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【859】古ゴム長の引きに歓声がこだまする釣り堀にて [ビジネス]

 前回の話題を続けるつもりだったのだが、あまりに様子がおかしいので一回横道。
 日本のあちこちで新型コロナ・ウィルスの抗体検査をやったら、軒並0.1%あるいはそれプラス少々の測定値だった、つまり日本人のほぼ全数が『まだ耐性構築ができていないのでは』と吹聴する報道のことだ。

 結論から行こう、疑問文でスマンね。
 この抗体検査、とんでもないおバカ全開の的外れになってないか?

 質も程度も粗悪きわまる付箋めくりの乞食漫談ばかり横行する昨今、大本営からお題が投げ与えられれば、烏合マスコミが腹をすかせた池の鯉のように群がり、散々な捏ねくりまわし方で話を拡げバシャバシャといつまでも騒ぎ散らす。池の鯉なら目を細めて眺めて済むが、本件そうはいかない。
 まず私は、この抗体検査そのものに関して詳細の事実情報を持っていないとお断りして、その上で。

 これも生体化学検査で一般的な、『同定検査』の方式でやっているはずだ。狙いの事象で起こった事実記録から『お手本』を起こしてそれを手元に置き、これを検体と比較観察して、その一致性をもって判定するものだ。
 まず被験者から、病理現象を起こしているあるいは起こすはずの部位の体組織サンプルを採取する。コッホの三原則【855】により、ここで対象部位を間違えて関係ないところを採取していたら、もういきなり検査にならない。
 めでたく対象部位が命中していたとして、そこに十分な感度で反応するだけの病理ターゲットがいてくれるかどうか判らないため、まずサンプルに培養操作を加えて待つところからスタートである。細菌やウィルスの繁殖・複製の材料を与え、温湿度や光環境などを最適化してやるのだ。うまく釣れていたら、十分な数量の細菌なりウィルスなりに増えたそのサンプルは、お手本に一致する事象を見せるはずだと。

 さて試験管内の検体サンプルにガラス棒の先を浸し、プレパラートにちょいと乗せてカバーグラスをかけて顕微鏡で覗くとする。『おーい、新型コロナの抗体さんっている~?』と呼び掛けたら、次々視野の中に入ってきて手を振ってくれるだろうか。
 細菌やウィルスの体構造に含まれる特有の物質、あるいは細菌やウィルスの生体活動で生成される特有な物質をまず見つけて、それらの物質に判りやすく反応してくれる試薬の確立まで叶って、初めて『これって、お手本と一致してるだろうか?』という同定検査が成立するのだ。
 これでオシマイではない。そんなに一目瞭然の『あり』『なし』で、白黒はっきり反応してくれるのが普通とでもお思いか?酸vsアルカリのpH試験紙の画像でも御覧の上で、酸性・中性・アルカリ性の線引きについて考え巡らせていただきたい。

 で、どんな試薬なり、あるいは光学反応その他なりで、どんな判定を出してようがまあいいや。ゆめゆめ事態を侮るような油断はしないにしても…である。
 どあほの自爆テロ非国民犯罪者政権が年明けに初期対応をあれだけ失敗し、その後どこまで感染状況を正確に把握できていたかはともかく確かにウィルス感染が拡大し、犠牲者も出た。
 その徹底度はあやふやだったが国民の行動規制も布かれ、それなりの効果はあったか無かったか判らんが、いま幸運にも感染拡大は収まりつつある。北海道や東京など新規感染者の再増加の傾向がチラつく地域もあるけれど、ピーク時ほどの勢いは無いと見るのが妥当であろう。

 製造業の量産ラインで市場不具合が発生した場合、手当たり次第に対策アイテムを突っ込んで様子を見るという話はした【822】
 『とりあえずそれらをやって製品=結果出力で、不具合発生が減じるかどうか』の様子を見るのだ。それがそもそもの至上目的なのだから。
 対策アイテムの緊急導入は、工数もコストも相応にかかるのが一般的であり、もちろん後に原因究明が進んで恒久対策の確定にまで到達すれば、結果的に不要だったアイテムたちは可及的速やかに廃止して元に戻すのが普通である。そりゃそうでしょ。

 なぜ今ごろになって『殆どの日本人は全員、これから初めて感染する状態にある』みたいな情報が流されるのだろうか?
 かっちり真面目に検査して本当にそんなデータが取れてしまったとして、それこそ専門家たちが『おかしい、どこか間違えている』と判断し、そのまんま公開するのは何としても食い止めたはずなのである。
 だって日本社会の大半=組織の自我は、現実の肌感覚というダイレクトな確信に照らして検査精度の方を疑うだけだし、いったん疑われたらその信用を取り戻すための原因究明の急務をわざわざ背負い込むことになってしまう。『検査結果を隠さず正直に公表した』と正当性を主張するハナシではない。

 国政の現状を見るに、生活支援金の給付は今年のうちに終わりそうにないし、ダメノマスクの押し売りも今夏いっぱいは軽くかかるとしか見えない。まあ今後もスピードアップは無いんだろうな。
 これら税金資本の事業が『トロ過ぎて間に合わなかったので、もう不要』という流れになっては困る、それはまず確実だろうが、まだまだ驚天動地の手遅れムダ事業の新ネタが続々発掘されて来そうな予感がする。『コロナを引張りたい動機』だ。
 『一生懸命やってるのは理解して欲しい』みたいなナメた泣き言を、世襲のガキが国会の場で堂々とうそぶきおったのには耳を疑った。小学校の通信簿よろしく『がんばりましょう』で済むつもりか、心底アッタマ来んなあこのガキー!

 生活を失い命を絶った人までいて、今なお崖っぷちで苦労している人々は大勢いる。だからまず消費税率を5%に引き下げるべきだと言っとろうが。
 あーでも先に人種問題の派生トピックを片付けないとダメだな。
 この自爆テロ非国民犯罪者政権、一刻も早く日本社会から削除して先を立て直す。ぜひ御一緒しましょうぜ。ではグッドラック!
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