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【836】自由と自己責任の健康手帳ハウマッチ? [ビジネス]

 またしてもだけど、何だあの夕べの痴呆演説は?まだヤキが足んないのかコイツ。
 緊急事態と言い切った時に背負う重責が気になって、マトモに話ができてねえじゃねえかよ。『ギリギリで持ち堪えてる』って、多分コイツ100万人犠牲者が出てても、あたり見回して『ギリギリで持ち堪えてる』とか抜かすぞ絶対。
 瀬戸際だここ2週間だ、いつから抜かしてんだテメエは?記憶力あんのか?

 もともとリーマン級がどうたら抜かしてた消費税率10%は、とうの昔にそんなもの上回る経済ダメージが確実になってるんだから、少なくとも8%出戻りもしくは常識的に5%以下とするのが必然だろうが。
 雇用の確保が重要だと抜かすんなら『2022年度から還暦公務員が5年遊んでボロ儲け』の財源の準備なんかあるんだから、まんま若年貧困層にそれを振り向ければよかろうよ。どうせ消費税率を下げて軽減税率なんぞ廃止するんだから当該関連職務ポストは丸ごと消滅するし、年収800万の還暦公務員向け財源で、そのまま失職シングルマザーの年収200万が4人ぶん賄える計算だ。

 そういや与党内に消費税率引き下げを提唱する一派がいたとかいなかったとか一瞬だけ聞いたような気がしたが、案の定のやっぱりで、国民感情を攪乱して現状批判の矛先を鈍らせるための誘導演劇だったってことだ。我々国民はこの世論操作の事実を受けて、改めてこの自爆テロ非国民政権が軽減税率と還暦役人の特待制度にとことん執着するという本性を再認識しておくべきである。
 もひとつプチ検証を挟んでおくと、もうちびっと前に『与党の誰ぞが軽減税率導入には本当は反対だった』みたいなバレバレ大嘘の稚拙なデマ仕込みがあったんだが【778】、当然あれが真剣だったら今こんなコトにはなっていないはずであり、まあこの手の国民感情操作に耳を貸すのは時間の無駄と追認しておこう。こんなもの、騙されたら騙された方が底抜けバカのハタ迷惑非国民である。

 それにしても、ワクチンや対処薬の開発など日程計画を立てようにも立つはずのない探索型の対処アイテムを、『たかが世襲のガキ』がさもアテにできそうに調子よく吹聴するのには心底呆れた。
 もっとも肝心な主文で結局がとこ『いついつまでには用意が整うので安心してください』とは言い切ってないので、一応ちゃんと?空手形は切らないよう一線は超えてないんだけどさ。ナメた話である。
 ただでさえ今もって感染拡大中、そこに世界各国の人種特性や社会構造の差がどう作用しているかも定かではない。まだ何もわからないし、どうしようもない。辛いがこれを現状として把握するのみだ。

 加えて今さらナンなんだけど、五輪大会を1年『程度』延期するって、トランプ君の思い付き発言をぼやかし付きで受け売っただけで、さっぱりこの先の現実と噛み合わないような気がするんだがなあ。
 これで『どうせ経費は丸々日本持ち』ってことにでもなろうもんなら、早々に北米が放映権の収入メリットに見切りつけて非情にイチ抜け、うじゃうじゃぐじゃぐじゃ日本国内だけ内弁慶の引っ込みがつかなくなったまま2年以上結論を出さずに引き延ばした挙句、ウヤムヤ中止決断で『いいからオシマイ!』あたりが関の山じゃねえの?
 だからなんだが、いま経費を日本だけがひっかぶるハナシにならないよう、日本国民全員の監視が必要なんだし、雲行きがおかしければごちゃごちゃ言わずに中止を即断した方が確実に国益になる。
 こんな『政治家と役人の祭典』なんぞ、もう消そうぜ。あほらしいよ。

 過去数々の贈収賄容疑に殺人容疑、ネズミ講の親玉と税金で花見やってた公金横領容疑もまだ追及されてる最中だが、こんな信用とかけ離れた馬鹿ガキ犯罪者が、ややこしい苦境に乗じて卑屈なお願いモードで点稼ぎしようと悪あがきするから、毎度毎度とってつけた勇ましいポジティブ語ばかり脈絡なく散りばめた、政治ネタのコントみたいな声明発表になるのだ。その造語担当が専門家会議…って、あほか。

 今いろんな立場と暮らし向きでこの事態を迎えている日本国民がいる訳だけれど、政治家にしても役人にしても、こんなのを自分らで選んだり認めたりしてしまったことになっている現実を、我が身我がコトの切実な自己責任として思い知っておくのが全員共通の喫緊の必須課題なのだと思う。そう、我々日本国民のせいだ。
 いま変えられるところから変え始めないと、いつまでもこの『あほの巣窟』がコレと同じことばかりやり続ける。まあいっかor勘弁しろやのココロの決めどころだと思いますぜ。

 ところで、やはりというか、先進インフラ大国の北米が感染確認数を急増させている。これはもう予想通りで、仕方ないんだろうな【831】
 欧州との国際往来が激しいニューヨークであっという間に感染が拡がったのは、その人間の数といい移動の激しさといい必然の流れであった。

 北米はかつて随分と移民に対して寛大だったそうで、私はその時代を知らない。ただ平成に入って一桁の頃には、少なくともロス行きの機内で、入国カードが安心確実な滞在先の記入で完全に埋まっていないと咎められ、オフィスでもホテルでも構わないのでとにかく洩れなく記入し切るよう指示されたことは記憶している。日本社会はまだバブルの空気が尾を引いていて、カネだけそこそこ持って『留学』の名目で渡米しようとするヤツが結構おり、そのへんがよくハジかれるという話も聞いていた。

 何しろ世界から人が集まる『移民の国』だから【280】、前々回に述べたように国民の医療情報管理が非常に難しく、というか行政のイチ職掌として扱うのが不可能なのだろう。
 日本のような健康保険制度が存在しない反面、疾病予防センターCDCのような万一の事態に対応する強力な専門機関が置かれているのは、そのためである。元々どこからナニが入り込んできて流行するのか偶然任せにならざるを得ない国の文化だと理解しよう。
 日本経済を支える労働力が足りないだとか、場当たりの浅はかな理由を大義名分にして勝手に移民政策をやらかしたその愚政が、ただでさえ絶望的な不採算に陥っている国民健康保険にどんな医療事情の将来をもたらすか、この機会に日本国民は身につまされて考え直してみるのが良いと思う。

 北米で医者にかかると家計が傾くほどの大事になる場合が少なくないと聞く。
 北米の宝くじ賞金の高額っぷりが時々話題になるけれど、その売り場のインタビューで『宝くじに当たったら何をしますか?』の質問に『歯を直します!』と答えるシーンを私は複数回見ている。歯の治療費が百万円のケタに達する散財になるのは珍しいことでないようだから、当然っちゃ当然だろう。
 実際、日本のサラリーマンは長期海外滞在が決まると、大急ぎで歯の治療を全て済ませにかかるという話は聞いたし、北米赴任者でその実例も見た。
 もっと言うと、北米で一緒に仕事をした現地人スタッフに歯を悪くしちゃったのがいて、治しに行きたいのに治しに行けないでいる辛さも間近に見ている。

 っええええ~、歯を悪くしてすぐに歯医者にかかって、高くても数万円で速やかに治すのが当たり前でない社会かよ…と想像力を膨らませてみていただきたい。
 脅すワケではない…ワケではない、ガチで脅す。つらいと思うよ、絶っっっ対。
 現時点もうぶっ壊しちまったことにはなってんだよな、自爆テロ非国民政権が。

 今こんな緊急事態での社会機能の強制停止操作をかけるにあたってまで、『早急に法整備を動かしてまず立法してから、法に基づき責任の所在を明確にして実施すべき』とする主張を目にする。まあ『法治社会』の存在意義および設定コンセプトに忠実な考え方として王道かつ正攻法だとは思う。だがこんな時こんな所だけそれを主張するのは、いかにも一面的でバランスが悪い。
 テロ準備罪にせよ移民政策にせよ軽減税率にせよ、『議決の儀式』『勝手に閣議決定』みたいなあからさまな違法行為でもって、一部の反社会勢力=自爆テロ非国民政権が勝手に立法したことにしてしまう局面が過去幾度もあったのに、その時その場では何故きちんと指摘しなかった?

