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【784】大喝采ブランド・トランジット跨ぎの風紀委員会 [ビジネス]

 やれやれ、本来ならもっと技術系のハナシや医学系のハナシをたくさんしたいところなのに、結局まだ国政の話題とせざるを得ない。
 大衆=社会組織の自我に『鏡に映った自画像』として見える世論、つまり公共言論のトレンドとして飛び交う情報が『この狂った現状に緊急停止をかけ、修正に舵を切れ』の一般解にまでなっていないからだ。

 『今日から生まれ変わったキモチで、スッパリこうしましょ!』と決心した段階では何も変わらず、努力の成果にせよ偶然の流れにせよ『ん?自分ってこんな人間だったっけ』と気付く段階に到って、初めて態度が改まるというか、ジブンの稼動モードが別プログラムで走り出す。言われて思い当たるフシがあるでしょうよ。ここまで持って行かないと、個人も組織生命体も風土・体質を改められずに三日坊主でオシマイである。
 面倒くさがられウザがられながら、それでもちゃんとやっとかないと、かけがえない組織に一大事が及ぶとなれば、徹底的にしつこくみみっちくチクチク・ミチミチと修正の必要性を発信し続けなければならない。組織風土管理とは、ばっさばっさとカッコよくコトを捌いていく豪快さも無ければ、周囲から讃えられ拍手喝采と声援を受け笑顔で感謝される華やかさも無い。
 そこに面白さを見出すような組織観で孤独に遊べないタイプには、なかなか務まらない。

 さて何だかんだで9月も大詰めになってきたワケだが、国民個々の生産力を供出して国力を形成するための税制システムが、大崩壊を迎えようとしている。
 何しろ誰がどんな手順でおいくらを供出するのか決まっていない。
 その方策と手順にしても、国民全員に均等な機会が与えられたものではない。
 このままでは国民が納税する意味を見失う。
 そうなると非・協力的な意識で生きる国民から、敵視されつつ税収を何かのカタにむしり取る構図となるから、日本国財務が将来的に財源の質を落とす展開を呼ぶ。
 今いっときの混乱だけでは済まないのだ。国家組織が衰退・滅亡に向かうこととなる。

 強盗でも窃盗でもそうだが、直前で思いとどまれば社会の信用は失われないものだ。
 生活苦だとか怨恨だとか、そんな動機に到った原因を解決する課題は丸まんま残るけれど、それは気を取り直して違法行為や犯罪にならない範囲で処置を考える限り、誰も何も文句言わない。
 もしアナタが標的を決定済みで道具もひと通り揃え、犯行計画も現実的なセンで綿密に練られたものを用意していて、遂にいざ相手と直接の御対面!…まで行ったとしても、相手の顔を見た瞬間に『あ、ども。コンニチハ、お元気ですか♪』の挨拶に切り換えて帰ってくれば、個人的には平穏な感情の結末じゃないのかも知れないが、その後もアナタは一般的な信用のもとに暮らすニッポン法治社会の一員のままである。

 これが一線を越え、レジの店員さんに『カネを出せ』と刃物を突きつけちゃったり、ひとん家に侵入して財産をくすねて持ち出しちゃったりしたら、直後に『やっぱりさっきのはイケナイと思います。元に戻しますので、無かったことにしてください』と慌てて訂正にかかっても社会では認められず、更生と贖罪をもって後処理をする流れとなる。どんなに後悔しても、前科一犯の履歴は覆らない。

 いま『この税制は法律だから』という言い訳でここまで来てしまっているんだろうが、ならば法律だからという前提で、いま発生している『アクション待ちの国民共有課題』について解説しておく。

 そもそも『法律』とは国家の擁する社会組織において、主権在民の基本原理のもと『国民の過半数が賛成し、その文意に従った行動規範で暮らすことにしよう』と定めた日本語情報なのだ。
 現時点の経済現場の実情を観察するに、『国民の過半数が賛成』している訳が無く、『文意に従った行動規範』をやるにも文章に実現性が無さすぎると見受けるのは、私だけではないだろう。

 コトここに到った経緯は一切不問にして、ともあれ今般の『税制改変』とやらが、法治国家における法律の要件を満たしているのかどうか検証する作業が、いの一番に実施されなくてはならない。この現実を無視した、政府の一方的な施行宣言の事前に、である。
 法治国家組織には『国民全員で共有する、共有して良いと思える規律概念』がまずあって、それが言語情報として明文化される作業を経て、初めて『法律』となるのだ。
 『法律でもないモノを国民に無理強いしたところ、社会がメチャクチャになりました』という当然すぎる愚行は、文明国の運営層がやってしまってハイそうですかで許される事実経緯のプロセスではない。

 私が『犯罪者政権』というコトバを使っているのは、もちろんガッコ絡みの贈収賄や財務局職員さんの殺人など実際その事実があるからなのだが、もうひとつ大事な意味を含ませている。
 『日本国社会組織全体にとって、やってはいけないと認識される誤作動』に対して、『いけないからには絶対やらない』の一線を守り切る不文律堅持の精神力が足りていない欠陥性をも指したつもりだ。
 この一線を越えて1億2千万人社会組織を裏切る反・社会性をもって『非国民』という表現も使った。

 社会組織の一員として生きる人間がその組織性を維持する最後の一線、それは『残りの人生で良いコトがある』という幸福な可能性の存在感なのではないだろうか。だって一線を越えて踏み誤ってしまうと、いずれせっかく訪れた幸福に浸れないからだ。
 逆に、『もう本当にどうしようもない、自分の力の限界では、このつまらない人生に手の打ちようが無い』と絶望の精神状態に追い込まれると、将来を夢見て守る一線があやふやになる。

 犯罪心理学の専門家の方々には研究をオススメする。ちょうど一人の人間が犯罪に手を染めにかかる心理が、今日の現・政権の姿なのかも知れない。

 絶望の精神状態と聞けば、まるで物語のような不運に見舞われ続けた悲劇の主人公を連想してしまうが、果たしてそうだろうか?
 おのれの力不足により満足度の低い人生に甘んじてきた高齢者は、ある時点で人生大逆転の動機を放棄する言い訳として案外カンタンに絶望し、いくらでも自組織への恩義を裏切って本質的犯罪への一線を越えて来るのではないだろうか?
 これが私の提唱する『組織認知症』の発生起源である。
 この発症レベルまでパフォーマンスの落ちた個体は、もう組織を成して組織生命体の姿で生きてはいけないため、必然的に組織と自分の信頼関係をつなぐ一線を絶ち切って墓場へと消えていく。
 『組織性生物』人間の個体寿命の末路として、理に適ったものではないかと思うのだが。

 おっと良い分量になっちまったか。記念めいた内容じゃないけど今回はこのへんで。
 『SSブログ』に移行してからも、過去ログ含めて丸ごとキャリーオーバーになるそうだから、全てはこのままの積算にて、今後ともよろしくお願い申し上げます。
 長らく御世話いただいた『so-netブログ』ブランドに心より感謝をこめて、また次回!
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【783】停電Y字路の明朗ジャッジ手旗信号 [ビジネス]

 まず忘れないうちに御贔屓さま方にお知らせをひとつ。
 10月1日18時をもってこのso-netブログが『SSブログ』と改名されるそうである。
 これに伴いURLも …blog.so-net.ne.jp/ から…blog.ss-blog.jp/ に変更だそうだ。

 皆さま方のお手元で、どう『お気に入り』あるいは『ブックマーク』のヒモを付けていただいているのか判らないので、万一ここが行方不明になっちゃったら上記を頼りにおいでくださいませ。自分ではさっぱり気付かなかったのだが、ここの現行タイトルはイマイチ検索に掛かりにくいらしい。
 当面ここの更新ペースを変える予定は無いので、今後とも変わらずお立ち寄りください。いつも御愛読いただきまして、誠にありがとうございます。

 さて、まずはまたしても千葉の被災地の話題から始める。『隠れ停電』って何だよ?
 まだ通電してない地域があるのにそこを黙殺し、復旧完了を告げる虚偽の情報が流されただけにしか見えないのだが。目的はもちろん被災地対応の遅れを指摘する世論を抑え込むためである。
 政権のイメージ都合で困窮している被災者の見殺しとは、いつの間にこんな恐ろしい言論統制をやるようになったんだ我が国は?
 熊のプーさんがうまく検索できないとか、余程ほのぼの系で可愛いと思うのは私だけか?

