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【653】勝機なき盲打ちリカバリーショットの大ヒンシュク [ビジネス]

 ああーそうか。世襲のガキ、これもう、のらりくらり根負け狙いの持久戦しか手が無いんだ。

 いくら認知症だからって、もう日本全国が手を叩いて『アンタこそ日本史に残る改憲のエースだ!』なんて讃えてくれる展開が、未来永劫に消滅していることぐらい認知できていると思われる。
 本州の西のハジ、出来損ないの濁った血筋が身の程知らずに手にできると思い込んだ改憲敢行の野望は、既に終わっているのだ。今この瞬間から心を入れ換え態度を180度改められても、コイツの最期には間に合わない。

 だが、このままじゃ『改憲に挫折しました』で独り負けだけしちゃって、還暦公務員の方はまだ途上だが、軽減税率だけゲタ与党に食い逃げされちゃう体たらくの今があるワケだよ。
 元々は、世襲のガキを筆頭に掲げて改憲敢行の賛成数を確保するため、その見返りにナントカ学会ゲタ与党の軽減税率+還暦公務員に賛成してやる、という交換取引があった【606】
 あほが不見識の自称保守にうかれて調子に乗り、アッチの世界向け右傾教育様式みたいなやつを依怙贔屓して特権支配意識のイイ気分に溺れていたところ、実は関わる現場あちこちの人々の良識を激しく逆撫でしていた。
 この現場の堪忍袋の緒が五月雨式にぶち切れて、際限なく思い上がった幼稚でよこしまな支配欲を、繰り返し徹底して叩かれ続ける窮地に陥ったのだ。この現場良心の逆襲に、ボケ老人どもの一方的な誘導妄言ごときで幕引きも何もあるワケねーだろが。

 何しろ国民を裏切って隠蔽のもと進めてきた汚い取引、その仲間意識を確かめてほくそ笑む贈収賄の揺るぎない事実糾弾だから、誰の目にも判りやすく逃げられない。そんな窮地で、出来損ないの血統ゆえ頭の回転もストレス耐性も、大きく人並を割り込んでいると来た。
 そう、痛い所を突かれ感情のタガが外れて、ついうっかりヤミ取引の神通力ツールであるソーリ職を賭すと、実にあっさり口走ってしまったのである【591】

 もちろんこれは世襲のガキの自爆ヘマであり、端的にコイツ単独でそのアオリをひっかぶって改憲だとか抜かすのを断念するのが、普通の成人社会人の神経である。
 改憲に関わる議論空間からは永久追放の身だし、せめて生きてるうちに、もう誰もが知っている真実を真実のままにゲロって、命まで落とした職員さんには土下座で贖罪しに行くのが人の心というものだろう。

 だが西のハジの薄汚れた血筋はそう考えない。もう残りの人生の全てをかけて、ありとあらゆる手段で改憲に執着するってことなんだろうな。これをやらなければ自分の人生は何だったのか…ってとこかね、馬鹿馬鹿しい。
 ともあれ面白いことに、『消費税率10%引上げ=与党が主張する軽減税率の実施要件』を即答で確約せず、自分の手持ちカードとしてチラつかせるような口をきき始めたのである。

 『働き方改革法案』とやらでムリヤリ企業の人件費を削らせ、公的資金注入で業績好調の数値をでっち上げさせることは可能、つまりその采配は自分の手中にあると言いたいのだろう。
 そのココロは、これまた脳足りんの素人クロちゃん発狂バラマキ財政がまだバックに付いているんだぞという、自身の決定権の誇示である。まあ持ち駒で降伏しない戦略としては正解っちゃ正解なのか。
 誰のための法案かだって?企業のためだって?
 違げーよ、政治家に役人、世襲のガキ。万引きボケ老人犯罪者組織のためだっての。

 我々国民の視点から見れば、まだ懲りずに日本国の将来経済力を食い潰しながら、更なる国家負債を積んでまで日本市場に公的資金のエサを撒くというのだ。一時的な権力行使のために。
 この御時世、明日といわず今晩にも首くくるかどうかの心境で、すがる資本を探している企業は少なくない。彼等を釣って、見かけの業績回復を演出するとともに、今後の屈服を強要する魂胆だろう。自動で不正行為が進む『忖度帝国』の仕込みである。
 世界に目を向ければ、日本経済より遥かに歪みが軽い北米でFRBが利上げに転じ、欧州でECBがマイナス金利・緩和政策からの離脱を試みる中、マトモな経済用語らしきものが一切聞こえてこない素人クロちゃんの痴呆漫談だけで、我が国の中央銀行だけが際限なく日本円をばらまき続ける理由がこれだ。

 この策略が首尾よく成功すれば、日本経済が遠い過去に忘れ去っているダメノミクスを蒸し返して、今さらながらの成功を吹聴して回ることも可能だと目論んでいるのだろう。
 そうすれば、『経済第一』の嘘っぱちも大逆転で宣言通りを主張できて、地に落ちた我が身の人気を回復できる可能性が残っているとも思うんだろうな。

 あほかコイツ?呆れ果てて出す声を失う。

 ところでこれ、ナントカ学会ゲタ与党としては、かなり面白くないはずなのである。
 少なくとも今時点、一応の看板だけだが平和志向の宗教団体という隠れ蓑を被っている手前、いわゆる9条フェチを囲って活動資金を召し上げている実情が避けられない。
 だが役人組織から請け負った老後ウハウハ高給閑職プラン=軽減税率+還暦公務員の法案は通す示し合せがあるから、改憲賛成=9条改変という与党間の交換条件を呑まねばならず、学会内の9条フェチを騙し騙しで早急に片付けてしまいたい腹があるのだ。
 ところがこないだの消費税8%据え置きもあり、だらだら突っかえているうちに与党間ヤミ取引も日本公知の事実になってしまい、更なるおまけに世襲のガキの幼稚なヘマで交換取引プランは致命傷。いいように改憲に加担だけさせられ、勝手に失敗され、いつ終わるとも知れない内部摩擦の待機期間を強いられている。
 ここへ来て八方塞がった窮鼠ガキの自爆テロで、『ポクちゃんに消費税率10%GO=軽減税率GOの決定権があるんだもんねー!』的なアピールが始まってしまったワケだ。行きがかりはともかく、自分がいないと計画通りに押し切れないぞと脅しをかけられたのである。もう目も当てられない。

