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【1145】ヒトになれない動物園の異種間司会進行役 [ビジネス]

 やれやれ、まだやるのかよ観客ナシ『戦争ボケ』の痴呆三文芝居?
 『国民の生命を守り抜く』みたいな勇ましい言葉っつらのスローガンを本気で叫ぶんなら、いわゆる『オオカミ少年』状態に陥らないよう、そろそろ空振り感の防止措置に科学的な実効性の工夫がされないとおかしい。
 そんなことも解らないような無能に、国民の生命を守ることなんかできるか。

 情報ってのはな、発信したあとコミュニケーションとして相手に受信され、そこで目的通りに理解され相手の行動を起こしてこそ意味を成すんだよ。ずんちゃかどんちゃか人目を引きたがるような発信をして、自分の決めたいポーズだけ決めて見てもらったつもりでも、相手の印象はひたすら悪化してますます信用を失うだけだ。つくづく学習しない無能どもだよなあ。

 まあいいや、カーナビに返事していた時代もすっかり過去となり【238】、いま人工知能AIがこれだけ『ヒトっぽさ=人格感をもって会話してくれる』相手になってきた訳だけれど、ちょっと整理しておこう。
 AIの人格感を論じる前に、そもそも人間の方に『人格像をもって会話する』とはどういうことなのか、マトモかつ自然に理解できていない不良品・粗悪品が、あまりにもしょっちゅう混ざり込んでいるのだ。

 元々この世の中でいろんなことがあるはあるとして、『現実』は一旦そこまでだ。
 そこに人間なり、人間でなくても良いんだけど意識を持つ生命体がいて初めて『それをどう見るか、どう聞くか、どう考えるか』という解釈の問題が発生する。解釈がなければ何事もそれっきりだ。
 例えば地球上が灼熱地獄であろうが真空であろうが、それで困るヤツがいなければ『灼熱だし真空だが、それを気にするヤツは誰もいない』という現実がただそこにあるだけで、別に何てことはない。

 裏返せば。
 真実として、機械的・物理的にナニがどうなのかは知らんよ?…でもそこらへんに困るヤツがいっぱいいて、だから悶着が起きていて、そんな中に普通にジブン一人ココロ穏やかに暮らせないなら、それは大問題ってことだろうがよ?
 ならば『そこらへんのヤツとジブンをひっくるめた、みんなの認識』とはどんなものなのかまず知って、その共通認識に整合する振舞いでジブンもその場に参加しないと、一致協力して状況を変えるにしても、自分は現状で我慢するに留めとくにしても、社会的に折り合いをつけた行動が採れなくなる。

 ヒトと言わず生き物は皆、相互に何らかのコミュニケーションを取って意思疎通しているから、仲間意識も生まれるし敵対意識も生まれるし、相手に対する関わり方を決心することができるのであり【68】、そんな志向特性をもって『社会性』と呼ぶ。
 『だってさ、コレはこうじゃない?』と隣のヤツに同意を求めたとして、『うんうん、そうだよね』なら問題はないが、『っえええ?ソレ違うでしょ!』みたいな反応を返されると、『えっえっナニがどう違うんだっけ?』と慌てて確かめ直して、相違点の原因を紐解いて、お互い共感できる感受ロジックを探すのが『社会性』の基本だ。
 おんなじ社会人、おんなじ日本人、おんなじ人間、おんなじ生き物…等々どっかのカテゴリーで一致するはずだから、その一致を見て共通の認識で頷き合って、じゃあ仲良く目前の『現実』に二人並んで向き合いましょうか、ということになると。

 この擦り合わせ調整が成立する間柄には『組織』が成立し、これこそが社会文化を創出・進化させる理知性コミュニケーションである。
 逆にジブンの心中を正直率直に交換しようとするコミュニケーションが成立しないなら、お互い姿が見えようが声が聞こえようが『関わるだけ無駄のヤブ蚊』だ。
 聞きたくもないのに聞こえる耳元の羽音はうるさいだけだし、自分の肌にとまってくる姿なんぞ見たくもない。いるだけ迷惑、いない方がマシ。そりゃ殺虫剤噴霧で一掃して、平穏に過ごす時間を選ぶさ。

