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【911】知って選んだぼったくり三文演劇の返金請求 [ビジネス]

 年末年始には、幾分でも平和な話題にしたいので、今のうち辛いやつを。
 ほんっとのほんっとに大変になっている方々には真剣に気に障る言い草だが、今年を振り返ってこのコロナ感染騒ぎは、あながち悪いばかりのことではなかったと私は思っている。
 数百年の代々続いた名のある老舗店や、手塩にかけて立派に育てた会社を泣く泣く畳む破目になった方々もおられるはずで、だとすると例え話や一般論の引き合いにしても、こんな日本語はとても認められないとは思う。すいませんね。

 なにぶん相手はウィルスという数十億年にわたる地球上生命の進化過程での偶発種であり、たかが人類文明社会の仕組みごときで今どこまで対応できるのかの限界は全く不明なワケだが、それにしても人類文明社会の仕組みとしての限界までは、持ち駒としてきっちり使えないとおかしい。
 そして持ち駒を駆使してどうにか生活へのダメージを最小限に抑える、その対策効果にあやかる権利は、議会制民主主義の法治国家である日本国においては、1億2千万人日本国民の主権に基づき、その意思を最大限に反映する責を負った議員たちにより、議会における公平な議論を経て効率的に国民各々の身の上に実現されることになっている。

 その現実は御覧の通りだ。いちいち列挙しての解説は必要なかろう。
 いま日本国組織が唖然としている信じがたい光景の数々は、森羅万象の一環として巻き起こる自然の振舞いではない。すべからく人間が、人間の思惑でやらかした出来事である。
 それら出来事の全ては、人間みずから設定した『社会組織の運営』という文化体系の原理原則が元々あって、それに照らして、今こんなとき下すべき決断・採るべき行動というのは常識的にみんな判っているのに、その真逆ともいうべき破滅的な現実にしかなっていないので、唖然としているのだ。
 唖然の現実はイチからジュウまで『人間のせい』で起きた。ウィルス感染症は想定外の自然災害だったがそれはコトの発端に過ぎず、いま日本国民を直接混乱させ苦しめているのは特定の人間=『犯人』である。

 こんなことになっているのは、古電球のせいだろうか?
 こんなことになる道をつけた、世襲のガキのせいだろうか? それとも…

 そう、全ては我々1億2千万人日本国民のせいである。我々が犯人だ。
 端的に、1億2千万人ひとりひとりに、国家運営に関わる代表者を間接的にでも人選できる仕組みが、きちんと法律として具体的に決められている。
 みんなその仕組みを解説され理解する機会を十分に与えられた上で、不正も無く日本社会としてそれを実践した結果、適任として選出された人間がまさに現状のこうだった。誤魔化しも言葉のアヤもない、手放しでただ真直ぐな真実である。

 日本社会の日常生活の中でしっかり1億2千万人の総意が反映されるよう工夫し、それで行こうと法律で定めた以上は、自分個人として直接こいつらを指名した覚えが無いとか、それなりの役目に就いたヤツは大勢が気に入るようにやるのが当たり前のはずだとかいうのは言い訳にならない。いい大人が社会の仕組みに基づいた自分自身の社会生活の維持を、努めてやれなかったではなく怠けてやらなかったが故の道理の末路である。観念するしかない。
 そんな個人事情が1億2千万人ぶん集まり、日本国組織の自我となってここまでの現実に到達し、それを各自が致死レベルの生活ダメージとして直面するまでになって今がある。そういうことだ。それを認識できた今年一年であった。

 で、経済社会の事業単位も大概のことにはなっているんだが、現時点で…というか、もっともっと早々に明らかになってんだから、待ったなしで無駄な損害を喰い止めにかかるべきなのが東京五輪である。そこらのローカル大会以下の規模でしか集まれない出場選手たちで、カタチだけ五輪マーク掲げても良い事なんかひとつも無かろうに。
 常識的に考えて、いま海外から日本現地入りする予定日まで半年切って来ているワケだが、世界的にも軽症で済んでいるはずの日本国内ですらコロナ感染が抑えられず拡大中で厳戒態勢、いわんや海外諸国となると商店から何から社会活動を今もって封鎖している例も散見される。
 これでは五輪と言わず国際大会なんか成立し得ない。だから一度中止を決断して日本国組織の心理負担となる懸案アイテムのまな板から降ろし、必要ならばコトが落ち着いてから、腰を据えてやり直すのが賢いと今年の早いうちに述べた。

 無理目もいいとこのささやかな有志競技会で、間違えて五輪マークのもと史上最高記録なんか出ちまった日には、『手違いで有利な条件設定になっていたのでは』『世界の列強がいたら更なる新記録続出だったことが確実』みたいな、拭ってもぬぐい切れない曰く付きの公式記録になってしまい、選手にとって栄光どころか屈辱のあと腐れを残す結末が心配される。

 『計画されていた2020東京五輪は残念ながら中止。だが努力を重ね準備が叶った選手たちだけで、次回の盛大なる五輪大会を祈願して記録にチャレンジする』ぐらいに国際スポーツ界での位置付けを潔く下方修正しておかないと、これまた年が明け暖かくなる頃にどうしようもない重量級の鬱アイテムになっているのは間違いない。 
 どうせスポンサーもつかないしスタッフも集まらないだろうから、五輪の看板は下ろして、涙を呑んででも見送れる種目は全部見送る。やっちまってからじゃ遅いのだ。
 やれやれ、3千億かけて建設不可能なインチキ競技場建てるだの、いきなり札幌でマラソンやるだの言ってたのが懐かしいよ。どっちも日本国内で一番コロナ感染が逼迫している場所じゃないかよ。

 あ~あ、次から次へと愚政とその布石打ちが後を絶たないから、いっつも政治ネタばっかりになっちゃうんだよなあ~と気になり始めたのは何年前のことだったやら。それも近頃じゃ同時多発件数が多すぎてトピックを絞るのが難しいし、書き始めたら書き始めたで芋づる式に他が繋がって出てくるから、一回分が頭の中ですんなりまとまらない。参ったね、対策を考えないと。

 とにかく今般の失敗は事実なんだし頑張って生き延びるとして、次の機会を捉えてしっかり直しにかかりましょうぜ。これでまだ繰り返してしまうようなら、日本社会はみんな揃って泣き寝入りの行く末を確かめねばならなくなる。
 人生山あり谷あり、谷を這い上がって山を迎えられる。では引き続きグッドラック!
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