【1009】知恵遅れ野蛮人の村八分デモクラシー

　つい話題をそっちへ持っていったついでに今回もガソリン価格から始めると、以前に『価格が上がり過ぎたら税金ぶんをカットすると決めた』ことになっており、それを誤解や個々人の解釈ズレが起こらないよう日本人が考える完璧な日本語文章に書き落として、間違いなくどこぞに文書にして取り置いてある。

　で、いま『リッター170円超というのはガソリン価格が上がり過ぎた』んだよな。
　『税金ぶんをカットして値下げする＝法治社会としてルールを順守する』という等式に、1億2千万人日本国民の異論は無かろう。
　国家備蓄の放出『も』やっていいからガソリン税は削れ、決まりだろうが。
　何故そうしない？時間の無駄だ、余計な雑音の議論は要らない。さっさとやれよ。

　少なくとも今時点でそうなっていないがゆえ『現状日本国は法治国家ではない』という事実には、今さら深くは突込まないが、まあこれ見りゃ何かの社会整備の進展度の世界ランキングで、欧米諸国から格落ちどころかあちこち辺境地の小国にも出し抜かれて、この極東地域やら中東やらがまとまって並ぶあたりに日本も一緒くたに混じっている理由がよく解る。
　法律だ決まりだルールだを連呼したところで、みんな揃って守る気が無いんなら、法治社会も何もあったもんじゃないってことだ。現状の体たらくはどう見ても、法治社会運営の仮免も下りないアマチュア群衆だろうがよ。

　他方、法規制もしてないのに、今もってマスクしてるバ…いや物好きは本当に多い。
　昨年の今頃ぐらい、つまり社会の真実として『コロナ感染症がもはや対処不明の死病ではなくなったと皆が確信した』その時期に街中でマスクをやめる人がぱらぱらと散見されて以降、そこから一気にマスク決別とはなかなか行かなかったようだ。
　私自身は特段の実害も無いのでただ面白がって済んでしまうのだけれど、面白いのは、あれ以降つくづくマトモな理由もないのに、というかまるで無意味はみんな解っているのに、カネかけて手間かけて相互に監視し合ってマスクしてるんだよな、日本の小市民たちは。
　類は友を呼ぶというか、私の周囲には『だって意味ないじゃん』とマスクをしないヤツが何人もいる。あたりを見回さずに自分の立ち位置を決められる人種だ。

　世襲のガキが田舎のプレハブ会社を窓口役の実行犯にして国民に押し売りしようとしたダメノマスク、感染拡大の実情がどう展開しようが、最初から国政として対応をわざと長引かせて複数回にわたって国民に送りつける計画で欲張ったがゆえに、今も大量の在庫が行き場の無いまま管理費を喰っているハナシはした【970】
　初回ロットでさえ虫の死骸やゴミを同封して一人あたり2枚も送り付けられてきたダメノマスクだが、何しろ原価をケチる意地汚さが勝ちすぎており、誰もが遠くから一瞥でホンモノ鑑定できる貧相っぷりがあからさまなのは、後世に残る笑い話といえよう。
　これをちゃんと笑い話で終わらせるため1億2千万人日本国民は、『ダメノマスクは正当な必要性判断に基づく国家事業である』と偽るような情報処理が素通しされないよう、厳しく監視の目を光らせねばならない。
　ま、どんなに腕前の立つ医療機関でも世界最先端の研究機関でも、職員さんがダメノマスクを使っていたら一発でそれと見抜かれ世襲のガキとの背後関係を疑われるんだから、まずまずよく鳴る鈴はついてるってことか。合言葉は『けちマスク、ピンときたら即通報！』ってところだな。

　ところで外野の遠吠えになっちまって申し訳ないんだが、一人の日本国民として公開で論評する権利はあると思うので、言及しておきたい。
　大分県のどっか片田舎の寄合集会だっけ？
　『鼻を出してマスクをしていた』『マスク着用の指示に従わなかった』とかいう理由で、とある一人を標的にして辞職勧告を決議したという話があるようだが、もしそれが事実だとすると、色褪せたとはいえ科学技術先進国ニッポンのオオヤケ行政機関として由々しき誤作動だと思うぞ。
　どうやら一応は市議会ってことらしいんだが、ホントに日本国の法律で『市』として設定されるような公的機関のハナシかコレ？
　鳥も通わぬ山奥でタイマツ焚いて、集落の人々が輪で囲んでひれ伏す中、髪の毛振り乱した占い師の婆さんが『悪霊の祟りが口から入り込む』とか言ってんじゃないの？
　これさあ、地元の住民たちしっかりしないと『民主主義の社会文明を拒む呪われた秘境』として、近隣の現代人が交流を絶っても文句は言えんぞ。お粗末すぎて呆れるよ。

　標的にされた議員さんにとっては辞職勧告どころか、よってたかって黒魔術強要の言いがかりもいいところで、彼が『マスクを強制するのなら、きちんとした理由を示して欲しい』と反論するのは極めて正当な主張である。
　この質問で提起された課題に対して、まず議会は『これがきちんとした理由である』と回答する責務が発生している。議会制民主主義の原理として、この先の議論は以下設問に対する回答を出してからだ。改めて明記しておこう。

　『日本社会運営の一端を担う市議会の総意として、マスクを強制する理由は何か』

　ケチ付けだけじゃ悪いので、イチ国民たる私なりの回答を披露しておこう。
　マスクをする理由など無い。
　まずウィルスが小さ過ぎて、マスク織目ピッチの濾過機能は全く無効だ。
　ウィルス含有の唾液の飛沫を防ぐ効果はなお残るが、だとすると、そもそも当該議員がウィルス保有者であると疑う理由を明らかにしてからである。
　もうひとつは上に述べた通り、まだまだ思考停止的にマスクしているバ…いや物好きがこれだけいて、少なくとも都会の真ん中では『マスク有無の相違による統計データの変化点』は顕れようがないはずなのに、この第5波だけは『実に特徴的に、まるで逃げるように』新規感染者数や死者数が急減する変化を示している。
　つまりマスクの有無と、新型コロナ感染者数増減の間に相関は全く無い。以上だ。

　法律にしても科学知識にしても、その情報体系を理知的文明として役立てるという肝心カナメの段階で本気になれないなら、所詮は粗野で乱暴な原始人的チカラ関係が横行するだけに過ごす未開の群衆という現実が残る。
　かつて日本人の暮らしを支配的に左右していたのは、日本列島を動かす森羅万象・この世の道理であり、日本人たちは畏敬の念を籠めて、その自然の力の象徴をあちこちの事物に見出し奉った。この津々浦々自然由来に徹する暮らしから、徐々に人類文明の発展により社会組織の統合運営事情が日本人たちの心を動かす方向性も帯びてきた訳だ。
　このニッポン社会事情を決定づける組織統治パワーの凝縮点こそが『現人神』我等が天皇陛下であり、その一元的中心を絶やさず維持するために、長い歴史をかけて皇室システムが構築されたのである。日本人なら、ここまで理解しておこう。

　そして、この日本列島に育まれ、今これだけ恐怖や痛みや苦しみ悲しみの負担を和らげて生きていられる日本社会で、どうしてこんな激しく程度の低い退化劣化の人為的災厄が起こってしまうのか。我々1億2千万人日本国民の失敗であり、直さねばならない。
　この地が不毛の砂漠だったり熱帯の密林だったりしたら、良くも悪くもこんな平和で悠長な雰囲気にはなってないんだろうな。改めて類まれなる幸運に感謝して、明日もグッドラック！