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【770】可愛い下等生命の採算モデルケース [ビジネス]

 最近は各地の有名な花火大会のテレビ放映が増えたので、自室に居ながらにしてその盛大な光景を楽しむことができる。だが、その企画発案の元になっているのかどうかは知らないけれど、確か今年は全国で20件以上の花火大会が中止になってたんじゃなかったっけ。
 安全確保などのための経費が膨らむ反面、スポンサーが従来通りの出資をできなくなってきたためだと聞いている。つまりこの暮らし向きでは、今年だけではなく今後ずっと開催できなくなりそうなところが結構あるということだ。
 そう、採算の取れないモノは、採算を取る方策が見つかるまでやめるしかない。国家財務もまた然りである。

 花火大会の屋台で何か買って堤防に陣取った自席あるいは食べ歩きで頬張るぶんなら、いわゆるB級グルメ食品や駄菓子お菓子の類でも消費税率は8%だという。っえええ~!まずこの段階で既におかしいでしょ?
 そこへ通り雨が来て、屋台の兄ちゃんが慌ててブルーシートで雨除け作ったとして、その下に入って一口かじったらその瞬間10%だよな。外食だもん…って、あほか。

 ハイ無理!こんなもん社会の仕組みにはなり得ない…と今回も繰り返しておく。
 とにかく『日本社会組織の自我の中に、ちゃんと悪いコトを悪いと指摘し、制止する心があった』という事実を作り、我々国民の間でその認識を共有しておくためである。
 またかよ、まだやんのかよと辟易されようが、誰も何も言わなくなったら『社会組織の自我が遂に黙認した』というカタチが現実になってしまう。それは絶対に避けねばならない。
 組織風土管理をマジメにやる気があるなら、五月蠅くて面倒くさいカミナリ親父として、平然とウザがられる立場を選んで演じ続ける腹が据わっていなければならないのだ。
 その昔、マスコミ業界に従事する人種にはその『大人の覚悟』が備わっていたと思う。

 軽減税率あほレジ機やプレミアム偽造紙幣のテレビCM頻度が、先の参院選を含めて明らかに政権の都合で急増・急減しているが【756】【759】【768】、これはつまりスポンサー広告枠のいかに大部分が、結局は税金資本で埋まってしまっているかの証拠であろう。
 昭和時代を知っている方なら、『昨日テレビで見たお菓子』『いつもテレビでやってる文房具』がマトモに子供たちの購買欲促進と普及率拡大を引張っていく、あの肌感覚を憶えているはずだ。あの利益効果の神通力が今も続いているなら、どこのどんなテレビCMも、こんなに簡単に政府が主導する詐欺キャンペーンの自在調整バッファーに落ちぶれるワケがない。
 いかに日本市場で自由競争由来の購買力が弱っていて、そこに民間経済の隠れ蓑を被った役人の税金資本が幅を利かせているか窺い知れようというものだ。今や日本の公共電波で流される情報は全て、世論操作の政府広報になり下がっているとして過言ではあるまい。

 『広告には気をつけなさい』とパール判事はおっしゃった【666】
 いま日本国は、お隣の半島や大陸、戦前の日本国を批判できるような立場に到底ないと自覚すべきだ。

 いかん、お盆休みだよ。小五月蠅い役目はとりあえずこなしたから、楽しめる話を。

 毎年、初夏にはウチの物干し台の軒下にアシナガバチが営巣の下見にやってくる。
 もし彼等に言葉が通じるなら、ウチに敵視する人間なんかいないのだから好きにやってくれて構わないのだけれど、もちろんそうはいかない。いったん巣がかかれば向こうは見境なく警戒モードになるし、こちとら人間どもとしては刺される危険に怯えなくてはならない。

 さっきこき下ろしたばかりでナンなのだが、たまたまテレビで面白い情報を見かけた。
 『丸めた新聞紙の玉を軒下に吊るすと、スズメバチの先客と認めてアシナガバチが避ける』
というのである。
 ホントかよと実際やってみると、アシナガバチはほんの間近まで来て周囲を飛び回るのだが、確かに営巣まではしなかった。おっおおお~、イケるじゃんコレ♪

 いきなりとんでもない方向にハナシを振るけれど、私は昆虫の触角の構造と機能について、どのくらい解明されているのか知らない。だがテレパシーその他の凄い高速大容量データ交換はあんまりできてそうになくて、通信形態としてはせいぜい原始的な加振・触診ぐらいなのではなかろうかと見受ける。
 アリさんなんか、食糧の在り処につながる行列の途中で出遭うとツンツンとお互いを突つき合って、明らかに会話してるはしてるんだよな。でもあれで、どのくらいの情報量を交換できているというのだろう?フェロモンみたいな空気伝播性の精神状態シェアがあったとして、それでも統合的な組織稼動に十分な情報量が交換されているとはなかなか考えられない。

 もしかして小型軽量の触角が高周波で振動しており、それを相手の触角もしくは体表面のどこかでそれを受信する、接触伝達型の高速モールス通信だったりはしないだろうか。コウモリくんなんか超・高周波域の発声に対する反射波の受信により、あの速度で盲目の飛行まで可能にしているではないか。

 昆虫に明確な脳は見当たらず、体内の主要な節々に『神経節』と呼ばれる、神経細胞の集積部が見られるのみなのだという。
 これは、イチ個体として思考の原始段階に相当するような情報処理機能を持ち合わせないけれど、生存本能に従って機械的にプログラム作動する足や羽根など虫一匹が動き回るだけのモビリティ機能はしっかり完結して備わっているということだ。

 ちょうどUSBメモリーが単独で自律行動しては、仲間と出会うたび接触して収納データの交換を繰り返している、情報的にはそんな稼動形態なのではないかと思うのである。現実の環境に遭遇しながら模索性をもって動き回るUSB同士の、接触都度バッチワーク式の情報通信網である。
 これが地球上で最も成功した生命形態といわれる昆虫類の、進化・繁栄のヒミツにつながっていたりはしないだろうか。

 あらら中途半端な分量になってしまったので、勿体つけて続きは次回送りにしてやれ。
 ハイ、認知症の失政にはさっさとオサラバして、こんな話をもっともっとやりたいもんですよ。
 2025大阪・関西万博の楽しい準備を怠るつもりはない。 大阪の成長を止めるな。
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