ばかりが、『カネ』と『地位』の虎の威を生存手段にして群れ集まった必然の結果である。実に、意味不明の答弁や情けない失言には枚挙に暇がない。

 情報的に進化した人間は、情報だけで組む仮想現実を意図的に生み出すことを覚え、文明社会でそれを自然生命力と等価以上にまで持て囃した。反面、社会全体の自然生命力は徐々に衰弱し、いつの間にか情報価値や情報権力に誰も逆らえない虚弱な『情報依存社会』に陥った。
 これが一斉の高齢化で組織認知症に到る老衰期を迎え、合理性を支える情報処理機能が社会まるごと崩壊。情報権力を握っていた連中は法治社会の一線を割り込んで犯罪に手を染め、そんな情報権力の監視役だったはずの連中はパシリ言いなりの頬かむりで犯罪を見て見ぬふり、孫子を含む若年層の将来をいとも簡単に放棄して諦めてしまった。そして今がある。

 厳しい現況だが、逃げるに逃げられないし逃げたくない。現実解を探して先へ行きたい。
 何よりまず『狂った今を止めること』【243】が最優先、これが国民感情として異論なかろう。
 次の展開がいま見えなくともボケ老人と心中よりマシである。頼む、負けるな、野党たち!
nice!(13)  コメント(0) 

nice! 13

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。