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【854】モーロク消防団の夜回りスケジュール志願者数 [ビジネス]

 偶然だが、これがSSブログ最終日の記念更新にあたる。SSブログさん、どうも御世話さまでした。明日からシーサーブログに移行しますので、皆さま引き続きよろしく御愛顧くださいませ。

 さて北米がちょっと心配になってきた【850】
 これも今どき若い人たちにはピンと来ないかも知れないが、アメリカ合衆国という国は、人類が合理的判断に基づき『近代国家』という社会システムを、『意図的に進化発展させて』今がある。
 古くはコロンブスが欧州から大西洋を西進して対岸に到達、めでたくひと夜で国を見つけたものの、地球が丸いことには気づきながら北米大陸なるものの可能性の認識が抜け落ちていて、当然その先の東南アジアの可能性もさっぱり無かったたため、そのへんすっとばして直接インドに着岸したものと勘違いした。
 だから北米大陸の原住民を『インディアン』と呼んでしまったり、フロリダ南方に点在し太西洋とカリブ海を分ける島嶼群のことを『西インド諸島』と呼んでしまったりしたのは有名なハナシだ。

 社会組織はある程度栄えると必ずアタマ打ち感が出てくる。
 組織を成す人々の過半数が、『今よりもっと凄くて幸せな未来を求めて試せるコト』を試し尽くしてひと通り結果が出て、その成功例がもたらした完成品を利用して手に入る嬉し楽しのメリットが、まあ大方ただの平凡にまでなって普及してしまうからだ。
 組織の空気が何となく先行き淀んでイイことなくなり、ごく一部の元気者が一生懸命ひねり出してくれるマインド活性化のきっかけも、組織の過半数=組織の自我が面白がる気持ちの方をなくしているので、なかなか事態を打開できない。
 この漠然と閉塞した不満が高まって人々の行動に現われてくると内乱が起こり始め、さらに内向きに暴れて自滅するより未知の外宇宙に新しい世界を探しにかかるモノ好きが増えてくると、開拓や入植が盛んになる。裏返せば、そんな状況にでもならなければ、組織の自我は本気で重い腰を上げないものなのだと言えよう。

 ともあれ当時、近代文明的には世界最先端だったヨーロッパ文化圏だが、多分それでは物足りなくなったのが相当数いて、そこから北米大陸への新規展開が始まった。北米の東側とくに北東端において、英語の発音も割と英式作法に共通点が多く、道路区画なんかも妙にせせこましくて、建築様式も割と古風な感じのものが目立つのは、やはりこの一帯に初期にヨーロッパ文化が定着したからだろう。
 それはそれで良いんだが、広大な北米大陸の東端に根をおろした先進文明社会は、西へ南へ原住民を追い散らしながら勢力を拡大していく。一足先に知恵をつけ便利な物資に恵まれた白人文化は、綺麗ゴトから汚れゴトからあらゆる手段をもって、その世界観での裕福を追求すべく元あったものを蹂躙していった。これが富める大国アメリカの経済基盤=高度経済成長期だったと言えるかも知れない。

 この歴史的経緯が、北米社会に根深く人種間の対立意識となって染み込んでいる。恐らく今でも、そこらに人通りが開けたような場所で『肌の色の違いと社会的立場の優劣』について口にするのはやめておかないと、凄まじいトラブルに巻き込まれても文句は言えない。
 これだけ時を経て時代が変遷したのに、確かに社会には『根拠なき白人優位の風』がふっと漂うし、北米社会で日常的にそれに晒される有色人種には、『理由なき絶対的抑圧への不愉快』がメンタル標準仕様であるかの如く仕込まれている気もする。
 そう、生活のあちこちに、社会崩壊の壊れやすい危ういところが可燃物として普及・蔓延しているのが北米社会だ【847】

 ちょっと殺伐としてきたので科学ネタの横道でワンクッション入れよう。
 火事が起きるとすぐに消防車が出動してきて、火元はもちろんだがその周囲の家屋にも驚くほどの量を放水する。小学生の頃お向かいさんだかに火事を出されたお家が、延焼は免れたものの家財道具一式が使い物にならなくなるほど酷い水浸しの被害を喰らったと聞かされたものである。
 かなり最近、ガチの消防関係者当事者にその理由を教わる機会があったのだが、火元に対面する家屋が火炎の輻射熱を喰らって高温になり、その部材の発火点に到達して自然発火するパターンこそ、隣接家屋への延焼の主要因なのだという。炎が接触して、そこから炎が乗り移るイメージではない。
 従って、火元に面した全ての物体を大量の水で覆い、まず水に気化熱を吸収して蒸発してもらって、周辺物を発火点まで到達させないというコンセプトで、繰り返し周囲に放水する作業となるらしい。

 多数の家屋が密集する街も、組織形態のひとつと見ることができよう。
 ポイントは、きっかけを受けて崩れ落ち、連鎖反応を開始してしまう危うい部材を、まずその特性をよく解って、確実に発火点以下に抑制することなのだ。

 あ、もひとつ全然関係ないが、横道トピックを思い出してしまったので急遽追加!
 消毒用アルコールが品薄になり、スピリタスなど度数の高い酒まで転用する事例が出てきているようだが、アルコールは可燃物であり、その炎はほぼ無色につき目視しづらいので注意されたい。ちょうど陽炎のように見えるのだが、炎だから間違いなく熱いし可燃物があれば直ちに引火する。
 インディ500マイルレースは規則によりアルコール燃料の車輌で競われるのだが、ピット給油中の火災事故など炎が見えないので、知識があっても周辺が事態を把握するまで遅れることがあるくらいだ。
 『炎が見えない』というのは非常に危険な特性なので、重々注意されたい。アルコールで手を濡らしたまま煙草に火をつけたりすると酷い目に遭いますぞ。

 そもそも馬鹿げたマスク信奉を刷り込むためのウソっぱち満載でやっているマスク論議と同じで、確かに医療機関では衛生管理の標準作業として消毒薬を用いた払拭が行われるのだが、日常生活そんじょそこらの店舗や家庭で、手あたり次第の思いつき次第にアルコールで気になる所だけ拭いて、一体どのくらいウィルス感染防止の実効性があるのか自分のアタマで真面目に考えてみていただきたい。
 スプレー噴霧など気休め未満、ただの無駄でしかなかろうよ。その前に火の用心!

 あいてて、もちろん横道のやり過ぎである。北米で暴動が同時多発の兆候を見せているのが心配なハナシに戻りましょうか。
 国際社会にあって『自他ともに認める合理主義の大国』が内乱で国力を落とし、脇目も振らず自国組織の鎮静化を最優先するとなると、そもそもおっかしな媚び方で御相伴に預かる形でしか絡めないでいる日本国は、国際的なシーンで完全に一人前としての扱いを失うことになる。マジでちょっと怖いぞ。
 正直ひとんちのコトだが、早く収まって欲しい。トランプ君なんとかうまくやってくんないかなあ。

 幸運にも今の日本国には、北米のような『壊れやすく危うい部位』は存在しない。
 だがその有難みを理解できないボケ老人が多すぎて管理が非常に悪く、ここのところ増え過ぎた可燃物の発火点は随分と下がっているように思う。
 こんなに安心安全なうちだからこそ手に負えるのだが。では引き続き、御幸運を!
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【853】変える変えない、組織のチョイス [ビジネス]

 エマージング・ウィルスの感染経緯はまずまず常識的に進展しているが、ひと通り終わってみるまで現象の全貌および今がどの段階にあるのかは判らない【815】
 勝手にあれこれ空想を拡げて大騒ぎして、解釈をどうにでも動かして、ふと何か物事が転換期を迎えたような気分にまでなる。全て人間の一方的な思い込みと、その思い込みを自分の立場に反映して自分自身で浸る心理状態での出来事である。ウィルスが人間に感染する自然現象としては何の転換が起こった確証も無く、このウィルスの感染特性・病理特性は初期段階まで遡って今も明らかになっていない。
 何となくの何だかしら節目がついたかのような雰囲気、これは丸々人間の気分の問題だと気付いておこう。人間の気分なんてそんなものなのであり、だから客観的な測定値と算出によるロジカル判断が必要なのであり、『総合的に判断する』みたいないい加減な台詞は禁句なのだ。
 良いも悪いもそんな人間の気分が生じ、多数が集まってその共通要素が過半数を成すと、それが『組織の自我』となって巨大な意志の単位が発現する。

