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【706】巨大な知的新生物の創造主 [ビジネス]

 今年最後の更新となった。振り返って、結構タイヘンな一年であった。
 この師走をもって満6年を経過したステロイド離脱は、まだ完了しない。もっとも、今や温泉やプールに行ったとして、完全に大衆そのイチとして誰にも気にされないレベルにまでは到達できた。やはりというか骨や内臓および神経のコアな部分に、どうにも何が起こってるのか不透明な変調を感じるのがネックだが、残期間がどのくらいかはともかく身ひとつ完動体のジブンが視界に入って来たような気がするぞ。
 まあ今では恐ろしい違法薬物とされている覚醒剤も、その弊害が判明するまでは活力剤のような位置付けで市販されていた訳だし、そう考えると私はあながち不運を訴える立場ではないのだろう。ともあれ医学の恩恵にあやかる判断はあまり軽くせず、自前体力の自己完結を基本と信ずるのが吉である。

 で、前回の吹き抜け1階フロアに設置する宇宙戦艦ヤマト式・床面ディスプレイ会議スペースの話に戻るのだが、これはそのまま、身体じゅうの各器官同士を縦横無尽に結ぶ通信網トランポリンの交信風景を、脳が見下ろしながら録画する人体情報モデル【628】に重ねて考えられないだろうか。
 会議スペースではもちろん完成度の高い情報処理が自律的に飛び交っており、一方そこの頭脳たちとは違う立場の、高所からの視点でそれを見て思考する別の頭脳がいる。この高所視点も吹き抜け上層各階のあちこちに散在しており、さらに高所視点同士も会議スペース現在進行中の景色をお題にして、会議スペース討議の現場とまた違う次元の討議を繰り広げている。
 文字通り深層高次元構造であり、建設的なハプニングが起きやすい。高所視点がハタ!と思い付いたら、そのアイディアを持って1階討議に乱入だ。

 人体情報トランポリンの概形を元にこの業態モデルをひねり出した時、今度はこの業態モデルの想定作動シーンから逆にフィードバックを戻して、人体の身体末節と脳ってこんな関係で相互通信しているのではないかと考えたのである。これがそこそこ当たっているなら、ATCアイディア創出センターはアタマ良くて元気いっぱいの巨大知的生命体に育ってくれるのではないだろうか?
 こんな場所でうまく機能できる人間は、内的に階層情報処理を感じてそれを上手く切り回す『ジブンの使い方』を覚えるだろうから、そうなってくると放っておいても組織運営に考えを巡らすのが大好きになり、自発的に『組織を整備する代表ポストに就いてみたい!』と手を挙げるまでに育ってくるのではないかとも思う。
 将来、大阪都特別4区の区議会議員に育つ者が出て来るだろうし、必要都度に出戻ってもOK、こうして世代交代まで含めて大阪都政の継続性が実現すれば、まず第一段階の成果として悪くない。

 身体を一括支配する司令塔としてのアタマがいて、そいつの至上命令に末節が従うという作動モデルは、人間として生物として不自然だし、故にその能力が低いという話はした【611】
 御覧の通り上記の業態モデルには、人や情報の交通整理役および、みんなが深刻に意気消沈するようなトラブルを起こさないよう目を光らせる、コーディネーターやメンターの役はいて良いが、権限を傘に着てウチワ偏重の主張を通すような役回りは一切お呼びでない。
 なお新参クンには、ほんの基礎知識となる情報単位を各自に習得させるための講習の受講と、あとは1階ででも上層階ででも、一緒に語り合って面白おかしく本人の思考を後押ししてやるコーチングがあれば十分だろう。エライつもりの古株がぐちゅぐちゅ余計な指図をするような事態は、むしろ少々大袈裟にでも絶対に避けるというルールを徹底しておかねばならない。

 そうそう、夢洲にタワービルを建設する構想が先日報じられたが、きちんと投資回収できるよう規模や仕様を熟慮する必要は再認識するとして、高所から夢洲人工島ラボYAILを目視で俯瞰する設備は何かあった方が良いと思う。やっぱり目前で巻き起こる現実を、ありのままにスケール大きく、自分の目で直視するのは思考検討に重要なことだ。

 ここで突然、私の乗り物体験自慢の隠しネタである『ホバークラフト』を引張り出そう。
 海上輸送に使われるのが一般的だが、船体底面に発生させる空気圧に乗って海面から数センチ浮き上がって走るため、海につながるスロープからそのまま地上に這い上がれるのだ。かつて日本の何ヵ所かに定期航路があって、私は確か家族旅行で訪れた愛知県の蒲郡で乗った。
 観光には生憎の悪天候だったその日、小学生だった私が『乗りたい!』と提案し、恐らく自分も乗りたかった父がこれに応じて、母と姉のオンナ二人が哀れな道連れにされた。
 バスのように一室キャビンの前端に運転席があったものだから、オトコどもは大喜びで目線釘づけである。浮上用ファンが廻り出すと、陸上で萎んでいたスカートがみるみる張って、やがて接地感が無くなった。しかし騒音はやかましいでは済まないほど酷く、あんなレベルでよく旅客就航させたものである。
 4本並んだワイパーが好き勝手なタイミングでせわしなく窓を拭くその向こう、曇天のもと拡がる強風の荒海を次々と乗り越えて突っ走る光景とダイナミックな乗り心地は忘れない。ま、『海のトリトン』のオープニングを楽しみに観て育った世代ですから。

 さて、何故こんな話をしたかというと、今の時代ドローンにスカートを取り付けて、ホバークラフトから必要都度に離陸・離水して飛行できる乗り物はできないかと考えたからだ。
 前にも書いたが『空飛ぶ自動車』は原理的に効率の良いものではなく、何より飛ぶ以上は落ちるだろうから、まずは落ちてもそれほど重大な事故にはならなそうな海上から試してみてはどうかという提案である。
 ホバークラフトは運行形態が海上交通となることから船舶のカテゴリーに入れられることが多いが、浮上して走行するその構造はむしろ航空機に共通点が多い。これなら機械設計として飛行機能と矛盾が少ないし、超低空向け小型航空機として飛ばすなら少々風がきつめでも平滑で、墜落しても衝撃の少ない海面上を飛ぶのが安全で速いはずだ。
 間違えて落ちても、大阪南港・北港からせいぜい関空や神戸湾岸あたりを飛ぶなら救助にも迅速に向かえるだろう。河川に沿って遡上すれば、水都大阪の新交通トライアルとしても面白く使えそうだ。
 誰か好きな人、ドローンをちょちょいと改造してそこらで試せませんかね?地面海面を這いずり回った瞬間、水平方向の推力ファンと操舵デバイスが必要になるが、旋回式のダクトファンを四隅に並べるとかすれば結構いけんじゃね?いい加減過ぎてダメ?

