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【865】シロート名人招聘の無観客オンライン授業 [ビジネス]

 感染確認数が再増加となるや、もうあれからこれから情報がメチャクチャに放たれて、えらいことになってきたなあ。まあ高度情報化社会なんだし、そんなもんか。
 そのへん全部まとめて総括すると、まだわからないコトはわからないんだし、特命を受けた研究職でもないのなら、建設的な共同アクションに繋がらないハナシは見捨て聞き捨てにしておけばよろしい。
 対応の体制は整えてある、ならば腹くくって慎重に勝負を賭けるのが次の一手だ。

 ポイントは『日本社会という巨大な組織生命体は、元気に生きてゴキゲンでいたい』という組織の自我の真理が存在することである。そう、日本社会は感染防止アイテムで完全無欠に武装したいのでもなければ、バラ撒き支援金をたくさん欲しいのでもない。
 早く社会組織として生命活動を再開しないと、死ぬ。それを回避したいのだ。
 もう端っこが崩れ始めており、これが組織規模になる前に阻止せねばならない。
 これは日本人という生き物の集団に自然に顕れる方向性=1億2千万人組織の自我の本能が持つ自律指向性として揺るがない…と信じたい。

 たかが公的評価や地位権限の社会文明概念ごときに照らして、どんな理屈で賢いことになっている奴等が、どれだけ偉く万能とされる立場から細工を仕込もうが無力、全ては組織の自我の本能にあえなく寄り切られる。
 如何なる操作を加えれば本能に沿った自然な組織稼働に乗っかって、文明構造体の日本社会として経済活動面の再活性化が実現するのか。

 まず組織の深層心理に則って、良いコトが起こるような目的事象を考え出すこと。
 次に、組織内にその自発的な方向性を普及させるような情報を発信すること。
 みんなが受け止めて共感し、即刻かつ継続して取り組めるアクションに具現化しようとするような、そんなコンセプトを感じる情報こそ、しっかり拾って、各自がココロに留め工夫を凝らす価値のある情報なのだ。

 ま、人間ばらつくものなので『マスクしたくて仕方ない人』はマスクの情報を漁ってとっかえひっかえ顔の上でカビ育てるも良し、『他人と距離を置きたい人』は手当たり次第に目前の他人から逃げ出すも良し。
 どこでどんな情報が飛び交おうが負からない真実として、ワクチン開発には年単位の時間がかかるのだから【833】、これは科学教養系の時事ニュースとしてその進捗を追うにとどめるしかない。どうせ作りかけのサンプル薬をそこらの個人が手に入れて、不用意にばら撒くなんてのは無理だろうし、『感染検査や新薬開発を語り合いたい人』は、あっちこっちひっくり返して漫談のネタを集めれば日々持て余しているヒマは十分に潰せる量だと思う。趣味の合う者同士、自己完結で気を紛らわせるのは自由だ。

 それにしてもでちょいと余談を挟んでおくと、いつだったか『この検査は感度が良すぎて、僅かでもウィルスがいると引掛かってしまう』という、驚愕のインチキ解説を語る『専門家』を見かけて唖然とした。
 いや、それってさあ、感度の高い検査が目的通りウィルス検出してるだけだろ?

 そこで洩らさず陽性が検出された上で、仮にそんなものがあったとしてだが、被験者本人の発症や他人への感染などイケナイ現象を起こすに到るまでに、程度問題の議論があるんならあるってことじゃないの?
 もっとも被験者からサンプリングした検体を見て、ウィルス密度?活性度?が検査時点でどの程度だったにしても、被験者本人については『感染間違いなし』以外の事実情報は固めようがないはずなのだ。
 おいおい、少し迷って『ちょっとぐらいなら大丈夫♪』とか言いそうな専門家とは参ったね。表現の自由が保障された幸せな日本社会ゆえ、病理学的な専門知識は持ち合わせなくとも『論理的に成立し得ない言論』を検出し、そこに語られる情報の質を見抜いて適宜受け流す一般教養の分別が、受信ユーザー側に広く求められる時代なのである。

 まあいいや。
 いま日本国民の大多数が、つまり日本社会組織の自我が、一番に関心を持っていて、真剣に個人パワーを集結して現実の組織力で動かして改善の事実を味わいたいのは、初期ダメージもさることながら、全開作動でそこからのリカバリー営業もできないで抑え込まれている経済活動空間の処置だろう。
 3月には『消費税率を下げる』というフレーズが普通に語られ始めており、実際それを特設テーマにしたマスコミ企画も散見された。ここで取り上げて、少し言及したのが3月19日にアップした【833】の頃のことであり、だが僅か1週間後の【835】時点では、箝口令が布かれて一斉に鳴りを潜めてしまっていることが判る。
 国家安全法の言論統制が国際的非難の的ってどこの国のコトだっけ?海外でいいの?

 梅雨の大雨は繰り返し各地を襲っており、深刻な被害を出している。
 今こうして外を見ながらテキスティングしているこの部屋や家、いつ何どきの急用にも不安なく控えてくれている愛車、これらが一瞬に泥水に呑まれ流され瓦礫となって消えるなんて考えられない。もう一度揃え直すには、どれほどの資金と手間と時間と、自分自身の精神力・体力が必要になることやら。
 ここ数日でそれが逃げられない現実になった人々が、そう遠くもない距離の範囲に何人も実在する。みんな住み慣れた家に居れなくなって、生活物資も失くして、避難所での生活を強いられている。どうか御大事になさってください。

 そんな避難所で大規模の集団感染を起こし、輸送手段の届かない場所で医療機関のキャパシティを超えてしまうようなパニック事態が本気で心配されるならもちろん別のハナシだが、そうでないなら、当面の目的は被災者の負担をできる限り軽く少なくして、まずは長雨をやり過ごすことだ。

 本来目的を忘れた的外れの『コロナごっこ』を、いい大人が見境なしの一律適用として呑気に漫談していて済む時期なんぞ、とうの昔に過ぎ去っている。
 それよりも早く1億2千万人組織の生産稼働を回復しないと、独立国家としての組織の自己管理に人種DNAレベルでハンディキャップを抱えた我が日本国は、あっという間に外からのチカラずく支配の餌食にされてしまうだろう。内弁慶が泣いて違法性を訴えて騒いだところで、取り合う他国がいなければそれっきりである。
 資本主義社会の作動原理が行き詰まれば、北米は『英雄的立場の国際交流』を国益カウントするよりも、自国内の辻褄管理を死守するだけで手いっぱいになるはずだ。何だかんだで北米は、資源と生産力と市場と国防が、全て自己完結できる規模で十分揃うため、その気になれば、それは実現してしまう。
 もっと言うと、人種のるつぼ3億強・北米国民の過半数に達する超巨大組織の自我があって、現トランプ政権は、今それなりの支持を得ながらキホンその方向に北米国家を動かし、既にいくつか実績も積んできているのだ。

 返すがえす、景況的にも自然災害的にも満身創痍の日本社会が、つまり日本人1億2千万人組織が、高齢化したとはいえ一応マトモに命を繋ぎたいという自己保存本能を残していたとして、マジの本気に目的意識をもって今すべきことは何なのだろうか。
 『コロナごっこ』でウチワ囲いを固める仲良しグループの輪にどうしても入りたい日本人のままでいるのか、自己判断と自己責任でおのれの信念と目標を決める世界標準に歩み寄る一歩を踏み出すか。
 この日常風景がいずれを反映するのか眺めつつ、皆さま引き続きの御幸運を!
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