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【749】新・改憲論で解き放つ、南大阪の過去・未来 [ビジネス]

 今月末で完全断薬して満6年半、残念ながらまだ離脱完了を宣言するには早すぎる。
 もどかしい時間を強いられつつ痛ましいスクールバス襲撃事件のニュースを眺めるにつけ、この先まだやるコトやりたいコトが具体的な実現イメージで持てている限りは、人間こんな犯行に及んだりはしないんだろうなあと思ったりもした。この日本社会がもっと面白けりゃなあ。

 さて堺市長選が近いので、引き続き今年の政治を前進させる話題から。
 『大阪の成長を止めるな。』 このスローガンを改めてプッシュしておきたい。

 大阪維新勢力の発起人たる橋下元大阪市長、御本人は政界への再帰を否定しておられるので、野次馬が無責任な火を勝手につける形にならないよう、ここでは『某所で聞いたハナシ』として紹介する。あ、だからって私の脳内デマカセ作り話ではありませんぜ。

 橋下さんによれば、改憲をやるとして大事なのは『地方自治の自由度拡大』だという。
 勿体つけておいて私の記憶があやふやなのがいきなり情けないのだが、この発言で語られたのは憲法第90番台の条文、たぶん第94条のことではなかったかと思う。
 そのポイントは『現行憲法において、地方自治体の条例は国会で決める法律の制限下に閉じ込められている』とのこと。よってこれを改め、地方自治体の条例設定=地域の社会運用を、国会の支配下から解き放つところにこそ大きなメリットがあるのだという。
 平たく言えば、今は地方自治体が何をやるにも国会にお伺いを立てて認めてもらうルールになっているのだが、改憲するならその束縛を解除して、地方自治体なりに好きな自主チャレンジができるようにすべきであり、そうするのが断然日本の将来に効いてくるでしょ、ってことだ。
 YES、大賛成!その通りである。

 第94条
  地方公共団体は、その財産を管理し、事務を処理し、及び行政を執行する権能を有し、
  法律の範囲内で条例を制定することができる。

 『法律の範囲内で』と書かれている以上、地方自治体が独自に起案する社会運用の姿を、思うまま自分ちの条例に書き落としてダイレクトに実施することができないのである。
 わかりやすくは、いま大阪でカジノIR誘致の検討がかなり現実味を帯びて進んでいるのに、到底関係あるとも思えないアホの国会議員どもが何故かわらわら群がって来て、わざとらに日本社会全体へのメチャクチャな拡大投影でもって無理ムラ無駄に絡んで、ありもしない依存症の対策を、よりにもよって法律に制定するしないという見るも馬鹿馬鹿しいガイキチ騒ぎにしてしまっている理由がこれだ。

 前にも述べたが、ラスベガスは地理的にも政治的にも孤立した都市であり、カジノの収益性を目的に他と隔離して特化した社会運営がなされていると聞いた【490】
 当然だ、発想を最大限に拡げてはスピーディに試行錯誤を繰り返し、あらゆる手を使って賭博でカネを稼げるだけ稼ぐ。こんなもの国家単位の一般社会スケールでやる意味なんぞあるものか。

 憲法と言えば確かに9条の改変も重要なのだが、少なくとも現時点でその議論は絶望的な的外れにしかなっていない。一方カジノIRの現実的な収益機動力を目前に置いて、圧倒的に財務改善の即効メリットが期待できるのは、この地方自治自由化・第94条改憲の方ではないのか。
 2025大阪・関西万博の開催に向け、日本で最もカジノ立地条件に優れる夢洲人工島の開発計画が進んでおり、実績ある海外のカジノ業者もその気を見せている。さらに効率化を目指す大都市行政の刷新トライアル=大阪都特別区再編案も地元住民支持が拡大中と来た。
 これら一連がセット稼動で実現すれば、この日本列島で『高齢犯罪者の自爆テロ政権が壊しに壊した老衰ニッポンを反転させる』起死回生の精力源として、大阪府市は申し分のない機能を持つことになる。

 以前にも増して『おいおい本当に大丈夫かよ?』と心配が募る東京都心の狂った乱開発、言っちゃ悪いがこれってそもそも『都政のドン』みたいなもので決まっていた前時代式・破滅型ダメオヤジ利権政治の負の産物であり、こんなもの現状の延長線上で散財するばかりで将来性ある国政の改質には何ら役に立たない。
 この狼藉をやり散らかしの発散に終わらせないためにも、新幹線でわずか2時間半の東海道の反対側で是非とも高収益の最新鋭副首都エリアを起こしにかかり、そっちから現実的な善後策を引張れるようにしておきたいのだ。

 間近の堺市長選、当面のところ大阪都構想との関連が棚上げになっている。だが大阪の今後の成長を見据えた時、大阪市の南に隣接しながらそれを受け止める立場となるからには、今さら大阪都構想反対では政策論議がつっかえるばかりで堺市は発展できないと私は予想する。
 改憲による地方自治の自由化拡大までいずれの視野に入れるなら、大阪都特別区を中心に、大阪湾岸一帯から連携を固める体制を作り込んでおくのが勝率高い。
 カジノに万博、大阪都構想と直近で目立つ話題に触れる限り、どうしても先進技術開発や高速大容量通信インフラなどに意識が寄ってしまいがちだが、大阪湾岸の水運が行き届く範囲の地域には、鉄など重量物に由来する製造業の歴史がある。特に堺市は、刃物や自転車など人力対象製品を生み出す職人スキルの生産力に長けていて、案外こいつは流行りもの技術に左右されない底力が期待できると見込んでいる。
 最先端技術に溢れた現代でも、ありきたりで普通のモノたちが消えてしまって成り立つ訳がないから、今いっとき日本工業力が元気をなくしていても、その潜在ポテンシャルを活かせる位置に組み込んでおく中長期戦略的な思考は持っておきたい。

 あと世界文化遺産が決まった百舌鳥・古市古墳群か~
 お墓だし、迂闊に観光施設化もできないのだけれど、ならば観光客から荷物全てを預かるという名目で身ぐるみ剥いじゃって、替わりに聖徳太子風のコスプレ衣装一枚でガチ真剣の正式参拝者に祀り上げてしまい、真夏も真冬もものともせず、ひのき造りでピシッと整備した野ざらし参拝通路を裸足で歩いて、目いっぱい森林浴しつつ古墳中心部に礼儀正しく参拝してもらうツアーってのはどうだろう?
 我々日本人は地球上で唯一無二の、この日本列島の擁する森羅万象をくぐり抜け、その畏れの前に平和な組織運営の大切さを思い知りながら、この世界に誇る君が代DNAを育んだのである。この企画が実現するのなら、他ならぬ私自身が絶対行きたいぞ。

 …ところでさ、前市長の不明瞭財務、真実は行方不明でいいんだっけ?【739】【740】
 大阪維新以外の政党が軒並このまんま追求せずにお流れにするつもりってのは、市長選は別としても、何だか市政参画の適性保証がないがしろになってる感じがしてヤなのだけれど。

 まあいいや、だから言うのだ。大阪の成長を止めるな。
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【748】ささやかなマイ御褒美の納入伝票 [ビジネス]

