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【766】機能と理論で終止符を打つ無音エンディング・テーマ [ビジネス]

 あっという間に他の候補トピックが続きそうなので、さっさと参院選レビューを。
 前回も書いたが、松竹梅のどれにも当たらずゲタ政党のゲタ数が増えてしまった。
 良い悪いはともあれ、さすがっちゃさすがの集票力ではあることよ。政教分離が国政の大原則になる理由である。

 有権者が投票に出掛ける動機を起こしにくい=投票率が低い選挙では、わざわざ仲間ウチの候補者を勝たせる目的があって投票に確実に出向く、特定の政治勢力の『組織表』が相対的に多くなる。
 だからこそ一般の有権者は、いい大人が『興味が持てない』『気が向かない』などという幼稚な理由で棄権すると、価値観の偏った議員が増えて多数決原理のもと、ますます気分のすぐれない社会ルールのもとで暮らさねばならなくなるという因果を、実感で思い知っておく必要があるのだ。

 ともあれ、まず総観ジャッジから行くと、別に負け惜しみというワケじゃなく、悪くない。
 何よりまず大阪発のパワーがまた一歩進んで、キホンはかっちりキメてくれた感じだ。

 次に、与党第一党に『日本社会からの明確なNO判定』が意思表示されたこと【737】
 既存66議席から改選57議席と、実に9議席減で元の約1/7相当が殺ぎ落とされた。
 判りやすくて良いや、これが史上最悪の政権であるという認識はちゃんと普及している。

 例えばモノホンの一強政党、つまり日本国財務を文句なしの黒字採算にして、国民もガチの安心で日常生活を送れて、さらに国際社会においても日本国はフェアな理知的国家としてグローバル議論に有効な発言権を持てている、そんな善政を優秀な実務力で保証する政権が叶ったとしよう。
 こんな信頼度の高い国家組織稼動が国民みんなに周知実感されている場合、実は手放しで現状維持が確信される定期改選でも、むしろ投票率は高めに出る可能性が大きい。
 組織のみんなが、みんなのこと=組織活動をうまくやれていて、その事実を各自が幸福感にして共有している限り、これをみんなで改選する作業もまた、うまく活発に運行されるものだ。

 もちろん人生山あり谷あり、組織生命体の境遇も内外の変動要因を喰らって盛んに浮き沈みする訳だが、端的に『落ち目の局面で苦戦する』にあたっては、改善策を試していって命中すれば事態は好転する。
 組織のみんなが、みんなのこと=組織活動をうまくやれてないフラストレーションを抱えてはいるのだが、苦難の試行錯誤を見守るうち実効解が見つかったとなれば、好調時の幸福感めがけてみんなの行動ベクトルが揃い始め、更にそれで改善の手ごたえが共有されてくると、ピンチからの組織改善過程そのものが『うまくやれている、みんなのこと』となり、これが次を狙う幸福な動機を生み出していく。
 やれるヤツが効く戦法で攻め続けている周知実感さえあれば、満身創痍になろうが長期戦を引張ろうが、戦局の厳しさそのもので組織の自我が挫折する必然など無い。むしろ改善策のヒットが出たところで間違いなく反撃のイケイケ時間が訪れるのだから、間違えて力尽きさえしないなら、激戦の死闘を逆手に取って大胆なトライアルに打って出るのが吉だ。

 怖いのは、みんなが組織を信頼しなくなってしまった場合である。
 やれるヤツが『みんなでうまくやれている』組織像を夢見て、一歩も退かずにタマを撃ち続けている…という実感が薄れてくると、みんなで一筋の光を待ちながら苦難の時間を耐え抜く希望がグラついてくる。いわんや内部に信用できない者がいて、そいつらウチワの利益誘導のためにみんなを使い捨てるような陰謀が見え隠れする…なんてことになると、早いハナシ一気に全てがどうでも良くなるのだ。
 何もかもがやる気ナシで放棄され、その弊害も所詮は責任者がひっかぶれば良いだけのコトで、ワタシ知~らない。責任者は、みっともない言い訳に徹するも良し、腹を切るも拳銃で頭を撃ち抜くも良し、無言で蒸発しても良し、その後はルールで何がどう決まっていようがどうでも構わないので、ならどうすれば良いのか言ってくれよと。
 もちろん言われたことにはテキトーにだけ反応して、その後は再び『どうすれば良いのか言ってくれよ』に出戻る無限ループである。こうなってはもう組織稼動とは呼べない、惰性で経過時間をひきずる生産性ゼロの寿命消化モードだ。

 だから、みんなが見て理解・共感できる『効く戦法』=組織を動的システムの機能体として捉え、『うまくやれている作動状態』の実現ファクターとして理に適ったロジカル操作を、果敢に実現していくチャレンジ=組織を何とかする『目標志向機能性』の組織運営マインドが、組織生命体の命綱となるのである【751】【761】【763】

 選挙の投票率が低いという事実は、『国民が国家組織の運営を信頼しなくなっており、破滅の事態には出たとこ出たままのなりゆき放置にする腹で投げ出したのではないか』と読み取る危険予知センスが、国家組織を運営するスタッフ層には必要だ。
 そして恐らく、コレそのまま図星で今般の参院選の結果に当てはまっているはずである。

 こんな現状なのに、脳足りんのセメント屋が『消費税率アップは国民の信を得た』などと口走るし、戯言の減らない世襲の馬鹿ガキは『国民の皆さまから改憲の支持をいただいた』みたいなあほのひとつ覚えでとぼけるばかりなのだから、そりゃ確かに9議席を失うのも当然だろう。
 税制は到底現実にならないメチャクチャな断片情報のまま未だに処置できずにいるし、外交ではいよいよホルムズ海峡で民間船を護衛する『有志連合』の参加要請に知らん顔できなくなってきた。ガンガン原油を買い込んでまさに当該海域を通行している上に、世界に先駆けて最新鋭の米製F35戦闘機をよりにもよって105機も発注しといて、『日本は関知しません』なんて通用するワケねえだろが。

 『感情静穏気質性』が目立つシケた町内会やマンション自治会にありがちなケースの話。
 健気にも『目標志向機能性』の少数派が運営方針の転換を繰り返し提案するのだが、会話のスキを突いては御近所寄合のボケ老人どもが『あ、ワシの言う通りにするんだったよな?』『そうそう、あのヒトの言う通りで良かったよね?』みたいな議論の巻き戻しをしてしまう。まさに会話の通じない認知症だ。
 それでもなお『目標志向機能性』が合理的路線への舵切りを諦めないと見るや、遂にはシケ組が無言のまま『誰それさんの言う通り』を暗黙のうち強行してしまったりする。『感情静穏気質性』は馴れ合いチカラ関係の事なかれ決着が、行動選択の根拠の全てだからだ。
 いま老衰ニッポンでは、カビの生えた前時代式の支配欲が幅を利かせてしまって、国政が軒並こんな意味無しドタバタ劇になっていたりはしまいか。
 コミュニケーションが通じない、関わっても無駄にしかならないと判断して人の心は遠のくのであり、その結果として起こってくる諸問題に、周囲のみんなは関心を寄せなくなる。一時的では済まない組織力の難治性ダメージである。