 年末年始ぐらいギスギスした内容はちょっと置いといて、2025年あるいはその先を目掛けた、良いコトを起こす直近ワンステップとして役立ちそうな話にしてみた。何だかちょっとでも良いコトありそうな、良いコト呼び起こせそうな予感を覚え始めていただけたなら、今年もここに情報を投じ続けた甲斐があるというものだ。

 このハナシはまだまだ拡がる。
 …で、今回は『皆さま、良いお年を~♪』でシメるというオチなのであった。
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【705】コスモクリーナー目指すガラクタ宇宙戦艦の航海プラン [ビジネス]

 大学4年生の研究室時代、私は機械系だったのでスイッチを落とせば実験装置は止まった。一方そうはいかないのが金属工学やバケ学系の連中である。
 ケミカル反応はキホン人為操作で加減速させられないし、その途中経過も何が起こるのか目を離したくない。当時は常温超伝導が話題になっていた時代でもあり、それ系の研究室に遊びに行くと、床に寝袋を脱ぎ捨てたまま研究に没頭している学生の姿が珍しくなかった。

 この機会にちょっと横道で、常温超伝導の解説を挟んでおく。ある種の物質は、絶対零度=マイナス273.15℃【425】にあとひと桁℃まで迫るぐらい冷やしてやると、電気抵抗が急減してゼロになってしまうことが以前から知られていた。電気抵抗ゼロといえば、それだけで応用先が無限に思いつけそうなのはすぐ判る。
 ただ絶対零度近くまでモノを冷やすというのはタイヘンな手間やコストがかかるため、超電導コイルなど実用例があるにはあるが、そうそう一般的には普及させられないでいた。

 昭和の終わり頃、特定の化合物においてそれまでの常識を覆す高い温度…とは言ってもマイナス2百いくつというレベルではあったのだが、それにしても画期的な高温で超電導となることが発見されたのだ。これにより、何だかよく解らんが絶対零度近くというのが超伝導の必須要件のひとつっぽいと思われていたのが、もしかして探せば常温で超電導となる物質が見つけられるのではないかと一気に研究者たちが色めきたったのである。
 早いハナシ、いろんな素材物質をいろんなプロセスで混ぜ合わせて、電気抵抗を測定しながら冷やしていくという実験になるのだが、これが世界中の企業・学校を始め研究機関で大流行し、どれだけ高温で超電導現象の確認に成功したかの激しい競争が繰り返された。

 よって、学生たちは研究室に文字通り住みながら、原料素材を微粉末に擂り潰したり、均一に掻き混ぜたり、腕ずくで突き固めたり、高温の炉で焼結させたり、そのほか何を使ってどう捏ねくったかは知らないが、とにかく日夜そんな作業に入れ込んでいた。
 そのまま振り返った位置にある実験テーブルにはカップラーメンの容器が重ねて放置され、雑誌や酒瓶もあちこちにゴロゴロ…というのが、まあ当時の理系バケ学研究棟の『あるある情景』だったのだ。

 我々機械系は、研究対象に引きずられて昼夜サイクルが狂うということはなかったのでもっと常識的?で、天気の良い日中にゼミや実験や講義の隙間時間ができたりすると、近所の酒屋やスーパーで缶ビールと食い物を調達し、実験棟外壁の保全用ハシゴから3階建て研究棟の屋上に上がって、さんさんと陽の降り注ぐ緊急の飲み会など開催したものである。
 そんなことして転落したらどうするんだと言われそうだが、勉強がちょっと得意な若くて元気いっぱいのバカ学生は誰も落ちないから心配するなというのが正解である。まあ落ちて死んだら自己責任だな。
 もう時効だし、御当人がこの世を後にされているのでバラしてしまうと、その中に助教授が混じっていたのだから笑ってしまう。皆さんは上司やセン公とこのぐらい腹を割れていますか?

 愉快な仲間たちと好きな勉強を好きなだけ追求する場としての大学および研究室があり、そこ起点の発想都度で衣食住もお馬鹿エンタメも自由存分に派生させていく。実に理に適った昭和最高学府の実態である。
 大阪南港の巨大な近代廃墟をこんな感じに転用できたら良いのに…と考えたのが前回だ。

 大規模な吹き抜け構造は、気温差による鉛直方向の対流運動を許してしまうため、内部空調にはどうしても非効率が拭い去れない。上層階が暑く下層階が寒くなるため、各階各所で局所空調を工夫するとか、できるだけ強風を発生させないよう気を付けながら攪拌を加えるとか、何かと面倒だ【395】
 だが寝袋ひとつやテントひと張のフリーアドレス建屋内でずっと暮らすんなら、寒がり暑がりが各自好みの温度環境を探しながら面白く住み分けるのではなかろうか。また吹き抜け建屋は通信の相手となる『対岸』があり、その上下にも空間の拡がりがあるので、看板を出せばかなり大勢に読んでもらえるし、音を出せば良くも悪くもみんなに聞こえる。せっかく吹き抜けちゃってんなら、それを利用してみよう。

 ところで宇宙戦艦ヤマトの乗員たちは、床全面ディスプレイの上を歩きながらイスカンダルへの航行プランを討議していた。あれってカッコいいし、機能性に優れてたりしないだろうか。
 例えば吹き抜けの1階にでも市販のディスプレイを碁盤に敷き詰めて支持強度のある強化ガラスで覆い、ここで都市計画や社会実験のディスカッションができれば、リアルに宇宙戦艦ヤマトごっこが可能と思われる。
 最新の凝った3D建築CADなんか不要、そこらへんの会社でお払い箱になった10年前のパソコンに、多色ワイヤーモデルが組める程度のCADソフトでも放り込めばコト足りるだろう。やってみたら案外使いづらくてダメだったというパターンが怖いので、小さく始めて面白かったら増やしていくのが良いと思うが、床上の人口密度は低く抑えたいから小さ過ぎはイカンな。
 強化ガラスはどっかの展望台や水族館で使った中古品なんか無いのかなあ。少々キズがあったところでその方が気を揉まなくて良いし、普通に見えりゃ別にいいじゃん。ディスプレイもパソコンもソフトも型遅れの市販品で十分、いや4Kや8Kの高画質でなんかなくていいのでサクサク動いて欲しい。ホント最近の重くて扱いが煩わしいばかりの画像データには辟易だよ。

 上層階から討議進行の全体像を見下ろしていてひらめいたヤツは、例えばちょっと丈夫な透明板に手早く厚紙なり透明のカラーアクリル板なりで直方体や円柱の建屋模型を作って貼り付けて人工島の1ブロックを仕立て、それを1階に持って駆け降りて、床面ディスプレイの上に重ね置きさせてもらって討議に乱入だ。太陽になるスポットライトひとつ用意しておいて照射角や色味をいろいろ変え日照と景観の参考にするとか、周囲にミストなりスモークなりのノズルをずらりと並べておいて扇風機を片手に風流れを見るとか、お手軽の思い付きでどんどん試しながら構想が拡げられるのではなかろうか。
 そうそう床面ディスプレイとは関係なくなっちゃうんだけど、遊び半分に全ノズル噴射で床面ディスプレイのぐるりを囲む白煙の壁面を立て、中からプロジェクションマップ撃って外からどう見えるか、逆に外から撃って中からどう見えるか試してみたいぞ。館内一斉の通達手段としてどうかね?
 こんな感じでいろんな模索行為が創出できる『アイディアお祭り広場』はあって良いと思う。

 床面画像を夢洲人工島ラボYAILの平面図、大阪都特別4区の交通路線図、ときに東京23区の人口分布図や日本列島の7月降水量マップなど次々と切り換えながら組織フラクタル社会実験の創案テーブルとして起動させるなら、この程度のあり合わせ装置で始めてみるのが良いんじゃないかと思った。
 若い人たちには、自分たちの暮らす社会を俯瞰しながら歩き回って、最適解の段階スケールアップ工程を考えてみたくなったりして欲しいんだが。
 今の若者たちが宇宙戦艦ヤマトで喜ぶかどうかイマイチ心配なのだが、こんな空間で発想を膨らませ知恵を出しながら社会を観察し、課題設定し、方策検討し、実験検証を経て次なる模索にかかる。これからの社会運営=政治は、こんな形式にするのが国家繁栄の可能性を見込めるのではないかと思う。

 ここは読者層の質が非常に高いので、勘の良い方は気付かれてるかな。こういう時空間でクリエイティビティ溢れる暮らしに楽しみを見出した人間はカネなんか欲しがらない。そう、この最先端アイディア創出センターが実現するのなら、ベーシックインカムのトライアル導入も可能になると考えている。
 ずるい利権のウチワ贔屓にばかり執心してカネしか欲しがらない、そんなことしてようやく持ったみっともないカネで内向きに威張って我を通すぐらいにしか人生の満足感や生き甲斐を見出せない惨めで劣悪な老衰個体が、邪心で思いつくような議案を採り上げ私欲都合で論じるような政治だから、こんな内情崩壊・渉外ナメられ放題の惨状になった。
 平成の元号を間もなく終える日本国は、大掃除が必要な時期を迎えているのだろう。

