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【958】背に腹代えられない先鋒反則技の有効ジャッジ [ビジネス]

 都心で『ルール破ってゴメンナサイ!』と謝る掲示を出して、通常営業に戻した呑み屋さんのことがネットニュースに出ていた。古電球や便所タワシの写真が載ったイカサマ記事と一緒くたに並んでいるんだけど、この呑み屋さんの記事の方はきっと事実なんだろうな。
 そう、このルールって何のため誰のために、どんな根拠で制定されたのだろう?

 ルールというのは、各自の幸福が無作為に衝突しないよう交通整理するための、公共の場における物事の処理プロセス標準書とも言うべき情報体系だ。だから同じ社会空間を棲み分ける者同士、みんなで納得し合って持ち合うのである。
 詰まるところそれが全てであり、例えばルール設定の手順を踏んだからといって、その内容のメリット性がみんなに理解されず誰もそれを納得して順守できないのなら、それはルールとして機能しない。そんなものルールではない。

 ひとつの大きな社会集団の中で、ふたつあるいはそれ以上の小集団たちの利害関係が対立してしまい、そのままでは無駄な内部衝突が多発し続けて収拾がつかなくなる場面は結構ある。だから各々がしっかり意見交換した上で『こう処理することに取り決めよう』とルールをもって、双方そこそこの折衷点で折り合おうとするのである。まあナニガシか決め事となる情報が共有される訳だ。
 だがここで『実地運用に移して、本当に納得し切れているのか』こそが組織運営の成否を分かつ決定ファクターであることを忘れてはならない。当事者一同文句ナシ全会一致のルール設定であっても、いざ現実に直面するとあれこれ事情も心象も違って来ることは普通にある。
 適性を備えた優れたリーダーはこれをよく解っており、結果論として『組織の幸福と納得』が実現しているかどうかを注視し検証する視点で、みんなの気持ちを必ず測定しにかかっているものだ。

 ふむふむなるほど、それって正論だよな…と思うところまでは、あんまり難しくない。ナニか決めたことにするまでは、どうしようもなく焦げ付くことはあんまりない。
 ちゃんと決めて、腹を収めて、その後ももし思いと違っていたら遠慮せずに修正を持ち掛ける。『お互い腹を割れているかどうか』が必要条件となる。そこが難しいのだ。

 ペットの動物たちをもって『家族の一員』と表現することは多い。まあワンコから金魚まで一律同じとはいかないが、一般的な犬猫に鳥あたりの動物系ペットを考えてみるとしよう。彼等は『そこんち一家』という家族組織を成すイチ構成員であり、キホン正直に、自分らが過ごしやすいように日々の生活を過ごす。
 『あ、それいいね』とか『ちょっとゴメンしてよ』とかその程度の日本語すら通じない間柄だが、普通に接していれば間違いなく意思疎通は可能だ。そのウラオモテの無いコミュニケーションをもって、飼い主の人間たちは心の支えとして生きている。
 単純に考えれば、人間同士のコミュニケーションから言語表現による情報精度を引き算したぶん、伝えたいことが伝わらずにもどかしさばかりが募るはずなのだが、そんな尺度で動物たちとの会話・対話を捉えている人はいないだろう。
 どうしても信用し切れない人間とのコミュニケーションには期待しようのない、『彼等は自分に対して腹を割り尽くしており、絶対にウソをつかない』という安心感が、動物たちとのコミュニケーションにはあるのだと思う。

 自分と相手の感情や思考が捻じ曲がらず率直に響き合う仲、みんなそれを求めて生きており、それは人間が持つ言語情報で表現し合う間柄よりも上位にあることが判る。裏返せば、少々手の込んだ情報形式に仕立て、大層な通信ツールで大袈裟に飾り立てたところで、所詮響かないものは響かない。
 初対面でも馴染みでも、疎遠でも親密でも、自分勝手な非現実を押し付ける動機を捨てない限り、どこの誰にも、どんな生き物にも、本気で関わることなど叶わない。いわんや共に組織を成すことなど不可能だ。

