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【805】外注命綱の目視品検マイスター [ビジネス]

 どうやらSSブログへの移行はちゃんと完了しているようだ。サイトをメンテするための『管理ページ』リンクが気紛れに消えてしまうのは相変わらずだが、代わりに表示されている『ログイン』で必ず辿り着けるのなら大した問題ではない。
 数日前とうとうサポートデスクさんに問い合わせてみたところ、迅速に御確認いただき問題ナシ大丈夫とのことなのでひと安心したところである。

 国会が課題をわんさか積み残したまま、それをすっとぼけて強制的に閉会した。
 ねずみ講の親玉に仲良し招待状出して飲み会やるばかりじゃなく、ちゃんと税金で仕事『も』やってるので見て見て!とでも言いたげに、とち狂ったように高額の思い付き政策を乱発し、26兆円という驚愕の突発支出を一方的に宣言して、またしても赤字国債の無限発行ループを巻き足しているのは御存知の通りだ。
 26兆円という新規発生の経費枠に引き充てる税金の財源はどこにも存在しないのだから、常識的には『巨額26兆円分の既存予算を削減する』という難課題の緊急設定が先立って然るべきである。
 必要性の根拠があって決まったはずの26兆円ぶんの国務を諦めるとなれば、必要なモノをやめちゃった以上は、あとを放置するのか、延期してでも完遂するのか、それ以外の減額方策を採るのかなどなど、帳尻を合わせなければ国家運営が破綻する。

 現状、日本円は経済学的概念でいうところの『通貨』ではない。経済市場の価値流通媒体ではなく、消費の現場で物品やサービスなど有価アイテムと交換可能な、ただの紙切れである。カネが欲しいし使いたいから、使い道を勝手に次々でっち上げ、次に用意するのは紙とインクで刷りたいだけ刷れば良い。とにかく今の日本社会の消費現場でこの紙切れが引換券として通用するのだから、これが政策ですと。経済最優先とやらがコレかよ、世も末だ。

 北米なんかは、経済指標値の日常振幅の動向はともかくとして、トランプ君がかなりの外交強硬策で、北米国内経済の保護と活性化を押し進めている一方、北米準備制度理事会FRB(=北米の日銀)はこのトランプ効果の皮算用に浮つくことなく金利をしっかり抑えているのが興味深い。
 トランプ君のナウ見たままの経済操作のみならず、その先の因果の展開まで予想して評価対象に加え、否定的な見解を主張する人も多いワケだが、それにしても彼なりに『このフェーズでコレは効く、だからやる』と判断するそのロジックには、キホン誰も異論はないはずだ。それなりに読みハズシもしているんだろうが、『効く』と確信して狙い、その現実を見て適宜に手を加え『当てに行っている』から、今なおその実績を認めて支持する世論は底堅い。つまり、北米社会組織に『トランプ景気効果の信用』が一定規模で定着しているのだ。
 それでもFRBは中央銀行として景気好転期の定番モードに対し慎重を守って、金利の据え置きを決めた。北米を眺めていると、『自国経済市場の組織生命を賭けた現実的な意思決定』が感じられる。

 ちょっと前に、やたらヤバい詐欺師ヅラのパツキンおばちゃんが、唐突に『ナントカ貨幣理論』みたいな眉唾学術を煽動してまわったのを御記憶だろうか。要は『現代の経済市場は日本みたいな債務超過になるもんだし、なってイイんですよ~』みたいな、一応だけ経済用語を使ったトンデモ娯楽空論である。
 乱暴かつふざけた表現のひとこと要約で申し訳ないが実際その程度のものでしかなく、さすがに踏み外しの度が過ぎたようで、誰にもマトモに取り合ってもらえず早々に忘れられた。
 自由の国アメリカでは学術競争のレベルが非常に高く、そこで使いモノになり損ねて喰いあぶれる乞食学者なんぞ掃いて捨てるほどいる。万年あほ丸出しの日本財政に目を付け、発想の転換でそれを正義扱いで褒めちぎれば、政府筋が嬉しそうに騙されてカネづるになってくれるとでも考えたのか。
 ま、しょうがないけど日本もナメられたもんだよなあと思ったものである。

 さてこちらはついこないだのこと、国際通貨基金IMFが日本の消費税率をあげつらって15%適正説を提唱しただのしないだのフェイク噂話が流された。これまた、ハナシ半分にも届かないまま聞き流されて宙に消えたんだけど。
 あのさあ、『国際ウンタラ=国家単位より上位の、何だか知らんがエラい外人』の化けの皮は剥がれ落ちていて、もうアルファベット三文字の看板掲げたポンコツ国際組織にゃ辟易してんだよ、我々1億2千万人日本国組織は。
 マトモな理屈も無ければ偉くもなく、関係者一同の最適解を探る思慮深さも全く無い。前々から何だかおかしいとみんな気付いていて、例の五輪開催地騒動でそれが確信に変わった。
 いいから今度はさ、『どこの国の消費税が今いくつで、各々適正値はいくつ』の一覧表でも作って、各国の政府に消費税率適正化を進言して回るところを、日本の烏合マスコミどもに取材させてやってくれや。その言論トレンドの顛末まで含めて国別グローバル星取表でも作って採点してやるよ。

 他の話題で数回お休みしちゃったが、改めて言及しておく。
 10月に強行して放置している欠陥税制もどきは、一刻も早く9月以前に戻すべきだ。

 荒れた風土の組織では、過ちの是正を訴える発信を絶やしてはならない。誰も何も言わなくなった=正しくない現状で『もういいや』と全員が諦めた…として組織の空気が淀んでしまうためである。
 逆に全員が諦めたのでもなければ、必ず組織の自我はその真意で動き始めるものだ。
 ここは是非、野党たちに頑張ってもらいたい。暮れも押し迫ったこの時期に本当にお疲れさま、大事なところだと思うので、引き続き応援しようじゃないか。どうもありがとう、頑張れ!

 一方いよいよ大阪都構想・特別区再編案が住民投票の実現に向けて歩を進めてきた。
 自らそこに甘んじて諦めない限り、悪い時代ばかりがいつまでも続くものではない。
 面白くなってきているような気がするぞ。大阪の成長を止めるな。
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