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【646】疑わしきは許さず放置せず [ビジネス]

 まだ子供と呼ばれる年代だった頃のこと。
 講堂に集合する行事があり、並べたパイプ椅子に学級毎の区分けで端から順に座っていくワケだ。先に着席した我々は、そのまま後から来るクラスを待つことになる。
 当然というか、昭和の馬鹿ガキのお約束で、前列の友達の頭を小突くイタズラが始まる。

 最初、前列の被害者が迷惑そうに振り返る。
 3人一列のうち残り2人はもちろん傍観者なのだが、ニヤニヤ笑って首を横に振り、加害者ともども自分ではないと否定する。『…やめろ!』と実にうんざりした表情で被害者は向き直る。
 二回目。『やめろったら!』と真剣な口調で吐き捨てて、再び被害者は向き直った。
 三回目。もう言葉はなくなった。相変わらずニヤニヤしている3人をかわるがわる睨み付けていたかと思ったら…

  『うりゃ!うりゃ!うりゃ!』
 彼は3人全員の頭を端から順にシタタカひっぱたくなり、すぐに前に向き直ったのである。
 『お、俺じゃないって!』と取り繕おうと騒ぐ後列をすっぱり無視して、被害者の彼はもう振り返ることも無かった。

 その一連の顛末をもう一列後ろから眺めていたのが、私である。
  ほほう、なるほど。効率の良い解決策だな。
 冤罪は避けるべきだが、故に肝心の断罪が躊躇されてしまうとか、あまつさえそれを悪用して隠蔽や偽証を狙って纏う犯罪が起こるくらいなら、無責任にそういった隠蔽や偽証に加担するエセ傍観者まで含めて丸ごと犯罪者集団として裁く考え方には正当性が見出せる。
 自分は主犯じゃない、自分は黙っていただけだ、自分だっていけないなあとは思っていたんだ、自分は尻馬に乗って騒がずちゃんと座ってたんだからそこは認めろよ…

 知らんわボケ!お前ら十把一絡げで、所詮は言い訳しかしない犯罪者群衆だっつーの。
 付き合ってらんない、文句あるなら犯罪者同士のウチワで勝手に折り合いつけな。
 そういうことだろう。

 いま日本国民全員が思っているに違いない。世襲のガキ、セメント屋、ペテン眼鏡、事務チカン、ペット医者ガッコのイカサマ事務局長、どこぞのクルクルパー職務放棄地検…このへんまとめて、どっか日本国の社会生活と全く関わりのない、遥か異次元の別世界で勝手にやっててくれないかと。
 ヒマ潰しの見世物でやられたところで、タダで頼まれても見る気がしない。何なんだコレ?

 『疑わしきは罰せず』という概念は、巧妙に仕組まれた偽装犯罪により、真犯人を見誤って無関係な誰かを拘束し断罪してしまう重篤ミスを防ごうとするものである。これを現実の社会運営プロセスとして実行するなら、『真実の顛末を常識的なロジックに則って確証が取れるまでは罪を問わないでおこう』という行動規範になるというのはすぐ判る。

 だがだからといって、『真実の顛末を常識的なロジックで検証する作業さえ実行しなければ、罪にならない』という理屈なんか立たない。検証作業が実行されないならされないで、なぜ実行されないのかを徹底的に追及して答を出さなければ、社会の規律概念が崩壊する。
 やれば済むはずの検証作業を頑なに拒んで、ただとぼけ続ければそれは合法の範囲内、本来なら簡単に明らかになる違法行為が相応に追及されることなく事態は不可解・未解決で硬直する。のらりくらりの意味不明な答弁ではぐらかしていれば安全地帯だと。
 現行法では、このまま永久に放置することも一応は可能であり、だから放置して日本社会が諦めるのを待つ。
 これが世襲のガキ以下、この認知症犯罪者政権の作戦である。絶対に許してはならない。

 実は同時に、野党たちは追究し続けて合法であり、この事態を打開したいと思う誰かが、また次の物証を突き付けてくれれば良いのだ。とぼけて済む現行法の欠陥は、いずれ折を見て改善すれば良かろう。

 そもそもが『不本意な誤認識による冤罪の回避のため』なのだが、それを目的通り社会の良心として作動させるには、アメフトの一件で当面のところ象徴的に守られている『組織生命を維持するための、組織全体にとっての納得性ある意思決定』が成立していなければならない。
 組織に生きる以上そのいかなる立場からも、組織に響かない自己都合の勝手な言語を放って居直ったつもりを決め込んだところで通用しないのだ。以前は組織がそこに向ける関心がたまたま低かったため、テキトー放置されて何となくまかり通っていただけ、だが今は違う。
 この犯罪者政権の破滅的な陰謀を看過していては、日本社会全体の組織生命の危機だ。近年それをみんな実感し始めているのだと思う。

 ちょっと先読みの解説を入れておくと、改憲の名誉に執着する世襲のガキは、どうやらこの『働き方改革』とやらで軽減税率連合との取引条件をひとつクリア【572】【644】
 いっぽう軽減税率については今のところ決まったことになっているものの、そこに還暦公務員が収まるとこまで行かないと、役人老後ウハウハ高給閑職計画は実を結ばない。それどころか余計に作ってしまった軽減税率の職務ポストに穴が開いてしまい、議決したはずの公務が人員不足で立ち行かなくなってしまう。かといって、民間にこの特権を一時的にでも譲るようなことは絶対にしないのが、この役人組織だ。
 つまり、犯罪者政権はなりふり構わず還暦公務員法案を無理押ししてくるはずなのだ。

 野党たち、日本国民1億2千万人の良識を先導し、しっかり先回りして確実に摘発・廃止に追い込んで欲しい。今より貧困率の上がった若年層家族を横目に、『だってみんな2%返してもらいに来ないんだも~ん』なんて薄ら笑いを浮かべる年収800万・手持無沙汰の還暦公務員なんぞ実現したら、日本経済が崩壊する。
 日本社会は勤労と賃金のバランスを見失い、遂に集団自殺への道を歩み始めるだろう。

 若者たち、バカな大人どもに毅然と日本国の『生命の掟』たる規律を叩きつけてやれ。
 痴呆老人のママゴト権力が邪魔なら躊躇なく殴り倒して焼き払え、あなたがたの時代だ!
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