 序盤で真っ先に喰らっておいてクルーズ船劇場を持て囃して遊ぶばかり、社会組織的な危機対応はあっという間に世界の周回遅れ。
 今年は窓越しの桜を眺めて静かに一杯やりながら、その理由を考えるべきということなのかも知れない。レストランやホテルより、自宅がいいんでしょうな。
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【835】いじめられっ子と箱庭全能神の早変わり川劇団 [ビジネス]

 ふうん、東京五輪は延期なのかあ…って、正式に何か決まったんだっけ?
 もはや東京封鎖があるかどうかにみな夢中、のテイにはなってるようだが。
 この五輪大会の決行判断に関して、実に不自然に、誰も決裁者がいない感じが漂うのは私の気のせいだろうか。五輪ってそんなにいい加減で胡散臭い興行なワケ?

 いやさあ、招致する元ってのは都市なんだよな、確か。要は東京都だ。
 で、招致はもう何年も前に決まった話だから、これは過去の決定事項であり今やってる議論には関係なくて、では開催場所は東京に決定済の上で『この国際イベントを決行するかどうか、決行するならするで、どうアレンジを加えるか』という国際判断が下される局面のはずなんだよ。

 恐らくはその論法に則って、こないだマラソンと競歩の会場を、招致元の東京都の意向を蚊帳の外に押しやって強制的に変更させたはずなのである。国際中枢側からあんだけ不可解でムチャクチャな横車を押してきて、これまでの準備をフイにされてしまう東京都が大反対だったのは当然として、他の日本勢も丸々明らかに外力の大どんでん返しの被害者であり、フヌケ日本は総勢この国際大会の気紛れにかかる負担だけひっかぶらされて、実行部隊たる開催現地として何の発言権も無い…という屈辱的な構図があれだけあからさまになったのは、少々意外なくらいだった。
 『これ一体、どんな理屈と経緯で2020年の東京開催ってことになってんだ?』
 日本国民といわず、世界中が強烈な不信感を抱いたことと思われる。
 烏合マスコミども、得意の付箋めくりで権力相関図と意思決定フローチャートでも描いて見せてくれや。消費税率引き下げや世襲のガキ&セメント屋の殺人容疑の話題を気付かぬふりでスルーするんだから、連日1時間ぐらいはコレを懇切丁寧に解説するヒマあるだろうがよ。

 ともあれ、ならば今回のウィルス流行禍に関してはあのベートーベンだかモーツァルトだかの会長が決行判断を下して、決行するなら実現方策をまず具体的に立案・提案し、東京都がその妥当性にYES/NOで応える順番で検討が進んで、YESの現実解が見通し立ったところで本格GO判定だよな。
 世界人類的にコントロールの効かない災厄が国際イベントを襲って発生した突発経費だから、原則は全額を国際基金式の持ち合いファンドで引充てることとし、まあハコモノやインフラ整備の絡む費目については、開催後の活用価値まで鑑みて東京都もおいくらか御負担くださいな、が常識的な処置である。あとは日本国内の残務として、それって東京都だけじゃなくて日本国全体で分担しましょうや、みたいなことになるんだろうな。

 世襲のガキが『1年程度延期』で、会長が『100%同意する』ってナンなんだよ?
 日本が言い出しっぺで会長は同意しただけなので、この先も経費は全部日本持ちってことになる布石以外の解釈があるのなら、これも烏合マスコミのおもらい付箋めくりで真相解説やってもらいたいもんだよ。
 いま勝手に『中止はあり得ない』みたいな文言が飛び交っているが、そもそも1億2千万人日本国組織の自我が、心底いま五輪大会を決行したいと望んでいるかどうかが一番大事なんじゃないのか?
 そりゃ五輪大会を目当てにしたビジネスプランは数あまたあるはずで、そのへんが全部おあずけになっているのは間違いないし、それが立ち消えともなると計画流れの損失額は結構な数字になるだろう。だが今の調子じゃ、日本国が延期判断の当事者を頼まれもしないのにおのれから申し出て、これ幸いと国際中枢部に同意で付け込まれて、あれからこれからバカみたいな高額追加経費の上乗せを、全部日本国民の税金でひっかぶる流れになるのは確実ではないのか。これまでにも増して空前絶後の、どえらい新規の巨大負債だと思うんだが?

 ちょうどいいや、これを機会にカミングアウトしておこうか。私はそもそも世に横行する『いじめ』という言葉の基本概念が馬鹿馬鹿しくて大嫌いなタチなのだが、その『いじめ』において『いじめられる方にも原因がある』という理屈の是非が度々問題になっているのは御存知の通りだ。
 ケースにもよるが、私は『その理屈には一理ある』と考える人種である。

 今のこの国政の外交姿勢を御覧なさいな。
 日本はどこの国の誰が怖いのか知らないが、放っておいてもいくらでもカネ差し出して媚びてくる、自発的ないじめられっ子そのものではないか。
 このいじめられっ子が優しい家族=国民の側に内向いた途端、閉じた箱庭世界の全能支配者に早変わりするのだから笑わせる。自分からいじめられに行って貢いできたぶん、ウチの借金に積むから文句ないよなと勝手に決めにかかるワケだ。
 これまたしょっちゅう『いじめは卑怯、絶対に許せない』『いじめられる側に原因があるなんて、問題の本質を知らない冷たい部外者の論理だ』みたいな話ばかりやってる烏合マスコミのおもらい雛壇が、そそくさと『こうなったら日本にスケジュール決定権がある』とか、いかにも強いぞニッポン!頑張れニッポン!式のアタマおかしい刷り込み煽動でもやり始めなきゃいいんだが。

 まさに日本国の人付き合い事情が御覧の有様なんだから、この日本社会で『いじめ』が無くならないのは当然だし、少なくともこのパターンでは間違いなく『いじめられっ子=いじめられる側に原因がある』んだよ。
 最低限の物事の辻褄を合わせられない未熟なお子ちゃまがいて、それをきちんと叱らず薄らトンカチに調子を合わせるバカ親スカ家族がいて、それを周囲の荒くれどもが面白半分の好きなようにいたぶってカネ巻き上げて、それで組みあがっているのがこの『たかられ内弁慶』のいじめ構図だってことさ。

 このあたり、まだ追加経費の処置方針が明言されていないが、本当にこんな展開になるのなら『東京五輪などいっそ中止』の方がよっぽど日本国民の望むところだと思うんだが、私は読み違えているだろうか。
 どうせ観覧チケットのセールスなんぞロクなもんじゃないんだし、ボランティアスタッフが集まらなくて、フツーよりは悪くない額の日当付きらしいが強制的に駆り出される公務員の不満も随分なもんなんだろ?ウィルス流行以前の段階でイヤになってるヤツばっかりが目に付くんだがね、実際のところ。
 まず国際ステージできちんと進捗の全てを開示して、五輪大会主催センターと経費分担の合意を取るところまで、我々日本国民にきっちり周知しろっての。肝心の国際シーン開示および合意でそれをやらないから、日本国の財務は世界中からナメられ放題のたかられ放題、日本円デフォルトの可能性に着々と対応準備されつつ、無限に負債を積まされているのだ。

 『タラレバ』のハナシって基本的に好きじゃないんだけど、もし新型コロナ・ウィルスがこの世に存在しなかったら、もっと派手に凄まじく人類文明を破壊する別種の凶悪なナニかが台頭していなかったとも言い切れない。酷い災いと決め込んでいるのは、今の自己都合しか目に入らない人間の勝手なのかも知れない。
 ひとつ確実なのは、彼等コロナ・ウィルスも種の淘汰を実力で勝ち抜いてきた、地球上環境を流れる時間のシェア仲間だということである。さてね、どう棲み分けて付き合っていくのが賢明なのだろう?