 ちょうど今夕に報じられたような数十人グループの集団感染が引き続き複数ヶ所で再発したとして、仮にその重症化率がすべからく9割以上となれば人出が急停止するだろうし、逆に全員がせいぜい麻疹のような通過儀礼式の一過性軽症で終わったとなれば一転、邪魔で不便な感染対策グッズなどかなぐり捨てて、社会は元の生活ペースに戻っていく。
 いずれのケースも社会組織の自我が、『これは死ぬ、怖い』と思い込むか『なあんだ、平気じゃん』と思い込むかだけで決まるものであり、いずれにしても現実となって走り出したら最後、いかなる実力者個人がどこからどんな真実を発信しようが『社会組織の自我』が気分を変えるまで止まらない。
 こればかりはどうしようもなく、組織の自我には個人の誰ひとり逆らえないのだ。組織の自我が心を決めたらそれが『組織の正義』となり、真実を完膚なきまでに凌駕して組織内にまかり通る。

 もっとも真実は真実だから、ウィルス感染現象を減衰させるようななりゆきが事実として存在しない限りは、人間どもは思惑通りに運ばない現実を呪いながらやられ続ける運命から逃れられない。
 組織マネジメントの本質は、組織の本心のありか=『組織の正義』を、真実の成功や真実の幸福に一致させるような操作とは何か?それを見抜いて実行するところにあるのだと思う。

 いま重要なのは、ウィルス流行の現状を客観的かつ定量的にリアルタイム把握し、出たとこ勝負にせよ素早い対応で破綻なく処置する構えを保って、みんなで気を抜かないことだろう。
 大勢いるとまず事態の変化点が検出しづらいし、検出できても既に次の進展フェーズが始まってしまっているケースが多い。だから迅速な組織内周知の手段を用意し、赤信号で一斉フリーズ+全方位先手めくら撃ち式のスクランブル迎撃体制まで整えて、目を光らせながら進むのが現実解となる。

 『大阪モデル』の試行錯誤がよく考えられていて興味深く、面白い。
 想定よりも随分と早く『新規感染者の総数』が片手で数えられる数人レベルにまで減ったため、『そのうちの感染経路不明者』が何人であっても、50%(=2人中1人が経路不明)や100%(=1人いて本人が経路不明)などどえらいパーセンテージになってしまうという不測の事態にぶつかったのだ。ごく少数の感染経路不明例だけで危険度判定指数がハネ上がり、通天閣などのイルミネーションが黄信号になってしまっては、『社会組織の自我』が抱く第一印象が、計算手順の問題で誤差含みになってしまう。
 これを解消するため、とりあえずイルミネーションの緑信号を維持しながら、即座に『大阪モデル』の指数計算式の方を実態に見合うスケール感となるよう修正に動いている。正解である。

 一応解説を入れておくと、『すぐ変えるのは無節操、一度決めてしまった以上は黄信号』でこだわる意味は無い。誰もが無理なく納得する経緯と根拠に基づく変更検討だし、何よりも『社会組織の自我』に現状の妥当な認識がシンプル一途に伝わることが最優先だからだ。
 組織の自我を意識して、スピーディに行政プロセスの想定洩れを見直して合わせ込みにかかるコンセプトであり、少なくとも私の記憶史上では有数の『洗練されたロジカルな行政センス』を感じさせる好例となろう。

 国政も烏合マスコミも、『新しい日常』とかボケた単語ばかり連呼するのはやめておいた方が後々困らないと思うがねえ。ダメノマスクのクビが先だっての。
 ぼちぼちクソ暑いなか窓あけて冷房効かなくしたままマスクしてて運転を間違えるヤツは出てくるんだろうし、飲食店なんかただでさえマスクを外さないと飲み食いもできない訳で、そうするとマスクの置き忘れや廃棄目的の放置が各店で続出し、知識の無い店員さんがそれを処理するんだろうし、それが収まりかけた感染を一気に拡大させる恐れだってある。
 私は結構な都会に住んでいるのだが、今もって親類縁者にただの知り合いまで含めてダメノマスクは見たことも聞いたこともない。
 何度も繰り返す通り、そもそもマスクには『感染者が非感染者に対して飛沫感染させるのを予防する』以上の効果は無いのだし、高温多湿の季節になって布製マスクを使い捨てずにヘビロテ使用するなんぞ、厄介な新モードの社会的被害を呼び起こしてバイオハザードの産廃になる以外の結末は無かろう。
 つくづく税金資本で押し売りされて済むシロモノじゃねえぞ、こんなもの。

 ちょっと気になるのは、どこぞの公立ガッコで『ダメノマスク着用のこと』『忘れた者は別室に隔離』みたいな指示書が配布された事件である。
 当然の如くネットで拡散され、ガッコとしては『我が校で配ったマスクを装着して欲しいという意味だった』『忘れた生徒には新たに配布する目的だった』みたいな、見え透いた虚偽の弁明で開き直っているようだ。ここまでは今どき小学生でも事前に予想できるはずだが、それをやめとけるのにやめなかった。何故か?
 つまり親御さんたちに『学校関係者の目に触れる場所で国政を非難すると、良いコト無いぞ』という暗黙の強迫観念を広める目的の可能性が見えてくるのである。ある意味子供を人質に取る立場の教育機関で、保護者向けに与党権力への服従を示唆するステマが流されていたなんてことないだろうな?

 自粛警察なんぞやるヒマと血の気と余計な実行力のある人たちに、もうちょっと真面目に悪人を特定し、世論に効くところでガンガン取り締まるよう自覚させる手引き方策ってないもんでしょうかね。
 自分の社会は自分で守る。持ち堪えて、まず日常を取り戻さないと。御幸運を!
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【852】忘れ去られた病気自慢の教訓 [ビジネス]

 強制力の対象範囲も具体的な拘束事項もはっきりせず、気分だけのスローガンっぽい雰囲気がユルユルだった緊急事態宣言だが、今度は何をもってどんな生活単位の解除プロセスで終結させるか一義的な情報がまとめられず、よくわからんグダグダなし崩しの様相を呈してきた。
 こんな奴等が指さして口先動かせるチャンスと見るや、コトあるごとに他人に向かって『決められないナニナニ』みたいな台詞を吐いていたのだから笑わせる。

 軽く解説を入れておくと、昭和ダメオヤジ世界の絶対規律により、世襲のガキおよびカマキリ人形の声明発令が地方自治体の首長よりも順番として後になることは許されない。元来の解除スケジュールが何の根拠でどうなっていようが、解除判断の要件アイテムになりそうな事物がどこまで揃っていようがいなかろうが、とにかく『自分が日本社会の意思決定を下して、下民に知らしめた』という不動の文法がまずあって、形として一番先に解除に関わる何かをしゃべるだけが目的なのである。
 だから客観的な判断基準項目があってもなくてもどうせ機能しないし、『総合的に判断する』みたいな『ぱっと見どんぶり勘定+鶴の一声式アナウンス』にしかならないというワケだ。
 もちろん緊急事態を解く根拠としての内容はまとまらず、万が一感染流行がぶり返して犠牲者が出た日には責任を問われるしその責任は取りたくないし、そうするとどうにでも言い逃れができるよう幅を持たせた一般論に無駄な修飾語で字数だけ稼いだ文章になるから、グダグダで受信するに値しない内容で決着するのが必然となる。

 突然に日程を無視して一番乗りの席にムリヤリ座ってふんぞり返り、どうでもいいことをやたら断定的にしゃべったあと周囲からの質問もそぞろに切り上げてひっこむ。そりゃそうなるワケだよ、もうほかっとけ。

 さて少なくとも私は、今般の新型コロナ・ウィルスがどこで人類への感染拡大を開始したのか、それほど重要な問題だとは考えていない。以前にも述べた通り、現代社会においてウィルスを軍事転用するのはあまりに不適当で効力が期待できないし【834】、仮にどこかの国で感染流行の最初の一例目が特定できたとして、国際社会がその国に衛生管理の不備に関わる罪状を突き付ける訳にも行かないと思っている。その国の過失でこの大惨禍が始まってしまっていたとして、当該者たちに決して悪意はなく、逆に人類として、どうにかして事態の悪化を防ごうとしたはず、そこは確実だからだ。で、どうせ人類ごときには、止めるに止められない。