 トランプ君が来日しているワケだが、彼の就任直後に比べると、日本国内世論はまあえらい変わりようである。端的に、かつて二言目にはトランプ批判・非難というのがマスコミ論調の定番であった。
 もっとも初期のうちから政権の外交姿勢としてはゴマ擂りが目立っていたので【587】、国政方針としては一応ブレてないってとこだろうか。早々に日本社会の経済力が北米頼みになっていた証拠であり、情けないっちゃ情けないんだけれど。

 で、トランプ君はちょっと置いといて、先週の段階でまだ『国内の景気は緩やかに回復』との発信をやめられないでいる我が日本国の問題である。

 とりあえず、現状の日常生活がいま流れている。
 この日常生活は、単に皆さん御自身が採算を合わせて日々を暮らすだけのものではなく、1億2千万人が集まって巨大組織・日本国の経済力となっている。この国はやはり、足りないモノは他国から買い、その御代を用意するために売れるモノを売って稼いでいるのだ。
 日本国内のどこでどう好き勝手にカネを刷ろうが、それに応じてどんな数字で帳簿を埋めて誰に見せようが、日本国のくくりで経済を捉えたその姿が本質であり、それは変わらない。

 では昨日一日あなたは、どんな買い物をしたか思い出してみよう。住んでいる場所や生活形態にもよるけれど、買い物に出ずにお店でお客さまを迎えた方は、そっちの売った方を思い出していただいて構わない。
 そこに飲食費はおいくらいぐらい含まれていただろうか?

 実に北の最果ての離島から、最南端の賑やかな楽園まで、日本じゅう隅々で発生する買い物について、まず消費税率が今の1.25倍に上がる。8%から10%というより、今まで払っていた税金の1/4が更に上乗せされるとイメージした方が実態と実感に沿うと思う。
 もちろん日本国組織の運営経費として本当の本当に必要ならば、明らかにガツンとしんどくなるのは判るんだけど、いきなり生活が根底から破綻する訳でもないし、仕方ないかという向きも少なくないと思う。確かに、社会運営の帳尻も合わないのに納税を渋るだけの国民になんか誰もなりたくないだろう。
 社会の高齢化が進んだとはいえ、自分を取り囲む人間関係を見渡して自分より若年層の仲良しなんか一人もいない、自分は自分の年代以上だけを相手に今この世が転がりさえすれば、あとは知ったこっちゃない…なんていう人は殆どいないはずだし。

 では、お財布にガツンとしんどい負担が掛かるとして、そのうち飲食費に限ってのハナシなんだが、現行並の税負担に収まる手段があったとしよう。
 そのために、例えば昨日した買い物、かなりの確率でそこに飲食費が含まれていたと思うのだが、それが飲食費だと証明するため、あらゆるレシートを全部取り置いて保管・管理するとする。
 いざその段になれば当然、昨日のぶんだけでは済まず毎日その作業が発生するのだ。

 毎日の買い物レシートをマニュアルに従って全て整理・保管する時間は、5秒10秒で済むだろうか?その余裕=ヒマは、今のあなたの生活時間割の中にあるだろうか?
 余裕がまだ幾らかあるという方は、その時間に何をして過ごしておられるだろうか?
 勉強にせよ娯楽にせよ、その時間を失い連日レシート整理に追われることになるのだ。

 とにもかくにも消費税が今の1.25倍で持って行かれるので、手元の日銭はそのぶん確実に減る。1日千円の食費ならば税負担が80円→100円となり、一週間の平日5日で100円の差が付く。週末夜の自分への御褒美になっているコンビニ・スイーツや発泡酒缶は、経費削減で廃止せねばならない。
 単純に1年52週間で約5千円の差がついてしまうから、日常生活のほんの隙間のささやかな楽しみがまず消滅し、その代わりにレシートの整理作業をやることになるのだ。
 時間と交通費をかけて税務署に出向いて、その現行8%vs新10%の差分=2%を還付してもらうために。

 現段階で上記の解説が実感を持って響かないのは、当面のところ軽減税率を欧米式としているためだ。
 上記のようなとんでもない手間を法管理の定常プロセスにする『適格請求書保存方式』【574】ではなく、店頭での支払にまとめて済ませてしまう欧米方式にして、まずは『軽減税率の導入』を既成事実化する魂胆であるのは間違いない。いったん導入してしまえば『手続を変えるだけ』と一方的に言い放って、還暦公務員の『役人老後ウハウハ高給閑職計画』に移行するのは目に見えている。

 ひとつ断言してしまおうか。
 三権分立を無視し、役人組織の議会窓口となってこんなデタラメな国家破壊工作のような法案を仕込んでくるゲタ政党は、もう今年のうちに日本の議会から抹消するのが日本国民の急務だと思う。
 ただ、このところ数々の悪事がバレて議席数もどんどん減っているためか、コイツらなりに生き残りを賭けて従来の態度を翻すようになってきているとも見受ける。政治家クビになったら食ってけない人種だろうからなあ。

 大阪では、文明社会で関わる人として到底信用するに値しない、大阪都構想検討の書面合議の一方的破棄が話題になったが【726】、W選での大阪維新の圧勝を見てこれを再々度に翻し『大阪都構想の検討に賛成』と寝返った。
 もちろん多数決議会で政策を採択し推し進める政治の世界においては、我を封じ優勢になびく心変わりも生存を賭けた苦肉の策の一手である。
 大阪都構想の合議が成立する賛成の定数条件を一刻も早く満たせるなら、諸事すっかり見通した上で注意深くカタチだけ認めて首の皮つないでやるというのは、大阪府市民の『シビアな大人の選択肢』のひとつではあるだろう。

 どこのどいつが孤高の出場者なのかは皆さまの御判断にお任せするとして、我国の財政はもう完全に『あほの独りチキンレース』に陥っており、連日おのれの首を絞め足しつつ『国内の景気は緩やかに回復』と言い張るのをいつどんな言い訳でやめるのか、実質これ以外の問題事象は存在しない。
 ブレーキが間に合わなかったら景気ドボンで墜落…ではなく、国民全員が自国の立法や行政を見放すという、ある意味もっと恐ろしい組織病理モードに突入だ。

 さて、もうすぐ堺市長選かー!改めて、私の考える基本コンセプトを復唱しておこう。
 大阪の成長を止めないこと、こんな事態を引き起こした仮面無所属を消去すること。以上。
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【747】パーフェクト夢プランで乗り切る重荷スケジュール [ビジネス]

 まず脳科学系の備忘録から。何度も出遭っている現象だが、すぐ忘れちまうもんで。
 夢うつつでいると物凄い量の情報群が頭の中を駆け巡り、起きてからの行動予定なり気になっている課題の捌き方なり、我ながら非の打ちどころが無い完璧感のある思考体系がまとまった自覚があるのに、目覚めた途端にその具体的内容が掴み所なく飛んでおり、いくら努力しても思い出せない。更に体を縦にして日常生活の行動を起こすが早いか、そんな気がした事さえ完全に忘れ去ってしまう。
 もう2年前ぐらいにはこの現象をはっきり確認していたと思う。逆にそれ以前に意識した事は無いんじゃないかなあ。忘れてしまっているだけなのかも知れないけれど。