 若者たち、『昔は良かった』の昭和懐古で悪かったけど、こういうのって興味持ってくれる?
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【704】別世界構築の実感共鳴プレゼント [ビジネス]

 北米ナッシュビルに『オプリーランド・リゾート&コンベンションセンター』というホテルがある。
 その名の通りリゾート宿泊で普通に泊まれるホテルであり、いっぺん泊まってみたいと思いながら当面のところ叶っていない。その昔一度だけ現地スタッフたちと冷やかし観光で訪れたのみである。ただのホテル…ではない。

 とにかくデカいなんてものではなく、日本の都市部の住宅地なら『何丁目』くらいの広さは軽く収まりそうな規模だ。概容としては建屋の長手方向を一片として、中庭となる多角形を囲みながら描き足していく形だと思う。中を歩いて眺めた視野からだけでは見当もつかない。
 まだ二十世紀の頃のことなので記憶が怪しいのだが、まず一辺となるこの建屋が大概にでかく、その建屋の真ん中を吹き抜け高天井の廊下がぶち抜いており、その両側に点在するドアから入ると、そこから奥が一般的なフロア分割の宿泊施設の部屋割り構造になっている、そんな感じだったと思う。

 この吹き抜け廊下がまたどえらく広く、小学生が校庭でやる遊びと体育授業の全ては悠々可能じゃないかと思った記憶がある。このスケールながら重厚感のある格調高いクラシカルな内装のホテルで、平日の人の少ない時間だったこともあり『目前の光景が信じられない』非日常感は強烈であった。
 で、勝手知ったる現地スタッフの一人に先導され、我々一行は吹き抜け廊下から宿泊施設エリアに入るドアをくぐった。
 宿泊客のプライバシー維持のためか、廊下の筋ごと小まめに両端を厚いドアで区切られており、それを次々と開けながら進んで行く。視界も音も途切れるので、はぐれたら一巻の終わりである。ビミョーに怖い。
 もしかすると既に外の世界が消え失せており、この薄暗いホテル内部の世界が無限に広がっていてもう元に戻る術は無く、我々はこの世界だけで生きていくのだとしたら…などと考えてしまう。今なら、何かのゲームでありそうな設定だけど。

 こうして明るい空間に顔を出しホッとするのだが、実はイケナイのはこの中庭の方である。
 幾つかある中庭は全て頑丈な骨組みを組んだ天窓で覆われており、なんと丸ごと室内空間になっているのだ。樹木や草花が普通に生い茂っていて、川が流れて橋もかかっており、密林アドベンチャー(?)の遊覧船まで走っている。この閉空間を囲う壁面にはホテル宿泊室の屋外バルコニーテラスがずらりと並んでいて、これらそっくり全部が空調の効いた雨風を知らない世界なのである。???…っ、ウッソ?うっわあああ~。
 再びイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』を脳内再生しながら恐怖のホテル次元空間を通過すると、また別の中庭がひらける。そこには大きな円盤に乗った回転床の展望カフェがあり、そこの地ビールが美味いそうなんだが不覚にも飲み損ねた。
 もう何がどこにあったかも忘れたが、滝はあるわ巨大噴水ショーまでやっているわのイカレた時空間である。屋外と屋内を裏返したようなあの衝撃、機会があったら是非とも体験しておかれたい。終始『どわぁ~!』『ぬわぁ~!』『ぐわぁ~!』ばかり繰り返す私に、現地スタッフが”Yeah, almost a city!”と笑って振り返った瞬間だけ、今もよく憶えている。火星の人類居住区ってあんな感じになるのかねえ。

 さて。日本に話を移そう。
 大阪の夢洲人工島ラボ=Yumeshima Artificial Isle Lab.=YAILの話だ。

 大阪府咲洲庁舎のすぐ近くには、結構な大きさの展示会場スペースを備えた『大阪南港ATCホール』というのがある。ビフォー橋下改革期の日本最悪の大阪流ハコモノ市政、その負の遺産のひとつである。
 たま~に展示会や会合で訪れることがあるのだけれど、その異常きわまるレイアウトは解りづらいの一言で済まされるものでは到底なく、迷うたびイライラの境地が建屋設計者に対して本気の殺意を抱かせる。いつの日か対面で会うことがあったなら、4の字固めをかけ鼻の穴からムヒのチューブ一本搾り込んで殺してやりたい。
 恐らくは投資回収が要求する高額すぎるテナント料と、不便でなかなか行きにくい立地条件の悪さから、大きな吹き抜けを持つ斬新な近代建築なのに入居率は芳しくないと見え、ぱっとしない公共事業関連の外郭団体らしき事務スペースが目立つ。かなり以前から、周辺一帯がコスプレ愛好者の聖地になっており、特に地下駐車場は廃墟ステージのセットとして重宝されているのだそうだ。
 いかに『府よりも贅沢なモノを造ることが目的』の無駄な放蕩ハコモノ設備を造ってしまったかの証拠のようなハナシだが、要はパッと見で明らかに都市開発を大失敗しており非常にもったいない。

 これを、夢洲ラボ=YAIL社会実験の最先端アイディア創出センターに転用できたら面白いと思うのだが。
 アタマ良い若者が寝袋ひとつ持ってここへ来れば、そこらへんで寝て構わないコトにするのだ。プライバシーが守りたきゃテント持って来い!…って、確かATC内のどっかにキャンプ用品店が頑張ってたんじゃなかったっけ。だったら、そこで調達できるじゃん。コンビニも複数あったと思う。
 バカな大人のせいで経済的にしんどくなった若者でも、賢くてやる気があれば雨風しのげて助け合って暮らせて、仲間がいっぱい溢れた自由な空間で『世界一良い社会を試すには?』と昼夜を分かたず好きなだけ悩めるようにしたい。

 さすがにこの屋内でメシ食おうとして火を起こすと火報が鳴ってスプリンクラーが作動しエライ事になってしまうので、調理したいヤツは海側に出て支度し、停泊している『さんふらわあ号』のお尻でも眺めながら存分に腕を振るえば良かろう。何しろ真ん前は植え込みとベンチを備えており、そのすぐ先は港の桟橋だ。御相伴に預かりたいヤツは、みんなの度肝を抜くアイディアを辻説法ならぬ辻プレゼで披露して仲間に入れて貰うも良し。中も外も、どれだけ飲んで騒いで激論しても他から苦情は来ない。海も空も広いぞー!
 すぐ北隣は夢洲人工島だし、その先には北港ヨットハーバーもある。精神分裂症としか思えない自動車税制の異常改変案で混乱の極みとなり、少なくとも当面のところ『いつ買えば良いんですか?』『もう買わないのが良いんだよ』状態になっている自家用車なんぞ置いといて、四級船舶のステアリング握った方がひらめくかもよ?