 何故こんなことになるかというと、『国民から、明らかに今までとは次元の違う不信と怒りを買っている』という自覚に迫られているからだろう。
 今の時代どこから誰もが、つまり生活に大打撃を受け疲弊し切った被災者までもが、社会に張り巡らされた情報網に個人の立場から思うがままを発信できるのだ。オオヤケ権力が『もう復旧した、困ってる国民なんていない』と公表してしまえば、下民は『そういうことにしとくもんなのかあ、しょうがないな…』と不遇に甘んじて押し黙ってくれるとでも当て込んだのか。人さまをナメるにも程がある。

 御覧の通り、現地当事者からのダイレクトな回答は『違うぞオラ、ナニ勝手なデマ流してやがんだよ』であった。
 これを受け世論の反応は、当たり前だが『火に油を注ぐ』とはまさにこのコト状態となる。

 これにブルったカタチで、ロクな検討もせず今般の台風15号の被害に限って、一部損壊した被災家屋の特例救済措置に口を滑らせてしまった。しかし宿命的な天災の来襲に対する日本国組織の施しは等しく法律で制定されているから、今度は場当たり公言vs既存法律の優先順位を検証して、場当たり公言の方を謝罪してキャンセルする仕事を増やしただけに過ぎない。また自爆テロの失点1加算である。
 対応の遅れが目立つ被災地に、後先考えず何でもいいから手を打って見せようとする慌てっぷりが、とても国家運営層に適うレベルだとは思えない。ま、どうしようもないんだよな。

 そう、今この時点の日本国は、好景気のもと底堅い消費に支えられ、消費税率を10%に上げても何ら国力への心配は必要ないのだ。準備万端で軽減税率を伴う税制改変を悠々と受容れる体制にあり、あまつさえ『緊急に支援金が必要な国民などどこにもいない』のだから。
 千葉のタイヘンな皆さま、損壊家屋や瓦礫もろとも穴掘って埋められなくて何よりです。

 毎度で悪いが今般の税制改変は、いま一応にだけ『延期』というコトバを使っておいてやろう、現実としてそうするしかない。
 日本社会は納得もしていないし、半分にも遠く及ばず大半が準備に未対応である。だいたい何を揃えれば準備完了になるのかも決まらないような欠陥指示だけ独り歩きさせているため、余裕のある御人好しが最低限それくさいアレンジを手元のお商売にどうにかこうにか施すところまでで終わっている【685】

 これが日本経済現場のリアルな現状だ。
 端的に『日本社会にシカトされた』のである。国民に愛想をつかされたのだ。

 消費者としても、現状の騒ぎがこのまんま現実に噛み合っていずれ収まるとも思えないし、こんな馬鹿馬鹿しいもの経済市場の恒常状態として受容れるつもりもない。
 だから駆け込み消費が伸びないのだ。納得いくよう落ち着くまで面倒くさいので買わない。
 望ましい事であるはずがないのだけれど、社会組織の自我は関知しない。国民が政府への信用を完全に破棄し、抗いの尽力さえせずなりゆき任せのやる気なしで放り出したのである。

 この日本で、いきなり店vs客あるいは親vs下請けが税率論議であちこち大ゲンカして、訴訟問題の同時多発で壮絶バトル全国大会になるような事態は、ひとまずは無いと思う。
 だが各自の死活問題であるが故に、この欠陥税制もどきを何とかしろ殺すぞという勢いで国政に非難が向き始めるのは確実だ。というか、もうその気迫が逃げられない肌感覚で伝わってきているから、冒頭の不手際隠しみたいなことをやっちまうワケだろ?
 1億2千万人組織の自我は怖いぞ。まあ自分らで仕組んだことだ、何とかするんだな。
 何がWIN-WINだよ、あほか。内弁慶は仲間を売って、見事にトランプ君の言いなりでした…はいいから、海外逃亡からさっさと帰って来い世襲のガキ、誰も許さねえぜ【380】

 そうそう今頃になって、ちょろんちょろんと『自称保守のクズ与党、実は税制改変には反対だった』などと卑怯卑劣な逃げ道を口走る政権工作員が散見され始めた。卑怯卑劣というより完全に詐欺罪に相当すると思う。
 言って良いコト悪いコト…というか、言えるコト言えないコトをいい大人が何か勘違いしているようなので、今回のシメにパツイチ確認つっこんどこうか。

 いや、自称保守のクズ与党は改憲の名誉欲しさに『消費税率10%+軽減税率制度は適格請求書保存方式まで含めて賛成する』ってことにしたんだろ?…で、ポマード教祖のナントカ学会ゲタ与党と手を組んでちゃんと過半数を取った【606】
 そして国民に一切諮らず、忖度上手の烏合マスコミまでグルになって税制改変の真実を国民の認識から隠し通して、勝手に国会で議決の儀式にまで持ち込んで、それで『法案成立』とまで言い切ったんだよな?【681】
 日本国に生きて、日本社会のルールに従って選挙で当選して、日本国民の意志を代表する立場を得て、国民の最大多数の幸福の実現手段として、それだけの物事をここまで動かして今があるんだよな?つまり。

 『消費税率10%と軽減税率を実施し、計画通り景気の落ち込みは一切ナシ、十分な税収増を得て社会保障を充実させ、さらに低所得者層は従来より経済負担が減って暮らしやすくなる』という『国民との約束』が、全員共感で掛け値なしの現実になるんだよ。それだけ。

 これ以外の選択肢は、お前らに無い。
 以上だ。
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【782】イノチの原則、知らぬが破滅の認知症 [ビジネス]

 また台風の来襲である。再び西日本を通るコースだが、反時計回りの大渦ゆえ日本列島の南東に突出した房総半島は継続して太平洋上から南風成分の暖湿空気に晒されることになる。心配だ。
 ブルーシートだらけの千葉県被災地の様子が繰り返し報道されているが、JRで京都から大阪まで乗れば、昨年の大阪北部地震か台風21号かその両方か、とにかく今なおブルーシートは散見されるし、熊本城石垣の尾根線一本を骨だけ残した姿が衝撃的だった2016年熊本地震だって、ちょっと現状について調べにかかれば被災地にはまだまだブルーシートがいくつも残っている。

 皆その直前まで普通に日常を暮らしていた。つまり今あるのは日本経済にとっての損害の姿であり、このぶんだけ日本経済が単純に弱体化している。本来であれば最優先の緊急対応をもってまず以前の水準まで経済活動を修復し、そこから予定外の特別損失をどう穴埋めするかの検討となろう。
 例えば国家全域レベルの負荷発生を伴う政策の計画があるなら、とにかく延期を先に判断・発表して国内を安心させておいてから、損害額に合わせて遅延期間の計算を始めるという順番が正しい。

 返すがえす、9月30日深夜であっても、いや10月1日を過ぎてでも、税制を現状据え置きにする判断をすれば、日本経済は可及的速やかにその方向で了解・収束し、景気落ち込みも現時点の選択肢としては最小となる。
 経済に詳しくなんかない人でも、日本社会に暮らしているなら全員判っているはずだ。

