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【789】いじめられっこの見返り脱出解 [ビジネス]

 世襲のガキが国会を逃げ出して物見遊山に被災地視察だと。
 組織の決裁者が、組織の現場の直面する現実を把握できておらず、適切な処置判断に迷ってしまう状況において、『事態の逼迫度と物理的展開が的確に伝わる代表事例』を決裁者に直接見せて、判断を促すのは常套手段である。
 本来ならこんな時のために、決裁者ポストに座る人間は全てを見て理解して正確な判断ができるよう、博学であり、合理的であり、経験豊かであり、冷静かつ勇敢でなければならない。

 裏返せば、何を見ても理解できない無能がいちいち危険な場所へ視察に出掛けたところで、『自らちゃんとタイヘンな現場を見に行った』という事実のデモンストレーションでしかない。
 カネと時間の無駄だ、とっとと戻ってきやがれ。お前ごときが遊びに行って何になる?

 毎度の通り、結論から行こう。
 税制を先月までの元通りに戻す。次に大至急でその消費税率を5%に引き下げる。
 それが日本経済…というより、今の日本人の暮らしに対する即効性の最善策である。

 それにしても烏合のマスコミ、消費税のハナシをぴたりとしなくなったよな。10月が明けてすぐにはちょろんちょろん現場の混乱を取材して、『おトクに暮らす方法』なんていう脳足りん企画やってたのに。

 現時点でもなお台風19号の被害の全貌は明らかになっていない。
 日常の食卓を支える農産物の生産拠点と交通インフラの両面がズタズタに大打撃を喰らっている以上、広範囲で食料品の値上がりは免れない。日本じゅうの食生活が苦しくなるとして過言ではなかろう。
 被害額を算出し、復旧計画額を算出するにも、今のアナだらけの欠陥税制もどきを解除しないと額が決まらないし、その決まらない額をどこでどう税務処理するのかも判らない。

 世襲のガキがいとも軽々しく『国としてできることは何でもやる』と口走った。
 消費税5%が、日本人なら誰でも共感できる、その現実解だろうが。
 お前なんかに寄り添われても気色悪いだけだが、そんな具体化の段階でどうにでも解釈できるような、無意味な日本語なんぞ癇に障るだけだ。美し国語のひとり大喜利やってんじゃねえぞ、あほかコイツ?

 以前にここで話題にしたかどうか忘れてしまったのだが、子供の頃『大人は社長さんなど偉くなると、一生懸命に歴史を勉強するようになるもんだよ』とよく聞かされた。
 昔も今も人間は変わらない。リーダーになった人は、歴史上の人員組織とそのマネジメントがもたらした結果について記録を漁り、自分が傘下に従え制御せねばならない人間とは一体どんなものなのか?という永遠のテーマについて学び考え続けるのだと。

 人類の文明は原則積算方式で進歩を積み上げていくものだが、人間の社会参画意識は過去に何度も熟し切っては自滅を繰り返していたのかも知れない。オカルト系SF(?)には、遠い過去に何度か人類は発達し切って世界滅亡を迎えたという話もあるのだが、まあそれは今は置いといて。

 元々人間とは、原野に行き惑い不安や恐怖に苛まれて彷徨い、これが出遭って徐々に数をなすうち安定した生存が可能になってくる。ここでも話題にした通り、人間は情報的にどんどん進化する特性を備えているから、数をなした人間の群れは、自然由来の群生本能の働きに加えて、ただの複数ではなく総合力の機能向上をめがけてシステマチックに組み上がる『組織』に進化していく。
 だが組織が進化を繰り返して手厚く高機能になると、そのうち人間が自らの生存を組織に依存し始め、最終的には自滅に向かう破壊工作と知りながらも、組織を寄り倒すほどの過大な依存にまで行き過ぎるのではなかろうか。
 まず地球上で、世界中で、『人間』とはこんな生態の生き物であったと。

 ところがこの日本列島においては、熟し切って社会組織が狂い始めた頃には、自然災害がオールリセットの節目をもたらした。気象学的にも地学的にも変動を続けるこの日本列島が、極東の島国で人間の持つ危うい不完全性の誤作動を、定期的に文字通り『水に流して』再構築で鍛え上げて来たのではなかろうか。
 世界史上まれに見る、国民粒揃いの情操と教養に恵まれた特徴的な自律型文化が育まれたその理由こそ、いま我々が目の当たりにしている自爆テロ政策のリセットではないのか。

 与党二党で結託してやったことにも、議席数の比率からして自称保守クズ与党が前面で目に付くのは当然なのだが、この欠陥税制もどきを垂れ流した国力汚染源はナントカ学会ゲタ与党である。
 現状日本国の局面において、欠陥税制もどきの中止・撤廃は日本国民の相当数が求めているはずであり、ならばポマード教祖にその可能性を語らせる処置が急務だ。もちろん、改めてこんなものの導入が必要だという根拠の解説から始めさせて欲しい。

 取り越し苦労であって欲しいが多分そうでないと失望させられるのが、外交面の一連の近況である。端的に、『日本って、どこまでナメてコケにしてもイケそうか』を寄ってたかって試されている感がありありだ。
 2020東京五輪は最初から採算合わせて予算管理する意図も全く見えないし、当代流行式の人道措置で選手ファーストをアピールするネタを押し付けて、いくらでも言いなりに追加経費かけてやれや、どんだけ泥を舐めるか見てやるよってことだろう。日本円デフォルトで大儲けを狙ってるヤツは大勢いるし。
 いっぽう半島の将軍さまはこれ見よがしにポンポン飛び道具撃って、実効性ある抵抗措置にも出て来ないと見るや、次は海上で当たり屋やってみてナニ反応するのか様子見てんじゃないかなあ。
 高齢化ニッポンはバレバレの内弁慶宣言を国内に向かって勇ましく叫ぶばかり、遂には内政のボロから国民の目をそらすため他国の要職をタマネギ呼ばわりで侮辱するという、国際視点で恥ずかしくもみっともなく見劣りする非礼まで横行させているから、将軍さまとしては半島の先端とちょっと融和ムードにしときゃ、直近の日本海覇権戦略として失敗は無い。これを半島の南北WIN-WIN、ニッポン独り負けと言う。

 今や我が国って、どう潰して利用するかのなぶり標的に落ちぶれているとしか見えない。
 情けないし悔しいしハラハラもするが、実に幸いにも現代社会の国際的倫理通念に照らして、いきなり武力で侵略されたりはしないだろう。
 早く2025大阪・関西万博に大阪都構想特別4区再編から大逆転したいところだが、その土壌となる日本経済がまずやる気満々であって欲しい。

  『大変な台風だったけど、あれで消費税率5%に目が覚めて皆が元気になれたんだよ』
 再度、これが当面の最善策である。大阪の成長を止めるな。
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