 その危険水域にまで1億2千万人・日本国組織の意識レベルは到達しかかっているのではないか、だから今ここで現実を止めておいた方が酷い後悔をしなくて済むのではないかと私は言っている【752】
 仕方ないで済めばまだ良いのだけれど、怖いのは国力が落ちてしまうと他がいる以上、今度は大陸や半島に狙われる運命が待ち受けているということだ。何しろ早々に島根県の孤島を巡って、わざと日本を蚊帳の外にしたテイで、半島と北の大陸がこれ見よがしに領空侵犯バトルをデモり始めた。
 フヌケ内弁慶の自爆テロ犯罪者政権が日本国の箱庭内向きに突然騒ぎ立てた徴用工問題の火種を、うまく国際ステージで拡張的に利用されてしまった感すら漂っている。

 前回も述べたが、参院選が終わって当選・落選の結果が出たのは出たとして、参院選前から愚政でしくじった数々の問題事象は、ただ未処置のまま事態が進行するばかりでしかない。
 平和と好況にのぼせて老衰するに身を任せてしまっていた日本国は、どこまで油断でやらかした失敗の苦痛を現実のものとして喰らい、のたうちまわってようやく道理を理解せねばならないのだろう?

 最近また断続的に原因不明のCPU負荷急増【742】や、ここを開こうとして白紙画面になったりする通信障害など散発するようになった。まあいいや、天候不順の夏だから通信回線空間も何かとすっきりと晴れないんだろうな。やれやれ。
 以上この参院選のレビューでした。 こんな局面だからこそ、大阪の成長を止めるな。
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【765】お家騒動に透ける正反コントラスト [ビジネス]

 参院選が終了。ううむ残念、松竹梅のどれでもなくゲタ政党には巻き返されてしまった。
 まあ仕方なかろう、政教分離も三権分立も公然とあってなきものとばかり、これら国政の大原則がすっとぼけのスルーでまかり通ってしまう日本社会の慣習の裏には、そこにまつわる極めて底堅い損得勘定の水面下勢力がびっちり根を張っているということでもある。だからこそ時間をかけてでも、きちんと伐採駆除するべきなのだ。

 参院選が終わるなり、嬉しそうに軽減税率あほレジ機のCMがソッコー復活するあたり笑ってしまうのだが、いま与党が勝手に言い放ったままになっている税制の一部分らしき断片情報に対し、日本国民の消費現場での具体的作業の成立解が無いという問題は全く解決していない。先週末の参院選で与党が過半数いったというだけで、一気に諦めて(?)受注が伸びるとでも思っているのだろうか。
 地道かつ真面目なお商売で日々の消費現場を生きている日本国民の生活実態が多少でも想像できるなら、こんな庶民感覚を逆撫でするだけの愚行は思いつかないはずなのだが。

 まあいいや、実はもう少し詳しく参院選結果の分析をやりたいのだけれど、後にしよう。取り急ぎ今あまりにも目にする頻度が多くなっている、某・大手芸能事務所に関連する話題から。

 この騒動の発端ともなった、『反社会勢力』を顧客とする『闇営業』なる業態について、少し立ち入って考えてみるとしよう。
 いきなり核心を突いた疑問の提示から入る。

 『反社会勢力と、社会勢力の違い』とは、いったい何なのだろうか?

 流通している雑情報を鵜呑みにするなら、今般のケースでは特殊詐欺グループなる『反社会勢力』を相手に、事務所を通さない直引き=闇営業をしてしまったという事案だった。
 まず闇営業については通常の財務処理の帳簿に載って来ないため、課税対象としてカウントされない可能性が高く、それは相手がどこの誰であろうと良いハナシではない。これはキマリだ。
 では『反社会勢力だからこそマズい』ってのは、どこのどういう理屈なのだろうか?

 『人さまにウソをついて、物品やサービスとの納得いく対価としてではなく、不当にその人さまから金品を手に入れたこと』をもって奪取・詐取とし、そういう行為は社会人としてやってはいけないことであり、それは法律でもイケナイと定められていることであり、故にそんな業態?を生業とし組織的に行う集団は、この日本社会にそぐわない『反社会勢力』である…とまず定義されるワケだよな。

 ところで、自分自身のルックスや言動に娯楽要素ありとして商品性を持たせ、それを有価サービスとして提供する代わりに視聴者などから対価を得るのが所謂『タレント業』だ。主にメディア露出を通して知名度が上がることで、身近にいるただの目立つヒト面白いヒトとは別格化され、何かの芸事を人前でデモるにしても、どこかの集会に懇親参加で同席するにしても、それだけで『特別なサービス=対価支払の価値アリ』と判断されたりもする。
 よりにもよってそんな大層な立場の人が、反社会的な出所のカネで操業されている組織の人たちに呼ばれて行って、そこで御代をいただいていたとなると、他はともかくその事実関係だけをもって一般通念上よくないでしょ。アンタ有名だからって、悪さして他人さま泣かして巻き上げたお金にありついて、それで世の中に義理は立たんでしょうが。やめときなさい。
 そういう理屈で間違ってはいまい。

 これがコトの始まりだったはずである。
 社会で認められ、タレント業もまっとうな業種として社会に認められてやっている以上は、まっとうなやり方で、まっとうに回っている御足だけ相手にして暮らしなさいよと。

 では質問。
 国家機関=役所ぐるみで国民向けに意図的に不正操作したウソの情報ばかり流し、ウソがばれてなお真実相応に修正せず誰も納得しないような言い訳を一方的に主張してそれっきり、ついでに人まで殺しておいて誤魔化して知らん顔、あとは国の大事な決め事をする会議で多数決の原理を悪用して、日本社会がまるで納得していない私利私欲の悪事を強行する政治勢力組織があったとする。
 この政治勢力組織と、前出の特殊詐欺グループとの本質的な差は何なのだろうか?