 さてイケメンのチロくんが、スキャンダル別枠扱いを提案する国会大改革を吠えはじめたが、まず結論から行くと箸にも棒にもかからない落第点である。

 役人や政治家など国家機関を横断する認知症老人の犯罪者組織が、まず国家運営として機能しない反社会的な破滅操作をやっているので、これを暴いて首を刎ねて解決する必要がある。解るね?
 国政の現場業務に具体的事実として現われる違法行為が随時アイテム単位で摘発され、結果的にスキャンダルとなっているものであり、これをどこか隔離した別世界に持って行ってしまうと事態が悪化するだけなのだ。
 犯罪者組織による本質的な犯罪性操作は、立法・行政・司法に跨って野放図に進行するばかり。いっぽう細やかな別室でおいくらの札束をいつ交換したとか、何を何文字どう書き換えたとか、誰もが興味を維持しがたい矮小事件の追及が繰り返されるばかりの構図となる。こんなもの大・小、両スケールで政治犯罪の野放しにしかならない。
 野党の左巻き大王たち、気を付けろよ。あぶなっかしくて困るよ。
 オタクら自分が一枚上にアタマ良く映ると思い込んだ途端、隙だらけになるんだからな。

 チロくん、良い感じで自己否定・現状否定の第三者感を演出しながら、お小遣いくれてる万引きボケ爺さんたちの巧妙な犯罪擁護を申し出て、ウラで御褒美のポチ袋もらってたりするかも知んないぜ。というか、自然に勘繰ればこの推察が普通でしょうが。
 これが性格のチョー悪い私みたいな捻くれ者の創作曲解だというなら結構だが、この程度のアンチ解釈ぐらい先回りして一目瞭然の歯止めかけとこうや。

 おっとと、今回はこのへんで強引に切ろうか。この国会はあんまり余所見しないでおこう。
 応援を続けるから、しっかり気を引き締めて、油断するなよ野党たち!
 国民目線で、あなたがたはあからさまな犯罪者政権を相手にしているのだ。退くな!
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【652】マイワールド迷路攻略の俯瞰ドローン操縦法 [ビジネス]

 どなたにも一度は憶えがあるだろう。
 『あれ?なんでこんな簡単なことに気づけなかったんだっけ?』

 いわゆる目からウロコの新アイディアの類では全然なく、ありふれた考え方で何気なく通れたはずの道筋を一体どうした訳か見失って、長時間死闘を繰り広げてしまうことがある。大抵は自分の頭の中で種明かしが訪れた瞬間、自己嫌悪もあってその馬鹿馬鹿しさを吟味することなく忘れてしまうのだが。

 技術プレゼのトレーナーをやっていると、結構な高頻度でこの現象に遭遇する。というかプレゼスキル習得の第一歩は、『自分スペシャルの筋道を捨て、世間一般の筋道で話すこと』だから、程度の差こそあれ必ず通るルーチンワークだとさえ言える。
 対象にしている課題領域が得意分野で自信もあり入れ込んでいるヤツほど、ハマる時には持論の信念にすっぽりハマってしまい、時として『1+1=2だろ、それはいいよな?』みたいな質問にまで『いや、そうとは限らない場合もある』と仰天の公理の否定が飛び出したりもするのだ。自身が確信するマイ真理に、本人的には何ら無理なくあらゆる裏付けがきっちり整合しているのだからしょうがないのだが、随分とイイ根性をしているのですよ。
 こんな時によく飛び交うコトバが、『おいおいアタマ固いぞ。まずその自分ロジックから離れてみようよ』ってやつで、まあその通りなんだけど、この日常的日本語表現には、そこでガチ噛み合っちゃってる証左情報の因果のメカニズムに即した思考のほぐし作業が手引かれていないので、まずまずは基本、失敗に終わる。

 もっとも教える方も慣れてくると『お、来た♪』みたいなノリで、謎が解けた瞬間の本人の反応を楽しみにしながら、何故そう考えるのか、この一場面で公理の普遍性をぐらつかせた場合、他の事例でどんな不都合が起こりそうか一緒に考えたりもできるようになる。
 間もなく訪れる種明かしの衝撃を二人で大笑いし、後にそいつが私なんかより、よっぽど優れたトレーナーになるように。

 面白いのは、複数のプレゼスキル熟達オーディエンスが初心者を見て評価すると、概ね気になるところは似通ったポイントになり、つまりは『できるヤツ共通規格』の物差しを当てて各自が目盛を読んでいるのだが、ここに初心者オーディエンスが少数でも混じっていた場合、初心者はかなりの確率で不都合も感じず初心者プレゼを自然に受け入れている事実だ。
 これは、業界で一般的に通用するプレゼ文化体系なる世界観があるのは良しとして、個人が個人なりに思うところを展開する持論に対して、柔軟に歩を合わせて理解する融通性が、心ならずも狭まってしまう反作用に注意しろということなのではないかと思っている【154】

 さて、ここで気を付けておきたいのは、実はこの『一般的に通用する世界観』が、それほど合理的でない根拠に基づくものだったりする場合、それどころか根拠と呼べるほどの拠り所から、そもそもがはっきりしないケースが意外に多いということだ。また仮に合理的であったにしろ認めるのがツラかったりすると、それを共有し社会空間で流通させる人間の方が、悲しいくらいに不安定な行動を取る。
 後になって、判ってはいたんだけど…という事例は枚挙に暇がない。

 古くは人間がただ自然に感じる『自我の存在』のイメージを基準に、自分の立ち位置を原点とする天動説が信じられていただけなのに、地動説を唱えると反社会的行為と判定されちゃったりもしたワケで。

 さて人間が、その人固有の人格を感じさせる情報処理の特質を失う現象は、やはり誰にとってもショッキングであり、ネガティブ印象で受け止められるのはのはやむを得ないことだと思う。精神疾患=『あの人があの人でなくなってしまう』喪失感、これが冷静な現実の分析と把握を妨げるのだ。
 『まさか正常な判断力を失くした人たちが、日本国の重要な意思決定に関わっていては困る、関わっているはずがない』

 では思考実験だ。子供たちに、ただあるがまま現状の国会運営の様子を見せたとしよう。
 いろいろ登場人物がいるが片っ端から名前を列挙しておき、子供たちには『〇』か『×』をつけてもらうのだ。
 今の子は悪い意味で大人の深い裏事情を勘繰るところまで知っていて…というハナシのサバ折りはナシにして、いいからコイツを信用できるか、コイツと一緒に遊びながら勉強や運動を教えて欲しいと思うか、人間として『〇』か『×』を選んでもらう。
 直感でイヤだダメだと感じたら『×』、あるいは素朴に微力ででも『社会をちゃんと切り回している、尊敬できる大人』かどうかを問う。ここまで想定できただろうか。

 質問その1。『×』がつきそうなヤツって、誰か『△ってないの~?』とか、ビミョーで難しくて判断に迷う子がどの位いそうかね?
 質問その2。アナタは『×』がついたヤツの弁護士に就かねばならなくなった。弁護は可能だろうか?もちろん直後に、子供たちにはアナタの名前を追記した回答用紙が配られ、『〇』か『×』を刈り取っていただくのだが。
 質問その3。ではアナタがその子供に立ち帰って『〇』『×』をつけたらどうなるだろうか?

