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【845】大食老人パーク大飢饉の逃げ水追跡レポート [ビジネス]

 本日をもって、私がステロイドを断薬してちょうど満7年半となる。
 ということは、いずれ私が自分自身のステロイド離脱期間について語る時、少なくとも『一声で8年』という数字を使わねばならないってことだな。う~ん、確実に抜けていってはいるのだが、まだ終了しない。忌々しいがしょうがない。

 昨年のゴールデンウィークは10連休で、ぢくぢくざりざりと痛む首筋を抱えながら、全面的にやられっぱなしは悔しいので好天の最終日の公園に散歩に出かけたものだ。あちこち露店が出ていて、休日ニッポンを楽しむ海外からの観光客もたくさんいて賑わっていた。今年その全てが忽然と姿を消してしまった訳で、通りすがりの私の視界に入った消費現場のぶんだけでも、いったい何万円何十万円の経済が失われたのだろう?みんな今どうしているのだろう?

 人混みする観光地に行くなと言われれば空の開けた公園が賑わい、その公園が混んできて行くなと言われれば、また別のどこかが混む。まあ家族連れでピクニックに出かける社会層とは違うんだろうが、そりゃ他が閉まってそこだけ開いてればパチンコ屋が混むだろうよ。
 そんなとこにいる人々にわざわざカメラとマイク向けて、アタマが悪いとしか思えない返答の判りきった質問をして、予定通りの会話を刈り取る。こんな糞コンテンツの連日の反復に何の意味があるというのか。

 今すぐ『消費税率を一律5%に引き下げます』と決めれば、一年前に私の視界に入った人たちほぼ全員が、とにかく一気にラクに暮らせるようになるんだよな。給付金の受給資格がどうこうの議論も一切不要だ。
 併せて『軽減税率も永久に撤廃します』と決めれば、仕事もしない還暦公務員に無駄に出ていく固定費が未来永劫ごっそり浮く訳だろ?ちゅうか、誰よりも経済支援の受給資格が無いような還暦役人を遊ばせるための固定費は、他の検討項目を全部すっ飛ばしてでも、いの一番に『永久撤廃』で即決するんじゃないの?

 現時点で、空前の経済大損失が明らかになっているのだから、もう余計な躊躇や誤魔化しをやっているフェーズではない。国民の全員が判っている。
 少なくとも当面、社会活動を一斉停止して経済停滞に甘んじながらでも、まず感染拡大を抑えるきっかけを掴む方が得策とする考え方は理解できる。だが地方はともかく国政の方は、何の取り組みも成果の刈り取りもしないまま、ただ感染者数の自然減衰を待つだけの硬直状態が続いているのが気になる。

 だいたい『他人との接触を8割減らす』という目標設定がおかしいんだよな。
 大勢で構成する組織の行動に課す目標値が具備すべき要件といえば、まず以下の3要素が必須だ。

 1.一人ひとりの自己判断と行動管理で、正確に目標値が狙えること
 2.誰の目にも妥当な測定方法で一義的に決まる特性値をもって達成度が測れること
 3.その目標を達成すれば大上段のゴール事象が実現できること

 全ては『目標値情報と目的達成事象の確実な現実化連動』を管理するための項目なのだが、各々検証するとこんな感じだ。

 1.『他人との接触』って距離何m以内、何秒以上のこと?会話の有無なども不明。
 2.少なくとも特定エリア内にいるスマホの位置データ件数なんかじゃねえよな。
 3.2.で良いとして80%減したところで、他でいくらでも接触は増えてたりする。

 もう箸にも棒にもかからんレベルで壊滅じゃん。目標値でも何でもねえよコレ。
 つまり、主要都市の中心街でスマホ位置データのカウント数をビフォー・アフター比較なんかしてたりするけど、あんなもの100%減の完全ゼロにまで減ったとしても、『他人との接触が80%減した訳ではない』と言い逃れてしまえば目標未達でオシマイなのだ。
 世襲のガキは今日も明日も来週も来月も、『80%減に向けて、より一層の御協力を…』とか抜かしてんだよ、絶対。
 この『目標値の情報らしき日本語の断片』、ただバカがやり損って無意味に空振っているだけのものではなく、そこには計画的な悪意と邪心の気配が禁じ得ない。

 感染拡大の計算シミュレーションを行うにあたって使われていそうな粒子衝突の現象モデル【840】を改めて考えるに、恐らくは『粒子同士が衝突する頻度を80%減』という、仮想世界での簡易現象そのままを国民向けの行動指針の文章にして言い放ってしまった。まずはそういうことだろう。
 これだけでもロクなもんじゃないんだが、『70%減だと感染拡大が抑えられず、80%減だと感染拡大が抑えられる』みたいなクリティカルな計算結果をいけしゃあしゃあと口走っているところが問題なのだ。
 一体どんな数式を組んで、粒子同士の衝突頻度を50%、60%、70%…と振っていったのか、ちょっとでも数学的・物理的センスのある人なら、直感で『そんな結果傾向の急変は、あり得ない』と見抜けるはずである。

 多数の粒子衝突モデルで近似する考え方や、その衝突頻度あるいは衝突時に非キャリア粒子がキャリア粒子化する『接触感染の発現率』を下げてみて、感染粒子数の増加推移を見てみる実験思考には何らの問題も無い。次の課題は、その計算結果を我々の実生活でどう再現するかである。
 だがその数値実験で出るはずの無い急減の結果事象があたかも出たように作文され、『他人との接触80%減』みたいな『目標値を装ったテキトーな数値』が掲げられている事実が見過ごせないのだ。
 病原体感染症の専門家なら、ここまで程度の低い失敗の仕方は思いつこうと思っても思いつけないだろうし、万一こんな非・論理的かつ非・学術的な痴呆スローガンに関わろうものなら職業生命を失うから、慌てて止めにかかることだろう。

 この緊急事態に『国政の変動、特に財政の変革が進むと困る。前々からの仕込みが台無し、そっちの方が一大事だ』とする連中がいる。
 きちんと機能する目標設定を意図的にせずにおき、『国民の皆さまの努力不足です、もっと御協力をお願いします』のまま、いつまでもいつまでも結論を出さないでグズグズと議論だけを引き延ばすこと。これこそが真の狙いなのだ。
 逆に、だからこの先も2週間だ1ヵ月だと世襲のガキは何度でも延長を繰り返す。
 何かの拍子で感染者数が減少に転じたと見るや、『めでたく国民の皆さまの努力が実りました!ハイ終了!即終了!』と、途端に経済対策の議論は打ち切り=結局なんにもしないで済ませるという魂胆である。

 おっと、ここの御贔屓さま方なら取り越し苦労なのだろうが、大混乱する医療機関や市場経済の現場を抱え、何とかオーバーフローの手前で食い止めようとする都道府県など地方自治体が、住民に対して今しばらく動くのを待つように呼び掛けているのとは重々混同しないよう念押ししておこう。いま日本国組織は、現実と真向に組み合う現場の最前線にこそ火力を集中すべきなのだから。

 日本国民が次々と病気に倒れて命を落としていくのを横目に、貧乏ゆすりしながら何もしないための時間稼いでんだよ、この自爆テロ非国民犯罪者政権は。
 そう、1億2千万人日本国組織は国政を失敗した。
 だからこの機会にきちんと直そう。そのためにも皆さま、グッドラック!
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【844】ステイホーム無駄会議の永久中座 [ビジネス]

 やれ異物混入だとか汚損だとか、ニッポン内製ブランドとしては空前の不具合発生モードかつ不良品発生率の超粗悪品ダメノマスク、普段から何かあるたび右傾インチキ詐欺与党が低品質のネタにしたがってた『中国製』と比べて、どっちが清く正しく役に立つシロモノなんだかねえ?
 これさあ、ダメなんだし即刻やめたら? 『要らんヒト』が多すぎると思うぞ。

 自宅でテレビ画面が視界に入る時間が急増したサラリーマンの方々は、そこそこ気付いておられるかも知れない。
 どれがどう入れ替わってもさっぱり見分けがつかない付箋めくりのぐずぐずボードプレゼばかりが目につくワケだが、すべからくその本質は『世間擦れでくたびれたオッサン』主催でおもらい雛壇を従えた、暇つぶし雑談である。
 使う方にしてみりゃ世間擦れオトコが一番シッポ振ってすんなり言いなりになって、忖度式自動運転で放っておいて衝突事故も起こさないので、便利な安パイ人種ってことなんだろうな。

