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【1140】正々堂々一発当てる大穴狙いの実直命中率 [ビジネス]

 今度の統一地方選が4月9日だから、騒がしくなる前にカジノIRの話題を。
 昨年のうちに大阪維新の会から大阪府知事・大阪市長の両候補が発表され、いろいろと紆余曲折もあったと見受けるが、このほど対立候補も概ね出揃ったようだ。
 相変わらず『大阪維新 vs 反・維新寄せ集めの急造勢力』という構図が残存しているが【272】【339】、随分と明暗が分かれてきたように見える。どっちが明でどっちが暗かは、まあ置いときましょう。

 かねてから述べている通り私は大阪湾人工島でのカジノIR起動に大賛成しており、これは日本国が背水の陣で臨む、起死回生の、そして唯一無二の財務改善方策だと確信している。改めてしっかりと断言しておく。

 日本国財務が現状ママで特段の対策措置もなく楽観的に将来を迎えられると思っている日本人は、さすがにもうどこにもいないはずだ。数年前までちょろんちょろん経済学者だのエコノミストだのの名札ぶら下げて、『日本はまだまだ大丈夫』『日本経済の底力』『日本の借金を気負うのは勘違い』みたいな無責任な漫談がやれていた日本経済界が実際どの程度のモノだったのかよく判る。
 人類文明としての経済を理解も運用もできない黄色いサルのサル山あってこそ、真顔で公言され誰かが取り合うとして、あんな現実性の無いシロート楽観論が横行していたワケだ。日本国内に、まともな社会システムとしての『経済』の概念は存在しない。

 学術めかした曲解や頓智の類は経済専門家を自称するサル畜生にやらしとくとして、日本社会は我々1億2千万人の集団ひとつとして『ちゃんと返済するから』と約束した上で、1千兆円以上の日本円をこの世に借り出して、既にその借入金は日本社会の運用に供されて、日本の生活の何らかの一端として使われて出回ってしまっている。
 将来、借り込んだ額のぶんだけ『これは、世の中で使えるお金だよ』と名実ともに公認で保証のついた日本円を、耳を揃えて目前の卓上にぽんと現物として用意し、『ハイこれ、約束通りにちゃんと返したよ。どうもありがとう』と公認で返済処置を完遂しない限り決着しない。当たり前だ。

 いい大人が、このあたり全部知って解った上で、今ここまでやらかしたのだ。
 人が暮らす社会において『価値』という概念が定量的に数値換算され『カネ』と引き換えられて流通する。人類文明が価値を見出す事物を日本社会が国力として『生産』して、それがカネ=日本円に換算されて経済がまわり、景気を支える。

 カネとはそういうものだ。
 だから社会におけるカネ流通現場の一面として『たくさんカネを持っているヤツは、経済として動いている多くの事物を、自分の支払い能力と引き換えて好きに動かせる』という権力構造が顕れるのである。そういう位置関係になる。
 まあ、みんなカネを欲しがる根本的な理由がこれだよな。とりあえずカネさえあれば、経済取引に絡む生活領域のあらゆる事象は思いのまま実現できるのだ。

 だが元々は、それだけの権力を自由に振り回すだけの『社会が認める価値』を生産していて、それ相当のカネが生産元の手元にあるはずなのだ。順番としては『社会的価値の生産』が先にあり、その結果として数値換算された『経済権力としてのカネ』が世に送り出される。
 裏返せば、先に日本社会総力としての生産で生み出された『価値』もこの世に存在しないのに、ただ印刷物として刷り足された日本円に、カネの機能など備わらない。

 『いやいやコレは立派に価値のあるおカネで、それを前借りしただけの借金です』といくら言い張ったところで、そんなもの何の『価値』の前借りになっていて、今後の日本経済のどこで生産されると保証された『価値』が釣り合うのか、答えられるヤツいるのか?
 今さらのハナシだが、1億2千万人の誰ひとりその価値交換の完遂を本気で約束せず、中央銀行に日本円を無節操に刷らせてしまったのだから、現時点で日本円がロクな価値根拠もない紙切れにしかならないのも必然のなりゆきなのだよ。

