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【792】嫌われ裸王さまへのパワハラ絶交通告 [ビジネス]

 今度はさすがに沖にそれたか…と思いきや、それでこんなに降るものなのかと驚くほどの記録的な大雨が、またしても関東から東北地方を襲った。
 特に浸水被害の後片付け中を再度やられてしまった方々にとっては、とてもお気の毒では済まない仕打ちであり、そのぶんここから特段の御幸運をお祈りする限りである。頑張れ!

 『リーマン・ショック級の出来事が起こらない限り』と御門違いもいいところの判断基準を掲げて、世襲のガキは消費税率10%と欠陥税制もどき・軽減税率の自爆テロ強行宣言を抜かしおった【745】
 このどあほはこの期に及んで、日本国内の経済市場にとって、海外の証券会社が倒産して喰らうダメージと、日本列島が自然災害に見舞われて物的・人的被害をダイレクトに喰らうダメージと、どっちが深刻か見分ける程度の知能すら持ち合せない。ハイ失格、クビだクビ!

 お前らが汚い裏取引で勝手にやり散らかした欠陥税制もどき、ひと月経ってないんだよ。
 とっととやめて元に戻せ、この無能!日本国じゅうその方が圧倒的に幸せになる。
 同一商品・同一価格の原則は崩壊したまま放置だし、キャッシュレスだプレミアム偽造紙幣だの適用機会の不公平も何ひとつ是正されず、ただでさえ使用方法が決まらないインチキ製品の軽減税率あほレジ機もさっぱり普及していない。
 『バーイ、マーイ、ダメノミクス!経済最優先!』とか大ウソ吹いて回ってたよな、このガキ?

 …さて、先週いきなり降って湧いた2020東京五輪一部競技の開催地変更案の話だ。
 まず大体どんなことになっているかを、単刀直入に解説するとこんな感じ。

 ベートーベンだかモーツァルトだかいう五輪運営の会長さんとしては、ニッポン認知症高齢組を問答無用で制するズバリの意図で、会長職位の強権発動をやっている。
 というか、そういう構図には行きがかり上なるとして、ホントにヤツ個人の独断でやっちゃえるはずがないので、要は五輪運営の要職組織の総意としてこれをやっている。みんなで合意したんだよ、『ニッポンがイヤだ、ニッポンがダメだ』と。

 こんなことをすると日本国民、特に東京都民から凄まじい反発を喰らうのは誰でも判る。そういう展開なんか避けるに越したことはない。いずれも承知の上である。
 来年、東京冷夏・札幌酷暑になる可能性にしても、それがけっこう現実的な確率をもっていて十分あり得る、これも指摘されるまでもなく想定済。
 この一件で国民的反感をもって懲りた日本国は、五輪開催に金輪際立候補しなくなるかも知れない。ウンウンそれもしょうがないだろう、構わんと。
 第三者的立場の他国から批判が出る可能性はゼロではないが、先に『なんでこんなムチャやっちゃったんですか、会長?』と真意を直接訊いて確かめるのが社会の常識であり、その理由を明かされれば公然の批判はあり得ない。そこまで鉄壁の確信の上…で読み外しは無い。

 コトの流れは前々回に述べた通りで、地元日本側の大会運営筋が一線超えたルール違反の自覚もないまま、ニッポン伝統芸『ハダカの王様』劇の仕込みを執拗に捻じ込んだ結果の騒ぎだろう。
 近年、五輪大会が『国家運営に意識が低いボロ政府のお祭り散財ネタ』になり、開催国の先々でいわゆる『負の遺産』を積み上げるばかり、それこそ続けざまに国際的な批判の的になっていた。だから2020東京五輪は、従来比で大きくコスト削減する約束で招致が決まった面もあるワケで。
 ちょっと古い話になるが、以前ここで使った数字は ‘00シドニー572億、’04アテネ360億、’08北京525億、’12ロンドン583億、’16リオ440億であった【384】
 ここで私はこれらの平均概算値から15%下げた425億円の初期見積値を提案しているが、その後いつの間にか飛び交い始めた数字は確か900億円弱だったように記憶している。倍額じゃねえかよ。