 北米社会で『チップ』の文化が広く普及しているのは御存知の通り。ファストフードのテイクアウトなんかは別として、大抵はキホン西海岸10%の東海岸15%だっけ、まあその程度のチップを乗せて支払う訳だ。
 このチップ額に顕れる『率直な接客サービス評価vs見栄っ張りの羽振り』の性別・世代別の傾向は、日本も欧米もおんなじだよなあという会話で笑った記憶がある。

 最もシビアなのは主婦、特に主婦歴を重ね家計の切り回しに抜け目ない良妻タイプが最強で、次が気分を遠慮なく主張する若い女の子の順である。
 『前に来たとき印象良かったのに、何よ今日のコレ、感じ悪いわねえ。…ゼロ!』という最強バージョンの血も涙もない断罪?の現場は、この私自身が直接遭遇した。
 それを見て『いィ?さすがにゼロ?』とビビった当時の私を始めとする就業オッサン世代が、やはりというか一番フヌケのヘタレで、どんな不愛想な仕打ちに遭ってもつい躊躇して、無難な相場値を自ら進んで記入しカモられる形で支払い、その後悔を忘れて泣き寝入りする道を選ぶというハナシであった。

 因みに今どき普及し切った古ネタの豆知識かも知れないが、店からバインダーに挟んで出されたクレジットカードのレシートに”Gratuity”の費目が計上されていたら、それはチップのことである。ニューヨークなど食事代の下に結構なレートでコレが計上されていることが珍しくなく、それこそシビアな奥さまなら接客態度次第では、筆圧かけて二重線を引いてゼロに書き直すことがあっても全然おかしくない。
 とりあえずそこまでやるかどうかは別として、厚かましいGratuityを足した金額の合計に、更に15%でチップ乗せたりしないよう御注意を。

 話を本筋に戻そう。
 世間ズレでくたびれた経時劣化オトコが、ウソや隠し事を混ぜ込んだ大本営御用達・ヒマ潰しの付箋めくり漫談にうってつけだというハナシである。
 端的に日本文化として、こういう年恰好の個体は、世界に誇るMADE IN JAPAN品質の現業で育んだ実地経験と体力を活かして、社会的には十分認められるだけの仕事めいたコトをやっているものだ…というテイで周囲が調子を合わせるお約束になっているから、こんなことが起こると思うのだ。
 あけすけなヒト対ヒトの社会的特性の実態として、誰もが『文明社会の空気』として承知しているはずなのに、よりにもよって最も不正直で自律性に欠け、道徳的にも倫理的にも信用おけない人種をあてがって、それで『社会的信頼性アリ』と判を押して商品コンテンツにできてしまう。

 ま、裸の王様ヒエラルキー配下の下僕漫談で、器用に当たり障りを避けながら無難な会話でお茶濁すぶんには、お手軽この上ないファシリテーター人材ってことにはなるのか。
 サラリーマンの皆さま、こないだ懐かしい日常を思い出してもみなさいませよ、この言論空間って死ぬ程どうでもいいKaishaのダラダラ消化会議に付き合わされる不毛な時間そのものでしょうが【66】

 良い機会なので、日本経済のあらゆる現場を生きる若手さんたちに質問。
 『あのヒトに逆らうと、どうなるか判ってるんだろうな?』などと言われて、いわゆるドン気取りの誰それさん参りに行かされた先の、その『かのヒト』ってのは、今さすがの恰幅でアナタがたの生活を、文字通りドン!と何の不安もなく保証してくれているだろうか。
 まあ個人の判断なんだろうが、かねてからのチカラ関係ベースの仕込みってのは、こういう大事な局面でこそ刈り取れてナンボのもんだと思いますぜ。しっかり御世話になる権利はあるんだろうし、この逆境で急に連絡がつかなくなるような『大御所』なら、過去の御奉仕はこっちが支払い損で水に流せば済むハナシだろうから、無駄が明らかになった縁ならばすっぱり切っておくのが賢明だろう。

 物事あんまり大きなトラブルもなく流れているうちは、『みんなが何となく調子を合わせているから』という理由だけで支持層が形成され、そのギョーカイの定番慣習にまでなる『大物コンツェルン』が組み上がるケースはあちこち散見される。今の日本国運営はその最大限に極端な事例かも知れない。
 ある意味、人間の集団とはそんなモノをついつい作ってしまうものだと割り切って、それありきで、いざという時の合理的な処置の現実解を考えられるのが、真の組織マネジメント業域の適性だと言い切れるのかも知れない。

 前にも述べたが、一難過ぎて昔に返るというよりは、一旦新たな平衡点で社会が動くことを前提に、直近数年の新生活を組みにかからないと現実には向き合えない。
 どこから若年層が日本社会マネジメントに斬り込んで来て、誰にも求められないまま日本社会に沈殿しこびりついている『高齢化ニッポン』のカビた文化を崩しにかかるのか、興味深いところではある。

 逆境はタイヘンであるが故に、信頼性の低い社会構造を積極的に潰して公然と廃棄処分にする好機でもある。
 すっきり整理をつけて、先を生き残らないと損ですぜ。皆さま御幸運を!
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【843】自宅で記憶を辿る、生活費の財源発掘ツアー [ビジネス]

 ダメノマスクが異常な利益率なんだって?…で、やれやれ案の定って感じだな。
 五輪延期費用は明らかに我々日本国民から隠されて『全額日本持ち』に合意決定済みだろう。まるで日本側関係者の与り知らぬところで勝手に決められたかのテイで三文芝居をやってるが、何もかも示し合わせは付いてるよ。この『チョロ見せして、騒いで慌てて引っ込める』も台本の序章じゃねえかな。

 だいたいが『史上最もコンパクトな五輪大会』として招致が決まった大会なのに【384】、たかが1年先送りするだけで3千億円みたいな法外な額をIOCの都合判断だけで計上してくるもんかよ。
 つか、少々押し引きするフリだけしても、結局は全部日本が言いなりママに後始末ひっかぶって理由も訊かずに泣き寝入りで幕引きにするお約束ってのは、ついこないだマラソンと競歩でバレてんじゃん。もうたくさん、でないバカっているのか?
 『合意した事実は聞いてません知りません、驚いてる』って、どこのナニ大臣の責務マターを誰相手に言い訳してる?ナメとんのかオマエは。
 ちょっとスケートが速かっただけのデクの棒は所詮スカート履いたダメオヤジ裸劇団員【345】~【348】でしかないから、まあテメーの職掌の決裁と遂行を税金給料ぶん真面目にやれったってハナから無理な話なのかねえ。消費期限が切れたスポーツ選手ごとき、どうせ何もできねえしやらねえし、役に立ちゃしねえってことか。
 こんなもの税金で雇わされちゃ困る。国民として馬鹿馬鹿しくてやりきれんよ。

 とりあえず本件、真相あらすじの検証は簡単だ。
 国際的な公共言論の場でIOCに向け『この日本国の一大事にデマカセ抜かすな、どういうつもりだ?』と政府声明文書にして公開し、何でもいいから動画メディアでもってあのベートーベンだかモーツァルトだかの会長に真意を問い詰めしゃべらせた上で、『日本は追加経費を負担していない』と訂正させればよい。
 悪意の動機が明確でない限りは、謝罪まで求める必要は無いと思う。一方、向こうが黙てんで勝手に差換えてオシマイにする限りは何も解決しない。
 ついこないだ生活支援金の30万円選別給付ってのが、本当に世論に押されて10万円一律給付に転じたのなら、こんなあほみたいな東京五輪なんぞ今すぐ関連経費を一斉停止して、全額を緊急の国内経済支援に振り向けるべきと転じさせたいのが、今の日本国民世論だと思うんだが。

 ハイ結論、五輪大会なんぞ今すぐ中止!国を亡ぼす不幸の災典は捨てて身軽優先!