 まあいいや、改めて上記の通り、いい大人がそのへん解って借金作ったんだろ?
 外為市場を見る限り既に打つ手なしの底なし沼だが、それでもなおの一応ながら『日本円がただの紙きれ以上の価値媒体である』として流通する経済効果は、市場である程度認められている。この価値認識が地球上の経済市場のどこかに残っているうちに、リアルに現存する人並・他国通貨並の社会的価値と日本円を釣り合わせて、借金の清算を急げるだけ急ぐ以外に手段は無い。
 人類文明の課題として組み合う腹も固められず、黄色いサルがラクやトクの引換券としてだらしなく世に撒き散らしてしまった日本円が『カネ』として見てもらえるうちに、手早くは外貨と交換してもらってまず『国家資産の価値化』を図る。
 こうして国際的に価値評価の安定している外貨を手元に持って、それを『迅速にまわす』ことで、国際通貨市場における『より安定した高い価値』を手元に増やしていく。

 そう、カジノIRだ。
 ヒトが自身で保有した価値を、自らの判断でカネに換えて偶然の行方に託す娯楽。
 人間の、いやもしかすると生物の生存本能システムファイル領域に共通しているかも知れない偶然志向=実力勝負に終わらない幸福願望の産物である【1129】

 なるほど国家運営での価値管理を誤った日本円を見込んでくれる人を探して、わらしべ長者式に価値増幅を図るという戦略なんだから、正直『欲を出さずに地道に真面目に』という清貧さは捨てている。 
 だがこうでもしないと、何しろ今まで『欲にまみれカネに目がくらんで不真面目一方に』通貨の本来意義を食い潰した日本円が、世界経済市場のスケール効果の希釈力を借りて、合法的に原理相応の作動状態を取り戻す現実解にはなり得ない。
 言い訳できない・しょうがないというより、よくこんな四角四面を自発的に遊ばせるような文化が世界のあちこちで後ろ暗さもなく、むしろ煌びやかなあだ花のイメージで平和に普及してくれていたと喜ぶべきであろう。

 カジノ反対でだらだら食い下がる反・大阪維新の『大人になれない聖者』ども、オマエら今そこまでカジノIRの弊害を騒ぎ立てるなら、何故こんなことになる前に日本円の価値を取り戻す経済政策を死に物狂いで主張しなかった?
 当時やんごとなき理由があったならあったでその説明から聞いてやるが、それにしても現時点、オマエらごときがカジノIRをどう評するかなど誰も興味はないのだし、心底から言いたいことがあるのならカジノIRで日本国財務が改善した現実をまず受けて、その先の課題として論争するしかねえだろが。そのへん解って論戦を頼むよ。

 もっともこの程度のこと、大阪府市民はとうに理解しているはずなのだ。
 とにかく2025大阪万博は東京五輪なんかの過去事例にとらわれず、身の丈に合った内容と規模の節目セレモニーに収めておいて、『未来を狙うニッポン大逆転の第一起点』を大阪現地に打ち込む本命タスクに集中すればよい。
 これが叶えば、今のこの日本国全体を覆う陰鬱な不景気を払拭する足掛かりとなるだろう。大阪府市と言わず日本国にとって、『一致団結・一致結束』とやらのサル山帝国がやり散らかしてきた非・文明性の失敗が明確に打ち止めになり、人智による問題解決への反転攻勢が動き出す。

 まあ、そうは言っても油断は禁物!を肝に銘じて頑張っていただこうか。
 子供たち若者たち、カネに目がくらんで苦労を怠けて作った借金を、自分らで本気で返す責任感のある大人とそうでないオトナの違いがよく見える統一地方選になるのかも知れないぜ。
 試験・受験シーズンを乗り越えたら、その着地点から次を起動だ。今週も御幸運を!
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