 これまた今日は忘れずに記録できて嬉しいのだが、眠れなくなってしまった夜にこの現象に遭遇する確率が高いように思う。
 だいたいは入眠してほぼ朝まで眠れているが、たまに丑三つ時にスコンと目が覚めてしまうことがある。原因はともかく自分の人格意識が目を覚ましたからって、身体の他の部位たちは眠ってそれなりにやるべきコトもあろう時間帯のはずだから、一応就寝モードを維持しておくのが自然かなと考え、起き出したりせずに大人しくしている。離脱初期に時々あった『身体が全くもって眠ろうとしない』現象【377】に比べれば随分と穏やかなもので、眠れないと言いつつも結構まどろんでいる感じだ。
 この状況で冒頭のような展開になる頻度がかなり高い。『ああ、またか』と思いつつ実際にそれを確かめ、しかし朝が来て何もかも忘れ去ってそれっきり、その繰り返しであった。

 本現象のポイントは、恐らく就寝直前あるいはせいぜい直近の日中に記憶された体験情報が、怒涛の如く何らかの処理を経て整理されているプロセスではないかと考えられるところにある。
 世間一般にいう認知症で、普段の日常生活に支障が出るのは短期記憶の障害によるところが大きい。この短期記憶情報の整理プロセスを促進する意識思考トレーニングなど編み出せたなら、随分と介護負担の低減につなげられるのではないかと思う。
 また、やたらと思考成果の高度達成感や満足感みたいなものを伴うのは、人格意識に備わる強制ストーリー構築プロセス【692】【693】のせいだと考えられるが、もう少し正確な回想がつかまればその検証ができるかも知れない。
 ガチの体感記憶として、私自身デフラグ工程の現在進行中を通り抜けた経験もあるし【628】【629】、これもその一端なのかなと思ったりもしている。もしかして人格意識の『覚醒vs睡眠』って案外グラデーションがかかっている漸次移行ゾーンの両極であって、人体総観としては毎回同じデフラグ工程を実行しながら、それを眺める人格意識層の覚醒度がたまたまどこにいるかだけの差だったりするのかも。

 生物が何事もない健康状態でぐっすり眠っている限り、そうしている間の余計な情報はいちいち記憶に残す理由なんか無いのが基本だろう。
 逆に何らかの不健康因子(?)を抱えた被験者こそ、そのつもりで然るべき知識をもって『工学的概念で描く人間の意識構造』の解明に取り組めば、従来は詰め切れずに『神秘に包まれた複雑怪奇な人の心』としてブラックボックス式に持て余さざるを得なかった、精神医学の困窮ゾーンに切り込む可能性を秘めているのではなかろうか。

 大阪が、先進医学研究の一大センター地区としての拠点設置を検討中だという。そういえば医学部に関しては、実は東大・京大よりも阪大が強くて日本の最先端なのだと、子供時代によく聞いたものだ。
 大阪なら人工知能や人工意識の開発も最先端レベルで進むだろうし、合理的な社会構造の生体稼働を間近で試せる夢洲人工島~大阪都特別区も備える流れになっているから、これは是非とも期待したい。

 そう、一刻も早くそっち方向=理に適った高度先進技術で引張る日本社会に、我々日本国民は舵取りを据えなければならないのだ。

 大阪で来月G20サミットが予定されてはいるけれど、何とな~く主要20ヵ国のエライさんが集まりました、我が日本国は名誉ある議長国を務められてああ良かったね…で済むハナシでは到底ない。
 資本主義経済が行き場の無い飽和状態を迎えつつあるという大問題をまずもっての背景に、だからって中国もロシアも決して…というか全然好調じゃないし、これで皆々お互い苦しい各国が集まって『世界的にはこんな方針で調子を合わすのが、とりあえず良さげかなあ』みたいな合議を取り付けるってことだろ?

 日本はそもそもから世界に他例の無い、文化的経済を放棄したとも見える破滅級国家債務を抱えた、IMF国際通貨基金メンバー中のゴマメ格下国家なのであり【345】、『世界的情勢変化による資本主義原理の破綻』などというハイレベルな問題を口にするだけでもおこがましい経済後進国なのだ、残念ながら。
 このみっともない現状は無策で放ったらかしのまま、むしろこのところ役所が国家統計データから国民にウソついて、社会経済がまわらなくなるようなインチキ法案を強行して、この国をオワリにするってんだろ?元よりそのつもりの、捨て駒の寄せ集めで組閣した自爆テロ野球チームじゃん【681】

 しかもその魂胆がもう国民全員にスッケスケのバレバレで完全レイムダック状態、隣国各国から軒並ナメられ放題の典型的な内弁慶、これが議長国たる我が日本の悲しい実情だ。当たり前だが、観光客とは違うので各国首脳はそのくらいのこと十分解ってやってくる。
 この悲惨な現状を巧みに見透した辛辣なアンフェア合議内容を、後々厄介な宿題になるような役回りで呑まされなければ良いんだがね。昨今の世界情勢からして、社交辞令的なヌルい手加減は昔に比べて期待できなくなっているので少々心配である。

 あらら、今回はこのあたりで切り上げるが、こんな現状は一刻も早く刷新せねばならない。
 それでもこのG20サミット、2025大阪万博を前に『未来の社会組織実験ラボ・大阪』のグローバル地位を確立しておくためには、頑張っておいて悪くはない。
 まずはソツなくクリアしたその後は、もう犯罪者政権の現行ニッポンなんか使い物にならない訳だし、換えるならごっそりっしょ。若い人たち、いかがかね?
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【746】落ちこぼれ擬態の油断フィールド進化論 [ビジネス]

 ちょっと試したいコトがあるので、日付のとっぱなで更新してみよう。
 ちらちら聞こえている『解散』というコトバについて解説を入れておきたい。

 日本国は1億2千万人いる国民の全員に、国家運営に口出しする権利を約束している。
 もっとも日常生活の現場を生きる一人ひとりの主張を直接に全部聞き入れて、それを日本社会として認めるかどうかマトモに取り合うのはとても無理だ。そこで議会制民主主義という仕組みが布かれており、ある程度まとまった人数の国民を一括りにくくってそこから代表者を選出することとし、その代表者が『議員』となって、同じく他から選出された議員たちと話し合いの場を持つ。これが地方議会である。
 まずは各地域末節の市町村議会にて、各々『地元』なる出身領域を背負った議員たちが、必要と思われる現場の声を『みんなのコト』として取り上げ、他の議員たちと慎重な審議を経た上で適宜に社会共通のルールとして議決していくのだ。

 だが1億2千万人からいるんだから、ひと声1万人を代表して議員1人でまとめても、議員は1万2千人にもなる。これでは話し合いにならないどころか、一堂に会するだけでもかなりタイヘンだ。
 だから上記のくくりを複数段の階層構成にして、どうにかそれぞれの議会を現実的な人数規模に収めていると、まあその程度の理解で今は良しとしましょうか。ンでまあ、法治国家の国家事業は国会で法案を議決し法律として成立させ、国民みんなで守って実行していくんだよな。

 御存知の通り我国では二院制が採られており、議員の選出法を二通りに違えて衆議院と参議院が設定されている。年齢や任期などの条件に差がついており、要は社会を見る感覚や自分が議員でいることの意義を別々に特色付けて、その時その場の社会の風潮だけに均質なイチ議会の空気が一色となって流され、そっちオンリーで即決しないよう、二系統立てにして互いに熟慮を促すコンセプトが織り込まれているのだ。
 衆議院議員の方が年齢条件の最低ラインは若く任期は短いので、若年寄りの『時のヒト』で構成されるのが衆議院ということになる。いっぽう参議院は、トシ喰って長く議員をやってがちなベテランぽい連中の集まりってことになるね。『良識の府』なるキャッチフレーズがつくのには、こんな理由があるのだ。
 なお衆議院と参議院で出した結論が喰い違っちゃった場合、凍りつかないよう衆議院の議決を優先する決まりになっている【725】
 ま、相対的に場当たり志向ではあるが、将来ある若年層が下した『庶民的でタイムリーな決心』の方に腹をくくろうってことだな。原理原則としてはさすが理に適っているじゃないか、日本国政。

 ここまで理解して、この庶民的でタイムリーな衆議院なんだが、選挙で当選してきた議員たちがいざやり始めたは良いがうまく行かず、『あああもう!いま集まってるコイツらじゃ、とても日本国運営に十分な検討ゴトができねーよ!』という事態が現実にあり得る。解るね?

