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【694】破綻生活お買い上げはプレミアムなお支払いで [ビジネス]

 ど~おしても軽減税率をこの日本社会に植え付けたいゲタ与党、あまりにもバカ丸出しの手なのでみんな遠巻きに退いちゃってる中、もう右も左も見えなくなって現金バラマキに固執する図が痛々しい。
 細かい事情は知らないし知りたくもないが、ナントカ学会の集金力を担う相当比率がマインドコントロールされた非・キャッシュレス=現金主義世代であり、この大事な『カネのなる木』を切り捨てるコンセプトが採用したくてもできないのだとすると、これは思わず笑っちゃう三流コントのようなドタバタ誤算だ。

 買い上げた金額より使える額の方が多いってのがプレミアム商品券だと?
 何がプレミアムって、そういうことかよ。バラマキ政策だと指摘されたので、言い訳がましく売買を装う小細工でもしたのか?
 まあ論ずるに値しないのでどうでもいいんだが、まず偽造券が流通するのを防止するため、早い話が紙幣並の高コスト印刷物にせざるを得ないよな。『数字を書いた紙』としては、カネと同等仕様である。
 要は、お札と柄が違うだけの紙片で、カネと相互混交で流通し、でも『カネより交換価値が高いルール設定になっている』という、なるほど実にプレミアムなニセ現金ということになる。

 なら、それで税金払えることに決めれば良いんじゃん。例えば1,000円でプレミアム商品券とやらを買って、税務署に持ち込めば1,200円ぶん納税できるとか、そういうハナシになるはずだよな。
 まあカネ持ってプレミアム商品券交換所に出向く手間はかかっちゃうんだが、手持ちの紙幣を次々プレミアム商品券に交換して、ただ交換するだけで額面価値を上げられるから、それで税率アップぶんを埋めれば家計の負担増は発生しない。
 いっぽう税務署はゴリッパな価値のプレミアム商品券税収を山と積んでウッハウハだ。現実にならないあほな日本式軽減税率なんか諦めて、ずっとそれ刷っとけよ。

 さて案の定というか、移民法案も勝手な自分ら都合に合わせて、議会の現実認識を見誤らせる目的で調査結果を捏造した犯行未遂案件であることが判明した。
 働き方改革とやらが、現実に合致しない捏造データで導入根拠を偽った不正法案だったワケだが、実にあれ以来、日本の意思決定機関の病巣が何ひとつ治っていないのがよく解る。結局『議決の儀式』で決まった風を装ったまま今日を迎えているが、少なくともその働き方改革とやらまでは遡って全て御破算にする必要があることを、この犯罪者政権が改めて、この度おのずから露呈したと言えよう。
 もうこの移民法案、本来なら審議するも何も国会で話題に出すようなものではなくなっている。学習しない犯罪者政権が仮に『議決の儀式』をまたしても仕掛けたとして、日本国民がそれと見限って眺める中ますます嫌悪感と反感を刈り取るだけが関の山は確実、目当てにしている外国人雇用者からの政権支持率は、報われず全く伸びないのではないかと思う。
 自爆テロの自業自得、骨折り損の意味無し法案だ。

 コトここに及んで、犯罪者組織の作戦としては『外交が得意分野』と言われた過去の栄光にしがみついて、世襲のガキを海外逃亡させては役人がでっち上げた架空の外交成果で華を持たせようとするものだと見受ける。御覧の通り、これももう完全に徒労モードなのだが…

 こんな時こそ我々日本国民が留意すべきは、この惨憺たる高齢化認知症状の国内政情が国際社会に筒抜けであることを認識し、この隙につけ込まれて国益を失するような行きがかりにしないよう『冷静で聡明な日本社会の世論』を見えやすく形成することだと思う。
 直近の具体的には、対露の北方領土問題に手近な妥協案で成果芝居を許さないことだ。

 ここの御贔屓さんには若い人も多いので解説を入れておこうか。
 まず北方四島とは、択捉島・国後島・色丹島および歯舞群島を指す。旧ソ連が1945(昭和20)年の大東亜戦争終結一週間前、一方的に中立条約を破って攻め込んできて以来、現在までロシアの実効支配下となってしまっている【458】【459】
 私が子供の頃の昭和40年代、ソ連は今よりもっと得体の知れない秘密で固められた、対米冷戦政治が支配する、おどろおどろしく暗い貧しい大国のイメージであった。モスクワなど歴史的文化都市の定番写真がたま~に目につく程度で、それ以外のソ連国内の様子は全く判らなかったのである。
 軍用機も軍艦も、盛んに日本の領空や領海を侵犯し、抗議しても非難してもお構いなしのならず者国家という印象が強かった。故障した原潜が警告を平然と無視して領海を横切って行った時は、子供ながらに手出ししない日本国がもどかしく、とても悔しかったのを鮮明に憶えている。まあ今も、すっかりおとなしくなった訳ではないんだが。

 これが1991(平成3)年、秘密のならず者国家ゆえ?それほど判りやすい前兆らしきものも見せないまま、案外あっさりと国家体制が崩壊したのである。当時、私はまだ駆け出しのサラリーマンだったので『あ~やっぱり西側諸国が自由経済を謳歌する国際社会において、閉鎖的な社会主義統治では持たなかったんだな』ぐらいの認識でニュースを見たものだ。
 そしてこの数年後、旧ソ連崩壊後のロシアは自国内の正常な経済活動維持に困窮し、特に極東のはずれにある離島など負担のデメリットの方が大きいとして、日本への返還を検討することになる。
 当時の日本は何だかんだでまだバブル経済の余韻もあったし、北方領土のロシア社会の暮らしは内地からのケアが酷く手薄で貧しく、『こんなことなら日本統治の方が良い』の声すら上がっていると報じられていた。いま思い出しても、北方領土返還にかなり現実味が感じられていた時代だったと思う。

 実はこの頃から既に、日本国内で四島返還vs二島返還の論争はあり、『四島全てが日本の領土なのだから、二島返還のみで決着してしまう可能性などあってはならない』とする主張と、『重すぎる四島返還にこだわるより、まず現実的な二島返還で始めるのが近道』とする主張が衝突し、まあ結局はどっちにも外交姿勢を確定できず失敗に終わってしまった。
 そして今、底無しの右肩下がりで落ち目続きの日本国は、今さら北方領土在住のロシア人たちにアテにしてもらえるほどの生産力・経済力など微塵もなくしている。
 TPPにコケ、半島の北相手にコケ、大陸相手にもコケた全戦全敗の腰砕け一番ピエロに脚色を施し、最後の狂い咲き自爆テロを強いるため、後先を見失ったボケ老人どもが、ロシアに破格の好条件を許して日本の国有財産を引き換えてしまう危うさを禁じ得ない。

 我々オッサン世代は『あの幻のチャンス』の肌感覚を思い出しながら、あの時点から異次元のレベルダウンを喫した今日の日本外交の危機的状況を再確認しておこう。私の言う『組織認知症に蝕まれた老衰ニッポン』の意味が解っていただけるだろうか。

 ああ、ネガティブで断片的な中途半端トピックの羅列でこの分量まで埋まってしまった。まあいいや、こんな回もあるさ。連日お疲れさま、引き続き犯罪者政権の追及を頼む、野党たち!
 いつかミグ25をネタに一回やろうと思いついたのが今回の収穫だな。1976(昭和51)年のある日、マッハ3を出せる東側戦闘機が函館空港に亡命してきたのである。
 面白かったんだぞ、お楽しみに!
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