 えーと、意表をついていきなり結論から行こう。
 ゆめゆめどこか他国を責任追及するスタンスではないと断っておく。
 ひとつの仮説を思いついて取り急ぎ紹介するに過ぎず、何よりもこんな不確定情報を油断の原因にして感染を再び拡大させてしまっては本末転倒もいいところだ。ぜひ沈着冷静に日常生活を自己管理し、社会を注意深く思慮深く観察し、御自身の行動を選択するための思考ネタにしていただきたい。前置き長いな。

 この新型コロナ・ウィルス、中国に起源を持つ可能性が高いと私は思っている。
 我が日本国での重症化率・致死率が、確かに他国に対して低いからである。

 これは偏西風の直下流に位置する日本列島において、過去にこのコロナ・ウィルスあるいはその類似種の流行が何度か経験されており、我々日本民族はもう淘汰済の体質になっているためだと考えられはしまいか。トランプ君が組織マネジメントの手段としていろいろ言いたくなるのも理解するが、こちらは純粋に自然現象の因果として、その可能性について認識し考察を進めたい。
 この区別をよく解ってWHOまで含めた世界情勢を眺め、我が日本国としてはどう絡むのが将来まで含めて最も賢明かを考える作戦思考を、若い人たちには持っていただきたいのだ。
 別にずる賢いメンタリティでもなければ、荒んだ駆け引きの裏読みでもない。世界各国が自国組織の運営に四苦八苦する中、日本国組織とはどんな人種特性を持ち、それが今どんな医療技術のレベルにあって、それらを駆使してどう国際社会を生き抜くのか。率直に、真面目に考えないと生き残れないぞ。

 改めて、現時点このウィルスの感染特性には確定的な分析結果が公開されていない事実をまず確かめておきたい。まだ『何もわからない以上、どうしようもない』という状態は依然として継続している。その上で、のハナシだ。

 集団感染の発生事例を見るに、その場の雰囲気に放出されたウィルスが呼吸とともに体内に侵入してくる感染モードは、やはり結構な高頻度で起こっていると考えてよかろうと思う。言ってしまえば、せいぜいマスクで飛沫の発散ごときを防御したところで、感染防止の実効性は大して期待できないと考えるのが妥当だ。
 また出血性多臓器不全の症状も報告されているものの、主に肺に病変部位の重点があるということは、大気中の微小な病原体が鼻や口を通して呼吸器から侵入してくる感染経路が多数派なのだろう。

 すると、やはり『内陸奥地の乾燥した気候条件下で人間への感染と流行が成立し、そこでこのウィルスが生存空間を確立した』可能性は高いと思う。
 また先進交通網の寄与率がべらぼうに高いとはいえ、やはり地球規模の総観的な大気現象展開の方向性=偏西風の効果は顕れているはずで、だとするとこの年末年始以降の感染拡大の時系列経緯からして、四川盆地以西に感染拡大の原点がありそれが東向きに拡がったと考えて無理はない。

 いま日本社会は、ウィルス感染への対抗策の決定打を持たないまま、まずは医療最前線のオーバーフローを避けつつ、経済社会の生命維持のために活動再開を模索し始めた。
 自滅したくないなら歩き始めるしかない、そのための安心材料を無理に探して自分を納得させるという解法は趣味ではないが、緊張感を保ちつつ勝算を見出す可能性が本当にあるなら、それは素朴に信じて拠り所にして良いと思っている。

 『もしかして』なのだけれど。
 日本人は攻めの社会復旧が可能な体質の人種構成なのかも知れない。

 くれぐれもこの情報を慢心の油断にしないよう、だが果敢な経済社会の再起動に余計な躊躇を挟まないよう、きっちりとロジカルな判定基準に基づいて、現実解を模索していきたいものである。コケた回数起き上がれば先はあるのだ。
 絶対に生き抜いて、今までマズかったとこ直しましょうぜ。では御幸運を!
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【851】幼稚な茶番劇と怖い脅迫の撃退マニュアル [ビジネス]

 さすがに検察庁に絡む違法行為の合法化強行は一旦停止がかかったか。よかった!
 ようやくといった感じだが、野党たちには気を抜かず手を緩めず、ぜひ今国会での廃案で根絶まで到達を目指して欲しい。我々日本国民も徹底して加勢すべきである。
 で、急転直下というか、このタイミングでしょぼい賭け事の暴露ネタがひけらかされ、違法定年延長の当事者はどうやら人前から姿を消す流れになりそうだぞっと。なんだかなあ。

 昭和ダメオヤジ人種のチカラ関係を支配する絶対至上の世界規律がある。
 上位で、強い立場で、偉くて、トクできることになっている上級者が何か言ったら、下級者は一切クチ応えせず我を封じ他も封じ、すべからく上級者の言う通りに服従せねばならない。また組織的活動を行うにあたっては、とにかく上級者がその場を支配する代表者という役回りで、先陣きるなり大トリとるなり、最上位の証とされる作法で見栄えを取り繕って扱われねばならない。
 実力と責任で現実的な組織稼働を負う自覚なんぞ微塵もない反面、いかなる些細かつ無意味な場面でも、この格付けアピールにだけは全精力をかけ執念を燃やすのが昭和ダメオヤジだ。

 今般の一件は『上級国民が安泰に優位を示し続けるための法案に対して、下民ごときが謀反を起こしてコトが運びそこなった』という、階級社会気分の基本構造を揺るがす形で顔にドロを塗られた一大不祥事として勘定がついている訳で、そりゃあもう上級国民的にはタダゴトで済んではいない。
 吊り上げた白目を血走らせ、脳天から金切り声を上げながら、下民を手当たり次第に見せしめで痛めつける一方、税金資本の口止め金を青天井の無差別にでもバラ播いて、秋にはどんな異常な手を使ってでも自分の言い分を通してふんぞり返るつもりだろう。
 こんなところだけは電光石火で、それこそ常識では考えもつかない意表を突く実効手段を、矢継ぎ早に打ってくるのが役人組織である。実に器用に巧妙に、世間さまの目から隠して表面的には善良を装って。

 例えば今回『今までになかった変化点』として圧倒的な訴求力を発揮したメディア露出系の著名人たちに対しては、ありとあらゆる関係者を見境なく巻き添えにし、役所の組織力でもって執拗な嫌がらせを何度も何度も繰り返すことだろう。たまらず屈したところから、ありとあらゆる名目で口止め料を押し込んでくるはずである。険悪な空気も辞さずに突き返す毅然さが無いとつかまされ、一旦つかまされたら共犯者にされてオワリだ。
 表現がちょっとアレだが人間カネには弱いもので、当面これで抑え込まれたら、その当面だけでも相当数が手なずけられてしまうものなのである。もっとも再び同じ深刻さの境遇で苦しい立場になると、やはり再び声を上げ始めるものでもあるのだが。
 『こんな場当たりで自分勝手な態度が人道的にどこまで正しくて本来的にどうあるべきか』みたいな議論ではなく、人間とは、人間の集団とは、そんな生来の性質のものであると理解しておこう。
 この度これだけ大勢が追い込まれ、『みんな一緒に力を合わせてきちんと理不尽に反対したから、組織の自我に響いて効いたのだ』という事実を忘れないことだ。自分ひとり何の都合のマシなことがあろうが、みんな一緒に成す日本社会の自我をみんなで頑張り合ってフェアに守らないと、すぐだらしなく逆戻りしてしまう。

 特に今後の日本社会を現役世代として生きていく若い人たち、ここを覗いてくださっているからにはもう子供じゃないんだし、自分のチカラで自分の未来を整備する立場から考えていただきたい。
 この自爆テロ犯罪者政権において、実に都合よく法律をどうにでも読み換えて、いや誰の目にも読み換えなんぞできてないのを承知で一方的に読み換えたと言い張って、意思決定のトップという職務ポストを悪用し誰の反論も聞き入れない立場で、政権の悪事を積み重ねさせる司法ゾーン担当の実行犯がいたとしよう。
 コイツがそろそろ定年で消える予定だったのだが、自爆テロ犯罪者政権が違法行為を働いて、国民に背き勝手に定年延長して良いコトにまでしてしまった…ことに今なっている。ま、そんなこんなで自爆テロ非国民犯罪者政権の司法ゾーンを象徴する存在だったワケだ。

 さてコイツが、これ見よがしのジャンク不祥事で下手打ってクビ、これであなたは『ああ清々した。悪いヤツって、やっぱり裏ではこんなもんなのね。ザマーミロ』で政権の逆風とやらにお任せで見物を決め込み、気を一段落して良いのだろうか…?