 まだ今般の奇妙な税制改変が低所得者層の救済策だと言い張るなら、その違和感を解き明かす解説を日本社会組織に向かって広域発信せねばならない。大衆が理解し共感してくれなければ組織体は内乱を起こして崩壊するからだ。
 こういった広域発信=マス・コミュニケーション機能を司るのがマス・メディアだと、日本の学校では社会科で教えている。
 だが現状『こんなコンセプトのこんな仕組みで我が日本国は、平和に、立派に、うまくやれています』と子供たちが学校で習うような、理に適った組織の作動像はその通りに実行されず、日本社会は平和でもなければ立派でもない、うまくないどころか集団自殺のネズミもびっくりの発狂自滅ビッグバンにまっしぐらというのが率直なところであろう。

 私は『戦争ができる国』『戦争をしたい政府』みたいな痴呆左巻き言論は大嫌いだと、まず改めて断っておく。どこの誰だって、キホン戦争なんかやめといた方が良いと判っているのだ。
 言ってしまえば、現状の日本国に他国と一戦交えるまでの国力は無い。国防最前線の自衛隊が、超法規の域まで含めて現場判断で出来る限りの事をやってくれる、その限りが全てだと思う。
 まあちょっとそっちの議論は置いといて、それにしてもここ最近の、社会空間に飛び交う情報の検閲や言論統制の露骨さ分別無さはタダゴトではない。その露骨な言論統制にしおしおと這いつくばって無限の言いなりを土下座保証するマスコミの卑屈さ無力さもタダゴトではない。

 軍隊も特高警察も無いのに、この異常な主従関係は何に起因するものなのだろうか?
 マジの実力闘争に持ち込めば、役所組織の権力もナントカ学会の後光も『人間社会で忌み嫌われる架空チカラ関係の押し付け』であることは周知の事実なのだから、普通にやって十分に勝算は見込めるはずなのである。
 現実にはあり得ない役所組織やナントカ学会の『絶対支配力』を身の程知らずに信じ切って振り回す馬鹿がいて、『そんな絶対支配力は現実にはあり得ない』と思えない馬鹿が、まるで催眠術にかかったかのように奴隷となって跪く。
 傍目の正気の人々にしてみれば、アブナイ壊れ方でアッチの世界に行っちゃったガイキチさん同士の看守vs囚人ゴッコにしか見えないワケなのだが。

 結論から行こう。
 私は『天敵』の存在を意識する精神構造の有無が要因のひとつだと考えている。
 十分な生命力があり、故に自分の生存確率を上げようとする個体は、常に天敵の存在を意識し、その出現の可能性に警戒するのだ。
 裏返せば、高齢化によりダメになった個体は、手前勝手なジブン帝国の妄想を描いてその自画像の致命的欠陥に気付けない。『デビルマン』の高度経済成長期の時代、ひ弱なクセに思い上がった退化生物・現代人の姿である【779】

 私がかつて一応は『名の知れた大手』と呼ばれる程度の組織にいた時代のハナシだ。
 同僚個々人の執務スキルはまあ確かに優秀と言われるようなレベルにあるものの、『人さまと関わり支え合って生きている』という有難味の世界観がどうにも欠落していて、本気で協力的な稼動ができずに業務効率を落としてしまっていたり、職場の日常に流れる空気を世知辛く面倒くさいものにしている感じがいつもイヤだった。
 …このヒトたち、なんでこんなに『偉そう』なんだろう?『自分のための他人』なんだろう?

 その後ちょいと訳あって、その部品メーカー=サプライヤーさんの職場の実態に触れる機会に恵まれたのだが、そこの生活の楽しさ面白さに驚くことになる。
 そこらの管理職は軒並、さらには役員層に到るまでが『我々みんな客先の支配のもと、一丸となってそれに応えて生かしてもらう運命共同体』という、森羅万象・食物連鎖のイチ単位を自覚する世界観を共有しており、これが組織内で腹を割った仲間意識にビッタビタ効いていたと思うのだ。
 もちろんサプライヤーさん社内での上下関係や軋轢なんかは、ガチ内部の方々にしてみればそれなりにあったのだろうが、それにしても親会社で『天敵知らずの生態ピラミッド頂点』を疑いの余地ナシの前提にして生きている自称オレさま連中に比べれば、まるで欧米のキリスト教文化の空気のように『ひとつの天の支配下に生きる同胞』を認める人好き気質が普及していると感じたものだ【762】

 いや、みんな活き活きしていたこと。何だかんだで、ちゃんと仲間だったんだよ。
 生涯総所得がいくらだとか、何の肩書で何人従えたとかいうのではなく、望ましい現実を前に一生に笑った回数だとか快楽物質の分泌量だとか、そっちの尺度では桁違いに上だったこと疑いない。

 だからだが、ジブン絶対支配の『偉そう』を決め込んでカタチだけでも許されて、そんな誰にも心底認められないようなチンケなmy理想郷がどこかにあると勘違いしているような幼稚な人種が、その非現実性を理解できずに威張り威張られ、今般のような国政の混乱を招いているのではないかと思うのである。

 おっと今回もいい分量になっちまったか。
 嬉しくない原発の処理水は、嬉しくないが放っておいても消えてなくなったりはしない。科学的根拠をもって腹が括れるなら、東北の仲間のために相応の負荷分担をする判断は正しいと思う。
 大阪湾、いろいろ賑やかになるんだろ?風評被害は間違いなくタイヘンな苦難だが、その悪影響が最も軽微な海だとする視点はあると思うぞ。大阪の成長を止めるな。
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【781】食物連鎖ホラーの勘違い最高点 [ビジネス]

 千葉の台風被害が近年にしては想定外に手こずっている。未だに災害対策本部を中心とした被災地救援の国力投入体制が、形だけ・看板だけですら見えていない気がするのは私だけだろうか。
 こんな時、いち早く1億2千万人の仲間の力を『ヒト・モノ・カネ』という具体的実効パワーにして、困っている連中のもとに届けてやる、そのために我々国民は税金という共益費を支払っているのではないのか。

 さすがにヤバくないか、この日本政府?
 国民目線で、どう考えても様子がおかしいだろう。

 さて前回に引き続いての話題だが、社会一般のルールとして成立し得ないような欠陥税制もどきを、国民に一切諮らずむしろ隠してこっそり勝手に決めたことにしてしまい、日本式バカ正直の経済現場が苦肉の策で処置作業を提案してくるがままに、今だけ好都合の現実解扱いでそれらを放置。このまま10月初日を迎えさえすれば『ハイ政府の勝ち抜き~、消費税率アップと軽減税率の社会運用は、国民公認の上でスタート!』みたいなことを宣言しようとしているのがアリアリではないか。
 そのためには、首都東京の真横で衣食住もままならない被災者が大勢苦しんでいても見て見ぬふり、災害対策本部も設けなければ、緊急の財政アレンジで支援に動く必要性も黙殺されるのである。

 これではもう国民を擁する国家のテイを成していない。
 本来こんなことにならないよう『権力の監視役』としてマスコミが存在するはずだったのだが、実に全部が全部シッポを巻いて権力に跪き、箝口令を布かれるままに黙んまりを決め込んでいる。
 ま、どうにかこうにか被災地惨状の映像をさも大変そうに流したり、軽減税率の非現実性を複雑さばかり強調して言い訳がましくタレ流しておいて、『ほおら、こんなヒドい現実があるんですよ~でも誰がどう悪いのかは視聴者さん各自が勝手に判断してね。あとは知~らない♪』ってことだよな。そりゃあほらしくて視聴も購読もしないってば。
 ギョーカイの若者たち、いまアナタがたに偉そうに大御所ヅラこいてるヤツらの正体ってその程度のもんだよ。テキトーに調子合わせて利用するのは結構だが、チカラ関係に身を預ける本気度はほどほどに見切ってあしらっときな。

 …とはいえ、無理もないっちゃないのか。怖い怖いお役人さまに目ェつけられたら、執拗につけ回されてナニされるか判ったもんじゃないからねえ。

 …って、ナニされるんだっけ?…ナニがどう怖いんだっけ?