 ここで立ち停まり、振り返り、、御自分が何故こんな異常事態を放置していられたのか御一考いただきたい。子供が簡単に判る『×』に、それと判定して処置できなかった。
 『政治の話題は、何てことない平和な社交の会話を険悪に荒らすので避けましょう』という、大人の無難な世渡り術なんかも、みんなして無条件で隷従しタブーにする理由など実は無いことに気付いておこう。
 少々言い争いになったところで何が悪い?全員がデタラメを盲信する夢遊病社会より遥かにマシである。

 ありゃ、まだ本題に行く前に、また一回使っちまったよ。まあいいか。
 そんな訳だ、日本国組織は『国家運営はこいつらに任すもの、コイツらの決め事で何とかなるもの』とすっぽり思い込んでいた精神状態から、はたと気が付いた。やべ、コイツら老人ボケで気が狂ってるじゃん。とんでもないが現実だよ。

 もちろんだが今ここで国民が求めるのは、目覚めて納得できる合理的な国家運営だ。ここぞと自党の都合なんか混ぜ込んだら、この犯罪者政権と同類にされてオワリだぞ。
 このへん肝に銘じて、油断せずにしっかり頑張れ、野党たち!
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【651】自然・文明ダブルイメージ肖像画の視射角 [ビジネス]

 やれやれ与党ども、やっぱり会期延長に出たか。ま、殆ど成果ないからねえ。

 いや成果なんか無いで結構、いま旧来の感覚でいう『成果』なんぞ国務の運営でも何でもなく、組織認知症・犯罪者集団の国家破壊工作でしかないからだ。
 何が『野党のせいで、また決められない政治』だよ、丸ごと与党どものせいじゃねえか。
 野党たち、今はあなたがたが正しいと国民は理解しているので、延長戦は延長したぶん普通にしっかり戦えば、その効果はちゃんと世論に積める。

 先に総括しておこう。
 日本社会が広く『組織認知症』を実感するようになってきたのだと思う。

 基本的人権を保障され、みんな法のもと自由平等に暮らせているはずの日本社会だったのだが、いつの間にか国家運営層の重要空間で高齢化とともに重篤な組織認知症が蔓延していたのである。そしてあちこち大勢の認知症老人どもが、醜くも老い先短い自分都合の利得を共鳴させ合って、立法・行政・司法に跨る一大ボケ老人帝国を築き上げていた。

 本来なら、人間は個々人完結の生命体であると同時に、社会組織という大型生命体を構成する一単位でもあり、殊に『組織の民』たる日本人は生来『世のため人のため、お国のため』の共存共栄志向が長期熟成されていたはずなのである【278】【404】
 だがその上流で、生命の歴史がDNAに紡いだ生物標準プログラムとして、『衰弱が呼び込む社会性の自己崩壊』が実行されるのだ。加齢で衰えて社会組織を支えるだけの生命力を割り込んだ順番に、自ら組織の生産稼動に邪魔を繰り返し、仲間と軋轢を生じさせて組織から遠のいていく宿命である。
 原始社会なら、集落の生活エリアから徐々に離れていき孤独に息絶えていたのだろう。

 なまじ文明社会生活の便・不便を基準にした『認知機能OK/NG』の概念や、戸籍による帰属メンバーの法的管理など存在しない社会なら、『みんなとうまく暮らせなくなったヤツ』として自然の成り行きで老いて壊れた自分の人生に幕が引けたはずなのだけれど、現代ニッポンの高度文明がこれを許さなくなっていた。
 個人差はあれあまりに早々に訪れる組織認知症は、友人知人を見分け日常生活を無難にこなして健常者を装いながら、議会制民主主義法治国家・日本国の正しい運営を蝕んでいったのである。

 あっちこっちガッコの設営という公共性のある事業で、大事な国民の血税を私情で違法流用する自己満足に明け暮れてみたり、これだけ若年社会層が経済的に苦しんでいる中、軽減税率という無駄公務をでっち上げて、よりにもよって還暦公務員を新設しようとしてみたり。
 そこからの展開は例外なく、捉えられて動じず、追及されて真実を語らず、法の裁きを頑として拒み続ける。これは増殖し続け街の日用品店が手を焼く、高齢の万引き常習犯と共通する犯罪性故障モードに他ならない。
 冗談でも何でもなく、そういうことなのだ。日本国が直面する厳しい現実である。

 ここでリマインドしておくが、国会の会期を延長しておいて、例えば突然も突然、意表を突く急襲でいきなり還暦公務員法案を打ち上げ花火で強行採決する魂胆もあるはずなので警戒しておきたい。まかり間違ってでも還暦公務員を引き充てた軽減税率の導入など、本当に動き出すようなことがあってはならないのである。
 まさに日本社会の隅々まで国民を失望させる国家組織力の破壊工作であり、ナントカ学会がゲタ与党と組んでこんな凶悪な社会転覆が図れるんなら、どこぞの有名宗教団体を国じゅうで悪者扱いしたのなんか失礼千万もいいところだ。
 劇物使用は現場ローカルで一時的だが、軽減税率と還暦公務員制度はそれで済まない【574】

 野党たち、打ち上げ花火の仕込みには目を光らせといてくれよ。応援してるぞ!

 さて組織的犯罪ゆえコマ一片が独断で手前勝手にギブアップすることもできず、虚偽と隠蔽で『あくまで疑惑』に籠城するばかりの世襲のガキだが、もう日本社会が改憲の論議を許すことは金輪際ないだろう。
 コイツの残り寿命のうちで独りナニを挽回したつもりになろうが、ここまで『逆上屋・ウソつき・裏切り者・犯罪者』の社会認識に観念する様子もなく、頑なな案件放置と愚かな無駄放言で今なお硬直することしかできない無能っぷりを披露してしまった以上、これはもう日本社会の自我の記憶に深く刻まれ消えることはない。チョイ前の、改憲論議の気運はオワリなのだ。
 ならば片方がコケた『改憲vs軽減税率+還暦公務員』の与党内取引は、既に成立不可が決定していることになる【606】
 信用失墜の失敗は幸いにも世襲のガキ単独の自爆ヘマだから、ゲタ与党やナントカ学会にしてみれば、この後始末とは縁を切り、手段を選ばず還暦公務員制度を押し切るアタマしかないと読んでハズレはなかろう。

