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【638】お疲れ吸血鬼の現代っ子テイスティング [ビジネス]

 一時的に荒れたりもしたがこのせっかくの気候の良い季節、しかし迂闊に直射日光を浴びて炎症熱のスイッチが入るのを避けねばならない私は、文字通りの日陰者として原則インドア生活を決め込まざるを得ない。

 食い物にも飲み物にも申し訳なくて、止む無しでもなければ余所行きの外食なんぞ行かない訳だが、ニュースで薄らぼんやり食フェスティバルのテレビ中継を見たりして気を紛らわすのは結構好きかも知れない。そういう世界に縁を絶たれてこれだけ経つと、もう嫉妬や羨望の気持ちはすっかりなくなっていて、ある意味素直に楽しめるのだ。えー?それ美味いんだろうけど、もうちょっと安くしようよーとか。
 都心ネタだと土地勘も働くし某・深夜の食べ歩きドラマも大好きでよく見るのだが、ニュースにせよドラマにせよ気を付けないといけないのが、ピリ辛メニューの不意打ちである。こちとら意識がちらりとでもその記憶に触れた瞬間に炎症熱のスイッチが入ってしまうため、速攻でチャンネルを換えてかき氷の頭痛を思い出しながら『強』の扇風機と数分間は睨めっこし続けねばならない【631】
 『やはり心臓側』で左耳にヘアドライヤーの温風を当てられているかの焦熱感と首から上の忌々しい発汗、首や顔面のあせも痛が収まるまでは大人しくしている他ない。これで体が寒い時の馬鹿馬鹿しさは筆舌に尽くし難い。
 最小限の外出で意識してカレー屋の近くは通らないようにしているのだが、通りがかりの広場でちょっとしたイベントを見かけ、つい興味本位で何をやっているのかふらふら覗きに行った途端、屋台から香辛料のそよ風がふわっ…みたいなゲリラ攻撃があるので油断は禁物である。いつも全方位に遠方から早期警戒するクセがついてしまった。

 もう目立つ深い傷も狂おしい痛み痒みもないのだが、逆にそこさえ腹くくって受け流せば済んでいた時期とは違い、意外にもこの満5年から半年の離脱フェーズは長く手強く、日常生活をこなしながら乗り切るのにかなりの負担と工夫を要求される。短く儚い『イケてる時間』が思わせぶりでまた読みづらい。
 入れたてのコーヒーを飲み始めて、恐らくカフェインの吸収が始まったと思われる数分後、いきなり古新聞の煮出し汁に取り換えられたのではないかと思うほど味覚がずっこける日があったし、歯を磨いていて意外なくらい嘔吐反射が起きやすくなっている日があることにも気付く。自然界なら生死に関わるような感覚の故障や生体制御の失調を抱えている時には、こまめに気道の安全を確保しようとする傾向がDNAに紡がれているのだと思う。
 頭を打った後、時間を置いてでも吐き戻しがあった場合は危険な事態があり得るので、動かさず速やかに救急車を呼べと言われるが、今さらに説得力を感じた。

 太陽の光が御法度につき日没から日の出までに稼働時間を限られ、ニンニクや十字架をかざされアウッとよろめくドラキュラ伯爵と今の私、どっちが不便な生活なのだろうか。赤提灯で一杯やりながら『弱点多い役回りってお互い苦労するよな』と良い友達になれそうである。
 まあ使用済みとはいいつつ間違いなく自分の一部を討ち捨てるのだから、しかもそれが頭と心臓を結ぶ人体中枢部分で、そいつらが首周りや内耳・中耳を経由して顔面を通過していくのだから、納得のいく自然な展開ということであろう。降り注ぐセミ時雨ならぬモスキート音時雨がその現実を物語る。
 ま、それで一通り結論を出したら、あとは取り合わない。元気に自然な代謝が進んでるってことで、こんなもの大したコトない、終わり。これ以上無駄な苦心の情報を起こしても処理のしようが無い。
 今が山か谷かと訊かれれば谷なんだろうし気にかかる事もいっぱいあるけど、何しろ絶好調のエンジン全開が叶わなければ埋め合わせができない。その未来目標値に到達するまでの必然過程ならば、行き当たり都度のなりゆき展開で出口を目指す。

 ところで国会集中審議の『空回し』、アレやって何か先があるとでも思うのかねえ?
 ひと昔前なら政権の横暴だ何だと叫ばれながら、野党ナシでも審議が進んだ形式だけ整ったので良いことにして、それで議決相当の処置が付いてきた。しめしめのウッシッシだった訳だが、今はもう違う。
 日本社会が旧来自身の無関心で看過してしまった過ちに気付き、現状の政権に社会運営の意思決定を任せるつもりを、心底から失くしているのではないか。『もう決~めちゃったもんね~、日本国民はこれに従うことになったんだもんね~』なんてやろうもんなら、まだまだ強烈なスキャンダル暴露がサメの歯のように順番を待っている【472】
 野党欠席の空回し集中審議が何とも恐る恐る報じられる雰囲気が見え隠れするが、御見事その気配の察知は当たっていると思う。這い蹲って潰れるまで続くぞ、これ。

 ここで野党は調子に乗らず、断固『不正を暴き、隠蔽を解き、まず顛末一切をつまびらかにして、抜本的に過ちを正せ』と鉄壁の直球勝負で接し、誰の目にも納得のいくレベルでこれが叶わない限りは遠慮容赦のない徹底抗戦で国家運営に制止をかけていただきたい。私はそれが正しいと思うし、国民の意志だと察する。
 図らずも高齢化の進んだ日本社会が知らず知らず生命の掟としての組織認知症に導かれ、加齢臭の空気感染を交わしながら、日本国組織の現状生命力をこの代で使い捨てて滅びる集団自殺に向かおうとしていた。
 この仮説に私見の策略など滑り込ませた覚えはなく、数々の社会現象を生命科学に照らして素朴に分析・考察していった結果、どうやらこういう事だと客観的に見えてきた、それだけである。

 私はこの運命に逆らいたい。腕ずくで日本の次世代に無限の未来空間を引き会わせたい。
 今の子供たちが何を始めるのか、日本国の歴史をこの先どう作っていくのか見てみたい。
 実に偶然この願い事が、日本社会の『空気』に拡がって来ている運気を感じている。

 ボケ老人お得意の不祥事帳消し解散風も言いだしあぐねているようだが、その通り、解散したとしてその後の展開に何らの変化を与えるものではない【633】
 整理しておこう。日本社会として一番に望んでいるのは、この犯罪者政権の犯行の全容をまず解明すること、次に不正に手を染めた犯罪者がきちんとフェアな処罰を受けて、国民全員の納得が行くこと。
 まずはここまでだ。次の犠牲者を出さないためにも、絶対に手を緩めてはならない【622】

 間違えちゃったんだから間違いはまず止める。次に間違いはハッキリ解明し、きちんと直す。
 これさえハズさなければ、みんな味方するさ。応援するので引き続き頼む、野党たち!
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