 この疑問こそが、前々回ラストのフリを刈り取る。
  人はちょっとした暗闇を怖がる。そこに自分の力では勝てない何かがいると思うからだ。

 そう、そこには人間の天敵デーモンが潜んでいて、その記憶が人類のDNAに刷り込まれているからである。
 人間だけが食物連鎖の原則から外れており天敵がいないとするのは、無知な現代人の思い上がりでしかない。突然の氷河期の到来により、デーモン族が氷漬けにされこの時代を迎えているだけのことであり、つまりそのデーモン族は滅びずに今も地球上に眠っているのだ。

 まあそんなハナシだった訳だが、決して冗談や揶揄のネタに持ち出したのではない。
 『怖い、逆らえない』と思う根拠は何なのか、自分を含めて日本社会を生きる日本人各々が、改めて深層心理やDNAレベルの意識特性まで掘り下げて考え直す時期に来ていると思う。
 役人組織の黒幕にしても、そいつらに利用され使い捨てられるゴミクズ議員にしても、まさか人間を実際に捕食するほどの脅威的存在ではない。
 端的に、強くもない相手に自分から巻かれに行って、何をもって勝敗決するかも無い状況で、勝手に負けが込んでいるだけなのだ。この傾向、少なくとも私の知る限りは日本社会独特のものなのだが、その細かい考察は高齢化や認知症まで絡むので今ちょっと置いといて、まずは『負けを食い止める有効弾』の準備から。

 軽減税率あほレジ機やキャッシュレス決裁の機器を根負けして導入してしまった人々も、それで欠陥税制もどきがそもそも抱える経済原理としての不成立が解決したわけではない。自前でその場しのぎの手元作業の成立解を捻り出したとして、結局税申告の段階に到ってナニをどう処理するのか新たな悩みに行き当たるだけだ。
 なまじ店頭で二度と会わないお客さまと商品vs代金の交換は終えてしまっているがために、事後の税務措置はあちこち不整合を吸収できず、まさに解ナシで困り果てることになる。

 この展開は、いわゆる『過払い金』問題が雨後の筍のように発生してくることを意味する。
 今月末時点で事態がどう動いているのかは未知数だが、仮に欠陥税制もどきが中止されずに放置された場合、消費税過払い金請求の仕事はビッグバンつまり一気に無限大めがけて膨張を始める。
 例えばキャッシュレス決裁にしてもあほレジ機にしても、当該店舗への普及を確認せずに国が勝手に税率設定だけ変えた事実があるのなら、それは税務執行に関する国の義務違反としてあながち不当ではあるまい。

 弁護士さんたちはもちろん、税理士さんや公認会計士さんたちも、今のうちからお店に飛び込み営業かけて、税務署職員を呼びつけ映像・音声で証拠押さえながら税務処理マニュアルの個別作成をお手伝いしてみてはいかがだろうか。

  『行き場の無い福島原発の処理水を、安全基準の遵守確認の上で引き受ける』
 何でもかんでも大阪府市政の肯定に結び付けて持ち上げる気はないと断るが、日本社会が選ぶべき現実解を率先する起爆トライアルとして、妥当な提案だと思う。
 日本国には、そらした目を現実直視に戻させる教育が必要だ。大阪の成長を止めるな。
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【780】1億総活躍の政府公認バトル・ロワイヤル [ビジネス]

 千葉の大停電による被害が長引いているようだ。真夏は過ぎたがまだまだ暑いし、飲食料もすぐ傷むし、とにかく何をするにも『きれいな水』と『低温』の確保が前提となる事態だが、それを含めたライフラインのカナメ=オオヤケ電気がいかれているというのが致命的にツラい。
 頑張れ、頑張れ。

 もう処分してしまった納戸が、かつて雨漏りして慌てて屋根を修理したものである【291】
 発見が早かったので漏った雨水が落ちたところの畳を上げて乾かすだけで済んだのだが、対候性の無い屋内構造部が雨風にさらされると、家屋は手の付けられない傷み方が進む。水は重力に引かれるまま落ちて拡がりあらゆる隙間に染み込んでいくし、ひらけた自由空間では気持ち良く吹き渡る風も閉空間に吹き込むと、風圧が天井面や壁面で掛け算され面積全体で押すから、その想定外の力が見える部位・見えない部位を見境なく圧し壊していく。
 もう時計の針と分刻みの競争であり、手早く損傷の実態を確認したら、水分を完全に飛ばしてソッコーで復旧の恒久修理を済ましてしまわねばならないのだ。ブルーシートの応急処置は、遮音・遮熱の快適性が損なわれて不便なだけに留まっておらず、みるみる周囲の残構造に二次被害が拡がっていく。
 どんな算出法かはともかく、被災直後に損害額おいくらと出した数字が、あっという間に何倍単位の勢いで嵩んでいくのだ。とにかく全てを後回しにして修理作業を急ぎたいところだが、水も飲食料も衛生も涼感確保もままならないとなると、力尽きての中断が怖くてとても手が出せない。
 そしてこの季節、大雨も強風も次やその次がすぐの繰返しで襲って来るのは、日本列島に暮らす日本人なら考えなくとも判るだろう。このままでは打つ手なしの絶体絶命である。

 いつもはすぐ起動する『災害対策本部』の報道が、今般に限って全く無いのは何故だ?
 この日本社会には取るに足らないかすり傷のようなものだから放っておいて構わない。もっと重要な、どうしても譲れない国力投入の必須課題がある…ってことだろうか。
 今年だけでもこの房総半島のみならず四国や九州で大規模災害が起きており、日本中に困って泣いている仲間たちがたくさんいる。いっぽう経済は世界的に鈍化と混乱の方向性が露わになっており、日本国としては国内生産力を温存・保護するため、余計な経済負荷は徹底して抑えにかかるのが必然の道理だ。

 即効性・確実性を期待できるその現実解は、いま一部の政治権力が、勝手に日本社会全体への適用を決めたことにしてしまっている、何の国益があるのか誰も理解できないし誰にも説明されていない、不可解極まる税制の改変をやめることである。

 よく『大規模組織は、すぐには変われない』と言われる。確かに『組織の自我』を成す要素はその構成員ひとりひとりの個人の自我であり、大勢いるほど変わらなければならない要素の数が多くなるのだから、一般論としてそれは正しい。
 だが逆に、いかに大勢であろうとも、その全員が『変わろう、変えよう』と一斉に方針転換するならば、今度は現状維持で置いておきたくとも置いておけないケースが発生することを忘れてはならない。
 ではナニガシかの方向性を目標に持ち、それを現実化しようとする意志が大規模組織の中にあったとして、いつ何が叶えば『意図した方向に自組織の自我が向いた』というガチンコ真実がついてくるのだろうか?

 各種スポーツや囲碁・将棋などの対戦ゲームにおいては、『ナニナニがコレコレとなったら得点いくつとする』のような、戦局をスコア換算するルールが設定されている。プレイヤーは、自らの戦意や勝算とは無関係に、そのルールに準じてスコア値を獲得し、このスコア値が観客まで含めたその場の社会組織全体の勝敗パワー比共通認識となるところがポイントである。
 そうやって積極的に優劣や勝敗を断じない限り、ゲームの解釈が決まらないのだ。
 考えてみりゃそうだよな、将棋で王将の駒を取られたからって、飛車・角や桂馬・香車など残っている限りゲーム続行は可能だ。むしろ戦時中の日本国は『歩兵ひと駒になっても、突合せた敵の王将は食えるはず』というコンセプトで国民の参戦意識を鼓舞していた【771】

 裏返せば、あれこれ過去の経緯を経てそれなりに組織の方針決定プロセスが定着していたとしても、所詮はその場に暮らす人々本人たちが本気の本気で『それは違う、実はこうだ!』と声を揃えればどうにでも変動する、『決め事=共有情報』の効力の程度問題でしかない。
 つまるところ社会組織の自我がガッチガチの現実感をもって稼動方針を決心し自身の腑に落ちて、それが本当に現実社会でコトとして流れるような、そんな因果が成立しない限りは何も起こらないということだ。泣こうが喚こうが、何も起こりようが無いのである。