 この犯罪者政権、この通りグダグダに腰が砕けても、カネトク階級意識への執念はしっかり腹に持ってるはずだぜ。骨太がナンタラの妄想妄言集で財政健全化は5年放り出すとのことだから、まあ最大5ヶ年の幅を持たして還暦公務員導入計画の完遂を目論んでいるってことだろうけれど、油断は禁物だ。

 そろそろおかしいと思おうよ。日本国の社会規律としてあり得ないコトが起こっている。
 誰がどう見ても気の狂った発言しかしてない精神異常者どもが、あからさまに私利私欲で、国有財産の横領や異常な階級制度の導入による社会転覆みたいなことを堂々とやっているのだ。
 これらがちゃんと違法行為として検出されているのに、犯罪として処理されない。

 そう、『組織認知症』の概念がなかったからである。改めて再認識いただきたい【617】
 社会に暮らす人間の意識とは不思議なもので、『こいつビョーキじゃん』と判断するロジックを持ち合わせない限り、『おかしいのはおかしい気がする。だが世の中そんなもんだ』と結論付けてしまうものなのだ。
 その結論は独り歩きして、思考しない夢遊病者の納得とも呼ぶべき精神状態に落ち着いてしまい、共鳴する。

 おっとー!この話題も長くなりそうなので、今回はここまで。しっかり頼む、野党たち!
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【650】禁断オトナ解放感アイランドの成年認証タッチ [ビジネス]

 IR法案で『また』やっちまったか。もう民主主義議会制でも何でもないな。
 IRの実験的導入から始めて恒常的な収益運営にまで持ち込むのが、だらしない不採算で莫大な負債を積み上げてしまった日本国財務にとって唯一無二の起死回生策。だからIRの導入は進めるべきだ。
 だがアホな入場料の設定や悪徳政府のピンハネ代など、IRの本質的な機能に水を差すような決め事ばかりが目につくので、現時点のこの法案は通さなくて結構である。どうせ形だけ賭博付きの、お子ちゃまママゴトちいちいぱっぱのキャバクラ幼稚園テーマパークみたいなモノしかできない。
 時間とカネすって大損害の負の遺産しか残らないパターンだ。やめとくのが吉である。

 結論から行こう。カネ集めたいならカネ集めに目的を一本化し、他を合わせ込むべきだ。
 賭博好きに賭博でカネを落としてもらうんだから、それ以外の面倒は一切取り払う。

 ロスから延々延々とモハベ砂漠を走り、フーバーダムの傍を抜けてまだもっと走り続けると、左手にあの砂漠に孤立するジェットコースターが見えてくる。いつだったかお客さん乗せて高い所で止まっちゃってた景色がニュースで流れてたっけ。あれはさぞかし暑かったことだろう。
 あれが見えると『ああ、ラスベガスに来たなあ』という気分になったものだ。
 確かその近所に無人の小さな観光案内所があり、ラスベガス内外の観光パンフレットが数えきれないほど並んでいたと記憶している。もうこの序章からロハで、これからの夢の時間に向けて、観光客の気分をアゲアゲに焚きつけてくる訳だ。

 余談だが私はここで間違えて、昼過ぎにモニュメント・バレーの観光パンフレットを手に取ってしまい、地理的に『ヤバい距離』なのは知識として解っていたのに、その箱庭のようなカワイイ挿絵につい理性を狂わされてしまった。
 一生にいっぺんは見ておきたいと常々思っていた景色だし、今となれば結果的には良かったのだが、それにしても車を運転して行くとあまりにも遠い。道中は何もない原野で、食い物も無ければ便所も無い。そしてカーナビも無い時代ゆえ自分がどこまで来ているのか目印も無いので、諦めて戻るにも戻れない。
 夕方前にモニュメント・バレーに到着し絶景に感動できたは良かったが、真夜中前にマラソン高地トレーニングで有名なフラグスタッフで宿を見つけて転がり込むまでガチもガチ、もう真剣にくったくたのへっろへろで、路上強盗に撃たれて死んでも良いから路肩に停車して小一時間眠りたかった。
 いろいろ物騒になったとはいえ、日本は安心・安全が世界一の素晴らしい国である。

 さて以前にも書いたが、ラスベガスを不夜城たらしめている不可欠なファクターとして、総じて高温・乾燥の気候がある。気候区分としては酷暑の砂漠気候であり、ガラガラヘビやサソリの生息地域ではあるが、街中に入ってしまえばその危険は無く、むしろカラリと乾燥していて羽虫やゴキブリなどの害虫がいないので、生活の手間の負担が軽く暮らしやすいと考える人々が少なくないようだ【490】
 温暖な乾燥気候のメリットといえばやはりカリフォルニア州を最初に思いつくが、ロスなんか6月の晴天で日中普通に30℃を越える日でも、陽が落ちた午後7時には10℃台前半まで下がったりするので、寒がりにはかなり堪える。私が経験した限りではラスベガスやフェニックスの同季節、午後9時でも30℃以上あった。
 噴水を従えた不夜城の満艦飾ネオン群に、イルミネーション満載の高層スイートルームなんかも、あの乾燥気候あって成立している娯楽アイテムだろう。これで夜中じゅう歩き回って遊び回ってそこらで飲み食いして、気が抜けるほど飲食代が安いから消費マインドが爆発するのではないかと思う。

 そりゃみんな、あちこちアトラクションを眺めて楽しみながら刹那の消費で気分を発散させに来るのだ。吹きすさぶ寒風や、足を取られる積雪や、服の裾を重く濡らす長雨その他、そもそもが軽装以上を要求する悪天すべてが、割り切った楽しい時間に水を差す。
 えっちらおっちら羽織ったオーバーコートやマフラーの雪を払うとか、びしょ濡れで雨傘畳みながら長靴をフロアマットで拭うとかあり得ない。そんなんじゃパーッと派手にめかしこんで、電飾付きの10mストレッチリムジンでカクテルパーティやりながらカジノの玄関に乗りつけ、そのまま中へ雪崩れ込めないじゃんよ。
 強いて言えば、時々映画『ハムナプトラ』に出てきたような砂嵐に街全体が呑み込まれるのだが、まあ目視して屋内や車内に避難する余裕は十分にあり、ものの十数分でやり過ごせる。過ぎ去った直後の瞬間から、寒くもなければ濡れもしない。

 IRを敷設するなら、身軽に歩き回れる気候が重要な条件なのだ。
 このあたり来客の機動性確保に優れているため、新技術イベント等のコンベンション・センターとしての機能も充実させて、近年ラスベガスは未来に最短距離のイメージを持つ一大総合文化拠点にのし上がって来たのではないかと見受ける。配布物を掻き集め記録に精出す見本市には、ぜひ軽装で出撃したい。