 人間が真剣に困ってもがくのと同じ勢いで、彼等も居場所の確保にあらゆる可能性を尽くす。だから手強いのであり、『打ち勝つ』などとは勘違いも甚だしい。
 こっち都合の皮算用など全て無駄、まだ見通しは立たない。皆さまグッドラック!
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【834】火事場の詰め込み学習帳 [ビジネス]

 まず冒頭に、今どきそんなコト疑うヤツいるのかと面喰ったハナシから。
 今般のコロナウィルスが、主に国家間の勢力抗争図を操作する目的で人為的に拡散されたものではないか、とする内容の推論…というか憶測である。要は生物兵器によるテロというやつだ。

 そりゃ私はこの自宅で、世界人類全員の生活を逐一ライブカメラで見張っているのではないけれど、それにしたってまあ『ない』と思うね。
 答は簡単、現代の地球上を網羅する高速交通網がある限り、地球の裏側に仕掛けても、数時間で自分ちの主要都市に命中する可能性が十分あるからだ。
 放たれた伝染病は最先端の移動・輸送技術の速度と航続距離に乗っかり、その先でどこに当たるか全く制御できない。なお自国内交通の利便を尽くした先進国の方が、ブーメラン自爆の危険性は圧倒的に高くなる。

 かのHIVが社会問題として勃発したのは、私がまだ学生だったような気がするので昭和の終盤だったと思う。
 よく言われたのは『アフリカ奥地のサルに見つかっていた伝染病で、これが人間に感染した』とする説であり、ウィルスが突然変異もしくは元々人間への感染力を有していて、未開の奥地の乱開発で人間が余計に踏み込み過ぎたのがいけない…という理屈であった。
 これに相前後して『北米が秘かに開発していた生物兵器が流出した』という説もチラホラ流れたと記憶している。もっともこれは、体液媒介というHIVならではの限定的な感染経路あってのことで【829】、そんじょそこらの軽接触で不特定多数に次々感染するようなモノだったら、とてもこんな説は語られなかったろう。

 例によって余談を挟んでおくと、このHIV(ヒト免疫不全ウィルス)もウィルスの仕業だと判明するまでは、AIDS(後天性免疫不全症候群)という病名の方で、その感染モードゆえ『新時代の不治の、謎の性感染症』として国内外の社会を席巻した。
 通常の健康体なら何てことないはずの軽い病気であっさり命を落とす症例が散見され、調べてみると患者の免疫機能が失われていることが判明したという順番でその確認が進み、やれ日本で何例、どこそこの国で何例と日々発生件数の増加が報じられたものである。後にこれがHIVウィルスに起因するものと解明され、さまざまな対応措置が開発されながら現在に到る。今日では一応、罹患していきなり死に直結する病気とはされていない。

 性感染症といえば、コロンブスが米大陸の発見とともに欧州に持ち帰り流行させたともされるのが梅毒だ。欧米諸国の血液型比率でO型が多勢なのは、梅毒に対する耐性の差で他の血液型が淘汰された結果であるとも言われており、種々の疾病については血液型別の罹患しやすさ・しにくさがあることが知られている。
 『移民の国』北米では、人種や成長環境まで含めた医学的観点での国民の出自管理が社会負担となっており、これは社会文明的な参画動機を持つ国民が積極的に集結して形成される国力と【280】ある意味引き換えの弱点になっている【819】
 改めて、この自爆テロ非国民政権が我々日本国民に背いて勝手にやらかした移民政策は、早期のうちに考え直す必要があると思う。民族血統の純度を神格化したDNA鎖国なんか礼賛するつもりはないが、この日本列島が育んできた幸運な社会構造の固有特性を、我々日本人はもう少し科学的に大切にできないものだろうか。

 おっと余談のボリュームが過ぎたかも知れないが、まあいいや。
 そんなこんなで感染性病原体を武力転用した生物兵器は、この高速大量輸送時代の地球上では使うに使えないのだ。こんな前時代的な憶測まで飛び出すほど、各国が動揺してるってことなのかな。

 もうひとつダメ押ししておくなら、例えば今どこかの一国だけが感染を免れていたとして、その国が国際社会で何か特権を主張できるとお思いだろうか?
 我こそは世界最強の征服者と声高に叫んだところで皆それどころじゃないし、いま感染にあたふたしている国に侵略しようとしても、攻め込んだ自分らが感染してしまってはどうしようもないから手が出せない。そのうち病気の流行が一見収まったとしても怖くて占領統治に入れない。
 大穴として『世界人類の一家心中』を目論むグローバル自爆テロのパターンが考えられなくもないが、病原体だと今度はそれをやるには、致死率90%あったとしても全員絶命には足りなさすぎる。つまり感染性病原体は直感的に連想するほど、広域社会の人為的操作に利用するには向いていないのである。

 こうして考えていくと、伝染病の流行は抜きにして、私がまず『組織=個人を取り巻き、個人の稼働を支える生活環境』の健全性を、個々人よりも比重をかけて語りたがる理由がお解りいただけると思う。みんなで調子良くないと結局ナニもかもメリットを活かせず無駄になり、誰ひとり楽しくも面白くもない。
 楽しくも面白くもない社会組織が生産性を発揮する道理などなく、いくらカネ持ってようが、どんな権限ある職務ポストにいようが、あたりを見回してな~んにも発展的な展開を予期させる可能性=ドキドキワクワクの無い、殺伐とした消化試合の荒野が拡がるのみだ。
 今を乗り切る四苦八苦でいっぱいいっぱいの方はともかく、多少でも予定外の空白時間が持て余せてしまっている方は、『庶民にはわからないムツカシイ日本社会のコトを厄介払いで任せた先が、実際どんな能力層の人種によりどんな事態に陥っているのか』見直すのにいい機会だと思う。

 もうだいぶ暖かくなったけれど、外出から寒い部屋に帰ってきて空調のスイッチを入れたとしよう。程なくフォオオオ~っと暖かい風が吹き出す。手をかざして十分30℃あるいはそれ以上の温度の風だ。
 まあ室温25℃設定にしたとして、ズバリ25℃の風を吹き出し続ければ室温は25℃に向かう訳だが、それでは時間がかかって仕方ないのでこんな高温の風が出る制御になっている。
 本題はここからだ。まもなく室温は一度26℃なりそれ以上なりまで『上がり過ぎて』、すると今度は22℃なり23℃なりの涼風が吹き出され、室温が24℃なり23℃なりに『下がり過ぎて』…という過程を経て最終的に25℃に落ち着く。この目標値や平衡値に対する行き過ぎ代のことを、一般的に『オーバーシュート』と呼ぶ。

 『突然、爆発的に感染者が急増する』のがオーバーシュートだと?意味わからん。
 確かに私の知識なんぞ一介の小学生に毛が生えた程度だが、こんな専門用語はついぞ聞いたことがない。むしろ上記の例を御覧になれば判る通り、常識的な語感に照らして『不自然に意味付けした、既存カタカナ単語の誤用』として異論を唱える人はいないのではないか。
 マトモに触れると怖いコトになる公務員老後特待法案を気付かぬふりでスルーしたい烏合マスコミどもが、この誤用オーバーシュートのデマ解説に目の色変えて首ったけで時間割いてるワケだが、いや全く、この見るからに無能なシロート老人会は一体何の専門家の集まりだよ?
 因みにクラスターって『葡萄の房(ふさ)』のイメージなんだよな。集団感染がどうたらなんて用法、聞いたこともない。私が無知なだけなら別に良いんだけどさ、どうせならもう少し実効性ある実用的な情報出さねえか?