 …で、その選別30万円から一律10万円ってのは、主に中小企業からの切実な訴えを受けてナントカ学会ゲタ与党が奮い立ち、ポマード教祖が世襲のガキにえらい剣幕で方針転換を迫って押し切った…というシュール画に描いたように現実離れした世論操作が流されている。あ、あほか、ほんまに…
 ふうん、軽減税率なる超巨大ムダ公務を新設する法案を仕込み、それこそどえらい剣幕で世襲のガキ以下ケツを包丁で突つき回す勢いで閣議決定させ、現場の具体的作業の定義すらできない欠陥税制のまま押し切ったようなナントカ学会ゲタ与党にしては、あまりに意外な『庶民の日常優先の美談』ってとこだね。

 実際、昨夏あたりだとまだ結構な割合で『消費税率10%引き上げと欠陥税制の軽減税率は導入不可能』『本当にやるのかよ、無理すぎだろう』とする声が聞こえていたのを憶えておいでだろうか。今それどころじゃなくなっちゃってるんだけど、例のイートイン脱税など今もって軽減税率の現場具体的処理の一律定義は決着していない。
 そんな大方の予想を尻目に、脇目も振らずありとあらゆる場当たり政策をナントカ学会ゲタ与党が次々口走っては、これが不思議なことに勝手に決まったことになって、対象者も手続作業も穴だらけのガッタガタのまま世間にばら撒かれた。あのへん『景気対策』とか抜かして軒並み公費に付いてんだけどさ、どんなアイテムがいくつあって、誰がどこまで利用したか把握してるヤツなんかいるのか?
 『複雑すぎる税率処理は電子マネー任せで解決、どうせ数ヶ月限定のことだし』
 『電子マネーを使えない年寄りには公認で偽造紙幣刷ってばら撒きゃいいだろ』
 にゃん・にゃん・にゃん!申請にゃん!…そだ、あほレジ機は何台売れたんだろ?

 なるほど今なお『2022年度から還暦公務員は5年遊んでボロ儲け、決定!』までやっておいてその撤回論議には知らん顔、消費税を下げる一律経済支援策の話題が出てくる度にその妨害と隠滅工作に精が出るってもんだ。でも最初から発散確定の30万円選別給付、おとり出来レースの噛ませ犬案件にしちゃお粗末にバレ過ぎじゃね?
 そういや消費税率引き下げの『提言』=見せかけクチだけの世論攪乱…とか怪気炎あげてた右傾インチキ詐欺与党の小ジャリ議員学芸サークルってどうなったっけ?

 まあいいや。右傾インチキ詐欺与党の自業自得でしょうがないんだが、自爆テロ政権与党連が不祥事めいたヤバい雰囲気になると、必ずポマード教祖が姿を見せなくなるんだよな。矢面で野党や世論の集中砲火を浴び蜂の巣になるのは、圧倒的に世襲のガキ以下インチキ詐欺与党の一党だけがひっかぶる汚れ仕事になっている。
 つまり結局がところ、役人組織から立法府への違憲介入窓口であるナントカ学会ゲタ与党が、与党連としては少数派ながら裏側ではむしろ幅を利かしており、数だけ無駄に群れた時代遅れの昭和ダメオヤジ同好会・右傾インチキ詐欺与党が、議席の過半数欲しさに足元を見られ良いように利用されている構図だ【580】
 これをもって『国会議員が無能ゆえの役人天国=官僚主導型政権』と呼ぶ。

 話を戻してナントカ学会ゲタ与党が、軽減税率という現場成立解の無い欠陥税制を意図的に放置し、よもやそれを恒久公務ポストに定着させて『2022年度以降は還暦役人が5年遊んでボロ儲け』の特待老後制度にまで固めようとしている件を続けよう。

 前に述べた通り、ウィルス性感染症の流行=経済ファクター時空間の系外からの外力によりシステム総観レベルの損害が発生しているため、日本経済全体としては均等に損益だけが単純発生しているのがざっくり現状である。
 経済の『ケ』の字も解らないどっかの世襲の馬鹿ガキがうわごとのように繰り返していた『リーマン・ショック』は、グローバル規模とはいえ所詮は経済システム系内の出来事であり、たかが人間のリスクvsコスト勘定をだまくらかして支えていた悪知恵がバレて大衆が一斉反応し、約束事が連鎖破綻しただけのことだ。交換条件の釣り合いが一瞬で崩れ、つまり大損こいたヤツの裏には大儲けしたヤツがいる。
 そのカネの偏移はいずれ揺り返す。経済システムの自我の導きによって。

 ときに景気って今どうなってんだっけ?昨秋リーマン級が何だったんだっけ?

 経済の起源は、社会の中で、時間軸方向にも空間軸方向にも、人間の生産力を調整・調達しようとする理性アイテム創出の解決志向だと私は思っている。世の中で展開した先でどうこうなるんだろうが、そもそも『優れた生産力の源泉』が持ち駒として十分に揃っていないと、調整するも調達するもその原資が無いので経済システムが実体・実態を成して作動を始めない。その必然性を理解して要点の強化を図らないと、その経済システム系は生命力をいずれ使い果たし、衰弱して全体が死に到る。
 軽減税率の対象品目からは女性用品や育児用品が意図的に外されている【762】
 代わりに『日本国民は再来年から還暦公務員を遊んで食わせる』と閣議決定済だ。

 結論2、消費税率は5%に引き下げ、還暦公務員と軽減税率はまとめて廃棄!
 そんな余計な財源があったら、残らず喫緊の日本経済の緊急手当てに充てるべき。

 すぐ『人の道』がどうたら抜かしたがる割には、『平和』と冠した全国各地の集結ミサ会館を医療提供した話も聞かないナントカ学会だが、お布施を納めている敬虔な教団員の皆さんは、その潤沢な資金繰りの組織活動を通して、おかしな政治操作の軍資金なんかにせず、確かに困窮している人たちを正しく応援できていますか?

 『政治なんか難しい、解らない、興味ない。知~らない♪』
 『昔からの付き合いだし、コレコレの世話になってるからウチはナニナニ党』
 せいぜいこんな動機で政治に接していた他ならぬ我々日本国民のせいで、この難局に、こんなことにしかならない日本社会のガチンコ現実がある。これが実感できただけで、たちゆかない苦境も貴重な経験というものだ。
 これで終わりたくないなら、死んでも生き残って、やり直すんですぞ。御幸運を!
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【842】サバイバル行軍荷造りの必需おやつ限度額 [ビジネス]

 今から間に合うぶんだけでも結構なので、ダメノマスクの一斉配布を即刻中止して、未配布ぶんを医療機関に全数振り向けられないのか?間違いでもう届いちゃった人は、自分で医療機関に持ち込めば良かろうよ。

 前にも述べたが、ウィルスなるものが量産マスクごときの多重繊維層で濾過できるものではないことぐらい、みんな理解できるだろう…というか最初から知っているはずである。但し、インフルエンザなど飛沫感染するウィルス疾病はポピュラーに知られており、特に『他人に飛沫を浴びせてうつさないための流行予防策』として、マスクは確かに有効なものだ。冷静に理解しようよ。
 こんなものを血眼になって奪い合う意味などあるのか?…と心の底では疑問なんだよなあ、実はここまで社会の誰もに共通の心理状態なのだと思われる。いわんや、普段からあらゆる病気や怪我に直接対面し続ける医療機関の職員さんたち、こんな人々が衛生管理の日常装備として身に着けているマスクの供給を削ってまで、自分用の一枚を欲しがる一般庶民はあんまりいないだろう。

 まかり間違っても『国政がダメノマスク配布を決めた以上、その効果を否定するワケにいかない』という、あほの狂ったデタラメに愚か者の屁理屈をぶら下げる順番で、無意味な手間とコストをかけて出来損ない粗悪マスクを国民に一斉配布なんぞやっている時ではないのである。死ぬぞ、ホントに。