 おっと、もう結構な分量になっちまったか。続きは次回以降に。
 若い人たちには、まず本構想の具体的空間をイメージまでしていただければ十分かな。ぶっちゃけ大阪を東京とリンクさせながら、夢洲人工島でラスベガスの良いトコ採りなどしたいワケなのだが、その案出しが知財オプリーランドとも言うべき『ひと昔前の大学研究室』になっているというコンセプトである【649】

 ボケ老人がやらかしたガラクタ遺跡を前にクサるヒマがあったら知的エンタメ化を考えよう。
 若い人たちが次の時代の社会を面白おかしく悩んで試して、発展させないでどうする?
 日本に生まれて日本人である事実を、地球上で一番のラッキーにするのは自分自身だぞ。
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【703】内弁慶のお付き合い相関図 [ビジネス]

 どうにかこうにか大嘗祭に計画変更が始まったと見受ける。正解、いや日本国の義務だ。
 私のような石ころ下民ごときが口を挟む事ではないが、元がバブル期まんまの22億とおいくらかだったんだから、そこから日本国民の誰が見ても皇室の御意向に沿って身の丈相応にきちんとやり直されたと納得できる決着が、いずれ日本国内に広く知らされて国民が納得し世論が落ち着くはずである。

 何しろ日本経済はいま大ピンチなのだ。今に始まったことではないのだが。
 今年の漢字は『災』だったが、今年と言わず震度7二連発のあと豪雨に見舞われた一昨年の九州被災地でさえ、まだまだ復旧が進まず『日本人が安心安全な日本国で暮らす平凡な日常生活』を取り戻せていない人々が大勢いる。今年に入ってから立て続けに西日本を襲った一連の自然災害においては何をかいわんや、あちこち未だにブルーシートだらけで修理の目処さえ立たないお家も多いようだ。
 誰がどこからどう見てもリーマンショック級がどうたらこうたら以前の緊急事態であり、国力を最大限投じて被災ダメージからの国力回復が必要な局面なのである。

 その昔、まず景気を回復させて日本経済の余力を養って、それをしっかりと確認した上で消費税率を上げるという、至極真っ当な構想が語られた時期があった。これは政策と呼ぶべきものではなく、ただ経済原理に逆らわないとすれば、この順番しか無いという常識的な認識を共有したものだ。
 だが何しろ現・与党は絶望的な無能の群衆である。他力本願の景気回復に助けられて喝采を浴びる妄想だけは脳天気に描いていた反面、実効力のある国家生産性向上策は何にもやれなかった。
 ここに、これまた経済原理をさっぱり理解できない無知無能の役人組織が『市場にカネをばら撒けば景気は良くなる』という、どう考えても失敗しかあり得ないトンデモ作戦を立てた訳だ。
 社会組織の生産力が成長していく過程で、社会空間に物品やサービスが増加していき、これに呼応して市場に流通する通貨量が増えていくから『好景気』と呼ばれる循環が発生するのであり、ただ市場にカネをばら撒いても、通貨量増加にまつわる一部の指標値が相応の傾向を見せるだけで、それ以上のコトは起こらない。当たり前だ、若い人たち解るね?
 だいたいが数字描いた紙だけ増やして良いコトあるんなら、誰も苦労はしないのである。

 ところが社会での価値交換を真面目に考えられないアホで欲深な大人が、この一時的で限定的な指標値を見て本当に景気が良くなった=きちんと問題を把握し効果の見込める努力を確実に積み上げることなく、まるで運任せのように経済が活気づいたと勘違いし、ダメノミクスの『ダメ』に気付いて確信するまで随分と時間がかかっちまったってことだな。
 この『経済痴呆症』はバブル景気がもたらした最大の弊害であり【105】、こんなもの知らない今の若年世代の方が、人生スパンで考えれば賢く無理なく幸せな経済欲求メンタリティで暮らせていると思う。
 ともあれ、『いざなぎ景気を越えた』などとオツムの足りない寝言が流されようが、景気が好転する理由も無ければその実績も無いのが現実である。だから真の景気対策に、これから着手せねばならない。

 さらに昨今、自由競争を日々戦う民間企業の活力に影を落とす事件が増えている。
 とりあえず事業内容に不備があったならその処置はきっちりやるのが当然だし、そこに遠慮は不要なのだが、市場経済を支えるイチ要素の機能には悪い影響が出ないやり方を慎重に考えないと、元々から景気回復操作が何ひとつできていないところへ次々自爆でトドメを刺している感じである。
 経済最優先です、ワタシがリーダーです責任者ですと調子の良かった世襲の馬鹿ガキ、トンチンカン現場判断のやりたい放題には何のコントロールもできなかったということか。これじゃ国会で穴だらけの税制や移民法案を問い詰められて繰り返した『指示します』『対応します』の場当たり逃げ答弁も、先行きが決定的と言わざるを得ない。
 もう日本市場で圧倒的な収益力が続いているのでもなければ、常識的な外資系企業は日本からの撤退計画の工程表を引き始めていることだろう。いきなり要職を拉致監禁し、弁護士も呼ばせず執拗に無駄な拘留を長引かせる。バカ高の法人税を持って行かれてこれでは、商売あがったりもいいところだ。こんな気色悪い経済圏、特段の旨味でもなけりゃ畳むだろフツー。

 国家運営機能を横断する犯罪者組織が殺人までやっていて、その追及が強制的なウヤムヤ迷宮への押込みで公然と見過ごされる一方、こと相手が民間企業となると根拠がいかにも不明瞭なまま、世界じゅうの人目も憚らず国家権力の誇示ででもあるかの如く横車をまかり通させてしまう。欧米式合理主義で自由競争市場を生きる経済人からしてみれば、大陸や半島とまとめてセット扱いで『あのへん一帯はビジネスパートナーには向いてないね』といい笑い者にされていることだろう。情けない限りだ。

 かねてから高すぎて海外企業を遠ざけていると言われている日本の法人税だが、今のこの様子ではいくつ下げるという検討も始められない。何しろ『必要な税収いくつに対して、どれだけ足りないのか』の計算ができないからだ。
 日本国財務が莫大な負債を抱えているので、まずはその返済が必要なはずだが、この自爆テロ非国民政権は間違いなく返済意志が無い。つまり返すカネなんぞ、こいつらハナっから必要とは思っていない。だからだが、御覧の通り消費税率ひとつをとっても、別に10%に上げる必要なんかさらさら無いのは一見して判るだろう。軽減税率という超巨大無駄公務の新設がこいつらの本当の至上目的だからな【349】【399】【431】
 もう当初にパッパラ調子こいて吹聴していた『経済最優先で景気回復、その経済体力に基づいて増税』の原理は完全にすっとぼけの箝口令になっている。

 どうせ税収の必要額議論を度外視するなら、消費税率を5%に戻せば税額の計算時間が短縮されるぶんだけでも確実に積み上がって時短になるし、国民の消費マインドは結構な盛り上がりを見せ、日銀がばら撒き過ぎたカネは、どこにどんな形で備蓄されているにせよ放出方向に動き、よってマイナス金利などという弊害だらけの緊急財政は即刻中止にできるはずだ。
 こんなもの誰でも簡単に思いつく最善策だと思うが。

 で、とりあえず負債の返済はやっぱりカジノ=IRが起死回生の一手となる。
 さて次回はクリスマス直前だから、若い人たちがワクワク楽しくなる話にしようかね。
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【702】孤独な御一行さまの健康管理 [ビジネス]

 さらに前回の内容から続けてみよう。
 人間の人格意識って、よくよく考えてみたら身体とは随分と『他人』だったりしないか?