 ひとつ確実なのは、『そもそもから成立していない=実現不可能な税制改変を現状ママで10月初日まで放置して、ハイ期日到来・勝負あった!でその通りに成立させること』なんていう想定は、物事の道理としてあり得ないということだ。
 日本経済の全域で『こんなもの、手が無い』の白旗と、『こんなもの、今すぐやめろ』の非難ゴウゴウが渦巻くばかり、処置ナシで今以上の大混乱に陥るだろう。世界経済の減速を背景に、日本経済だけが更なる自爆自沈の独り負け状態となるのは必至である。

 繰り返すが、9月30日深夜であっても
  『予想される経済不具合が甚大過ぎると判明したので、税制は現状で据え置きます』
と公表すれば、日本経済の現場隅々までが一斉の一瞬に『ああ良かった、直ちにそうします』で落ち着く。
 今ここを御覧いただいている方々には、実感もって頷いていただいているのではなかろうか。1億2千万人巨大組織の自我のありかを皆さま御自身が自然に率直に感じ取っていて、その直感と実感に逆らわない現実的な選択肢として響いているためである。

 まるで『議決の儀式』をもって日本国社会の世論にウムを言わせぬ勝利でもしたかのつもりで、一方的に期日設定した10月初日まで意地の張り合いを押し切れば、1億2千万組織が負けを認めて諦める…とでも勘違いしているように見えて仕方がない。つくづく人さまの制御というのは、組織マネジメントというのは、そういうモノではないのだ。
 千葉の被災地を私利都合に切り捨て、嬉しそうにあほヅラ並べたひな壇の光景を眺め直して、これが自爆テロ非国民政権のスコア何点なのか、その得点で何を相手に勝ったのか御一考いただきたい。

 夢洲人工島には世界一のカジノIRを作って、ガンガン売上額を計上したいところだ。
 その数値は、国内外にガチの勝ち点として作用するからである。大阪の成長を止めるな。
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【779】パワハラ幽霊ディレクターの日めくりカンペ [ビジネス]

 日本列島の遥か南の太平洋上を東進でスタート、これが北へと上向きに弧を描き、さらにぐるっと北西進にまで転向する。こんな矢印が少しずつズレながら何本も描かれており、各々に7月、8月、9月、10月…と添字が付いている。
 そう、日本近海を通る台風の代表的なコースの図だ。インコースの小笠原付近に張り出す真夏の高気圧が徐々に勢力を弱めるに連れ、だんだんと曲率がきつくなって9月10月あたりの矢印が九州を直撃する。九州は『台風銀座』と呼ばれています…との説明だったんだよな。
 銀座を賑わい通りの定番とする呼称も昭和を感じさせるが、何よりこんな台風の来襲セオリーなんてもの、今ではすっかり通用しなくなった。

 このところ、気象や地震など自然災害の手酷い傷跡の様子が毎年のように報じられる気がするのは、そこらへんの誰もが被災者本人あるいは間近の立場から、緊迫の映像・音声の詳細情報をあげてくる時代になったからなのだろうか?あんまりそれだけだとも思えない。
 私が今この生活を根こそぎ壊滅させられた当事者の立場だったら、そりゃ目前の現実には喰らわされるまま従うしかないんだけど、一体どんな時間を過ごすことになるのだろう?
 根こそぎ壊滅とは言わないまでも、自宅一軒を汚水浸しにされるにせよ、愛車一台を水没で廃車にされるにせよ、どえらい人生年表級のとばっちり試練である。何しろ損失額がタダゴトではなく、精神的には完膚なきまでに打ちのめされると思われ、お気の毒の一言ではとても済まない。

 いま千葉では長引く停電により日常生活のキホンもままならない人々が大勢いる。洗濯機に冷蔵庫および灯火・空調まで奪われた以上、衣・食・住の全ての通常文明ケアが機能停止している訳で、これでは平常心がとても維持できない状態にあると見て間違いは無い。何もかもが、それどころじゃないってとこだろう。
 だいたいが関東でこんな被害が出る以前から、日本各地で深刻な大規模災害が連続していたのは御存知の通りだ。なぜ日本社会の生産力がこんなに厳しく辛いダメージを受けている時期に、答の無い大混乱が必至のメチャクチャな税制改変を強行しようとするのだろう?

 この認知症政権の吐く綺麗ゴトは、これまでもこれからも一切無視を再々確認しておこう。

 はあ?軽減税率あほレジ機の出荷台数が今いくつだから、消費現場の対応体制の目処が立ったんだって?
 どあほ、現場体制の目処なんぞ立つワケねえだろうが。出荷数でなく導入完了数、そして稼働準備でスタンバイしたのは、母数いくつに対して今いくつなんだよ?意味のある数字でモノ抜かせっての。
 もう繰り返し解説はしないけれど、いま勝手に認知症政権が10月開始を宣言している税制もどきのイカサマ妄想は、そもそも経済原理として成立していないため、あほレジ機があったところで何をどう操作するのか作業プロセスが確定できない【769】

 日本社会の悲しいマジメさというか、むしろ役人組織の嫌がらせに怯えての自前防衛策なのかも知れないが、『原理原則はヨレてても、ウチはコレで現場作業の実務処理を切り抜けます。だからイチ抜~けた』で三々五々と事実上屈服する動きは必ず出てくる。いま目立っているのは御存知の通り、少額現金払いのファストフード業界大手だ。
 ま、場所がどこであろうが食えりゃ良い客がほとんどだろうし、子供の小遣い程度をポンと現金で支払ったら面倒の無いのが最優先になるから、当然っちゃ当然である。一方で良からぬ表現ではあるが、店としては不確定ぶんをどうにでも処理できるし【777】
 もっとも、今だけ『おお並走税率の現実解を提案して来るとは、ういヤツういヤツ』と欠陥税率強行OKのイチ事例としてまんまと利用された後は、それ以上を刈り取るアダ返しの横暴が待ち受けているはずである。苦肉の自主判断で得た現場調整用のバッファー日銭は、全て追徴の言いがかりネタに化けるんだろな。

 いくらも経たないうちに『同一商品・同一価格』なんて、どっかで聞いたような経済原則の合い言葉が流行るとでも予言しておこうか。あ~あほらしい。

 実は、高いムダ出費を一方的に押し付けられてまで、アレからコレから税率判定できない欠陥税制もどきになんぞ対応していない消費現場がまだまだ圧倒的多数じゃないの?と思うその肌感覚は正しい。
 ウソだと思うなら、これを読んだ直後に外出し、目に入ったお店を片っ端から絨毯爆撃でインタビューして、『ウチはお客さまにコレコレこうで、対応が全部決まってます』とする準備完了率まで算出して御覧なさい。それが間違いのない答であり、疑いのない現実だ。

 もうこの自爆テロ認知症政権が勝手に強行を宣言している10月初日には、市場現場の受入体制が間に合わない。今のあほレジ機の出荷数が、例えば市場レジ機の95%に達していたなら、マスコミの流すニュース・コンテンツはこんな内容になっていまい。まさに経済自爆テロのカウントダウン状態である。

 いっぽう一部でとうとう『消費増税後の景気落ち込みを、どう乗り切るかが問題』などと言い切り始めたのは少しばかりキモチ悪い。リカバリー不可能な自殺行為を100%自覚しながら、この自爆テロ非国民政権には頑なに服従を誓い続けるとでも言うのだろうか。
 さすがに今般のデタラメ税制は『確実に効く』自殺行為だから、自分が死んでも逆らえない、つまり逆らうぐらいなら命を投げ出すほどまでに怖い…ってことなんだよな。よってバレバレでも1億2千万人いる日本国組織の方に向かって、死にもの狂いで情報操作を仕掛け続けるワケか。