 今般の新型コロナ・ウィルス流行はまだ拡大中の局面であり、ぶっちゃけたハナシ『誰が悪い訳でもないのに損害だけ出る』というパターンは続く。まあここ数ヶ月や半年で収まるもんでもなさそうだ。
 少なくとも年単位の時間軸スパンで、社会稼働の様々なバランス点を従来に対してシフトさせる必要性に腹を括らねばならない。一旦『これまでと違う経済構造』の巡行現実解を組まないと、経済システムという巨大な生命体がその実態を成して活動を起こせないのである。
 何か将来像を組みにかかるにしても、当面の現実をまずさばいて、そこからだ。
 いまV字回復だU字回復だ、何の寝言をたれている?どこに立ち戻るんだ、どあほ。

 ともあれ社会で人々が交錯してまわせていたビジネスがまわせなくなった。
 ビジネスで生産していたのに肺炎にやられ治療が必要になった人もいる。
 従来釣り合っていた社会の生産力が削られ喫緊の感染症対策の負担が急増した。
 世界規模のことであり、どこの国にも日本国に有効な助けを出す余裕はない。

 つまり我々は、いま捨てると即死する財務負担アイテム以外、いいから一旦一斉停止すべきなのだ。現時点で一刻も早くその判断を固めて日本社会全体で認識を共有し、手の空いているヤツやれるヤツから手分けして諸事の具体的善後策に走る。
 これを『日本国が一丸となって対応する』と表現する。どんな敏腕経済人が昼夜を分かたずフル稼働しても、ここは皆でやらないと追いつく訳がない。

 さて、まずそこでだ。東京五輪は今ここで、すっぱり諦めて中止するのが賢い。
 感染現象に関わる大人数=莫大な要素数が成す組織の統計的動向の慣性が大き過ぎて、たかが1年では絶対に片付き切らない。絶対に、である。

 あのあほみたいな延期判断、どこでどんな無能メンツがナニ目当てに決めた?
 とても隠せるもんじゃないし、隠さず開示しないと誰も処置に手を貸せないぞ。
 早速日本が経費をひっかぶるような布石も流されてるようだし【835】~【837】

 文句ナシの本当に東京が招致して世界中が大賛成で参加するような企画なら、きちんと物事立て直して真面目に頑張れば、『世界人類組織の自我』に後押しされる道理を得て必ず戻ってくるさ。
 そりゃこの騒ぎが急速に収まる可能性もゼロとは言わんが、今さら来年7月23日をめがけた準備作業に、どこに遊んでいるカネを引張ってきて充てて、誰がどこまで工数をかけ本気で具体的事物を揃えられるというのだ?
 それこそ客を割らないようにスケジュールを工夫して2025年大阪万博とシンクロさせ、世界中の注目を集めて海外からの観光客を西へ東へ大移動させながら東海道全線で稼ぎまくるプランでも考えるとして、その夢を心の隅に抱きつつ、今は厳しい逆境の打破に全力集中した方がよっぽど建設的である。

 もちろん今後の展開次第で、その2025年も実現できなくなるかも知れない。その時はその時、また次の面白いコト考えるんだよ。
 長い斜面を延々滑り落ちながらでも、爪が立つところをまず一箇所探す。もし引掛かったら、そこにかけられる重さの範囲から対処行動の検討開始である。
 この最初のとっかかりをいち早く起こりやすくするために、当初からの目的も実行メリットもさっぱり判らんような無駄な遊び事は、そういう負担ゴトをやって国家組織にぶら下がろうとする非国民ともども、できるだけ早期に根こそぎ廃棄処理しておくのだ。まず、軽くする。

 とにかく傷を負いながらでも直近のピンチを生き抜かないと、その先の未来を描くに描けない。傷を負うからには、全員一致で価値を見出せないような余計な荷物を捨てる判断の早さが生存確率を左右する。喰らう外傷は仕方ないが、本当に怖いのは一部のくだらない仲間意識の不心得が原因で起こる内乱なのだ。
 例えば『物理的にも・人種構成的にも・経済規模的にも・政権政策の理解度にも』広大で多層すぎる北米社会では、社会空間に行きわたる治安パワーがそもそも手薄になりがちな背景も手伝って、最初の一瞬で生活困窮者たちが社会を破壊し荒廃させないため、理屈抜きの電撃給付金で当座をしのがせる方策が宣言された。

 『社会組織の自我』を怒らせ内乱状態に陥ると、トラブルの根源が自組織内の自身であるため手の付けられないモメ方に苦しむことになる。
 かつての甘々年功序列にあぐらをかいた幼稚な老衰ニッポンの老害国政は、どこまで深手を負ってその怖さを学ぶのだろうか。皆さま、引き続きグッドラック!
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【841】スピード感と緊張感の搭乗年齢制限 [ビジネス]

 最近たて続けだが、ここの御贔屓さま方の能力と人格を見込んでのハナシから。
 実は病原体感染症の流行には、急速な劇症化率および致死率が高いほど、収束は早まりやすいという一面があるのだ。

 感染して数日のうちに全身の体組織が破壊され、体内外の生体構造が溶け崩れ、目・鼻・耳・口を始めあらゆる人体の開口部から出血して半数以上が死に到る、そんな劇症モードの凶悪な病原体の方が、まず個人レベルの症状進行と完結は間違いなく早い。
 接触感染や飛沫感染など感染経路にもよるのだが、それこそ感染者の吐息に乗って文字通りの空気感染で、瞬間的に何十人にも同時拡散するほどの感染力でもない限りは、いったん感染したら洩れなく発症し、発症したらさっさと絶命して衛生管理のもとなきがらを処置される、この定番ルーチンが成立してくれる方が圧倒的に流行範囲が閉じやすいのである。

 種の存続を至上目的だとするならば、宿主を殺めずにむしろ稼働力を残して共生しつつ出先で感染を繰り返すタイプのウィルスが最も幅を利かせるはずであり、実際その傾向はあるとされている。
 ヘルペス・ウィルスなんかは、人間が感染して水疱瘡を一回やると無症状キャリアとなってその後をウィルスと共生していくことが知られており、例えばこれが人間側の免疫力低下により突然ウィルスが暴れ出したりすると、帯状疱疹として発症したりもする訳だ。

 この観点で見ると、今般の新型コロナ・ウィルスは結構めんどくさい特性を持っており、まず致死率としては無視できない程度それなりにヤバくて、また肺炎なので発症すると重い酸欠症状で動けなくなる反面、逆にそれまでなら歩き回る能力は残るし面白おかしく飲み食いもできてしまう。集まって飲み会もやればカラオケにも行く。
 ちょっと表現がアレだが、本来治療を要求するような発症者であっても、とっとと死ぬまでに達することなく呑気に感染を拡大させてまわる厄介なパターンなのだ。だから各地で医療機関の負担が激増してパンクに陥っている。
 困った話だがどうしようもなく、既に過負荷ダメージまで出始めている医療機関体制を今いきなり強化しようとするのは現実的でない。イチに何より新規感染者を増やさないこと、ニに既出感染者に対しては医療措置の要否をふるいにかけるトリアージ判断でもって、医療機関の処置能力を効率的に分配すること、このコンセプトがひとまず考えやすく動きやすいと思われる。
 トドの詰まりの最終的にはカネもトクもなく、我々人類が持つ限られた物資と専門スキルの最大巡行ペースを皆で探りながら頑張る検討にしか行き着きようがないのだから、各自その方針に協力するスタンスで自分の行動を考えて決めるのが生き残りの最適解だ。

 こんな時ながら、恒例の横道を一発やっておこう。主に政治に関わる場面で、いつ頃からか耳にする頻度が増えた気がするのだが『ナニナニ感をもって』という日本語表現の誤用について述べておきたい。

 一番よく聞くのが御存知『スピード感』だろう。次点が『緊張感』あたりかな。
  『プロの流し撮り技術が冴える、スピード感のある写真』
  『視点が高くて静かなので、さっぱりスピード感の無い車』
 こんな感じで、人間がある事実現象と向き合った時に自然に生じる五感フィーリング状態を指す言葉であるはずだ。ところが、こんな奇妙な言い草がやたら激増した。

 『スピード感をもって取り組む所存です』=急ぐつもりってことでやりますんで。

 もっと言うと、本心では急ぐ気のまるで無いヤツが、事態の緊急性の認識を問い質してきている聞き手に対して、『今ここでアンタの会話相手になっている自分のタテマエとしては急ぐつもりだと答えておくよ。でも個人的な感覚ってことだからアテにはすんなよ』とまで確信的な逆方向の含みを持たせて、その場の問答を煙に巻いて終わらせる意図で抑えを利かせるのがお約束になっている。