 ところがビックリ仰天2兆だ3兆だという文字通りケタ違いの数字が横行するようになり、つまりこの国の認知症政府は最初からそんな約束を守るつもりなど微塵も無いとばかりに、五輪大会の国際運営本部を手酷くコケにしていたのだ。
 うわべ接待に漬け込んで袖の下をつかませれば『魔法の国』の住民登録が完了したとでも思い込んでいたのだろう。顔でへつらい心でナメて、慇懃無礼に傍若無人を働いて、怖い相手を本気で怒らせている自覚が無かったのだ。
 ここにもうひとつ我々日本国民が気に留めておくべきは、『こんなことでは計画値の契約違反になり五輪運営の将来にまで迷惑がかかるし、このさき世界中から何の約束もしてもらえなくなる』と国民総出で止めにかかる世論が形成されなかった事実である。

 国際社会での信用を無碍にして平気というのも大概印象が悪いが、税金をこんなデタラメ放題にされて涼しい顔でいられる群衆だとなると、どうせ長くは持たないだろうし今後のお付き合いを見越した気遣いなんか掛け捨て損の無駄にしかならないと判断されて当然だろう。
 破綻が決定的だしもう潰れるに任せると一旦決めたら、むしろ日本円デフォルトに賭けた政策や投資で準備しておいて、コントロールを効かせられるうちに財務負担をどかんと乗せられるだけ上乗せしてやる戦法が賢い。どこの国も、今日の資本主義システムで行き詰まった自国の国内市場を、当面とりあえず延命させるのに必死なのだから。
 別に真面目一徹で良心的に頑張っている日本国を騙し討ちにするワケじゃなし、この調子で最初からきちんと自己管理するつもりのないダラけた1億2千万人なのだから、まあデフォルトしたらしたで怠惰にくすぶるだけじゃね?あとは残骸の様子みて利用価値を探すんでしょうよ、あたりか。
 国際的スケールでの世間さまの目は、こんなところだろう。ぐうの音も出ない。

 月末の調整委員会がどうたらまでペンディングする話はなく、いま既に『会長の強権発動でマラソンと競歩は札幌でキマリ、その費用は全て日本持ち。日本国か東京都かは関知しないので、よきに計らえ』の断定的方針を押し付けられていて、日本国内の内弁慶ダメオヤジ連がそれを我々国民に言い出せずに隠しているだけである。
 本来どこの誰に何の決定権があると条文に定められていようが、ヒト・モノ・カネに時間までがそれなりにかかって現実の準備が進むのだから、その現実にガチの前進力として携わる人たちには、条文の内容の如何に関わらず常に明け透けに情報開示して内容を諮りしっかり合意を得ておかないと、現実がついて来ない。組織マネジメントの基本だ。
 恐らく会長さんはここまで全部解っており、逆にそれを解っていないニッポン自爆テロ認知症ダメオヤジ群が『魔法の効力』を前提に限度知らずの小細工で突つき過ぎたため、遂にこんなクズ奴等ともども『日本文化そのものに愛想が尽きました』の三行半を叩きつけた。
 『ニッポンがイヤだ』が真意なのだ。なあなあ日和見で、組織認知症ダメオヤジに調子を合わせて済ましてきた日本国民全員まで一絡げで、国際視点の常識が『NO』を突き付けて来たと理解して当たっていると思う。

 毎度の持ち上げで申し訳ないが、このあたり合理的な組織運営、もちろん財務改善が最も象徴的であるが、その後のサンフランシスコ姉妹都市解消【313】など渉外領域においても、『魔法の国』なる小さな箱庭の垣根をいち早く取り払ったのが大阪府市政だ。
 大逆転の起点は大阪にある。大阪の成長を止めるな。
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