 例えばだけれど、役所とグルでウソついてでっち上げたインチキ法案を議決したことにするような奴等とか、我欲と交換取引して国民の現実生活にもならないような役人の老後優待法案を議決したことにするような奴等とか、他にもいろいろあるけれど、とりあえずそんな類の不適格人種ばかり異常にたくさん紛れ込んでいると判っちまったような場合が考えやすいかな。
 当然、こんな議会を税金運用でだらだら放置していても国家の損害でしかなく、早いハナシ『衆議院解散』の処置を取る必要がある。その仕組みがきちんと日本社会には用意されているのだ。
 もちろんその折には、日本国民全員に向けて『こんな理由で、この議員メンツでは正常な議会として機能しませんでした』と周知されるから、ひとまずはそれを聞いてみようか。
 どうかね若者たち、どいつがナニ言うか政治のニュースを興味持って見れそうかい?

 ともあれ議会が解散したら議員の選び直し、つまり選挙となる。
 どんな形であれ社会に参画している一人として、成人社会人には『選挙権』が原則洩れなく与えられ、『有権者』となるのは今さら説明不要だろう。

 理由はともかく、そもそもは我々有権者が議員の人選を間違えたもんだから、捏造データのインチキ法案、実現性ゼロのデタラメ税制、民主主義組織の意思と無関係に強行される『議決の儀式』の乱発などなど、『犯罪者与党が支配する、あほの巣窟』が出来上がってしまった。
 『国民主権で法のもと全員が平等』、これを保証する日本の国家運営の仕組みの丁寧さに気付けず、軽々しくないがしろにしていた我々有権者個々人の失敗であり、責任である。
 この大失態を演じた一番ピエロが、ちょっと前『国民の皆さまに、強く背中を押していただいた』などと得意気に吹聴していたのを御記憶だろうか。こんな野郎にそんな台詞を吐かれても仕方ないくらい、有権者はぞんざいな意識でしか国政に向き合っていなかった。
 だから今この瞬間以降このあと続く選挙には、是非ともココロ改め慎重になるべきなのだ。

 選挙となれば、どの議員候補者も精いっぱい国民のため社会のため頑張りますと自己宣伝するのは当然である。議員候補者として名乗り出てくる人間にもピンからキリまでいて、その一方で各政党としては多数決を勝ち抜くため一人でも戦力つまり議席が欲しい。適性と志が完璧に揃った優秀議員だけの粒ぞろい優良政党など成立し得ないから、その現実を見越して我々有権者は選挙に臨む必要がある。

 具体的には『日本語として聞こえの良いハナシ』ではなく『日本国が進化発展する勝率高い方針設定』を、きちんと現実解として語れる候補者を選ぶのがポイントだと思う。
 結局は自分たちの社会生活のコトなんだから、精一杯マジメに情報集めて考えて一票を投じようではありませんか。あくまで最終手段だが、白票もアリだと【713】

 そうそう投票前にじっくりポスターを見ることなく、いきなり投票所に行ってしまう人には注意を促しておきたい。
 『ニセ無所属』には、くれぐれも気を付けよう。解散しなきゃいけないような議会で、多数派を気取って好き勝手やっていた与党二党は、隠れ蓑をまとって党名を消し有権者を欺こうとする可能性がある。
 先の大阪W選でも、懐かしの毒饅頭クン【368】が選挙直前に意図的に離党し、党名を隠して『無所属』で立候補した。投票所の記入台に立ったが最後、候補者名と党名しか書かれていないリストが目前に貼られているのみだから、事前によく調べて『ああ、アイツが党名を隠して出ているな』と解っておかなくてはならない。
 我々有権者は、普段からどんな出身と経緯を経た候補者がいるのかよく知っていないと、大事な一票をまんまと騙し取られちまうぜってことさ。政治の仕組みを悪用して生き抜く連中も、生き残りを賭けて必死なのだ。

 以上、何だかんだで『関係ない』イメージで意識されていた政治のハナシを、多少でも身近に感じて興味を抱いていただけたなら幸いである。一応、ギリで直言は避けたつもりなんだが…
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【745】我が国は行く、心の命ずるままに [ビジネス]

 ここの閲覧画面でのCPU使用率が無難な数値に収まるようになった。やっぱ何か事故が起こってて、誰かが見つけて直してくれたんだろうな。ウン、良かった良かった。
 我が日本国は本当に行き届いていて、言論の自由が常時完璧に保証された国である。

 さて世知辛い政治・経済のハナシ、この1億2千万人日本社会の圧倒的過半数で、もう何から何まで明確に結論は出ちゃってるはずなんだが、もう少し直言はしないでおいてみようか。

 ここ最近、米中貿易交渉の関税合戦が話題になっているのは御存知の通り。
 もともとは自国ファーストなるスローガンのもと、ぶっちゃけ鎖国志向とも言える政策方針で北米内需ループを強化し、まず自国の財務操作に精度よく反応する自国市場にしたいというのが、トランプ君の貿易交渉コンセプトだと見受ける。
 例えば中国からの輸入品に高い関税をかけると、その品目の販価は関税の上乗せぶん跳ね上がるから、北米市場において中国からの輸入品は価格競争力を落とす。相対的に北米内製品が競争力を得る、つまり北米自国産業の売上高は増える傾向に仕向けられる訳だ。
 もっとも、これまで中国製の輸入品を愛用していた北米ユーザーにとっては、いきなり政府の都合で購買価格=支払額だけ吊り上げられる行きがかりになるため、実は決して北米の一般国民から手放し一律に歓迎される政策ではない。というか、割を食う社会層からはキホン反発される覚悟が要る。

 それでもトランプ君が、中国からの全品目とは言わないまでも結構な規模を対象にあからさまな高額関税を提示するということは、ナニがナンでも北米自国の内需ループを強化しないことには、混迷の霧中から抜け出せないノーコン北米経済を前に、もはや作戦の立案どころかその準備としての現状把握から叶わないと割り切っているのではないだろうか。
 際限なく将来の負債を積み足しながらカネだけ刷ってバラ撒いて、あとは丸ごと運を天に任せるような、どこかの国の無能な中央銀行よりは、よっぽど現実を意識した模索検討ができていると言えよう。
 この関税交渉が首尾よく成立したとして、トランプ君の言う『中国寄りの貿易不均衡』がそのイメージのまんまベタ素直に解消され、中国製品の北米内流通量が減る代わり相当の北米内製品がそこを埋めてメデタシメデタシ…だなんて、最初から誰も思っていないはずだ。
 問題はその遥か手前、まず現状の経済状態が未知のゾーンに突入していて『今を問題視して手を打とうにもナニが何だか解らない』というフェーズにあるため、自国経済を自分たちの理知が及ぶ世界観にあてはめて勘どころが働く構造にする、その段階まで立ち戻ってチャレンジするしかないのである。

 で、北米がどうした中国がどうした、ひとん家の噂話ばっかりで死ぬ程どうでも良いシロート漫談しか流れていない我が日本国は、産業といい経済といい如何なる現状にあって、何が持ち駒で、これからどう辻褄をつけていこうとしているのだろうか?