 理知性に基づく建設的で正確なコミュニケーションがあるから、ヒトが成す社会組織が組織性をもって作動し、そこに組織力が生まれる。
 ただの手放しでは案外と個々人の認識が一致しない場合も多く、だから主に言葉を交わすなどコミュニケーションを通して、個々人が自分一人の内面に把握している現実感を発信し受信し合って、みんなが各自の事情を我がコト相当に感受できるようにして、そこまでやって共通認識を形成するのだ。
 コミュニケーションを経てわざわざに構築する共通認識は、ヒトとヒトを社会組織として繋ぎとめるための命綱なのである。
 言ってしまえば、神のみぞ知る絶対真理としての現実が全くかけ離れた実態になっていたとしても、社会を成すヒトたちの共通認識がもう別にナニガシか出来上がって固まっているのなら、一旦はそっちの共通認識の方に合わせて物事を動かさないと、何もかも的外れで空を切るばかりに終わる。
 ヒトの共通認識に響かないものは、ヒトの社会組織に反映されないからだ。

 いま参議院で、愚かな水掛け論がだらだら尾を引いているのは御存知の通り。
 役所を捕まえて、つい非難の感情がてら『役所が勝手な言い分を捏造している』という主張を選択するまでは、論争の行きがかりとしてあるっちゃあるんだろうよ。
 だが役所が『いいや捏造なんかしていない、これがその記録だ』と呼応する文書記録の現物を出してきたのなら、『遅滞なく物証で裏付けて反論した役所の主張が正しい』と酌むのが議会全体の共通認識というものだろう。
 神のみぞ知る真実として『役所が架空の内容をでっち上げて作成した捏造記録だ』と言い張るのなら、カバおばちゃんの側がその真実を知ることになった事実経緯を公然精緻に説明しないと、役所供述に噛み合うコミュニケーション反応にならない。

 今のおのれの立場でナニが強く出れると勘違いしたのか、勢いで役所を指差して馬鹿でかいクチを軽々しく滑らして非難して、そこに役所から物証を突き付けられて反論された。解釈の分かれるようなビミョーな不透明の事実認識は見当たらず、カバおばちゃんのただの暴走自爆というのがオオヤケ見解になるんじゃないの?
 未熟な自爆で収まりがつかなくなり、職場ぐるみの人殺しにまで迷い込んだ挙句、最後には自分が殺処分されて消えた世襲のガキが思い出される。バカは死んでも治らない、右傾インチキ詐欺与党は学習も進歩もしない。

 端的に今般、カバおばちゃんが議会において感情任せの表現の選択で、誤った情報を議論に紛れ込ませかけた。その内容は役所公務の業務管理に関わる国民の信頼を揺るがす軽率な言動であり、とにかくおのれの非を認めて首を洗って待つ以外に、国会議員として認められる事後処置など無い。
 本来なら、議論を戦わせる与野党のあっち側でもこっち側でもなく、中立の立場から議会運営をさばく『議長』が、貴重な時間を無駄に浪費することがないよう、カバおばちゃんに的確な対応の具体的指示を強く出さねばならなかった。だがヒト文明の原理作動を保証するべく役割配置されていない黄色いサルのサル山は、カバを普通に処置することもできない。丸ごと日本国民の損失、日本国の害悪である。

 ヒトが文明を発達させて、自分たちの知恵をよりうまく活用して生産に励み、充実した暮らしでもっと幸福になれるよう、『議会』という社会運営の文明形態を開発した。
 知見に長け率直で正確で建設的な言論コミュニケーションに適性のある議員を選出し、議会なる言論空間で法律というルールのもと、代表議員たちに社会全体のインテリ進化を託したのが民主主義議会制・法治社会だったはずである。
 そう、議会の現場で直接実際に顔を合わせているのは議員の連中だけだが、議会の場で飛び交うコミュニケーションに支配律として通用するのは、『1億2千万人日本国民の共通認識』に他ならない。

 公開AIは今こうしている間にも、アクセスしてくる大勢のユーザーたちと交信しながら『こういうコトをやったら失敗する』『こういうコトをやったら成功する』など事例を学習し、どんどん有用な記憶情報を増やして賢くなっている。その気で日本国の検討課題に適用すれば十分使える出力回答が得られるのは間違いなく、現状の国会みたいな高額ムダ雑談会の仕組みは、今日すぐに廃止しても誰も困らないだろう。
 『情報化社会』における自分のポスト機能を理解し、意図してその情報効果を組織力に利かせる理性を持てないサル畜生は、ただの迷惑な害獣にしかならないのだ。

 もう実用知能としての公開AIは、人間社会の情報構造を変え始めている。
 子供たち若者たち、相手がナニモノであろうと誠実で率直なコミュニケーションを保証する『ヒト』でいることを忘れずにいよう。賢く迎える桜の季節にグッドラック!
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