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【893】逆らえない宣誓文の絶対情報源 [ビジネス]

 おお、このヤクザな連番を振る日が来たか。内容はカタギに行きたいものだよ。

 ヤクザの親分にしてもカタギの重役にしても、昭和陳腐ドラマの安直な展開として、
  『し…知らん、ワシは知らん!ワシは悪くない、部下が勝手にやったことだ!』
という台詞はよく聞いたものである。もちろん組織的な悪事を暴かれた場面で、善玉役に動かぬ証拠の現場を押さえられた悪玉の主犯格が放つ、定番の逃げ口上であった。
 だが私自身が大人と言われる年齢になって、果たしてこのシチュエーションはどんな条件で成り立つのかと、割と真剣に考えてしまったことがある。

 世間様にうしろめたいようなコトを組織的にやるからには、やはり手下に対して指示命令の強制力が保証されていて、その自負までしっかりとなければならないと思うのだ。手下たちも表向きにバレるのは怖いはずだから、キホン更生して平穏な生活を送りたいという気をつい起こしがちなはず。反社会的組織は、宿命的に事業推進の統率を乱す裏切りの動機を内包している。結構心労だぞ、これ。
 だから『裏切り者は殺す』的な極刑ベースの闇の掟が、古今東西ポピュラーな組織統括方策になってるんだろうな。雲隠れされちゃったら裏切り者の捜索工程において費用対効果が辛いはずで、そうならない前に些細なことでも殺処分にして規律維持の空気を維持せねばならない。これはこれで、補充人員の青田が潤沢でなければ、あっという間に戦力が枯渇して破綻・廃業である。
 そうか、管理職は引金があれば職権放棄しやすいっちゃしやすい職場なんだな。

 我ながらくだらない思考実験だったのは甘んじて認めるけれど、反社会的であるがこそ自覚して意図的に、恐らくは悪知恵教科書の詰め込み方式になるんだろうが、自組織の事業理念を従業員たちに周知徹底させて稼働する組織があったなら、そこの従業員たちって優れた(?)自律判断をもって、かなり組織的真剣に悪事に取り組むのではないか?そういえば、なるほど架空請求詐欺犯の少年は、実はとっても効率的な組織に身を置いて日夜成長していたのかも知れない【189】
 だから親玉格にしても、自分が口先カンタンに『部下が勝手にやった』と責任逃れに走っても、それで組織としては破綻せず後の事はどうにかなると思えるのではなかろうか。これって案外、全員経営のコンセプト【19】が実現していて、危機管理としては完成された組織形態じゃないかと思ったのである。
 誰にでもイージーに理解され歓迎される、ただ美しい事業理念を掲げてしまうと、それは確かに正しい『情報』なのだろうが、従業員たちに背筋を正して特別扱いで意識されなくなってしまい、逆に存在意義を成さなくなるのかも知れない。合法的に気の利いた『ヒネリ』が欲しい気がするなあ。

 まあいいや、当然そんなハナシを本題にしたいのではなくて、あほの古電球がぬけぬけと吐きおった『学術会議のメンバー任命にあたり、その名簿の内容を知りませんでした』という不見識発言について、少しマジメに考えてみようというのである。

 まず『学術会議の参加者は、内閣総理大臣が任命する』と法律に定められているならば、『内閣総理大臣は、参加者が誰々だか知りませんでした』という現実は無い。総理大臣が忙しいとか、他の誰それがちゃんと見ていてどうたらこうたらとか一切関係ない。内閣総理大臣は、知って解って任命する。それが組織のしたためた日本語情報の意味するところだからだ。
 組織運営にかかる現実を書き落としたのが法律で、これと食い違う作業処理は、この日本国の運営にあたって存在しない。我が日本国の世の全ては、この前提から考え始めなければならない。文字通り『決まってんじゃん』ということになる。

 右傾インチキ詐欺与党のウチワ遊びだとは言え、バカみたいな選挙ゴッコの儀式までやっちゃったんだから、『このみすぼらしい認知症老人に立場相応の自覚がありませんでした…』の言い訳も通用しない。これは『党意としての組織的判断』である。間違いなく、こいつら全員の『与党組織』でやった。

 まず本件に関わる人数には限りがあるんだから、他にも何か問題があったとして、手を付けるのは後だ。順番だよ順番。
  なぜ特定の6人をハブったのか。その理由は何なのか。
  どこのどいつがその理由でハブる判断をしたのか。
 当面明らかにすべきはこの問題一点であり、少なくとも当事者として間違いなく関わったのは古電球である。
 ならばこいつを徹底的に締め上げて吐かす以外ねえじゃん。国務だ、やろうよ。

 例えば古電球を押さえ付けて、電球だけに両耳からプラスマイナスの電極を突き刺し、スイッチONで両目から火花を散らしながら記憶探索装置により強制脳内スキャンができたとしてだ。その回収ファイル群の隅から隅までどこを探しても、99人の名簿を見たところからでしか記録が始まってなかったとしてだ。
 それでも日本国組織の自我が、情報処理ルーチンとして『内閣総理大臣が任命する』と定義し明文化している以上、『内閣総理大臣が学術会議の任命メンバーを知りませんでした』などという現実は、この世のどこにも存在しないのである。
 我等が組織生命体・日本国が長きにわたり、この日本列島で多くの日本人を世代交代させながら育んできた『日本の心』だからだ。今般一連の出来事は、『日本の心=皆でこう暮らそうと決めた皆の心に従って実行される意思決定フェーズ』において起きた。

 良識として許されるとか許されないとか、そういう問題ではない。組織なる生命体が成立するための、物事の因果関係が成立している成立していないの問題なのだ。
 『これで誤魔化しちゃってしょうがないで済む』ような日本社会ならば、程なく社会組織としての生命力は失われ、未開の原人が社会文明発祥以前の振舞いで暮らす時空が訪れるだろう。

 『いま内閣総理大臣が不在なのだから、ただの出し子の古電球は何も知らない』
 『内閣総理大臣が知るはずの名簿は、6人減の理由と併せて正式に用意されている』
 どうにか現実の解釈が成立するパターンとしては、このあたりが限界だと思う。

 それにしても、この国力弱体化を突いていきなりの侵略を仕掛けられる心配が無いというのは、我々本当に恵まれた時代の国際社会に生きていると安堵するのだ。
 正しい『組織』はもう大阪で実績を上げている。幸運は抜け目なく刈り取らないと。
 期日前投票も始まっている大阪都構想の行方を見守りながら、グッドラック!
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