 ついこないだ、電車の中で近くに乗り合わせた乗客の会話が耳に飛び込んできた。
  『人間ドックで引掛っちゃって』 『ウッソ?どこ?』 『心臓、心筋梗塞』 『っえええ~!』
 こっそり盗み見ると、決して肥満体でもない中肉中背の女性で、恐らくは40代である。
  『時々胸がチクッと痛いときはあったけど、まさか心筋梗塞だなんて。言われて驚いた』
 どわわあ~それ、あるんですあるんです、今すぐ生活改善しなさいって。思わず喉元までこみ上げる言葉を制しながら聞き流した【110】
 立って歩くのに苦労しそうな肥満体でもなければ、骨と皮ばかりの吹けば飛ぶようなガイコツ標本でもない。いたってフツーの、隣の奥さん風である。だから気付きにくいし、気付いても本気になれないし、『わかってたのに』やられるんだよ。お大事に。

 人間の場合、体細胞ひとつひとつの階層に始まり、臓器や筋肉などの機能要素部品、消化器系・循環器系などの機能系統、胴体や四肢などの概形大型アッセンブリーなど、何を単位として何段の階層構成で描けるのかは知らないが、というか、もしかすると我々が考えて図に描けるほど単純なものでもなく、さらには常にひとつの同じ図でなく臨機応変に変化するものなのかも知れないが、とにかく複数の意識が多層構造になっている可能性が高いのではないかと考えている。

 今のアナタ、文明社会の生活が要求する行動制約から解放されたとしたらどうなるだろう?
 ちょっと都合よく、未開の原野ではなく今のママ通りに、快適な居住環境に包まれ普通に料理されたメシを食って、一風呂浴びて毎晩布団で寝る。ここまで前提として、アナタという人間に宿る意識たちはどんな生活を選ぶだろうか。自分の中の誰が何を言いたがっているか、聞こうとしたことはあるだろうか。

 職場の健康管理でよくある失敗は、『健康を害してまで仕事を優先するのは異常な考え方だから、それを直して健康を優先しなさい』という論法で本人の現状を批判し、あとは改善の実行を全て本人任せにするパターンである。まずまず間違いなく徒労に終わり、『健康診断した上で生活改善アドバイスまで実施しました』の安全衛生管理チェックリストにレ点を記入するための通過儀礼ぐらいにしかならない。
 良いコト悪いコトはちゃんと判っていて、良いコトを『あ、やっぱり良いんじゃん、快適!』、悪いコトを『いかん、何か変なヤバいことになってるぞ?』と、人格意識が実感で認識しないから問題なのである。

 風邪をひいて頭痛・関節痛とか、食中毒で腹痛・嘔吐とか、もちろん怪我をしても痛かったりする訳だけれど、まずこういうベタな外部入力の被害に対しては、末節側のどこかの階層が不快な感覚検知を発信し、人格階層がこれを素直に受け止め、危機感を覚えて即刻回避行動に跳ね返す。イチ生物としての生命維持本能の作動だ。
 反面、ベタでない=例えば自然界の素朴な災厄でない文明社会環境の影響みたいなものに対しては、全然鈍いというか穴が空いたように無防備で、もう末節側は何か検知して対応にも散々動いているのだけれど、それが人格意識の不快感や危機感に直結しないのではないかと思う。
 自分の身体のことは自分が一番よく感じているのは間違いないが、自分が一番よく解っているとは限らないのだ。

 正確に言い直すと、自分の身体のことは自分の末節意識が一番よく感じて解って対処しているのは間違いないが、自分の人格意識がそれを受信して的確に理解し、人間イチ個体の最適解となる行動出力につなげられるとは限らないのである。
 人格意識の立ち位置から末節階層意識ときちんと会話し、生体活動最前線のあちこちで起こっている事態について正確に受信する練習を積み習熟して、それを合理的に行動規範として利活用できる個体が、生存競争を勝ち抜き未来にDNAを紡ぐ資格を得るのだろう。

 例によって上記を社会組織にフラクタル投射して考えるに、その人格意識=意思決定機関は手放しで末節意識=組織員の民意を正確に感知するのではない。仮に優秀な精鋭人材で意思決定機関を組めたとしても、そもそも自分ら組織の末節を健全で快適な状態として作動させ続けるには、避けられない模索と学習のプロセスがあるのだろうと考えている。
 優秀な人材は、『どんな運営が正解か考えて一発で導き出せるから優秀』なのではなく、『覚悟して模索に取り掛かり、目の当たりにした現実を恐れず、臨機応変に合理解を導き出せるから優秀』なのだ。
 今後シンギュラリティを迎えますます不確定性が高まる社会組織の維持発展には、この生命科学的な観点に基づき、賢い模索実験を組んで実直に結果を刈り取るトライ&エラーおよびノウハウ蓄積の機能設定が外せない【697】

 高まる社会の現場最前線からの声に耳を塞ぎ、自分らの勝手都合だけは現実化の見通しもないままデタラメを強行して、遂には強権発動の見せしめデモンストレーションのような埋め立て工事までやってしまう。もう一致団結するつもりもなければ、共存共栄するつもりもない、まさに自爆テロ非国民政権だ。
 その老衰ボケ老人の内弁慶っぷりは今や国際社会に広く知れ渡っており、日本は世界各国に国際交渉の相手として口をきいてもらえないまでに堕ちてしまった。
 いま1億2千万人組織・日本国は、国際社会のバトルフィールドにおいて世界のどの国よりも早く最悪の故障モードで老衰が進み、生存本能が衰え、弱っている様子を周囲から窺われている。

 若者たち、この逆境を2025年には大逆転せねばならない。ならば大逆転しようぜ。
 『いのち輝く未来社会のデザイン』だっけ、なかなか的を射たテーマじゃないの。
 未来社会をデザインするには、人間個々人の生体作動モデルの考察から始めないと♪
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【701】のろまな頭脳労働者のイメチェン動機 [ビジネス]

 国会が閉会したが、とりあえず前回の話題の流れを続けるところから。
 ただの気のせいに終わる可能性もまだ残っているのだが、それにしても『まず体調の上下をおのれが感知した後、その結果として稼働力の上下がついてくる』という順番が標準ではないような気がしている。逆だ。
 調子良く動いていてすっかり安心してたら、あるとき突然検算が合わなくなるなどして、ガツンと問答無用の機械的に緊急停止。おやこれはどうしたことだと四苦八苦しつつ自己診断を繰り返す泥沼にはまり、そのうちふと軽い思いつきで手近な作業を試せる気がして再開してみたら、難なくできてしまう。どうもこの順番くさい。
 癌が見つかった直後、病院で日々検査を受けては緊急処置を施されていた姉が、体調や気分の変化を先生方に先回りで見つけてもらっていたことを思い出す【199】
 そもそもこの意外な順番とその時間遅れの大きさに知識があれば、大事になる前に適切な検査を受けられていたのかも知れない【241】

 だとすると、人間が自分の体調を良いとか悪いとか自覚する頃には、既に良いにも悪いにも結構そっち方向の展開が決定的になっているということではないか。
 何故こんな手遅れ検知が標準作動になっているのかというと、例えば一生涯で自然界では病原体なんかに盛んに体内侵入されるのだが、その都度ある程度は一旦やられておかないと、それを受けて十分な規模と強さの自己防御システムが構築できないからだ、とする仮説が成り立つ。アタマでちゃんと『うわ、こいつはヤバいな』と意識できるくらいにまで自分を壊されて、いっぽう人格意識外ではもう攻防戦が始まっていて、自己防御システムが当該敵襲の特性をしっかり見切り対処法を構築すると。
 後に人格意識は『ああヤバかった、あれはコレコレこういう経緯だったから、今後はこんな知見で気を付けよう』みたいな、人格意識層に持つ行動規範としての自己保存ルールに体験を反映し、その記憶ストックを蓄積して生存確率を上げる。
 この理屈において、最少回数で必要十分な後天免疫力を備えた個体が生き残ってDNAを紡いだのではないだろうか。時間遅れ無く不調に気付き火消しが早すぎると、生物は免疫力を十分鍛えられないのだ。

 『意識』なんてものは、まな板に乗った知覚情報のドカチン連結に機械的に当てつけられるものであり、体組織の細胞単位、細胞で構成される器官単位、器官が組み合わさった消化器系・循環器系などの系単位…と複数構成の階層構造になっていると考えてはどうだろう?…と述べた【695】
 人間一人として思考し、コミュニケーションを介して社会組織を織りなす『人格意識』は、実は末端側に拡がる下位階層=生命活動の前線階層領域の『末節意識』たちに先行されつつそれを知らず、従って宿命的にしょっちゅう不意打ちを喰らいながらエッチラオッチラ勉強するトロい役回りだったりするのかも知れない。不意を突かれ傷つきながら地道に学習し、一段一段パワーアップを積み重ねて生き残るために。