 もちろん答はNOである。こういうのを子供騙しという。あほか。
 良くも悪くも世論の高まりには一過性があるため、まあ今まで散々トクもさせてやったんだし、ここはトカゲの尻尾になって盛大に一身ドロ被って『反対世論の幕引き役』を引き受けろや。そういうことだろう。
 ここまで解って見抜いて日本国民全員で、さも大変そうに額に皴を寄せる自爆テロ犯罪者政権と烏合マスコミおもらい雛壇のアホ面演技を採点しながら、引き続きネット談義を展開して行くのが正解である。大変な御時世で、こんなものが仕事になるのって一応羨ましいんですかねえ?

 冒頭に野党に頑張って欲しいとは述べたが、とにかく現・与党二党=右傾インチキ詐欺与党とナントカ学会ゲタ与党は、役所領域すみずみの手下どもまで総動員して、野党議員たちの日常業務に徹底して嫌がらせもかけるだろうし、もう日本国の六法全書のナニがどうであっても、今秋の次の国会まで例の法案審議のペンディングを図ってくるのは確実だ。
 ポンコツ賭け雀ケンジ個別事例のみならず公務員一般の定年にまで対象を拡げた法案だったから、これが予定通り成立しないとなると、『還暦から5年遊べる特待老後プラン』の計画対象者が少なからずあぶれるはずなんだよな。役人組織の違憲立法府窓口・ナントカ学会ゲタ与党のポマード教祖が大人しく収まってるはずなんかないだろうよ【843】

 今般、コロナ・ウィルス騒動で甚大な経済ダメージが日本社会の広範囲に出ており、今秋だとまだまだ就業や税制に関わる政治トピックへの世論意識は高留まりになるだろう【847】
 ならば、むしろ我々日本国民はこの機を捉えて『消費税率5%への引き下げかつ軽減税率の永久撲滅』を推し進めるべきだと思うのだ。
 百年経っても手元に届きそうにない国の給付金がおいくらにせよ、将来方向に年単位の面積を持つ消費税率引き下げぶんの方が断然メリットは高い。売り手も買い手もおかしな軽減税率のムダ手順は一掃できるし5%なら計算もラクチン、全国一律で決めたその日から、工数と家計の両面で国民全員を現実として助け始める。

 『消費税率5%への引き下げと、軽減税率制度の完全・永久撤廃』

 自分自身で動かし自分自身で成果を刈り取って、達成感も日常生活の実利も文句なし、国民主権の行使の当座目標としていかがでしょうか。
 諦めず生き抜いて、チャレンジしないと損ですぞ。引き続き、御幸運を!
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【850】正義の難クセ、偉大なる言いがかりの葛藤バトル [ビジネス]

 まず大切な御贔屓さま方に、事務連絡がひとつございます。
 So-net.ブログに始まり先日SSブログに改名され今に到るこのサイト、来たる6月1日から『シーサーブログ』になります。移行後も格別のお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

 なんでもブログ管理事業を、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社さんがシーサー株式会社さんに譲渡するのだそうで、まあ私のようにアフィリエイトも有料アクセスも何もない、スカスカすっぴんカラっけつの無料公開文面に関しては手放しでほかっておいて新体制に移行することになっている。

 ここの御贔屓さま方のアクセス操作にどんな違いが出てくるのか私にはわからないので、万一入り口を見失ったらシーサーさんを辿って探してみてくださいませ。よく見かける定番ブランドだし、もちろんここのタイトルは一字一句そのままで変わらず続けておりますので、永久に行方不明はないでしょう。

 さてトランプ君のやたら対・中国で批判的な言動が目立っているが、恐らくあれは北米社会の崩壊を抑えるための決死の内向き戦略ではないかと思っている。
 パンデミック初期インパクトの鎮静操作をしくじると、社会の壊れやすい危ういところから社会崩壊が同時多発的に起こると述べた【847】
 自由とチャンスの国・北米は、自己責任と実力反映の国・北米でもある。実に世界中からあらゆる人間を集めて形成された社会には、とても一般庶民の日常感覚では管理し切れない『壊れやすく危うい領域』が、この世の必然の一面としてアンダーグラウンドに深く拡がっているのだ。
 一律10万円相当の全員支給と言われた電撃初動操作だったが、結果としてこれだけで乗り切るには不足であった。早く次を繋ぐ手を打たないと五月雨式に社会崩壊が始まり、結局は手の付けられない内乱にまで陥ってしまう。

 最近の若い人たちはあんまり実感が湧かないと思うけれど、日本が平成に入ってからの近年でも北米は広域社会現象規模の暴動を起こしており、そこらのロスの市街地で道行く車が止められ燃やされ、乗っている人を引きずり出して鉄パイプで殴打するといった、人種間衝突の無差別暴力事件まであったのだ。我々世代はそんな映像もテレビのニュースで見ていたりする。
 昨今は凄惨な映像を否定するだけの社会通念が甘ヌルくのさばる一方、人権問題の指摘屋ばかりやたらヒステリックに狂暴化して、この手の貴重な事実記録に触れられる機会が激減しているのが心配だ。
 人間という生物、社会組織という生物とは一体どんなヤツなのか、特に人間の理性が目指そうとする『平和な文明社会』なる理想像が危うくなった局面での人間あるいは社会組織って一体どんなヤツなのか、将来の社会の危機管理を考えるにあたって不可欠な知見なのだが。

 ともあれ、だからまず全員でなくケース・バイ・ケースとはいえ月収50万円相当とも言われる鎮静剤注入の追加案が上がって来たのだろう。もちろん低所得者層にとっては明らかに平常時の収入を大きく超える支給額であり、支給可否・受給資格停止の判定基準および受給者の復職促進が大変な難課題となるはずだが、それでも現有の治安能力で当面を平穏に抑え込むためにはやむなしといったところか。
 同時に、医療機関がパンクし処理待ちの遺体が溢れるまでになっているニューヨークなんかを横目に、あちこち他の州が社会活動を再起動させ始めているのにも目が離せない。確かに現時点で比較的ウィルス感染症流行のダメージが軽い州にとっては、薄らトンカチに行動規制の全米風潮に引きずられていては、ただのもらい事故で社会崩壊を待つのみという割に合わない危機に怯える立場にしかならない。
 『パンデミック再来のリスクを負ってでも、以前どうにか作動成立していた社会組織を今どうにかする。もし何か喰らったとしても、その時はその時でそこからどうするか考える』という一見乱暴だが現実的な解法が、社会組織の自我にとって正解と意識されているのだ。

 ブラジルなんかは大統領があっけらかんと感染症を無視軽視するアピールを繰り返し、一般国民の大勢から反感を買うシーンが報じられていたりするが、あれもブラジルなりの現実解なんだろうな。
 莫大な国土のどこまでに誰がいるのかもはっきり判らず、国政が感知して国民として管理している人数の方が、どうかするとほんの一部だったりしそうである。
 日中に大通りを歩いていて手に持っている所持品を狙われることが珍しくないらしいし、車なんぞドライバーが乗っている時が防犯装置も働かず一番盗みやすいだとか、そんな国家法律の及ばない未管理の環境で人々が日々を生きているのだ。これで『政府が国民に生活支給金を配る』なんて決められる訳がない。

 物理的にも社会構造的にも、日本では深刻な『壊れやすく危うい社会領域』が存在しないため、いつも肌に触れている社会の空気として、社会崩壊のリスクが実感しにくい。
 現場知らずのバカ殿さま相手に、足りないオツムで自己保身を心配して訊いてくる想定危機への完璧な言い訳を『理論武装』とやらで準備し、現実とかけ離れた綺麗ゴトの禅問答でコトを動かす意思決定がなされる日本式組織文化は、恵まれ過ぎた安心安全に箱庭籠城して済んでしまう戦後ニッポンの根深い負の遺産なのだと思う。
 だが既にこの日本社会でも貧困ネイティブの子供たちが増え続けており【626】、世界標準には着々と近づいている。広くやりきれない馬鹿馬鹿しさのアンフェア感が蔓延しているのは前回も述べた通り、日本社会の自我の自律意識=国民のモラルは急速に傷めつけられ弱ってきている。社会崩壊は案外起きやすくなっている。

