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【1153】重保主任不在の職場向けAI危機管理アドバイス [ビジネス]

 まだやんのかよ~空襲警報?…と不謹慎にクサしつつ始める。
 この手の危機管理情報、安直に他人事気分でただ眺めては本来いけないのだ。
 重大な危機を然るべき根拠で検知したのなら、それは対応に走るべき対象地域の住民に迅速に周知され、行動指示は厳守されなければならない。重保現場の安全管理と同じだ、気安くナメてたら爆撃を受けて死ぬぞ【1148】

 だから世の警告や行動規範には、当事者意識として切実な緊迫感で受け止められるよう配慮が尽くされている。最新の現場安全講習を繰り返して風化・陳腐化を防ぎ、危険のあるエリアはそもそもから侵入経路を施錠で隔絶する等、ソフトとハードの両面から思いつく限りの策を講じるのだ。身近なところでは交通規則もそうだよな。

 安全衛生の至上目的は、つまるところコレだ。
 『何もしていなければ死傷の危険があったのに、対処したので事なきを得た』
 災害の発生あるいはその可能性を『いくつかからゼロにする』、お判りだろうか。

 この心得に照らして、少なくとも今朝8時前のテレビ画面の映像について言えば、まずあまりに出来が悪すぎて緊迫感も何も無いという問題と、もうひとつは大根劇丸出しで企画スタートした頃【1099】および、その後さらにホラー明朝体表記なんかでおどろおどろしさを盛った頃【1109】に比べて、警告機能の訴求力グレードアップが全然できていないところが気になる。
 直言すると、昔も今も『怖い怖い半島が攻めてきた~』っぽいコトを言いたいだけに見えてしまって、まるで取り合う気になれない。もし巡り合わせればただで済まない殺傷兵器が本当に発射されたのであれば、『それが真実である、間近の危険である』と日本国民に切実に伝わるよう、日本政府の関係者にはそれこそ命懸けで取り組む職務があるはずなのだが、とてもそうは見受けないのだ。
 1億2千万人日本国民が本気の本気で『半島は今すぐにでも日本列島に向けて危ない花火を撃ってくるようなヤバい連中だ』と信じて戦々恐々構えるところまで社会通念を普及させ、そこへみんな即座に腰上げて逃げ出すような空襲警報アラートを突き刺さないと、ただの空振りでオオカミ少年ポイントが1点加算されるだけである。それだけなら油断の原因にしかならないから、やめちまえ。

 人が死傷しないよう重保管理を徹底する仕事というのは、そういうことだ。
 税金で高い給料取って国防情報に関わる筋が、危ないからと爪楊枝一本持たせて貰えずに今まで育った甘ちゃん青瓢箪の背広幼稚園じゃ困るんだよ。

 宮古島のヘリコプター事故は随分と都合悪かったんだろうが、社会の関心の集中が希釈できるとも思ってないんだろうな、今のところ。とにかく捜査が進展しないのでバツが悪くて仕方ない。
 とりあえず空襲警報を一発上げとけば烏合マスコミが得意の忖度で、そっちの内容で埋めた付箋ボードと素人漫談で尺を埋めて、宮古島の件はスルーで調子を合わせるって寸法じゃないのかね。

 宮古島事故の究明なんてもういいじゃん、それより花火も上がったし、半島怖い、将軍さま怖い、早く南西諸島の軍備強化を進めようよッ。えっナニそうする?じゃあ南西諸島の軍拡計画を説明しようッ!

 …って書いて、ピンと来る方どのくらいいますかね?
 昭和時代の某・人気漫画の登場人物に『梶みつを』という名前のうざキャラがいて、勝手に思い立っては他人の迷惑も考えず鬱陶しい揉め事を巻き起こすのだが、その時の本人からの定番の切り出しがこの言い草なのですよ。
 まさに迷惑キッシーの政策?の切り出しが『梶みつを政権』と呼ぶにドンピシャのイメージなんだが、偶然にもキッシーは梶くんとビミョーに顔が似ていたりして笑える。

 警告や警報は、受信者が今いるその立場で当該危機に直面する、例えば核弾頭ミサイルならそれが頭上で炸裂して、広島・長崎の凄惨な記録映像が現実の我が事になって降りかかる…とそこまで実感できなければ意味がない。
 多くの日本国民が日課としてテレビを視聴していそうな時間帯を狙うとか、画面を暗転させ赤のアイキャッチを添えて明朝体フォント表記にするとか、そういう『おちゃらけ気分の不真面目ホラー演出』も、もう過去のうちにみんな十分飽きが来ているから、早々に視聴を切り上げられてオシマイだろう。
 かつて大衆の関心を一瞬で惹き付けるべく争奪戦を繰り広げていたマスコミ業界気質は見る影もなく、こんな誰も見向きもしないオワコンの一斉配信になってるんだから、そりゃマトモに喰ってけないだろうよ。