 つっくづく処置ナシのあほ能無しが『リーマンショック級がどうたらこうたら…』などと今もって寝言をタレていて呆れるのだが、そもそもリーマンの一件ってもう何年前になるのか数えてみろっての。『10年ひと昔』というコトバは私が子供の頃には普通に使い古されていたんだがなあ。
 とうの昔に産業・経済の世界情勢も、いや人類文明の社会構造も、全てがすっかり変わっている。今どき便利になっていて、インターネットで『2008年』と検索をかけるだけで、当時の主要な出来事がずらりと確認できるので試していただきたい。
 ついでに言及しておくと、今ごろ自覚も無くこんな無意味な状況判断の基準概念?を口走るからには、近年の資本主義経済が見せる不穏な未完結イメージの拡大にも、それらが我が日本国の経済市場にとってどんな影響をもたらしそうかの危機意識にも、オツムがまるで空っぽということになる。社会組織の舵切りを担い国家運営を預かるプロにはあり得ないド素人アマチュアが、その場を繕う馬鹿のひとつ覚えの台詞として永遠に繰り返し続ける三流演劇の台本の残骸なのだ。
 ここで何度も解説している通り、日本国は直近未来どころかナウ現時点を切り回す自国経済の作動現実解さえ持てていない。

 何の調査結果から算出したのかは知らないが、『働き方改革』とやらの現場への導入率が僅か1%だとするニュースをつい最近見かけた。
 そりゃそうさ、役所が捏造した架空データを材料にでっち上げたインチキ法案で、審議の途中で役所のウソがバレても『ウソの部分だけ2割削れば法案としては影響ないから大丈夫』と言い張り、そのまま与党どもが議決の儀式だけやって、自分らだけの勝手に法案成立というコトにしたつもりってのが『働き方改革』とやらだろ?
 日本社会の現実として、日本社会が納得して物事を動かす根拠なんぞどこにもありはしない。その反応が率直に顕れただけである。
 税制はナニをかいわんやで、日常生活の現場で社会を生きる人々が具体的作業を決められないようなランダム放言は、ハナっから制度でも法律でも何でもない。
 これも対応準備が1割だ2割だというニュースが流れていた気がするが、みんな必死に自分ちの現場財務を切り回してるんだろうに、こんな見た瞬間シカトしかできないようなもの真に受けた世間知らずが、ホントにそんなに大勢いるのかねえ?
 『日本経済市場は現実でしか動かないし、その市場がもう現実の行方を決めた今がある』と見受けるんだが。

 そうそう『幼児教育・保育の無償化は消費税率アップが前提』と抜かした馬鹿ガキが約1名ほどいたようなので補足解説を入れておこうか。
 あたかも消費税率アップにより税収が増えて、その増分で幼少教育を充実させる意図があるかのごとく装う言い草だが、これは紛れもないウソである。そもそもから国家の将来債務を従来以上に積み足す予算になっている以上、こんな足し引きの交換条件めいた理屈などどこにも成立し得ない。

 橋下政権時代の大阪府市政は、無駄事業の廃止や公務員給与の削減で教育にかかる公的経費を捻出した。これが行政の本来機能であり、だからこそのあの凄まじい公務員組織の反発があったことを思い出していただきたい。

 …とまあ、今や完全に巨大生物・日本国組織の自我が、もう直面する事態に対して自然な反射動作を起こしているとするのが、この私の見解である。
 特に若者たち、ここまで理解してコトのなりゆきを眺めてみよう。次、どうしよっか?
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【744】『夢でAIましょう』 [ビジネス]

 ふむ。メンテナンス画面でのCPU稼動率が大幅に低くなった気がする。これで改行ポイントの調整など体裁修正の作業は問題なくなっているはずだが、一方ただの閲覧画面は相変わらずの高負荷のままのようだから、今どき閲覧中に予兆もなく皆さまのパソコンが過熱ダウンするとも思えないんだけど、念のため注意して御覧ください。

 世知辛い政治・経済のハナシもしたいのだが、案外そっち方面は『もう先が見えちゃってる』感もあるので、先にユル系脳科学の話題から。

 結構な頻度で死別した人たちと夢の中で会っているタイプである。理由は判らない。
 もともと悪い夢はあんまり見ない方だと思うのだが、それにしても皆さん日常的に実に普通に絡んで来ているイメージであり、だからこそ逆に『ああ、こんなところで会えたねえ、わざわざ会いに来てくれたんだねえ』と感涙にむせびつつ、その有難い夢との遭遇に感激し、再会の幸運を喜んだ経験も全く無い。
 そこらで一緒にメシを喰っているシーンあり、私が運転する車に同乗しているシーンありといろいろなのだが、いつも面白いなと思うのは、徹底して『そいつがいて当たり前』の設定で夢の世界が進行することだ。私が二十代のうちにお付き合いが完了している人物であっても、いま普通に夢の中でそれなりの配役をコトもなげに演じ切ってしまうのは何故なのだろう?

 もっとも夢の中のことなので、そいつが登場してくる脈絡から劇中の言動から、時代設定から何からデタラメのメチャクチャであることは想像に難くない。ただ自分自身のハチャメチャ発言【692】のような明確な記憶が残っていないので、正直よくわからない。
 彼ら彼女らの生前の振舞いに接していた私の記憶を元に、私の夢の中で故人の人格が設定されていて、その個別特徴的な入出力特性を再現するような夢ストーリーが、現実相応にロジカルに展開しているのでは絶対ないのだろうな。
 たぶん『あいつってこんなヤツ』という直感的な心象アイデンティティを、他と何のつながりもなく私が無条件にでっち上げて感じているだけなのではないだろうか。夢のなか限定の舞台セットに、何故か似ても似つかぬ現実世界の街並で感じる土地勘が対応しているように【700】

  『ナニナニがコレコレだから私は正しいと考え、それを支持する』

 社会を生きるにあたって、自分以外の他人相手には原則必ず求められるロジックである。
 だが対象が人間であれ事物であれ、夢であれ現実であれ、我々人間が抱く『好意vs反感』『ポジティブvsネガティブ』みたいな心理状態は、思うほどきちんとした理由あっての因果に則った反応結果の産物ではないのかも知れない。
 日本語文章として上記の文法に当てはまる文言は組み立てて発信するのだが、よくよく自分自身で完全に把握する限りの世界観で考え直してみると全然その通りの思考経緯なんか持ってなくて、ほとんど誰かに仕込まれるまま操られるままに振舞っていた。わざわざ気にもしなければ、むしろそんな事態が当たり前だったりはしないだろうか。
 いったん『自分で考え、正当性を判定した』とファイナライズ処理をかけてしまった情報は【711】、検証プロセスをスキップしてまずGO判断が大前提となり、出遭う現実の全てはそれに合わせ込む方向で理論構築されてしまう。

