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【886】進化と淘汰のゼロイチ将来分岐プラン [ビジネス]

 『携帯電話料金の値下げが1割では改革にならない』らしい。
 では何割から改革になるのだろうか?古電球、オマエもういいよ。

 『改革』だとか大袈裟にしたいなら、日本社会の自我が納得する合理性をもって『ここからON』の目標点を定め、定めたらそれを必達しないと、ナニをどこまでやるのかやったのか、あれもこれも現状なりゆきに言い訳つけて諦める結末ばかりで、成果らしきものが見えないまま発散してオワリだぞ【882】
 荒んだ国情の現状把握もせず、こんなになってまでなお極東随一の歪んだ支配階級制国家への執着を続けて、まだ日本国民が『幸せで平等な民主主義』の妄信に甘んじてくれるとでも思っているのか。
 『改革』という目的事象を『ゼロからイチに換える』判定で具体化するデジタル化コンセプト、これもやらないでデジタル庁も何もあったものではない。却下!

 今すぐ消費税率を5%以下に下げて、もうみんな面倒臭くてコロナ禍もあってどうでも良くなって、店内食だのテイクアウトだの騒ぐのに飽きただけのデタラメな軽減税率を根こそぎ撤廃するのが先だ。
 それをむずかってもたついて、ぐずらぐずら現行の欠陥税制を放置するのであれば、真先に現役お母さん世代を支援するために、取り急ぎ女性用品を軽減税率対象品目に加える作業から始めろと言っている【422】

 思えば昨秋、その軽減税率の不明瞭で煩雑すぎる現場処理が次から次へと問題視される中、電子決済にしてしまえば『ピッ』とやるその瞬間でとりあえず済んでしまうため、具体的な税率計算の未定部分は勝手にどうにでも決まって、それであんまり文句も出ないだろうというロクでもない魂胆により、同じ買い物をしても電子決済だけが税金ばら撒きの恩恵(?)にあやかれる、電子決済強制推進キャンペーンが狂ったように乱発されたものである。
 まあ幸いにして私の周辺ではまんまと騙される事例も見当たらないまま新型コロナ・ウィルス感染騒ぎの波に呑まれてしまった感じだが、電子決済が普及するようカネちらつかせて焚き付けたのだから、当然日本全国で契約者は多少なりとも増えたはずだ。その無責任で場当たりな市場操作…というか市場攪乱の影響が時間遅れで露呈してきた。
 立て続けに報じられている、当人以外の侵入者による電子マネーの不正引き出しだ。全額補償も何もそれって結局は利用者負担、一応まさかと述べておくが、それもまた税金資本で埋めるんじゃなかろうな、おい?

 元々が、支払や預金操作を迅速に行い時間をかけたくない御多忙人種が、そんな人たち故ぼんやりにでも現行デジタル技術のセキュリティ限界みたいなものは認識してて、ちょくちょく日々の記載をチェックしもって使うのが電子決済だったと思う。だから各社、決済に使える対象をいろいろ競って拡げて利便性を高め、まあポイント還元などお値引き系のサービスも適宜盛り込んで、市場競争していたワケですね。それが市場の平衡点だったのだ。
 ここに、支配階級の横車で軽減税率制を宣告すれば下民が大人しく従うと当て込んでいたら『現場各々の当事者同士で税率が決まらないような欠陥税制は、いくら何でも運用できない』という社会機運が急激に高まったため、自爆テロ非国民犯罪者政権が慌てた。
 なりゆきとして、勘どころが働かず電子決済を避けていたデジタル音痴を狙って、異常な勢いの電子決済の普及推進をやったのだから、道理に則ってその結果が出る。

 そりゃ契約にかかる段階から個人情報の漏洩件数は増えてるだろうし、そこで扱われる取引に秘匿をかける方策としては基本IDとパスワードに顔・指紋の特徴データぐらいのものだし、だとすると、こんな書き方で堅牢性を否定するのもナンなのだが、カモ激増で被害が増えない方がおかしい。
 全てをゼロイチの並びで情報処理するのがデジタル化だから、そのセキュリティ・ロックもゼロイチの並びでしかないワケで、つまり片っ端から並びを試せば理論上アタリが出て破られるのは時間の問題である。この原理は前提に、当代ユーザー層の流行や噂話まで総動員し、ロックを『他人より面倒臭くして、自分より先に他人に犠牲になってもらう』のが現状の有効策であり、だから大企業や重要機関の機密情報を扱うパスワードは『どえらいケタ数の素数』という情報形式に行きつくのだ。

 あー分量がヤバいがここで果敢に横道に入ると、素数というのは11、13、17、19、23…など『因数分解できない、割り切れない孤高のアウトロー』みたいな数のことで、実は数学的には謎が多く今もって規則性が見出せていない。イチから数えていって素数が出現するタイミングはどこまでも不規則、延々御無沙汰したかと思えばいきなり頻発、つまりその素数に初めて出会うまで他の効率的な創出法が無いのである。
 でも情報処理の高速化が進めば進むほど、その『初めて』があっという間に訪れるため、とにかくケタ数を増やす勝負となるのだ。
 だがこうなっちまったら自分ちの機密情報のパスワードなのに、自分で見ても他と見分けがつかないし、それどころか一生を使い果たしても最後まで読めないくらいのことにはなってんだよな。一応ロック解除の操作には使えるが、それって『鍵』としてどうなのよ、やれやれ。

 ここで面白がって考察しておくべきは、ハンコ文化だと思う。
 『そこらの店頭で小遣い銭と引き換えに、他人でも買えてしまうスタンプ』と評される印鑑だが、実は製造バラツキでヨコイチの右端が薄くなってたやつが誰かに買われて、その本人に使われるうちフチの右下一箇所が欠けてきたりもしながら、『誰にも、持ち主にさえ気づかれない唯一の歴史を重ねて、唯一の特徴で印影を再現する』という、結構しっかりと本質を突いたアイデンティティを備えているのだ。
 あ、もちろん進捗管理書類がスタンプラリーになるのは、ただの非効率ですぞ。

 あああ、やっぱりいい分量に来てしまったので、強引にまとめにかかろう。
 デジタル技術は『ゼロイチ判別の確実性を、特定目的の情報処理の効率向上に活かす』ところにキモがある。その簡素なプロセスが高速大容量化を可能にしているだけであり、決してこの世の万物がデジタル機器の中で現実以上に再現される訳ではない。浅はかな解釈で目立つ因子だけデジタル化すると、物事の本質を支えていたオリジナルならではの要件特性が失われてしまい、現実を見誤った人類文明がむしろ的外れに退化する危険があることを忘れてはならない。
 この劣化版・自爆テロ非国民犯罪者政権には『デジタル』を語る資質のあるヤツが全く見当たらないという事実が早々に露見している。このポンコツ政権はじきに終わるだろうが、公務員定年延長の優待席ポストの準備を一段たりとも進めさせないよう、日本社会はしっかり監視し阻止する必要がある。
 『上級国民向けの、いかなる国難に対しても、税金資本の満額報酬が保証される聖域』はもうたくさん、これからそんな無駄はむしろどんどん摘発して削除を急がないと日本国が持たない。

 今日のデジタル技術は人類の進化の産物であり、明日の更なる進化のためにある。
 便利な未来社会で御一緒するため、社会の行方を監視しましょう。では御幸運を!
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