 漫画『デビルマン』風に考察のヒントを回想してみよう。
 人はちょっとした暗闇を怖がる。そこに自分の力では勝てない何かがいると思うからだ。

 この『自分の力では勝てない』という判断は、どこから来るものなのだろうか。
 『イノチ輝く未来社会のデザイン』を実現したければ、『勝って生き残る』ための判断と行動が不可欠になる。そう、大阪の成長を止めるな。
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【778】枯れ尾花ビオトープの更新期限 [ビジネス]

 さて9月も上旬が過ぎていく頃となった。どうすんだろうねえ、税制のハナシ。
 ここで何度も書いている通り、経済原理の段階から破綻していて現実になりようがないワケだが【692】、まさにそのまんま手つかずで時間だけが過ぎている。

 本来なら『社会で起こっている真実』として、処置ナシに腹をくくった消費現場の様子が連日報道されているのが自然だと思うのだが、そりゃあもう誰ひとり興味のカケラもなければ流行るハズもない、シラけ度MAXのタマネギ男がどうたらこうたら、作らされてるヤツらの鬱憤が血の叫びと化して面積を埋めているかのような産廃付箋ボードを掲げて、乞食どもが世論の関心をそっちへそらそうと必死である。
 いや、そらせないことまで実は確信した上で、天下の大手マスコミ連中が軒並み雁首並べて、社会の最大の関心事『タマネギ男ど~なるど~なる?』で日本国民は軽減税率の実務処理どころじゃないんですぜ、自爆テロ認知症政権さまさま方…と卑屈にアピール競争する様子が痛々しくも腹立たしい。

 日本国内における放送電波の使用に関しては、確か総務省が免許制にしているのだとはいえ、現実に放送機器を維持管理し、スイッチを入れる入れないの直接操作を行う現場でその判断を下し、ガチで物事を動かしているのはテレビ屋のはずだ。別に総務省の事務次官の執務室に、各局放送電波のキル・スイッチが並んでいるのではあるまい。
 仮に総務省の権限で局の放送用電源を落とされたにしても、局の誰かが指を詰められたり、あまつさえ命を取られたりするのでもなかろうに。どんな情報を流すかの最終決定権は悠々テレビ屋の手の内にあると思うんだがなあ。

 まず還暦から5年遊んで4千万円貯まる軽減税率公務の閑職ポストに、総務省からの特待指定席が用意されている可能性は高いんだろうな。よって軽減税率の非・現実性をマトモに報道したら、総務省のゴキゲンを損ねてしまう行きがかりが成立すると。
 まあ役所のゴキゲンを損ねたところで、日本社会を生きる人間一人としてやっちゃイカンことはやっちゃイカンのだから、『軽減税率などという欠陥税制の勝手なルール化と押し付けはやめろ』とまず発信してから反応を確認して刈り取り、然るべき対応を決めて行けば良いだけのハナシである。何が怖い?
 いや、最近ロクなコンテンツが作れず視聴率も上がらなければ、上がったところでテレビCMの販促効果が消滅していて、そこを潤沢な税金資本をエサに釣ってきた行政に、まんまとつけこまれた経緯は読めてるよ?だからって、いきなり役所のポチくん奴隷ってのは自尊心なさすぎじゃね?

 前回も述べた通り、このあたりを検証する人事ゾーンの背景事情がどこかから上がってくると良いのだが、そっちを待たずにもうひとつ、みんな明々白々と気づいているはずなのに、何故か知らん顔するのが常識になってしまっている『非常識』について改めて考察したい。

 結論から行こう。
 『世間の鼻つまみ者』ナントカ学会って、一体ナニがどう怖くて逆らえないのだろう?
 出遭って幸運、抱き込まれて幸せのココロ清らか・人畜無害な信仰サークルだなんて、誰も思ってないはずだ。
 皆に煙たがられる理由をきちんと検証し、政治結社として憲法違反で作動している領域については、日本社会全体として毅然とした否定が必要だと思う。

 私が個人的に抱く印象だけを根拠に、わざとらにこき下ろす目的など無いと断っておく。
 送りつけられた郵送物にしても、行き合わせた人間一人にしても、『ナントカ学会です』と表明された瞬間、日本に生きるフツーの社会人としては例外なく『ひく』のではなかろうか。何故なのだろう?

 宗教団体とは、ある世界観を共有して自分たちの満足感・充実感を向上させ、高いクォリティの精神状態で人生を過ごそうとするコミュニティである。故に、自我を既存のとある概念に預ける構図にはなってしまい、その必要性を感じずに生きている人々からすれば『哀れな集団』『キモチ悪い集団』『アブナイ集団』とネガティブに直感される運命にはある【592】
 この点において宗教団体は、脊椎反射で毛嫌いするに及ばないという冷静さはあって良い。

 年金モデルじゃないが、この『ひかせる因子』は1階部分としてどこも等しく抱えている。
 ここでナントカ学会は『量り知れない規模と底知れない根深さ』『絶対的かつ執拗な水面下の支配力』『利権で人の魂を抜き跪かせる権力構造』みたいな2階部分のヤバさが圧倒的なのだと思う。
 それは不透明な権力体系への服従のイメージであり、従えば同胞の仲良しと馴れ合いつつ組織力にあやかってトクに立ち回れる反面、逆らうと社会のあちこちで不快千万の嫌がらせに追い回されそうな恐怖感がセットになった、総合すると薄気味悪いネガティブ印象なのではないだろうか。
 これだけ日本社会に根を張ってしまっている都合上、何かの拍子に関わらざるを得なくなる人も少なくないはずだが、そうなったが最後、会の内外を問わず『とっても正しく役に立つ一員』を演じ続けなければ、吐き気のする面倒ゴトと永遠に戦うことになりそうだ。だから常識となり空気となってしまうのである。
 このおどろおどろしい超巨大権力体系のイメージが、ナントカ学会を『ゆめゆめ望まないが、とりあえず巻かれておくしかない長いモノ』とする社会風潮を作り込んだ。もはや日本社会の率直な認識としては『よこしまなドロドロ感いっぱいの悪性新生物組織』というのが、信者・非信者に共通の正直な実像ではあるまいか。

 もっとも随分前はもっと宗教の発生起源に照らしたマトモ気質の団体だったという話も聞くし、その時代の中心人物は今ココロ痛めて学会組織の運営から退いてしまったとも聞く。役人組織の黒幕ともどもポマード教祖が連れ込んだゲタ政党により、元あった学会コミュニティが税金資本の利権漬けにされ、政治勢力に格好の集金・集票マシンとして悪用されたのだと。
 だったらとっとと自責で建て直せよと言いたいのは山々だが、今その話は置いておこう。

 ともあれ、いい大人が怯えて尻尾巻いて服従する理由などどこにも無い。我々国民は全員で気を取り直し、『悪い事はやめろ!』と制止する態度を譲ってはならない。

 自称保守のクズ与党には役立たずの甘ちゃんが多少混じってて、そいつが健気に軽減税率反対を叫んでるけど、ナントカ学会ゲタ与党が低所得者支援政策の名目で押し切ったんだよう…だと?
 そもそも現実にならない欠陥税制であることは周知の事実なのだから、国会議員なら実効力をもって中止に持ち込んでナンボだっての。そこを諦めてるような税金ドロボーの愚痴泣き言をテレビ屋が不用意にタレ流してどうすんだ?効かない与太話なんぞどうでもいい、こちとら生活かかってんだ。
 ほおら、ゴマメくんが精いっぱい歯ぎしってコトが動かないんだから、みんなで気を済ませて仲良く手分けして軽減税率に服しましょうよってか?寸劇お涙頂戴のとんでもない世論操作もあったものだ【687】
 大衆に向けて放つ言語情報の意味をもう少し考えろ、青二才のどアマチュア!