 現実問題として感染拡大の勢いはまだ減衰に転じておらず、そして対象がわからないうちは、どうしようもない。現実は人間ごときの思いなどと無関係、まだまだ辛い時間は続く。引き続き、御幸運を!
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【833】残時間非表示タイマーの鳴動時刻 [ビジネス]

 え~、まず前回の内容に訂正があるのでその話から。
 『役人老後ウハウハ高給閑職計画=年収800万強×60ヵ月の還暦から5年遊んで5千万円ボロ儲け』は、ちょっと盛っちゃてますね。【755】で述べた『800万×5年=4千万』が頭にあったつもりだが、何故か『8×6=48で概ね50』のイメージと混ざってしまったのだと思われる。

 随分とラクになったとは言え、まだ首や左後頭部に繰り返し炎症の波は喰らっており、ホント壊れちゃってる時は、自分でも何が起こっていたのかよく判らない取り違えをポカーンとやるので要注意だ。
 何というか、加減乗除の演算作業の素材として数字があるワケだが、そこには定量化表現された元事象の概念が同時に意識されているはずで、この数字と事象との関連付けが『無』になる感じである。数値情報の処理チップが丸ひとつ機能停止しているとでも言うのかなあ。まあ調子が戻った途端に『うわちゃ、やっちまったよ』と気付くので、どうにか暮らしていられるのだが。
 とにかく結果として脈絡なくハナシを盛ったので、修正してお詫び申し上げます。

 さて今般のウィルス性肺炎騒ぎ、まだ先は見えない反面、既に判明していて行動計画・方針に反映させられることは数々ある。うろたえず是々非々で処理可能な判定は進めていく必要があろう。

 まず基本中の基本は『病気の流行が社会活動を阻害しているのだから、病気が解決するまで元の社会には戻らない』という単純で素朴な事実を確認しておかねばならない。
 アリやハチのコロニーを生物のイチ単位として見る考え方について以前話題にしたが【608】、地球上の人間がなす国家社会にもこれは適用可能であり、つまり今は国家規模の巨大生物が地球上のあちこちで病気しちゃっている状態なのだ。病気や怪我を抱えた生物は、どんなに多機能で活発な生態の種であっても、健康を取り戻すまでは本格稼働のバイタリティで生きられない。ほれ、ここに7年以上もくすぶり続ける役立たずが一匹いるでしょうが。

 例えば経済の基礎概念が突拍子もない不連続的な大転換を遂げ、世界各国の中央銀行が打ち出の小槌と化して通貨を無制限に世に放ち、またそれを世界人類が将来不安も一切無く使い放題の時代になったとしよう。世界人類みな金持ち、余裕綽々みな兄弟、隅から隅までバブルでハッピー。
 仮にこの大盤振舞いエコノミーが今いきなりのホントに現実になったとしても、社会を生きる人間たちが病気を治すまで、絶対に社会にガチの活力は戻らない。あなたは『肺炎の感染・発症とセットで1億円やる』と言われて受け取れるだろうか。
 そう、病気しちゃったら全て放り出して治すしかない。それを確認して次だ。

 想定ケース1:副作用その他まで含めて、何の心配もなく使い放題…などという都合の良いワクチンや対処薬なんぞあるはずもないのだが、まあ一応は現在普及している人類既往症並のモノがいずれできるとして、どんなに早くても年単位の開発期間が避けられないのは道理として判るだろう。
 何しろ人体というのは人間が設計したものではないため、膨大な数の模索検討と種々のハイリスク検証をこなさない限り実現しない。マクロファージだヘルパーT細胞だ主要組織適合抗原系MHCだと面白いメカニズムもわかっていたりするのだが、新型とされる病原性ウィルスがそれで解析できる範疇でやってくれている保証があるはずもない。
 『解決』と呼べるパターンではあるが、所要時間は長く未知数だ。

 想定ケース2:ひとりでに新規感染者が減ってきて、最後の犠牲者をもって何だかよく解らないまま感染の連鎖がフェードアウトしてしまうパターンであり、実はこれが一番多かったりする【815】
 とりあえず収まってくれるぶんには有難いのだが、何もせずに収まった限りはいずれ無策で次の攻勢を喰らうことになるのは間違いない。病原性ウィルスによる感染症発現確率が一定だとすると、格安航空便LCCなどの出現によりどんどん手軽に多数の人間が交錯する交通網が発達すれば、その人為的な感染促進のぶんだけ、流行頻度は高まる傾向かつ流行期間は伸びる傾向となる。

 想定ケース3:想定ケース2のように消失してくれず、現代における人類の新たな強敵となって居残るパターン。最悪っちゃ最悪だが、可能性としてはあり得るんだから仕方ない。
 ウィルスも進化過程上にいる限り、どこをどう突然変異させているのか判ったものではない。人類文明的に全く打つ手なしで、向こう数十~数百年の脅威となり続ける事態は考えておくべきである。

 まあ過去の経緯からして、想定ケース2になりそうなのかなあとは思うけれど、この流行頻度と流行期間の増大は案外とあなどれない。例によって、ここの読者さま方は冷静に理解しチマタの良識を率先できる社会層であると見込んでの話となるが、かのエボラ出血熱には実際その傾向が顕れているとされる。
 自己複製の精度の低さを、突然変異の進化発現頻度や宿主抗体への耐性に代えて生存競争を勝ち残ってきたウィルス族だけあって、実は『エボラ出血熱』と言っても流行都度に微妙な特性差が確認されており『エボラ・ザイール』『エボラ・スーダン』など細分化もなされるのだが、要はそのくらいのコトにはなっている。平成の時代になってから意外とよく情報を目にするなあとは、確かに思っていた。
 そしてもちろん、これがエボラ出血熱を引き起こすフィロウィルスの特定種だけに限られる理由はどこにもない。想定ケース2は人間の交通網や物流の高速大量化により、病原体が一瞬でどこにまでも到達し、どこに潜んでいるか追い切れなくなり、最悪の想定ケース3との差がなくなりつつあるようにも思える。重大伝染病と人類の格闘時代が再来するリスクは、そこそこ詳しい連中には兼々語られていたものであり、決してただのSFホラー寓話ではない。

 経済対応策が、不均一であろうが期間限定であろうが待ったなしになっている現状は解る。
 だがこの災厄の抜本的な解決=社会組織が健康状態を取り戻すには、幸運と長い待ち時間の掛け算に腹を括る根性が必要という事だ。普通にこの瞬間をこないだまでの元通りに埋め合わせる手段は無い。
 こうなる直前まで如何に好調で来ていて惜しかろうと、いったん理屈抜きで生き残り最優先の緊急モードに切り換えるしかない。現状で成立しそうな平衡作動点を確かめながら、何もかもそこからである。

 だからなのだが、限りあるというにも僅か過ぎる一時金のばら撒きよりは、制度として行う消費税率の引き下げの方が圧倒的に実効性があるんだがね。今あちこち欠陥を放置したまま現場丸投げのなりゆき任せで、どうせ税制として成立してないしな。
 もちろん10%ですら必要なかったはずの軽減税率は丸ごと廃止となるはずだし、だとすると『2022年度から公務員は還暦後5年遊んでボロ儲け』の受け皿も消滅するし、面白いので少し静観するとしよう。

 ロックダウンだオーバーシュートだ、中途半端なカタカナ単語で自称専門家を気取るぐらいしかできないシロート老人会ならとっとと解散しちまえ、くだらない一般論のヘタクソ作文なんぞ国民の誰も興味ないよ。
 重く辛く終結時期も定まらない難攻不落のトラブルには、まず人生の谷間を覚悟して被弾に甘んじながらも命を繋ぐ戦術が必要だ。コト切れなければ、形勢反転の時は必ず来る。グッドラック!
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【832】無計画の計画修正よりどりみどり [ビジネス]

 やれやれ末期症状だな、呆れ果てた。なんだ、あの夕べの痴呆演説は?
 世襲のガキ、オマエ税金で飲み会やったハナシに白黒つけるのが先だっての。あんなナメた内容カラッポのお遊び演説ごとき流されて、僅かでも生活が改善した国民なんてたったの一人でもいるのか?