 役所の公的データを意図的に改竄した悪辣性も、役割分担でいう『掛け子』相当役をソーリ大臣という名札ぶら下げた馬鹿ガキがやった違法性も、それで発生する被害者の数と被害額の規模も、全てが桁違いに大きいぶん、こっちの方が遥かに反社会性は甚大だと思うのだけれど。

 エンタメ性に乏しくて、パッと見でいかにも仕事に困っていそうなあからさまなルンペン芸人だけならともかく、時にカタギくさい所属組織の名を借りて学者や専門家の肩書を掲げ、ひな段にあほヅラ並べてウソばかり世の中にバラ撒く『エセ識者の反社会性有名人』の手合いも、『社会勢力』の側に堂々カウントされるゴリッパな良識者だとでもいうのか。
 『社会を破滅させるような情報操作の一端を担いで、犯罪者政権のもとで安穏と居場所が恵んでもらえるテイを演じる』ような乞食タレントの反社会性が、見る方見られる方の両方にバレバレを承知で、まるでこの世にないことのようにスルー上演されていることこそ、最もアブナイ現代日本社会の老衰自暴自棄気質の現われだと思えてならない。

 終戦直後の黎明期まで立ち戻れば、もともと芸事の値踏みなんかあってないようなもんだし【676】、これは業界の仕事向きに合わせて各々が収まる場所に収まれば構わないんじゃないかと見受ける。
 そう、本当に大事なのは『社会勢力ヅラしている反社会勢力と、その業態』なんだと思う。
 次回は参院選の結果レビューでもやりますか。 大阪の成長を止めるな。
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【764】浮世の玉手箱から望む外界360度ビュー [ビジネス]

 いよいよ参院選の当日である。さて、この1ステップでどこまでコトが進むのか。
 目立つ節目となる一段ではあるが、良くも悪くもこの一段で今後の全てが確定してそれっきり固着、ってことではない。もう1億2千万人組織の自我は次に進む方向を決めているのだが、それがどこまで今般の選挙結果に顕れるか、そういうことである。

 昔からよく聞く選挙棄権組の愚痴として、『どうせ誰が当選しても変わらない』という定番の言い草が有名だ。
 それで良いはずは勿論ないのだが、『今回はこの政党が優勢だったのでこんな社会になった、でもここが行き過ぎているので、次回はあの政党に頑張ってもらわないと』みたいな、事情に応じた判りやすい社会の可塑性が身近に感じられず、やたら仰々しく『政権交代』と称するほどの変化点を迎えても、確かに何がどこまで変わったのか探しても見つからないのが現実だったりはする。

 そもそも何千万人、さらに何億人規模の国家組織ともなると、その慣性重量だけで何事にも動きが鈍くなる傾向はあるのだろうが、それにしても欧米人をして『どんなあからさまなポンコツ失政にもデモが起こらない、日本人はフシギ不可解なほどおとなしい』と評されるのは、やはり自己変革力の緩慢さが日本国の特徴となっているということであろう。
 …という訳で前回から引き続き、どんな組織にも『目標志向機能性』と『感情静穏気質性』の両面があるという話を。

 例によって結論から。
 お察しの通り、日本人が群れた場合、圧倒的に『感情静穏気質性』が優先する組織体質となりがちなのだ。日本人は、どんなに逃げられない明快な理屈が立っていても、それを強引に無視して目をそらし、根拠も何もない日和見同調や何となく服従に走りやすい人種だってことさ。
 まず人間たるもの迎合・同化して徒党を組み、次いでおもむろに自然環境への組織的対応を取っていく…という順番で生き残ってきた日本列島住民のDNA特性なんだろうな【392】【404】

 これって結構あなどったものではなく、人類文明より深い所の作動特性なのである。
 『国家組織の採算管理』という基本中の基本かつ最優先に重大な『理性文化概念の初歩的倫理観』をいともあっさり寄り切って、これだけ沢山いるのにみんなして『タイヘンそうな国家運営業務はあの人たちに一任しておけばいい』『何だかよく解らないし預ける代わりにハイハイ言うコト聞いておけば大丈夫』と国ぐるみでテキトー無関心に流れに任せていたら、21世紀早々に他類ない勢いで国家債務が膨らみ始めて、このたった20年であっという間に世界人類の常識から別格扱いの超々不採算国家に堕ちてしまった。
 明らかに手詰まりで打つ手なしと目を付けられ、北米発のカネ亡者ヤバ系おばちゃん学者に目ざとく付け込まれ、エム・エム・ティーだっけ?無限カネ増刷ループの日本式発狂財務を焚き付けられる有様である。三流乞食学者がデフォルト直前の破綻通貨を前に、ひとヤマ当てようと『カネ稼ぎ御都合理論』をでっち上げた、そのネタにされちまったんだよ。
 ま、加減算がまともにできない素人クロちゃんとは気が合いそうだよな、まとめて日本国じゅうでシカトしてやるから仲良くするが良い。世襲のガキとセメント屋もオマケに付けよう、知能は同レベルだ。
 ともあれ、こんな事態にまでなるからには、『組織の風土』『組織の文化』『組織の常識』などの表現で語られる『どうしようもないその場の共有DNAメンタリティ』が、いかに手強く動かし難く、しぶとく根強いものなのかってことである。世界史に残る日本民族の恥だ。

 機能性組織は、きちんとその機能を意識して、わざわざに面倒を見て、その成立要件を努力して満たしてこそ、ロジカルな言語情報が流通し理知的な会話が成立し、故にハタから関わるに値する対象として認めてもらえる。
 『まっさか~、いいオトナがプラマイの辻褄も合わないようなデタラメを、その場の感情的な勢いや損得勘定でやっちゃうワケないじゃん』
 我々日本国民にとって当の自分自身の重大欠陥が自覚できない、この手放しの油断こそが抗えない敵となって立ちはだかるのだ。
 いや自覚は微かにできているが、勝手に片付いているはずであり自分に面倒が発生するのが生理的にイヤ、ただそれだけのあほみたいな理由で、結局は邪心に運命を預けて『自分ひとりのせいじゃない集団自殺』を選んでしまう。皆さんが長らく御自身が見てきた日本国の成人社会人像はすべからくこうだったはずである。
 だからこんな惨状になるのも当然だった。もともと真横にいる個体を同胞と受容れて疑う術を知らず、実際目立った深刻な揉め事にも遭遇しなかった日本人は、生存を賭けた行動のシビアな選択から解放されていたが故に、生き残るための自分自身および帰属組織の機能メンテを忘れてしまったのである。

 おっと、もうもってまわった話をしている時間は無いな。そのくらい日本人は普通あり得ないデタラメな精神文化に生きて来たってことである。もう随分と前に、あちこち現実との齟齬が誤魔化しきれないレベルに達しており、国政の全方位にわたって意味不明の自爆テロ型の失敗が連続すると予想し、私はこれを『自爆テロ非国民犯罪者政権』と呼んだ。

 ま~いっか。当面どこまでぶっ壊れても、そこから蘇れば良いのである。
 まずは現時点でどこまで議席数に反応が出るか確かめてから次を考えよう。
 今回は時間切れでイマイチ面白くなかったなあ。まあいいや、大阪の成長を止めるな。
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【763】みんなで決めよう、ジキルとハイドの出現スケジュール [ビジネス]

 さて次回はいよいよ選挙当日を迎えるまでの時期となった。棄権するなら白票を【713】

 参議院選挙戦の真っただ中ではあるのだが、ひとつ気付いておこう。
 今夏は御覧の通り日本じゅうが天候不順で、国内経済市場が大打撃を受けている。まだ7月中盤過ぎなので、いずれ夏・挽回!となる可能性の余地はあるにしても、平年比で夏ビジネス実績は確実に見劣りするレベルとなるだろう。
 大雨の被害も既に出ており、まだまだ梅雨明けまで今後も予断を許さない状況だ。それまでの日常の延長線上で生活を切り盛りしていくはずだったのに、ある日いきなり家族がいなくなったり、住む家がなくなったり、そこまで行かなくても愛車が水没で廃車とか、勤め先の飲食品在庫が傷んで売り物にならなくなったとか、通常の消費生活をぶち壊しにするくらいの痛手を被った日本国民は大勢いる【760】

