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【723】『満漢全席』催眠詐欺の拒食症国家 [ビジネス]

 やれやれトランプ君へのゴマ擂りはこんな形で空振りにすらならない独り相撲の尻餅か。
 何だか明日また『議決の儀式』をやるやらないの揉め事がありそうなので、急遽前回のシメを翻して、とりあえずスタートは統計調査の国家的不正操作の話から。まず結論。
 監査委員会の追加報告書とやらは無効である。事実と無関係な日本語の羅列だからだ。

 ふた桁年にわたり統計学の概念に照らして妥当でないインチキ処理の数値が、妥当でないイカサマ公務業態を通じて発表されており、この時点で誰々がどこまで悪いというハナシとは区別して、『日本国の真の国家像は不明』という厳然たる事実がある。
 故に、これからそれを確かめ直さねばならないのと、緊急重大課題として、こんなウソ数値を根拠にした『働き方改革』『出入国管理法改変』『税制改変』の大間違いガラクタ法案は全て即刻凍結し、国勢の正確な現状把握から再検討が必要なのだ。
 再々度述べておく、我々日本国民がいま共有すべき結論はまずこれなのである。経緯の解明は大事だが、特に『いま明らかに国力を過大に読み誤っており、それを前提とした増税策が議決の儀式にかけられようとしている』という焦点が最も緊急性高い。役所の反省なんぞ後で好きなだけ時間かけれ。

 くだんの報告書とやら、ニセ統計に仕向けたヤツがいついつ意見したどいつだとか、中間管理職のどこまでが統計的思考処理もやらずに言われたままの痴呆単純作業を右から左へやってたとか、役所組織の業務分担を勝手に細かく分解して『個人一人の意志として一気通貫プロセスが見当たらないので、組織的隠蔽があったとは言えない』みたいな終わらせ方をしている。
 いや大勢で分担して総合的にニセ統計を捏造してたんだろ?それを『組織的犯罪』という。
 バレた事実に関わる限りの日本語文をただ並べた後、あたかも一連の論理展開を経た後の結論であるかの如き論調を装って、最後の文章で『組織的隠蔽ではない』と脈絡なく言い放っているだけだ。
 日本語の議論に則った情報処理が不成立につき、この作文は一切が無効。やり直し!

…とまで断っておいて、前回イメージしていた今回の本題に移ろう。組織稼動が成立するためには、フラクタル階層を跨いで同じ意識が相似成立している必要がある【721】というハナシを掘り下げる。

 例えば人格意識階層がダイエットを固く思い立ったケースを考えてみよう。この人格意識にとって、生命維持のため食ったものから栄養分を一生懸命に吸収しようとする消化器官など内臓の意識は、目的を異にする邪魔者となってしまう訳だ。
 食わなければ栄養分は出て行く一方だから、人体のバランスとして栄養分が枯渇してくると、内臓意識は食欲を発信する。だが人格意識が『ダイエットの目的に反する』と独断してこれを受信しつつ無視し、『栄養摂取は人間一人として間違ったことだ』と勝手な主張で摂食行動を取らなかった場合、どうなるのだろうか。

 身体の系全体としては栄養分が欠乏した非常事態が続くことになり、各部でバランス失調に伴う変化が順次さまざまに起こって、多数の内臓意識が摂食行動の必要性を訴える。もちろん消化器官は僅かでも入ってきたものから精一杯に栄養分を抽出して身体に供給しようとするのだが、例えば人格意識がこれを許さず、怪しげな美容サプリメントを飲んで『いま栄養十分で負荷追加できるくらい元気だから、これは消化吸収してはいけない』みたいな情報操作でこの苦境に追い討ちをかけてしまったとしよう。

 当然、身体は痩せこけ動く気もなくなり放っておけば丸ごと衰弱死だ。できることなら、正気を保っている消化器官アッセンブリーその他だけ腹から取り外して別な場所で生かし、正常に機能発揮させてやる方が、いま登場人物?となっている生命体たちの総数で見れば生存率は高い。
 この場合、残された本体には消化器官アッセンブリーを失った自分自身が、それでどのくらい持つものかを実感で認識し生き残りを模索するタスクが発生する。ここまで来てなお頑なにダイエット願望が優先されてしまうと、いよいよ致命的レベルに陥る訳だ。
 中枢階層と末節階層で意識の方向性が違ってしまった上、我が身の生命活動最前線を担う末節階層の意識を無視し、中枢から虚偽の情報まで流して体内協調稼働を狂わせた人間の行く末である。

