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【749】新・改憲論で解き放つ、南大阪の過去・未来 [ビジネス]

 今月末で完全断薬して満6年半、残念ながらまだ離脱完了を宣言するには早すぎる。
 もどかしい時間を強いられつつ痛ましいスクールバス襲撃事件のニュースを眺めるにつけ、この先まだやるコトやりたいコトが具体的な実現イメージで持てている限りは、人間こんな犯行に及んだりはしないんだろうなあと思ったりもした。この日本社会がもっと面白けりゃなあ。

 さて堺市長選が近いので、引き続き今年の政治を前進させる話題から。
 『大阪の成長を止めるな。』 このスローガンを改めてプッシュしておきたい。

 大阪維新勢力の発起人たる橋下元大阪市長、御本人は政界への再帰を否定しておられるので、野次馬が無責任な火を勝手につける形にならないよう、ここでは『某所で聞いたハナシ』として紹介する。あ、だからって私の脳内デマカセ作り話ではありませんぜ。

 橋下さんによれば、改憲をやるとして大事なのは『地方自治の自由度拡大』だという。
 勿体つけておいて私の記憶があやふやなのがいきなり情けないのだが、この発言で語られたのは憲法第90番台の条文、たぶん第94条のことではなかったかと思う。
 そのポイントは『現行憲法において、地方自治体の条例は国会で決める法律の制限下に閉じ込められている』とのこと。よってこれを改め、地方自治体の条例設定=地域の社会運用を、国会の支配下から解き放つところにこそ大きなメリットがあるのだという。
 平たく言えば、今は地方自治体が何をやるにも国会にお伺いを立てて認めてもらうルールになっているのだが、改憲するならその束縛を解除して、地方自治体なりに好きな自主チャレンジができるようにすべきであり、そうするのが断然日本の将来に効いてくるでしょ、ってことだ。
 YES、大賛成!その通りである。

 第94条
  地方公共団体は、その財産を管理し、事務を処理し、及び行政を執行する権能を有し、
  法律の範囲内で条例を制定することができる。

 『法律の範囲内で』と書かれている以上、地方自治体が独自に起案する社会運用の姿を、思うまま自分ちの条例に書き落としてダイレクトに実施することができないのである。
 わかりやすくは、いま大阪でカジノIR誘致の検討がかなり現実味を帯びて進んでいるのに、到底関係あるとも思えないアホの国会議員どもが何故かわらわら群がって来て、わざとらに日本社会全体へのメチャクチャな拡大投影でもって無理ムラ無駄に絡んで、ありもしない依存症の対策を、よりにもよって法律に制定するしないという見るも馬鹿馬鹿しいガイキチ騒ぎにしてしまっている理由がこれだ。

 前にも述べたが、ラスベガスは地理的にも政治的にも孤立した都市であり、カジノの収益性を目的に他と隔離して特化した社会運営がなされていると聞いた【490】
 当然だ、発想を最大限に拡げてはスピーディに試行錯誤を繰り返し、あらゆる手を使って賭博でカネを稼げるだけ稼ぐ。こんなもの国家単位の一般社会スケールでやる意味なんぞあるものか。

 憲法と言えば確かに9条の改変も重要なのだが、少なくとも現時点でその議論は絶望的な的外れにしかなっていない。一方カジノIRの現実的な収益機動力を目前に置いて、圧倒的に財務改善の即効メリットが期待できるのは、この地方自治自由化・第94条改憲の方ではないのか。
 2025大阪・関西万博の開催に向け、日本で最もカジノ立地条件に優れる夢洲人工島の開発計画が進んでおり、実績ある海外のカジノ業者もその気を見せている。さらに効率化を目指す大都市行政の刷新トライアル=大阪都特別区再編案も地元住民支持が拡大中と来た。
 これら一連がセット稼動で実現すれば、この日本列島で『高齢犯罪者の自爆テロ政権が壊しに壊した老衰ニッポンを反転させる』起死回生の精力源として、大阪府市は申し分のない機能を持つことになる。

 以前にも増して『おいおい本当に大丈夫かよ?』と心配が募る東京都心の狂った乱開発、言っちゃ悪いがこれってそもそも『都政のドン』みたいなもので決まっていた前時代式・破滅型ダメオヤジ利権政治の負の産物であり、こんなもの現状の延長線上で散財するばかりで将来性ある国政の改質には何ら役に立たない。
 この狼藉をやり散らかしの発散に終わらせないためにも、新幹線でわずか2時間半の東海道の反対側で是非とも高収益の最新鋭副首都エリアを起こしにかかり、そっちから現実的な善後策を引張れるようにしておきたいのだ。

 間近の堺市長選、当面のところ大阪都構想との関連が棚上げになっている。だが大阪の今後の成長を見据えた時、大阪市の南に隣接しながらそれを受け止める立場となるからには、今さら大阪都構想反対では政策論議がつっかえるばかりで堺市は発展できないと私は予想する。
 改憲による地方自治の自由化拡大までいずれの視野に入れるなら、大阪都特別区を中心に、大阪湾岸一帯から連携を固める体制を作り込んでおくのが勝率高い。
 カジノに万博、大阪都構想と直近で目立つ話題に触れる限り、どうしても先進技術開発や高速大容量通信インフラなどに意識が寄ってしまいがちだが、大阪湾岸の水運が行き届く範囲の地域には、鉄など重量物に由来する製造業の歴史がある。特に堺市は、刃物や自転車など人力対象製品を生み出す職人スキルの生産力に長けていて、案外こいつは流行りもの技術に左右されない底力が期待できると見込んでいる。
 最先端技術に溢れた現代でも、ありきたりで普通のモノたちが消えてしまって成り立つ訳がないから、今いっとき日本工業力が元気をなくしていても、その潜在ポテンシャルを活かせる位置に組み込んでおく中長期戦略的な思考は持っておきたい。

 あと世界文化遺産が決まった百舌鳥・古市古墳群か~
 お墓だし、迂闊に観光施設化もできないのだけれど、ならば観光客から荷物全てを預かるという名目で身ぐるみ剥いじゃって、替わりに聖徳太子風のコスプレ衣装一枚でガチ真剣の正式参拝者に祀り上げてしまい、真夏も真冬もものともせず、ひのき造りでピシッと整備した野ざらし参拝通路を裸足で歩いて、目いっぱい森林浴しつつ古墳中心部に礼儀正しく参拝してもらうツアーってのはどうだろう?
 我々日本人は地球上で唯一無二の、この日本列島の擁する森羅万象をくぐり抜け、その畏れの前に平和な組織運営の大切さを思い知りながら、この世界に誇る君が代DNAを育んだのである。この企画が実現するのなら、他ならぬ私自身が絶対行きたいぞ。

 …ところでさ、前市長の不明瞭財務、真実は行方不明でいいんだっけ?【739】【740】
 大阪維新以外の政党が軒並このまんま追求せずにお流れにするつもりってのは、市長選は別としても、何だか市政参画の適性保証がないがしろになってる感じがしてヤなのだけれど。

 まあいいや、だから言うのだ。大阪の成長を止めるな。
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