 別に参院選直前だからって、消費税率アップを中止…というか今は延期という表現にしといてやるか、これを発表するには何らの障害もない。困窮する国民生活を助け、未完の欠陥税制による混乱を未然に回避できる好機なのに、何故そうしない?
 だから前の国会会期中にそれをやって衆議院を解散しといた方が、今頃よっぽど安心して遥かに建設的な選挙がやれてたんだろうに。思考する知恵も判断力も無い世襲の馬鹿ガキが決定権だけ持っても、肝心の決定ができないからには何の意味もないということか。

 それで今とち狂ったように連呼してるのが『政治の安定』なワケだけれど、『政治の安定』って一体ナンなんだ?
 与党の売り文句にする材料がいよいよどこにも見当たらないので、具体的に何を指すのでもなく『従来踏襲が良いでしょ』というためだけの論法ありきで、絶望的なインパクト不足を承知で無理付けしたのがアリアリの枕詞もいいところである。
 まずこれだけ国際社会の全てが大変動の模索期に揉まれているのに、日本だけ大した変化も無く安穏一定とした時間が流れる道理が無かろうがよ。国家存亡の危機だぞ、それって。

 ここを始めてすぐの頃、特に製造業の新製品開発業域を題材にして、過去ノウハウ活用と新規アイディア創出という相反するふたつの価値について、組織マネジメントとしてどう最適化するかの話題をやったものである。
 過去実績で得たノウハウの活用については、人間がいかに最短時間でその知財としての本質を理解・習得し、迅速でお手軽に実地適用まで持ち込めるかが勝負。
 いっぽう新規アイディア創出については、人間がいかに現状の自分に無いものに世界観拡張の余白を見い出し、数限りないチャレンジでトライ&エラーの有用体験に遭遇しまくれるかが勝負。
 どっちも大事で、負からぬ時間がかかるんだよなあ…という感じだったのだが、ここ数年のうちに、圧倒的に新規アイディア創出の重要性に勝ち目の比重が偏ったと思うのは、私だけではあるまい。

 何かの縁あって人間が集団を成した時、二極のいずれかに分かれるとは言わないが、よく目立つ二通りの方向性が組織に顕れて見えるのではないかと私は思っている。

 ひとつは『目標志向機能性』だ。
 人間の集団が機能軸で組み上がる組織となり、その組織の自我が生産性ある目標をしっかり意識し達成しようとする、そんなパワーである。
 集団に属する人間ひとりひとりがそのイメージを各自に意識できており、お互い通じ合う理屈に則って意思疎通し、ロジカルに最適解を検討・合意しながら協力して課題を達成し、組織の次の進化形の姿が決まっていく。
 例えば自由競争市場の大海原を渡る営利企業はこれでないと務まらず、常に若く元気な人材や財源に喰らいついては吸収し、進化形vs進化形が衝突するバトルフィールドで勝ち抜いていくのだ。

 もうひとつは『感情静穏気質性』だ。
 人間の集団は組織とならず、出くわして以降のなりゆき任せで、余計な悶着をただ避けようとする、そんなパワー?である。
 機能的に噛み合っていない個々人たちが、わざわざの面倒ゴトに煩わされさえしなければ、あとはどうでも良い。その場に交錯する人間関係や個人的感情の消化が全てであり、共有する理屈も無ければ、ロジカルに一点めがけて組織を動かす目的意識も無い。
 一見うまく平穏にやれていても、組織生命体としての生存本能や進化特性を持っていないため、町内会や同好会のような日和見運営であり、人材や財源の枯渇をもって群れる理由を見失う流れとなったら、そこで寿命が尽きる。

 どんな組織にも『目標志向機能性』と『感情静穏気質性』の両面があると思う。
 本来、競って生き残らないとお陀仏の民間企業は『目標志向機能性』を主軸とした組織生命体であり、反面PTAやマンション自治会など立場に引きずられて受動的に形成される集会は『感情静穏気質性』の群衆カラーが強くなる。
 国際社会における国家運営にも前者『目標志向機能性』の概念が適用され、国民ひとりひとりにそのイメージが周知されなければ、国力が落ちていずれ他国の属国に成り下がる運命を辿ることになろう。ただ生まれ落ちただけで国際的に立派な日本人が務まる訳ではない。

 もう一度、考えてみていただきたい。『政治の安定』って何だ???
 日本国内の主力産業がぼやけ、日本市場の景気がどん底に貼り付き、国民生活が自然災害で大損害を被っているのを承知で、この重篤な国家機能低下状態を黙殺する理由は何なのか。
 『ここはこうしとくもんだ』とウソ八百のあほ税制で、誰かが誰かのゴキゲンを取る『感情静穏気質性』の町内老人会みたいなのが、日本のどっかそこらにあるってことなのだろうか?

 世襲のガキにセメント屋、ゲタ与党のポマード怪人キモなっちゃん、老衰与党の政権が力尽きてオシマイの日和見同好会で終わりたいなら他で勝手にやれ、日本国民の迷惑だ。
 我等が日本国は、2025大阪・関西万博を起爆点に、大阪都特別4区および東海道メイントラフィック【713】【727】の機能整備を進めていきたい。まずカジノIRで財務体力を建て直し、東西の人工島で社会実験を繰り返しながら、次世代主力産業の再構築を狙おうじゃないか。その現実の発端は、既に大阪で結果になりつつある。

 皆さん選挙に行きましょう。 大阪の成長を止めるな。
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【762】善良な悪者と凶悪な善人の見分け方 [ビジネス]

 いよいよ参院選の前週末となった。皆さん選挙に行きましょう。
 まず、もう誰が見ても直感できるくらい、ここまで支離滅裂に国政の全てを破綻させている現・自爆テロ犯罪者政権を止めれるだけ止め【735】、国家組織の機能をどうにかでも成立させる現実解で動かせる人種に入れ換えるため、日本の政治を変えにかかる必要がある。

 基本的人権のもと『日本社会にひと言クチを出す権利』を認められている以上、棄権だけはやってはならない。『民』が保障された『自由』にきちんと関心を寄せず、いま日常が何となく暮らせているラクチンに油断して人任せにしてしまうから、『民(たみ)』が『主(あるじ)』の日本社会でなくなり、自称・支配階級の自爆テロ犯罪者政権がのさばってしまった。元の正規ルールがどれだけ正しくとも、いったん間違えてしまうと、間違いを削除し掃除して、正しい代替品で置き換えるには時間と手間が避けられない。
 世のなか理屈通りにいってくれればラクなのだが現実とは厳しいもので、手近に正しい代替品が無いまま、間違いが間違え放題でなけなし唯一の郷土を壊してしまう事態だって、起こる時には起こる。
 それまで日本列島・日本国が擁する組織員として暮らしてきた日本人が、老衰により、同居する同胞の有難さや未来方向の時間軸の存在を意識できなくなるという形で発狂していく過程=高齢化社会を迎えているのだから仕方ない。この逆境には観念するしかない。

