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【1138】風来坊ストーカーの非格闘確保マニュアル [ビジネス]

 やれやれ、戦争ボケ日本の今度の空振り空騒ぎは『風船爆弾の回顧扇動』かよ。
 丸々ほかって無視して良いとは言わないが、少なくともこの日本国が他国空域の偵察気球まで指差して、やいのやいの危機感を煽って浮足立つような話など無かろうが。

 当面の具体策としては、よっぽど穏やかでない雰囲気のブツが飛来したならば、その折には日本の国家主権としての安全管理を根拠に、その旨を国際的にアナウンスした上で撃ち落とせば済む。動力飛行でないので、どうしようもなく時間切れで我らが国土の安全を深刻に脅かされるとは考えにくい。
 当方からの捕捉と追跡を検知されたところで緊急離脱の高速飛行などあり得ず、テキは浮力を奪えば確実に落ちるんだし、どうせ海上にしても地上にしても現物の回収部隊を向かわせておいて落とすだけだから、まあ接近して相対速度を落として、一撃必中率の高い手段で始末すればよかろう。現場知らずの簡単すぎる言い草でスマン!

 あほの便所タワシが国家安全保障としての正式見解を公表できずにおとぼけサル芝居を決め込む無知無能っぷりはお呼びでないとして、そもそも日本国は金輪際『戦争なる紛争手段を放棄する』と宣言している事実を確認しておきたい。
 まず他国に甚大な損害を及ぼすような、本格的な軍事威力を備えた先制デバイスなど保有していないから、探しても見つからない。まあモノがモノだけに公表値がそのまま真実だとも思わないが、専守防衛の持ち駒を事前調査されるにしても、それらが一気に無力化するほど身ぐるみ剝がされて詳細の実力まで暴かれるとも思えない。
 気球観測で可能な範疇の情報収集なら国境線を割り込まれて覗かれても、遭遇都度・摘発都度に見つけて落として『どこの国だか知らんが、平和を乱すつまらない小細工はやめておけ』と国際的に発信するところまでで、まずは追及を止めておくのが賢明な対処である。そんなものより日本は今、喫緊の国内問題の方が山積みになっている。

 こんなのと一緒にしちゃ悪いんだが、長らく積み置きにしていた話題をまたひとつ。
 実は私は熱気球に乗ったことがある。ほんのちょっとだけなんだけどさ。
 世間でよく言われる『のんびりと空のお散歩』の飛行モードには程遠くて、某所の小学校の校庭で係留ロープをつないだまま10メートルぐらいの高さまで上がったに過ぎない。よって全然怖くはなかったのだけれど、しかしあれで完全に地上と縁を切って空中を漂うとすると、やっぱり相当に怖いもんなんじゃなかろうか?もしかして。

 何しろ人が乗るゴンドラは一辺で1メートル半ほどの、籐籠そのものであった。
 若い人たち『籐(とう)家具』って御存知かね?ニス塗り仕上げの木製っぽい色した『ざる』みたいな家具あるじゃない、竹竿を曲げて輪郭と骨格を組んであって、天板や座面が細いストラップの編み上げになってるやつ。アレだよ。
 籠(かご)の深さは、せいぜい私が普通に立った時に側面から見てベルトが隠れるくらいでしかなく、残りの上半身は四方から吹きさらしだから、ちゃんと上がった先の温度と風に見合った服装を考えて持ち込まないと、浮上したが最後『ちょいと降りる』のは難しい。
 狭くてちっこくて胸から上は籠の縁を越えるといきなり地面まで何も無くて、これで何百何千メートル単位の空中に孤立して、足の下にはマジで接地感もナニも無いとなると、高所恐怖症でなくたって慣れてないとココロもとない気分に苛まれるのではないだろうか。熱気球愛好者たちに言わせれば、その感覚こそ醍醐味ってことになるとは思うのだが。

 ちょっとしたコツというか、面白いなと思ったのが、乗員の乗り換え手順である。
 3人乗って一旦浮上したのち着地、そのうち1人が地上の誰かと交代するとなると、先に無理に新たな4人目が乗ってから、前の1人が降りるようにしないとうまく行かないのだ。何故でしょう?