 …となると、もうロケーションに迷うことはなかろう。大阪の人工島である。
 東海道の西端に位置し、同時に瀬戸内の東端でもあり、京都・奈良にも近いから、来日客の吸引力を置く場所として申し分ない。大阪IRでひとヤマ当てたラッキー野郎向けに、東海道、山陽山陰、南紀、ツウ向けの四国や瀬戸内諸島などなど、観光産業も効率的に多岐のオプションが用意できる。

 この日本社会で『大阪でラスベガスの進化形を試してみないか』と声掛けすれば、普通に過半数の人が暗いイメージもなく面白がって賛成する可能性が高いと読む。よもや一度ラスベガスに連れてって、的確な解説のもと三連休の騒ぎでも見せてやれば、もう誰もがウキウキワクワクの実験企画を語り始めるのではないかとさえ思う。
 それが何故にお約束として、ムリヤリこじつけのギャンブル依存論議みたいな吐き気のする揉め方に始まって、導入するならするにしても、薄気味悪いお子ちゃま遊園地然とした入場料・入場制限論議みたいな痴呆学級会に迷い込んでしまうのか。意味ワカランよ。

 IRを導入するなら、粗悪財務の改善を目的事象にして、模索型の実験を交えながら段階的に計画を組む必要がある。
 その意図を持つ日本国民の一人として、今のIR法案など破り捨てて結構だと断言する。
 このラスベガス好きのIR賛成派が応援しよう。
 こんなインチキ議決しかやれない組織認知症・犯罪者政権を止めてくれ、野党たち!
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【649】窮屈セルフリミッター付き飲み放題の無礼講 [ビジネス]

 ちょっと殺伐とした話が続き過ぎたので、一旦だるんだるんに肩の力を緩める話題を。
 以前にも何度か書いたが、成人年齢を18歳に引き下げる案には賛成だ。

 だが飲酒・喫煙を20歳のまま据え置く理由がよく解らない。たかが2年のことだし、いっそ揃えちゃったらナニがいけないのだろうか?
 初回放送版『宇宙戦艦ヤマト』において、古代進と島大介の両名は18歳という設定であった【448】
 いつだったか沖田艦長は艦長室に古代クンを呼び出し、床にふたりしてあぐらかいて、一升瓶にコップ酒を決め込んでいたと記憶している。

 私が二十歳を迎えた昭和の終わり近く、オトコが二十歳になった時点で、習慣かどうかはともかく酒と煙草は飲めて吸えなきゃ、ちょっとカマっぽいナヨナヨ系の未熟としてさえ指摘されたものだ。
 私の場合、煙草はその身体や周囲に纏いつく不快臭と出るゴミの汚さに、習慣化する遥か手前でノーサンキューその後に決別となったが、酒は普通に飲めるし美味いので続くことになったワケだ。

 非喫煙者としては、もう紙巻きの煙草なんぞ絶滅させてもらって構わないと思っている。
 いや、出る煙やタールを吸い込んで喫煙者本人が体内で100%吸収し、無臭の水蒸気と二酸化炭素だけ吐き出してくれるなら真横で1万本吸ってくれても良いのだが、現状の技術でそれが叶っていない。
 髪や服を汚すあの悪臭も、あとに残る汚らしい吸殻も、公共性を欠く迷惑ゴトもいいとこだ。
 私が子供の頃、長距離列車でも映画館でも病院の待合室でも灰皿が普通だった時代なのに、『山火事を起こすと取り返しがつかないから』という常識概念により、山野での喫煙は自粛する風潮が広くあったと思う。だが今の時代に到っては、あほヅラ脳足りんの喫煙者どもが吸うこと吸うこと。注意しても『ダメなら書いといて欲しい』などと傲慢な無知をさらけだして毒づくばかりである。

 さて本題は酒のハナシ。その昔の宴会の様子については書いた【56】
 私には大学の先生の知り合いが何人かいるのだが、もう随分前に『今の大学は、構内での飲酒は全面禁止ですよ』と聞かされて仰天したものである。
 そ、そんなことってあるの?大学生活から酒を奪ったら学術研究が空中分解し、セン公に付いて教わるのが基本の小中高校と同じになっちまうじゃねえか。世間の時間の流れに縛られず、好きな勉強を好きなだけ追求して、そのまんまの勢いで飲み倒して遊び倒して眠る。
 だからこそ大学は最高学府として機能するのだ。違うか?

 私がいた研究室は、主に講室や研究室・事務室で構成される3階建て学舎の最上階の端にあり、部屋を出てすぐの屋外非常階段を降りた筋向かいの別棟に実験室を備えていた。
 特に実験室の方は、室内の一角にコタツが定置されており、回流水槽や大型風洞装置なんかに囲まれて、まあしょっちゅう先生方と学生陣で夕方から朝まで飲み倒したものである。少々羽目を外しても、構内で飲んで大騒ぎする限りは、通報もされなければ警察に踏み込まれることもない。
 好きな勉強に好きなだけ取組み、理解できなくて悔しいなら理解できるまで噛み付いて、存分にアタマ使って研究した息抜きに、時間も量も飲めるだけ飲む。
 そこで寝たけりゃ寝る場所もあったけれど、大抵は朝帰りして家の布団で寝てたっけ。

 ここに、労務管理や業績ノルマの概念に縛られない高負荷・長時間労働と、これまた人間関係のシガラミやウケ狙いとは無縁の至高極楽・大量飲酒の、体力全開ワークライフバランスの実地体験があったのではないかなあ。

 なんというか昨今の社会情勢を眺めるに、仕事にしても飲酒にしても、誰かに決めてもらったガイドラインに沿う沿わないばかりが逃げられない自主規制になっており、人間本人の心のうちに自然発生する動機とかけ離れてしまっているように見えるのだ。
 やらねばならないことも、やりたいことも、余計な雑念を払ったおのれ自身の普遍的な判断で、『自分には、これだ!』と力まず素直に定義できなくなっているのではなかろうか。

 これが『働き方改革』みたいな奇妙な決め事が、そもそも国の仕事として起案される原因なのかも知れないと思っている。
 就業年齢に到達した時点で、自由な自力の存分な作動を体験していない人間が増え、社会がその機会を奪っていたりもしていて、そこに長年続く不況のシワ寄せも加わって、非・人間的かつ無機的に労務管理を見誤らせるのではないかと。
 総じて、人間なる生物の限界作動に対して未熟なのである。

 そう、今なおゴタゴタやってる『働き方改革』法案なんぞ、死ぬ程どうでもいい的外れだ。
 景気好転のデマ流布を仕込む悪辣な魂胆も見え透いているし【646】
 どこまでやれるか、それこそ頑張れるだけ存分に頑張って欲しい。応援するぞ、野党たち!
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【648】従順な整列の御駄賃 [ビジネス]