 さて、今回『も』で申し訳ないが、これを日本国組織へのフラクタル適用で考察しておこう。
 移民法案も軽減税率も『社会の仕組みとして不成立』だと、現場=末節意識の訴えが堰を切ったように溢れ出してきているのは御存知の通り。
 そもそも健常時でさえ現状認知にトロい役回りの人格意識だが、これが組織認知症によりトロいで済まなくなって、致命的レベルで他の末節階層と通信・連携できなくなるのだと思われる。協調で成り立つ生命維持が破綻し、このままだと日本国組織は間もなく寿命を迎える。

 さすがにここで国難アイテムに逐一言及するとスペース的に持たないので、ちょいと間をすっ飛ばして今回の結論に行こう。
 『もう決定したんだから変えられません』
 これはウソであり、決めたことは変えられる。

 過去に再三この過ちを指摘して来たが、なかなかどうして日本社会には『やっぱり変わらない』の負の刷り込みが根強く、これが欧米に比べて国内世論の線が細いと映る理由のひとつであるように思う。
 暴力や破壊行為に訴えた非・文明式発言力には転じないよう気を付けながら、場を荒らさない正攻法に徹して根気強く戦い続けるマインドは、いま日本社会の世論に不足しており是非とも強化したいアイテムだ。

 ついこないだ官民ファンドがひとつ『休止』したろう。
 え?休止すんの?民間から招聘した役員9人全員が一斉に辞めちゃった『だけ』だろ?

 ダメノミクスとしては、経済最優先とやらのスローガンを隠れ蓑に民間企業への公的資本注入を拡大し、市場発言力を牛耳る流れは重要な仕込みだったはずなんだが【600】、やけに諦めがいいじゃんか。どうせダメノミクスも残り僅かだし、三流シナリオ大失敗の御破算はいっそ丸々の焼け野原にしてのオシマイを狙ってるってことか?
 まあこんなものやめとくのが断然よさそうなので、正しい処置ではあるんだけどさ。見聞きした受け売りで申し訳ないが、資本金なんと2兆円のうち95%が公費だというから、端的に『2兆円調達規模の来年度公共事業が、これこの通りストップできる実証事例だ』と国民全員で確認しておこうか。

 さて個人的には国会の牛歩戦術みたいなのは大嫌いなんだが、今般に限っては『判りやすく見えやすく、とにかく手を尽くす』という意味で、決して毛嫌いの否定だけに終わらせるものでもないと思った。むしろやってる本人は大変だったはずだし、ここはイチ国民として野党議員たちに『どうもありがとう、お疲れさまでした』と申し上げておきたい。
 法案とはとても呼べない欠陥作文の落書きを『議決の儀式』に次々かけるなど、過渡期ならではのルール違反の質の凶悪化も酷いが、それでも数年前やそれ以前に比べれば、随分と我々国民の関心も高く身近に聞ける議論が増えていると思う。

 その反面、テレビの国会中継がえらく減った気がするのは私だけだろうか?
 主権在民で国会が動く様子をモニターする社会機能、勝手に削減されては困るんだがね。
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【700】いつか見た明暗の向こう [ビジネス]

 気が付けば御愛顧いただき700回、よく続いているものである。
 一応はちょっとだけお祝いっぽく気を遣って、殺伐としない夢の話題から始めてみますか。

 ステロイド離脱で四苦八苦する前から、そして人工知能や人間の意識の所在について考えを巡らす前から、一度ここで話題にしてみるつもりはあった。だがついつい他の話題ばかり取り上げて先送りになり、図らずもかなりの知見を蓄えた上で今これを語る行きがかりと相成ったのである。では、始まり始まり…

 夢の中で何度も登場する舞台設定がある。実に普通の、住宅地の通りがあって家々が建ち並んでいて…という日常生活の背景となる、何の変哲もない街並である。
 ただ、その通りの道路や家はこの世に存在しないのだ。夢の中だけに現われる架空の日常生活の舞台としてのセットであり、夢の世界で振舞うぶんには完全に『ずっと過ごしてきた、いつもの暮らしが流れる場』と意識される。
 不思議なことに、この世に存在しない空間のはずなのに、現実世界の地理に照らして『今いるのは、あの筋のこのあたり』という馴染みの土地勘が感じられるのだ。

 ざっくり地図を描けと言われれば描けるし、憶えている景色を絵にしてみろと言われれば、それも朝飯前だ。たそがれ時の空をバックに八木アンテナの立つ民家のシルエットをさらさらと描き落としつつ、夢の中で小走りしながら振り返って誰相手に何をしゃべったかまで解説できるぞ。
 で、『あーあれは近所のあのへんの出来事で…』と町内の地図を拡げて迷わず印もつけられるのだけれど、そこの現実空間は道路幅も家並もまるっきり違うコトになっているのだ。何故こんなことが起こるのだろう?
 更にもう少し先走っておくと、ある夜の夢で『あ、またこの世界だ』と認識して、『ならば、これは夢だなあ』とも判別して、そこまで解りながら夢の世界で振舞う自分がいたりもする。遂には『これは夢だし、まいっか』的に、確信犯でいい加減な言動をしている自分の人格を傍観していることさえあるのだから恐れ入る。

 この夢の世界の土地勘に関して考え巡らすところはいろいろあるのだけれど、真先に関係性を連想するのはデジャヴ、いわゆる既視感というやつだ。そう、日常を何気なく過ごしていて、ある瞬間『あれ?この景色、見たことあるぞ?』という感覚に襲われる現象である。
 一応は、疲労その他に起因するちょっとした誤作動により、脳が初見のシチュエーションに対して『既存の記憶と整合した』とする架空の情報を組んでしまうため、と解説されることが多いような。

 だが私は、例えば『昨秋の天気のいい夕方に歩いていて、陽を浴びる裏のアパートが目に入った時に、たまたまこの光景を思い浮かべた』ぐらいに既視した日時・場所が詳細に心に残っているばかりか、『その後に、先月これこれの用事で出掛ける道中の電車の中で、もう一度思い浮かべた』『その一週間後、寝る前にまた心に浮かんで、あの光景だなあと思いつつ気にも留めずに寝てしまった』という正確さでリフレイン回まで記憶していたことがある。
 これが後に、その現実の光景に出くわして『あっああー、あの時の、あの光景は今だったのか!』と事後確認の順番で訪れたりするのだ。数えるほどだが私には複数回この経験があり、しかも目に入る光景だけではなく、それに合わせて自分が発する言葉までセットになっていたりもした。何気なく発した自分の声に見覚えのある視覚情報が重なり、『あ、これってあの時の…!?』となるのである。
 つまり既視感を何度も反芻し、その全ての記憶がしっかり刻まれた上で、間違いなく後追いで現実を見ている訳で、たまたま出遭ったその瞬間に架空の記憶が作られるだけでは、この既視感の説明は付けられない。
 もちろん現実に先行して私の記憶が形作られるというのは時系列としてあり得ないので、何だかなあ~不思議だなあ~で私個人の秘かな準オカルト体験談のネタになっている。

 で、自分で思い付いて自分で面白がっているのは、仕事のブレークスルーが訪れた瞬間の『お!こいつでイケんじゃねえの?』という手応えは、立ちはだかっていた障壁の攻略ルートを進む『成功業務フローの既視感』とでも言えそうな気がしていることである。