 …はあ?我々はナニを乗り越えるって?お前の迷惑行為を乗り越えたいんだが。

 この苦境を共に戦い続ける日本国民は、しっかり認識しておこう。
 世襲のガキ以下、自爆テロ内閣は国民がこれほど困っている状況で『公務員だけは65歳まで税金で喰わせましょう』というとんでもない法案を、例によって閣議決定しているのだ【729】
 軽減税率の超巨大ムダ公務で『役人老後ウハウハ高給閑職計画=年収800万強×60ヵ月の還暦から5年遊んで5千万円ボロ儲け』の法律化を、こんな国家経済の大ピンチに紛れてコソコソ進めているのである。

 野党たちさ、こういうのしっかり解説的な答弁に仕立てて大々的に発信し、手を抜かず見える形で追及しておくのって大事だと思うぞ。ちゃんと効く時が来れば効く。
 何しろ、一部の少々でもせっかく調子づいてきかかっていた烏合マスコミのおもらい雛壇、このハナシに関しては完全スルーで気付かぬふりに逆戻りだ。まともに指摘すると怖いコトにでもなるんだろうよ。
 今の日本社会がどれだけ異常な権力構造による階級制社会になっているのか、1億2千万人全員でよく見ておこう。こんなものを許したのは、他ならぬ『国民の国家運営への無関心』である。

 ところで税金資本の経済支援策を調子よく力説するのはいいが、そこで発生する債務は将来どう解決させるというのか。ついこないだ財政健全化のサジ投げたばっかりじゃねえのかよ。
 普通なら概略コンセプトだけでも語って、国家経済が近々に直面する課題の現実イメージを共有しておくのが、社会組織のハンドリングを担う立場での必須作業のはずだ。ちょびっと余談で今は触れないが、実はベーシック・インカムがこの手の不遇に意外と強かったりするのだが。

 自然災害に見舞われた自治体や、言いがかりをひっかぶせられた民間企業など、組織が不遇の被災に遭遇するケースにはいろいろあるが、そんな局面で『組織風土管理の必要性』にもとった発信ができているかどうかで、そこの組織観の『質』が断片的に露見するのだと思っている。
 例えば、厳しい現状を認めて観念した上で、課題設定から順に対応プロセスの現実解について解説が発信されるパターンは、組織力を秘めた組織機能が正常を保っている場合に見られる。
 いっぽう事態悪化の腰砕け展開に伏線を張りながら、実質なんの意味も持たない気休め感情論が流れるだけのパターンでは、そこに体系的にパワーを発揮する組織構造など存在しない。

 こんな時だからこそ検証しておこう。
 現時点でもう東京五輪は、予定通りのスケジュールでやってもマトモな開催にはならないのが確実なワケだが、もし最初に約束した通り『史上最もコンパクトな五輪大会』という指針を守って目標コスト425億円でやっていたとしたら【384】、いま五輪開催の議論はどんな雰囲気になっていただろうか。
 そう、今さら驚くなかれ、過去直近の他国の五輪大会はどんなに高額でもせいぜい数百億円レベルのコストに収まっていた。いわんや我が国は、国立競技場や地方に有り余るスタジアムの改修を工夫すれば更なる経費節減の現実解はいくらでも手に入ったはずだが、何故そうしなかったのだろう?
 質素倹約に、誠実に進めていれば、この程度のコト屁でもなかった…とまでは言わないが、遥かに荷の軽い現実解の選択に、冷静な思考検討を集中できていたはずである。
 ま、五輪大会が永久消滅する訳でなし、今度はもうちょっと景気も良い時に、みんな大喜びのやる気満々で迎えられるよう、また招致し直せばいいじゃん。それで済んだかも知れない。

 『史上最もコンパクト』と国際的に約束しておいて、ウソをついたヤツがいる。そのウソをウソと判って受けて、確信の上で超高額コストをそこらで組んで、それで本当にカネすって物事を動かしたヤツもいる。
 こんな誰でも判るメチャクチャなウソをそこかしこ放置して、国力を無駄遣いしてしまった大失敗の事実から目をそらして、何がなんでもただ五輪大会を実施するという前提を走らせるのは国家的詐欺行為だ。
 五輪大会を中止するのは、それを目掛けた準備や付帯事業が水泡に帰す大損害となるので避けたいとする理屈は成り立つとは思う。だが、ここまでの体たらくを顧みるに『神さまが強制終了の鉄槌をおろしたのかも』と神妙に受け止めて、もうこれ以上の破滅的な国力喪失を止める判断まで選択肢に入れて、きちんと正直に議論すべきところに我々はいるのだと思う。

 感染症の流行なんかなくたって2兆だ3兆だケタの違う計画外支出額は決まってたんだから、これを契機にやめる理由を見つけて、ここでやめとくのが被害最小という結論は十分にあり得るだろう。
 涙目で『選手たちの努力は』『五輪経済で生きる人たちは』などと嘆いて見せたいなら、どうして初期段階のウソをちゃんと指摘しなかったのだと私は問い質したい。開催経費425億円なら『少々ヨレてもやっちまったほうが早い』の回答には断然近かったはずであろう。
 そもそもマラソンだ競歩だ、明らかに大混乱を起こさせるのが目的の攪乱操作にも、なされるがままのあの醜態だったんだし、誰にどこまでやる気があるのか知らんが、本気で五輪開催に価値を見出している連中が真面目にならないのなら、いっそ細かい計算する前にバッサリ中止した方が、余計な揉め事のネタもなくなって全方面で効率的なのではないだろうか。

 感染症による被害をあげつらうのであれば、いま五輪大会全体で計画値いくつに対してどのくらい採算が取れているかの定量的な現状認識がまずあって、そこから延期でどんだけズラせばおいくら変動、中止にしちゃっておいくらがパーの数字が出ないと話にならない。それらを比較検討してGO/NO GO判断するんだろ?
 こうやってきちんと考えない限りどうするのが最適解なのかは『わからない』し、『わからない以上は、どうしようもない』のだ。

 『危機管理』とは、一大事の折に最小限の負荷で最高の効果が上がる対策措置が取れるよう、日頃から合理的な軽量小型の生活を誠実かつ大切に心掛け、自然に根付かせておくことではないかと思う。
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【831】命イマイチ賭からない軽め生存バトルの戦況報告 [ビジネス]

 う~ん、厳しい状況になってきた。残念だが、まだどうしようもない。
 思えば去る1月12日【814】更新時点でほぼこの現状に到る予想は固まっており、【815】で自爆テロ非国民政権の無知無能による明らかな対応遅れを確信してこのシリーズを立ち上げた。あれから早やふた月になる。

 とうとうWHOも『パンデミック』の表現をゲロったか。まあ時間の問題であった。
 同じくクルーズ船がどうたらで、ちょうど上記の日本に相当するかしないかぐらいに見える北米が、今いきなり欧州からの入国を止めたのは理解できる。だが既に欧州であれだけ感染が拡がっているからには、ちょっと現状で喰い止め切れているとは思えない。まあどんだけ医療管理の目に触れて、社会問題レベルで症例カウントされるかで決まるワケだが、あの北米でモロに感染拡大が数字に出始めたら大ゴトだな。
 そのあたりのリスク感がWHOを踏み切らせたんじゃないかと思う。公共言論と称してバレバレ箱庭空間を前提とした検閲忖度済のママゴト演劇しか流れない日本社会だから、こんな時に世界各国の諸事情の違いや、そんなバラツキの中にあっての世界標準の概念に触れておくのがよろしい。

 さて日本は御覧の通り、あと10日ほどボケっと待ったところで何も起きやしない。誰かの知識をママ受け売るにも学力も思考力も判断力も無さすぎ、内弁慶サル山帝国のママゴトお父さん支配体制への執着心強すぎで、まあやることなすこと『うろたえ大損害』のオンパレードである。
 何しろ相手は数十億年の地球上生存バトルを勝ち残った実力派であり、たかが人間ごときの意識や認識で維持されている人工的な仕組みの対抗処置なんぞ、そよ風ほどの圧力にも効かない。いわんやあの玄能で杭打ちされ脳天が潰れてささくれだったトーテムポールみたいな貧相あほ大臣、コイツ何の機能を背負って稼働してるのかいつ見てもさっぱり判らない。こういうのを『無力』『無価値』という。

 この様子じゃもうコイツらからのお恵みは期待できないと見限った一部のおもらい雛壇が、ぼちぼち多少はマシな指摘モードに転じ始めているのが面白い。こんな奴等に跪き、こんな奴等の勝手を大衆空間に横行させていた自分らの過去も含めて検証するにはちょうどいい機会だろう。
 お家にカンヅメ状態でテレビを前にヒマな人は、ぱっと見いでも、一応頑張ってる姿勢がそれなりに見える組と、どこまでも相変わらずダメダメおもらいの出遅れ組に仕分けして、言論内容の推移を眺めながらメモっておくと良い時間潰しになるかも知れない。