 1945年(昭和20年)、日本国の無条件降伏により大東亜戦争は終焉を迎えた訳だが、何しろ産業的に目ぼしい都市部は米軍の本土空襲により壊滅的に焼き払われていたため、経済生活の何もかもが焼け野原からのゼロスタートとなった。
 『戦後の復興期、日本の官僚たちは国家発展に尽くした英雄だった』みたいな歴史ドキュメンタリーを時々見かけるが、完膚なきまでに叩きのめされた祖国を立て直す過程は、そりゃタイヘン極まる寝るヒマもない大仕事ながら、面白くてたまらなかったに違いない。
 『どうすれば日本国が凄くなるか』の目的意識でやる気と能力が揃えば、基本は何やってもやったぶんだけ青天井で成果が積み上がっていく。今は衣食住にも困る廃墟の地だが、工場を建ててモノを作り、インフラを整備して便利な社会にしよう。明日の日本社会のためにはどんな仕組みが相応しいのか…

 昭和40年代、まだ自国の工業力に日本人が自覚するイメージは、『欧米に劣る、追いつけ追い越せ』という位置付けであり、『舶来モノ』というと上等の代名詞でもあった。
 母の記憶によれば、この時代サラリーマンの収入は毎年1割増しに伸びており、職業安定所=今でいうハローワークでは、どしどし転職相談を持ち込んで欲しい、いくらでも待遇の手厚いクチを紹介するからと、実に調子が良かったそうだ。
 ただ同時に、いま思い出せば『どこそこの会社が潰れた』という話も、子供の目や耳に触れるところを普通に飛び交っていたものである。『倒産して夜逃げ』なんてのは、子供向けのテレビ番組や漫画でも定番ネタであった。やはり高度経済成長期の国家組織という生物は、すんなり平和な足し算だけで成長していたのではなかったのだ【620】
 何にしても『急成長』なる怒涛の変化の波を、みんな思い思いに泳ぎ渡っていた。

 いっぽう庶民の日常生活に直面する職層の公務は、こういった輝かしい経済成長の背景となりながら整備が進み完成度が高まり、程なく定型業務の一律消化でこなされるようになったと思われる。
 その瞬間から宿命的に、前回解説したキャリアコース椅子取りゲームの世界観が発生してくるはずだが、恐らくは実直の生真面目なる持ち味を地味に決め込んで、定時上がりの生活で家庭や趣味の時間を大切にする人種が目立っていた当時の空気も考えると【476】、現代視点で想像するほど、少なくとも表面的にはギスギスせず皆ひと通り人畜無害に収まっていたのかも知れない。この最初のうちだけは。
 だが宿命的に軋轢を蓄積する仕組みゆえ、時の経過と共に就労意識の歪みは顕れる。

 その昔ニュースといえばスーツ姿に7:3分けの男性局アナが数分~十数分、淡々と各トピックを串団子式に読み上げてオシマイであった。これを『ニュースステーション』が大変革した訳だが【73】【149】、これにより『公務員給与の非常識な手当て』なんかの指摘が世に周知される機会を得たように思う。
 ニュース扱いにするような事件ではないし、だからって非ニュースのドキュメンタリー番組を組む題材にもならない。だがカジュアル時事番組の1コーナーなら格好のテーマになると。
 まあとにかく民間企業なら思いつくことさえ難しい、理由にならない理由をでっち上げて星の数ほど特別手当が付くのだ。私と同年代の読者さんなら、あーあったあった…とすぐ思い出せるだろう。

 もちろんレスオプションの基本給を公表して薄給の世間体を装うという目的はあったはずだが、財務処理の面倒は増えるし、実はそれだけではこの手の『お手盛りシステム』は定着しないのが普通である。

 そう、『軋轢の職場風土』がその片鱗を覗かせているのだと読もう。
 怨念執念うずまくキャリア枠争奪戦の世界では、その怨念執念をなだめてやらないと背徳や不正により荒れ果てて組織活動が崩壊する。従って、割を食った側の連中にナニガシかのお手盛りをしてなだめてやるしかない。
 一番てっとり早い手段がゲンキンなハナシだがやっぱりカネであり、要は険悪な不満が溜まりやすい職場では、合法的に小銭をくすねてほくそ笑むフラストレーションの捌け口が用意されることが少なくない。
 だからだが、仮にアナタがここの職場改善請負人の命を受けたとして、手当ての名目をひとつひとつ取り上げて逐一その妥当性・正当性を検証する作業に意味は無い。トクしたいしどうせ税金資本だから構わないよねと、遊び半分の幼稚な動機で小遣い稼ぎの仕組みを作ったのではなく、そんなことでもしないと就労意識の衛生管理が維持できないと見るのがアタリである。

 事業の創成期は苦労もあるが、試行錯誤を経て次々と物事が進化するエキサイティングな時期だ。
 物事うまく行くからすいすいラクチンの思い通りを謳歌して支配欲が満たされるのではなく、うまく行かせるため何度も現実を組み伏せて壁をぶち破るから達成感が満たされるのである。その経過の体感記憶は、おのれのパワーアップを裏付ける自信となり、相応の組織生命力を備えた強く優秀な人格を支える。

 さてそのうち創成期も落ち着いてきて、諸事が徐々に軌道に乗り定型業域が確立されてくるのだが、これはパッと見で社会組織の何かが完成に達したように映る反面、この『定型』が生物としての人間の変動・バラツキと、深いところで整合しないのだ。完成というより手強い課題フェーズへの移行期である。
 業務の定型化についてはここでも何度か取り扱ったが【34】、常に定型化を目標値に置くのは思考整理のワザのひとつと割り切り、実際は社会の変遷に応じていつも鼻先にぶら下がった定型化ニンジンを追いかけ続けているぐらいの作動状態が、現実として手にするべき正解の姿なのかも知れない。
 『定型業務』なる人工文明の効率的作動形態は、組織生命体にとって自然起源の自由な変化を妨げる足枷ともなるジレンマを忘れずにおきたい。

 ところで、まだ概念モデルの形に整理できるところまで行っていないので書かないのだが、2ステージ睡眠【643】の時期がかっちり一週間続いた後、今度はパターンをすっかり失い毎晩のように違う眠り方で過ごしている。ふむ、改善を目指す組織は、積極的に変化を繰り返すものなんだろうな。

 高度経済成長にあぐらをかいて慢心し、公務定型化の副作用を重篤化させてなお無関心で放置した結果、日本国の運営業務層は、組織生命力に基づく就労意識が腐り切って汚職と犯罪の温床になった。
 そこへ高齢化ニッポンの組織認知症が追い討ちをかけ、国家組織の生命維持を死守する一線を割り込んできて、とうとう日本国組織の生存本能を壊し始めたのである。

