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【793】裏切り者たちの箱庭 [ビジネス]

 やれやれ、これ『2020東京五輪』ってのが『東京五輪』でなくなって開催、なんてことになるくらいなら、もうヤメだろヤメ。御破算にしてナニ五輪にするかから決め直し、でないとハナシになんないよ。

 まずどこのナニ人かはともかく、現代の文明世界に暮らす人類として忘れちゃいけないのは、『平和の祭典』だか何だか知らんが、別にこんなもんやめたって地球上の酸素が消え失せて人類滅亡なんて惨事には絶対にならないってことだ。
 まあほんの一部の人間が、カネだ立場だの文句で多少ガチャガチャ騒ぐ程度だろ?
 やめちまっても怖くも何ともないし、こんな人類史上的に無意味な揉め方するんなら、この際これを契機に4年に1回のペースは一回休みして、続ける意味があるのかどうかから考えるのが賢い。

 『時間が無い、早く落としどころを』『みんなで協力して答を』『独善で札幌に反対するな』
 早いハナシが、進んで泣き寝入りして、全部日本の税金負担で言いなりになって、事なかれに収めましょうよってことだな。
 これがニッポン公共言論の安全地帯、今さら論評はすまい。時間の無駄だ。

 さてそこでなのだけれど、東京都が大会運営本部と日本国政府を相手取って国際司法裁判所にでも駆け込めば、実効性のある展開が起動できるかも知れない。
 実効性とは、こんな非・理性的で文明退化方向の誤作動をまず制止して、その無駄さ加減をみんなで検証しながら、二度と同じ愚行を繰り返さないよう、人類一同の記憶に刻んで歯止めをかける、この一連の作業に役立つという意味だ。気が向いたらどこかに条文化すれば良かろう。
 国際司法で扱う事案となると国家間係争が原則だろうが、今般に限っては『1億2千万人日本国家が原告』、『その国家から乖離し不利益をもたらす自国政府という小集団および、その不利益を主導する国際組織までひっくるめて被告』という構図になるので、あながち的外れではない。
 やってみてナンボというか、世界中の目をこちらに向ける目的のダメ元提訴で全然構わないのだから、こりゃ十分アリだろう。徴用工の何倍も注目度があるはず、保証する。

 『決定事項は進んでいる』も何も、日本のスタンスとしては、費用の追加負担を拒否するどころか損害賠償を請求するのが、どう見ても普通である。日本側の関係者が我々国民の目に映っている限りの通り、普通に大会準備を進めてきたのであれば…のハナシだがね。

 ところで、もうひとつの可能性があるのだ。
 何より悲惨すぎるのと、模造五千万円がバッグに詰められずあぼんの元・都知事はともかく、小池ねえさん現・都知事の努力に水を差すことになるのを避けたかったので、リアルタイムで言及するのは控えていた。だがコトここに到った以上は解禁だろう。

 『五輪大会の開催には程遠いレベルで、スタッフは集まってない、チケットは売れてない』
 チケット売上がさっぱりだからと言って、さすがに五輪運営本部が売上ノルマ額を開催国から実費で直接ふんだくるという訳にはいくまい。つまり興行収入が目標大幅未達のまま『スイマセン、できませんでした』で済まされてしまうと、五輪運営としては大損害を被ることになるのだ。
 『日本組の奴等、経費削減目標を無視してウチワ利権ゴッコで好き勝手荒らしやがって』
 何度も勧告し、忠告し、警告してきたのに、やりたい放題の魔法の箱庭・日本国政と似たり寄ったりのだらけっぷりで、直す気がさらさら見えない。

 ナメてんじゃねえぞ、おら。そういうことじゃないすかね。
 …つか、五輪運営の国際トップも利権漬けの名誉職になっちゃってて、所詮はニッポン認知症チームとおんなじ穴のムジナという可能性も低くない。つまり、こんなにダメダメの東京五輪では、委員長さんも会長さんも『国際ダメオヤジ』として糾弾される流れになっている訳だ。
 ならば『東京五輪、空前の大コケ大赤字が不可抗力だった』という言い訳シナリオが立つような、ドッカン突発事故が必要となる。ちょうどドーハで選手が大勢のびちゃったし、無理めは判って押し切るならこの手しかない…ってところか。だとすると、もう『国際自爆テロ』だな。

 当初から、ボランティア・スタッフ確保人数の大半は高額の手当て=税金資本の支出をつけて総動員した公務員、チケット販売はすっかすかの閑古鳥なのを嘘っぱちでモッタイつけて落選出し&二次募集…とこのあたりが実情であることは想像に難くない。国が絡んだ公表値に真実などあろうはずがないことは、近年たてつづけに事実が証明している。

 ま、現実が平和の祭典としてホントに順風満帆な進捗状況であれば、ドーハで出場者の半分死んでてもこんな破壊工作じみた計画変更にゃならないよ。
 『一人で反対する小池都知事をどう説得するか』ではない。個人の判断ではないからだ。
 あほの不始末隠しに付き合う謂われなど無い。何より大事なのは、社会組織の自我を背負ったリーダーが、組織の自我を裏切って卑小な個人ひとりに逃げ戻り、自分都合になってしまわないことだ。
 日本国も東京都も、我らが組織生命体は心を決めている。東京都組織の代表として、筋の通らない押し付けを断固拒否する小池ねえさん、それで正解だし、そうする義務があると私も思いますぜ。

 …と書いたところで、東京都が費用負担しない方向で合意、かあ。やれやれ。
 あとは詳細がわかってきてから論ずるとして、どんだけ無駄な五輪なんだよ、コレ。

 おっと、あっと言う間にいい分量になってしまった。
 いずれ話題にし直すが、野党が『消費税率5%』を掲げて集まろうとしているようだ。
 ただ消費税率がいくつかよりも、『軽減税率の完全撲滅』が至上目的であることを忘れないでおいていただきたい。
 本気で取り組んでくれるなら、がっつり応援すると約束する。是非お願いしたい。
 どうかね、野党たち!?
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