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【1227】パラパラ動画とできあがり酩酊率の年末身体検査 [ビジネス]

 今年は年内最終回が大晦日に命中するカレンダーなので、今回を終えて最後の一回がまだ残る計算ではあるけれど、いやいや『またしても』年末いっぱいまで苦戦乱戦のゆく年くる年になってしまった。昨年末よりはちょっと不調期が前倒しになっている感じはあるのだが、まあ年明けは欲張らず寝正月にさえならなければOK、ぐらいで構えておくとしよう。どうせいずれ全ては過ぎ去っていく。

 まだ首筋や後頭部が練炭を仕込んだかのように発熱しているので、込み入ったムツカシイ内容は避けておくことにしようかね。
 ちょっと前に、ステロイド依存の影響で涙腺の制御がガタガタになっていたハナシをしたが【1221】、涙腺とは別に眼球運動について前々から気になっていることがある。

 今般ステロイドは恐らく無罪で、単に酔っぱらっちゃった時のことである。
 視線を左右に振ると、眼前の景色がドラデデデデ…っと段刻みに移動するのだ。

 サイエンス系のテレビ番組などで『目が回る』状態を再現するにあたり、被験者を柱や椅子に固縛して回転させる手法がよく用いられるのは御存知の通り。回転が止まって固縛が解かれた被験者は視野がぐるんぐるんで平衡感覚はぐらんぐらん、立っているのも難しいはずなのだが、この時の被験者の目を外から観察すると、黒目がチラチラと細かく左右に揺れているのが確認できるというものだ。

 では酔いが回ってきたのを感じて私が左右に視線を振った時も、外から見てると同じような眼球の挙動になってるのかな。わざわざ自覚して申告して、他人に外から見てもらったことが無いので判らない。

 ただ目が回ってぐらんぐらんの時は、黒目こそ左右に振動しているが、本人の視野の絵柄としては左右に振動しているワケじゃないんだよな。裏返せば、酔っぱらって視野の光景がドラデデデってなってるからといって、その動きがまんま外から見た眼球の挙動に反映されるってこともなさそうなのか。
 そもそも『目が回る』のは物理的に身体を回転させられて、三半規管のパイプ内の水が惰性で動いちゃう現象なのだから【633】、根本的に発生メカニズムから違うものだと区別して考えるべきなのかも知れない。

 …だとすると、酔っぱらって物理的に視野を振った時、ひとつながりに連続して動く網膜像の変動に対して、視覚がとらえる視野光景の画像が分割コマ送りになる理由は何なのだろう?

 例によって結論から行くと、シラフで視線を上下左右に振って普通に連続的に見えているその景色、その正体はチマタに溢れるデジタル動画と同じで、実はコマ分割なのではないかと私は考えているのだ。
 夢の中では静止画だけで済んでおらず、間違いなく動画の映像も出て来る。これは私が意識して確認済みだ。
 ならば、まさに現代のデジタル動画のデータ処理技術と同じ原理で、モノを見ると、クリップ動画ファイルが随時に組まれて、脳内ゼロイチ式デジタル記録ビットに書き込まれ、適宜に呼び出されていることになる。そういうことではないか。

 網膜に投影された光学像はもちろん連続的に変化しているはずだが、網膜に敷かれた受光器からの信号を受け取って視野一枚を作画するタスクがどうしてもバッチ処理にしかなりようがないと思うのだ。普段はテレビ相当だとして1秒間に24枚だっけ、とにかくそれなりに素早く作画バッチワークが繰り返されているので、自分の視覚がそんなベタに素朴なプロセス形式になっていると気付かないだけのことではないのか。

 私はこのへん詳しくないので誤解していたら申し訳ないのだが、確かテレビ放映されている画像分割は1秒間24コマなのだけれど、アニメーション漫画の場合はもっと粗くても視聴者にとって十分滑らかに見えるため、わざわざの細分化まで必要とされないシーンでは、同一のセル画を2枚連続ときには3枚連続で撮るんじゃなかったっけ。
 例えば同一セル画を3枚ずつ連続でつなぐケースなら1秒あたり8絵柄に相当するから『0.125秒毎に入力される静止画データが、人間に動画ファイルとして受信・記録される』という事実の証左だ…と考えることができる。

 静止画と静止画の間を突拍子もなく激変させるのではなく、うまく連続性を感じさせるよう十分細かく刻んで徐変させてやれば『人間の目の錯覚で、あたかもつながった動画のように見える』のではない。網膜に映った動画映像を認知する視覚システム、その認知した動画映像を記憶し読み出して再生するファイル管理システムが、元々から生体作動としてそれしかやっていないのではないかと言っている。

 視覚だけを専用に司る構造になっているかどうかは判らないが、パソコンでいうCPUのクロック数(単位時間当たり演算頻度)みたいなことになっていて、例えば1秒間に24回処理=24ヘルツが視覚情報処理の標準スペックなのに、酔っぱらっちまって8ヘルツにも届かない処理速度にまで低下してしまい、普段ならラクラク滑らかに見えるはずの視野変化がゴッキゴキの不連続になってしまう。そういうことなんじゃないすかね。
 そう考えると、秒速で軽く十数メートルは走る自動車を、飲酒状態で運転すると事故率が跳ね上がるのは道理だ、という理解は成り立つなあ。

 あと、自分がいる空間環境の物理量データが、光学映像と言わず音声も温冷感も触覚も味覚も、各々の五感回路から刻一刻と時系列で入力されてくるのだとすると、どれもが各々専用のファイル形式ながら全部ゼロイチ式のデジタルデータとして人間に、いや生物に流通するのであり、もしかすると本当にパソコンのようにイチ情報体あたりイチCPUで済ましているんではないかという可能性が残る。
 やっぱり目が良くて空中機動力の高い鳥類は、頭の回転が速く判断も場当たりで次から次への感じだし、ナマケモノが何か特定の動作だけ電光石火だという話も聞いたことが無い。CPUはその個体に相応しいクロック数のモノがひとつしかなくて、そのCPUがそいつのあらゆる情報処理タスクに共有されてるのではないだろうか。

 以上、まだまだ初歩的な仮説の域を出ないが、私は生命デジタル通信体系なるものが存在していると考えている。今日も調子が悪いのでちょっと早めだがここまで。
 一杯やって運転したりされませんよう。楽しく飲んで平和に帰宅、グッドラック!
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