 まず『今を止める』が生き残りのための最優先事項だと思う。次の処置はそこから考えるしかない。腹を括ろう。
 どの候補にも賛同できなければ『他を連れて来い!』のココロを籠めて白票を投じれば良いのだ。このあたりの詳細は、多数決の理屈の意外な一面について解説した【687】、および白票の選挙後の効き方について解説した【713】に述べてあるので、復習よろしく。

 ここらでひとつ、私なりの個人的な結果判断の目安を紹介しておこう。
 現有11議席のナントカ学会ゲタ与党だが、

  改選議席数ゼロ、これが『松』の選挙結果。
  四捨五入してゼロつまり0~4議席のあいだ、これが『竹』の選挙結果。
  どうにか議席数一桁にまでは弱りおったか、これが『梅』の選挙結果である。

 普通に考えればこの日本国では『三権分立』の原則により、行政=役人組織が自分らだけ特待の『役人老後ウハウハ高給閑職計画=軽減税率』みたいな良からぬ気を起こしたとして、立法=国会での議案提出やその議決とは利害関係が切れているため、この立法領域への介入の余地は無い。
 だがその国家運営の原則に反して、ゲタ与党が役人特待の立法府窓口をやってしまって今がある。だらしない無関心やなあなあ看過に終止符を打ち、これを特定して否定し消去するのは、三権分立に則り我々国民が基本的人権を守る上での国務だと思う。

 御存知の方も多かろうが、もともと宗教団体は『利得活動を離れた福祉性事業の組織』として、ぶっちゃけ『カネ目当てじゃなく理屈抜きの信心で互助して平和になりましょうや』と社会を安定させる機能に働くモノと定義されているため、税制など組織維持負担は優遇される仕組みが採られている。
 この宗教の機能、日本で暮らしているとピンと来なかったりするのだが、例えば欧米社会ではたまに現世万物の作動原理として、キリスト教の存在が精神生活の深層バックグラウンドに普及し尽くしているのを感じたりもするのだ。他国文化比で、日本社会における宗教観のユルさのどかさも、この高齢化社会を迎えて老衰進行部位から『体感生命学的な倫理観・正義感』があっという間に荒廃した一因なのではなかろうかと察する。

 我々昭和世代ならあるある話だと思うが、子供向けの読み物に海外の笑い話の直訳が掲載されており、何がどう面白いのか解らなくて困惑することがしばしばだった。
 週末前の金曜日、とあるビルに踏み込んだ強盗団のハナシ。そこの従業員たちに銃を突きつけ大金を手に入れたまでは良かったが、駆け付けた警官隊に出入口を塞がれ上階へと追い上げられる。ボスが叫ぶ。

 『野郎ども、ずらかるぞ。窓から飛び降りろ!』
 “My God! No, it’s 13th!!” 『うわっダメだ、ここは13階ですぜ!』

 …て、そりゃ子供でなくても解らんよ。これ訳した大人のヤツも解ってないな、絶対。
 そう、英語の原文では、窓から下の地面までの高さを見て躊躇した手下クンが、その日が金曜日であることを前提に『ああっ神さま、13日だからって!』と天を仰いだ台詞と全く同じの、二重意味の文章になるところがキモなのである。罪を犯して逃げられるもんじゃありませんよと。
 そして『ほら強盗をやるような反社会勢力の連中だって、ちゃんと週末には教会に行ってるんだからね』と子供たちに生活規範を示しているのであった。表現が難しいのだが、この世のOSとでも呼びたくなる特有のフォーマット感覚、某シシリー系のその道の北米移民氏の業務空間にも漂っていた【354】
 あーこの手で誰かに向かって引き金ひいたことあるのかな…なんて秘かに思い巡らせつつがっちり握手してもらって、でもアバンギャルドな日本人エンジニアとの会話に笑顔で応じるボスは、なかなかカジュアルで面白い気さくな紳士であったことよ。

 ナントカ学会も、本来はこんなモードで社会に微笑ましく浸透しているべきではないのか。
 社会ルール化されるにあたり、どこまで深く組織マネジメント科学的に考慮されているかは知らないが、理屈抜きの仲間意識、無条件の味方保証、ある統一法則のもと皆一緒の感覚は人間にとって強い射幸感をもたらすものであり、故にやりようによっては、人々に思考を放棄させ夢遊病のように従わせる手段となってしまうリスクを孕んでいる。
 だから宗教活動は優遇措置を受けつつも、社会における利害マターと一目瞭然の明快に切り離しておく管理概念が生まれるのだ。役人組織のサジ加減でうまうまと宗教団体の承認を受けたはいいが、役人御用達で『政教分離』無視の政治結社化させられ、面倒にかまけて人畜無害のノンポリ無知を決め込んでいるうち、知らない間に自分も仲間も子供たちもその先も、ガン首そろえて支配階級向け老後4千万円特待制度の布教活動に利用されてました…なんて師の教えの本質では到底なかろうに。
 このあたりは【592】で詳細を解説してあるので、復習よろしく。

 改憲の名誉欲に目を付けられ見事に術中にハマって、世論の集中砲火を浴び続ける世襲のガキに古電球、このごろ随分と顔の造りも溶けてきたように見えるが、まあ自業自得で同情の余地は無い。
 いっぽう与党ながらゲタ数政党であり第一党でないがために、非難の矢面からはワンクッション置いて、時に他人ヅラを決め込んで身を潜めているあたりが、狡猾な役人根性の現われといったところか。

 最後に、どんな経緯であれ話題にするのは成年社会人のオトコとしてどーおしても気が進まなかったのだが、やはり一度だけ言及しておくことにする。
 還暦公務員が遊んで暮らす高給ムダ閑職として準備され、国民に買い物のレシート管理の手間を強要するのが『適格請求書保存方式』軽減税率制度で、数年後に『いずれの移行はもう決めていたことだから』と強制移行する用意が仕込まれている【580】
 いま飲食料品と、何故か新聞だけが軽減税率対象になっているのはともかくとして、女性の大事な日用必需品が対象になっていない事実に気付いておこう。少子化対策には見過ごせない、国民の生活コスト低減の最重要対象領域だろうに?