 ちょっと行き過ぎの想像力を拡げるなら、取り出された消化器官アッセンブリーが頑張って他の部分を再生して、また人間一人の機能がひと通り生え揃ったとすると、そこには新たな人格意識が発生すると考えて良かろう。この新個体は『過剰なダイエットで自滅しない人間』として余生を過ごす可能性を獲得し、進化の道の先を再び歩み始めることになる。
 サンショウウオなど自然界で半分に切ったら2匹になるような連中は、人格意識に相当する中枢情報処理がメチャクチャ単純で粗く、盛んに自己保存の判断を確率に任せて間違えては、一方または両方の使えるヤツが生き残って暮らしているんだろうな。原始的どころか、融通性を目いっぱい強みにした一種の完成形である。
 カツオノエボシなんかは人間が勝手に見た目で『クラゲ1匹』として数え、自己転写の感覚でイチ個体相当の人格意識を見出して眺めてるだけ…ってことなのかも知れない。

 体内通信網トランポリンを俯瞰し、そこで飛び交う通信状況を録画し、その映像ストックをデフラグ交えながら整理するという、個人枠内での最上位情報処理の意識階層がとりあえず脳みそにあるとして、実はそこが人間に限って特段に優先されているのではないだろうか【628】
 言い換えれば、人間ひとりのくくりを生物イチ個体として制御するにあたり、やたら脳=人格意識階層の我が強く独裁的なのだ。
 生物は進化の過程で脊椎と脳を形成したことにより、自己保存を毎度の出たとこ勝負にせず、通り抜けた経験を情報にしてノウハウ蓄積すると共に、そのストックを偶然まで交えて情報同士で組み換え、その成果物たる情報から新たな応用行動を試すところまで可能にした。
 これは環境変化への適応を劇的に加速し生存確率を上げる手段として格段に有利なはずだが、人間に限っては変遷する文明社会の要求事項が自然の生存原理と乖離してくる問題に行き当たる。
 自然界なら内臓意識の訴えを自然に聞きながら、人格意識が立場をわきまえて全身を協調させていたものが、文明価値に目を眩ませた人格意識が、生物イチ個体としての健全な生体稼動をないがしろにして『人の言うトクへの執着が捨てられず、心の底でダメと知りながら』自滅に向かってしまうのである。

 個人単位がこんな失調の仕方をする以上、大勢が集まった社会組織にもフラクタル拡大視でその傾向は顕れる。それが今日の日本国の現状なのであり、ならば『末節意識の優先度を高くする』のがその解決策だ。
 但し注意すべきは、末節意識だから必ず人格意識よりも正しいというものでもない。スギ花粉なんて別に疾病の原因にもならないものを『徹底的に駆逐すべき厄介者』と短絡的に判断し、必死でなだめる人格意識を無視して過剰攻撃するから、アレルギー症状に悩まされる人がたくさんいたりもするワケで。

 よって、小市民的社会活動の最前線たる末節階層から丸々日本国政全体を司る中枢階層までの間をフラクタル階層別に何段か刻み、小回りの利く末節側から、『意識』だけに頼らず『実験』で最適解を決めては拡大展開していく構想が成り立つ。
 末節の最端部となるATCアイディア創出センターの会議スペースや実験場でまず検討、ここでメのある案は夢洲人工島ラボおよび郊外ゴーストモールで現実化トライアル、概ね社会実作動に目処が立ったら大阪都特別4区と適宜に東京23区でも並列で実用化チャレンジ。道州制を介してこの単位を日本各地に普及させ、日本国の総観的な国家像のモニターと適切な制御操作を狙う【704】~【709】
 大体こんな青写真の社会設計思想を念頭に置いて、立法・行政・司法の各機能を議会制民主主義式ロジカルに設計していくのが良いと思われる。もちろんフラクタル階層別に区分けし、各々の分担負荷と他階層への影響力は平準化を工夫したい。

 あいて、せっかく柔らか系に振ろうと思っていたのに、冒頭ニセ統計に使い過ぎて失敗したか。まあフラクタル生命原理的に現状の危機感も解説できたので良しとするか。だからこそフラクタル生命原理的にこの悪さを改善したいという、将来コンセプトの方向性も再度併せて整理しときました…っと。
 今般、従来なく事情をよく理解した国民の目に晒された国会だと思う。必ず現実が続く。
 諦めずにお願いな、野党たち!声援を送るとともに心より感謝する。どうもありがとう!
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