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【879】我等が住処の実力再検証 [ビジネス]

 御幸運を!だのグッドラック!だの毎回抜かしておいて、苦境をどうにか乗り切っている立場の皆さまには殴られそうなハナシだが、私にとって今夏は従来にない『いい夏』だったりする。
 恐らくだがこの苦節7年半あまりを経て、遂にピリ辛アイテムから逃げ回る人生が終焉を迎えたようだ。辛味を普通の味覚として食えるようになってきた【638】
 『食』というのは人間にとって、精神を癒し支えるこの世の重要な楽しみのひとつだ。そこに『発汗痛』ともいうべき険悪な、嫌な嫌なあせも痛と、真冬でも容赦なしの噴出汗の不快がついてまわるというのは、つくづく耐え難い試練であった。ようやくの大きなワンステップのクリアでありますように…っと♪

 さて、まだ暑いので頭脳不要の(?)アタマの体操的リラックス漫談から。
 仮に日本中をまるまる農業の時代にまで戻したとしよう。そんなことをしてこの国土面積は足りるのだろうか?
 それを算出する真面目な計算には程遠いが、子供のころ読んだ本に『日本人が淡路島にタタミ一畳ずつ敷いて座っていったとすると、座り切れるでしょうか?』と問うクイズが載っていたのを思い出す。

 もったいつけずに答を明かすとYESである。
 確か半分も要らないくらいとのことであり、当時の世界人口が座っても四国があれば足りるだとか、そんな解説がついていたと記憶している。

 淡路島の想定なので京間計算するとして、いま調べたら一畳は1.82平方メートル。
 これに1億2千万を掛け算すると約218平方キロとなり、淡路島の面積が590平方キロらしいので、なるほど半分以下である。あらら意外と小さく収まるもんなのですね。
 まあ日本国民をタタミ一畳で淡路島の面積に押し込んで喜んでもしょうがないのだけれど、まあ普通に工夫すれば日本列島で居場所がなくなるようなことはなさそうかな。場所としてどこが良い悪いの議論は出てくるんだろうけどさ。
 あと『日本の国土は8割が山地で、平地は2割しかない』とも教わったものだが、特にバブル期にはとんでもない山地まで宅地にしてしまったりもしているので【570】、『人が住める平らな場所がたった2割』という感覚の妥当性もないワケで、まあ日本人の生活用地としてはそれほど窮屈ではないのだ。
 因みに当時の世界人口を70億人とするとタタミ占有計算では12,740平方キロで、四国19,000平方キロにてちゃんと収まる。

 もちろん日本人口1億2千万人全員が日本列島を棲み分けるのではなく、漁業従事者は主な行動範囲が海の方へ拡がるのだけれど、案外この日本国の領海というのが馬鹿にしたものでは無く、確か排他的経済水域EEZ=国家資源として活用する権利を主張して良いとされる海域の占有面積では、日本は世界第6位だったんじゃなかろうか。日本は世界有数の一大海洋国なのである。
 そんな日本国で漁業人口が減少し、後先考えずに獲りたいだけ底浚えするかのような他国の暴力的な漁法にやられた結果なのだろう、今年も秋刀魚が希少品になっているというのは残念なニュースだ。

 日本列島って、カネなんぞの『情報あそび』にふけって失敗しちまって、返済の現実解を見失いそうになるほど負債を抱えているのだが、こんなことにしてしまう以前の暮らしに時代を巻き戻して目を向けるなら、まずは日本人がうろたえず衣食住を確保するだけの包容力は悠々と備えているのである。
 世界的な資本主義=カネ主導経済の低迷状態が、いま決してカネ流通の原理的システム作動に則った回復方策の有効解を持てていない以上、いま日本人が地球上で生活の安定を求めるなら、この日本列島の悠久の恵みをアテにするのが最も確実な頼みの綱だったりはしないだろうか。

 そそのかされて乗っかったのが最初は100万人程度、後に400万人強と公表値がおかしな推移をしているが所詮その程度、税金ばら撒きのコロナ疎開キャンペーンなんぞに、日本社会の自我が喰いつかなかったのは救いの事実である。
 他の日本国民から讃えられるような特定の国務的な善行に勤しんだ訳でもないのに、ただお得な無償の施しとして遊興のもてなしなんぞが降り落ちてくるはずもない。おかしいだろうが。
 端的に『いずれ自分自身が納める税金で埋め合わすこと前提でツケとくから、行ったもん勝ちで我先にとコロナ疎開しろや』という、まさにボロい借用書の書面情報だけその場都合で積み足しながら、相も変わらず反省も学習もしない『情報あそび』以外にやることのない自爆テロ非国民犯罪者政権があって、今それに日本社会の自我が、事情を正しく理解した上でそっぽを向いている。正しい構図である。

 国家運営の施策として、どこまで独裁的か民主的か、どれだけ的確だったか空振りだったか等いろいろ論点はあるが、北米にしても中国にしても、ブラジルなどそれ以外の他国にしても【850】、思い思いの一生懸命に、新型コロナ・ウィルス感染拡大への対策は打ってきた。
 我が日本国の国策対応はどうだ。
  『この国を守る気があるのか』
 これ以外のコトバを、私は思いつかない。

 ともあれ、明日夕方に世襲のガキが何かしゃべるのだそうだ。日本社会からマトモに聞く耳を持ってもらえなくなったこの事態で、何を抜かすかまず確認しようと思う。
 『ワタシがリーダーです』『ワタシが責任者です』とか調子良かったよなコイツ。
 その導いた先が現状なのであり、どう責任を取るのか我々国民は聞けるだろうか。

 マトモに機能もしていない欠陥税制の軽減税率制度はほったらかしにしておいて、これで本当に10月から酒税を上げたら、満身創痍の飲食店業界にはトドメを指すことになるだろう。
 頑張って今日を持ち堪えて、明日どんな新展開のハナシに気分一新できるのか、待ってみようではありませんか。それでは引き続き、グッドラック!
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