 では回答、いや解答。国民に手間暇かけてレシート管理させ提出させたとして、女性用品の購入履歴なる個人情報がそこに混入してしまうと、ダメオヤジ低俗どスケベ役人どもが、介入したくてたまらないんだが絶対に介入できない、丸ごと女性特化部隊の限定対応職域とせざるを得ないからである。

 言っとるだろうが。軽減税率が実行され、書類やデータの作成・管理が良くも悪くも安定した仕事になったとして、『シングルマザー最優先の就労先』とする計画があるなら議論の余地はあると【422】
 猥褻ジジイ役人のトク利権に都合悪いから、若いお母さんは子供もろとも奴隷の役回りになれってことさ、胸クソ悪りぃな畜生!
 悔しいけれど、これを無関心で済まして良いかどうかは皆さまの御判断にお任せする。

 ナントカ学会ゲタ与党の軽減税率の仕込みはあまりに底知らずに下品下劣で、日本人男性の一人として断じて許せるものではない。主犯格の野郎が特定できるなら、足腰立たなくなるまで徹底的に殴打し尽してやりたい。
 この機会に、まずは国民の何人が正気を取り戻して結果の数値に反映させられるのか。
 来週末の夜はこれを確かめるため選挙速報に貼り付きたい。 大阪の成長を止めるな。
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【761】『花火より談合』で打ち上げるグローバル国家人生ゲーム [ビジネス]

 冒頭から結論。
 今年の選挙で、日本社会をゼロから作って行く目標意識が必要だと思う。政治を『変える』という言葉を使ってきたが、それでは足りない。
 政治とは、自組織を『何とかする』ことだと述べたが【751】、いま日本国組織を『何とかする』人間もいなければ、『何とかする』仕組みも無いからだ。

 トランプ君のことを『愚かだ』と卑下する人間が少なくないのは御存知の通りで、まあ確かにもうちょっとIQ的にマシなものの言い方あるのになあと思うことは、正直のところよくある。
 だが彼を指して一方的に見下すような立場を決め込む発言をして、それが誰に賛同されて何が良くなるのかを考えるべきなのだよ。
 愚かで結構、アンタどこの誰に偉いと思って欲しくて、一体ナニが望みなの?

 トランプ君は無能無責任のアンタごときに褒められたいなどとは微塵も思っていない。
 資本主義経済の原理に行き詰まりが見えてきて、なのに経済大国たる自国の将来像が見い出せないでどうしようかと迷っている、そんな北米の国民の過半数に、『ああ、何とかしてくれて、ありがとう』と同調して欲しいだけなのではないかなあ。そこらでマトモに聞くヤツもいないような、チンケな悪口だけつぶやくウジや雑魚の類に、興味も関心も無いんだと思うぞ。
 いまヤツが採っている方策が北米の絶対的正解になっているかどうかは判らない…というか多分なっていなくて、むしろ中長期的な見通しについては『いま考えても判らないので、不正解を承知で検討から完全除外する』ぐらいまで潔く割り切っているはずで、それでも何より直近の次段階が成立しなければその先も無いだろうという強力な現実派コンセプトで、今を『何とかする』という苦肉の判断力を感じる。
 他に妙案も無ければ、それこそが『組織を何とかする』という現実解なんじゃねーの?

 面白いなと思うのは、このたび連邦準備制度理事会FRBが利下げの意向を表明したが、このタイミングといいパウエル議長のへったくそな発言といい、恐らくはトランプ君にただ拘束されないだけの独立性を維持できていると伝わってくるところだ。
 ちゃんと、北米のあっちからこっちから、あーだこーだ言いながら、みんなで北米経済を『何とかする』目的意識が揉みあいながら一生懸命動いて、どうにかこうにかアレだってことさ。
 どっかの国の、国家破滅政策のフヌケた片棒担ぎに言論統制ウソ八百の恥知らずデマ公表とは大違いである。さすが腐っても世界じゅうから移民を集める自由の国、といったところか。

 別にあちこち世界中から笑顔に囲まれ褒め称えられてこそ成立しているアメリカ合衆国ではない。良いコト悪い事は半分半分、喜怒哀楽は自分含めて社会に四半分ずつが自然。
 逃げも隠れもできない第一線級大国の振舞いを決定づけるにあたり、この”United States of America, Inc.”経営者としての割り切りに腹が括れているのだと見受ける。上手いなあとはゆめゆめ思わんが、なかなかどうして、やるじゃんトランプ君!

 同様にイランも一介の産油国なりに、世界中こんな将来に不安を抱えた国ばっかりで、戦争回避の唯一解=ニタニタ馴れ合い友好関係だとする不気味な国際協調をただ演じていても、いざという時に肝心の準備体制が整わないと決断したのだろう。その答がたまたま核開発の強化だった訳で、ある意味しょうがないっちゃしょうがないよな。
 返すがえす、世襲のあほガキは何をしにあの場に首突っ込んで行ったのだろう?【754】

 ときに、ここ数日でみるみる状況が悪化した日本の半導体輸出規制はどうだろうか。
 これがまた、日本国民にとってさえよく判らないのだ。確かに御自宅の内政をいつもいつも安定させられないでいる半島の政権が、いつものたかり気質でぐじゅんぐじゅん言いがかりをつけてくる感も無い訳じゃないのだが、それにしても今般このタイミングで何故こんな揉め事を吹っかけたのだろう?
 『徴用工問題』に対する日本国内基準の倫理観があるのはまず良しとして、こんなやり方では独善的な感情に任せた嫌がらせと受け取られても仕方ないし、第一この加工貿易国が輸出に制限をかけたその瞬間、日本自国内の産業に大打撃を被る事態は避けられない。
 世界市場で日本のシェアが大きい製品の輸出を止めるとなると、こんなあほな日本国内でやってられるかの理屈により、日本独自の製造技術が海外に流出してオワリだ。日本はまた貴重な競争力を喪失してオシマイになる。

 ダメノミクスは経済最優先だとか抜かしてたはずだが、これでは完全に自滅行為である。
 誰を相手に何をアピールしたいんだ、この自爆テロ認知症政権は?ちょっと恥ずかしいぞ。

 特段の際立った印象ナシってのが良かったのか悪かったのかビミョーなところだが、こないだのG20における日本国議長の国際社会的意義って一体ナンだったんだろうか。

 どこも、自分ちの国家組織を『何とかする』ために四苦八苦しているのだ。
 我々日本人が今年の選挙を前に考えるべきは、日本国に限って国政が『我が日本国組織を、何とかする』という目的を持てていないという呆れた現実に、どう組み合うかという問題である。
 この世界で、日本国だけがまるで進化の次元から滑り落ちたバカみたいに、自国を『何とかする』という政治の本来意義を失っている事実に気付いていただきたい。
 やれナントカ学会ゲタ与党が『特待公務員が遊んで暮らせる財源が欲しい』だとか、世襲の馬鹿ガキが『名目上だけで構わないので改憲したヒト偉いヒトの栄誉が欲しい』だとか、格下というにもボロすぎる、どクソ低レベルな非・文明領域の問題意識いや私欲目当てを仕込みネタに、この世界人口70数億の中の箱庭1億2千万人は、呑気日和見に遊んでいるのだ。
 日本だけ明らかに見劣りしておかしい『国としてちゃんとやれてない感』はまさに我々国民が感じている通りなのである。自分らだけ狭い箱庭の中で遊んで済んでいるうちは良いけどな。

