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【674】理系コースの六法全書読解マニュアル [ビジネス]

 いろんなことが立て続けに起こっているので、政治の方もちょいと備忘で整理しておこう。
 大災害の不運を免れた人間までもが、全てを放り出して被災地の惨状に胸を痛めたところで、日本社会の生産性ダメージを緩和する効果はゼロである。当面は義援金関連の情報を待とうかね。

 ここ数年、立法・行政・司法の機関横断型で現・犯罪者政権が、国民への周知を徹底せず逆に隠蔽しながら、悪質な破滅志向の政策操作を進めている【653】
 もっとも隠し切れずにあちこち露見してきており、我々国民としては機会を逐一捉えて、できる所からできる範囲でこの犯罪者政権の制止と解体を急がねばならない。
 既に国のリーダーを自称していた世襲のガキが、誰の目にもあからさまな犯罪容疑のまっクロ対象となっており、『人柄が信用できない』の世論調査コメントも毎度恒例として見慣れてきた感がある。

 たかがイチ政党の総裁選につき我々一般国民に投票権が無いとはいえ、この政党が『どんな考えを持ったどんな親玉を、いかなる根拠で選出するのか』は、以降の選挙で投票先を判断する重要な根拠となる。だから、ここで『エンドレス・デスマッチの公開ライブで総裁選の候補者討論やろうぜ』と御提案も差し上げているワケだよ。
 政党が政党だけに『所詮は』という枕詞がついてまわるのは止む無しとして、本来なら総裁選そのものを延期し、日本社会の広くに総裁選候補者が持論を開示し理解を得た上で、公然と自党の総裁を選出するのが妥当というのは理に適った案だと思う。ま、どうせ通らんのだろうが。

 もちろん現・犯罪者政権としては、頭の悪い世襲のガキに『こんな考えなので、こんな根拠でワタシを選出いただきたい』なんてしゃべらせたくはないはずだ。
 『軽減税率+還暦公務員の役人老後ウハウハ高給閑職計画と、自称保守ボケ老人帝国政党の改憲名誉をめでたく交換取引する考えなので、ここは世間しもじものどんな風当たりもとぼけ通して支配階級のトクを分け合うため、ワタシを選出いただきたい』というのが本音だから、ベタにボロ過ぎて隠れ蓑の構築があまりにも大仕事なのだ。
 世襲のガキの幼い頭脳ではとても無理、また余計な悶着のネタを口走って面倒を増やすのが関の山といったところか。

 ちょうど甚大な天災が続いたのをこれ幸いに被災地視察のためを装って逃走し、候補者討論に割くべき時間を復旧作業で使い切ったふりなどすれば、総裁選候補者討論会をとぼけたまま支配階級だけで『我らが犯罪者政権、首尾よく再選GO!』の採決が取れるという目論見なのだろう。
 ま、イチ政党がやるウチワ選挙の内情なのだから、我々外野が口を挟む余地は無い。

 しかし犯罪者=法律違反者が、この政権の主要関係者に限って、ロクな理由もなく処罰などの是正措置を課されず野放しになっている異常性は確認しておかねばならない。

 日本は法治国家であり、法律を順守する限りにおいて、日本社会で自由に振舞いイチ国民として生活を送ることができる。反面、法律に抵触した者は自由を制限され、それによって社会が受けたダメージの償いも課され、さらに『法治社会における法律順守の必要性』の認識を再徹底された後に、まあ多くの場合は社会復帰を許される。これはいいよな。
 いま何故か日本社会に法治でない別の社会空間が立法・行政・司法の一部で申し合わせられていて、世襲のガキにしてもペテン眼鏡にしても、『この人たち、特別な社会空間に生きる階級の人たちだから、法律に則った処置はしなくていいんだよ』みたいなことになっている訳だ。これはマズいだろう。

 つまり法治社会空間と人治社会空間のダブル・スタンダードである。
 国家運営に就く一部の限られた集団の中だけで通用する人治社会空間ができてしまっており、その勝手な箱庭ルールを日本社会の法律適用に優先させているのだ。限られた自称・特権階級の都合だけで、超法規的措置のイチ事例として押し切るつもりと見受ける。いや、イチ事例で済んでないか。
 これは端的に『法のもと万人が平等な日本社会において、違法な人治采配がまかり通る』という事態を引き起こしており、それは『法治社会でありながら公式に法律が無視される』という行きがかりとなり、これをこのまま放置すれば『法律順守を拠り所に皆で共同生活していた社会空間が崩壊する』という結末を呼ぶ。

 こんなことにならないよう、架空の力関係による人治支配みたいな『違法性の芽』に対して、普段から組織全体に摘発と駆逐の機能を普及させておく必要があるのだ。こういう悪しき文化は仕込みが始まると、良からぬヤカラがすぐに群れて海面下で組織化し、持ち合いの慣習にして固めにかかってしまう。
 組織風土整備が案外とこまめに、うるさく取り締まる根気のある人材でないと務まらない所以であり、また『目利き』はこの手の違法性予備軍を『ヤバい奴』として見分けるセンスを持っていると思う。

 で、こんな話を超越して今日の日本社会で厳しいのは、正真正銘フツーだった人材が、組織認知症の発症により『ヤバい奴』という別人に変わることなのだ【617】
 DNAが紡いだ生命の掟に従う『人格の本質的変化』なので、発症し進行してしまうともう手の打ちようが無いし、発症するまで事前検知は不可能である。日本人は、長寿と組織生産性維持の関係を真剣に分析し、計画的に折り合いをつけねばならない時代に来ているのだ。

 表現が難しいが、皆まだまだ『倫理道徳や論理性の問題として世界観が閉じてしまう』思考特性で固まり過ぎている。
 もっと『生命科学的に自然で、どうしようもないコト』が起こっているのだと思う。
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