 北米のハナシに戻るが、トランプ君は『感染源を名指しで特定することにより、国民がそちらに不満を向け気を済ませるよう仕向けた』のではないだろうか。
 組織運営をきちんと理解しない日本の甘ちゃん政治家や受け売りコメンテーターなんかが、例えばかつての橋下政権に対してバカのひとつ憶えで悪口によく使っていた『わざと敵を作ってそれを攻撃することで人をまとめる』みたいな嘘っぱち政策論、あれには一応モデルがあるのだ【416】

 ちょいと表現を失礼するが、大衆の意識レベルが特に低い側に大きな拡がりを持っていて、複雑な事情の絡む理屈や道徳を懇切丁寧に解説しても十分に響く期待が持てない場合、そんな組織の内乱を避けるため『わかりやすく悪者を定義し、悪者の存在に向かって鬱憤を吐き出させる』という実効方策は確かにある。
 もちろん悪者にされる誰かさんにとってはたまったものではなく、後々根深いトラブルに発展する可能性は高いのだが、それでも内乱の壊滅的ダメージだけは死に物狂いで回避する至上命題には代えられないとなると、この手で腹を括るしかないのではなかろうか。

 自組織の崩壊を免れるため恨みを買うことを承知で、いかにももっともらしく皆が信じ込むようなストーリー構築で、あらぬ言いがかりを他人にひっ被せるのである。そりゃ蚊帳の外の第三者の目には映りが良いワケないし、内部の意識の高い層にも決して好印象で支持されたりはしない。
 そんな汚れ承知のハイリスク戦略だが、判断に迷えば迷っただけ社会が崩れ出して事態は手に負えなくなりそうだし、敏腕ビジネスマンのトランプ君ならここはGO決断で来るかなー、という感じがするのだ。
 だとすると『リーダーは孤独だよ、お疲れちゃん!』なんて、赤提灯一杯つきあってやりたいかなー。北米が内乱で倒れちゃ嬉しくない世界大騒乱は間違いないし。

 因みに甘々文化の日本国内でこの仮想敵戦術を知った顔して口走るヤツに、まともな組織統治センスで正確に語れているケースを見たことはただの一度も無い。洩れなく全部、聞き覚え口先だけの無能格下である。

 皆が自ら望んで選び取って参画してくる北米社会では、やはり初動遅れの失点まで埋め合わせて『社会参画メリット』の契約意識に応える、シビアな組織運営がなされているってことなんだろうな。
 我が日本は、こんな厳しい行動の選択まで求められずに済む恵まれた幸運を、きちんと国民の幸福として活かせているのだろうか?
 お国を大事にしない非国民がいるなら、そいつらを処分するのも国民の務めだ。
 こういう作業は国民みんなでやらないとね。引き続き、皆さま御幸運を!
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【849】未来情報モンスターの売れ筋ファッション通信 [ビジネス]

 場所によっては、マスクがダブついてきているようだ。そりゃそうでしょうよ。
 以前ビール・ゲームを紹介しておいたので、今さら解説はしない【593】
 もっと馬鹿馬鹿しいのが、いい加減暑くなってきてるのにマスクしたまま運動して熱中症という笑い話だ。
 せっかくアタマがついてるんなら使って考えないと死ぬぞ、どあほ。

 生物が炭素Cを含有した有機化合物を喰らって、呼吸により酸素O2を摂り入れ、活動エネルギーを得ながら二酸化炭素CO2と水H2Oを排出するプロセスは、例えでも何でもなく、燃料を燃やして動力を発生する熱機関と同一の原理である。ぼうと炎を上げ火傷する数百~数千℃と、人肌に暖かい36℃ちょっととの違いだけ、だから食品に表示されるカロリー値は、ガチの本当にその食品を燃やして熱量を測定するのだ。
 熱機関としての生物は、人工機械がとても真似できないほどの高効率なのだが、それでも恒温動物が吐気に落とす排熱は、熱力学第二法則に基づくエネルギー総発生量の理論最小限界3割ではとてもきかない。喰ったモノの3割以上、そんな熱量がすんなり体外に出ていかないと、これからの季節どうなるか?各自で判断すればよろしい。

 『夏用の蒸れないマスク』って、それ通気抵抗下げるために、繊維の目を今より粗くして濾過機能を下げてるんだろ?
 いいからさっさとはずせー、それ以上に言うことは無い。あ、あほかホンマに…

 ところでハナシ変わって、検察官の違法定年延長強行にあとから法律を捻じ曲げて合わせ込むという、とんでもない法案のことが話題になっているようだ。
 マスメディアでよく顔と名前を見かける著名人さんたちが、自分たちであるが故に目立つことを承知の上で、従来になく軒並み明確な反対の意思表示をしているのが興味深い。本来の常識じゃないの、良いコトですよ。

 若いお嬢さんタレントまでが図解入りで同調したらいろいろあったらしく、翌日には御自分で投稿を引っ込めてしまったとかで、ナニのどんな事情があるのかは知らないが少々残念に思った。
 御自身がまだお若くて人生経験未熟だろうが、国家組織運営とイメージが遠いショービジネス領域で暮らしていようが、そんなもの関係ない。『おかしい、間違っている』と感じたら、そのまま『私はおかしいと感じてます、間違っていると思います』と、好きなところで心の赴くままに自分の見解を述べるのは一向に構わない。この日本国において、基本的人権の1アイテムとして保障されている。
 国会とは、我々日本国民ありとあらゆる全員が暮らすこの日本社会に適用する法律を決める議会なのだから、まず日本国民であれば誰でも等しく意見する権利はある。年齢幾つ未満、こんな職域の人間はオオヤケの場で見解を述べてはイケナイなんてハナシはどこにも無いのだ。それこそ言論封殺、憲法違反だぞ。

 ひとつ、とても大事なことを確かめておきたい。
 社会組織に意見したとして、それを見た他人から指摘を受けたり、後に自分自身で考え直したりして、前言を翻すことになったとしても、何らの問題は無い。
 見識を固め、それを改めることに、否定されたり非難されたりする謂れなど無い。
 見識を改めたなら、発信を直せば良い。というか、むしろ直して見せるべきだ。

 若く柔軟で瞬発力に溢れた頭脳で捉え、何よりもこれからの日本社会で生きていく当事者たる若い人が、公共性アリとしてそこらに流されている情報を受け取って、『日本国としてこんなのおかしい、間違っている』と判定したのである。それが取り違えだったとしたら、急いで追加情報を流して修正に動くべきは、誤解されるような公共情報を流してしまった側だろうがよ。
 経験浅い政治経済のシロートなので若い人が理解に失敗して関係ないことを言いました、ではなく、『未来の日本社会を生きる立場にいる日本国民』のプロフェッショナルに対して、日本社会の側が施す解説が到りませんでした、が正しい。

 大手製造業で新商品企画が持ち上がったら関連部署が連れ立って、会社役員に対して『次の新製品は、これこれこんな機能と価格で仕掛けます。市場ニーズと競合他社の動向はかくかくしかじかで…』と、社内プレゼが行われるのが普通だ。企業経営のプロだがマーケティングや製品開発のシロートでしかない経営トップに、皆で妥当性のある商品投入で仕事を進めることを説明し、承認を得るためである。

 今回の事例で、若いお嬢さん御自身が『おかしい、間違っている』と判定した根拠を図解にまでしたのは、多くの受信者の理解を得たいがためのアイディアとして、まず立派な努力賞だと思う。そこまで手をかけた問題意識にだけでも心を惹かれる。
 だからこそ後になって、そこに誤解があったと思い直したのなら、『ここをこう間違えていて、だから新しい、正しい結論はこうなります』とビフォー・アフター対比で修正できる発信をする心掛けを期待したい。
 見る目のある人=理解を得ておいてきっと良いコトがある人は、そこを見ている。おのれの過ちを自覚した時、それを無かったことにせず、まず『私、失敗しました!』とはっきり聞こえるように声を上げ、公然と、堂々と、明朗快活に修正できる人間かどうかだ。
 まずこれが叶わないと、現時点どんな優れた社会的才能を持ち合わせていても、将来いつもそれを最新の正解として活かして、みんなと信頼を構築しながら組織的活動で成果を上げていくことができず、結局は宝の持ち腐れでゼロ勘定にしかならないとして過言ではない。