 これはもしかして、私が過去に経験した成功プロセスの記憶情報が、目前の課題解決にぴたり当てはまる組み合わせで引き出された瞬間、まず生物生来としての反射作動が『自分の処理能力範囲内、イケる!』という感覚を、私の人格意識に先立って起動するのではないかと思うのだ。
 生命の歴史を通じてDNAに刻まれた器官・臓器の機械的反応が素朴に起こり、人格意識というものは実は思うほどゴリッパな論理性プログラムではなく、まるで自分が意図的に決断して行動しているかの如く錯覚しているだけなのではないかという、ここ最近の私の仮説である【608】【641】
 えっちらおっちら具体的作業をイメージしながら成功への道筋を見出していく…なんてのは、人間の人格意識が何か考えてるつもりだけの後付け付帯作業でしかなく、記憶ライブラリーを検索して現実解が揃った途端、もう人は自動的に?課題解決に走り始めているのかも知れない。
 何しろがっつりとこの成功デジャヴが実感もって自分の身体に降臨すると、達成の過程で種々発生する諸課題にも『よおし来た来た!どんどん来い来い!』のノリで、それなりに難関も散発するにせよ、結局のところ本当にあれよあれよという間に片付けられてしまうのだ。

 ここまで考え及ぶと、逆に最初から負けが判っていて、後になってみれば虫の知らせを聞き入れずムリヤリ噛み付いて、本当にずっこけるパターンも思い当たってくる。
 単なる失敗事例まで片っ端からこれにカウントしてしまわないよう注意が必要だが、間違いなくこの『予感ある失敗』のケースは存在する。

 そして今、移民法案も軽減税率も、日本国じゅう記憶ライブラリーを底ざらえにして実作動の現実感がさっぱり持てず、だから法律の機能を持ち合せない穴だらけの欠陥文章を『法案だ、議決した』などと騒いだところで、日本社会が反応しようにもできないでいるのだ。
 まさに『失敗業務フローの既視感』で、国会の作業手順だけ空転しているのが現状である。

 あらまあ、結局は700回記念もこの話題に帰着しちまったか。まあいいや。
 まだ週明けもう少し日があるが、野党たちには生命の原理作動に逆らうような痴呆症自爆テロ行為に対して、手を抜かず公明正大に筋を通し切った徹底抗戦の事実を、しっかり日本国組織の記憶に残して欲しい。
 日本社会にちゃんと健常者は大勢いて諦めず、次の時代の正常作動を模索していくのだと。いずれこれが表面的な国家運営の意思決定に先んじて、組織生命体・日本国に反射動作を起こさせるのである。

 御尽力には心より感謝、いつもありがとう。引き続き応援するので頼む、野党たち!
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【699】フラクタル生命樹形図の描画インク残量 [ビジネス]

 前回に続けたくはないのだが、とてもじゃないがこのまま終われないのでもう少し。
 『御叱責と受け止める』などと、何年がかりで蔑ろにしてきた皇室の御進言に対して、今さら後付け丸出しの慇懃無礼な言い訳を軽々しく放って火消しになると思うこの役人組織の壊れようが、おおよそこの世のものではなくなっている。

 実にぬけぬけと『これをもって大嘗祭に関わる計画・予算は一切変更しない』の宣言とも取れる内容を続けており、要は『皇室から叱られたという構図は認めてやろう、だが役人組織で決めたことは一切変えずに強行するから知り置くがよい』としか読めない日本語であった。
 しかも、少なくとも秋篠宮殿下のお話は『長官が効く耳を持たなかった』と取れるものだったはずだが、今回の声明を出したのは次官ポストである。
 なぜ長官本人が皇室の御指摘にきちんと答えない?皇室直々が発信した、国家祭事の経緯に関わる見解をナメているのか。これ失礼とかどうとかいう問題ではなく、日本社会がハアそうですかと聞き流して終わる問題でもない。日本国で起きてはならない出来事だと思う。

 皇室は『日本国の象徴』であり、宮内庁とはその皇室にお仕えする役所だったはずである。つまり原理的社会として今日に息づく組織生命体なる日本国に御付きして、御世話を施し御用をうかがって執務する、その機能において俗世間の下心とは隔離されたある種特別な役所であるはずだった。
 あほな役人組織の力関係でどんな相対位置になるのか知らないが、どこの役所が何の世俗都合を抱えての公務予算であろうが、こと皇室の御意向を受けた宮内庁の方針となれば、日本国の持てる能力を誠実に尽して現実解を導き出すのが国務であろう。
 それが皇室に聞く耳を持たず、バブル期相当の高額事業計画を国民に隠して組んでいたとは何事だ。日本国民の税金を集めて、国家繁栄を願って祈る日本国そのものにこんな対応しかしない事業所を、現行の人員体制で維持する意味などあるのか。一体いつの間にこんな情けないことになった?

 あんまり穏やかでない表現は使いたくないが、立法・行政・司法に跨る非国民犯罪者組織による国家転覆の自爆テロが、既にただごとでない質と勢いで同時多発しているという証左なのだろうか。
 『日本国の健常者の間でなら絶対にあり得ないこと』が起こるのは、間違いなく組織認知症という老衰に起因するアタマの病気で気が狂ってしまっているからだということで説明はつくが、説明だけつけて済む事態でもなくなっている。正直のところ知恵を使うにも気が乗りにくく、考え進めるにも重苦しく厳しい課題なのだが、そんなことも言っていられない。

 例えば社会生活に支障を来たし、家族の顔を見分けられなくなっていたりする、いわゆる一般概念でいう認知症患者でも、手厚い介護に奮闘する親類縁者や介護職員に向かって、状況を理解しない場違いなコトバを発してしまう場面が少なくない。介護関係者の方々の精神的負担を察するに、心中やりきれず胸が詰まる光景である。
 同じく組織認知症患者は、一応の日常生活をやり過ごし家族の顔を見分けて健常者社会に紛れながら、我慢を重ね気を遣ってくれる社会組織相手に、場違いな『組織性逆行スイッチ』が平然とONになるのだ。
 『生命原理的社会において、ガチで自組織をぶち壊す破滅工作』を繰り返し共存を諦め合い、どこにも未練を残さず最期の気力と体力で社会離脱するためのプログラムなのだから道理と言えば道理である。

 何しろ、遡ってテロ等準備罪法案あたり以降の全部、もう水道民営化法案も移民法案も、それに関わる調査結果を真横に置いてそれを無視し、歪曲というにも根底からかけ離れ過ぎた架空の申告値をでっち上げて法案を組み、不正を暴かれ野党の的を射た指摘に蜂の巣にされながら『議決の儀式』だけやり散らかす異常事態が定番パターンになってしまっている。
 これが、主権在民を謳う民主主義議会制の国家における立法府の姿だろうか?
 別に全員が満場一致であれとは言わない。少数でも最後の最後まで納得いかないのがいて、怒号が飛び交うなか採決されることもあっておかしくない。それにしても昨今の国会は、意思伝達しながら生きる人類の文明とは違う次元の退行的な押し引きと言わざるを得ない。

 奇しくも仏政権が支持率を下げながら燃料税増税を強行しようとしたところ、全国で暴力的なデモが多発して取り下げざるを得なくなったのは報道されている通りだ。
 民主主義を謳いながら、国家組織の意思決定役に就いた少集団が『国家社会の自我』に逆らう自分ら勝手の判断を支配的に決め、それを『国家社会の自我』に強制しようとしたのだから、理に適った結末であると言える。

 しかし私はイチ日本国民として、日の丸と君が代の奇跡の島国【404】において、こんな『主張のパワーバランス』で国事が決まることは好ましくないと考える。
 我々日本人は『お陰さま』『お互いさま』で常に目前の仲間がいてくれる有難さを確かめ合いながら、他国なら内部摩擦に消えていくようなエネルギーも無駄なく国力アウトプットに昇華することができたため、独自の存在感が国際社会で敬意をもって迎えられ、これまで幸せに暮らして来れたのではなかったのか。
 皮肉なことに、豊かな日本列島が我が国を世界トップクラスの長寿国にしたのは良いが、それによって社会問題規模で発症する組織認知症が、よりにもよって真先にこの『組織の民』が成す日本国の優位性を老衰させるものだったのだ。
 泣こうが嫌おうが事実なんだからしょうがない。この生命進化の過程において、今のまま縮小均衡でボケ老人のエサになって終わろうと示しあうなら大和民族は淘汰されてDNA樹形図の一本がオシマイってことだし、それで収まりがつかないなら、若年層を主力に見据えた我々現役世代が新しい道を切り拓くしかない。

