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【639】聡明カラスと痴呆人間の通話言語 [ビジネス]

 ありゃ、錦糸町券売機のカラスくん捕まっちゃったの?
 見たところ普通以上に人を怖がっていないから、確かに悪い人間に酷い目に遭わされたりしないかが心配であった。これを野鳥の捕獲として扱うかどうかは難しい所だが、個人的には少なくとも当面、好きな人に預かってもらって安堵している。

 前にも書いたが、カラスに限らず鳥は付き合いの相手として犬猫や牛馬…というか、人間と同格コミュニケーションの生物である。
 まあ恒温動物で、ハツだのレバだの似たような臓器が収まってますからね。当然か。

 しかし脳足りんのテレビ屋がちょっかいかけに行って、わざと荷物から物を抜かせておいて、いかにものおどおどビクビクで『盗られました!返して!返して!』と本気で取り返そうとするでもなく、執拗にカメラを向けるのには呆れた。端的に、賢いカラスくん相手にあほ丸出しのスカ人間が自分本位の演出のために愚行をさらすお陰で、『人間とはわざとらに仕掛けてきて、意味不明の絡み方をする会話不能の下等動物です』と教え込んでいるようなものだ。

 鳥慣れ・動物慣れしていない一般通行人はある程度しょうがないのかも知れないが、やたら戸惑いこれ見よがしに怯えたりするのにも、もうちょっとしっかりしろよと言いたくなった。
 トンビみたく急降下の一撃で狙撃される訳でもなし、カラスくんなら十分ハナシは通じるから、『ちょっと、カードは返して頂戴!』『オマエ、頭の上に乗るのはやめろ!』としっかり向き合って日本語で話しかければ、彼等はきちんと理解する。多少大袈裟に、憤然と髪を手櫛で整える姿を見せてやれば、人の髪にいたずらしてはいけないことも学習すると思う。
 少なくとも初見段階で、彼等は人を馬鹿にしたり危害を加えて敵対する目的で襲いかかったりはしないから、人間がちゃんと接して付き合い方のルールを意識させてやれば良いのだ。あのまま放置していたら、いずれ人を困らせる悪質ないたずらも覚えていたろうし、凶暴に壊れた悪い人間にも絡まれて、余計な攻撃性も帯びてくることにもなっていた恐れがある。

 余生がどうなるかはわからないが、また都会へ出て来てバカな人間どもに逆教育されるくらいなら、同種の仲間の見つかりそうな山へ放してやるのが最善なのかもしれない。いま残された映像からひたすら目に付くのは、人間という情報依存のひ弱な生物が見せるコミュニケーション能力の低さである。
 まず相手が自分相応の理解力を持てないと一方的に決めつけて怯えるばかり、たかが自分らが聞いて解った気になれる日本語が通じないだけで諦めてしまい、きちんと向き合って会話しようともしない。こんな傲慢で無理解で非友好的な態度じゃ、どんな生物とも腹割って仲良くしてもらえないぞ、人間どもよ。

 その『聞いてわかった気になれる日本語』なんて、どの程度のモノだというのだ。
 言語情報は、文字や発音の規則的配列に対して機械的に内容が決まるが故に、事実関係の物証や発言者の真意とそもそもが独立事象なのである。身も蓋も無い表現をすると、文字だけ書き落とすぶんには、口だけ動かすぶんには、誰でもどうにでも作れてしまう。これが基本である。
 だが社会組織というのは、大勢の人間が協力しなければ組織生命力が出現せず、つまり巨大生物としての優位性を発揮する組織になれない。大勢の人間が協力するためには自分たちを取り巻く現実を共有する必要があり、そのためには『誰でもどうにでも作れる言語情報なのだけど、そこは敢えて意識して現実に一致させなければならない』という管理規則が布かれることとなった。
 これが言語情報なる高度文明を持つ人間社会の原則であり、言語で伝達する大容量通信を圧倒的メリットとして働かせられる作動要件だ。だから世界各国いろんな言語文明があるのだが、例外なくウソを戒める申し伝えが日常会話のシーンに浸透しているのだろう。

 裏返せば、現実に一致しないウソ=架空の言語情報を世に向けて放ったり、事実の記憶を知り置きながら口を閉ざし情報通信を遮断する人間は、組織を通じて協力し合う一員として機能しない。知恵が生み出した日本語は、使う知恵まで揃わないと邪魔と迷惑にしかならない。
 10年前に出先で立ち寄った食堂で昼飯にナニ食ったのか訊かれているのではない。直近に公務として動かした事実を、普通の人間の記憶能力として無理のない範囲で問い質されているのだ。記憶にあるとかないとか、自分の認識の限りでどうだとか、そういう『自分の内々で閉じた世界の都合』を主張するのは、公人と称される立場では道義的に許されない。
 何だ、このあほみたいな認知症答弁?これを通すんなら日本社会も認知症ってことだぜ?

 国家運営の意思決定議会ならば、みんなが自然に納得して聞けるような事実関係の経緯がわかりやすく語られ、1億2千万人組織として現有の限られた組織力でどう戦っていくかの相談がなされるのが正しい姿、これはお解りだろう。
 本来ならば、ここで日本国の全知全能を結集して、いかにもアタマいい日本語が飛び交い、最先端の次世代国家運営が語られていなければならないはずなのに。

 まず今日もこの場で交わされている日本語情報の通信の全てが、いかに無駄でどうでもいい邪心や自己都合にまつわるものか考えていただきたい。これでは国家組織にならない。
 確かに現場で論じられている話題そのものは、本来やるべき課題からかけ離れた馬鹿馬鹿しい内容だとは思う。だが大上段に組織認知症の立法・行政・司法の機関横断型 犯罪者集団がいるという国家的災厄があって、今こいつらが間違えて手にしてしまっている権限を剥奪するには、まずその犯罪行為が法に抵触した具体的事実に基づいて、こいつらの不適格を指摘するところから始めるしかない。
 野党たちの誰も、こんな幼稚で回りくどい詰問などわざわざにやりたくはないだろう。止む無くやるにしても他にもっと効率的な攻め方もありそうに見えることもある。
 だが認知症の犯罪者組織より遥かに日本国に良心的で、我々国民の代表としてマトモだ。

 とにかく今は野党たちに頑張れるだけ頑張って欲しい。応援するぞ、やってみたまえ!
 中途半端のフェードアウト、今回はナシ。それが国民の意志だ。まだまだ頼む、野党たち!
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