 岩手知事選は投票率が芳しくなかったようだが、しっかりと野党勢力がキメてくれた。
 そう、できるところ進むところから着実に行こう。大阪の成長を止めるな。
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【777】プラネット・ベガー実行プランの破棄通告書 [ビジネス]

 おお、遂に7のゾロ目に到達。一定ペースでここまでやって来れたのは、ひとえに御覧くださる御贔屓さま方のお陰である。
 ここはテキスティング・オンリーなので『インスタ映え』みたいな刹那なあつらえとは無縁だし、『いいね!』『nice!』の件数を稼ぐような人気目当ての価値観も皆無のつもりだ。日本国社会組織の一角からの発信情報として、この私が良いと思うこと、必要と思うことを、思いつくままざっと書き落とすのみ。
 実に自分本位に誰からの高評価も狙っていない訳で、そんな無愛想なヤツの文章に興味を持って立ち寄り続けてくださる皆さまには、ここに心よりの感謝を精一杯お送りする次第である。いつも御愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

 さてそんな私が間違いなく必要だと思うので、今般の税制問題への批判を続ける。
 例によって結論を先に述べておくと『現実解が存在しないので、できない。やらない』だ。

 ただカネ刷ってバラ撒くという無節操な単純操作が実質経済にどのくらい影響を及ぼす可能性を秘めていたのかは知る由もないが、とにかくこんなハナシだったと思う。

 1.カネばら撒きで好景気が訪れる現象、これをダメノミクスと名付けてスローガン化する。
 2.トリクルダウンでばら撒いたカネは社会の隅々にまで行き渡り、みんな儲けて所得増。
 3.労働賃金も物価も上向いて経済成長を迎えるので、経済指標値でその目標を設定。
 4.日本社会が好景気に沸く中、目標値への到達を確認して消費税率を10%に上げる。
 5.好景気で消費税率を上げるのだから、消費マインドは落ちずに税収増が見込める。
 6.財政再建の目処が立ち、世襲のガキはダメノミクス・ヒーローとしてやんやの喝采。

 これを夢見て日本社会に向かって鋭意努力を宣言し、部分的にでも『大手コンビニが乗せられてくれて、精いっぱい賃上げをデモってくれる』など協力的な支持を得たのだから、まず現実になったその夢にしっかり浸ろうや。元はと言えばオマエらの自作シナリオだぜ?

 1.~3.までは『失敗しちゃって目標に届きません』で済むから、まあいいよ。
 4.~5.で『好景気で消費マインドが落ちないから税収増』なんだろ?大事なトコだ。
 いま好景気でも無いし、むしろ何もしないうちから消費マインドが落ちまくってるんだよな。
 税収、増えねえじゃん。そもそも税収増やすために消費税率を10%にアップするんだろが?

 オマエら自分で言い出した『消費税率10%化により税収増』がまず刈り取れてねえんじゃねえのか?
 何もかも現段階で昔ジブンらが描いた成功の青写真からハズれており、原案の強行はすべからく自殺行為でしかない。こんなんじゃ日本人全員、海に飛び込むネズミくんたちを指差して『不可解な集団自殺』などとはとても言えない。ほら心理学者さんたち、これが答だ。

 某・鶏唐屋さんも某・牛丼屋さんも、『現場での支払額を一律にするため店内飲食価格を下げる』という提案を公表しているが、経済システムの作動概念に照らして、税制というカネ流れ体系においてその案は『ルール違反』とするのが正しいのではないか。
 そもそも一義的に価格が決まっているからこそ8%から10%への消費税率引き上げで、税収が増えるのである。税収の増分を販売元が自由奔放に定価の引下げでキャンセルしちまったら、『税制における税率の定義』が意味を失う。税率いくつで税収いくらの財務計画も立たなくなるのである。
 だいたい全く同じ商品なのに、メーカー違いで客が支払う税率のルールが違うなんてあり得ないだろうが。これが数百万円の自動車や、あまつさえ人生計画を左右するマイホームだったらどうする?

 支払額を一律1,000円にしたケースで、もう少し定量的に考えてみる。
  店内なら、定価909円×消費税率10%で1.1=1,000円、うち税分91円。
  テイクアウトなら、定価926円×消費税率8%で1.08=1.000円、うち税分74円
 つまり1食あたり税分に91-74=17円の不確定な変動代が発生する。当該のお客さんが店内かテイクかの事後確認は不可能だから、もうこれだけで1万食あたり最大17万円の税収が納税業者の自己申告に丸投げされる計算になるのだ。

 もちろんどこの事業者もこの日本社会で心穏やかに暮らしていきたいだろうから、『意図的な脱税』なんか企てたりはしない。だが何年も前に1店舗を店員1人で切り盛りする低コスト業態『ワンオペ』が問題になったファストフード業界があったことを思い出そう。
 『意図的な脱税』でない限りは、全て『生き残りのための徹底した節税』で処理される流れになるのは目に見えている。不透明財務の公認ルートとなるのが決定的であり、もちろん日本国の税収が増える方向に作用することは絶対に無い。

 『価格設定は事業者に任されているので二通りの設定に問題ない』なんてのは真赤なウソ、問題大アリだと断言しておこう。こんなもの同じ勢いの横車で一方的に前言破棄して態度を翻し、もっとデタラメな高負荷条件を押し付けてくるに決まってんじゃん。いい加減に学習しようぜ、日本沈没でもおめでたいパッパラおバカ正直さんよ?
 今の瞬間に税収がいくらになろうが、現場がどんな混乱に陥ろうがお構いなし、軽減税率制度だけ『あーもうやっちゃった~ハイ確定!』の既成事実で職務ポストを作ってしまうのが目的に他ならない。判んねえバカなの?判って言いなりのフヌケなの?
 金輪際真に受けるな、お宅らだけの問題じゃなく社会の迷惑なのだ。世襲のガキのついこないだ『向こう10年は消費税率10%据え置き』ってのが、早速もうチャラ扱いじゃねえかよ。

 何より本丸の『適格請求書保存方式』はもっともっとムダな手間が増えるのだ【574】
 むしろこの本丸の強行が最終目的であることは、今なお表だって周知されていない。そこまで頭に入れて、日本社会全体で断固阻止する意識が必要だ。
 現状の事態は我々日本国民にとって、極めて異常かつ危険な社会風潮だと思う。

 こんなんじゃ誰も真面目に稼いで、売買して、安心して幸せに暮らそうなんて思わない。
 無理難題に工夫を凝らすのも結構だが、社会人の大人として『悪いことはやめろ!』と直接きちんと指摘して制止し、してはいけないことにはきっぱり取り合わない姿勢の方が先だ。
 そもそもこの騒ぎ微塵でもGDPに寄与するのか?そこらの乞食エコノミストに訊いてみな。

 細かい話は知る気も起きないが、今頃この巡り合せで過去の痴呆トンデモ遺物・マイナンバーカードのゾンビ活用を画策しおったのか、『2万円の支払いで5千円おトク』とか、税金資本の発狂バラ撒き政策で日本経済大崩壊キャンペーンをやるかというウワサ話まで聞こえてきた。あほか。
 コレさあ、いま軽減税率の職務ポストを用意されてることになってる連中の名前は当然リストアップされているだろうから、コイツらの顔ぶれや人事履歴をガサって晒せないだろうか?
 税務署の職員さん始め財務省の相当数はこんな災いのネタなんぞ大反対のはず【753】、つまりこの自爆テロ政権の税制改悪・主犯格グループはそこそこ狭い人事領域に特定できると考えられるのだ。
 役所で無駄にトシ喰った認知症ジジイ人種なのは間違いないが、どのあたりの病巣に諸悪の根源があるのか、使える情報が転がり出てきたりすると良いのだけれど。

  『消費税率アップも、軽減税率も、現実稼動が不可能なので実施できません』

 対峙する相手と共有が必要な結論は、忖度に任せないのが社会人のキホンである。
 烏合のマスコミは、洩れなく全部が大本営発表に右へならえの安全地帯で『いよいよ消費増税、さらには軽減税率、こんなに複雑どうするどうする?』しかやらないんだから存在意義ナシの低能無能も異次元レベル、役に立たないったらありゃしない。
 それどころか以前なら、日本は管理社会だ検閲だで『独裁したがる政府』『戦争ができる国』みたいなフレーズを、脳天から金切り声あげてわめき散らすのが商売だったはずの左巻き野党どもが、何故か波を打ったように静かなのだ。こちらも驚くほど役に立っていないが、一体どうした?