 どこに落ちたのか、本当に落ちたのか知らんが『探知直後にレーダーから消失した』という今般の事例に、よく北海道全域に色付けてあんな空襲警報を出し続けたものだ。
 余計なことやってるヒマにさっさと南西諸島軍拡の閣議決定の引責論議の方を公開しろや、こっちの方がよっぽど要件確定済の緊急対応課題だろうが。

 おかしな『閣議決定』をやらなければ、10人は今も無事に勤務していた。
 10人死なせた『閣議決定』をやらかしたヤツらはどいつらだ、と訊いている。

 改めて断っておくが、公的情報の信頼性をこれ見よがしに卑下して貶めて、無効化するような言動が野放図に許されるとはゆめゆめ言わない。だがこんなことになるから、真偽そっちのけの批評を迂闊にされない危機検知精度と重保意識で、受信者の意識に厳格に刺さる『情報設計』が必要だと言っている。
 それも解らないナメたバカが遊び半分に軍事設備を動かすから事故が起きて現場で人が死ぬのだ、よく覚えておけ。マジで次を止めたいなら、グズグズせずさっさと事後処理を尽くして確実に対策しろ、この人殺し!

 以上、イチ国民として今朝の空襲警報を見て思うのはこんなところだ。

 くっだらない突発トピックはこのぐらいにしておくとして、ありゃアルトマンさん呼びつけちゃったのか、しょうがないなまったく。
 迷惑キッシーやカマキリ人形や便所タワシに直接思いつけたサル知恵だとも思わんが、こんな無駄な茶番劇で大衆社会に何か発信できると勘違いするような無能が、日本のこういう外交にまだ関わってるってことなんだろうな。技術国家の恥、経済産業の恥、人類デジタル文明の恥だよ。

 今どき人工知能AIの開発ペースは、公開され我々一般人の目に触れる範疇だけでも、実に毎週注目案件を絶やすことがない。そんなペースの週刊トピックから毎月ひとつ以上は十分入れ込んで語るに値する新規ニュースが拡散され、そのたび業界全体がグローバル規模で1ノッチ歩を進めている感じだ。そのバトルフィールドで生きていくなら、もう寝食の暇を惜しんで『時はカネなり』を地で行く毎日を送らねばならない。

 さすがにもう、東洋の小国ニッポンでは今もチョンマゲ結ったサムライやニンジャが徒歩の速度で活動していると思っているインバウンド組はいないはずだが、今般アルトマンさんはそのレベルの老人時代劇の時空間に呼び出されてしまった。
 どうせ経済的にも技術開発的にもロクなお付き合いが期待できないニッポンだけれど、余計な波風を立てても無駄が増えるだけだし、ソツのない社交辞令で滞在期間をあしらって、何とか収めて収まった…のならイチ日本国民として、とりあえずは一安心ってとこなのだけれど。

 情報化社会における公開AIの新規性ポイントは、何よりも莫大なヒト感性のコミュニケーション地盤から随時に上がってくる情報に対するブロックチェーン機能だ。
 蓄積され続ける膨大な『公認情報のクラウド・ストック母数』から、何か尋ねれば即座に出力返答を引き出すことが可能になったのだけれど、特に『ヒト同等のコミュニケーションの質をもって、自然に響く返答を組む』という高次処理機能が、このほど段付きで進化した。まだ今のところ間違えておっかしいスベり方もするけれど、逆に間違えない限りは『理知性ポジティブ会話の基本を守る自律性』を、どうやら人工物が獲得したくさい。
 その秘密が偶発的に発想・実用化された『情報の幾何学図形化』に宿っているかどうかは、これから解明されてくるのか永遠に解明されないのか、そもそも解明するしないのようなハナシなのかどうか…と、雲を掴むように手ごたえがないワケなんですけどね。
 手ごたえがないまんま、何故だかインテリ器用な人当たりで賢くなっていく公開AIを、今はヒトが面白がってよってたかって育てている…のかな、とにかく情報的にタスク実績を積ませていっているワケだ。

 こんな状況を理解もせず、カマキリ人形が国会への応用を口走ったりしてアタマ悪すぎ知能低すぎが露見しているのだが、いやいや是非とも早期に試してもらいたいものである。国会で適用するからには税金仕事なんだし、AIへのタスク依頼入力文と、それで回答されるAI出力文は、必ず対応させてリアルタイム完全公開にしてもらわないとね。
 AIに釣り合う理論派の好人格でないと受発信の応酬が成り立たず、AIは根負け知らずに無限の反復作動だって朝飯前なんだから、国会のサルカバどもが会話を成立させるために七転八倒しつつ、どう矯正されるか見ものだよ。

 このドタバタを経たそのあとには、合理性と好感度の理想的コミュニケーション空間の情報環境で人格を形成した『心のサイボーグ』が、従来からの生身の人間と全く等価にひとつの社会層を構築し始めることになる。
 うむう、性格良くて話の解る優良児と会話がはずむよう、自己鍛錬にグッドラック!
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