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【655】となりの墓守さん合格マニュアル [ビジネス]

 このあたりでホイっと話題を変えてみる。どうやら思考回路の再結線が進んできた。
 調子が良い悪いの程度問題ではなく、いま思い出しても完全にアタマが断線して壊れていたのだと思う。

 このところ深く短い睡眠の単位が不定型に訪れる感じで、【643】ではまだ残っていた長編の夢はどうやらほぼ終焉である。ただ何か夢を見ていた記憶だけはあり、牧歌的というか懐古的というか、静穏で友好的な印象だけが漠然と残っていることがある。ほんの時々『暗雲を背景にした四重の虹』のような壮大な光学現象の単発シーンを憶えていたりもするのだが、これは免疫力発動が小規模・単発化しているのだろうか。
 これまでほど離脱進展の節目らしき段階的な変化は感じないが、ふと気づくと、どうしようもない思考崩壊と始末に困る突発性の大量発汗、およびキツイあせも痛の三重苦がなくなっている。まだキレイさっぱりの完治まで到達できず特に耳鳴り・聴力の不調が片付かないのが悔しいが、それでも元の事情を同じくする知り合いには羨ましがられるの何の。

 『人生、山あり谷あり』を痛感する今日この頃ながら、例えば将来になって今の時期を振り返り、これが本当の谷になって見えるかどうかはまだ判らない。また後々谷に見えたからといって、その印象をもって人生全体像の評価が何か決まる訳でもない。

 私の尊敬するラダ・ビノード・パール判事だが【156】【164】、晩年は経済的に厳しく困窮した生活の中で生涯を閉じたと言われる。また、あのサグラダ・ファミリア大聖堂を設計した建築家アントニオ・ガウディは、晩年やはり楽でない生活を送るうち路面電車にはねられて人生を終えた。
 二人とも人類の歴史に名を刻む大功績を打ち立てた人物ながら、決してそのイメージに釣り合うとは言えない最期であり、ファンとしては勝手ながら地味で残念すぎる印象さえ感じてしまうのだ。
 だがこの二人は本当に分不相応に不幸な末路であり、この世への未練たらたらでその時を迎えていたのだろうか?
 こんなもの外野が勝手に想像を巡らしても悲しいくらいしょうがないのだが、個人的には直感的に常識人が思うほど酷くはなかったのではないかという気がしている。何しろ自分自身がこれと信じるチャレンジを直球で実行し、その結果として展開していく現実の行方を我が目で確かめているからだ。

 考えてみれば、晩年になって有り余る財産を抱え、みんな仲良しの大家族に囲まれ、美味いもん毎日食って、あったかい寝床で眠るようにこの世に別れを告げるというのは相当に難しい。
 これが人類の文明社会において、一般的に『快適で安穏で精神的に安定している』とされる条件なのは間違いなく、気力・体力の衰えた年齢になってそんな環境で最期の時間を過ごしたいとする願望は理解できる。だから個人スケールでも社会福祉スケールでも、その構図が理想とされ目標事象に据えられるのだろう。
 だが果たして、これまでの長きにわたりDNAに生命の掟を紡いできた他の圧倒的多数の生物たちにとっても、事情は同じなのだろうか?

 人間の作り話だとする説もあるそうだが、有名なところで『ゾウの墓場』の例について。年老いて自らの死期を悟ったゾウは自然と群れを離れ、祖先たちの遺骨があちこち風化し行くコミュニティ共通の死に場所を訪れるという。
 これを『孤独で悲しく、みすぼらしくも寂しい』と評するのは、人間の、たまたま文明のなりゆきで人工的に周りに価値観を決めてもらったような個人の、勝手な泣きの概念だったりはしないのだろうか。
 そういえば、普段そこらで見かけるハトやスズメにカラス、その他は結構な街中にもイタチなんかが家族で歩き回っていたりするのだが、彼等は一体どこで息絶えているのだろう。自然死のなきがらを、まず見かけたことがない。

 私がかつて畑の一角の一軒家を借りていた話はしたが【640】、実はこの以前にも田舎の片隅の一軒家を借りて住んでいた時期があったりする。要は私好みの住居形態なのである。
 経験のある方ならわかると思うが、こういうのはちょくちょく草引きしてやらないと、すぐに家の周りが草ぼうぼう状態になってしまう。特に暖かい季節は雑草が元気すぎてたまらん。
 私の田舎住まい転々時代、偶然にも畑だけでなく水田も間近という共通点があったため、いずれも家の周囲はカエルたちの住処にもなっていた。よって毒=除草剤を使う訳にはいかず、セイタカアワダチソウ始め繁殖力旺盛過ぎ、かつデカくなり過ぎる、タチの悪い雑草については株の中心目掛けて熱湯をかけて退治することとし、他の無茶に茂らない草は置いておくしかなかったのである。みんないるんだもん。

 こんな暮らし向きでやっていると、セキレイやカラス、時には毛並も滑らかなイタチなんかが、草むらに紛れて死後硬直でカッチカチになって、エアコン室外機の真横にお休みしていたりするのである。イタチの成獣なんかは、間近に見て実際さわると案外でかい。
 おやまあ、こんな所でお疲れさま。人間ごときがあんまり余計なコトをするのもよろしくないかと、適宜人目に触れないよう手を貸す程度に留め、御近所さんに知られないよう秘密のお葬式を上げて終了だ。これがまた、かなりの確率で誰かがすぐ連れ去っていく。
 不思議なことに、虫たちも鳥たちも獣たちも、最期の最期にゆっくりできる場所は、皆ちゃんと見つけて来て知ってくれているようだった。
 ここで、まだまだ元気な子孫があれこれ自分の用事を放り出して自分を取り巻くだとか、どうせ味わえもしないのに食いモンだの何だの贅沢したいだとか、上げ膳据え膳の環境を欲しがるのって人間だけかも知れない。
 本人はイイ気分かも知れないが、それって幸せなのか?そんなことを考えたものである。

 …と、今回はこんな話題のこんな所で話を切ってみましょうか。
 急に情報公開が途切れたと思えば、クソくっだらない裏口入学の噛ませスキャンダルかよ。
 裏口入学だろ?ほっとけ、事実だとして苦労するのは能力不足の本人だけ、誰も困らない。
 還暦近いロートル役人のガキだとすると年齢的に、本気の医師志望たる現役ハタチ前を不当に蹴落とした訳でもあるまい。茶番だ、茶番!!!

 解ってるようだし心配していない。引き続き応援するので本丸を着実に頼む、野党たち!
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