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【641】正しいトリ文法vs狂った霞が関文法 [ビジネス]

 耳について考えていて、もうひとつだけ思い出したので、鳥のハナシから。
 ウチにいたセキセイは人間の耳の位置・形・機能を正確に理解しており、肩に乗ると長髪にしていた私の髪を片足で一束鷲掴みにしてちょいと横へ分け、盛んに耳の穴に向かって世間話をしてくれたものである。
  『ひいよ~ぎょいよぎょいよ、い~よいよ。うい~ぎよぎよぎよ、くわ、くわ、くわ♪』
 日本語で生活する私にとって意味をなす音声ではないワケだが、まあヤツに話したいことがあって、好意的に私に向かってそれを伝えてくれているのはよく解る。目的達成である。

 例えば誰かに興味本位で取り上げられてしまったカードを、持ち主の人間が返却して欲しいと思った時、人間は自然な一連の動作として相手を見つめ、『お願い、そのカードは返して頂戴』と言葉を発する。
 カラス相手に日本語が通じる可能性に賭けて話しかけるのではなく、現実を前に日本人がある要求を訴えるとき発信する一般コミュニケーション動作として、正直に日本語で会話を持ちかけるのだ。
 『カラスがくわえたカードを持ち主の人間に返却するという現実』を巻き起こすために。

 こういったシーンで、人間同士・日本語人種同士において、圧倒的に情報密度が濃く伝達精度が上がるので、言語文明というのは知的に高度な交信が可能となり便利なのだ。
 言語文明の原理的な存在意義とはこんなものだろう。現実に向かって、放たれる言語情報の内容は整合し収束していく。

 この苦節のヤク離脱期間中、私は断続的に、自分にさえ滑稽とも映るような意味不明の行動をしたくなる動機にかられることがあった。道路のこっち側の歩道を普通に進めば家に帰れるのに、何故か道路の反対側に渡って、進んだ先でまたこっち側に戻ってくるとか。まあそれで気は済むんですけどね。
 違法行為にでもならない限り、実験として私自身が何をしたがるのかに任せて観察を続けてきた訳だが、そうするうち生命の本質的構造と作動原理、それらが淘汰の歴史を経て研ぎ澄ませた本能に気が付いたのである。
 あ、先に弁明しておくと、違法行為の欲望は一度も体験していないので、よろしく。

 さてこの挙動不審ぶりを道端でお巡りさんが見つけ、私に職務質問したとしたらどうなったろうか?そりゃヤク中なのは間違いないんだし、あれやこれやが尋常ではなく、タイミングが悪ければいきなりの不自然な紅潮や大量の発汗という怪し過ぎるオマケもつく。

 ハイ結論。ありのままを説明するだけだ。何なら家まで来てもらってガサ入れてもらう。
 最終的にせいぜい『お大事に』とは言ってもらえるにしても、私の手が後ろに回ることは絶対ない。

 どれだけ奇妙に見える行きがかりでも、現実は現実で、真実としてそうなっているのだからしょうがない。私の発する言語情報はこの世にある全ての物証を従えて、ただステロイド離脱5年半の経過時点を裏付けるのみ、それ以上もそれ以下も無い。
 現実に対する言語情報の位置づけって、やっぱりこうなんじゃないか。ええ?日本国よ。

 ところで人間が言語情報を持っていなかったら、『回り道』『挙動不審』の概念はあり得るのだろうか?
 答はNOだ。いま私は文明社会が人工的な情報として設定する価値観において『回り道という非効率な経路を歩くという、不審な挙動を示すヤツ』となった反面、耳に感覚トラブルを抱えた生物の行動としては極く自然だと言える。
 私はこれら双方の世界を激しく往復しているので意識できるのだが、こんなことにでもならないと、そうそうは思いつかない概念だ。40億年といわれる生命の歴史において、生存確率を上げるような一定の反応プログラムが競争を勝ち抜いてきて、それらのプログラム作動はわざわざ記憶に残らない道を選んだのではないだろうか。だって生き残っちゃえば勝ちで、もう次の瞬間から新規記憶ビットはひとつでも多く空けて用意しておきたいから、生存競争に不要な想い出は引きずらないDNAが紡がれているのだ【637】
 個人も組織も、生命の掟に従いながら自分自身で決断していると勘違いして生きている。

 『そこにいるだけで嬉しい楽しい』と理屈抜きに直感できる組織の空気、これこそが、生命の掟が遵守されている時に、組織員に知覚される物理現象なのだと思う。
 そうか、これも私の経験則なのだが、職場風土管理において『仲間意識を破壊する内容の情報発信』はキルスイッチの緊急制止が必要な重大事件であり、それが真実であろうが虚偽であろうが、イチもニもなくまず消さないと組織体構造が崩壊する。元々生物が仲間意識をもって交信し、組織生命力を得ようとするものであるからには【630】、このあたりが組織生命の掟になって然るべきなのだろう。
 いっぽう沈んだメンバーを抱えて元気を失くしている集団には、弱っているヤツを狙って捕まえ面白い発信をさせて皆がそれを気にするように仕向けるのだが、確かにこれが成功して効いた時というのは、組織生命の火が入ったと表現するに値する。う~ん、うまく方法論化できないかなあ。

 ま、ハエハエ・カカカも高度文明社会も、みんな46億年勝ち残って今がありますからね。
 いま地球上の全生物のうちで日本人ぐらいのもんだよ、認知症で気が狂ったボケ老人支配の決め事やって、あからさまにそれと判りつつ自滅しようとしてるのは。みっともないハナシである。

 法案の論拠になるデータの2割が間違っていたのなら、仮にその2割丸々を削除して原案と矛盾が出なかったとしても情報は不足しているはずだから、一度はひっこめて不足部分を検証し、全体像まで含めて精査し直した上で次回に審議するのが常識だろう。だいたい2割削って結論が変わらないなら、その2割は無意味な無駄公務が行われていたことになる。それはそれで問題だろう。
 国民としては、論拠欠損による法案内容の不備を避けるため、慎重に次回送りにできない理由が知りたい。現状案ママなら、検討に余計な時間など割かず一発廃案とするのが正しい判断だ。

 こんな議論をしていて、『日本人として日本国で暮らせるだけで嬉しい楽しい』のか?認知症で生存本能が壊れ、気が狂ったボケ老人の不正情報は全て削除して欲しい。
 ダメなものを急ぐ意味なんか無い、これが国民の意志だ、応援するので頼む野党たち!
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