 あちこちで面白心理学として語られる心理操作テクニック、例えば『好印象を得たかったらとにかく否定語は禁止』だとか『極端な主張を緩めた瞬間に依頼を滑り込ませれば成功率大』みたいなベタな媚び媚び方法論は、一応でもそれが効く可能性アリと謳うだけあって一定の効果は期待できるんだろうな。
 裏返せば、人間が抱くロジカル思考の自覚がいかに不安定なものなのか解っておかないと、そして自分の外に合理性の判定基準を置いて、軽々と面白心理学に操られる程度の自分の好感度を無視する覚悟を決めておかないと、AI意識を活用した先進的な意思決定の時代には乗っかれないのだ。
 社会の総意=人間意識+AI意識 となりつつある今日、もう『結局、我々は人間なのだから』などという眠たい言い訳が通用する時代ではなくなっている。

 おっと今回はさすがに切れの悪すぎる展開が予想されるので、このあたりで。
 もちろん『なぜ我々は現状日本のこんな国政を看過できてしまっていたのか』に始まり、『考え直すだけで、新しい合理的な現実解はもうそこにある』の転換を経て、『だから実行動さえ起こせば現状は一気に変わる』という流れの話が続く。
 そして『意思決定より先に、行動は起こり始めている』【608】という事実が、この1億2千万人の組織生命体の動向に顕れているとも思えるのだ。意識して、よく観察しておいて損は無いと思う。

 ここ最近、内容の詳細をきちんと思い出せないが、登場人物とその人間関係の印象ばかりが心に残る夢が多いので、備忘がてら書き留めてみました。
 後に振り返って、体調改善の裏付けとして辻褄が合ってくれると嬉しいのだけれど。
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【743】合体ロボ操縦者チームの激論仲裁役 [ビジネス]

 どうやらメンテナンス画面のみならず通常の閲覧画面でも、CPU使用率が急増してしまう現象は起こっているようだ。まあいいや、そのうち何とかなるだろう。

 とにかくこの厄介な不調期をどうにか抜け切るのが先決なのだが、ツラい苦しいというよりジブン作動の制御と予測ができないのが、最大のネックのような気がしている。
 だいたい満3年目までは重く大規模なまとまった離脱の大波が数ヵ月単位でやって来ては過ぎて行くのだが、特に5年目以降は部位も過程も、離脱フェーズの『個別単位』が見えるスケールになってくる。
 肩関節や股関節なんか、身体の中ではずれちまったんじゃないかと思うくらいの寝違え感にある日襲われ、これが後にその場所の深い鈍痛から痒みに変わって、いずれ表面から排出されていく。肋骨の下から手を突込んで心臓を抑えつけられるような感触も、似たような経過で解決していく。見事に胸の表と裏、心臓のある場所が荒れる。さてそこで。

 特に『痒み』感覚でイメージされるのは、私の人格意識とは完全に独立して、その部位ローカルの別人格意識(?)が『ここにもう不要な体組織があるので廃棄したい』と盛んに訴えかけてくる構図なのだ。こんなことになる前の普段の暮らしで、ちょっと蚊に刺されちまったとか髪の毛が一本だけ服の襟すそから入ったとか、そんな痒みでこれを思い描いたことはついぞ無かった。

 そう言えばヤク絶ち離脱開始から1~2年経過時点、呼吸器系が一連でやられて真剣に息をするのに困るところまでに陥り、痛む喉を氷水でちびちび湿らせながら何ひとつできずに倒れていた頃のこと。次から次へと見た目も苦痛も経験したことのない離脱症状に見舞われ、もう精神的にも体力的にも安静や睡眠さえままならない程に打ちのめされて、命の危険にまで怯えなかったとはいえ消耗し切って『治癒過程にしても、ジブンは自分自身をどこまで痛めつけるつもりなのだろう?これって生物に備わっている生命維持の原理としておかしくないか?』と本気で疑ったものである。
 もしかして人格意識が『もうやめてくれ、頼む』とか、遂にギブアップして気がおかしくなってしまうとか、そんな上位階層の破綻リスクとはお構いなしに、身体部位各々のローカル意識は『ここに破損アリ、痛み発信』『ここに廃棄物アリ、痒み発信』とか自己完結作動で体内に情報展開しているのではないだろうか…と思うようになった。

 痛覚が生まれつき欠損している人の事例はあるらしい。
 どんな触診に対するどんな本人検知の自覚を対応させてその診断をつけたのかは知らないが、これはベタな直感よろしく『人格意識が感知する痛覚』だけが欠損していたのだろうか。さらに例えば怪我をした場合、本人が痛みを訴えなくとも身体の修復機能は問題なく損傷を察知・処置して治癒するのかどうかなど、改めて考え始めると、ひと言で語るには到底複雑すぎる現象であることに気付く。
 そういや切り傷や打ち身の痛さとおなか痛いのって、生体情報通信としては同類・同質なのかな?痛み無く進行するサイレントキラー型の疾病があるのは何故だろう?
 転んで泣く子供に『痛いのって身体が怪我を知らせて治しにかかってくれる大切な仕組みなんだよ』と諭すのは定番の処置だが、そのストーリー概念は『損傷部位のローカル意識』と『痛い思いをしている人格意識』の二者の応酬なんだよな。

 一般的な機械装置の自己診断機能は、制御機能部より定型の信号を各部にテスト送信し、各部が正常作動を経て返信してくる信号を受信して、異常なしパターンと整合チェックする。整合できなかった場合、異常検知シグナルを出力するワケだ。これはこれで修復作業を呼び込む目的を達成しているのだが、新生命体・人工知能にとっての痛覚機能にはなり得ないという気がする。ではどんなコンセプトの入出力体系が痛覚相当に機能するかというと、とんと見当がつかないのだけれど。
 子供への定番解説の通り、生物が生存競争を勝ち抜くにあたり痛覚機能は重要だと思われるのだが、それは地球上の自然環境の中を食物連鎖に則って生き残るに限った進化到達点なのだろうか?
 まあ完成され尽した文明社会の環境下では、人間も機械くんも怪我をしたり病気に罹患したりする機会は激減…というか原因さえなければ理論上はゼロになるのかも知れない、とも思えるんだけどさ。

 痛覚による異常検知のみならず、『人間とは、生物とはよくできていて、病気や怪我で傷ついた体組織も自然治癒するものだ』という常識的な概念があることに反論は無いと思う。
 だが、例えば私が身体のある部位をクスリで脆弱化させてしまったとして、『ああ、コイツはもう使いモンにならねえや』と私の免疫力がそれを廃棄処分にすると決めたとしよう。廃棄処分にしちゃった体組織は頑張ってメシ喰って新調する訳だが、私の身体のどこかに『この部位の正規仕様はこれです』と基準設計図が保管されており、その情報が当該箇所に届けられて新たな代替部品が作られ、一発で正規仕様に交換され修復されるとは思えない。

