SSブログ

【1110】ビジュアル経済で見る霊長類進化論 [ビジネス]

 おやまあって感じの円高振れだが、最近むっつりで国民に隠して勝手な破滅工作をやるのが得意な現政権だから、のちのち日が経った頃に実はまた『断固たる措置』をやってました…なんてことになんなきゃいいんだけどね。140円/ドル線を越えるほどの変動要因は、私には見当たらない。

 いま時点の日本の経済状態が『良好』と思っている人はいないだろう。
 その現状に何か明確な変化点が新規発生して『世間の日本円流通マップに違うことが起こった』と感じている人はおられるだろうか。
 違うことが起こっていないのなら『また』と見るのが正攻法にして確実なのだ。
 やらかした証拠をいちいち探してもらえる、むっつり黙てんを決め込めば疑心暗鬼で迷ってもらえる、そんな自分都合のあほな妄想で時間を潰せるのが、経済なる人類文明に決定的に素質の足りない黄色いサルの劣った知能の為せる業だってことだよ。

 日本円は外為レートの塩梅を上げ下げして一喜一憂するための量的媒体ではない…はずなんだけどね、元々は。
 とにかくいま実質的に『レート操作の量的媒体』になっているのだとすると、レート操作したいヤツのオツムの程度を見切れれば、時にヨイショとおだてて囃して、時に不満げに泣いて騒いで、わかりやすくそいつの心理状態に揺すりをかければ、レート操作のタイミングと規模を見抜くのは簡単だ。

 今日のこんな事態に陥る前から、国際協力機関ではいかにも象徴的な名義の重職ポストの肩書をエサに分不相応の高額出資をたかられ放題、ころりと他国都合の思惑に操られて、莫大な負債を積み上げながらの大盤振る舞いという気の狂った財務参画にハマり込んでいた。
 まあアッパラ喜んで乗っかったのは日本国の方だから、他国に取れるだけ取ってやろうという意地悪な戦略がどこまであったのかはともかく、そんな前時代式のボロい虚飾の権威欲で動くような政権体質だということが、経済ウォッチャーたちには当然テッパン常識になっていたワケだ【345】
 それが国内外に見透かされているとも気付けない・認められない黄色いサルは『偉い偉い雲上の国際組織のIMFさまが、天の声としてさらなる消費税率の引き上げを日本に推奨しておられる』などと烏合マスコミに言わせて御満悦だったりもしたんだよな。ここまで組織的にアタマが悪いと見事だよ。

 外交面でこんなことになるからには『社会で評価基準を共有する価値流通媒体としての通貨』が根本的・直感的に理解できてないってことなのはすぐ判る。ナニか日本国内特有のムツカシイ経済的要因があるのではなくて、そもそもの黄色いサルの知能レベルの問題だってことだ。
 だとすると国内に向けても同じ我欲任せのデタラメ財政の基本傾向が根深いはずで、二十世紀に戦後の工業力の勢いを使い果たして以降、日本社会の産業や経済や国民気質のトレンドを普通に定点観測していれば、日本円動向の大局を見誤る失敗は無い。諸外国が黄色いサルの低い知能を失敗せず利用するのだから、日本経済が何十年もかけて独り負けするのは当たり前なのである。

 そもそも『円高』も『円安』も単なる一時的な平衡状態を指す言葉であり、それ自体に良いも悪いもないのだが『悪い円安』という日本語が頻出した時点で、いよいよ社会における価値流通管理の怠慢が袋小路に行き詰まり、日本円が通貨として機能できなくなってきたとの共通認識が広まったと思われる。
 通貨経済の作動原理を理解し、つまり修正の方針転換を起動できるオツムがあるのなら『悪い円安』などという無意味な造語は出てこない。悪いのはオマエのアタマだってんだよ、どあほ【1050】
 それでここへ来て世襲のガキの殺処分をきっかけに、多面的汚職スキャンダル顕在化のオンパレードなんだから、そりゃ断末魔の政権が脇目もふらず虚勢を張る目的の底抜け介入は『アリ』と推し量って正解だろう。
 『伝家の宝刀』『断固たる措置』、またやらかしてんじゃね?