 これ、こんなに不誠実かつ不真面目にナメられ誤魔化された聞き手が、きちんと
  『スピード感って誰のナニに対する感覚なのか?』
  『何がどう遅れてスピードを上げ追いつくハナシなのか?』
  『いかなる指標をもって進捗キャッチアップOKと判定するのか?』
などなど徹底追及し言質を取った上で、それらを事実と整合し検証して公開決着しないのがいけなくて、だから今日こんなだらしない悪習慣が定着してしまった。
 記者クラブとやらのような馴れ合い寄合会で大本営認定デマを尻尾振って仲良く恵んでもらって持ち帰り、おもらい雛壇から恥も知らず世間さまにバラ撒くような乞食商売が当たり前になっているんだからしょうがないのだが、日本社会で日本語が語意のまま情報媒体として流通しなくなったらオシマイである。

 今この瞬間、日本の公共言論からこの悪質な誤用を撲滅しようではないか。
 どうせバラ撒く方は止めてもやるんだから、我々受信者が取り合わないと決める。

 …あいてて、また横道にチカラが入り過ぎた気もするけど、まあいいか。
 特にいま国政の場でこんな小学生でもやらない日本語の誤用が頻発する理由、それはその場で共有されるべき本当の問題事象に議論の焦点を当てないよう操作したい人種が一定数いるためだ。
 議論の場の過半数が、そんな狂った日本語用法の側に調子を合わせる限りこの操作は成功し、みんな揃ってだらだら的外れの無駄な遊び事に付き合う流れとなる。

 今般の新型コロナ・ウィルス流行により、日本社会における二大潮流のコントラストがあからさまになってきたように見受ける。人間なる生物がおのれのチカラを発揮してお互い関わり合い、運不運や喜怒哀楽を通して、起伏に満ちた賑やかな人生を楽しもうとするバイタリティの有無がその分岐点だ。

 ひとつは、この生物学的生命・社会的生命の脅威に向き合って、いつか将来生活を新たに建て直す日を遠く意識の前提に置きつつ、まずは直近目前の混乱をガチに対処・解決しようとする現役世代層。
 もうひとつは、残り僅かな消化試合の寿命で楽々ウチワ贅沢するためのカネと地位欲しさに、どうしても自分らだけは安全地帯からテキトー小細工だけやって済ませたい無気力老人層。
 具体的には、経済最前線で今この瞬間の生活に困窮する人々への休業補償を賭けて『これを推進したい自治体vs妨害したい政府』という構図で明らかになっているが、まあどのあたりに高齢化ニッポンの危険な致命的老衰が進んでいるのか皆で共通認識するには良い機会なのかも知れない。

 いま『自分は1億円持っているカネ持ちだから、週末にふと友達と誘い合って近所の安酒場で3時間飲んでゴキゲンに酔っ払って、ひとり千円札2枚出す生活を再現しろ』とふんぞり返ったところで誰も応えてはくれない。カネというのは『社会人の都合が噛み合う場において、その都合が叶う』というメリットでのみ意味を持つのだ。
 『みんなが元気に騒ぎながら暮らす社会において、自分の立場であやかれる幸福』を取り戻すため、今せっかく時間の余裕ができちゃってる日本人たちは、日本社会とは自分たちで直接どう管理すべきものなのか真面目に考え直すべきではなかろうか。
 引き続き、皆さま御幸運を!
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【840】仮想ジャンク日本国のカンヅメ専門課程 [ビジネス]

 先週末に比べると、全国の都会の映像で人の姿が目に見えて減ったと思う。
 例によってここの御贔屓さま方は、社会の中でもトップクラスの思考力・理解力と感情のコントロール能力を兼ね備えている層だと見込んでのお話から。

 『コロナ疎開』などという愚かな真似をして、既に僻地の地元居住者に感染拡大させてしまう事例が散見され始めた。観光名目で離島入り・長期滞在しようとする者の存在も報じられている。
 もちろん僻地地元の小規模コミュニティとしては感染リスク要因の無限ロシアンルーレットもいいところで、正直受け入れたくないが違法行為でもないし取り締まれない。どんどん受け入れを続ければ、当然アタリの順番が回ってくるのは時間の問題だ。
 これ、体感からくる自意識を根拠に『自分はまだ未感染だろう』と推察し、『ならば感染機会の多い都会を離れて、今のうちに未感染の僻地で身の安全を確保しよう』という理屈を立て、それを阻止する強制力が無いので本人が一方的に強行してしまえばそれっきり…つまりこういうことだよな。
 利己的な行動パターンであるが、それ故に自分以外の同種の人間の存在が勘案されていないところ、そして自分が疎開した先の小社会の未来事情が客観視できていないところがポイントである。

 『逃げ込んだ自分を最後に、ウィルス遮蔽の扉で平穏な日常生活が隔離される』
 こんなおめでたい絵空事が成立しない限り、コロナ疎開はただの無駄な散財旅行でしかないのだ。いわんや離島なんかで深刻な規模の感染率・致死率の急増が顕れ始めたら、もちろん島は本土と一切の交流を絶たれることになる。キホン二度と本土に戻れないどころか、ささやか過ぎる医療キャパシティに重症エリアを抱えた小さな閉空間は、むしろ本土より命の危険が増す『死の島』と化す可能性だってある。
 ショッキングな言葉だが、本土としては島全体の幸運を祈りつつ見捨てるしかない。数ヶ月あるいは数年経って島に生存者が確認されても、本土と通常の生活の接触を回復するまでに果てしなく手間がかかる。
 離島は軽視して見殺しにするというのではなく、地理的特性としてそうならざるを得ないという話だ。コロナ疎開を思いついて実行するのが自分一人でない限り、先に行ってロシアンルーレットの銃口側に並ぶようなものではないか。やめなさいって。

 ま、だからなのだが、巨大生命体・日本国組織も人間個人と同じこと。
 病気して調子悪くなったらムリに動かず大人しくするでしょうが。それが一番だ。

 …と正論を言い放つのは簡単だが、行動空間を狭く限定されるのはやはり辛い。
 だからこそ心が折れないようここで断じておくが、いつぞやの横軸:時間で縦軸:感染者数の『あほ富士山』が右に低く崩れる落書きに続いて【827】、横軸と縦軸を同じくとって『対人接触2割減だと垂直上昇で激増vs対人接触8割減だと垂直降下めでたしめでたしの、あほ銀河鉄道999離陸線路』も科学的根拠の見えないウソっぱち、解説(?)もナニ言ってるか全然わかんないし、あんなもの真に受けてはならない。

 恐らく『外出抑制の実効力を持たせたい』ので、『定量的な数値目標を提示したい』ということになり、『半減では効果ないだろうし、だからって100%人に会うの禁止だと最初から投げられちゃう』…という逡巡で、実際のウィルス感染プロセスとは何ら関係なく『口先の専門家』の間でアレが決まったのだろう。
 だいたいが現時点で、まだ感染経路が物理現象として解明されていないのだ。あの数百年前の古寺の廃墟で発掘されたミイラが黒縁眼鏡かけて起き出してきたようなシロート老人会の副座長とやら、あれをまず頼り甲斐のありそうな現役世代に代わらせることってできないのか?