 IR法案がまともに議論できないのは非常に残念だが、とにかく認知症で気が狂ったこの犯罪者政権を止めるのが最優先の急務だろう。
 国民の意向を代表して、連日よく頑張ってくれていると思う。引き続き頼む、野党たち!
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【647】不幸な人生ゲームの優勝賞金額 [ビジネス]

 さて、はたと考えてみよう。官僚って素直に考えれば、ただのエリートだよな。
 アタマ良くて、仕事できて、給料高くて、どっかで名刺出せば『うわあ、凄いお方ですねえ』なんて驚かれ、よもや間違いがあっちゃいかんなんて、あれこれと丁寧な御対応もいただけちゃったりするワケだ。

 元・官僚みたいな肩書だけぶら下げたのが『いや、超エリートですよ』『物凄く優秀な人たちです』なんて物知り顔で言うんだけど、『どこがだよ?』の一言しか返す言葉が無いのは私だけではなかろう。

 例えば『最強官庁』『官庁の中の官庁』って何なんだよ?格闘ゲームじゃあるまいし。
 いや、製造業の民間会社でも『購買が首をタテに振らない限り、結局はカネが付いて来ずブツが動かない』みたいな大蔵部署=関所の感覚は確かにあるけど。
 だが購買がエラいかというと無論そんな道理はなく、だって購買が首をタテに振ったところで、今度は開発が技術力を現実に出力できなければ新製品は開発され得ないし、さらに新製品の図面と試作品だけあっても、生産部門がそれなりの品質で製品を量産してくれなければ売るモノができて来ない。

 そう、結局はみんないてくれないと困るのだ。みんなどこかで解っている。
 もっとも泣いても笑ってもカネは確実に出ていくもんだし、そこへ来てプロジェクト実績を紐解いてみると、事前の読みが甘くて投資効果の刈り取りが不十分でした…なんて失敗はモロに経営に響くから、カネのGO/NO GO判定において財務関連部署が『うるさ型』『満額拒否屋』みたいなイメージを帯びてくるのは必然である。
 でもやっぱりエラい訳ではないし、当人らもふんぞり返ったりしないものだ。

 私に官僚の職歴はないし、突込んだ内情を聞いたこともない。国会中継その他で映像や音声を通してのみで理解しながら、完全に憶測だけでモノを言うと先に断っておこう。その上で解説する。
 恐らく日本に限らずだが、組織生命力を健全に維持するという視点で、官僚の世界観は本来かなりそれを阻害する本質的要因を抱えていると思われるのだ。

 まず公務員の業務が定型化しがちなのは直感的に判ると思う。
 住民や事物の維持管理に始まり、フツーなら漠然と生活の背景となるような『今そこにある世の中』の諸事を、改めて目的意識を持ってクローズアップし管理運用する仕事だからだ。
 あそこにあれがあって、どこそこには誰が居て、この道は何人ぐらい通って…

 原則的には、定型業務ポストがずらりと並んでいて、そこに人員を充てはめていく形になるはずである。つまり毎年、似たような適性の同じ人数を採用して前例通り配置するワケだ。いっぽう毎年一定数が定年を迎えてそれ相応の職務ポストを空けるのだから、少々の調整は必要にしても、出て行ったぶんぴったり埋まってめでたしめでたし。
 現場作業にしても新規採用にしても、業務標準書は特段の理由もないのにわざわざ変えるまでもなく、コトの流れとして全てが前年踏襲となる。解るね?

 実はこうなると、キャリア=職歴人生ゲームの組織システムも定型化するのだ。
 主任、係長、課長、部長…と組織表の階層を上がる順に職位ポストの数は絞られていくが、定型業務を定型組織で毎年こなし続けるからには、それらのポスト数はどれも永遠に不変だ。つまり毎年一定数いる同期の中で、何人が何年目に何段階ランクアップするか、先に用意された出世~足踏みのキャリアルート選択肢が、何通りか決まった人数分ずつ待っていることになる。
 同期全員が横一線、『どのルートに誰が勝ち収まるか』をその年のゴールに、相対評価人事の行方を目の色変えて追いかける人生になるのだ。

 例えば、あなたが優秀な学歴を経て優秀な成績で採用試験を通過した新人だったとする。
 ところが偶然、その年に限って空前絶後の『人材アタリ年』だった。用意されていたエリート出世コースが200人中10人枠あったが、あなたは惜しくも11人目…
 この瞬間あなたはその後一生の在職期間中、ずっと1ランクぶん双六の一手ビハインドをトップ10人に対して負うことになる。何故なら、1年経過、2年経過、3年経過…とその後に出遭う年次昇格フェーズの出世枠数も、全て定型であなたの同期全員を、毎年変わらず待っているからだ。最初に遅れた1ランクを、勝手な飛び級でリカバリーさせてくれるような特待ルートは基本どこにもない。

 翌年、あなたは1年先輩として新人を迎えることになるが、その年はまあハズレとは言わないまでも月並な人材畑だったとしよう。ここで、あなた自身にはトップ10どころかトップ3の別格英才枠に収まった連中でさえ、どう寛大に努めようが自分自身に対して見劣りしてしまう。
 それでもそいつらは、もうスタートラインがあなたより一手ぶん進んでおり、その後に職場で用意される可能性もそれに応じて大きいものとなる。1年下の凡才なのに、だ。
 まあこんなワケで、この運命の分かれ目の影響力は一生ゴトであり、職場の普遍的ルールが布く定番枠のキャリアコースに他薦で収まる限りは、絶対に追いつけない。

 これが凄まじい怨念のような軋轢の発生地盤になることにはすぐ気付けるだろう。
 何でアイツが俺より上なんだ、オマエは俺より下の支配下のはずなのに、ヤツはどんな職位でいくらもらってる、そんな自分はそれでも同期の中で良い方悪い方…

 つまり、世の流れのバックグラウンド事象ケアを司る『公務』なるものは定型化志向にあり、そこで頂点の椅子取りゲームを勝ち抜く官僚の世界ともなると、職場が設定する既存キャリア枠を雲上不動の前提にして、如何にそこへの切符を恵んでもらえそうかという『他人目線基準の自己評価』で人生観が塗り潰されるのではないだろうか。
 過半数が、良いも悪いも、望むも望まないもなく、それに身を委ねて生きていく集団の定番型人格モデルに同化していくことになりそうな気がする。

 『強みがあるとされる人』にそそのかされ、特権意識をおだてられ、昇格や報酬への執着心を利用されやすい人種なんだろうな、と思ったりするワケです。
 若者たち、これって人間として優秀だと思うかね?何より、こんな人間になりたいかね?
 『欲しいモノ』『やりたいコト』は、自分自身が真直ぐそう感じるから人生の目標として輝く。