 その場で体験するとすぐ理解できて順番も間違えなくなるのだが、例えば搭乗を済ませた1人が先に降りた途端に籠には2人しか残らなくなるから、新たな交代人員が乗り込むのを待たずして気球が浮き上がってしまうのである。一度着陸したら、用事が済むまで積載量は増やす方向だけを維持しないといけないのだ。
 …ということは、必ず誰か気球の扱いを心得た1人が籠の中にいるように作業管理しないと、うっかりミスで人や物を降ろした瞬間ふわりと手の届かない高さに飛んでしまう危険がある。
 空中をさまよい始めた気球に途中から追い付いて乗り込む手段は無い。もちろん私が体験したその場は籠から係留ロープが地面に繋がっていたワケだけど、遊園地やお祭りで子供の手を離れて、あれよあれよと小さくなっていくあの風船の姿が思い出され、コイツにアレになられちゃ困るよなあと貴重な実感ができたひとときであった。
 まあ身ひとつ飛ぶには小さかったっす。操縦操作係・通信連絡係・撮影記録係を分担してスポーツとして乗るにして定員3名じゃないかなあ。2人にしても決して広くくつろげるスペースではない。

 唯一の操縦手段の制御動力であるガスバーナーは籠の四隅から伸びた金属製の丈夫な支柱で支えられていて、大きめのパイナップルみたいな火炎噴射ノズルが乗員の頭上に二連装、これでだいたい高さ15メートルぐらいの気球を膨らませて浮力を得る。
 断続的に熱気を送り込む時には、ヒト一人よりふたまわり大きい=2メートル以上の火炎が派手に噴き上がるが、もちろん難燃・不燃構造の対策がきちんと講じられていると見えて、バルーンへの引火事故の心配は微塵も感じなかった。そりゃそうだ。
 なお気球のバルーン頂点には内圧がかかって閉じる弁構造の排気口があり、ここからぶら下がる紐を引張れば排気口のクチが開いて中の熱気が抜ける。これで下降する。

 籠に乗って遥かに見上げるバルーン内部は当たり前だがカラッポで、バーナー加熱でこれだけの大きさの熱気塊の浮力となると納得が行くような行かないような、それが自分の体重に打ち勝って浮き上がる感触はとても不思議な心象の体験であった。
 因みに私が乗せてもらったあと少し風が出てきてしまい、吹き流されて周囲と接触事故でも起こすとマズいってことで、手早く片付けられてしまったのだ。自重に対して図体がでかいため風にどうにでも持って行かれてしまうからだが、あとになってみれば、ほんの短かった静穏な時間帯に搭乗できたのは実にラッキーであった。

 機能性デバイスを吊り下げた気球、まあ今どきソーラーパネルを備えて少々の電動機器を搭載していたとしても、あの小さなプロペラに機動性を求めるのは絶対に無理だ。それほど大した重量物が吊り下げられるとも思えない。
 地表付近を飛ぶ有人熱気球と、今般騒がれているような10キロ20キロの高々度に達する観測気球を一緒くたにするつもりはない。だが現時点において、その浮力任せの飛翔能力に適応した処置を、工数・コスト最小限の現有国防能力の運用で実施すれば良いと言っている。

 もう止められない内部崩壊の共通認識をぼやかすため、見境なく周囲のあちこちを指差して襲撃の危険を騒ぎ立てる『戦争ボケ』のサル山は、放っておいても自滅の一途を辿る。だからこそ、ここで黄色いサルの断末魔のうろたえなんぞに国力を無駄遣いしてはならない。
 若者たちよく見ておきな、やっぱり日本列島って暮らしやすい羨望の的なんだぜ。
 しっかり勉強して強く賢くなっとけよ。今は好成績獲得に集中、ではグッドラック!
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