 いま我々日本人ひとりひとりは『コロナ死ぬ死ぬウィルス怖い怖い、かかって死んだらどうしよう、すぐ注射打ちたい、死ぬよりマシだから会社もお店も生活の全てを捨てて、もう大丈夫という宣言を待とう』などと思っているのだろうか?
 まずこの問いの回答に不正直が絡んでしまっては先の議論ができない。ナウ現時点で1億2千万人日本人の全員がお互いに胸ぐらをつかみあって、改めて各自に答を問い質す必要がある。
 そこで誠実な本心を正直な言葉で返せなければオワリだ。日本人やめちまえ。

 ではこの私から率先して、改めて真実のイメージを整理して語ろう。
 確か一昨年末『新型のウィルス感染症が拡がり始めたらしい』と海外から着信した時点で、現代国際社会の交通網に乗って日本国にもその危険が入り込んでくる可能性を想定しておく必要があった。だが自爆テロ非国民犯罪者政権は怠けて危機対応をさぼった上に、下民に支配力を誇示するテイで、昨年明けの早々に官房長官のポストから、古電球が国として対応には動かない旨を断言している。もう最初の段階から、無能の慢心で判断を誤ったのだ。
 程なくクルーズ船での感染が報じられたのだが、船は陸地に接岸する訳で、つまりこの時点でもう日本本土に感染源が上陸していたのは確定的であった。もう誰々の人物特定で、感染した本人個別に治療を施して解決する結末はなくなっていたことになる。

 自爆テロ非国民犯罪者政権は『自分らが怠けたために日本国内に感染症の侵入を許した』という事実関係が残らないよう攪乱工作を図ったのだ。クルーズ船の入港に目を付け、乗客・乗員の外出管理に意図的な抜け漏れを演じ、クルーズ船感染騒ぎの対応関係者と乗客・乗員に、感染源侵入の原因を押し付けようとしたのである。
 多少でも知識のある本物マトモの専門家なら、ここまで事実として疑いなく認識していたはずだ。違うか?

 ただ夏前にはもう『日本人は民族的に耐性が高そうだ』と十分に確信できるまでには見えており、だから私はほぼ1年前の5月24日にその話をここでしている【852】
 我等が日本列島は、日本人に特別な幸運を用意してくれていたのである。

 この続きは次回に送るが、少なくともこれ以降の丸々1年、全ては無駄であった。
 ルールというものを悪用し、どんなに酷いことになっても改心しない自爆テロ非国民犯罪者政権があって、それに対して日本社会の現場各々がルール順守のお行儀に徹するはいいとして、おんなじ土俵からおんなじタマばかり撃ち続けて、経済活動とまるで乖離した『言ってるだけの情報戦』をひきずっている状態が今である。
 1年ですよ1年。そりゃ1億2千万人の全員が隅々まで飽きるだろうよ。

 険悪に飽きた巨大な組織生命体・日本国は、たかが人間の決めた情報ごときに照らしてどれだけ正当性を主張しようが、憂さ晴らしの強大な社会潮流を作り出し、そうなったらもう誰も逆らえない。止められない。
 組織の不機嫌を甘く見てだらだら『お願い』ばかりしていると、どんなに真面目な正義のヒーローも『組織の自我と腹を割って対話できない勘違い野郎』として、大衆の大波に呑まれていく。善悪問わず、リーダーシップをよく理解している人間は、その行きがかりにならないよう気を付けているものである。

 この『ルール破ってゴメンナサイ!』には常識的に考えて十分な波及力があると思う。みんな賛同するぞと直感できるなら、その通りみるみる同調の輪は拡がっていくだろう。まあ見てましょうや。
 日本列島の森羅万象、物事の自然な流れに沿わない思惑や議論は無駄に終わるのだ。ちょうど良い学習機会なのかも知れない。では引き続きの御幸運を!
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