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【673】加齢臭王者の蠱毒エクスペリメント [ビジネス]

 今度は近畿で台風、北海道で地震。えらく災害の多い年である。
 まずは事態の全容が明らかになるのを待とう。皆さま、どうかお大事に。
 大災害が起こったからって、日本社会に半ば常識的にはびこってきた悪しき陰湿なママゴト力関係の文化構造を、公衆の面前でひとつひとつ白日の下に晒しながら解体していく作業を止めてはならない。大事な局面である。

 それにしても悪い事だらけでひとつも良いコト無いし、サルでも解る一般論として語られる『公明正大な社会規範』から一見してズレてるのが判っているのに、何故ちょろりんちょろりんと架空の力関係に調子を合わせ、わざわざに不毛で不愉快な『ハダカの王様』劇団員人生を選び取る大人が多いのだろうか?

 実は簡単なハナシで、その方がラクチンで居心地いいからである。不愉快じゃないのだ。
 そう、自分の未来構築を放棄して、老衰過程の消化試合に入っている人間にとっては。

 威張りたいヒトには威張らせておいて、御近所づきあい然にテキトーに御機嫌とってりゃ少なくとも自分にとばっちりは来ないし、少々逸脱した我儘や自分勝手はなあなあで見て見ぬふりをして事なかれで収めておけば、ラクチンで安穏な時間が過ぎて行く。もうそれでいいじゃん。それでこの場がなくなっちゃうんなら、なくなっちゃえば?どうせ自分らその程度の人間だし。そういうことだ。
 正しいも間違いも無い。トシ喰って気力も体力も落ちて来ると、まず息が切れてアゴが上がるところから思考と感情、そして本能が始まるのである。
 若い人たちと組み合って新しい道を切り拓くなんて、熱血ドラマが好きな自称熱血漢で勝手にやってればいいでしょ。威張りたい人種とぶつかって余計な悶着も起こるし、正義の味方ぶって面倒くさいことするのやめてくんない?ついてけないんだけど。
 組織の高齢化が進むと、自然のなりゆきとして組織の自我がこの気質に向かう。これは教育や旗振りでどうこうなるものではない。もう生命力の衰えに起因する生物の基本特性として『頑張れない老人の群れ』になっちゃってるんだから、ある意味仕方ない。

 工業大国全盛期の馬車ウマ稼動でそれどころじゃなかったってのはあるんだろうが、かつては改めて組織の天敵と戦うほど深刻真剣な職場風土整備なんて、考えられなかった。あ、その代わり、いわゆる働き過ぎ自滅やライバル同士討ち系の『やりすぎトラブル』はいっぱいあったと思う。
 これが、いつの間にかわざわざの取り組みをしないと自発的な生産性を維持できなくなり、活性化・健全化の先導役がどんどん少数派になって、遂には自力で生命維持できる、いや自力で生命維持しようと思い立つ職場風土を目指して、エンドレスの悪戦苦闘が常態化するまでになっている。

 冗談でなく『全員一律に、菱形の青い強精錠の支給』あたりが即効性のある実効解だろう。
 ドーピングででも機械的に若返りの活性化操作をやれば、文字通り原動力としての『やる気』に火が入るから、ナニガシか嬉しくて楽しくて前向きな組織活動が現われるはずなのだ。

 無論そんな手段も現実には採用できない訳で、だとすると少数派に甘んじざるを得ない若年層が、いつもシケた老衰体質の組織風土に多数決で寄り切られ、せっかくの才能も体力も可能性も奪われ、ボケ老人のオモチャにされ続けることになる。
 これではどんな組織にも先が無い。まあ前述したように老人本人らの大半は、なくなるならなくなっちゃえば?くらいの生存欲だから、道理っちゃあ道理なのだけれど。
 老人どもがだらだら自滅の道を選ぶのは咎めないが、そこに若者を巻き込んでいるところが迷惑かつ理不尽なのだ。

 老衰集団はおのれを悟って、威張り威張らせ旧知のよしみを温めあう有志の介護同好会を結成して、高齢層の箱庭で閉じる道を探せないだろうか。今これだけ社会のあちこちで、公明正大のメッキを施した人治采配が幅きかしてたんだ、老人同士で遊び相手が見つからなくて困ったりはしないだろう。元気で若い人たちを自由に飛ばせてやらないと、日本社会が明日を生きるための生命力を枯渇させてしまう。
 『若い人に対して、老人が奇妙な上から態度の絡み方をする接点を絶つこと』を目的とし、例えば隔離された人工島ででも老衰天国の介護同好会を自費で楽しんでもらって、自然発生のなりゆき現象を刈り取る実験ができれば面白いかも知れない。今の体操の、数年前の業界組織表とかで人選すりゃいいじゃん。
  自分なる人間は、どんな自覚のもと、他の人間にナニをナゼ強要しようとするのか。
  自分なる人間は、どんな自覚のもと、ナゼ意味不明の強制に隷従する時間を選ぶのか。
 これって高齢化ニッポン全体として、社会の生産性を回復する現実解の貴重なヒントになるのではないかと思う。

 体操業界にはとんと知見がないのだが、コーチ職って仕事にありついて十分な一定期間を安定してやってくってのはかなり難しそうに見える。激しい競争の中、素晴らしい原石の選手と巡り合って腹割って試行錯誤を繰り返して、いろんな大会の場で実績を積みながらスポンサーさん探して。
 ここへきてスポーツ種目毎に競技名を掲げたナンタラ協会ってのがずらりとあって、軒並そこで架空の権力構造が布かれていて『誰それさん』がワイロとりながら、お気に入りの若手コーチたちに仕事ふりわけてるなんてことないだろな?
 『業界のドン』気取りたさに、なびいてくる若手は舎弟扱いで依怙贔屓、なびいてこない若手は執拗に嫌がらせ…あたりで済んでいるうちはともかく、まかり間違って『誰それさんに御挨拶参りして、おいくら掴まさないとやっていけない』みたいなハナシにでもなっていたら穏やかではない。帳簿に乗らない袖の下が行き交う不健全財務には違法性要素が紛れ込む確率が高く、何かの拍子にそれが明るみに出た途端、関係者一同のお仕事は信用もろとも崩壊する。

 確かホリエモン氏の講話の一端だったと思うが【219】【264】、彼なりの採用基準として『ヤバい奴は採らない』というのがあったのを憶えている。実は全く違うところで、全く同じコトを言う人間を複数知っている。
 ヤバい奴=自殺したり、犯罪に手を汚したり、特許盗などをやりそうなヤツのことだ。私なりには、『快く生産する自組織の自我に険悪なダメージをもたらす人種』だと理解している。
 そう、どんな地道でささやかな事業でも、『事業を健全に回転させる』という運用状況は、楽しく幸せな経営のためビタ一文譲ってはならない条件なのだ。逆に少々派手でカネ廻りが良くても、ヤバい要素が紛れ込んだらマトモな仕事にはならない。

 いま我国の運営にあたり、立法・行政・司法に跨って『ヤバい奴等』が犯罪に手を汚しつつ大量に蠢いてるのでは?何しろ機関横断型・組織的犯罪容疑が未解決の真黒政権である。
 どこぞの政党集団は大半のヤツがヤバいんだってさ。
 明るい未来を自分たちで楽しく切り拓きたい若者たち、もう採用基準は誤れないぜ。
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