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【744】『夢でAIましょう』 [ビジネス]

 ふむ。メンテナンス画面でのCPU稼動率が大幅に低くなった気がする。これで改行ポイントの調整など体裁修正の作業は問題なくなっているはずだが、一方ただの閲覧画面は相変わらずの高負荷のままのようだから、今どき閲覧中に予兆もなく皆さまのパソコンが過熱ダウンするとも思えないんだけど、念のため注意して御覧ください。

 世知辛い政治・経済のハナシもしたいのだが、案外そっち方面は『もう先が見えちゃってる』感もあるので、先にユル系脳科学の話題から。

 結構な頻度で死別した人たちと夢の中で会っているタイプである。理由は判らない。
 もともと悪い夢はあんまり見ない方だと思うのだが、それにしても皆さん日常的に実に普通に絡んで来ているイメージであり、だからこそ逆に『ああ、こんなところで会えたねえ、わざわざ会いに来てくれたんだねえ』と感涙にむせびつつ、その有難い夢との遭遇に感激し、再会の幸運を喜んだ経験も全く無い。
 そこらで一緒にメシを喰っているシーンあり、私が運転する車に同乗しているシーンありといろいろなのだが、いつも面白いなと思うのは、徹底して『そいつがいて当たり前』の設定で夢の世界が進行することだ。私が二十代のうちにお付き合いが完了している人物であっても、いま普通に夢の中でそれなりの配役をコトもなげに演じ切ってしまうのは何故なのだろう?

 もっとも夢の中のことなので、そいつが登場してくる脈絡から劇中の言動から、時代設定から何からデタラメのメチャクチャであることは想像に難くない。ただ自分自身のハチャメチャ発言【692】のような明確な記憶が残っていないので、正直よくわからない。
 彼ら彼女らの生前の振舞いに接していた私の記憶を元に、私の夢の中で故人の人格が設定されていて、その個別特徴的な入出力特性を再現するような夢ストーリーが、現実相応にロジカルに展開しているのでは絶対ないのだろうな。
 たぶん『あいつってこんなヤツ』という直感的な心象アイデンティティを、他と何のつながりもなく私が無条件にでっち上げて感じているだけなのではないだろうか。夢のなか限定の舞台セットに、何故か似ても似つかぬ現実世界の街並で感じる土地勘が対応しているように【700】

  『ナニナニがコレコレだから私は正しいと考え、それを支持する』

 社会を生きるにあたって、自分以外の他人相手には原則必ず求められるロジックである。
 だが対象が人間であれ事物であれ、夢であれ現実であれ、我々人間が抱く『好意vs反感』『ポジティブvsネガティブ』みたいな心理状態は、思うほどきちんとした理由あっての因果に則った反応結果の産物ではないのかも知れない。
 日本語文章として上記の文法に当てはまる文言は組み立てて発信するのだが、よくよく自分自身で完全に把握する限りの世界観で考え直してみると全然その通りの思考経緯なんか持ってなくて、ほとんど誰かに仕込まれるまま操られるままに振舞っていた。わざわざ気にもしなければ、むしろそんな事態が当たり前だったりはしないだろうか。
 いったん『自分で考え、正当性を判定した』とファイナライズ処理をかけてしまった情報は【711】、検証プロセスをスキップしてまずGO判断が大前提となり、出遭う現実の全てはそれに合わせ込む方向で理論構築されてしまう。

 あちこちで面白心理学として語られる心理操作テクニック、例えば『好印象を得たかったらとにかく否定語は禁止』だとか『極端な主張を緩めた瞬間に依頼を滑り込ませれば成功率大』みたいなベタな媚び媚び方法論は、一応でもそれが効く可能性アリと謳うだけあって一定の効果は期待できるんだろうな。
 裏返せば、人間が抱くロジカル思考の自覚がいかに不安定なものなのか解っておかないと、そして自分の外に合理性の判定基準を置いて、軽々と面白心理学に操られる程度の自分の好感度を無視する覚悟を決めておかないと、AI意識を活用した先進的な意思決定の時代には乗っかれないのだ。
 社会の総意=人間意識+AI意識 となりつつある今日、もう『結局、我々は人間なのだから』などという眠たい言い訳が通用する時代ではなくなっている。

 おっと今回はさすがに切れの悪すぎる展開が予想されるので、このあたりで。
 もちろん『なぜ我々は現状日本のこんな国政を看過できてしまっていたのか』に始まり、『考え直すだけで、新しい合理的な現実解はもうそこにある』の転換を経て、『だから実行動さえ起こせば現状は一気に変わる』という流れの話が続く。
 そして『意思決定より先に、行動は起こり始めている』【608】という事実が、この1億2千万人の組織生命体の動向に顕れているとも思えるのだ。意識して、よく観察しておいて損は無いと思う。

 ここ最近、内容の詳細をきちんと思い出せないが、登場人物とその人間関係の印象ばかりが心に残る夢が多いので、備忘がてら書き留めてみました。
 後に振り返って、体調改善の裏付けとして辻褄が合ってくれると嬉しいのだけれど。
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