 緊急事態宣言にしても特別措置法にしても、何の日本語情報をどう決めようが、それを持ち出して運用する立場の人間どもがこんな低レベルで終わっている限り、一切の議論は意味を持たない。それどころか通常の法律運用の枠を度外視するとなると、結局はあほがおのれでタガを外して強権発動の発狂独裁国家となり、自滅一直線の暴走大会だ。今度は他国から渡航制限レベルを上げられるだけでは済まんぞ、これ。
 もっとも、もっと真剣に激ヤバの、実例は無いが病原体感染症の可能性としてはあり得る最凶リスクまで考えるなら、今般の議論など『テキトーにさっさと一区切りつけて黙っとけ』の領域になるので、あんまり無茶には突込まないでおく。

 案の定、あっぱらぱっぱら国民の俄か御機嫌取りでカネをばらまく場当たり政策が目立っているが、これ全部税金で将来返済が必要な財務負担になることを我々は認識しておかねばならない。
 いや、逃げられない現実の問題として、ガチもガチで全方位行き詰っている人がいるから、のっけから全否定したりするつもりはないのだけれど。

 助けようにも、万札1枚、一宿一飯を申し出てあげたところで、本当に助ける=こんなことになる以前の自力生活に戻してあげることなど不可能である。それが悠々ラクチンだろうが、限界ギリだろうが、以前の平衡作動点に戻ることが望まれているのであり、例えば1億円ポンと渡すのは明らかに筋違いだ。
 経済的な困窮度が一気に解決してお釣りはくるんだろうが、決して以前の作動点相当を取り戻せた訳ではないし、あまつさえお釣りの多さに油断して当人が身を滅ぼしでもしたら、助けるという目的には程遠い結末と言わざるを得ない。
 個人や個別事業向けの補償金なるものは本来『出さないこと』を起点に、まず社会全体の作動点復帰を第一優先し、その復帰までの間をみんなコト切れずに食いつないで、各自の実力で新たな作動点を謳歌できるようにするため…という順番で、最低限に支給するのが社会保障の基本財政コンセプトではなかろうか。

 今どれだけ死活問題として逼迫しているかはともかく、普段日常生活の時間割の大部分を埋めているアイテムがぽっかり空白となった方は多いだろう。だが、あちこち全身に発疹した病死体が朽ちながら転がっている訳でもなく、食うに困った暴徒が渡りバッタのように次々と店舗や食品工場を襲っているのでもない。それでも、ここまでのコトになっている。
 かつての致死性高い伝染病の流行がどれほど『人類文明社会を完膚なきまでに崩壊させたか』想像しつつ、それが全ては感染症に罹患すると『人間個人の健康が手酷く痛めつけられるから』に過ぎないことを確かめておいていただきたい。
 社会組織を通して反応する人間個人の危機意識と、それが大局的に巻き起こす組織の自我の動揺といったらどうだ。実はこの領域で人間の集団の特性をよく理解して、その動向に逆らわないよう的確に振舞って、少しでも多数の生存率を高められるかどうかこそが『リーダーシップ』の真意ではないかと思う事がある。

 将来の未定ぶんまで含めて時間横軸で自分の人生フルスパン一本道を俯瞰したとして、とりあえず今はガツンと下向いちゃって、まだまだ右下に余白があるね…という局面の方は多かろう。そのままじゃ全景のバランス悪いから、とにかく右へ伸ばす。伸ばしてなお下を向く可能性はもちろんあるが、とにもかくにも上向きに転じる可能性を狙うためには、まず右だ。
 この災厄が去ったあと蘇ってまた日本国組織を元気にする仲間同士でいるため、各自いったんサナギに戻ってでも絶命せず長期戦を生き残るべきである。
 本当に厳しい話だが、いついつまでにどのくらい経済環境が持ち直すなんて、まだ全く見通しが立たないのだ。御幸運を!
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【830】感染エントロピー盆に返らず [ビジネス]

 これ、決着時期の見えない長期戦ですな。覚悟を決めた方が賢い。
 我々人類は『病原体感染症の流行が解決した』と確信をもって安心したいのであって、その決着のためにはまず『感染しない予防法が確立され普及する』『感染しても致死・重症化しない対症療法が必要数揃う』このふたつが不可欠である。
 たかが2週間ごとき目的不明の強化週間にしたところで、その2週間が過ぎた時点で何の節目事実も無いまま、また次の得体の知れない言い訳スローガンが放たれるだけだ。いま保証しておく。

 現在、日本の子供たちの通過儀礼として定番化している予防接種は、かつて人類を長きにわたって苦しめてきた歴史のある病原体に対して、さまざまな研究や治験や、あと膨大な数の実用実績に裏付けられて今がある。
 水疱瘡や麻疹(はしか)、おたふく風邪など、幼少年代に一度罹患しておけば大ゴトにならないケースが殆どにつき、それで良しと割り切ってしまい、どっかで一発喰らって済ますパターンもあるんだよな。これもそんな常識が出来上がるほどの実績があってこそのことだ。

 工業量産品の市場不具合なら、既知の設計構想があってそこから想定外にヨレた現象ぶんを直してやれば、意図通りの正規状態が実現する。狙って組んだ人工物は、失敗代も修正代も明確なのだ。
 だが人体の感染疾病は、元来の健康状態の特定からそもそも難しい上に、何がどう作用して起こったどの現象が疾病トラブルを引き起こしているのか判断するのが超・困難である。もちろんそこから健康状態を取り戻す方策にしても、人工物のように人知ロジックの単純適用が許されるものではない。

 2週間の瀬戸際とやらの前後で何の現実の変化点があるというのだ。あほか。
 日本国内で感染例が確認され始めた当初の、初期感染可能性エリアが、せいぜい数百人までの規模に限られていたなら、超法規的な完全隔離でまだどうにかなった。乱暴なハナシだがその中で犠牲者は犠牲になり、その後に発症・未発症の時間推移が減衰しきった見切りにまで到達したとして、何とか今月いっぱいで『流行抑え込み』に関しては目処が立ちそうかなあ…ぐらいの見通しができなくもなかったろう。
 だがそんなもの、今となっては無意味なタラレバ空想だ。もう終わっている。

 病原体の感染拡大はいわゆる『エントロピー=乱雑さ』が進行する代表的な現象例である。例えるなら『結晶を固めた立方体』という規律性を持つ角砂糖を紅茶に沈めると崩れて解けていくのみ、その角砂糖が溶け出して混ざって甘くなった紅茶は、煮込もうが凍らせようが、再び甘くない紅茶と角砂糖に分析・区分され各々別個の状態に再組上げされることは無い。
 だから、工業量産品の生産不具合のケースでは、工場でラインオフした時点=管理の効かない市場に流出する手前の、手元に製品が並んでいるうちに、死んでも手直しで対策を打ち尽くそうとするのである。いったん市場に出て行ってしまったら、もうそこから先に出遭う環境と各々現実をどんどん展開してしまい、それらの履歴と消息を把握することが永久に不可能となるからだ。
 あほ慢心の初動遅れがタレ流した取り返しのつかない人災被害代【818】を、その後に拡大した『罪の無い過失』の被害とごちゃまぜにして闇に埋もれさせるため、わざとクルーズ船乗客の下船時に検査漏れを流出させる浅知恵など、絶対にあってはならないのである【826】
 もっとも正気の沙汰が僅かでも残っていれば、初動遅れの被害代が特定できなくなりさえすればいいのだから、検査漏れ流出のフェイク・ニュースだけ流して済ますのが普通だとは思うけどね。
 いずれにせよ、その場にある限りのあらゆる手段を尽くして死闘した、最前線の関係者一同にはあまりにも非情な迷惑行為だと言わざるを得ない。

 何にしても、正規分布で動く組織の扱いの難しさ恐ろしさを解っている人間の所業とは到底思えない。このあたりの国家運営の程度の低さが他国に見透かされ、世界一の医療・救急最前線パワーに恵まれながらも、日本は国際的に『感染拡大の懸念が大きい危険な国』と評価され渡航制限もしくはその検討の対象になっている訳だ。
 そこまで解って、我々国民は日常生活の最前線で『役に立つ情報』『効く情報』を取捨選択しよう。

