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【621】球体式戦略思考術<10> [ビジネス]

 恐らく年末年始から喰らっている谷底は抜けたが、その先の進みの遅いことといったら。
 これは非常にタチの悪い病に侵されているのではなくて、私はこのトシで成長期をやり直しているのであろう。

 いま私の体内に余計な化学物質や病原体はいない。ひたすら自分自身を壊しては、安定するまで『ああでもない、こうでもない』と作り直しているのだ。
 そう、『元あった家の屋根が台風で壊れたので、材料持ってきて元通りに直す』みたいなハナシではないのですよ。外力で抑制されていた免疫力は、外力の抑制を解かれて自由のもと復調、一方それに叩かれる体組織はゼロベースで再構築を繰り返し、平衡点を模索する。

 この年末には、まるで耳から誰かが頭の中に乱入して来て、ありとあらゆるハーネスを鷲掴みにして引きちぎり、鉄の棒であらゆる基板を叩き割ってまわったかのような感覚にやられ、ぶっ倒れたものだ。その後、不定期かつ来たら来たでひっきりなしの激しい炎症熱に襲われ続けた。体内通信網、崩壊。
 ここに到って随分とマシにはなったが、やはりまだあちこち壊しては修復工事が繰り返されているようだ。片足の指先が順番に感覚を失っては取り戻していったり、特に就寝中とにかく全身の体内が賑やかなことには驚かされる。

 相変わらず内容の濃い長編の夢には事欠かず、目覚めてすぐに起き出すと忘れてしまうため、敢えて数分間は体を動かさずに、まず夢の内容や就寝中の現象の記憶を辿るようになった。いつの間にか四肢末端の氷点下の冷えは来なくなっている。でも、ぞっとするはする。
 このあたり、専門医の読者さま方でデータ蓄積して統計処理すれば、離脱プロセスの全容が見えてきそうなのだが。敵の姿がつかめれば、作戦も立てられて、チャレンジの勝率が上げられるはずだ。

 でも子供の頃を思い出すに、成長期ってまあこんなもんかな。こんなことにでもならなければ絶対に気付かなかった。若いって良いコトだが、トシ喰ってから若返るってのは大概の重労働ってことだ。五十路を過ぎて『成長期アゲイン』の負担は、きっつい!の一言である。
 完成済みの出来合い仕様をちょちょいと再生するのではなく、こうやって毎回しっかり安定点を模索するプロセスを通るから生物は進化するし、そこで不運な突然変異が起こると癌になったりもするのだろう。今の私の知識があったなら、姉はいち早く肺の異常に勘づけたかも知れない【241】

 免疫力平衡点の構築プロセスは慎重を要する作業ゆえ、平穏で健全な環境のもと時間をかけ回数を重ねる必要がある。
 そういえば昔は子供のいる家は『子供を寝かせるために』9時からせいぜい10時までには消灯していたものだ。夜10時以降は『就寝すべき深夜』とされ、中学生になって試験勉強でその必要性が発生するまでは未知暗黒の時間帯であった。それで良かったのだ。

 かなり以前から真夜中過ぎにも飲み屋で小児年齢層の子供を見かけてしまうが、あれは凄まじくマズいのですよ。
 子供だけを集めた傍らのテーブルに栄養悪そうなエサの皿ばかり並べて、丑三つ時まで平然と煙草くゆらせて飲んだくれるようなバカ親どもに『子供のために健全なタイムスケジュールを!』と呼びかけても無駄だろう。だからまず初夏を起点に、人工島で3時間早朝タイムシフトを試行して、時計が指す真夜中0時を、今フツーの夜9時にしてしまおうと言っている【204】【560】【575】
 人工島にカジノIRを抱合せれば、どうせ不夜城になるから24時間一定の交通アクセスと治安機能を布くことになる。夏限定のタイムシフトでも、開始・終了の調整負荷が少なくて済むメリットは見込めるのではなかろうか。

 社会を上げて、高品質の子供を手直し無しの初回工程で作り込む。『時差Biz』って大人の通勤負荷の改善効果だけで考えてるだけじゃ足りないと思うぞ。
 例えば、やっぱり検討を進めて、カジノと小学校が小さな人工島に同居ってのは現実的でないという結論が出そうだったら、『カジノは大阪vsガッコは東京』で対比させ、それぞれに何が起こるか確かめるってのはどうだい?
 築地市場は店子一時退避・敷地改修後に最終的にまた元の築地に戻すとして、あと2020東京五輪がホントにやれたとして、それが終わっちゃえば2025大阪万博に合わせて豊洲人工島を空けといた方が面白いような気がするんだがねえ。ダメかね?

 成長戦略を狙うなら、『決めた事だから変えられません』の定番の言い訳をまずぶっ壊す必要がある。
 逆だろが。万物の真理じゃあるまいし、宇宙の法則でもあるまいし、人間のナニガシかの都合で勝手に決めたことなんだから、心を入れ換えりゃどうにでも変えられるんだっての。
 もうインチキだイカサマだでは済まない、こんな公文書偽造絡みの不正操作をやるような犯罪者政権が決めたことは、過去まで遡っていったん丸々御破算のゼロベースで考え直さないと、日本国は不治の病に身を沈めたまま起き上がれないだろう。
 まずは国家の意思決定を行う場に置いて、きちんと会話ができない組織認知症患者を一掃するため、『動かぬ物証』を揃えて行きたいところだ。こんな時こそ勢いで感情的に走ったり、慎重さに隙ができたりしないよう重々注意しながら、的確な情報提供と公開を進めていってくれること切に願う。

 今のうちなら、まだ日本国の組織認知症を食い止め、ドタバタ苦悶しながらも若返れる可能性を感じる。
 できるお立場の方々、是非お気を付けて頑張って!
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