 だから一刻も早くロジカルな模索型の社会運営で『何とかしよう』と言っている【697】
 役人相手の撒き餌にしかならない消費税率アップなど不要だ。 大阪の成長を止めるな。
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【760】明日は我が身の借り運ゆきだるま丈比べ [ビジネス]

 参院選挙戦も始まったし、どこそこ党の誰それに投票しましょう、あるいはこやつへの投票はやめましょう的な発言は、あらゆる場で御法度である。気を付けましょう。

 昨年のちょうど今頃は、西日本豪雨が大きな被害を出していた。
 その直前、偶然にも私は京都の北部から市内に差し掛かるあたりを電車で移動中であった。少なくとも視界の範囲の雨風はずっと大したことなかったのだが、ちょこちょこ通り過ぎる渓流が軒並ひどく濁って増水していた光景を思い出す。うあれっ、山間部流域は結構ヤバい降り方してんじゃね?これ…
 もうJR京都が間近だし荒天からはギリで逃げ遂せたかと一息つきかけた瞬間、乗客のスマホが一斉に着信音を立てた。それが確か右京区の堤防決壊と浸水被害の始まりを知らせるものだったのだ。その被害は甚大で、近年たび重なる地震の被災地ともども、住民の生活は今なお復旧していない【755】

 今年は記録的に遅い梅雨入りであったが、これに続いて西日本豪雨一周年にぶち当たる形で、今度はまた九州が豪雨にさらされ、避難指示の対象者は百万人単位に達し、亡くなった人まで出ている。
 だが様子がおかしいのだ。ちょっと前までは、例えば本来きちんと国民に周知されるべき軽減税率制の仕組み解説などは素知らぬ風でスルーしつつ、かたや自然災害となるとあっちからこっちから何度も取材カメラを向け、復旧ボランティアの活動を日夜追いかけて、悪い事ではないが似たような防災知識の解説ネタばかりこれでもかというくらいに流していた日本のマスコミども、今はどうしたよ?
 大雨にせよ地震にせよ、他に昨年の台風なんかもあったけれど、いずれも心配になるくらい鳴りを潜めたと言わざるを得ない。日本人として箝口令や忖度の対象にして良いコト悪いコトがあるだろうが!

 結論から行こう。
 これだけ各地で様々な災害が続いている中、我が日本国がまず取り掛かるべきは不遇の被害に見舞われた日本国民の日常生活を取り戻すことであり、そのためには消費税率のアップも、ましてや消費の現場を混乱させるだけの欠陥税制=軽減税率のデタラメ強行も、もってのほかである。
 即刻の凍結および検討中止を決断すべきだ。できない政府は解体する以外にない。

 日本国憲法 第25条には『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。』と記されている。
 この日本列島の地盤は『変動帯』と呼ばれ、地球スケールで見れば四六時中いつも地面がむずむず動き回っているエリアである。また激しい熱授受と水の状態変化を得て目まぐるしく移り変わる天候は、豊かな島国の日常に背中合わせとして気象災害がいつでも起こり得る宿命をも、我々島民に約束させる【404】
 日本列島に暮らす日本人なら次の瞬間、仲間の助けを頼りにする境遇に巡り当たる可能性を等しく抱えているのだ。日本人は傷つき困っている仲間たちを優先的に助け、できるヤツやれるヤツが率先して高負荷の役割を引き受け合って、森羅万象・千変万化の時間を乗り切ってきた。組織生命体・日本国の生物学的な強み=生存勝ち残りの歴史的理由がこれである。

 今この日本列島の『種の保存』の原理が、非常に危険な操作で狂わされているのだ。
 仲間同士の無事や困窮を知らせ合う広域情報が意図的に遮断され、あちこち困って泣いている仲間たちが大勢いるのに、その事実を国民みんなで共有させない非国民レベルの組織的邪心の存在感を禁じ得ない。この現・犯罪者政権の凶悪性はタダゴトではない。
 あなたも私も、家族を失い壊れて住めなくなった我が家を前に途方に暮れる不運に見舞われたとして、納税してきた先の日本国も本来それを監視すべきマスコミも見て見ぬふり、いやそのへんが結託して、人目から隠され黙殺されるのだ。

 『助けるのにカネがかかる日本国民など存在しない』のである。
 そう、誰一人困ってもいない裕福な国民には、遊んで暮らす還暦の特待公務員の老後4千万円財源を負担する余裕が十分にあるのだから。より高い消費税を課しても全然平気でいなくてはならない。
 前にも書いたが、いつからこの日本国はこんなに危険な国になった?【684】

 自然災害の被害とは、人命=日本国の人的生産力や、財産=日本社会における物的価値の喪失を意味する。破壊された社会稼働を復旧するのに日本国の生産力を充てねばならないため、対外出力としての国力は目減りせざるを得ない。つまり国際社会での国力低下には観念せざるを得ない。

 このところグローバル潮流として資本主義の行き詰まりの様相が見え隠れしており、だとすると世界同時不況の恐れも現実感をもって意識する必要が出て来ている。困ったことに、そんな国際社会背景で北米の軍事力の庇護をあながちアテにもしていられないような雰囲気まで漂い始めた。
 今や我が日本国は、もう不戦宣言の言語情報だけ独り善がりに主張していても、周辺事情の現実がそれを許さなくなってきていることを自覚せねばならない局面を迎えている。とにかく短期集中型とした災害被害の復旧を、超・緊縮財務で国民全員が傷み分けながら急がないと、5年後10年後にはグローバル社会における日本の国家像が破綻してしまってもおかしくない。
 総活躍社会がどうたら大ウソこいてた犯罪者政権と世襲の馬鹿ガキがどこぞにのさばってたっけ。このへん日本国から消そう、危ないよ。

 いま世襲のガキもナントカ学会ゲタ政党も、年金2千万不足問題を誤魔化そうと必死なようだが、だいたい総税収の倍以上、遂に積み上げた予算が初の100兆超えいっちゃいました~などという赤字政権なのに、年金だけ大丈夫な訳ないだろうがよ。役所の吹かす税収過去最高なんぞ嘘八百は承知の上として、史上もっともコンパクトな五輪ってのはどうなった?
 こんな国民的に徒労感しか無いような心象の悪いお荷物イベント呼び込んで、この景況感では誰も見に行こうとしないのも当然だし、よって今度は入場料収入の大幅見込違いで結局は大損害を出す御約束の結末が、もう見えかかっている。今のうち先に宣言しておいてやろう。

 消費税率10%にあほ軽減税率なんかやったら、既に出足の様子がおかしい2020東京五輪はますます大赤字を積み足して全てが露見し、前代未聞のポンコツ五輪を世界の目に晒すことになるぞ。
 …っつうか、選挙モードとやらで現実解ナシ痴呆税制もどきの問題意識をマスキングしたことになってると調子合せてくれる御人好しが、今どのくらい残ってるかから考えた方が良いんだけれど。