 さてハナシはこれで終わらないのだ。こんな火事場国政の場当たり小細工、国際外為市場において、いわゆる『公正取引』でないのはすぐ判ると思う。
 もともと中央銀行の介入は、どこがやるにしても国際的にあんまりいい顔をされないものだし【1096】、限度を超えると通貨可換のお付き合いを断られることになる。もう冗談にならないところまで来ているはずだ。

 日本円は既に『社会における価値流通の媒体』でなくなっているように見える。
 経済最前線のトレーダー戦士たちは、違法行為にならない限り大手を振って自由に、ゲリラ戦法まで含めてあらゆる手段で、外為取引で収益を上げるため速攻をかけてくる。通貨経済を理解できない黄色いサルが、サル山内向きに虚勢を張って自己崩壊に走るにしても、その過程にうまく絡んで価値あるどこかの通貨を手にするぶんには違法性は無い。当然狙われ、カネが動き、レートを変動させる。
 このカネ交換ルートは各国の生産力に基づく社会的価値の流通でないため、せっかく懸命に自国の産業育成と経済操作を絶やさず、国力の価値と採算を維持管理してきた他国にとっては『悪質な経済外乱』として作用する。いずれ次々と『国を守るため』日本円との関わりを切り捨てることになるだろう。

 どんな国のどんな産業でも、生産の直接業域が製品を作るからそれが商品になる。
 営業の直接業域が足を棒にしてお客さまとの商談を成立させるから、それが売れる。
 半額ででも売れてくれれば達成率5割の売上が手にできて、生活経費に充てられる。
 つまり現場で起こる直接業務は産業の本質であり、だからガチの現実的稼働を保証せねばならない。
 ここに、無節操にばら撒かれた紙クズとの交換を介在させる訳にはいかないのだ。

 そもそも価値概念を正確に理解し共有できるコミュニティを立ち上げて、本来的な通貨機能でもって流通させる専用媒体として開発されたのが仮想通貨である【587】
 仮想通貨が注目され始めた当時のうちから、世界中で現行通貨の流通制御が難しくなっている感が漂い始めていたからこその注目度だったのだが、そこで日本円経済がやらかしたのは、粗野で露骨な仮想通貨取引への嫌がらせと妨害工作であった。
 まだ親心のある日本人はともかく、海外のシニカルな『解ってるヤツ』は、当時すでにケタ違いのヘタを打っていた黄色いサルが、あれだけ積み上げていたおのれのヘタをそこで認めて修正する改心もできずに、むしろ横車の強行を押し切って自己崩壊に一直線…の流れをあのとき確信していたかも知れない。

 経済に限らずだが、この世に規律性を見出してその事象アイテムの組み合わせを工夫し、ヒトが『良いコト、面白いコト、価値あるコト』として達成感を覚えるような現実を巻き起こすのはとても楽しい。その満足感は建設的な記憶となって、ヒトや組織に宿る『意識』の良質な材料となる【1086】【1090】
 だからヒトも組織も、労力を費やし時に犠牲を払ってさえも、記憶に蓄積された『価値』の達成を再び目掛けて、知恵と体力と人生の時間をかけて飽くなきチャレンジを繰り返すのだろう。
 『考える葦=ヒトならキホンこうするはず』という大原則であると私は考えていて、だから人類文明は進歩してここまでに到達したのだと思っている。ヒトが籠めた『価値』を食い荒らし、その不始末に改心をとぼけ通すだけの黄色いサルのサル山は、まだしばらく退化の余地があるようだ。

 世界中で共通する人類進化の大原則から単独落伍して孤立しそうな高齢化ニッポン、地下資源にも乏しいし、いよいよ水と草木と海洋に恵まれた日本列島の価値を再確認できるようになるのかね。
 『サルの惑星』ならぬ『サルの列島』を、君が代DNAの日本人が奪回するのはいつの日になるのだろうか。
 まずはヒトとして『経済』を正確に考え直さないとね。では今週もグッドラック!
nice!(11)  コメント(0) 

nice! 11

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。