 彼女が個人的にどんな身辺事情を抱えておられるか知る由も無いので、無責任に荷を負わせるような言論は控えておくとして、ここでまたベーシック・インカム導入のメリットについて解説しておこう。
 学生時代に思うままを語り破天荒に振舞っていた元気いっぱいの若者が、社会人として駆け出した途端に、業界にはびこる悪い老人の既得権益およびそれをだらだら許すバカな大人どもの取り巻きチカラ関係に抑え込まれ、潰されて言いなりに従わされてしまうケースは枚挙に暇がない。
 このトシになって解るが、若さってその程度の錆びた価値体系なんか一気に焼き払って、新しい世界を開拓するに十分なパワーなんですけどね。その強さを自覚する機会に出遭わないうちは自分の価値を実感で現実視できす、自信も持てない。そこを汚らしい劣化老人どもにつけこまれるのだ。

 業界の新参者として不利な立場にされがちな若い人たちがベーシック・インカムを手にすれば、安心して進化に抵抗する卑しい欲やチンケな自己満足の粘着力を否定し、老害に向けてあっさり引き金をひくことが可能となる。ベーシック・インカムは『社会の老廃物を駆逐する免疫力の強化』としての機能を持つのである。

 今般の国政批判ツイートは数百万件に達したとかで、単純カウントすれば軽く日本人の数十人に一人が反対した物証であると取れる。国民の総意を代表しているはずの国会で、野党の審議拒否まで交えて、こんなに反対される法案が与党の強行で通るとなると、それは民主主義法治国家・日本国組織としての基本機能不全に他ならない。

 そう、間違っているなら『間違ってるよな』と確かめ合って、直すんですよ。
 ナニが『新たな日常』だ、世襲のガキの痴呆ピエロ漫談もういいよ。大阪府市政に遅れ感・見劣り感なくす演出のためだけに、あるコトないコト片っ端からウソでも何でも並べるホラ吹きモード全開じゃねえかよ。いま日本国民が求めているのは、オマエら自爆テロ非国民違法与党政権なんぞを一掃した『新たな国政』だっての。
 せっかく直すなら、みんな生き抜いて直った後を御一緒しないとね。御幸運を!
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【848】ピンチで学ぶ未来経済 [ビジネス]

 何だか突然に出口戦略、出口戦略と言い出したな…って、消費税率引き下げ論議やチラチラ話題になる『Go to キャンペーン』みたいなムダ費目の削減に話が及ぶ前に搔き乱して、前々からの仕込みに手つけずのままフタをしたくてしょうがないんだよ。
 出口もナニも、そもそも入口に入れてないんだがねえ。

 まあいいや、出口と言うからには、前回のパンデミック初期対応3ステップのうちの『3.初期インパクトが過ぎたら、平衡作動点の巡行ペースを模索しつつ軟着陸』のつもりのアピールってことなんだろな。
 感染症のダメージを喰らうビフォー・アフターで、社会総観的に『やられる』ぶんの被害代が単純な引き算になるのは解ると思う。全員でウィルス感染を防止するための手間とコストを負担しながら、一定確率で病気になったり死んだりしながら、つまり社会組織としては生産力を一部失いながら稼働する。これが初期インパクト後の一次平衡作動点だ。

 もう一段階さかのぼって、『2.全員を拘束するにあたり、生活費を一時金として支給すれば成功しやすい』と述べた。そう、成功しやすいのであって、社会組織の運営要件として必須なのではない。
 最低限の共同生活を成立させるだけの素朴な社会組織では、今般のような天災においては自助が常識である。人生山あり谷あり、人間だれしも生きていて不運には遭遇するものだ。昭和の時代だったら、経済的に行き詰まるのも『自らその生業を選んだ本人で完結すべき問題』と判定され、みんなただ現金が配られるなんて夢にも思わなかったろう。
 熊本地震の時だったか、やはり『被災者の生活保障はどうするんだ、どうしてくれるんだ』みたいな論争が起こっていて、同い年の友人が『あれって本来、助けてくださいvsよし来た心配するな、のハナシじゃないのかなあ…』と納得いかない表情で語っていたのを思い出す。

 原則その通りで、だがしかし社会が多層化し機能分化し、今や第三次およびそれ以降の産業=農林水産でもなく、製造・加工でもない『文明社会に新出する価値概念を売買するサービス業』の経済規模が、昭和の時代に比べて随分と大きくなっている。リアル物品の生産ではなく、経済社会の価値流通の中だけで生きている人間が増え過ぎていて、かつてと事情が違ってきているのだ。
 経済活動なるものは社会全体規模であっても人間の決め事として『ちょいと止まる』のだが、昔も今も変わらない個々人の衣食住を維持するための固定費にまつわるカネ流れの方が、そう都合よく止まらない。昔風の常識感覚だと大勢が干上がってしまい、これが社会崩壊を呼び起こしてしまう。

 従って『カネ』という一元的な定量尺度で、ありとあらゆる価値概念が交換される社会においては、こういった『不意不測のカネ流れの急変事態』に対して、社会統治システムとして『交換なきカネの増減操作』の方策を持っておいた方が合理的とする考え方が台頭してくる。まさに『時代』ということなのだが、もちろんガツンと喰らった急変にソッコー打ち返すタイムリー性が揃わなければ意味は無い。
 因みに『不意不測』『急変』と述べたが、人類文明の情報化が進んで非・物理的領域の経済規模が大きくなってくると、災害なんか喰らわなくても従来とは次元違いのスピードで、社会絵図のカネ流れが絶えず潮流を変え続けるようになると予測される。リーマン喰らって黒潮の蛇行、ぐらいではとても済まず、日々世界中がこれ鳴門の渦潮といった感じになるんだろうな。

 こうなってくると、昔も今も変わらない人々の衣食住固定費ゾーンを分離して、最低限の社会保障で守る必要性が現れ出てくるワケだ。この理由が全てではないのだけれど、こんな世情の今、ベーシック・インカム原理の理解しやすい一面として頭に置いておくと良いと思う。労働意欲が落ちてどうのこうのという説は単純に間違いではないのだが、背景として想定している経済モデルが古すぎる。
 ベーシック・インカムについては、感染症のハナシのついでじゃない形でまたいつかやろう。とにかく現状ニッポンは、国家運営として『交換なきカネの増減操作』でタイムリー反応する能力に欠け過ぎている。

 このあたり、既に今日でさえ古すぎる経済モデルを引きずって無意味な論争にグズグズ時間を浪費している行政がもどかしく思えるのは、自然な感覚だと思う。無駄な物事に取り合わない彼流のソリッドな割り切りが必要以上にぶっきらぼうに映って損している感があるが、経済人的論点で放つホリエモン氏の発信は理解できるものだ。
 超巨大生物・グローバル経済市場も、その中に生きる日本国社会も、個々人の事情心情なんぞ待ってはくれない。自己責任で生き抜いて、おいくらか配るならさっさと決めて配って節目をつけ、何より社会組織の生命活動を止めないよう積極的に、被弾を承知でコトに立ち向かわないと、みんな揃って立ち行かなくなってしまう。

 まあそんなこんなで致命的にトロい国政を見捨て、いま各地の自治体が独自に工面できる手段を尽くして、住民生活の最前線に対する現実解を模索しているということなんだろうな。本来であれば、自治体が動くにも、その社会基盤として、国家による国内一律の行政指針が発令されていて然るべきところだ。
 経済再生の名札ぶら下げた口先生意気なだけの役に立たない無能カマキリ人形いらんだろ、あれ目障りだよ。昆虫仕立てゆえ脳みそがなくて神経節の反射だけで大阪府政に反応するのは仕方ないとして、日本国は人類文明を理性で動かす組織なんだから、早くちゃんと情報処理デバイスとして機能する人間の適役に交換しよう。

 今般コロナ流行禍の『経済再生』を口にするのは早すぎるのだが、その後の再生まで視野に入れた経済基盤の基礎体力確保のため、消費税率の引き下げは絶対に実施するべきだ。
 『一度下げると再び上げるのが大変すぎるから』というのは真っ赤なウソで、ほれ、御覧の通り突然ガッコは閉めさせるわ、1ヵ月の緊急事態宣言はすぐ延ばすわ、それも誰がどこで決定事項にしたのかも不明確なまま、コロンコロンどうにでも二転三転するのが国政である。
 世論が『効く』追い詰め方をすれば、消費税率引き下げは簡単に実施可能だ。
 子供から大人まで国民全員に等しくガチの負担軽減が感じられ、日本社会組織の自我に国政の対策意識が実感もって響くため、行政指針に対する日本社会の追従反応が良くなる効果が期待できるのだが。

 あれ?ときに右傾インチキ詐欺与党の小ジャリ議員学芸サークルってどうなった?
 『消費税引き下げ提言』とやらは、最初から嘘デマカセのあっぱらブラフを全日本国民納得済みってことで構わないからさ、せめて続編をやれよ。未完打ちっぱなしの尻切れが完結したら採点してやろうと思って待ってんだけどさ。もうオワリなワケ?