 おっともうこんな分量か。つい先日の枚方市長選は、例によって大阪維新候補がバッチリ再選をキメくれており、こちらは着実に物事が解決方向に進んでいる。大阪の成長を止めるな。
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【776】残念版『カネ高香る世界の旅』 [ビジネス]

 ちょっと前からコンビニやホームセンターでの値下げの傾向に気付いていた。
 政府広報のデマ扇動屋どもが嬉しそうに『消費増税前の駆け込み需要を狙った販促キャンペーン』と呼びたがるような、あからさまな低価格目的のスペシャル品目の新設定もあったが、例えば小数点以下の端数を『切り上げ』から『切り下げ』に変更するという全商品共通の低価格算出ルールも散見され、売上額のモロ大幅な減分を避けつつ『おっ、ここ頑張って値下げしてるなあ』と感じさせる販売戦略の空気を感じていた。

 何でも自分都合にあげつらうつもりはないと断った上で、面白い市場動向だと思う。
 これをビフォー起点に万が一間違えて新税制とやらを強行し、消費税率10%になったとすると、日本経済は必然明確な急減速を迎えるアフター結果にしかならない訳で、つまり『日本経済市場の現場が実力行使で拒絶の意志を示した』という見方ができるのだ。オマエらやりやがったら失敗しかしないぞ、それが判らなかったとは言わせないぞと。

 そりゃそうだろう、現場の具体的処置も決まらないものを私利私欲の一方的に押し付け放置して、ただの時間切れに持ち込んで1億2千万人日本国組織が許してくれるとでも思っているのか。
 『またかよ…もおぉ、しょうがないなあ』と皆で手分けして助け舟を出し、ちょっとずつ持ち出して穴を埋め合って、低能無能がしでかしちまったことでも皆でどうにかモノにして来れたのは、何だかんだで日本社会に『仲間意識のお付き合い文化』が残っているうちの果報だったのである。
 コトここまで到ったが最後、『ああ~ら、クチだけリーダーを無視しても実際こんなもんかあ♪』となってしまう事実を死んでも現実化させないことが組織マネジメントの最優先課題なんだけどな。まあいいや、このレイムダック政権のなりゆき理解力が現状どの程度のものなのか、この私自身が現実を見て確かめたいってのもあるし、どうなるか眺めていよう【413】【767】

 長らく国際ステージの世間話で『日本人は従順でおとなしい、こんなの我が国ならデモや暴動で収拾つかなくなってるよ』などと、良くも悪くも波風立てない国民性を評価されてきた日本国だが、いよいよ中央政府の否定を態度と実行力で示す時代になってきたか。
 今や日本国は『前人未踏の高齢化により国家運営層が組織認知症で発狂し、国民一同の側から信頼関係を断絶される』という故障モードのサンプルとして世界中から観察・分析されているはずだ。

 それにしてもいきなり物理的な破壊力の暴発連鎖にはならず、まず経済システムの因果応報を欠陥税制にひっかぶせる形で『認知症政権NO!!』を表明するのが日本流として顕れているのだとするなら、やはり我々日本人はこの無条件・平和共存型DNAの有難さを深く再認識すべきである。
 そう、確かに異文化を衝突させながら時を紡いできた欧米人の精神構造は、我々日本人の目にしばしば感情的すぎる民族性として映る【82】
 だが安穏と居心地良すぎる日本社会の快適さにかまけて、ただ揉めず争わずだけにあぐらをかいて他国DNAを卑下するような油断の思考癖が醸成されてしまい、それがこの現状日本国の大ピンチに繋がってしまったことを、君が代DNAは今ここでしっかり学習しておくべきなのだ。

 ともあれ1億2千万人日本国組織の自我はもう決心を固めており、後はどこまで現実の失敗として痛い目を見て直しにかかれるかどうかである【758】
 たった1日で主要鉄道網全線の連結器を交換してしまった日本社会だから【528】、その気を出せば相当の未計画ぶん負荷分担を仲間意識で持ち合ってでも、新制度への移行を可能にする底力があるのだと思う。もちろん現実になる制度なら、のハナシではあるけれど。
 裏返せば、その気を出さない限り同じ勢いで何もかもがべったべたに滞るということだ。以前に解説済だが、この組織の自我の絶対支配力を体感理解できなくなるのが組織認知症である【617】

 次々と『正義の保守党の大活躍』なる演題でダメオヤジ裸劇の三文芝居を立ち上げようとしてコケ続けている自爆テロ非国民犯罪者政権だが、やれやれ今度はアフリカ投資か。
 今般の投資については検討事項の詳細内容を知らないのでママ転写で同一視してはいけないのだが、十数年前いわゆるODA絡みで似たような場所への海外投資事業があって、そこに現地赴任した人から実情を聞いたことがある。
 一言、ロクなもんじゃない。こんなことにならないよう厳しい追跡監視が必須だと思う。

 彼か彼女かも明かさないでおくが、そのお方によれば、それは『役人が利権で遊ぶだけの期間限定イベント』だったのだという。
 突然ナニも無かった所へゼネコン引張って大挙押しかけて行き、建屋を作り設備機械を入れて現地拠点を設置する。その時その場の近隣地元は、超近代的な舶来モノの事業体一式がいきなり降臨して稼働を始めるので、よく解らないままにも人が集まって来て賑やかにはなるのだそうだ。
 こんな場所へ、『毎度毎度どう見ても近辺一帯への周遊旅行で遊び回って来た以上に見えない』役人どもが入れ代わり立ち代わり立ち寄っては通り過ぎていく。
 その事業形態からして一応はプロジェクト仕立てになっているワケだが、所定の計画期間が終了するや否や日本からのパイプは途絶し、全てそのまま放置となるのだそうだ。現地での移動用として何台も送った新車も高額の大型機械も、ノーメンテで壊れるままに稼働機会を失い朽ち果てていく。どうせ程なく廃墟にして引き揚げるような建物に出入りする人間もあんまりいないのだし、別に構わないってとこか。
 この時代、既に中国が同地域のあちこちに進出してきており、潤沢な資本もあってか継続性を感じさせる地元への定着戦略を着実に進めていて、ただの一時的な不毛散財に過ぎない日本式にはタイヘンな危機感を覚えたとのこと。

 実直な気性のビジネス人種ゆえ、我慢できないもどかしさと、やりきれない腹立たしさを一気に吐き出すかのように語ってくれたものだ。
 『海外は監視の目が届きにくいという事実が、こんなに酷い現実になっていると誰も認識しないのが問題』なのだそうである。今般のアフリカ投資をこんな顛末にしないのは大事だが、その監視のために税金資本の経費が膨らむという本末転倒の事態は避けねばならない。
 アフリカなんか放っておけとはゆめゆめ言わないが、今これをやる真意って何だっけ?

 いずれの早々にもボリュームを取って話題にしたくて仕方ないのだが、人間ひとりの身体制御にしても、人格意識からの入力に対して正確なモニターあってこそ的確な出力管理が叶う。自己制御トレーニングはまず入力信号から直近・直結の部位を見つけて手なずけ、それを拡張していく順番が基本コンセプトのひとつである。
 だから毎度で悪いが、2025大阪・関西万博を起爆点とし、英知と収益力の強力な中心をここに起動させて、社会組織の合理的稼動を狙って作り込む大阪都特別4区の整備からまず進めることが、日本国の起死回生の第一歩だと言っている。大阪の成長を止めるな。
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