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【794】恥と災いの老いぼれ乞食プラネット [ビジネス]

 やれやれ、一体これのどこが平和の祭典だよ?
 しかしこの独裁者の意味不明な強権ゴリ押し劇場、言うはカンタンよろしくすんなりと変更が成立して無事に行くとも思えないが、以降の大会継続を慢性的に意気消沈させ難しくするのは判り切っており、こんな手に出た動機がどうにも不可解である。
 もう開催経費も空前のデタラメ散財状態だし、どこまで五輪のせいだかはともかく世界経済の失速に引きずられて日本経済が地に落ちるのは確実だから、この象徴的な失敗事例を機に、これまでの五輪の歴史に一旦節目をつけようとする作戦が水面下で進んでいるのだろうか。
 パラリンピック側の知らぬ存ぜぬっぷりが面白く、確かに事前に納得いく調整を経た上でこの事態に接している口ぶりではない。だとすると、なおさら来年は札幌猛暑の東京冷夏を期待してしまう。冗談抜きに、ある意味楽しみだ。

 ともあれ東京都の『合意なき決定』は正解だったんだろうな。
 ポイントは『東京都組織はこんな非合理に屈しない』という結論を宣言・共有したことだ。

 屈しないけれど、契約としてしょうがないのならそれを根拠にやってくれ、東京都組織の立場としては、これ以上どこかで無駄を発生させるような抵抗はしないから。
 あとはドライに東京からの転出作業にあたって、発生都度の処置をこなすだけである。札幌の直接関係者層はめでたいどころか向こう1年弱の全計画と日常生活をぶち壊され、骨折り損のくたびれ儲けを地で行くことになるはずだが、きちんと反対しなかった以上はどうにかするしかない。

 こんな事態を目の当たりにして、『まさかまた日本国の税金支出に上乗せされるんじゃないだろうな』という心配が真先にできないような日本人が多過ぎるから、元よりこんな馬鹿馬鹿しい悶着が起きたという自覚は日本人として持っておきたい。
 【790】以降いくつか推察はしてみたが、見る限り日本国内の側に移転騒動を起こす動機は無かったようで、つまりは五輪運営の国際本部が強権発動し、日本側がロクに抵抗できずに言いなりのまま抱え込んでグズングズン、最後にいきなり同意を迫られた東京都が断固拒絶…でコトが進んだのは間違いなさそうだ。意気揚々と招致を持ち帰った2020東京五輪は、ニッポンままごと権力の墓標となった。
 どうやら自称保守クズ与党は現政権にゴマカシの効かない失点がついたのを自覚したらしく、ここでとぼけて『改憲』を口走るとさすがに険悪な雰囲気になると察したか。昭和ダメオヤジは魔法が通用している間は傍若無人に振る舞うが、みんなが魔法の国ごっこで遊んでいる場合ではないと真剣モードに転じた途端、慌てて自分は責任から逃げて不可抗力を演じたり責任転嫁に走ったりするものだ。
 そう、改憲の名誉欲への執着がいま一時的にせよグラつき始めたと見え、よってナントカ学会ゲタ与党との裏取引でここまでやらかした欠陥税制もどきについて、今さらながらの仲間割れでケチをつけにかかり始めたように見える。

 今後の五輪追加経費、コイツらが『我々日本国発の要求事項ではないし、東京都はもちろん日本国のどこもビタ一文負担しない』と主張できる訳なんかないから、もう2020東京五輪はまさに『自爆テロ非国民政権による、泣き寝入りの大損害まつり』で支持率暴落キマリである。
 自業自得の自爆自沈もいいところだが、とにかく現状ママではナントカ学会ゲタ与党の欠陥税制もどきの片棒を担いだぶんだけ、党利党略的にも百害あって一利なしの持ち出し損だ。

 ちょっと面白くなってきた。
 9月が終わりに近づく頃、『自称保守クズ与党は、本当は軽減税率に反対だった』とか何とか、社会人としてあるまじきルール違反の言い訳を口走っていた甘ったれがいたろう【778】
 そもそも10月1日に『あ~あ、ホントにやっちゃった~はいオシマイ!ノーサイドで右へ倣え!』なんて話はどこにもないのだ。反対を演じながら裏取引のミッション完了、一丁あがりで涼しい顔して無かったことにしてんじゃねえっての。見てるこっちが恥ずかしいよ。
 むしろ日本中でこれだけ経済現場の大混乱が現実になり、還元策とやらの不公平感を呑んでの現金払いも止む無し常態化、にも関わらずプレミアム偽造紙幣の精神異常CMはまたしても垂れ流され、同時にそのプレミアム偽造紙幣ネタの詐欺警告CMも盛んに流されるという発狂ぶりだから、世論の下地はできてんだろうに。

 軽減税率に反対だったと抜かすんなら、まさに今こそ実例を片っ端から抑えて今国会で糾弾し、『こんな欠陥税制もどきは一旦御破算で差し戻しにしろ』と国を上げての提起に持ち込むのが当然だと思うがね。
 だいたいこの五輪不祥事に立て続けて、大学受験の英語民間試験だっけ?あのデタラメ制度も直前でコロッと態度ひっくり返してやめちゃったじゃん。みんな困っている欠陥税制もどきをひっくり返すには最適な気運になってて、絶好のチャンスじゃないかよ。
 まあその時その場の安全地帯を目ざとく見立てては、コロコロ態度を変えながらどんな汚いウソでもついて生きているような恥知らずの人種だから、ここはもう少し日本社会が怒って全体の空気がコワくなるのを待たなきゃ駄目か。

 以前も紹介したが、銀河鉄道999には『プラネット・ベガーズ』なる星が登場する【61】
 メーテルの解説はこう。

 この星の支配階級は汚職や賄賂で人生を楽しんで、人々はいくら働いても暮らしが楽にならなかった。どうやってもダメだと判った時、人々はおもらいをして暮らすクセがついたの。
 エライ人たちも国民が働かなくなったので、これまたおもらいってことに…今ではルンペンと乞食が正常な人間で、他人に恵んでもらうのを恥とも思わなくなってしまった…

 だが一時停車中の999号に侵入し、この星を脱出しようとする少年が現れる。

 俺は物乞いをして暮らす俺の星がたまらなくイヤになったんだ!人の情にすがって甘えて暮らすのがイヤになったんだ!
 宇宙を渡り歩いて、例え人を殺してでも生き抜いて、いつか俺の星を乞食の一人もいない迫力のある星にして見せる!

 組織生命体・経済社会において、血気盛んな若者気質は景気の生命線なのである。

 魔法の箱庭も三文裸劇の劇場も、要は『黙って調子を合わせてくれる無自覚な御節介の情にすがって、甘えて暮らせる矮小プラネット』だ。
 フヌケ不戦敗の対外試合ギブアップが露見してもなお内向きには『それしかない、止むを得なかった』と烏合のマスコミが吹いて回ってくれるプラネット・ベガーズ。
 1億2千万人全員が『ああ、そういうんなら、そうなんでしょう』で言われるままを頂戴するなら、この島国ニッポン全体が『乞食の島』に落ちぶれる。

 2025大阪・関西万博、大阪都特別4区が迫力の起爆剤だ。大阪の成長を止めるな。
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