 感染者の検出数はデータ処理の人為的プロセスが絡むのでともかくとして、それにしても隠すに隠し切れないであろう死者数の規模と累積ペースが、この日本国では少なめに収まっているのが不思議ながらも幸運だ。人種違いによる罹患特性の差があるのかも知れない【834】
 いま国際社会において各国が対処に苦慮している訳だが、日本国は真っ先に『軽くかかりかけ』でそれを感知もできていた。それが自国組織へのマトモな対策処置も一切できないままずるずる事態の悪化を招き、何故他国から手遅れ的外れを厳しく非難されるような失態にまで陥ったのだろうか。

 長らくダメを知りながら他人事にして放置していたんだから、そりゃダメですわ。
 知って知らん顔していたダメが、遂に我がコトになって具現化しただけの話だ。
 まだ被弾もしまくるし犠牲も出るんだろうが、生き抜きましょうぜ。御幸運を!
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【847】生鮮オードブルで始める組織心理の緩和ケアメニュー [ビジネス]

 緊急事態を宣言して、何ひとつ物事を動かせないまま予定期間のケツを迎えたので延長。しかし結局は何もせずにオシマイにしてとぼけたいので、『次』『未来』の布石ばかりやたらチラつかせるといったところか。
 世襲のガキの延長宣言とやらに仕込まれていた内容らしきものはこれが全てであり、あとはそれっぽい関連語句の断片で尺を埋めただけのテキトー世間話であった。

 日本国民は、例えば子供でもお菓子を買うにあたって、その場で消費税を支払っている。日本社会で暮らす人々は、まあ全員がともかく納税している訳だ。
 だが日本社会が新型コロナ・ウィルス流行に騒ぎ始めて100日以上が経ち、国政の施しとして何か受け取った国民はいるのだろうか。

 すっかり箝口令が布かれて、またしても烏合マスコミが知らん顔のだんまりスルーを決め込んでいる消費税率引き下げの経済支援策だが、数ヶ月前にちょびっと盛り上がりかけた時には、現状10%を、5%以下ゼロまでのどこかに下げるハナシであった。いずれも小売店のレジでの支払額の論議だよな。

 これが再来年になると、その場は何もかも全品10%で買い上げて、我々日本国民はそのレシートを保管して、指定された書式で作成した書類と併せて税務署に提出すると、ようやく2%の還元額が時間遅れで振り込まれるという『適格請求書保存方式』【574】【579】に移行すると、決まったことになってしまっている。
 『インボイス方式』とカタカナ語にして軽く誤魔化すのをよく見かけるアレだ。たった2%のためにそこまでできない人は気前よく全品10%で納税しっぱなしの取られっぱなし。
 この、我々納税者にとって無駄に面倒すぎる新規の手間には、もちろん新規の公務員がその対応にあたる。
 今なら定年退職して終わるはずの、60歳つまり還暦の役人だ。

 いつも真面目にきちんと納税してきたのに、いま国から1円も受け取れていない民間事業者の皆さま、来年のうちにはお宅の事業はまさにV字回復で大儲け、再来年には左うちわの年収800万相当で向こう5年間をボロ儲けできる計画は立っていますか?
 その再来年を迎えたアナタは、既にレジでの軽減税率8%なんか消滅した消費税一律10%を取られ、いちいち新たに工数かけて保存・管理したレシートを書類に添えて、税務署に耳を揃えて提出するのである。いまヒマですか?何時間眠れていますか?

 『だあって、みんな面倒臭がってなかなか返してもらいに来ないんだも~ん♪』と暇を持て余す60代の上級国民が、何ヶ月か後には2%ぶんを還付してくれますよ。
 こいつら平均して年収8百万だからそこらに軽々1千万単位はザラ、全部アナタや私の納める税金から支払われるのだ【435】【438】【578】【581】

 法律に則って、1億2千万人日本国民の総意がそれに賛成して認めたことになっている。ふざけんなも知りませんでしたも無い。文句あるならナントカ学会やゲタ与党にでも怒鳴り込んでみられい。
 もっとも、巧みなことに『シンシでテーネーな御説明』のカラ約束を直接したのは主に右傾インチキ詐欺与党の世襲のガキだから【843】、ナントカ学会にもゲタ与党にも、けんもほろろで門前払いにされるかも知れないけれど。

 ところで、前回の手話普及トライアルの閲覧数の伸びが速くて嬉しい。
 くれぐれも元来の手話ユーザーさんたちを混乱させないよう気を遣って、でも若者たち得意のコミュニケーション文化を存分に駆使して、御洒落で便利な面白手話・新体系の構築にチャレンジしていただければ有難い。バイトちゃん世代の側から、客足の激減に苦しむ飲食店を救えるかも知れない。

 かつて姉に重篤な癌が見つかった時、大慌てで次々と飛び込んだ複数の病院の先生方に、迅速かつ手厚い対応で受け止めていただいた、忘れ得ない御恩の気持ちが蘇る。新型コロナ・ウィルスの流行なんか無かったあの時代でも、勤務時間をはみ出し休暇休息を切り上げ、我が生命の運命に気が気でない姉の身心のケアに尽くしてくださったものだ【197】【199】
 親身で的確な入院先の相談・指南には胸を撫でおろした。どんどん随時の調整を進めながら病室確保や手術日程の計画変更が繰り返され、驚愕のスピードで安心の治療プランも固まる。さすが我が日本の医療体制、世界に誇るこの社会システムは、国民の一人として絶対に維持したいと思った。

 今あれが同じ立場の人に叶っていない。私にはそれがどうしても我慢できない。
 ナニが『感染防止の基本、マスクの着用』だ、汚らしいシロート老人寄合のイカサマ専門家会議ってのは『死と絶望をもたらす無責任一般論の作文屋集団』以外の何物でもない。
 もっともらしく医療機関を擁護するかのような場当たり偽善発言と矛盾してんじゃねえのかよ?利権ダメノマスク瞬殺でこの程度の情報の交通整理もできないなら解散しちまえ、日本社会の迷惑だ。
 外出して目に入るマスクを全て医療機関に集中させれば随分と助かるはず、我々はたかが飛沫感染防止の工夫をすれば良いだけのこったろうが。こんなもんまで利権ネタにして国民に暴利で押し売りしてんじゃねえぞ、どあほ!