 まあいいや、仮想二次元空間でランダム運動・完全弾性衝突する粒子群モデルにおいて、『キャリア粒子』が『非キャリア粒子』に衝突した時、何回に一回かの一定確率で『感染現象=非キャリアの方がキャリアに転じること』とプログラムすれば、感染拡大の数値シミュレーションと呼べる実験空間が成立する。いや、多分それ以上の凄いモノなんぞ無いんじゃないかなあ。
 粒子の存在密度と運動速度を、例えば『東京都民ってこんな感じ』とテキトーに決め、真値不明のまま感染確率をエイヤと設定すれば、とりあえず感染拡大のスピードは算出される。ただ直感でお解りの通り、これだと感染確率をどんなに小さく設定しても、感染は拡大する一方となる【830】
 そこで感染してキャリア粒子になってから一定時間を経過したら、『ひとりでに非キャリア粒子に戻る自然治癒プログラム』および『そのまま消滅する死去プログラム』のいずれかを選択する設定にしておけば、収束過程が加味された計算結果が得られるはずだ。

 さて各々のパラメーター数値をどのくらいに設定すれば、そんなに都合よく衝突回数8割減でパキンと感染者数推移グラフが折れてくれるものなのだろうか?
 上記のシミュレーション、もともと演算としては単純だし、ランダム運動や弾性衝突まで用意しなくとも、1,200万東京都民に初期値で感染者が何人いたとして、初回衝突いくつのうち感染現象いくつが発現、その結果を受けて第2回目衝突で新たな感染者数は…ぐらいのループ計算プログラムなら少し考えればすぐ組めるだろう。
 確率の概念がわかれば原理の理解には十分だから、素質あって早い人なら中学生で1日もかからずパラメーターを打ち換えながら、仮想日本国の将来像オプションを比べることもできると思う。相当昔の表計算ソフトでも、時間推移の曲線を引かせるのはあっという間だ。
 今のこの状況下で、『あほ富士山』や『あほ999離陸線路』みたいな曲線をオオヤケ解説に出して使って良いものかどうかすぐ判るはずだ。センスが無いにも程があるっての。残念だがまだ感染は拡大するだろう。これを鈍らしたい、今そこまでだ。
 若者たち、時間余して退屈してるんなら是非やってみたまえ!数値シミュレーションによるマクロ現象の体感で得た、立派な専門的知見だぞ。

 そう、今はまだ何もわからないし、わからない以上はどうしようもないのだ。
 科学的な書式を装ったデタラメな落書きなんぞ横行させているヒマがあったら、『動くな、他人と会うな』の単純素朴な行動規範を、信頼されるリーダーが『信頼される情報』として発信し、組織全体が『実行される情報』として受信し納得して実行し、一旦その現実の到達点を事実として確かめる必要があるのだと思う【829】
 良くも悪くもその結果実績を刈り取らないと、次を考えられない。
 そのためのギリ死なない当座の生活資金を行政が頑張って用立てる、この順番だ。
 こんなもの一発や二発で正解に当たるはずないので、被弾し傷を負いながら形勢の動向を窺う形になる。しょうがねえじゃん、やられるんだから痛いさ。

 図らずも東海道の両端にある東京と大阪が、国政を見捨てて独立自力の実験場双璧として機能し始めた感があり、あながち暗く苦しいばかりの展開でもなくなってきた。
 腹くくって現実をさばき抜いて、お互い生き残りましょうぜ!皆さま御幸運を!
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【839】御伽バナシ伝承の有効リードタイム [ビジネス]

 緊急事態宣言かあ。遂に…というか、ナニが遂になのかよくわからんな、どうせ実効力ないんだし。
 残念だが、結論から行くとこの事態は引き続き、全くもってどうしようもない。対応はもちろん諦めず急ぐにしても、2週間がどうたらも1ヵ月がどうたらも全ては根拠なき寝言、『時が動くまで』と観念するしかない。

 『相手はウィルスである』という現状認識が的中していたとして、それって人間ごときが定義した『生命体』の範疇にも属さないただの遺伝子情報メディアであり、そいつが地球上の生存競争…いや生存じゃないや、存在空間の占有競争とでも言うのか、とにかくその勢力一派として我々人類の生存空間に斬り込んできた。
 いつまで続くんだと叫んだところで誰も答えてくれないし、長すぎるとボヤいたところで翌日起きて解決策が手に入る訳でもない。たかが人類の文明生活の都合なんかとはまるで無関係の出来事ゆえ、そのへん腹を括っておく必要がある。
 ま、ラチが開かないからって自暴自棄になり破滅的な行動に走ってしまったなら、今度はもしかして諦めず冷静に最善策を積み上げながら機を窺っていれば喰えたはずの大逆転を、おのれのアッパラ愚行で棒に振って自滅の道を歩んだという間抜けな歴史を残さねばならなかったりもするワケで。

 ガチ余裕のない険悪な空気が漂い始める前の今のうちに再確認しておこう。
 人類は地球上の空間占有バトルを仕掛けられた。いや、戦うも競うもないか。

 現時点で数十億年を迎えるこの地球上の生命溢れる時空間において、たまたま人間が『生体細胞』と勝手に定義する機能体の中に備わる部品ひとつ=情報メディアの形態で世を渡っているのが一定数いる。自己複製プロセスにおける突然変異という方策でこの世に偶発し、いろんな生物のいろんな細胞にいろんな手段で侵入して『乗っ取り行為成立のアタリ宿主』にぶつかったら、その同種に次々と乗り移って拡散していく。
 キホン常に十分な数の宿主に感染した状態さえ継続できれば自種の占有スペース確立だし、ダメだったら絶滅でこの世を去る。それだけのことであり、今回は人間を宿主とする種が人類社会にこの規模で活動したまでのことだ。

 誰もが既に実感している通り、何かしら人類文明社会のたかがウチワ都合をちょちょいと貸し借りして乗り切れる程度のものでは全くない。世界人口マップを彩る規模で押し寄せてきている以上、素朴に感染して命まで落とす人間もいれば、失調でその組織的活力を阻害され、いわゆる社会的生命を絶たれる人間もいて、とにかく総合して多数の人類が『やられる』
 いま人類は社会の医療機能や経済機能をやりくって当座の現場をしのごうと懸命だが、所詮それらは人類文明の社会システムの領域内における騒ぎであることを忘れてはならない。ありていに言うなら、いま緊急の手当てを社会保障として実行すれば、その負担は社会システムの将来負債に単純計上される以外に行き場は無い。だから大雑把にでも採算性は何とかなると認識されているべきだし、そうでなければ現状延長線上の将来経済はいずれ破綻に向かうことになる。覚悟はよろしいでしょうか?

 ウィルス=情報メディアが自己複製しながらそこらに拡散していくのだから、単純な道理としてエントロピー増大方向つまり感染は拡大する一方である【830】
 その不可逆過程が世界中で今まさに御覧の通りといったところ、当然このままでは人類全員が一人残らず感染するまで、理論上コトの進行は終わらない。
 だとすると人類文明社会のダメージは極限まで悪化し続けることになるはずなのだけれど、不思議なことに過去の実例を見るに、そうではないのだ。エマージング・ウィルスの流行はいずれ収まることが予想される。いずれ、なんだけど。
 ここでのポイントは、『流行は収まると予想できるのだが、そのメカニズムが解明されていない』というところにある。早いハナシ『よく解らんが、何とかなると信じろ』という、元来ムチャな論理なのだ。

 このハナシ、いま政治家やマスコミは言及しないのだが、それで正解である。
 どうせ社会全体を不安にさせ、社会規律の崩れを呼び起こすだけだからだ。

 1億2千万人日本国組織の自我にとって、政治家もマスコミも、ウソしかつかない・隠し事しかしない、インチキ情報操作の発信源だと確信されているためである。こんな粗悪なデマ煽動元が『いずれ流行は収まります、だから社会規律の維持に御協力を』などと吹いたところで逆効果にしかならない。説明できる根拠ないんだもん。

 中身のない猫なで声的おセンチ用語ばかり目立って、実効力のある法治社会の行動管理オーダーが皆無、そんなものでしかない日本の非常事態宣言を世界中が否定し軽蔑する理由がこのあたりにあるのだろう。いま日本国はどこの誰から見ても、生存を賭けた組織生命体として自己を防衛するための神経網が欠落している。
 そりゃ『たかが遠い一国の他人事情』と笑い飛ばしもできないこのグローバル交流時代、『テメーら、遅い、ヌルい、同胞扱いするに及ばず落第だ』って非難の的にもなるだろうよ。でも『2022年度から上級国民・還暦公務員特待の5年遊んでボロ儲け老後優遇制度』なんてのを消費税基盤の国策としてやってて良いと言い張るために、いま本気で緊急事態として緊迫しちゃ困るんだよな?
 この実態に烏合マスコミのおもらい雛壇は調子合わせてだんまりスルーのお約束、まあ全部まとめてこれが日本文化ってことだろう。所詮のどうでもいいゴミクズ漫談ばっかり安全地帯でダラダラ演出するヒマがあったら、我こそはで国際社会に向けてこのへんシンシでテーネーに解説してみたらどうかと思うが、まあ無理な相談か。