 『感染者の8割は他人にうつしていない』…ワケねえだろが。ナニを抜かす?
 何日経てば人にうつさなくなるとか、夢ものがたり無法地帯もいいところである。

 不遇の事態が閉塞状態に陥った時によくあるパターンで、得体の知れない不確定なでっちあげ希望論、あるいは当たり前のわかりきった今さら常識論を、妙な流行りコトバだけ織り交ぜて、さも新事実のように言いふらすヤツが出てくる。
 いや『クラスター』はもういいからさ、感染モードをやたらライブハウス環境に強調して因果づけるのはどうかと思うぞ。ライブハウス以外の日常生活ゾーンも、まだまだ普通に要注意だろうがよ。
 今もって『わからない』のだし、『わからないうちは、どうしようもない』のだ。

 『何も変わらないじゃないか、どうしてくれるんだ』
 『何とかしろよ、2週間だって言ってたじゃないか』
 いずれ2週間経過時点を迎えてこんな不満が出てくるようなら、その本人が浅はかな場当たりスローガンに何か期待しただけ落ち度があったというしかない。こんなもの真に受けず、とにかく何とか直近その場を生き抜く現実解を、身の回りに見つけて生きていく動機を緩めないことだ。

 確かにこんな抑圧状態が続くと精神力が擦り切れてくるし、どう頑張っても緊張が途切れがちな部分は出てくる。ナニのどんな綺麗ごと守ってどこまで助かるんだ、もうこれで何かあっても仕方ないや、みたいなことにもなる。追い込まれた当事者はそこまで行くのだし、誰だってそんな辛い困窮者を見て、カネなり食い物なりひょいひょい出してやることはできない。
 何しろ先が見えないのだ。助けるにも迷いと限度がある。
 ゆめゆめ穏やかな決着ではないが、人間とは、人間の組織とはそういう特性のモノだと観念し自他を冷静に観察しながら、そこで可能な限りの最善策を現実解として動かす工夫を、各自が自分に納得のいくギリまで追求するしかないと思う。
 結果を見て『ああ、諦めないって大事なんだなあ~』と思えたら幸運だ【380】

 まだまだ、人の命が、仲間たちの身がかかった見通しの立たない戦いは続く。
 1億2千万人日本国民は、最前線の実力支援に火力集中で持ち堪えるしかない。
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【829】情報ネットワークの実用二箇条とは [ビジネス]

 もう多くの方が実感しておられるだろうが、病原体感染症の流行を左右するのは『社会組織とそこに流れる情報』だ。
 ウィルスなる生物学的情報メディアが人間の体内に侵入して自己複製を繰り返し、その個人の身体から多数が撒き散らされるという感染現象は素朴に物理的限界を超えようがないのだが、感染者・未感染者ひっくるめて大勢の人間が成す社会組織の動向は、極端なハナシどんなことにでもなり得る。
 従って感染症流行騒ぎによる社会組織の被害度は、『情報をツールとした組織マネジメントが的確に行われるか否か』で決まると言って良い。

 かのHIVについては謎もまだ残るのだが、例えば注射針の連続使い回しなど人体の傷口同士の間接接触で体液を介してまでの経路がつながって、ようやく感染が起こるとされる。
 だが最初はそんな感染メカニズムが解明・周知されていなかったため、輸血用の血液製剤にHIVウィルスの混入を許してしまい何と医療機関を通して感染が拡大するという事態を招いたのだし、一方では違法薬物の自己注射が常態化しているウラ社会が蔓延空間となってしまうなど、目の届きにくい場所で想定外の流行が拡がる事態に陥ってしまったのだ。
 感染力がそれほど強くなくとも、判って構えていないスキを狙われればそりゃ誰だって無防備にやられ放題にならざるを得ない。

 繰り返すが、現時点ではまだ『わからない』のであり、『わからないうちは、どうしようもない』という認識で油断しないことが賢明だ。
 『わからない』状態が長く続くと新たな情報が無いままコトの進展が止まるので、目前の危機に直面しない立場の一般大衆は緊張感がダレてくる。だが大騒ぎしていたちょっと前と、実質的には何も変わっていないという事実を各自で確かめておかねばならない。
 本件、実態の解明にかかれるのは、まさに発症者がいて病原サンプルがある現場最前線において、専門知識をもって直接作業にあたっている実力者たちだけだ。日本国組織は全てをかなぐり捨てて、まずこの人たちが発症者の治療方策と感染現象の抑止方策を開発してくれるよう、全員で支援しよう。
 危機感がいい加減に緩んでそこらへんで感染を拡げちゃってました…なんてことの無いように、自分自身の精神状態を目的に合わせてコントロールするだけの『国民の自覚』が求められている。

 こんな時だからこそ、情報伝達の基本を実直に守った行動規範が大切だ。
 複数の人間が情報交換を介して組織的に動くためには条件がある。
 『その情報が組織の過半数に信頼されていること』
 『受信者が情報に沿って実行=現実を動かすこと』、このふたつだ。
 逆にこれが期待できないのなら何もかもが時間の無駄、ただの迷惑なので最初からやらない方がマシである。
 ここに確認しておきたいのは『情報が信頼されている』という事実がカギになっているのであって、法律で決まっているからとか、どんな役職の誰それさんが言うことだからとか、その類の情報効力の主張は何の意味も持たないことだ。
 またいかなる事情が絡もうが『情報を受信し理解した人間が、自ら動作して現実を動かす』段階まで達しなければ、どんなに筋の通ったゴリッパな声明も宙に消えていくしかない。

 だからマジで致死性の高い疾病では、感染拡大防止の非常線を突破しようとする者には銃口を向けて命と引き換えに信頼させ、感染死の恐怖に怯えながらも非常線内に留まる者以外はこの世から抹殺してまで、村組織の完全な隔離断絶を管理するケースまで実在するのだ【819】
 いろいろと人道絡みの議論はあろうが、最後の最後には発症者が犠牲となってでも感染の連鎖を打ち止めにし、残る社会組織本体が健康状態を取り戻さない限り、そのくくりで人類の種は継続しないから、これが結果的に正解となり先の歴史を紡いでいくことになる。

 だからなのだが非常事態においては、やれ人権だ平等だと口うるさく騒がれカンカンガクガクに陥りがちな、いわゆる先進社会よりも、あからさまな独裁制や階級制による支配・被支配で組織規模の動きが即決しやすい、いわゆる前時代式の後進社会の方が、確かに哀れな犠牲者は累々と積み上がるがコトの収まりは意外と早かったりする可能性が否定できない。
 外映りイメージの情報統制なのかも知れないと疑いつつも、お隣の大陸はあれだけタイヘンなことになっていたのに『既に感染拡大がピークアウトしたかの予兆』が漂い始めた感もある。もう『日本に逃げ込んでくる人たち』はいなくなっちゃってるんじゃないの?【818】

 ところで、あれやこれや専門家の看板ぶら下げた怪しげな連中がまことしやかに解説論調で語るのだけれど、果たしてその中に倣うべき『役に立つ情報』『効く情報』ってどのくらいあるのだろうか?

