SSブログ

【724】多次元思考力サバイバルテスト [ビジネス]

 先に前回からの流れをもう少し進めてしまおう。イノチ溢れるこの世を見渡すと、人間の人格階層に顕れる意識だけやたらと我が強く目立っているのではないかというハナシである。

 いきなりの結論からいこう。
 強い生命力が宿す意識は、何をするにも他階層に宿る意識との協調を前提とするものだ。

 今これを読んでいるアナタの人格意識は、大事な体内器官の末節階層たちが間違いなくみな快調ゴキゲンにやれていると安心して答えられるだろうか。その大勢の快調ゴキゲンに支えられて、ジブン人格御自身も快調ゴキゲンにやれているだろうか。
 実際『時々このあたりが何となく痛いような気もするんだけど、日頃どうにかなってるもんで…』みたいな未病症状には、過半数が即刻あるあるで頷くのではないかというくらい誰もが疎かになっている。更にはその先を体験して初めて思い知るのだけど、痛い痒い怠いなど判りやすい不快感にまでならない末節階層の重要な訴えが実にたくさんあることを、本当は心得るべきである【702】

 この末節階層の快調ゴキゲンがひと通り揃った時こそ、視界画面の最下段に並ぶ自己診断フラグがオールグリーンになっている状態であり、これが叶うと放っておいても首や肩の下一帯から上向き一斉に稼動力が噴き上がってくる。
 いつも自然由来ポリシー?で暮らしている、本格的な登山や秘境巡りが趣味の女性と話していて、小さくガッツポーズを作りつつ『その朝どうしても、ヨシッ!っていう体にならなくてですねえ…』という表現に遭遇したことがあるのだが、おおーなるほど!と思ったものだ。
 何だか漠然とした精神力なるパワーで身体にムチを入れ、一方的に自分の想像する『やる気スイッチ』を押し込めば、成せば成るの根性論で稼働力がONになるというものではなく、全身の末節階層と人格階層がお互いに相手の快調を保証し合って整合する感じとでも言うのだろうか。
 自暴自棄になってヤケ酒をあおったり、程度を見失って拒食・過食に走ったりするケースでは、まず人格階層の意識の側が弱って他の階層に気を配れなくなり、せっかく末節階層がゴキゲン作動中であっても、その感覚を得て楽しんで稼動することができなくなっているのではないかと思う。

 もう少し整理が必要な仮説なのだが少々フライングで紹介すると、人格意識というのは内外から挙がってきた『情報』を組みつ解ぐしつする処理動作プロセスに現われる傾向・方針のような概念であり、だからだが『これは良いコトだよ』『これって良くないコトだよ』と系外からぽろっと出来合いの情報だけインプットされたとしても、人間という生物が生存本能をかけて行っている情報処理に簡単に紛れ込んでしまうのではないかと考えている。おんなじ『情報』ですからね。
 生命力が強い個体は生存本能に正直だから、この『仕込まれた情報』は確実にそれだと区別して捉え、その意味を一種シニカルに吟味した上で、自分の情報処理に採用するかどうか判定する。何を耳元で吹き込まれようが囁かれようが動じず、自分が帰属する社会組織~自身の体細胞まで、フラクタル多層構造の一角を成すイチ生命体イチ意識として、有効に稼動するための正解が確定しているのだ。
 いっぽう弱い個体にその自己完結度は無く、上位階層となる帰属組織には依存し、その組織力を使い込んで生き残ろうとする。殊に人類文明社会においては、あたりを見回して誰かが欲しがる物品や、決まりとして皆が従う地位や権力つまり『組織力を私的行使するための情報アイテム』が、渡世ツールとしてしがみつく現実的な標的になりがちなのだ。

 組織認知症は、生命力の老衰=『強い』から『弱い』への移行で発症するのだと思う。
 なお若いうちから権力構造に抜け目なく取り入って点稼ぎし、そこで安泰の居場所を確保しようとする世渡り上手がいるが、これは端的に最初から老衰個体並の虚弱体質だとして説明がつく。

 人類文明は今なお新規価値を生み出し続けており、今日を生きる生物としての人間の情報処理は、脳みそが宿す人格階層において、生命進化の歴史にかつて無かった人工の選択肢が大量に雪崩れ込んで大混乱に陥っているのではないだろうか。
 『意識』とは情報処理に顕れる方針や傾向=トレンドのようなものと思われ、性善説も性悪説もなく、きっかけ次第でどうにでも変遷し【231】、それは手放しで『生命』を温かく守ろうとするおセンチなものでは全くない。どのくくりにある生命を誰々の意識でどう守るかは、ちゃんと考えて設定を決めメンテを怠らない必要がある。
 少なくとも日本社会の現行法律においては、基本的人権が保障されていることに一応なっているので、我々人格階層の意識が自分の『生命』の維持管理に決定権を持っている。だがその上位階層にある日本国組織の『生命』は、いま誰の意識が保証しているのだろう?
 健全な日本国組織あっての、安心安全に暮らせる日本人各々であるはずなのだが。

 直言してしまうなら、老衰で弱ってカネや権力ばかり欲しがるボケ老人を、日本社会の意思決定領域できちんと新陳代謝し排泄しなかったツケがこの惨状ではないかと思う。
 御覧な、あちこちから物証が上がり次々突き付けられても、平気でウソをつき関係ない受け答えを繰り返して誤魔化し、仲間の反感も顧みず好き勝手やり散らかす。遊んで暮らしたいばかりでマトモに使いもしないカネを、際限なく貯め込んで隠し持とうとする。タチの悪い認知症患者そのものである。
 『イノチが大切』『イノチを守ろう』と美辞麗句が語られるにあたっては、文字通りの『イノチ』とそこに宿る『意識』が一緒くたにされているように感じるのだけれど、せっかく大切にしたイノチが上位階層と協調する意識を宿せず、傍若無人に組織力を食い潰して迷惑に増殖する癌細胞になってしまっては元も子もない。
 このところ若い人が取り乱しもせず癌の治療に腹くくるケースが連続で報道されたけれど、彼らが自身の末節階層を立派に手なずけて元気な挨拶とともに帰って来たとして、我々日常を暮らせている年長組として、日本国組織をすっきりと健全に浄化して、盛大に迎えてやれるのだろうか?

 予想通り『議決の儀式』がまたあったようだが、議会制民主主義政治の意思決定プロセスとは無関係な国家破壊工作であり、本来議会の合意として行政の現場作業に結び付けてはいけない法規外行為である。
 もう1億2千万人日本国組織には、今ナニが潰されナニがまかり通るかの押し引きの先に、戦力外通告し排泄すべきモノがはっきり見えている。この政権は『もと議会制民主主義で始めた国家組織が、高齢化により崩壊した最初の事例』として後の教科書に名を残すことになるだろう。

 以上、だからといって気を緩めず諦めず、今できることをできる限りの精一杯ギリまで尽くしておけば、目下の到達点は時間遅れをもって確実に効いてくることを保証する【380】
 引き続き着実・冷静に、場を荒らさずフェア徹底でお願いしたい。頑張れ野党たち!
nice!(14)  コメント(0) 

nice! 14

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。