 健康体=正規仕様のジブン構造情報が、どこか体内図書室に整然と保管されているなどと虫の良いハナシは無いのだろう。たぶん私の免疫機能に処刑されたお払い箱フニャラケ体組織の代替品は、直近周辺を手本にしてキホン同じモノが作られるしか無いんじゃないだろうか。近隣一帯が総じてダメになってるところへピンポイントで一個だけ正規品が混じっても、他とちゃんとつながらなさそうだし。
 で、そのキホン同じで出来てくる代替品にも次々作るにあたり統計的なバラツキが生じるものであり、いま完全断薬している私ゆえ、クスリなしの元来免疫力パワーで釣り合う平衡状態にちょび~っとずつ平均値=最大多数の山がズレていくのではないかと思う。要はヤク抜き環境への自然適応だ。
 そう、原理レベルで統計的に確実にそっちに向かう条件を布いて、あとは素直に確率論に任せ、何が起ころうが辛抱強く効果の波及を待つ。社会組織の自我に訴えかけるプロセスはいつもこれである。

 最後に、今回こんな内容になったきっかけを種明かししておこう。
 体内のあっちこっちが手を変え品を変え、結構みんな好き勝手の派手にあれこれやってくれちゃって、それが認識したり思考したりといった私の高度情報処理をできなくしていると感じられて仕方ないのだ。
 我々が人工知能について考える時、人間の『思考や意識』とコンピューターの『演算処理』が結局は等価なものかどうかが関心事となるのだが、『思考や意識』というものが、複数の外界&内界認知プロセスや情報交信ルートの協調パターンとして顕れてくるものではないかとチラチラ考え始めている。
 『この調子なら行けるはず』と予測する自分と、『この状況検知だと失敗する、無理だ』とダメ出しする自分、『だとするとこの手はどうかな?』と分析し新規提案する自分…と、体内を交錯する無数の情報処理軌跡の途中に人格単位をどう見出すかだけの話なんじゃないかとも思えてしまうのである。

 さて一昨日から左目の動作追従遅れが解消したようなのだ。検証を続けてみよう。
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【742】半世紀経過の丈比べ延長戦 [ビジネス]

 手持ちのラップトップPCでここの閲覧を試した限り特段に妙なコトにはなってないようで、ひとまずは安心している。

 実はここ最近、私がいつも自宅で使っているPCデスクトップ機から更新文面をアップする際、サイトのメンテナンス画面を開くと異常にCPU負荷が上がるようなのである。もっともこのデスクトップ機、CPU演算速度のスペックは元々かなり奢ってあり、冷却仕様も思いっきり余裕を持たせてあるので、少々反応が遅れる程度で更新作業に支障が出る程のトラブルにまではなっていないのだけれど。
 おや、ナニが起こっておるのだろう…と不思議に思い、自作機なので作動モニター画面でちょちょいと状況確認してみると、CPUの温度が結構上がっている。他のサイトに移った瞬間、恐らくは演算負荷から解放され正常レベルに戻るようなのだ。
 ここには無茶な高負荷タスクのアイテムなんぞ載せてないはずなんだがねえ。

 以前もアップした最新文面がRSSに反映されない謎の現象が出たりもしたものだが【654】、まあ改元前後の浮かれた騒ぎで何か通信障害でも起きているのだろう。
 因みにここの更新ペースは当面変える予定など無いので、もし御贔屓さん皆さまの手元で事故発生が疑われた折には、いち早い復旧にお力添えいただけると幸いです。

 …で、むしろ少々苦戦しているのが満6年半を迎えたヤク離脱の方である。改元前夜のカウントダウンなど完全なる他人事だったし、改元初日には湧き上がるお祝いムードと裏腹に、遂に朝食直後に出戻りで1時間ほどだが寝込んだ。
 何しろ心臓をやられているので、POWERインジケーターがレベル1で止まったまま出力を上げられなくなっており、まず腰周りと首周りが鈍痛と倦怠感で埋め尽くされ身体をタテに保持することができない。おまけに首をやられて体内通信メイントラフィックが断線、さらに目や耳の機械的故障により感覚入力信号が情報処理プロセスに乗っても来ない【740】
 他にもいろいろあったのだが、もう少し見切って整理してからいずれ話題にしよう。正直まさかの入れ代わり立ち代わりでマルチモードの不具合に見舞われ、腹を決めて受け止めるそのタイミングも計れず、想定外に結構やられた感じだ。
 自分自身の体調が、普通に誰もが考えるほど自覚できていないという前提で冷静に振り返ると、満6年に達した昨年末あたりからこの兆候は始まっていたと思われ、事態を理解せずに根性や気合いのレベルで立ち向かおうとすると、苦境に迷い込んだまま出口の希望を見失うのではないか。

 人間の視覚映像入力は意外にも融通性があって、例えば鏡やプリズムを組合わせて目前の景色が180度回転して天地が逆転するようなスコープを作り、それをつけっ放しで暮らそうと思えば暮らせるのだそうだ。
 もちろんスコープ装着直後は右にある物を取ろうとして左手を動かしてしまうなどの戸惑いが見られるのだが、程なく視覚入力の映像と脳内の三次元空間認識の整合が習得され、普通に行動できるまでそれほど時間はかからないのだという。生物の視覚映像の感知は非常に適応性・順応性が高く素早くなっており、これにより可視光空間での生存確率を上げて進化して来た結果の事実なのだろう。
 ならば不調に苦しむ私の視覚機能もとっととこの現状に適応しろやと毒づいてもみるのだが、例によって心臓のある左側に眼球運動の機能低下が強く出ており【635】、特に起床直後などキョロキョロ動く右目に対して、明らかに左目は追従が鈍い。ステレオ立体視の基本原理のゾーンで機械的障害が起こっているので、視覚情報処理の適応機能の手前でコケてしまっているのかも知れない。

 そうは言っても真剣に困り果てているので、ほんのチビっとぐらい、どお~にかならないもんかと散々試してみたが、これだけは本っ当にどうにもならなかった。裏返せば、そんな境遇のテキスティング動作だけでこれだけの出力ができるインターネット時代に暮らせている私は、本当に幸運なのである。
 全身傷だらけで正気の限界を超えるかのような苦痛と戦う前半戦と、活動エネルギー源を止められ情報処理回路を寸断される後半戦と、どっちももちろん目茶苦茶タイヘンなのだが、完全断薬でゴールまで一本道が保証されている最短経路の消化過程ゆえ、今はしっかり体験して観察しておくのが肝心なのだろうな。
 とりあえず生命の危険は感じないし、後遺症の心配もせずに済んでいるのだから、文句をたれるには値しない。

 所構わず離脱症状が顕れるということは、私自身の免疫力が手当たり次第に旧来の体組織を廃棄処分しているということでもある。症状と呼んでしまえば病的に響くが、あながちネガティブだけの現象でもない【610】
 こないだ測ってみたところ、やはり私はこのトシで身長が1センチ伸びたようなのである。たぶん一昨年~昨年あたりにかけてだと思う【637】
 更に時間を置いてまた確かめてみるつもりだが、もしこれが本当だとすると、今の時代50代の人体はまだまだ『攻めの体質』を秘めているという証左なのかも知れない。これで喜んで調子に乗って身の程を見失い自滅してしまっては本末転倒だが、『人生50年』と言われた時代のリアルタイム記憶を持ちながら、まさにナウその年齢を迎えている世代としては秘かに胸躍るハナシではないですか。

