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【839】御伽バナシ伝承の有効リードタイム [ビジネス]

 緊急事態宣言かあ。遂に…というか、ナニが遂になのかよくわからんな、どうせ実効力ないんだし。
 残念だが、結論から行くとこの事態は引き続き、全くもってどうしようもない。対応はもちろん諦めず急ぐにしても、2週間がどうたらも1ヵ月がどうたらも全ては根拠なき寝言、『時が動くまで』と観念するしかない。

 『相手はウィルスである』という現状認識が的中していたとして、それって人間ごときが定義した『生命体』の範疇にも属さないただの遺伝子情報メディアであり、そいつが地球上の生存競争…いや生存じゃないや、存在空間の占有競争とでも言うのか、とにかくその勢力一派として我々人類の生存空間に斬り込んできた。
 いつまで続くんだと叫んだところで誰も答えてくれないし、長すぎるとボヤいたところで翌日起きて解決策が手に入る訳でもない。たかが人類の文明生活の都合なんかとはまるで無関係の出来事ゆえ、そのへん腹を括っておく必要がある。
 ま、ラチが開かないからって自暴自棄になり破滅的な行動に走ってしまったなら、今度はもしかして諦めず冷静に最善策を積み上げながら機を窺っていれば喰えたはずの大逆転を、おのれのアッパラ愚行で棒に振って自滅の道を歩んだという間抜けな歴史を残さねばならなかったりもするワケで。

 ガチ余裕のない険悪な空気が漂い始める前の今のうちに再確認しておこう。
 人類は地球上の空間占有バトルを仕掛けられた。いや、戦うも競うもないか。

 現時点で数十億年を迎えるこの地球上の生命溢れる時空間において、たまたま人間が『生体細胞』と勝手に定義する機能体の中に備わる部品ひとつ=情報メディアの形態で世を渡っているのが一定数いる。自己複製プロセスにおける突然変異という方策でこの世に偶発し、いろんな生物のいろんな細胞にいろんな手段で侵入して『乗っ取り行為成立のアタリ宿主』にぶつかったら、その同種に次々と乗り移って拡散していく。
 キホン常に十分な数の宿主に感染した状態さえ継続できれば自種の占有スペース確立だし、ダメだったら絶滅でこの世を去る。それだけのことであり、今回は人間を宿主とする種が人類社会にこの規模で活動したまでのことだ。

 誰もが既に実感している通り、何かしら人類文明社会のたかがウチワ都合をちょちょいと貸し借りして乗り切れる程度のものでは全くない。世界人口マップを彩る規模で押し寄せてきている以上、素朴に感染して命まで落とす人間もいれば、失調でその組織的活力を阻害され、いわゆる社会的生命を絶たれる人間もいて、とにかく総合して多数の人類が『やられる』
 いま人類は社会の医療機能や経済機能をやりくって当座の現場をしのごうと懸命だが、所詮それらは人類文明の社会システムの領域内における騒ぎであることを忘れてはならない。ありていに言うなら、いま緊急の手当てを社会保障として実行すれば、その負担は社会システムの将来負債に単純計上される以外に行き場は無い。だから大雑把にでも採算性は何とかなると認識されているべきだし、そうでなければ現状延長線上の将来経済はいずれ破綻に向かうことになる。覚悟はよろしいでしょうか?

 ウィルス=情報メディアが自己複製しながらそこらに拡散していくのだから、単純な道理としてエントロピー増大方向つまり感染は拡大する一方である【830】
 その不可逆過程が世界中で今まさに御覧の通りといったところ、当然このままでは人類全員が一人残らず感染するまで、理論上コトの進行は終わらない。
 だとすると人類文明社会のダメージは極限まで悪化し続けることになるはずなのだけれど、不思議なことに過去の実例を見るに、そうではないのだ。エマージング・ウィルスの流行はいずれ収まることが予想される。いずれ、なんだけど。
 ここでのポイントは、『流行は収まると予想できるのだが、そのメカニズムが解明されていない』というところにある。早いハナシ『よく解らんが、何とかなると信じろ』という、元来ムチャな論理なのだ。

 このハナシ、いま政治家やマスコミは言及しないのだが、それで正解である。
 どうせ社会全体を不安にさせ、社会規律の崩れを呼び起こすだけだからだ。

 1億2千万人日本国組織の自我にとって、政治家もマスコミも、ウソしかつかない・隠し事しかしない、インチキ情報操作の発信源だと確信されているためである。こんな粗悪なデマ煽動元が『いずれ流行は収まります、だから社会規律の維持に御協力を』などと吹いたところで逆効果にしかならない。説明できる根拠ないんだもん。

 中身のない猫なで声的おセンチ用語ばかり目立って、実効力のある法治社会の行動管理オーダーが皆無、そんなものでしかない日本の非常事態宣言を世界中が否定し軽蔑する理由がこのあたりにあるのだろう。いま日本国はどこの誰から見ても、生存を賭けた組織生命体として自己を防衛するための神経網が欠落している。
 そりゃ『たかが遠い一国の他人事情』と笑い飛ばしもできないこのグローバル交流時代、『テメーら、遅い、ヌルい、同胞扱いするに及ばず落第だ』って非難の的にもなるだろうよ。でも『2022年度から上級国民・還暦公務員特待の5年遊んでボロ儲け老後優遇制度』なんてのを消費税基盤の国策としてやってて良いと言い張るために、いま本気で緊急事態として緊迫しちゃ困るんだよな?
 この実態に烏合マスコミのおもらい雛壇は調子合わせてだんまりスルーのお約束、まあ全部まとめてこれが日本文化ってことだろう。所詮のどうでもいいゴミクズ漫談ばっかり安全地帯でダラダラ演出するヒマがあったら、我こそはで国際社会に向けてこのへんシンシでテーネーに解説してみたらどうかと思うが、まあ無理な相談か。

 あちこちヤバい空気が漂って組織全体が浮足立ってからでは、ウィルス流行の収束を確信するための知識をみんな冷静に理解できなくなってしまうと思った。
 ここの御贔屓さま方は、理知的にも倫理的にも実質リーダーとして社会の要所をガチに引張る機能的立場の方を、そこら一般の言論空間よりはちょびっとだけでも多めにお迎えできている気がするから、そこを目掛けて『自然減衰するエマージング・ウィルス流行の謎』について早々に解説を済ませておこうと思った【815】
 詳細未解明の不確定事象ながら、人類の知見として確かな内容であることを保証する。どれだけ厳しい惨状を目の当たりにしても絶対に諦めず、各自また必ず蘇る前提でしぶとく生き残りましょうぜ。

 ところでこんな時に不謹慎っちゃ不謹慎なのだが、今もって体調の波に苦労させられている私にとって、周囲がこんな原因ででもスローダウンしてくれるのは、ある意味助けになったりもしている。
 今になって見てみれば、V字回復の舶来社長さんって、決してニッポン箱庭慣習の嫌がらせにやられっぱなしで屈しただけの悔しい行きがかりにもなってねえんだよな。もちろん御本人の行動決断のタイミングの見切りは上手かったし、良識ある仲間たちの協力もあったようだし、幸運にも助けられてはいるんだけど【813】

 どうせ習得する知能は無いんだろうが、一応教えておいてやろう。
 『V字回復』ってのはな、厳しくとも現状に神妙に観念して、必要かつメのある有効弾を諦めずに狙って撃ち続け、形勢逆転を現実に手の届く距離にまで引き寄せたヤツだけが使って意味を成すコトバなんだよ。
 失せろ、この立法・行政・司法に跨る『あほの巣窟』自爆テロ非国民犯罪者政権!
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