 判っていたことだが、この様子じゃ最強官庁とやらは懲りておらず、まだまだ違法な隠蔽と捏造を繰り返し続けている。今や部外者の立場でしゃべるタヌキ親父【626】の話は、ホントなんだろな。
 他も含めて、しつこいしぶといでは済まない戦いだが、根負けせず頼むぞ、野党たち!
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【646】疑わしきは許さず放置せず [ビジネス]

 まだ子供と呼ばれる年代だった頃のこと。
 講堂に集合する行事があり、並べたパイプ椅子に学級毎の区分けで端から順に座っていくワケだ。先に着席した我々は、そのまま後から来るクラスを待つことになる。
 当然というか、昭和の馬鹿ガキのお約束で、前列の友達の頭を小突くイタズラが始まる。

 最初、前列の被害者が迷惑そうに振り返る。
 3人一列のうち残り2人はもちろん傍観者なのだが、ニヤニヤ笑って首を横に振り、加害者ともども自分ではないと否定する。『…やめろ!』と実にうんざりした表情で被害者は向き直る。
 二回目。『やめろったら!』と真剣な口調で吐き捨てて、再び被害者は向き直った。
 三回目。もう言葉はなくなった。相変わらずニヤニヤしている3人をかわるがわる睨み付けていたかと思ったら…

  『うりゃ!うりゃ!うりゃ!』
 彼は3人全員の頭を端から順にシタタカひっぱたくなり、すぐに前に向き直ったのである。
 『お、俺じゃないって!』と取り繕おうと騒ぐ後列をすっぱり無視して、被害者の彼はもう振り返ることも無かった。

 その一連の顛末をもう一列後ろから眺めていたのが、私である。
  ほほう、なるほど。効率の良い解決策だな。
 冤罪は避けるべきだが、故に肝心の断罪が躊躇されてしまうとか、あまつさえそれを悪用して隠蔽や偽証を狙って纏う犯罪が起こるくらいなら、無責任にそういった隠蔽や偽証に加担するエセ傍観者まで含めて丸ごと犯罪者集団として裁く考え方には正当性が見出せる。
 自分は主犯じゃない、自分は黙っていただけだ、自分だっていけないなあとは思っていたんだ、自分は尻馬に乗って騒がずちゃんと座ってたんだからそこは認めろよ…

 知らんわボケ!お前ら十把一絡げで、所詮は言い訳しかしない犯罪者群衆だっつーの。
 付き合ってらんない、文句あるなら犯罪者同士のウチワで勝手に折り合いつけな。
 そういうことだろう。

 いま日本国民全員が思っているに違いない。世襲のガキ、セメント屋、ペテン眼鏡、事務チカン、ペット医者ガッコのイカサマ事務局長、どこぞのクルクルパー職務放棄地検…このへんまとめて、どっか日本国の社会生活と全く関わりのない、遥か異次元の別世界で勝手にやっててくれないかと。
 ヒマ潰しの見世物でやられたところで、タダで頼まれても見る気がしない。何なんだコレ?

 『疑わしきは罰せず』という概念は、巧妙に仕組まれた偽装犯罪により、真犯人を見誤って無関係な誰かを拘束し断罪してしまう重篤ミスを防ごうとするものである。これを現実の社会運営プロセスとして実行するなら、『真実の顛末を常識的なロジックに則って確証が取れるまでは罪を問わないでおこう』という行動規範になるというのはすぐ判る。

 だがだからといって、『真実の顛末を常識的なロジックで検証する作業さえ実行しなければ、罪にならない』という理屈なんか立たない。検証作業が実行されないならされないで、なぜ実行されないのかを徹底的に追及して答を出さなければ、社会の規律概念が崩壊する。
 やれば済むはずの検証作業を頑なに拒んで、ただとぼけ続ければそれは合法の範囲内、本来なら簡単に明らかになる違法行為が相応に追及されることなく事態は不可解・未解決で硬直する。のらりくらりの意味不明な答弁ではぐらかしていれば安全地帯だと。
 現行法では、このまま永久に放置することも一応は可能であり、だから放置して日本社会が諦めるのを待つ。
 これが世襲のガキ以下、この認知症犯罪者政権の作戦である。絶対に許してはならない。

 実は同時に、野党たちは追究し続けて合法であり、この事態を打開したいと思う誰かが、また次の物証を突き付けてくれれば良いのだ。とぼけて済む現行法の欠陥は、いずれ折を見て改善すれば良かろう。

 そもそもが『不本意な誤認識による冤罪の回避のため』なのだが、それを目的通り社会の良心として作動させるには、アメフトの一件で当面のところ象徴的に守られている『組織生命を維持するための、組織全体にとっての納得性ある意思決定』が成立していなければならない。
 組織に生きる以上そのいかなる立場からも、組織に響かない自己都合の勝手な言語を放って居直ったつもりを決め込んだところで通用しないのだ。以前は組織がそこに向ける関心がたまたま低かったため、テキトー放置されて何となくまかり通っていただけ、だが今は違う。
 この犯罪者政権の破滅的な陰謀を看過していては、日本社会全体の組織生命の危機だ。近年それをみんな実感し始めているのだと思う。

 ちょっと先読みの解説を入れておくと、改憲の名誉に執着する世襲のガキは、どうやらこの『働き方改革』とやらで軽減税率連合との取引条件をひとつクリア【572】【644】
 いっぽう軽減税率については今のところ決まったことになっているものの、そこに還暦公務員が収まるとこまで行かないと、役人老後ウハウハ高給閑職計画は実を結ばない。それどころか余計に作ってしまった軽減税率の職務ポストに穴が開いてしまい、議決したはずの公務が人員不足で立ち行かなくなってしまう。かといって、民間にこの特権を一時的にでも譲るようなことは絶対にしないのが、この役人組織だ。
 つまり、犯罪者政権はなりふり構わず還暦公務員法案を無理押ししてくるはずなのだ。

 野党たち、日本国民1億2千万人の良識を先導し、しっかり先回りして確実に摘発・廃止に追い込んで欲しい。今より貧困率の上がった若年層家族を横目に、『だってみんな2%返してもらいに来ないんだも~ん』なんて薄ら笑いを浮かべる年収800万・手持無沙汰の還暦公務員なんぞ実現したら、日本経済が崩壊する。
 日本社会は勤労と賃金のバランスを見失い、遂に集団自殺への道を歩み始めるだろう。

 若者たち、バカな大人どもに毅然と日本国の『生命の掟』たる規律を叩きつけてやれ。
 痴呆老人のママゴト権力が邪魔なら躊躇なく殴り倒して焼き払え、あなたがたの時代だ!
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