 あちこちヤバい空気が漂って組織全体が浮足立ってからでは、ウィルス流行の収束を確信するための知識をみんな冷静に理解できなくなってしまうと思った。
 ここの御贔屓さま方は、理知的にも倫理的にも実質リーダーとして社会の要所をガチに引張る機能的立場の方を、そこら一般の言論空間よりはちょびっとだけでも多めにお迎えできている気がするから、そこを目掛けて『自然減衰するエマージング・ウィルス流行の謎』について早々に解説を済ませておこうと思った【815】
 詳細未解明の不確定事象ながら、人類の知見として確かな内容であることを保証する。どれだけ厳しい惨状を目の当たりにしても絶対に諦めず、各自また必ず蘇る前提でしぶとく生き残りましょうぜ。

 ところでこんな時に不謹慎っちゃ不謹慎なのだが、今もって体調の波に苦労させられている私にとって、周囲がこんな原因ででもスローダウンしてくれるのは、ある意味助けになったりもしている。
 今になって見てみれば、V字回復の舶来社長さんって、決してニッポン箱庭慣習の嫌がらせにやられっぱなしで屈しただけの悔しい行きがかりにもなってねえんだよな。もちろん御本人の行動決断のタイミングの見切りは上手かったし、良識ある仲間たちの協力もあったようだし、幸運にも助けられてはいるんだけど【813】

 どうせ習得する知能は無いんだろうが、一応教えておいてやろう。
 『V字回復』ってのはな、厳しくとも現状に神妙に観念して、必要かつメのある有効弾を諦めずに狙って撃ち続け、形勢逆転を現実に手の届く距離にまで引き寄せたヤツだけが使って意味を成すコトバなんだよ。
 失せろ、この立法・行政・司法に跨る『あほの巣窟』自爆テロ非国民犯罪者政権!
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【838】老人ホーム彩るマンドラド花壇の合成肥料 [ビジネス]

 ウィルスの概念が人類社会に普及したのは意外と最近のことで、実はほんの二十世紀初頭のことである。私の祖父が1899年=十九世紀最後の生まれだし、ライト兄弟が初めて動力飛行したのはその後の二十世紀に入ってからのことだ。うわー、ついこないだじゃねえかよ。

 これらに先立つ十九世紀後半、あの教科書で習うパスツールやコッホが細菌学を確立した。例えばペスト菌、コレラ菌、結核菌などは細菌つまり微生物であり、人間の目には見えないくらい小さいながらもイチ個体完結型の、人間が定義する『生物』である。ちゃんとメシ食ってエネルギーを得て、ナニガシか物理的なりケミカルなりの生体稼働をやってフンまで出している。生まれてきて死ぬ。
 一方ウィルスはただの情報メディアで、生物としての実作動領域は宿主の本来機能を乗っ取る形で世を渡っており、メシも食わないし生まれるも死ぬもない【228】
 ドアノブ付着や空中浮遊で『ウィルスの生存時間は何時間』みたいな話をしているのを時折見かけるが、一体どこの誰が、どんな独自概念に基づいて流している情報なのだろうか。覚えやすい行動規範を世間に拡めたいにしても、非科学的な誤情報の類では決して感染拡大の抑止にはつながらない。

 十九世紀の当時、研究者たちが改良を重ねた『細菌濾過機』で除去し切れない病原体の存在が確認されていた。それを解明する研究が後にウィルスの発見に繋がるのである。
 まだ今般のコロナ・ウィルスの感染形態が明らかになっていないため迂闊なことは言えないが、やはりウィルスである以上、たかがマスクによる呼気・吸気の濾過だけで感染を抑止する効果はあまりにも小さいはず。マスクは社会で肝心な実働部隊となる医療機関に、必需消耗品として最優先で供給すべきだ。素性も何もわからない相手には、専門層の対応実績で人類としての知見を積むことが急がれる。

 実質効果も甚だ怪しい『一般大衆の気分の問題』が、文明社会に既存するマスクの需要・供給の仕組みにたまたま噛み合ってしまったがために、本来文明社会がそこに擁する人々の健康管理のために置いた専門機関の目的作動を脅かす。ふうん、ハマるも困るも全部人間の勝手じゃん。
 なるほどこんな視点でも、ウィルスは『致死性病原体』なる情報メディアに始まり、文明社会なる組織生命体の元来作動を乗っ取って、宿主を失調させながら自己複製を促進させているのであろう。

 子供のころ読んだ『スペースアドベンチャー・コブラ』のエピソードを思い出す。
 そう、あの左手にサイコガンを仕込んだ男が主人公の有名なSF漫画である。シーズン毎にひとつずつ語られるストーリーの中に、『マンドラド』という植物にまつわる回があるのだ。
 面白いし是非どこかで読んでいただきたいので詳細は伏せておくが、人間の物欲を利用して繁殖する風媒花ならぬ『欲媒花』とでも呼ぶべきもので、当時その発想力のインパクトに感服した私にとって大のお気に入りの一話となった。
 そんな私は後に大人になって、企業や自治体や国家など人間が作る社会組織において、発現した事象が人間の認知特性を通して情報化され、その情報が通信メディアを媒体として『時に率直に、時に歪曲されて』伝播してゆき、さまざまに特徴的な連鎖反応を見せることに気づき始める。これが『社会現象』という言葉の本質的な意味なのではないかと思うまで成長するに到った。

 今般の世界的なウィルス性肺炎の流行も、そこに生きる人々の生来的な民族性や、歴史的背景に基づく国家の統治特性や、ナウ目立つ場で象徴的な情報発信をする立場の人員の性向など配慮しながら、感染データ公表値とその元になっているはずの事実を見極めて現状把握を進める必要があるのだろう。また大衆には『形態共鳴』【482】や『視覚映像のDNAフィードバック』【559】のような潜在的な作用が隠れている可能性も、頭の隅で勘定に入れておいて間違いは無い。
 要は『よくよく有効ファクターとその効果を見極めつつ、それで見切れているなどとは思い上がらず、慎重に組織の御機嫌を探りながら操作を投じる』、各国のこの心得が結果出力の数字とニュース映像に表れる時だと思うのだ。
 ウィルスはカネやトクのために自己複製を繰り返しているのでもなければ、人類を敵視して押し引き攻防戦を挑んでいるのでもない。人類はまずウィルス性感染症から素朴に命を守り、文明社会の系を外乱トリガーで自滅させない、このふたつの目的意識を再確認しておかねばなるまい。

 あっという間に感染拡大し失業率が跳ね上がった北米だが、これに随分と先立って銃が売れまくっていた社会風潮が記憶に新しい。あの広大な国土で生活に行き詰まった暴漢に狙われたとして、警察など理屈で整った社会保障があっても、その助けが来るまで丸腰ではとても身を守る現実解にならないってことだろうな。
 その昔テキサス州のヒューストンからダラスあたりまで一緒に仕事をしてまわった現地人スタッフが、車のセンターコンソールに拳銃を常備していたのを思い出す。女性でも扱いやすいとされる小型軽量のお手軽タイプ?などではなく、ずっしり重いフルサイズの6連装リボルバーであった。
 私の見た限り、護身銃を携帯する習慣は中南米と接する南部地方に多めな感じだ。歴史上の植民地文化あるところに麻薬のウラ社会あり、麻薬の流通空間あるところに身の危険あり…という図式なのかなあと、小学生時代の自衛隊基地キャンプ以来ひさしぶりに手にした拳銃の重さを確かめたものである【309】
 南部の土地柄については面白いことをいろいろ思い出したので、またいつか落ち着いたら改めて取り上げよう。とにかく北米では社会稼働を腕ずくで拘束した上で、もう今この瞬間を抑えるためだけの、だがやむなき即効性の現実解として一人10万円の生活費を支給せざるを得ないということなのだ。まあそれなりの妥当性は感じられるワケで。

