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【930】再起不能な堕落人生プランの報酬単価 [ビジネス]

 もう、あれもこれもメッチャクチャなことになってきた。
 今さらになって新型コロナ・ウィルスが謎の百花繚乱で変異し放題!とでもいわんばかりに、何故か感染者数も犠牲者数も少ないこの日本で、変異種発見の報告数が加速度的に伸びており、ちゃんと突き合わせてダブルカウントが無いのなら、もう三桁件数いってる感じだ。

 『新型コロナのワクチンは、変異種であっても効きます』などという、あり得ないトンデモ誤情報もチラホラ耳にした記憶があるのだが、当然そんなことがあるはずもないのはすぐバレたと見えて、いくらもしないうちに静かになったようである。
 そう、よく言われる通りウィルスの自己複製精度は生物界の常識に比べて低く…というか、突然変異による新種・亜種の発生率がそもそも高く、宿主の生体機能を乗っ取ってこそ生物学的な世代交代が可能となるウィルス族にとっては、自ら変質することで宿主を乗り換えていくこのやり方が生き残りの基本戦略となっている。
 世の動植物は大概、体内に侵入してくる外敵に対して抵抗力を構築するだけでなく、更にその抵抗力を戦力ストックして、二度三度おなじ手を喰らわないようグレードアップできる能力まで備えているからなんだよな。

 だからって、これまた何も事実確認せずに『既存の医薬品は、あらゆる変異種に全く効かない』などとも言えない訳だけれど、インフルエンザなんかでもその年の流行型の読み外しによる予防接種の空振りとともに、それなりの件数でシーズン中に、ウィルスが変異してワクチン効力をすり抜けてしまうケースもある訳で、この場合まさに結果論として『変化球の弾道変化に空振りさせられた』形となる。

 いや、それで今般の新型コロナのハナシに戻るのだが、既に三桁に迫るほどの変異種が確認されているのなら、懐かしの野球漫画『侍ジャイアンツ』に出てくる分身魔球が、今もう分身しているところまで見えてるんだから、どれが実弾でどれが虚像かも見切らずに振りに行くなよというハナシである。
 日本なんかまだノーストライク・ノーボールなんだし、今は見逃せば良い。

 ところで目を疑う仰天のニュースが流れた。真実なのだろうか?
 『ワクチン接種の副作用で落命したら、国が4千万円強の補償金を支払う』だって?
 冗談じゃない、もう小学生でもヤバさが即断できるレベルではないか。
 『ワクチンを打つ人間』と『4千万円強を受け取る人間』が、絶対に別人になるのだ。

 あえて歯に衣着せず直言しよう。読み苦しいが、ちょっとゴメンあそばせ。
 そう、邪魔な老人にワクチン接種させて始末する格好のチャンスだ。
 ワクチンの副作用が原因だと証明が成立したら、臨時収入4千万円強が手に入る。
 証明が成立せずとも、類似ケースが多発するから調査を面倒にすれば逃げ切りOKだ。

 以上、悪辣な他殺動機による悪用パターンだが、もちろん子供や孫への介護負担を気にしながら身の修め方につらく悲しい思いを巡らす高齢者の方々だって少なくない。こちらの方が、むしろワクチン接種の当事者が副作用を原因とする因果関係の物証取りに積極的なぶん、外野の目による事後調査で指摘し真相を特定するのが困難になるはずである。
 悲しみに暮れ生活に困窮する遺族を前に、尊い人命が失われた経緯に疑いをかけて補償金の支払いを拒まなければならない。その決着がつくまで親族はじめ関係者一同は、不穏な揉め事をペンディングのまま持ち合うことにもなるから、相続の処置が仲良く穏便に落ち着くことも無かろう。

 極めてあやふやな確認で、またしてもの税金資本で補償金を次々と払い出すような破目に陥ることは許されない。それこそ『一人あたり4千数百万円入るから…』で計算を始める日本人が、あながち少なくない数で出て来てしまう流れにならざるを得ないからである。
 この世は、この経済空間は、この日本社会は、清く美しくあることだけを実存の崇高な目的に、神の与えたもうた聖者の修道院ではないのである。
 森羅万象、生命の歴史を育んできた日本列島の豊かな自然があるだけだ。
 人間も組織も、種の保存を賭けた生き残りのためなら、どんな道理も巻き起こす。

 今般、たかがワクチン接種の副作用リスクなどという個人事情の選択肢に対して、勝手に税金資本の高額補償をつけようとしているところに、社会主義の押し付けにしても、ちょっと空恐ろしくなる金欲取引の逸脱感を禁じ得ない。
 こんな発言が国家組織の運営議会で本当に飛び出したのなら、大陸や半島がどうたらなんぞ軽く飛び越して、もう一部の思想・宗教カルト集団に通ずる領域にまで、日本国の財務モラルが崩れ出していることを心配する必要がある。

 確かに新型の病原体感染症が流行し、苦しんだり落命したりする人が出た。
 だがそれは地球上で展開する生命の歴史の一幕として自然なことなのであり、殊に日本国においては、今ここに到って既存の医療技術の及ぶ範囲で、社会の通常作動に戻しても破綻しない程度には収まっている。新型の疾病なので被害は避けられないが、1億2千万人日本社会の組織生命を危ぶむには全く及ばず、むしろ初期被害からの再起と回復に軸足を移せる状況には十分なっていると見受ける。
 なぜ無理からに未完成のワクチンを、つらい他国を押しのけて税金資本で買い込み、国民個々人の本人を越えてまでのカネ目当てでそれを打たせるような焚き付けをせねばならないのか。

 『国民みんなが安心して経済活動に精出して幸福に暮らせる、平和な日本国』
という国家像は、それを『良いコト』として目指して努力を注ぎ込み、みんなで協力し維持して初めて叶う。
 平凡な日常生活を送る中で、普通に稼いで、普通に使って、そりゃナニ不自由なくというには全然足りないながらも、どうにか遣り繰って日々を生きていたのが一昨年のことでしょ?
 この1年ちょっとで、アレをやったら半額あるいは全額がタダになる、コレをやったらおいくらくれる、そんなハナシがやたら公然と語られるようになった。だが人命に及ぶのは、あまりに早過ぎやしないだろうか?

 ワクチン副作用の補償を認めた呼び水事例の数件が報じられるなり、ワクチン接種希望の件数が急増…なんてことにだけはなって欲しくない。
 人さまが、誰かを何物にも代えがたく大切に思う気持ちを、よりによってカネ勘定に引きずり込もうとするような悪意は断じて許せない。どこのどいつだまったく?
 気を確かに持って、元の、普通の生活で幸せに暮らしましょうよ。では御幸運を!
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