 どうせ市場は全面シカトのままだから、経済現場の混乱が無駄な国力内部損失の上乗せとなって、酷いハナシだが機運として何がどうでも良くなってしまう。精いっぱい禁止したチケット転売もガッタガタに値崩れしながら横行するだろうし、そんな客でも来てくれなければ入場料収入はゼロだ。
 公務として行かされるサクラ観客たち、交通費ぐらいは支給してもらえるのだろうか。それも恐らく出所は税金になるのだが。

 我が日本国は、将来財務が全域にわたって絶望的にショートしている。旧態依然の日本国運営を抜本的に刷新する新・経済活性国家像と、その現実解を探るための実践トライアル社会ツールと、ガチ具体的なゲンキン稼ぎ口の儲けビジネスと、最後にそれらを象徴的に立ち上げるお祭り騒ぎが必要だ【697】
 5年後には2025大阪・関西万博を、国力のワクワク起死回生イベントとして、安心して日本中で盛り上げられるところまで、みんなの日常現実の自然な気分としてまで持って行かなければならない。

 ここまで国家運営が荒れ果てても、なかなか一気には変わらないのが組織の振舞いだ。
 だからって諦めるから諦め気質が組織の振舞いに反映されてしまうのであり、腐らず諦めず、我々国民が真面目にしっかり意思表示することが大切なのだと思う【713】【735】【737】【738】
 得体の知れない他人事でも、遠い未来の絵空事でもない。 大阪の成長を止めるな。
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【759】詐欺被害のラクチンと正直な自由アタックのパワーバランス [ビジネス]

 あれ?軽減税率あほレジ機のテレビCMがいきなり消えたぞ?参院選だからかな?

 もう社会周知を広めて認識普及を進めるマスメディアの本来意義とは程遠く、『政府がやると言ったものはナニがナンでもやるんだからな』と非現実あほ税制の強行を宣言する意図で繰り返されていたのがアリアリだったワケだが、そんなものまるで意に介さず、この世の道理としてビタ一文変わらぬ1億2千万日本社会の心境の現実を前に、おのれの首を絞めるだけ絞めてようやく逆効果と気づいたか。

 『向こう10年くらいは消費税率10%据え置きで構わない』ってさ、10年も経ちゃ全てが丸々予想外に変わっているのは間違いないし、こんな意味のないガセ情報だけ吐いて、世襲のガキは一体ナニの点稼ぎになると思ったんだろうか。
 どこがどう笑いを取れると思ったのかさっぱり解せない大阪城エレベーターギャグの件といい、コイツいよいよオツムがヤバくなってきてたりしないかね?

 昨日たまたま文具屋で『軽減税率対応計算機』なる商品を見かけたのだが、驚くなかれタネもシカケもないフツーの加減乗除機能に、税率8%キーと税率10%キーがふたつ追加されているだけのモノであった。こんなものに騙されるヤツいるのだろうか?
 こりゃ間違いなく『×1.08=』および『×1.1=』のワンタッチキーだな。千円でおつりが来る値段だったけれど、むかしタダ配布の記念品でもらったソーラー電源の名刺サイズ電卓があるし、懐かし珍品のメモリアル無駄遣いにしてもくだらなすぎる。ハイ却下!

 さて前回の続きから。
 ガッコの教科書といい実社会といい、一応このニッポンは民主主義社会だというコトになっているつもりらしいが、では具体的にどこがどう民主主義なの?と子供に訊かれて、あなたは日本社会の象徴的な一面を切り出して、実例を紹介しながら答えられるだろうか。
 そう、日本人の大人はイイ歳こいて『民主主義』の意味を、人間社会での実作動ベースで理解できていないのである。

 少なくとも多種多様の人種と文化が錯綜する歴史空間の中、紆余曲折を経て民主主義を勝ち取ったバトルフィールドに生きる人々には、到底だがこの日本は民主主義とは映っていない。これはナウ今まさに、いざこうして問い質されると、なるほど言われてみればそうかも…と漠然とでも判ってしまうはずである。いかがだろうか?
 やれお隣の半島や大陸がどうだこうだと、まるで民主主義が完成していない人治国家を見下して非難するかのような言論が飛び交う日本社会だが、じゃあオレたちのゴリッパな民主主義ってどうなのよ…?
 そのへんキチンと突き詰めず思慮なく行き当たりばったりに繰り返す言論は、国際社会でどんな外観になっているのか冷静に自覚しないと、どこに何をどう発信しても真に受けて響いてはもらえない。
 一例を挙げるなら『言論の自由度』の世界ランクで、日本の順位が随分と下にあるのは紛れもない世界標準の真実であり、その理由をきちんと分析して妥当性を判定の上、日本社会の文化に厳しく修正を加えていかないと、日本人の『我こそは平和な民主主義国の良識者』たるズレズレ自惚れ自意識は、未来永劫治らないと思う。

 『自由』というのは、個人が他からの強制を一切受けずに、イチ要素として参画し組織生命体を成せることだ。それは生体活動の基本原理とも言うべき形態である。

 かなり御無沙汰になっており、お待たせしてしまっている御贔屓のお客さま方には申し訳ないのだが、例えば今の私はまだ体調が完全回復まで到達しておらず、身体のあちこちで炎症も起これば、それに応じた痛み痒みに煩わされたりもしている。
 これ、私の人格意識が身体末節たちに対して、『まだヤク離脱が全部終わってなくて、もっと代謝処理しないといけないのは判ったからさ、もう知らせてくれなくていいよ。どうせ離脱プロセスをやり過ごすだけなんだし、無駄な不快感の継続状態から解放してくれないか』と呼びかけて収まるものなら、どんなにラクなことだろうか。
 だがそれは叶わず、私の身体末節たちは実に『自由』に炎症の痛み痒みを発信するのだ。ヤクで弱った身体を代謝し切って炎症が完遂し、通常稼動してガチ大丈夫になるまで、もう少しの間。

 因みに本当に痛み痒みが『末節の自由』でなくなってしまって人格意識の制御下に収まったなら、それはそれで今度は自分で自分の体調モニターを失くすことになり、恐らく私はあっという間にお陀仏である。

 ポイントはここだ。みんなが、あるがままに自由にいられて、それを存分に主張できること。
 まずこれにより、生命体は全身隅々の宿す力を目いっぱい解放することになり、そいつが持つ最大限に強力な生命活動が可能となる。
 そりゃまあ痛かったり痒かったり、時と場合によりおめでたい平衡点ばかりじゃない訳だが、それは適宜に建設的な対応を取って行けということだろう。

 まずは生物学的最強のパワーを手に入れて世界に挑戦をふっかけたい、だからこそ『何となくエセ民主主義』『よくわからんウソ主権在民』を傘に来た、悪質で異常な政治勢力にはきっぱり決別しようってことさ。次回はもう少し、この異常な『日本は平和な民主主義』を見直してみようと思う。
 こんなに惨めに弱った日本国って面白くないでしょうよ? 大阪の成長を止めるな。
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