 こないだチラと野党の作業現場が映ってるのを見かけたが、大量の書類の山を積み上げて手分けし、現与党・自爆テロ非国民犯罪者組織の不正操作を地道に検出してくれているのには心より感謝する。過剰宣伝にならないよう気を付けて、でもチェックした書類はしっかり映って国民の目に触れる場所に積んどきなさいな、きっちり相応の仕事をやってくれてるんだから。ホントお疲れさまの一言に尽きる、どうもありがとう!
 いま日本国は緊急事態なので、とりあえず完成度の高い代案作成なんか優先度を落として結構、『今この場で狂った大ウソ法案を未検討のまま儀式だけで強行させない。筋を通して徹底的に抵抗を貫く』が大事なところである。悪い事が決まったハナシになるくらいなら、全部廃案でボウズの方が遥かにマシだ。

 日本国じゅう、みんな見ている。年の瀬に大変だが、応援を続けるので頼む、野党たち!
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【698】憤怒のリピート講義 [ビジネス]

 頭に来る話だが、たかが私一人腹を立てて収まる収まらないごとき、どうでも良い。
 大嘗祭に関する秋篠宮殿下の御発言のことだ。

 端的に、秋篠宮殿下の長きにわたる複数回の御進言を無視して、役人組織が国民に隠して勝手に高額経費の公的行事に決めたことにしていた、そう見える。
 いや、そうにしか見えないのだが、だとすると日本国の一大事である。
 畏れを知らないなどという単純なレベルの問題ではなく、この国の役人組織は冗談抜きで完全に気が狂っており、自分の国と向き合う姿勢を見失っているのだ。日本国総出で吊し上げ、今後二度と国家運営の場に紛れ込まないよう永久追放する必要がある。

 大嘗祭については詳しくないのだけれど、殿下がおっしゃるには『皇室の行事』であり、慎重にも丁寧に御言葉を選びながら『時の状況に合わせて、ただの前例踏襲にはしない方がいい』とのことで、要は
  『この度の大嘗祭は、高額経費の公費拠出で行うのが適当なものではない』
との御意向が籠められているのは、日本語で暮らす日本人なら誰もが理解したはずだ。
 もっともどこぞの馬の骨みたいな拝み屋が屁理屈で公金にたかるのとは訳が違うのも明らかなので、普通に常識的な日本人ならナニ教のドコ宗派であっても拘らず、『次の元号のお勤めをお願い致します』と快くお祝いする心の準備はあると思う。
 だが『身の丈に合った』という表現からは、この景気の底なし沼で溺れ続ける日本経済を横目にバブル期の経費を前例踏襲するような一部の歪んだ文化は、皇室から率先して矯正に働きかけたいとするお考えが汲み取れる。

 今日我が日本国は、現代式国際世情の流れにも合わせる形で、主権在民のコンセプトに基づく議会制民主主義の国家運営方式を採用している。国家組織の意思決定を『国民の総意』に委ねようとするものだ。
 だがそれは国家組織という人類文明形態の意思決定フェーズが設定されてのことであり、いっぽう我々日本人が大和民族のDNAを背負ってこの日本列島に生まれ出てくるという事実は、昔も今も変わらない。
 人工文明がロジカルに知的生産を重ねて進化してきた『IQ的社会』の一面がある一方で、日本列島に生まれて暮らす日本人が素朴な生物として充実した寿命期間を過ごすため、老若男女が一定の規律概念に従って役割分担する『生命原理的社会』が存在する。日本列島が擁するこの原理的社会組織の首長こそ天皇陛下であり、中枢組織が皇室なのだ。

 だから『日本国および日本人が、国家として人間としてどうあるべきか』を、嘘偽りのない体現で現人神となって発信し続けておられるのである。これをもって憲法に定める『日本国の象徴』という。
 生物が共生する相手、殊に好意を持って協調する相手の行為をマネてリピート動作することは広く知られている。いつか一生懸命に日の丸振って讃えたら、目で見て、耳で聞いて、肌で感じたその印象を忘れてしまわないよう、いつも我が事にして振る舞われたい。この機能性理解こそ、現代の天皇制の意義であろう。
 いま主力産業は弱体化し経済市場は低迷の一途、これだけ厳しい国難を前になお、科学的視点において我らが皇室は微塵も揺るがずその役割を果たし続けている。有難いことである。

 悠久の時の流れを貫いて、この島に暮らす仲間たちに繁栄をもたらすための実務作業が途切れることなく継承されてきたのだ。その実務作業が国家祭事であり、大嘗祭もそのひとつであり、秋篠宮殿下はその開催にあたって皇室の一員としての御判断を、ずっと関係者に伝えておられた。
 それが恐らくは苦渋の決断として、殿下が『聞く耳を持たなかった』という辛い表現を選ばれるからには、一体全体どんな不心得の未対応放置をしおったのか。日本国民としては、まずその経緯の包み隠さぬ詳細説明が聞きたい。

 さらに私が頭に来るを通り越して、怒髪天を突く勢いで激怒したのは、この事実を受けての腐った古電球のぞんざい極まるザレゴトである。こいつ杭打ち用の玄能フルスイングであの汚らしい黒光り、粉々に粉砕してやれないものか。金輪際見たくない。
  『御説明はしていると承知しており、改めて何らかの対応をするとは考えておりません』
 お前が承知するとか考えるとか、ナニ決定権握ってるような勘違いで口きいてやがんだよ?
 先に述べた通り1億2千万日本国民の先頭に立ち、日本国の繁栄を目指して国家組織の意思統一を図るのは、天皇陛下と皇室にその力があって役割を担う。
 皇室直々の御進言を無碍にして祭事の公共性解釈も議論せず、よりにもよってバブル期の実績値をそのまま来年の計画値にして、既に破綻している日本円経済でまだ懲りずに浪費イベントを強行するなど、許す許さないではなく、あってはならない国家破滅の非常事態である。
 畏れを知らないで済まない国家運営層の発狂だ。世はまさに自爆テロ非国民政権である。

 本来なら何をさておいても最優先で緊急処置が必要だとは思うが、さておく側の作業内容の質が悪すぎるので、今回ここで言及するのはやめておく。
 日本人が日本列島で日本国を運営するにあたり、組織性生物として最も重要な『仲間意識の統率』に関心が払えなくなり、一部の老衰個体がいっとき使い捨てるカネ目当ての方が強行されてしまった。このままではいけない、というところまで確認しておきたい。

 こんなことだから、日本が国際社会でナメられっぱなしになるのだ。
 要はカネ目当ての自分都合をムリ通しするためなら何でもやるような奴等が、この日本で国家権力ヅラして立ち回っているワケだろ?北方領土にしても徴用工にしても、コイツらに果てしなく嫌がらせをかけまくってネを上げさせ屈服させれば勝ち、そんな勝負になるのは当たり前だろうが。
 こんな奴等の検閲に怯え忖度でゴマを擂るだけのマスコミが、あたかも半島や大陸のメンタリティを批判するかの論調でゴミ屑のような空論をばら撒いているが、内向きにどれだけ勇ましく吠えようが、結局のところ外から見たまんまの率直な内情の印象が、各国の対日外交姿勢に反映されるだけのことだ。
 世襲のガキが外交得意?メッキの剥げた使い捨てピエロは破れたサンドバッグに過ぎない。

 ではまたまたの引き続き、日本国民の意志を代表しての敢闘をお願いする、野党たち!
 虚しい会話が多過ぎて気の毒なばかりだが、それでも認知症で狂った老人どもの犯罪が国民に周知されるのは有難い。いつもお疲れさま、ありがとう!
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