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【845】大食老人パーク大飢饉の逃げ水追跡レポート [ビジネス]

 本日をもって、私がステロイドを断薬してちょうど満7年半となる。
 ということは、いずれ私が自分自身のステロイド離脱期間について語る時、少なくとも『一声で8年』という数字を使わねばならないってことだな。う~ん、確実に抜けていってはいるのだが、まだ終了しない。忌々しいがしょうがない。

 昨年のゴールデンウィークは10連休で、ぢくぢくざりざりと痛む首筋を抱えながら、全面的にやられっぱなしは悔しいので好天の最終日の公園に散歩に出かけたものだ。あちこち露店が出ていて、休日ニッポンを楽しむ海外からの観光客もたくさんいて賑わっていた。今年その全てが忽然と姿を消してしまった訳で、通りすがりの私の視界に入った消費現場のぶんだけでも、いったい何万円何十万円の経済が失われたのだろう?みんな今どうしているのだろう?

 人混みする観光地に行くなと言われれば空の開けた公園が賑わい、その公園が混んできて行くなと言われれば、また別のどこかが混む。まあ家族連れでピクニックに出かける社会層とは違うんだろうが、そりゃ他が閉まってそこだけ開いてればパチンコ屋が混むだろうよ。
 そんなとこにいる人々にわざわざカメラとマイク向けて、アタマが悪いとしか思えない返答の判りきった質問をして、予定通りの会話を刈り取る。こんな糞コンテンツの連日の反復に何の意味があるというのか。

 今すぐ『消費税率を一律5%に引き下げます』と決めれば、一年前に私の視界に入った人たちほぼ全員が、とにかく一気にラクに暮らせるようになるんだよな。給付金の受給資格がどうこうの議論も一切不要だ。
 併せて『軽減税率も永久に撤廃します』と決めれば、仕事もしない還暦公務員に無駄に出ていく固定費が未来永劫ごっそり浮く訳だろ?ちゅうか、誰よりも経済支援の受給資格が無いような還暦役人を遊ばせるための固定費は、他の検討項目を全部すっ飛ばしてでも、いの一番に『永久撤廃』で即決するんじゃないの?

 現時点で、空前の経済大損失が明らかになっているのだから、もう余計な躊躇や誤魔化しをやっているフェーズではない。国民の全員が判っている。
 少なくとも当面、社会活動を一斉停止して経済停滞に甘んじながらでも、まず感染拡大を抑えるきっかけを掴む方が得策とする考え方は理解できる。だが地方はともかく国政の方は、何の取り組みも成果の刈り取りもしないまま、ただ感染者数の自然減衰を待つだけの硬直状態が続いているのが気になる。

 だいたい『他人との接触を8割減らす』という目標設定がおかしいんだよな。
 大勢で構成する組織の行動に課す目標値が具備すべき要件といえば、まず以下の3要素が必須だ。

 1.一人ひとりの自己判断と行動管理で、正確に目標値が狙えること
 2.誰の目にも妥当な測定方法で一義的に決まる特性値をもって達成度が測れること
 3.その目標を達成すれば大上段のゴール事象が実現できること

 全ては『目標値情報と目的達成事象の確実な現実化連動』を管理するための項目なのだが、各々検証するとこんな感じだ。

 1.『他人との接触』って距離何m以内、何秒以上のこと?会話の有無なども不明。
 2.少なくとも特定エリア内にいるスマホの位置データ件数なんかじゃねえよな。
 3.2.で良いとして80%減したところで、他でいくらでも接触は増えてたりする。

 もう箸にも棒にもかからんレベルで壊滅じゃん。目標値でも何でもねえよコレ。
 つまり、主要都市の中心街でスマホ位置データのカウント数をビフォー・アフター比較なんかしてたりするけど、あんなもの100%減の完全ゼロにまで減ったとしても、『他人との接触が80%減した訳ではない』と言い逃れてしまえば目標未達でオシマイなのだ。
 世襲のガキは今日も明日も来週も来月も、『80%減に向けて、より一層の御協力を…』とか抜かしてんだよ、絶対。
 この『目標値の情報らしき日本語の断片』、ただバカがやり損って無意味に空振っているだけのものではなく、そこには計画的な悪意と邪心の気配が禁じ得ない。

 感染拡大の計算シミュレーションを行うにあたって使われていそうな粒子衝突の現象モデル【840】を改めて考えるに、恐らくは『粒子同士が衝突する頻度を80%減』という、仮想世界での簡易現象そのままを国民向けの行動指針の文章にして言い放ってしまった。まずはそういうことだろう。
 これだけでもロクなもんじゃないんだが、『70%減だと感染拡大が抑えられず、80%減だと感染拡大が抑えられる』みたいなクリティカルな計算結果をいけしゃあしゃあと口走っているところが問題なのだ。
 一体どんな数式を組んで、粒子同士の衝突頻度を50%、60%、70%…と振っていったのか、ちょっとでも数学的・物理的センスのある人なら、直感で『そんな結果傾向の急変は、あり得ない』と見抜けるはずである。

 多数の粒子衝突モデルで近似する考え方や、その衝突頻度あるいは衝突時に非キャリア粒子がキャリア粒子化する『接触感染の発現率』を下げてみて、感染粒子数の増加推移を見てみる実験思考には何らの問題も無い。次の課題は、その計算結果を我々の実生活でどう再現するかである。
 だがその数値実験で出るはずの無い急減の結果事象があたかも出たように作文され、『他人との接触80%減』みたいな『目標値を装ったテキトーな数値』が掲げられている事実が見過ごせないのだ。
 病原体感染症の専門家なら、ここまで程度の低い失敗の仕方は思いつこうと思っても思いつけないだろうし、万一こんな非・論理的かつ非・学術的な痴呆スローガンに関わろうものなら職業生命を失うから、慌てて止めにかかることだろう。

 この緊急事態に『国政の変動、特に財政の変革が進むと困る。前々からの仕込みが台無し、そっちの方が一大事だ』とする連中がいる。
 きちんと機能する目標設定を意図的にせずにおき、『国民の皆さまの努力不足です、もっと御協力をお願いします』のまま、いつまでもいつまでも結論を出さないでグズグズと議論だけを引き延ばすこと。これこそが真の狙いなのだ。
 逆に、だからこの先も2週間だ1ヵ月だと世襲のガキは何度でも延長を繰り返す。
 何かの拍子で感染者数が減少に転じたと見るや、『めでたく国民の皆さまの努力が実りました!ハイ終了!即終了!』と、途端に経済対策の議論は打ち切り=結局なんにもしないで済ませるという魂胆である。

 おっと、ここの御贔屓さま方なら取り越し苦労なのだろうが、大混乱する医療機関や市場経済の現場を抱え、何とかオーバーフローの手前で食い止めようとする都道府県など地方自治体が、住民に対して今しばらく動くのを待つように呼び掛けているのとは重々混同しないよう念押ししておこう。いま日本国組織は、現実と真向に組み合う現場の最前線にこそ火力を集中すべきなのだから。

 日本国民が次々と病気に倒れて命を落としていくのを横目に、貧乏ゆすりしながら何もしないための時間稼いでんだよ、この自爆テロ非国民犯罪者政権は。
 そう、1億2千万人日本国組織は国政を失敗した。
 だからこの機会にきちんと直そう。そのためにも皆さま、グッドラック!
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