 何しろタダゴトで済まないので返すがえす軽々しいクチは叩けないのだが、受け止める体制および体勢さえどうにか整うなら、ステロイド離脱の取り組みは身体が攻められる余裕を持っているうち、つまり早ければ早いほど効率よく済ませられるはずである。
 ウン、もうしばらく頑張ってすっかりヤク抜いたら、まだまだ面白いコトがたくさんありそうな気が一応はしてきたぞ♪
 這いつくばって迎えた令和の時代だが、平成の体調トレンドへの餞別と思えばイイか。

 そんなワケで、今回の更新アップがどうなるかを実地検証してみよう。さてどうなる?
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【741】令和ニッポン、心とココロの戦略フォーメーション [ビジネス]

 新元号『令和』がスタート、新時代の幕開けである。
 この手の節目は、自分個人も組織全体も、今『こんなもの』として持ってしまっている意識を刷新するのに良い機会なのだ【69】

 つくづく『日本人で良かったなあ』と痛感した。カッコいい文化じゃないですか。
 日本列島に生まれた日本人として、さまざまな現実の出来事に見舞われる日本社会とどう向き合うべきか、いつも天皇陛下が、現人神となり率先して我々日本国民を導いている。この度その世代交代が日本国民に認められ、皆が見守る中、きっちりと手順を踏んで執り行われたのである。
 そして『日本国が新たな体制で治められる、これからの時代の呼称』として、新元号『令和』が日本社会に共有された訳だ。祝賀ムードに水を差すような小難しいウンチクをわざわざにたれるつもりはないけれど、日本人としては、この独自文化を認識しながらお祝いしたいものだと思う。

 で、早々に結論から行こう。
 こんなに平和で理知的な精神をもって治められる日本国なのだから、もう荒れすさんだ現行・行政領域の前時代メンタリティは根こそぎ捨てようではないか。
 天皇陛下と皇室の在り方を振り返る企画のテレビ番組を大勢が繰り返し観た直後だと思うので、響きやすいタイミングではないだろうか。更にはこの連休中に、参賀で直接お目にかかれた方も相当数にのぼることだろう。こんな素敵な国の行政が、何故こんな惨状にまで堕ちている?

 いつも日本国のため、日本国民のために、日本人の代表として、見映えも本質も完璧に『日本国のすがた』を保証しておられるのが天皇・皇后両陛下である。我々日本人は、こんなに判りやすく素晴らしい国家統治のもとに暮らせて本当に幸運だと思う。
 自分の生まれ故郷であるという事実と、生物が生きる空間としての豊かな自然環境と、その森羅万象を道理として逆らわず素朴に育んできた伝統文化と、そこから一足飛びに急発達させた世界最先端のテクノロジー…この他例の無い詰め合わせをもって世界の人々は我々日本人を羨んでくれる【280】
 着るモノを着て食べるモノを食べ、雨風しのげる場所に住んで、命を奪い合うこともせずに、人間の知恵が編み出した文明の一番おいしいとこに触れて生きることができる、奇跡の島国である。そりゃ他の国々から見れば、穏やかな神秘性と尖った先進性の融和がカッコ良く映るんだろうな。

 若者たち子供たち、いいだろうか。これから先、日本をもっとカッコよくするんだぜ。
 人類文明はいまコンピューターをもの凄い勢いで発達させ、人間の情報処理能力を凌駕するまでの人工知能AIの実現が、もう直近確実となっている。これは人間という生物が情報的に進化を遂げてきた以上、モノの道理のひとつとして捉えるのが自然だと思う。
 AIの進化は止まらないし、止めようとしても道理に逆らう破目となり無駄な抵抗に終わる。AIの進化過程で何が起きるかは誰にも予測できないが、だから恐れて妨害工作をするのではなく、積極的に進化させ人間を超えさせながら人間から協調を試み、共に発展的なその先を目指すのである。

 ここで盛んに『意識とは何か』を考えている理由のひとつに、もしAIに意識というものを少しでも充実して持たせられる方策があるのなら、いち早く積極的にそれを実践して我々人間に近づけたいという目的があるのだ。
 まずは『ポスト京』のようなスパコン1台に、人間の目で意識らしきものが見出せるかどうかというようなレベルの検討から始まるのだろうが、程度はともかくAIに意識が宿る現象はどんどん顕著になってくることと予想する。これと嫌わず恐れず徹底的に組み合い、実にしょっちゅう理不尽なポンコツ作動に陥る人間意識と対峙する、生存本能の雛型スケールになってもらえるところまで持って行きたい。

 AIは、組織における複数の人間が我を封じて共存に納得するフェアな情報処理=社会規律の冷徹ロジカルな遂行に向いている。
 現行の日本国政に見られるような、あちこちで自称『上級国民』がウソをつき隠し事を繰り返し、日本国組織全体に大損害を与えながらバレても直さず強行してとぼけ続けるといった、人間特有に見られる集団自殺型エラーモードを完全撲滅できる可能性を期待できるのだ。
 未だにAIを市販品の計算処理ソフトと同列でしか考えられない、考えようとしない時代遅れの連中が『AIを使うのは人間だ』などと寝言をたれているが、その『使う人間』が邪心と慢心放置を捨て切れない限り、人類文明は永遠に自滅の危機と隣り合わせのままである。
 『人間に使われないAI、人間と共に考えるAI』で、これに終止符を打ちたい。

 AI導入メリットを意図して織り込む社会組織を狙って設計するためには、社会を構成する諸アイテムのロジカルな機能分担と設置構成がやりやすいハードウェアが必要だ。
 この観点において大阪都構想・特別区再編案は理に適ったものであり、例えば『淀川と万博ウォーターフロントの区』ならば、AIに『ウォーターフロントIRの収益性最大化』を目的事象として区政ビッグデータを整理させればよい。つまり自分たちの暮らしの自画像が明確に決まることにより、ローカル行政の目標設定・計画立案・試行実行・効果測定が、人間にもAIにもすっきりと見えやすく判りやすく考えやすくなる【726】
 どっかネット上に区政チャンネルでも用意して、『今月のカジノ収益額あと12%未達』なんてのが家庭用テレビでも街角ディスプレイでも簡単に視界に入るようにしておけば、気の向いた区民が旅行先に迷っている金持ちをそそのかして引張ってくる草の根集客とか、旅行業界が高級列車+瀬戸内クルーズのVIPツアーでもセットして富裕層を招待してくれるとかの応援ビジネスも出てくんじゃないの?

 他人事なんかじゃない、みんなで一緒にやる、みんなの社会運営である。
 せっかくの情報化社会だから、最新通信機器で密に情報交換し合って、自分ちのいいところを駆使して稼ぎまくる。もちろんAIくんには莫大な情報処理を任せつつ、最適解の方向性も教えてもらう。
 カネとトクばかりほしがる自称『上級国民』みたいな絶滅人種の生存空間はもう廃棄処分、若い人たちがデータとロジックで切り回すクールな先進技術の社会運営を大阪発で立ち上げる。改元の節目に描く新時代ニッポンの社会像、こんなところでいかがだろうか?

 粛然と整えられた従うべき情報に沿って、人類文明の総力を動かし平和を求める。
 新元号『令和』、AIのチカラを早速借りて、なかなかハマってるんではないかなあ。
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