 今まだまだ薄ら安穏平和な日本社会は緊縮に徹する決心すらできず、ダメノマスクだの世帯毎30万円ばら撒きだの、世界中から指差して笑われるような、フェイクニュース以下の粗悪ジャンク情報ばかりが汚ならしい老人の口々で交わされている。
 同じウィルス=同一内容の情報メディアを突込まれても、元来機能を提供する宿主が『あほの巣窟』だと、こんなみっともない壊れ方にしかならないということか。

 高齢化ニッポンの老衰した醜い欲望を媒体に日本国じゅう蔓延したウィルス性疾病は、世にも珍しい、いかにも非・生物学的でいかにも非・経済的な、意味不明の奇妙に捻じれた人工病理現象となって日本列島全土を席巻している。
 もしこの日本国がこのまま力尽きたとして、後に日本列島に上陸し累々と全滅した日本人の屍を目の当たりにした外国人は、その特異すぎる欲のバトンを再び拾い上げて感染のループを受け継ぐのだろうか?
 それともシュール過ぎる不可解さを鼻で笑って足元に捨ててオシマイだろうか?
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【837】慢心手遅れの公式買い漁り転売品 [ビジネス]

 やれやれ誰が名付けたか、今度はダメノマスクかよ?
 そのうちトイレットペーパーを一家に1ロールずつ配るとか言い出すんだろうな。
 あほもここまで来ると鮮やかというか見事だ。

 この『極東・地球上人類特区』は次元違いの別世界だとして、この数日でこの世の物事の展開が早く、既に随分と経ったような体感が少し不思議なんだけど…
 五輪日程は来年7月23日からだって?でも追加経費分担が未定だって?

 判定はNG。本案『現時点で発散アウトが確定している』につき、却下だ。

 だってさ、五輪大会やるんなら、まず競技をやる張本人たるアスリートたちが集まらなきゃ、他のナニがどんだけ集まってようがマジでどうにもならないよな。
 そのアスリートたちが、いま世界中でトレーニングも調整もできなくなっている。今マイナス1年4ヵ月あたりにいたとして、こういうのって日常生活が特段の変化もなく普通に流れてる上で、あれからこれから五輪準備に狙いを定めて調達して、ぴたり大会当日にベストコンディションの一発を命中させるもんなんじゃなかったっけ?来年7月末だと、まだみんな全然それどころじゃなかったりしないか?
 『特効薬ができました』はドーピング御法度のアスリートにとって何の解決策にもならない。予防薬にせよ対症薬にせよ真向使えないし、どんな経路で口に入るかわからない生活環境では、選手村も競技場も設置のしようがない。いま色とりどりの世界全土地図で発症者数マップが解説されているが、これで東京と言わず日本国内と言わず、世界のどこかに五輪大会をやれそうな場所なんてあるのか?

 前回、私が『2年以上結論を出さずに引き延ばした挙句』と述べたのは、1年延期ぐらいでは修正スケジュールが収まりようがないという前提があったためであり、だとすると延期した五輪大会は涼しいどころか寒い季節以降にしかなり得ない。競技種目のラインアップからして『夏の大会』に拘るんなら、早くて2年延期が必須条件となる。
 2年以上遅延させると今度は4年毎の大会開催ピッチからして次回と接近し過ぎて、やはりアスリートの中長期キャリアプランとして無理なペースになりそうだから、現時点ノーチョイスで『できたとして、やるんなら2年後の夏』しか可能性が残らないんじゃないかなあ。

 日本国民の同意も何もないままメチャクチャに税金資本で新調しまくった数々のくっだらない超巨大施設を、軒並ほったらかしで風化させるとマズいのは確かだ。
 ではいきなりで直近2年間の空白を他目的に転用して、各施設の運用スケジュール表を埋めるような営業企画が一体いくつ見つかるというのだろうか。だがこれを『できません』で済ませると、丸2年間もただ非稼働・無人で放置する時間に管理費と修繕費だけかかって、いざ大会当日には物理的にも心象的にも、くたびれた徒労感ばかり漂う『不毛な劣化義務の消化試合そのもの』にしかならない。
 おバカ豪華な巨大専用施設をどん底ダンピングで貸出しながら、我が国はどんだけ未来を不真面目に使い捨てる前借り散財をやったのか、日本国民は五月雨式の代替イベントの繰り返しで蒸し返され続けるのだ。
 百害あって一利なし、こんな馬鹿馬鹿しい無駄経費に誰もカネ出すワケなんかないから、経費は全額日本単独でひっかぶる展開にしかなり得ず、よって現時点で『五輪は中止』が善後策検討の出発点となる。
 どうしてもやりたいと言うなら『誰が何の理由でやりたいのか、その理由を動機にして、十分な経費を国民負担にせず確保できるか』、これが初期課題である。

 ここまで既に決定的なのだ。全部もう終わってんだよ、どあほ。

 今般の病原体感染症の世界的流行は、人間社会が組み上げた稼働システムの系からすれば全く無関係な自然現象の外乱なのだ。簡単に言えば、この地球上で、系外からの生存競争を仕掛けられた人類の社会性生命力はある程度やられて数は減るはずで、その生存空間も狭められる。つまり社会を生きる人生に降りかかった運命と観念して、この損失は素朴に見返りナシの自己努力で埋め合わせるしかない。
 『自分はこんなに酷くやられたんだから何とか埋め合わせてくれよ』と社会に訴えたところで、みんな損失を喰らっているのだ。社会のシステム作動の行き違いで一部が割の合わないとばっちりを喰らったのなら、社会に訴えてそのぶんを補償するという因果コンセプトは成り立つが、今のケースはそうではない。
 経済対策云々を語りたいのであれば、まずこの原理的な外部由来・単純損失のイメージを確かめておかねば、どんな案を論じようがトンチンカンに終わる。みんなやられてるんだから、その痛みをどう分け合ってコト切れずに持ち直すかという問題なのである。
 だからだが、全員に現金やニセ札の無差別ばら撒きなんぞやっても意味は無く、弱ってるヤツには焼け石に水だし、弱ってないヤツには将来債務付き・余計な御世話の小遣い銭にしかならない。こんなものの受給手続きにのこのこ出掛けて感染でもしたら目も当てられない。

 これだけ大勢の人間がいて正規分布を成しているのだ。その組織生命体が、ある程度の致死性を持つ病原体に取り付かれた。冷たく響いて申し訳ないが、そもそも耐性の弱い層や運の悪いのは淘汰されるさ。それが生存競争のルールだ。
 その前提で、しかし人間は社会を成して助け合うことを知っており、英知を共有し生命線を割り込んだ不足分をも埋め合える限りは、節度あるやりくりで力を合わせて効率よく生き抜きましょう…という順番で社会保障が構築されている。

 多くの国では、組織総観規模の協力稼働管理の一環として『外出禁止令』のような具体的方策が準備されており、現にあちこちで効力を発揮中である。今はそのくらい真剣に、人類文明としての組織生命体=国家が、その存在意義を負って懸命に機能しているということだろう。
 いま日本国組織は、他国に比して明らかに『生き抜くこと、生き残ることに真摯になれず不真面目』だと言わざるを得ない。これが私の言う組織認知症の姿だ【617】

 政府が緊急事態を認識した事実が成立すれば、そんな緊急事態にやってて良いコト悪いコトの仕分けが今後の万事にかかってくる。
 裏返せば、死んでも構わないから緊急事態はどこ吹く風にして自分勝手の自爆テロおママゴトを押し通したい、そんな日本の将来に誠実に興味を持てない迷惑なボケ老人が、この国際情勢において日本国の緊急事態を頑として認めない。だから、だらだら躊躇して決断できない、する気も無い。現状そういう構図なのではないだろうか。

 ま、人間が病気や怪我して、痛い思いして学習するのと同じだよ。
 お互い生き残って賢くなって、未来をどうやって楽しく面白くするか一緒に考えられるよう、古くなって腐った患部は切り捨てる見限りが必要な時だと思うんだがね。この地球上の生存競争は、我々が思い上がっているほど甘くない。

 そうそう最後に、ダメノマスクはみんなで未使用品を集めて、医療機関=最前線の実行部隊に寄付するのが最善だと思うぞ。一般庶民が耐コロナウィルスの気休めに使うのとは違って、医療機関ではあらゆる医療行為に対するガチの衛生管理が必要なのだから。よろしくー!
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