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【831】命イマイチ賭からない軽め生存バトルの戦況報告 [ビジネス]

 う~ん、厳しい状況になってきた。残念だが、まだどうしようもない。
 思えば去る1月12日【814】更新時点でほぼこの現状に到る予想は固まっており、【815】で自爆テロ非国民政権の無知無能による明らかな対応遅れを確信してこのシリーズを立ち上げた。あれから早やふた月になる。

 とうとうWHOも『パンデミック』の表現をゲロったか。まあ時間の問題であった。
 同じくクルーズ船がどうたらで、ちょうど上記の日本に相当するかしないかぐらいに見える北米が、今いきなり欧州からの入国を止めたのは理解できる。だが既に欧州であれだけ感染が拡がっているからには、ちょっと現状で喰い止め切れているとは思えない。まあどんだけ医療管理の目に触れて、社会問題レベルで症例カウントされるかで決まるワケだが、あの北米でモロに感染拡大が数字に出始めたら大ゴトだな。
 そのあたりのリスク感がWHOを踏み切らせたんじゃないかと思う。公共言論と称してバレバレ箱庭空間を前提とした検閲忖度済のママゴト演劇しか流れない日本社会だから、こんな時に世界各国の諸事情の違いや、そんなバラツキの中にあっての世界標準の概念に触れておくのがよろしい。

 さて日本は御覧の通り、あと10日ほどボケっと待ったところで何も起きやしない。誰かの知識をママ受け売るにも学力も思考力も判断力も無さすぎ、内弁慶サル山帝国のママゴトお父さん支配体制への執着心強すぎで、まあやることなすこと『うろたえ大損害』のオンパレードである。
 何しろ相手は数十億年の地球上生存バトルを勝ち残った実力派であり、たかが人間ごときの意識や認識で維持されている人工的な仕組みの対抗処置なんぞ、そよ風ほどの圧力にも効かない。いわんやあの玄能で杭打ちされ脳天が潰れてささくれだったトーテムポールみたいな貧相あほ大臣、コイツ何の機能を背負って稼働してるのかいつ見てもさっぱり判らない。こういうのを『無力』『無価値』という。

 この様子じゃもうコイツらからのお恵みは期待できないと見限った一部のおもらい雛壇が、ぼちぼち多少はマシな指摘モードに転じ始めているのが面白い。こんな奴等に跪き、こんな奴等の勝手を大衆空間に横行させていた自分らの過去も含めて検証するにはちょうどいい機会だろう。
 お家にカンヅメ状態でテレビを前にヒマな人は、ぱっと見いでも、一応頑張ってる姿勢がそれなりに見える組と、どこまでも相変わらずダメダメおもらいの出遅れ組に仕分けして、言論内容の推移を眺めながらメモっておくと良い時間潰しになるかも知れない。

 緊急事態宣言にしても特別措置法にしても、何の日本語情報をどう決めようが、それを持ち出して運用する立場の人間どもがこんな低レベルで終わっている限り、一切の議論は意味を持たない。それどころか通常の法律運用の枠を度外視するとなると、結局はあほがおのれでタガを外して強権発動の発狂独裁国家となり、自滅一直線の暴走大会だ。今度は他国から渡航制限レベルを上げられるだけでは済まんぞ、これ。
 もっとも、もっと真剣に激ヤバの、実例は無いが病原体感染症の可能性としてはあり得る最凶リスクまで考えるなら、今般の議論など『テキトーにさっさと一区切りつけて黙っとけ』の領域になるので、あんまり無茶には突込まないでおく。

 案の定、あっぱらぱっぱら国民の俄か御機嫌取りでカネをばらまく場当たり政策が目立っているが、これ全部税金で将来返済が必要な財務負担になることを我々は認識しておかねばならない。
 いや、逃げられない現実の問題として、ガチもガチで全方位行き詰っている人がいるから、のっけから全否定したりするつもりはないのだけれど。

 助けようにも、万札1枚、一宿一飯を申し出てあげたところで、本当に助ける=こんなことになる以前の自力生活に戻してあげることなど不可能である。それが悠々ラクチンだろうが、限界ギリだろうが、以前の平衡作動点に戻ることが望まれているのであり、例えば1億円ポンと渡すのは明らかに筋違いだ。
 経済的な困窮度が一気に解決してお釣りはくるんだろうが、決して以前の作動点相当を取り戻せた訳ではないし、あまつさえお釣りの多さに油断して当人が身を滅ぼしでもしたら、助けるという目的には程遠い結末と言わざるを得ない。
 個人や個別事業向けの補償金なるものは本来『出さないこと』を起点に、まず社会全体の作動点復帰を第一優先し、その復帰までの間をみんなコト切れずに食いつないで、各自の実力で新たな作動点を謳歌できるようにするため…という順番で、最低限に支給するのが社会保障の基本財政コンセプトではなかろうか。

 今どれだけ死活問題として逼迫しているかはともかく、普段日常生活の時間割の大部分を埋めているアイテムがぽっかり空白となった方は多いだろう。だが、あちこち全身に発疹した病死体が朽ちながら転がっている訳でもなく、食うに困った暴徒が渡りバッタのように次々と店舗や食品工場を襲っているのでもない。それでも、ここまでのコトになっている。
 かつての致死性高い伝染病の流行がどれほど『人類文明社会を完膚なきまでに崩壊させたか』想像しつつ、それが全ては感染症に罹患すると『人間個人の健康が手酷く痛めつけられるから』に過ぎないことを確かめておいていただきたい。
 社会組織を通して反応する人間個人の危機意識と、それが大局的に巻き起こす組織の自我の動揺といったらどうだ。実はこの領域で人間の集団の特性をよく理解して、その動向に逆らわないよう的確に振舞って、少しでも多数の生存率を高められるかどうかこそが『リーダーシップ』の真意ではないかと思う事がある。

 将来の未定ぶんまで含めて時間横軸で自分の人生フルスパン一本道を俯瞰したとして、とりあえず今はガツンと下向いちゃって、まだまだ右下に余白があるね…という局面の方は多かろう。そのままじゃ全景のバランス悪いから、とにかく右へ伸ばす。伸ばしてなお下を向く可能性はもちろんあるが、とにもかくにも上向きに転じる可能性を狙うためには、まず右だ。
 この災厄が去ったあと蘇ってまた日本国組織を元気にする仲間同士でいるため、各自いったんサナギに戻ってでも絶命せず長期戦を生き残るべきである。
 本当に厳しい話だが、いついつまでにどのくらい経済環境が持ち直すなんて、まだ全く見通しが立たないのだ。御幸運を!
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