 ちょっと前、従来比で新規にウィルスが現れて人間に病原性の感染をもたらす以上、そのぶん避けようがなく単純な被害代として『やられる』と述べた【839】
 感染防止や対症治療など開発中だが、パンデミック勃発当初から対策の普及版の決定打が出ていない以上、実は事態は何にも変わっていない。乱暴に言えば、ただ普通に暮らせば一定確率で感染し、一定確率で重症化して死に到る。この平衡作動点がそれなりに押し引きを交えて定まるはずであり、その平衡作動点を一応にでもさばく体制が確立できたら、ひとまずそれまでだ。
 感染して、ちょっとぐらい死にながら暮らす。それが現実解、イヤも長屋もない。
 第一、感染者vs未感染者を社会で永久に隔離し続けるって不可能でしょうよ。

 多発して急襲してくる未知の流行疾患に不意討ちを喰らい、戸惑う医療機関がその許容限界を超える。社会が総観的に大混乱する初期インパクトの局面で『社会崩壊』の空気が一気に広域伝染しまうと、社会の壊れやすい危ういところから文字通りの社会崩壊が同時多発的に起こり始め、手の付けられない内乱に発展してしまう。
 とにかくこれを避けねばならない、そこが最重要ポイントだ。
 よって、以下のような統治プロセスで進める考え方が自然になると思う。

 1.外出禁止令など組織全体の行動規制で、最初の感染者数を力ずくで抑止する。
 2.全員を拘束するにあたり、生活費を一時金として支給すれば成功しやすい。
 3.初期インパクトが過ぎたら、平衡作動点の巡行ペースを模索しつつ軟着陸。

 今日の日本社会のメンタリティは、人命尊重の盲目的な信奉を精神論として繰り返したがる反面、不釣り合いなレベルで、組織帰属を通した社会契約の概念があやふやでなあなあになっていると思う。だから『自粛要請』などと奇妙な造語で政府からの強制力行使を頑なに避け、その後も社会補償が30万だ10万だ、それもいつまで経っても実行されない…なんてことにもなるのである。
 感染現象は誰をも待たずあれよあれよと展開を進め、個々人の人間を社会組織に繋ぎとめる心理的因果に揺さぶりをかける。つまりフェーズ毎に統治要件も移り変わっていくのだ。

 この日本国に大阪府市があって良かった。東京都もハズしてはないんだろうな。
 前にも述べたが、こんなもの一発で正解に命中するワケがない、腹くくろう。
 ちゃんと直す起点があるんだから生き抜いてくださいませよ。皆さま御幸運を!
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【846】大衆マスク協奏曲の強制ミュートボタン [ビジネス]

 年明け間もない頃に感染症の流行を集中的に扱い始めて、もう初夏の季節だ。
 1月の時点で『ヒトからヒトへの感染が確認されていない』だとか、明らかに『政府は動かないぞ』という態度を決め込んで古電球が愚かにもふんぞり返っていた訳だが【818】、当然そのままでやってこれたはずもなく、徐々にではあるが何となく国政の対応らしき騒ぎも出ては消えで次々過ぎ去っていった。
 さて3ヵ月半つまり100日ほど経って、一体ナニが国政操作として国民生活の現場に施されたのだろうか?

 別に届かなくて良い、今すぐにでも中止すべき利権ダメノマスクぐらいである。
 その『スピード感』についてはどこか他で論じていただくに任すとして【841】、この新型コロナ・ウィルスの感染メカニズムについてはまだ解明されておらず、だからこそ個々人が現実的にやれる感染防止アイテムとして、日本のみならず海外でもマスクに頼ろうとする傾向はあるようだ。だが、繰り返すがウィルス感染の防止という科学的観点で、正直のところマスクは気休め程度にしかなり得ない。

 そのはずなのに、今どきマスクをせずにちょっと人のいる所に出かけると、あちこちで妙な警戒心を漂わせられてしまうのは、どうにも困ったものである。
 実効性を確信できる対処方策が叶わないと、『藁にもすがる』というやつで、人間はあやふやな根拠を自前の情報として組み立てて苦し紛れにそれを実行し、心の拠り所にしようとする性向を持つ。図や言語の人工概念をツールとして、空想世界の出来事を一連の情報体系に仕立て上げ、現実と綯い交ぜに放ててしまう、人間ならではの特徴であると言えよう。動物くんたちはこんな馬鹿げた過ちは犯さない。

 今般、ガチ真剣にどうしても別の本来的な目的でマスクが必要な重要社会機能の現場で、激しくマスクが不足しているのだ。医療スタッフのマスク交換事情が3日に1枚のペースだなんてあり得ない。
 確かに新型コロナ・ウィルスの感染拡大は大問題だが、以前からある他の疾病が活動を止めて待ってくれている訳ではない。現場の現行の衛生管理はもちろん医学的な根拠に基づいて今日の姿になっているのであり、今ここから大幅の引き算になっているからには、元々あった医療機関の本来機能が厳しくレベルダウンしているはずだと理解せねばならない。

 ただでさえこの経済失速により節約生活を強いられる一般庶民が大勢いて、そんな人たちが何日も同じマスクを捨てられずに使い続けながら、遂には時間とカネかけて値段の吊り上がったマスクを競争で買わねばならない社会風潮なんて、明らかにどうかしている。狂っている。そこでだ。

 まずはレジで交わす定番の会話だけで構わないので、手話の普及を試してみるというのはどうだろう?
 『有難うございます』『レジ袋は要りません』『レシートお受け取り下さい』
 このぐらいあれば結構いけるのではないだろうか。
 両手が空いてないとちょっと困りそうなのが気になってはいるのだが、昨今スーパーやコンビニでも透明シートを天井から吊って呼気の遮断はしていることだし、無言で、でも笑顔で、しかも女子たちはメイクばっちりの御洒落も再開できるんだし、割と習慣として拡がる可能性がありそうに思う。マスクはまず医療機関に全数集結だ!

 実は手話といっても全国一律にそのジェスチャーが決まるものではないらしい。
 聾唖(ろうあ)者つまり音声聞き取りの聴覚世界を生まれつき持たない人々の交信用として、身振り手振りで文法まで全て確立しているのが『日本手話』である。この瞬間わかるが、外国語の手話はまたその国の母国語として各々に存在する。
 面白いのは、やはりというか世界共通語=エスペラント語のコンセプトで開発された手話体系もあるのだそうだが、これまたやはり普及率が低く実用化で効果を上げるには到っていないのだという。
 で、この日本手話よりは、話者の読唇リーディングとの併用で用いられる、簡易型の手話が一般的なのだそうだ。学びやすく慣れやすいので、こちらの方がポピュラーに流通しているらしい。

 知って驚くハナシとして、地域別の方言まであって、かなり一般的な単語を表すにあたっても、全く異なるジェスチャーが使われていたりする事実だ。
 例えば『名前』だと、左の手のひらを相手に向けて立てて見せ、右手の親指でその中心を指す。しかしこれが関西弁?だと右手の親指と人差し指で輪っかを作り、左胸に当てて見せる=胸に付けた名札を強調する仕草…になるのだという。へええ~とか興味をお持ちいただいたのなら嬉しいですな。
 今の時代、仰々しくシチ面倒臭いプロセスを踏んで、今さら日本全国標準手話みたいなのをどこぞの偉そうなセンター役が提唱するよりは、まず各地の好きに任せておいて自由に展開させ、ネット会話のネタにした方が盛り上がるんじゃないかなあ。うまく拡がるかどうか、私なんかより好きな人・詳しい人、ぜひ試してみてください。

 素直な主張を表情豊かに伝えることが必然的になるからか、聴覚障害を持つ人は動作が活き活きとしていて性格も率直で明るく、あれこれと会話のきっかけを見つけては楽しく友好的な展開をさせるのが上手いように見受ける。
 カネかけずにこのイマイチ不便っぽい非常事態の日常を面白くするには、ちょいと試す価値のある題材だと思うのだがいかがだろうか?

 いっぽう日本国憲法に『緊急事態条項』とやらを加える必要があるだのないだの、まあつくづく国会というのはあほでヒマで浮世離れした役立たずの雑談集会だと言わざるを得ない。
 ここで私が結論を出してやろう。そんなもの不要だ。

 冒頭に述べた通りまだ何にもマシなことできてないんだし、世襲のガキがどこぞのヘタクソな作文をぶつぶつ読んでたけど、まあそんなもんどうでもいいよ。ガン無視シカトで放っておけばよろしい。
 どんなに大層で厳格なルールを作ったにしても、いざ文明を超えた現実の不測の事態に直面して、そこに籠められた情報を迅速に読み出し、人類の組織活動に役立つ稼働が得られなければ何のメリットもないのだ。ハイ却下!

 情報は、その一般性をもって組織全体の生産活動を具現化してこそ意味を持つ。老衰で気が狂ったボケ老人の私欲が真っ先に解釈に介入してしまうばかり、その弊害をきちんと排除できない知的貧弱な組織ならば、そんなジャンク情報アイテムの品揃えに時間をかけるだけ単なる無駄でしかない。

 憲法を掲げ日本国組織を成して、世を生き抜く目的意識を有する日本国民の日だ。
 解らない、興味ない、知~らない、を改める日だと思う。では引き続き御幸運を!
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