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【924】万国一斉ブーイングの強欲アスリート育成計画 [ビジネス]

 今日で1月が終わる訳だが、まだ東京五輪を中止する決断が出ていない。
 ひと頃あほな政治家どもの間で『決められないナンタラ』のレッテルを相手に貼り付ける戦法が流行したものだが、いわゆる『目クソが鼻クソを笑う』もいいところで、結局は『決められないニッポン』の中での似た者同士、ウチワ揉めだったというワケだ。

 『やると言ったらやる』と言わんばかりのえらい勢いで、日本国民の声も手も届かない所でメチャクチャに大風呂敷を拡げ、誘致を取り付けた時点では、まあ計算に使う値と計算式にもよるが、せいぜい500億円レベルの経費に収めるとした約束【384】をあっさり無視、結局この不景気だというのに何兆円か使い捨ててしまいました…でコトが許されると思ってるのが現・自爆テロ非国民犯罪者政権だろ?
 その割には、この期に及んで開催国としての方針を自分らから一切提示せず『五輪国際事務局が今年7月開催から変えることはないと発言しました』だとか、決裁を他人任せにするスタンスで風の噂みたいなものばかりが浮いては消えて行く。遂には他国発で『五輪4年定期の何周か先ってことで仕切り直し』の怪情報、いや現実的善後策までが報じられる始末だ。

 日本国内と言わず世界中のどこにしても、今夏に五輪大会を開催できる可能性は無かろう。とにかく『日本国としては、今夏五輪の東京開催は中止を提案したい』と主催者としての意思表示をして、五輪にまつわる諸事万事の方向を固定しないと、選手も施設もスタッフも、明らかにメの無い無駄準備にスケジュール拘束され、人生の大事な時間を浪費させられるばかりである。

 これまでの様子を見る限り、五輪の国際運営組織体がかなり実直な実務から乖離した名誉職になってしまっている感が強く、こいつらガイジン少々の名札ぶら下げてても、本気で幸福な五輪企画に責任持った決断なんか到底しそうにない雰囲気がありありではないか。
 こんな連中から『五輪開催の決断』と取れる日本語訳文が充てられる発言がこぼれ出るのを飢えて待つ日本国というのは、国際社会にあって独立国として成立しているのだろうか?

 もう一昨年だかのコロナ禍以前に、恐らくはウチワの利権しか眼中に無い、落ちこぼれ国家ニッポンの汚職まみれのグダグダ準備がたかられたか嫌われたか、一部を遠隔地と分離してやれやとか、遊び半分の妨害工作とも見える揉め事があったもんだよなあ。情けない限りだ。

 立候補国として名乗りを上げ表明した通り、正直に『史上最もコンパクト』にしておいて、あの昔の国立競技場を歴史的建造物のまま改装して準備していたなら、逆説的だがもっと迅速に『中止』を決心して、今頃はもっとラクに選手たちの競技キャリアの再計画を心配していられたのかも知れない。
 まあ五輪の一回休みはこの状況だし誰が悪い訳でもないししょうがない、先に世界的にコロナ禍解決の道筋を付けたところで、ちゃんと五輪相当のバリューを持たせた特別回を企画しようじゃないか。
 その開催にあたって、当然2020五輪大会を開催する予定だった日本国・東京都が何らかの優先権・発言権で振舞うのは認めてよ…って感じで、恐らくはどこからも真向否定的な意見は出なかったろう。
 いつも地道の真面目で誠実に徹していれば、ちょいと時間遅れはあっても、正真正銘いいコトとしての質を完全に保って、国際祭典が再計画できたはずなのである。

 初回オリジナル素っぴんの進め方からして、開催権を手にした途端カネ目当ての好き放題、国際運営ポストのガイジン言質を取りたくなった時だけ呼びつけて、接待漬けでバカバカしい決め台詞のアナウンスを吐かされる。そりゃ同じ人間である以上、欧米社会にも利権でアンフェアな損得が動いてしまう文化的余地はあるけれど、これだけ恥知らずに国際共有のタテマエ後光を利用するニッポン五輪には、世界中の嫌気がさしていたというのが現実ではなかろうか。
 そしてこの不機嫌な現実は『一部の粗悪な日本人の仕業ではなく、それを平然と見過ごしている日本人全体=日本国そのもの』というくくりで、国際社会に認識されていると考えねばならない。

 昭和の時代、スポーツと言えば今より無条件に好感度が高かったように思う。身体能力を鍛え上げるという健康的な取り組みを経て、成果発表の場では競技ルールのもと公平に評価を受け、勝敗や新記録など解りやすく見える形で結果が出る。う~ん、爽やかだなあ。
 運動神経に恵まれた中高生にとっては、教科としてのお勉強ゴトだけに学園生活を終わらせないための重要な学内コミュニケーション・人格形成の場であったし、その先の学校にせよ会社にせよ今でいう就職面接での『ガクチカ=学生時代にチカラを入れたコト』として、安定したプラス勘定がつく実利もあった。
 100mを9秒切って走ろうが、野球やバスケのリーグで全戦全勝しようが、それで農作物が例年の2倍穫れたり、時間あたり発電量が10倍に増えたりは絶対しないんだけど、『並以上の体力を備えて規律正しく行動できる』、スポーツはその素性を保証する信頼の経歴アイテムだったのだ。
 確かに、一定それなりに当たってると思う。もちろん私はスポーツマンではない。

 昔ちょっとスケートが速かっただけのスカート履いた昭和ダメオヤジ、東京五輪の行方を真面目に考えるでもなく、夜の東京で飲み歩いて遊んでいる。これが税金資本の役職ポストかよ、まったく。
 この程度のボロい不祥事がどれだけ広まるのかは知らないが、もちろん国際的に心象が良い訳もないだろうし、何より国内外を問わずスポーツそのものへの興味や情熱が削がれるであろうことが気になってしまう。
 今スポーツに打ち込む若い人は、こんなみっともない天狗に身を堕とさないよう、よく見ておいて欲しい。せっかく注ぎ込んだ努力と時間が、人さまに、社会に、国に、見下され嫌われ地に堕ちる瞬間である。

 『宣誓!我々はスポーツマンシップに則り、正々堂々、戦うことを誓います!』
 満場の観客に囲まれての定番パターンでやれないんなら、一回諦めたら?

 以前にもお伝えした連絡事項の通り、当サイトは次回2月4日木曜日に定期更新する予定です【921】
 では来月以降も引き続き、グッドラック!
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