 あほの巣窟があまりにあほなので多少断定的な論調で指摘するなら、感染防止力が未確認でむしろ気休めレベルとさえ考えられるような市販のエチケット用マスクをどうこう行政操作しても全く無意味だし、感染進行の抑止にも病原体の解明にもどこまで役立つんだか判らない、浮足立ったポンコツ規約を乱発させるだけの特別措置法の議論なんぞ、ヒマ人の雑談以外のナニモノでもない。

 誰か世襲のガキにデコピン見舞って黙らせろよ、ゴマメお邪魔虫がウザいっての。
 こんな時だけ野党連や国民にお願いも何もあったもんじゃないだろう。さっさと税金で飲み会やった証拠書類の方を耳揃えて提出して、そっちの揉め事を先に片付けろや。オマエが発狂して無駄口たたくと金魚のフンがまた余計に連鎖反応して、日常生活を切り回す日本国民に迷惑なんだよ。
 これ別に辛辣なイヤミ指摘として述べているのではない。ガチもガチである。
 個々人の直感的・反射的な情動に鎮静をかけて、個々人が仲間のためを冷静に意識して協力的に行動するためには、みんなにウソをつかない実力者であるとともに、本気でみんなのことを気遣う真の同胞が発信しない限りダメ。組織に響かずハナシ半分で無視されるだけだ。
 1億2千万人日本国民を裏切りウソをつき続ける世襲のガキもあほの巣窟も、その存在自体が無駄で迷惑なんだよ。

 『信頼される情報』は信頼されている発信者にしか叶わない。
 『実行される情報』は納得し行動する受信者にしか叶わない。
 不便な生活が続くがしばらく我慢だ。お互い無事はお陰さま、ではグッドラック!
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【828】憧れのマネジメント絶対音感 [ビジネス]

 大事なハナシゆえに一本調子でダレないよう、カラーを変えてみよう。

 こんな大騒ぎの時にジャズの話題から始める。
 スタンダード・ジャズにおいては、いろんな楽器奏者がコード進行を守りながら、次々思い思いにアドリブ=即興演奏を展開する【566】
 上手いヤツは本当に上手く、途中よろけるように聞こえそうで明らかにピタリ狙ってやっているのが判る経過音を華麗に渡り歩きながら、フレーズのシメなど要所はばっちり外さずキメていくなど、まさに絶妙。スリリングにして抜群の安定感、曲メロが原形をとどめないほどに崩しても、今どこをやっているのか共演者も聴衆も見失うことなく安心して聴いていられる。
 楽器やってる連中はみんなそれを目指して、フレーズの引き出しを増やしつつ、楽曲が音世界に布く規則性に無理なく自由自在に同化するストーリー構築を工夫する。『うええ~、そこまで踏み外して良いワケ?』『うっはあ、あれだけハジけてこう帰って来るのか!』みたいな会話にも花が咲くワケだ。

 得意気にアドリブを展開していてここぞ!の確信で一発キメたつもりが、手元が狂ったり自分の認識が間違えていたりして『違う』『ハズレ』『お呼びでない』音を出してしまい、一斉に振り返った共演者たちの視線を浴びつつ白玉音符を慌てて弾き直して、バツが悪そうに笑って誤魔化しながら頭を掻き掻き…まあみっともなく失敗しても笑って済むようなレベルのセッションではあるあるの日常風景だ。
 ところがたま~に、こういった空間に全く現実的な接点を持たない人種が紛れ込んで来ることがある。そういった人々を卑下するつもりはさらさら無いと最初に断っておこう。

 『出していいアタリの音』と『出してはいけないハズレの音』の区別が、真剣に判らないヤツがいるのだ。じっくり解説してやればハタと手を打って理解してくれるとか、夜な夜なハードな訓練を繰り返して何年越しで体得するとか、そういう次元の問題ではない。まさに次元が違うというか、その音が鳴った時に音楽になっているかいないかの直感的な概念が、あっけらかんと欠落しているのである。
 例えばピアノの前に座ってド・ミ・ソの鍵盤を同時に叩いた時と、ド・レ・ミの鍵盤を同時に叩いた時とで、どっちが美しい響きの和音として成立しているのか判別できないと言えば良いだろうか。なぜ前者が美しいのか、音楽的なのか、そっちなら出して良くて、なぜ後者はやめとくべきなのか。こんなもの説明しようったってできないのだが、わからない人間にとっては区別が無いのでどっちも平然と等価で混ぜ込んでくる。そんな感じだ。

 本人的には何らかのメリットあるいは楽しみの感覚があってこそジャズを好いたのだと思う。人格的には何の問題も無いし、五体満足で楽器の演奏操作も自由自在、むしろどこかに習いに行ってまで取り組んでいる場合すらあって、その向上心や練習意欲には頭が下がりこそすれ決して否定的なクチなんぞききたくはない。だが。

 既存の楽曲が譜面化されていて、その指示に従い楽器を操作する限りは、上手い下手はともかくそりゃもちろん音楽としての出音が再現される。だがアドリブとなると、いわゆる『センス』を頼りに反射的動作で楽曲を作っていかねばならない。そこに常人と共通の文法が無いのである。
 どのパートの誰からどんな指摘を受けようがどう指南されようが、そして本人がどんなに真面目にそれを受け取めて理解に努め修正を試みようが、意識できないモノはどうしようもない。時々耳にする『自分が音痴だと自覚している人は音痴ではない』という通説を思い出すのだが、確かにその通りなのだ。
 ハズしていて自覚できない事実それそのものが、人並み以下に劣っている悪いコトで、それが本人の人間としての価値を落とすなどとは言わない。だが社会にいる大多数の人間に備わっている共通の感覚世界を前提に成り立っている文化体系があり、理由はともかくその共通性に乗っかれない以上は、そこでのキャリア形成は望んでも叶いようがない。

 一般的には『素質』『才能』と表現される人間の適性、これは避けられない現実として個人個人でばらついており、有無や程度の偏りがある。社会的平等の議論は普通に交わされて良いと思うが、適性の偏りを差別意識につながるとして悪者扱いで無視したり、敢えて逆行さえするような無理を強行したりというのは賢明とは言い難い。
 何か特定の適性を取り上げて、それがあったり長けていたりするヤツが優れていて偉くて、欠けてるヤツ乏しいヤツは劣っていてダメ…などという価値観は好きじゃないが、だからって自分に適性の無い対象めがけて意地や憧れで執着し続ける姿を見ても、イマイチ積極的に応援できないのは事実だ。自分占有の時空間で物品と向き合う孤独な取り組みならいざ知らず、社会においては絡む相手が発生してしまうので、その相手にとっては迷惑にもなってしまう。
 残念だが、ホントに適性が無くて向いてなくてモノにならないヤツは、手を施そうにも手が届かなくてモノにならない。ちょっと酷い響き方をしてしまうのだけれど、私は音楽を通して『本当にそんな人種がいる』という現実を認めることを学んだ。非難も批判も意味を持たないのだから、争いごとにしても無駄である。

 で、ここまでは音感という生来備わる認知能力がテーマだった訳だが、後にこれが生来でなく、理屈で解るハナシ、考えて答が出るハナシにもちょくちょく起こっていることに気が付いた。なるほど理屈も思考も、現時点できないヤツにとっては生来備わっていないのと同じ不可能事象であり、努力や経験で手に入るとはとても思えないんだろうな。
 手を変え品を変え誰から何度、時に感情的に、時に懇切丁寧に論理的・合理的に正されても、ぽか~んと全員の時間を巻き戻して何ひとつ進展の無い不毛のゼロ地点から、再び変わらぬ持論の主張を始めてしまうのだ。
 周囲から見りゃ『解るはず』『解ってるクセに』そいつが悪い・ハズしてる・間違えてるとは映るのだけれど、実はそういう問題ではなかったりする。向いてない人種が自覚なくやっていて、まずテコでも動かぬアッチの世界の主張が永久不動で確定しており、そこに全ての辻褄を合わせようと残りの言動が決まってくる。この順番なのだ。

 おっと、あっという間にえらく分量を喰ってしまった。
 まあ誰とは言わんが、というか一人ふたりの規模ではなく結構まとまった数の組織集団まで対象になるのだが、つまるところ今般の混乱はこういう本質のもとに起こっているのではないかと見受ける。

 向いてないんだよ。そんなのを追い詰めるから発狂するのだ。ほかっておこう。

 1億2千万人日本国民は、こんなぶっ壊れた誤作動も起こさずここまで来れている。
 引き続き思慮深く冷静沈着が一番、マスクは対面時の飛沫感染を抑止する程度の機能なんだし、どうせ外出を控えるんだからトイレットペーパーは切らしても致命的には困らない。感染検査するなら結果を受けてどう行動するか決めていないと意味ないし、1~2週間で感染の進行度に白黒つくほど動きが出るとも思えない…というか一気にラクにはなり得ないから、いまあれこれ躍起になる理由をひとつずつ考え直そう。
 あとガッコの措置は現場事情があちこち大きく違い過ぎるはずだから、自治体単位で一週間~半月毎の短期計画を刻みながら進めるしかないのかなあ。

 現場の現実を決める最前線の実力が、直近を生き延びる最善策を求めてフル稼働。
 雑音も飛び交うが、狙いはこれひとつだと思う。お互い大事に行きましょうぜ♪
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